JP3123584U - 飲料試飲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料の風味やその他の品質の劣化を抑制することができる飲料試飲装置を提供すること。
【解決手段】各飲料用開閉弁36が閉塞されるとともに、各洗浄用開閉弁37が開放される。制御盤に複数配設されている洗浄運転スイッチのいずれか1つが押されてオンされると、CPUによって、当該洗浄運転スイッチに対応する吸引装置15に対して駆動指令信号が出力されて、この吸引装置15が一定時間連続運転される。すると、吸引装置15は、洗浄液吸込管路26の分岐管路26aを通じて、洗浄液源ユニット17の貯留タンク28内から温水状態の洗浄水を吸い込んで、吐出管路25を通じて飲料注入ノズル23からベンドボックス10内へ洗浄水を放出する。この洗浄水の流れによって、吸引装置15から飲料注入ノズル23まで通ずる流路内に残留する日本酒やその糖分及び落下菌などが洗い流される。
【選択図】図3

Description

本考案は、飲料容器からそれより小容量の試飲カップに飲料を分配して供給する飲料試飲装置に関するものである。
従来、酒瓶内にある日本酒を試飲カップに分配して利用者の試飲に供するものとして、実開平6−3161号公報や特許第3013252号公報に記載の日本酒試飲装置が提案されている。これらの日本酒試飲装置は、酒瓶の口部が斜め下向きとなるように、その酒瓶を横置きにして、その口部に接続された管路を通じてコップ(試飲カップ)に小分けするというものであった。
しかしながら、上記した日本酒試飲装置では、酒瓶から流れ出た日本酒が常時管路内にあるため、例えば、夜間などの営業休止で長時間放置されると、管路内にある日本酒から糖分が析出して管路内に残留したりすることもあり、その結果、日本酒の風味が変質してしまう虞がある。しかも、かかる状況下で、酒瓶内や管路内に落下菌が誤って浸入したりすると、日本酒の品質が更に劣化してしまう虞もある。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、飲料の風味やその他の品質の劣化を抑制することができる飲料試飲装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の飲料試飲装置は、飲料容器からそれより小容量の試飲カップに飲料を分配して供給するものであり、飲料容器が内部に収容される容器収容庫と、試飲カップが設置可能に形成されているカップ設置部と、そのカップ設置部に設置される試飲カップへ向けて飲料を注入する飲料注入ノズルと、前記容器収容庫に収容されている飲料容器内から飲料を吸引して前記飲料注入ノズルへ供給する吸引装置と、その吸引装置へ洗浄液を供給するための洗浄液源と、前記吸引装置が連通される接続先を、飲料容器または前記洗浄液源のいずれか一方に選択的に切り換える切換装置と、前記飲料注入ノズルによって試飲カップ内に所定量の飲料が注入された場合に、前記吸引装置による飲料の吸引を停止する吸引停止装置とを備えている。
この請求項1記載の飲料試飲装置によれば、切換装置によって、吸引装置の接続先が容器収容庫内に収容される飲料容器に切り換えられると、その飲料容器と吸引装置とが連通して接続される。そして、この状態で吸引装置が作動されると、その吸引装置によって、飲料が、飲料容器から吸引されて飲料注入ノズルへ供給され、その飲料注入ノズルからカップ設置部に設置されている試飲カップ内へと注入される。そして、飲料注入ノズルによって試飲カップ内に所定量の飲料が注入されると、吸引停止装置によって吸引装置による飲料吸引が停止される。この結果、所定量の飲料が飲料容器から試飲カップに自動的に分配供給される。
一方、切換装置によって、吸引装置の接続先が洗浄液源に切り換えられると、その洗浄液源と吸引装置とが連通して接続される。そして、この状態で吸引装置が作動されると、洗浄液が、洗浄液源から吸引装置を通じて飲料注入ノズルへ供給され、その飲料注入ノズルからカップ設置部内へと放流される。この洗浄液の流れによって、吸引装置から飲料注入ノズルまで流路内に残留する飲料が洗い流される。
請求項2記載の飲料試飲装置は、請求項1記載の飲料試飲装置において、前記洗浄液源は、洗浄水を貯留する貯留タンクと、その貯留タンクに貯留される洗浄水を加熱して温水にする加熱装置とを有しており、その加熱装置により加熱された温水状態の洗浄水を前記吸引装置へ供給するものである。
この請求項2記載の飲料試飲装置によれば、請求項1記載の飲料試飲装置と同様に作用する上、洗浄液である洗浄水は、洗浄液源の貯留タンクに貯留されており、その貯留中に加熱装置によって温水になるまで加熱される。ここで、切換装置によって吸引装置の接続先が洗浄液源に切り換えられて、吸引装置と洗浄液源とが接続され連通される。そして、吸引装置が作動されると、温水状態の洗浄水が、吸引装置を通じて飲料注入ノズルからカップ設置部へ放流される。
請求項3記載の飲料試飲装置は、請求項1又は2に記載の飲料試飲装置において、前記容器収容庫に収容されている飲料容器に一端部が接続される飲料吸込管路と、前記洗浄液源に一端部が接続される洗浄液吸込管路と、前記飲料注入ノズルに一端部が接続される吐出管路とを備えており、前記切換装置は、前記飲料吸込管路を開閉する飲料用開閉弁と、前記洗浄液吸込管路を開閉する洗浄用開閉弁と備えており、前記吸引装置は、前記洗浄液吸込管路の他端部と飲料吸込管路の他端部とが合流して接続される吸込部と、前記吐出管路の他端部が接続される吐出部とを有する流体ポンプで構成されており、前記カップ設置部は、そのカップ設置部の底部に設けられ、前記飲料注入ノズルから流出される洗浄液を外部へ排出する排出部を備えている。
この請求項3記載の飲料試飲装置によれば、請求項1又は2に記載の飲料試飲装置と同様に作用する上、飲料を試飲カップへ注入する場合は、洗浄用開閉弁が閉塞されて、飲料用開閉弁が開放されて、流体ポンプが作動される。すると、この流体ポンプによって、飲料が、飲料容器から飲料吸込管路を通じて流体ポンプの吸込部へ吸引されて、その流体ポンプ内を通過してその吐出部から吐出管路へと吐き出されて、その吐出管路を通じて飲料注入ノズルへ供給されて、カップ設置部に設置されている試飲カップへ注入される。
一方、吸引装置及び飲料注入ノズルを洗浄する場合は、飲料用開閉弁が閉塞されて、洗浄用開閉弁が開放されて、流体ポンプが作動される。すると、この流体ポンプによって、洗浄液が、洗浄液源から洗浄液吸込管路を通じて流体ポンプの吸込部へ吸引されて、その流体ポンプ内を通過してその吐出部から吐出管路へと吐き出されて、その吐出管路を通じて飲料注入ノズルへ供給されて、その飲料注入ノズルからカップ設置部へ放流されて、そのカップ設置部の底部に設けられる排出部から外部へ排出される。
請求項4記載の飲料試飲装置は、請求項1から3のいずれかに記載の飲料試飲装置において、前記容器収容庫は飲料容器を立位姿勢で収容するものである。
請求項5記載の飲料試飲装置は、請求項1から4のいずれかに記載の飲料試飲装置において、複数の前記吸引装置と、その各吸引装置とそれぞれ個別に接続されている複数の前記飲料注入ノズルと、その複数の飲料注入ノズルが配設される前記カップ設置部と、複数本の飲料容器を立位姿勢で内部に収容可能に形成されている前記容器収容庫とを備えており、前記複数の吸引装置は、前記容器収容庫に収容されている複数本の飲料容器にそれぞれ個別に接続されているものである。
この請求項5記載の飲料試飲装置は、請求項1から4のいずれかに記載の飲料試飲装置と同様に作用する上、容器収容庫内には、複数本の飲料容器が立位姿勢で収容される。この容器収容庫に収容されている各飲料容器には、それぞれ個別の吸引装置を介してそれぞれ個別の飲料注入ノズルが接続されており、各飲料容器ごとに、飲料を試飲カップへ注入するための流路が個別に設けられている。このため、1の飲料容器に対応する吸引装置及び飲料注入ノズルを介して試飲カップへ注入される飲料と、別の飲料容器に対応する吸引装置及び飲料注入ノズルを介して試飲カップへ注入される飲料とが、混ざり合って各飲料毎の風味が損なわれることが防止される。
請求項6記載の飲料試飲装置は、請求項1から5のいずれかに記載の飲料試飲装置において、前記容器収容庫は、その容器収容庫内を冷却する冷却装置を有しており、この冷却装置による冷却によって飲料容器を冷蔵する冷蔵庫として機能するものである。
請求項1記載の飲料試飲装置によれば、吸引装置によって飲料容器に入っている飲料を吸引して飲料注入ノズルへ供給し、その飲料注入ノズルからカップ設置部にある試飲カップに所定量だけ自動的に注入して分配することができる。しかも、吸引装置の接続先が、切換装置によって飲料容器から洗浄液源に切り換えられることで、洗浄液を吸引装置から飲料注入ノズルへと流通させることができ、これらの流路内に残留する飲料を洗い流すことができる。よって、例えば、飲料試飲のための稼働後に、飲料に含まれる糖分が吸引装置内や飲料注入ノズル内などの流路内に残存することを抑制し、そのような残留糖分に空気中の細菌が着床して繁殖する事態を回避することができ、その結果、飲料の風味やその他の品質の劣化を抑制できる。
請求項2記載の飲料試飲装置によれば、請求項1記載の飲料試飲装置の奏する効果に加え、温水状態の洗浄水によって吸引装置から飲料注入ノズルまで通ずる流路内を洗浄できるので、かかる流路内に残留固化した飲料の糖分を溶解させて確実に除去できる。
請求項3記載の飲料試飲装置によれば、請求項1又は2に記載の飲料試飲装置の奏する効果に加え、切換装置は、飲料用開閉弁又は洗浄用開閉弁の一方を開放しつつ他方を閉塞させることで、流体ポンプの接続先を飲料容器又は洗浄液源のいずれか一方に切り換えられる。また、カップ設置部内に放流された洗浄液を、排出部からカップ設置部の外部へ排出させることができる。
請求項4記載の飲料試飲装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の飲料試飲装置の奏する効果に加え、容器収容庫は、飲料容器を立位姿勢で収容するものなので、例えば、特許第3013252号や実開平6−3161号に記載の酒試飲装置のように、飲料容器の口部を斜め下向きにした不安定な姿勢で飲料容器を保持する必要がなく、飲料容器を比較的安定した立位姿勢で収容することができる。
請求項5記載の飲料試飲装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の飲料試飲装置の奏する効果に加え、容器収容庫は複数本の飲料容器を立位姿勢で収容するものであるので、例えば、特許第3013252号や実開平6−3161号に記載の酒試飲装置のように飲料容器を斜め横にした姿勢で収容する場合に比べて、装置全体に占める飲料容器の収容スペースを削減してコンパクト化できる。
請求項6記載の飲料試飲装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の飲料試飲装置の奏する効果に加え、冷却装置によって容器収容庫内を冷却することで、飲料容器内の飲料を冷蔵して保存することができ、飲料の風味が劣化することを防止できるという効果がある。例えば、各種類毎で微妙な風味の違いがある日本酒などの酒類を飲料として分配供給するような場合に、容器収容庫内を冷却して冷蔵庫として機能させることで、酒類の保存状態を適正化することができるものである。
以下、本考案の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案の飲料試飲装置の一実施例である日本酒試飲機1の正面図であり、図中では、酒瓶液面センサ19に接続される電気配線や、吸出パイプ20に接続される飲料吸込管路21の図示を省略している。この日本酒試飲機1は、酒瓶50(図2参照)に入っている日本酒を、その酒瓶50よりも小容量の試飲カップ60(図3参照)に分配供給する自動販売機である。
なお、本実施例では、飲料の一例として日本酒を用いて説明するが、飲料の種類は必ずしも日本酒に限定されるものではなく、ペットボトルや瓶などの飲料容器に入れられて販売される飲料であれば、他の酒類やジュース類、又は清涼飲料類であっても良い。
図1に示すように、日本酒試飲機1は、その前面全体に覆設される前面パネル2を備えており、この前面パネル2には、日本酒の銘柄を表示するための合計10個の銘柄表示板3が設けられている。各銘柄表示板3の下方には、その銘柄表示板3に表示されている日本酒を試飲する場合に利用者により押される押しボタン型の選択スイッチ4が併設されており、各選択スイッチ4の左横には、各銘柄表示板3に表示される日本酒が売り切れの場合に点灯される売切れランプ5も併設されている。なお、選択スイッチ4及び売切れランプ5は銘柄表示板3と同数設けられている。
また、前面パネル2には、日本酒を購入するために硬貨などの有価コインが投入されるコイン投入口6と、購入した日本酒が入った試飲カップ60を取り出すカップ取出口7とが設けられている。更に、このカップ取出口7の左側には警報ランプ8が配設されており、この警報ランプ8は、有価コインがコイン投入口6へ投入されており、かつ、ベンドボックス10内に試飲カップ60が設置されていない場合に点灯されるものである。
図2は、日本酒試飲機1の内部構成を示す部分的断面図であり、図中では、酒瓶液面センサ19に接続される電気配線や、吸出パイプ20に接続される飲料吸込管路21の図示を省略している。図2に示すように、前面パネル2の裏側には、カップ取出口7と連通したベンドボックス10が配設されている。このベンドボックス10は、日本酒が注入される試飲カップ60(図3参照)を予め設置するためのボックスであり、その底部には、試飲カップ60から溢れた日本酒や、ベンドボックス10内に放出(放流)される洗浄水を受け止める排水枡11が配設されている。
この排水枡11の底部には排水管12が連通して接続されており、この排水管12は、排水枡11から鉛直下方に延設されてから、更に、その先が日本酒試飲機1の底部に沿って後方(図2左方)へ延設されて、この日本酒試飲機1の外部まで配管されている。このため、ベンドボックス10から排水枡11へ流入した液体は、排水管12を通じて日本酒試飲機1の外部へと排出される。
また、日本酒試飲機1におけるベンドボックス10よりも後方部分には容器収容庫13が配設されている。容器収容庫13は、複数本の酒瓶50を立位姿勢で内部に載置して収容可能な空間を備えており、この容器収容庫13の後方(図2左側)には、その容器収容庫13内を冷却するための冷却装置14が併設されている。よって、容器収容庫13は、複数本の日本酒の酒瓶50をまとめて冷蔵保存する冷蔵庫としても機能する。なお、本実施例の容器収容庫13は、概ね10本の日本酒の酒瓶50を立位姿勢で載置できる程度の空間が確保されている。
また、この容器収容庫13内の壁面には、複数本の酒瓶50から日本酒を吸引するための吸引装置15が、この容器収容庫13に収容される酒瓶50の本数と同数だけ並設されている。更に、この容器収容庫13の後部上側には、日本酒試飲機1の動作を制御するための制御盤16が配設されており、この制御盤16の背後には洗浄液源ユニット17が配設されている(図1参照)。
図3は、日本酒試飲機1の内部構成を示す概略図である。図3に示すように、日本酒試飲機1は、容器収容庫13に収容されている複数本の酒瓶50の口部に嵌着される複数個のキャップ18を備えており、各酒瓶50は、これらのキャップ18によってそれぞれ封緘されている。また、各キャップ18には、酒瓶50内の日本酒の残量不足を検出するための酒瓶液面センサ19と、酒瓶50内から日本酒を吸い出すための吸出パイプ20とが貫設されており、これらの酒瓶液面センサ19及び吸出パイプ20が酒瓶50の口部から内側底部まで挿入されている。
酒瓶液面センサ19は、その下端部が尖形の棒状に形成された接触式の液面検出用光ファイバセンサで構成されており、1本の酒瓶50に対して1本ずつ装備されている。この酒瓶液面センサ19は、その下端部が液中にある場合と空気中にある場合とで光の屈折率が変化することを利用して、酒瓶50内の日本酒液面が酒瓶液面センサ19の下端部よりも低下したか否かを検出するものである。また、酒瓶液面センサ19は上記した制御盤16と電気的に接続されており、この酒瓶液面センサ19による検出信号は制御盤16へと出力される。
吸出パイプ20は、酒瓶50内に貯留されている日本酒を外部へ吸い出すための中空パイプであり、その上端部に飲料吸込管路21の一端部が接続されている。吸出パイプ20は、1本の酒瓶50に対して1本ずつ装備されており、酒瓶50と同じく立位姿勢とされている。このため、吸引装置15による吸引によって日本酒が吸出パイプ20内に一旦流入しても、その後、吸引装置15が停止して吸引力が消滅すれば、吸出パイプ20内にあった日本酒は重力によって元の酒瓶50内へ還流され、吸出パイプ20内に日本酒が残留することが防止される。
飲料吸込管路21は、吸出パイプ20によって酒瓶50から吸い出された日本酒を吸引装置15へ供給するための管路であって、各酒瓶50に挿入されている吸出パイプ20にそれぞれ1本ずつ個別に接続されている。また、これらの複数本の飲料吸込管路21は互いに合流し合うことなく独立した流路を形成しており、各飲料吸込管路21の他端部はそれぞれ別個の吸引装置15の吸込部15aに接続されている。
ベンドボックス10は、紙コップなどの試飲カップ60を設置可能な空間を有しており、上記した排水枡11が底部に接続されている。また、このベンドボックス10には、この排水枡11の他に、試飲カップ60の有無を検出するための光電管センサ22と、日本酒注入用の複数の飲料注入ノズル23と、試飲カップ60への注入量を検出するための音波センサ24とが配設されている。光電管センサ22は、ベンドボックス10の一側部に配設される投光器22aと、その投光器22aに対向してベンドボックス10の他側部に配設される受光器22bとを備えており、いずれも制御盤16と電気的に接続されている。
この光電管センサ22によれば、投光器22aと受光器22bとの間に試飲カップ60が設置されて投光器22aからの照射光線が遮断される場合は、カップ検出信号(試飲カップ60がベンドボックス10内に設置済みである旨を示す信号)が制御盤16へ出力される。一方、投光器22aと受光器22bとの間に試飲カップ60が設置されず、投光器22aからの照射光線を受光器22bが受光する場合は、カップ未検出信号(試飲カップ60がベンドボックス10内に未設置である旨を示す信号)が制御盤16へ出力される。
複数の飲料注入ノズル23はベンドボックス10の上部に配設されており、いずれの飲料注入ノズル23もベンドボックス10内に設置される試飲カップ60の上部開口へ向けて日本酒を注入するものである。これらの各飲料注入ノズル23は、1本の酒瓶50に対して1本ずつ装備されており、それぞれ別個の吐出管路25を介して、それぞれ別個の吸引装置15と接続されている。
音波センサ24は、ベンドボックス10内に設置される試飲カップ60内へ注入される日本酒の液面位置を音波を用いて検出するものであり、ベンドボックス10の上部に下方へ向けて配設されている。この音波センサ24は、送波器(図示せず)から試飲カップ60内へ超音波を送波して、試飲カップ60内の液面からの反射波を受波部(図示せず)で受波するものであり、超音波の送波から受波までの時間の長短に基づいて、音波センサ24から試飲カップ60内の液面位置までの距離Hを検出するものである。
複数台の吸引装置15は、容器収容庫13(図2参照)に収容されている複数本の酒瓶50内から日本酒を吸引して、複数の飲料注入ノズル23へそれぞれ供給するものである。この吸引装置15は、1本の酒瓶50に対して1台ずつ装備されている。各吸引装置15はいずれも吸込部15aと吐出部15bとを有する流体ポンプで構成されており、各吸引装置15の吸込部15aには上記した各飲料吸込管路21の他端部が、各吸引装置15の吐出部15bには、各飲料注入ノズル23に一端部が接続されている各吐出管路25の他端部が、それぞれ接続されている。
洗浄液源ユニット17は、主に各吸引装置15から各飲料注入ノズル23へと通ずる流路内を洗浄するため、洗浄水である温水状態の濾過水を生成して、この洗浄水を洗浄液吸込管路26を通じて複数台の吸引装置15へそれぞれ供給するものである。このため、この洗浄液源ユニット17は、水道水を濾過して洗浄水を生成する濾過塔27と、その濾過塔27から供給される濾過水を洗浄水として貯留する貯留タンク28と、その貯留タンク28に貯留される洗浄水を加熱して温水にする液体加熱器29とを備えている。
濾過塔27は、その内部に濾材27cが充填されており、その流入部27aが上水道30と接続され、その流出部27bが送水管31を介して貯留タンク28の流入部28aと接続されている。また、送水管31の途中には、この送水管31内の流路を開閉するための電磁弁32が介設されており、この電磁弁32は、貯留タンク28内の洗浄水の貯留量を調節するために制御盤16によって開閉される。
貯留タンク28は、その内部に洗浄水としての濾過水が貯留されており、この濾過水の中には液体加熱器29が沈められている。この液体加熱器29は、貯留タンク28内に貯留されている濾過水を所定の設定温度まで加熱するものであり、この加熱設定温度は、流路内に残留する日本酒の糖分などを溶かして洗い流すのに適した温度が必要となるため略80℃とされている。
なお、この洗浄水の加熱設定温度は必ずしもこれに限定されるものではなく、日本酒試飲機1を、日本酒を除く他の飲料の試飲機又は販売機として使用する場合は、その飲料に含まれる糖分の溶解温度に応じて適宜変更しても良い。
また、貯留タンク28には、その貯留タンク28内にある洗浄水の貯留量を検出するための長短2本のタンク液面センサ33,34が配設されており、そのうち長い方のタンク液面センサ33は洗浄水の液面位置が下限値に達したか否かを検出するものであり、短い方のタンク液面センサ34は洗浄水の液面位置が上限値に達したか否かを検出するものである。なお、これらのタンク液面センサ33,34はいずれも、上記した酒瓶液面センサ19と同種のものであるので、ここでは説明を省略する。
また、貯留タンク28の流出部28bには、洗浄液吸込管路26の一端部が接続されている。この洗浄液吸込管路26の他端部は、貯留タンク28との接続端部よりも下流側で複数本の分岐管路26aに分岐されており、これらの分岐管路26aが1台の吸引装置15に対して1本ずつ配備されている。これら複数本の分岐管路26aは1本ずつそれぞれ別々の飲料吸込管路21に接続されており、この各分岐管路26aは、それが接続される飲料吸込管路21と合流する格好で各吸引装置15の吸込部15aと連通されている。
切換装置35は、飲料吸込管路21の途中に介設されその飲料吸込管路21内の流路を開閉する飲料用開閉弁36と、分岐管路26aの途中に介設され分岐管路26a内の流路を開閉する洗浄用開閉弁37と備えている。これらの各開閉弁36,37はいずれも、飲料吸込管路21と洗浄液吸込管路26の分岐管路26aとの接続部よりも上流側に設けられている。具体的には、飲料用開閉弁36が飲料吸込管路21における分岐管路26aとの接続部よりも吸出パイプ20及び酒瓶50側の部分に介設され、洗浄用開閉弁37が分岐管路26aにおける飲料吸込管路21との接続部よりも貯留タンク28側に介設されている。
この切換装置35は、飲料用開閉弁36及び洗浄用開閉弁37を開閉させることで、吸引装置15が連通される接続先を、容器収容庫13内に収容されている酒瓶50か、又は、吸引装置15へ洗浄水を供給するための洗浄液源ユニット17かのいずれか一方に選択的に切り換えるものである。なお、飲料用開閉弁36及び洗浄用開閉弁37は手動式の開閉弁でも、制御盤16を介して開閉される電磁弁であっても良い。
図4は、日本酒試飲機1の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、日本酒試飲機1は制御盤16を備えており、この制御盤16には、主として、CPU41と、ROM42と、RAM43と、入出力回路44とが設けられている。ここで、CPU41、ROM42及びRAM43はバスライン45を介して相互に接続されている。
また、バスライン45は、更に、入出力回路44に接続されており、この入出力回路44には、上記した警報ランプ8と、複数の選択スイッチ4と、複数の売切れランプ5と、複数台の吸引装置15と、複数の酒瓶液面センサ19と、光電管センサ22と、音波センサ24と、液体加熱器29と、電磁弁32と、2本のタンク液面センサ33,34とが電気的に接続されており、更に、コイン処理装置46と、時計回路47と、複数の洗浄運転スイッチ48とが接続されている。
CPU41は、日本酒試飲機1の各部を制御する演算装置である。このCPU41は、ROM42に記憶されている各種の制御プログラム(図示せず)が実行されることによって、飲料注入ノズル23により試飲カップ60内に飲料が所定量注入された場合に、吸引装置15による日本酒の吸引動作を停止させる吸引停止装置として機能するものである。
また、CPU41は、ROM42に記憶されている各種の制御プログラム(図示せず)が実行されることによって、音波センサ24による検出結果に基づいて試飲カップ60内の日本酒の液面位置が所定値に到達したか否かを判断する注入量判断装置として機能するものでもある。つまり、CPU41は、上記した注入量判断装置としての機能によって日本酒の液面位置が所定値に到達したと判断される場合に、上記した吸引停止装置としての機能によって、吸引装置15による日本酒の吸引動作を停止させるものである。
ROM42は、CPU41で実行される各種の制御プログラムや各種の固定値データを格納した不揮発性メモリであり、例えば、音波センサ24により検出される距離Hの比較データである設定距離値などが固定値データとして記憶されている。RAM43は、日本酒試飲機1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するための揮発性メモリであり、例えば、液体加熱器29による加熱を開始させる加熱開始時刻や、洗浄水の加熱設定温度などが記憶されている。
なお、日本酒試飲機1には、商用交流電源から常時給電を受ける電源回路(図示せず)が設けられており、この電源回路によって各部に常時必要な直流電力が供給されている。
コイン処理装置46は、コイン投入口6から投入された有価コインを処理する装置であって、コイン投入口6へ有価コインが投入された場合に、その旨を示すコイン検出信号を制御盤16へ出力すると共に、その有価コインを内部の金庫に回収するものである。また、時計回路47は、時刻の計時を行うためのIC回路であって、例えば、RTC(リアルタイムクロック)で構成されている。この時計回路47により計時される時刻はCPU41によって読み出され、主として液体加熱器29の自動運転に利用される。
複数の洗浄運転スイッチ48は制御盤16内部の制御パネル(図示せず)に配設される押しボタン型のスイッチであり、これらの洗浄運転スイッチ48は、1台の吸引装置15に対して1つずつ設けられている。これらの複数の洗浄運転スイッチ48によれば、そのうちいずれかが管理者により押されてオンされると、そのオン信号がCPU41により検出される。すると、CPU41は、当該洗浄運転スイッチ48に対応する吸引装置15に駆動指令信号を出力して、当該吸引装置15を一定時間連続運転させるのである。
次に、上記のように構成された日本酒試飲機1の動作について説明する。まず、日本酒試飲機1で日本酒を販売する場合は、上記した切換装置35における、全ての飲料用開閉弁36が開放されるとともに、全ての洗浄用開閉弁37が閉塞される。すると、各吸引装置15の吸込部15aは、各飲料吸込管路21及び吸出パイプ20を通じて各酒瓶50と連通されるが、洗浄液源ユニット17に通じる洗浄液吸込管路26の各分岐管路26aからは遮断される。
そして、かかる状態で、利用者によって、有価コインがコイン投入口6から投入されると、その有価コインがコイン処理装置46の金庫に回収されるとともに、コイン処理装置46からコイン検出信号が制御盤16へ出力される。このコイン検出信号が入力されると、制御盤16では、ベンドボックス10内に試飲カップ60が設置されているか否かを判断するため、CPU41によって光電管センサ22からの出力信号が確認される。
ここで、CPU41が、光電管センサ22からのカップ検出信号を受信していれば、ベンドボックス10内に試飲カップ60が設置されているものと判断されて、複数ある選択スイッチ4のいずれかがオンされるまで、その後の処理を一時待機する。一方、CPU41が、光電管センサ22からのカップ未検出信号を受信していれば、ベンドボックス10内に試飲カップ60が未設置であるものと判断されるので、その旨を利用者に知らせるために警報ランプ8が点滅される。なお、その後、カップ検出信号がCPU41により確認されれば、警報ランプ8が消灯される。
CPU41が光電管センサ22からのカップ検出信号を受信している状態で、複数ある選択スイッチ4のいずれか1つが押されると、その選択スイッチ4がオンされて、そのオン信号が制御盤16へ出力される。すると、このオン信号を受けた制御盤16のCPU41は、利用者により押された選択スイッチ4に対応する銘柄の日本酒を酒瓶50から吸引して試飲カップ60へ注入するために、当該日本酒の入った酒瓶50に装着されている吸出パイプ20と連通されている吸引装置15に駆動指令信号を出力する。
このとき、当該吸引装置15は、その吸込部15aに接続されている飲料吸込管路21及び吸出パイプ20を通じて、その吸出パイプ20が装着されている酒瓶50内から日本酒を吸い込み、その吸引装置15の内部を通過させて、その吸引装置15の吐出部15bから吐出管路25へ吐き出して、その吐出管路25が接続されている飲料注入ノズル23へと日本酒を供給する。すると、ベンドボックス10内に設置されている試飲カップ60内へ飲料注入ノズル23から日本酒が注入される。このとき、音波センサ24によって、その音波センサ24から試飲カップ60内の日本酒液面までの距離Hが検出される。
この音波センサ24により検出された距離HはCPU41によってROM42に記憶されている設定距離値と逐次比較されており、CPU41は、音波センサ24が検出した距離Hが設定距離値以上になった場合に、試飲カップ60内の日本酒の液面位置が所定値になったものと判断して、吸引装置15による日本酒の吸引動作を停止させる。この結果、所定量の日本酒が酒瓶50から試飲カップ60に自動的に分配供給する動作が完了するのである。
ところで、この日本酒試飲機1では、制御盤16によって、容器収容庫13内に収容されている各酒瓶50内の日本酒の残量が常時監視されている。具体的には、ある酒瓶50内の日本酒液面が酒瓶液面センサ19の下端部よりも低下すると、この酒瓶液面センサ19の下端部が空気中に露出して酒瓶液面センサ19の検出信号が変化するので、この検出信号の変化の有無がCPU41によって常時監視されている。
そして、CPU41がいずれかの酒瓶液面センサ19の検出信号変化を検知すると、当該酒瓶液面センサ19が装着されている酒瓶50に対応する銘柄表示板3の下にある売切れランプ5が点灯されて、利用者に対して当該銘柄の日本酒の売り切れが報知される。また、このとき、CPU41によって、当該売切れランプ5に併設される選択スイッチ4が操作禁止状態に変更される。
なお、酒瓶50が交換されて、酒瓶液面センサ19の下端部よりも日本酒液面が高くなれば、その状態に対応する検出信号が酒瓶液面センサ19から制御盤16のCPU41へ出力されて、これを受けたCPU41が、売切れランプ5を消灯して、それに併設される選択スイッチ4の操作禁止状態も解除するのである。
次に、日本酒の営業販売を終了する場合に実行される日本酒試飲機1の洗浄処理について説明する。まず、この日本酒試飲機1では、CPU41が時計回路47の値とRAM43に記憶されている洗浄水の加熱開始時刻とを定期的に比較しており、この比較の結果、時計回路47の値が加熱開始時刻を経過していれば、CPU41が液体加熱器29に対して加熱を開始させる指令信号を出力する。ここで、RAM43に記憶されている洗浄水の加熱開始時刻は、日本酒試飲機1による日本酒の営業販売終了時刻よりも、洗浄水を加熱設定温度まで加熱するための所要時間の分だけ早い時刻に設定されている。このため、洗浄水の水温を営業販売終了時刻に自動的に加熱設定温度まで加熱しておくことができる。
また、洗浄液源ユニット17については、CPU41によって2本のタンク液面センサ33,34の検出信号が常時監視されており、その結果に基づき、CPU41は、貯留タンク28内の洗浄水の液面位置が下限値を下回ると、電磁弁32を開放させて濾過塔27から濾過水を貯留タンク28内へ供給し、その供給によって貯留タンク28内の洗浄水の液面位置が上限値を上回ると、電磁弁32を再び閉塞させて、濾過塔27からの濾過水の供給を停止する。このように貯留タンク28には洗浄水が自動的に補給される。
そして、いざ日本酒試飲機1による日本酒の営業販売を終了する場合は、洗浄液源ユニット17で生成された洗浄水によって、各吸引装置15内に残留している日本酒の糖分や落下菌を洗浄除去する処理が実行される。ここで、予め、上記した切換装置35における、全ての飲料用開閉弁36が閉塞されるとともに、全ての洗浄用開閉弁37が開放される。すると、各吸引装置15の吸込部15aは、各洗浄液吸込管路26を通じて洗浄液源ユニット17と連通されるが、各酒瓶50に通じる飲料吸込管路21及び吸出パイプ20からは遮断される。
それから、制御盤16に複数配設されている洗浄運転スイッチ48のいずれか1つが押されてオンされると、CPU41によって、当該洗浄運転スイッチ48に対応する吸引装置15に対して駆動指令信号が出力されて、この吸引装置15が一定時間連続運転される。すると、吸引装置15は、その吸込部15aに接続されている洗浄液吸込管路26の分岐管路26aを通じて、洗浄液源ユニット17の貯留タンク28内から温水状態の洗浄水を吸い込み、その吸引装置15の内部を通過させて、その吸引装置15の吐出部15bから吐出管路25へ吐き出して、その吐出管路25が接続されている飲料注入ノズル23からベンドボックス10内へ洗浄水を放出する。
この洗浄水の流れによって、吸引装置15から飲料注入ノズル23まで通ずる流路内に残留する日本酒やその糖分及び落下菌などが洗い流される。しかも、使用される洗浄水は温水なので、吸引装置15から飲料注入ノズル23まで通ずる流路内に付着したような固形状の糖分であっても溶解させて除去できる。しかも、洗浄水には洗剤などが無添加の濾過水が使用されるので、吸引装置15から飲料注入ノズル23まで通ずる流路内に洗剤などが残存することもない。
また、ベンドボックス10内に放流された使用済みの洗浄水は排水枡11で受けられて、排水管12から日本酒試飲機1の外部へ排出される。また、他の吸引装置15についても、その吸引装置15に対応する洗浄運転スイッチ48を押してオンすることで、上記と同様の洗浄処理を実行することができる。
なお、1台の吸引装置15の洗浄処理を終える毎に、当該吸引装置15に対応する飲料用開閉弁36及び洗浄用開閉弁37の双方を閉塞させて、再び同じ洗浄運転スイッチ48を押してオンすれば、今度は当該吸引装置15を空運転させて、その吸引装置15(流体ポンプ)内の残留水分を吹き飛ばすことができる。しかも、このとき洗浄用開閉弁37から当該吸引装置15を介して飲料注入ノズル23まで連通する流路内は、直前まで流通していた温水状態の洗浄水によって加熱されているので、この熱によって乾燥される。ただし、吸引装置15を空運転させる場合は、各吸引装置15が空運転可能な流体輸送装置(流体ポンプ)である必要がある。
以上、実施例に基づき本考案を説明したが、本考案は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
本考案の一実施例である日本酒試飲機の正面図である。 日本酒試飲機の機内の構成を示す部分的断面図である。 日本酒試飲機の内部構成を示す概略図である。 日本酒試飲機の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 日本酒試飲機(飲料試飲装置)
10 ベンドボックス(カップ設置部)
11 排水枡(排出部の一部)
12 排水管(排出部の一部)
13 容器収容庫
14 冷却装置
15 吸引装置
15a 吸込部
15b 吐出部
17 洗浄液源ユニット(洗浄液源)
21 飲料吸込管路
23 飲料注入ノズル
25 吐出管路
26 洗浄液吸込管路
28 貯留タンク
29 液体加熱器(加熱装置)
35 切換装置
36 飲料用開閉弁
37 洗浄用開閉弁
41 CPU(吸引停止装置の一部)
50 酒瓶(飲料容器)
60 試飲カップ

Claims (6)

  1. 飲料容器からそれより小容量の試飲カップに飲料を分配して供給する飲料試飲装置において、
    飲料容器が内部に収容される容器収容庫と、
    試飲カップが設置可能に形成されているカップ設置部と、
    そのカップ設置部に設置される試飲カップへ向けて飲料を注入する飲料注入ノズルと、
    前記容器収容庫に収容されている飲料容器内から飲料を吸引して前記飲料注入ノズルへ供給する吸引装置と、
    その吸引装置へ洗浄液を供給するための洗浄液源と、
    前記吸引装置が連通される接続先を、飲料容器または前記洗浄液源のいずれか一方に選択的に切り換える切換装置と、
    前記飲料注入ノズルによって試飲カップ内に所定量の飲料が注入された場合に、前記吸引装置による飲料の吸引を停止する吸引停止装置とを備えていることを特徴とする飲料試飲装置。
  2. 前記洗浄液源は、洗浄水を貯留する貯留タンクと、その貯留タンクに貯留される洗浄水を加熱して温水にする加熱装置とを有しており、その加熱装置により加熱された温水状態の洗浄水を前記吸引装置へ供給するものであることを特徴とする請求項1記載の飲料試飲装置。
  3. 前記容器収容庫に収容されている飲料容器に一端部が接続される飲料吸込管路と、
    前記洗浄液源に一端部が接続される洗浄液吸込管路と、
    前記飲料注入ノズルに一端部が接続される吐出管路とを備えており、
    前記切換装置は、前記飲料吸込管路を開閉する飲料用開閉弁と、前記洗浄液吸込管路を開閉する洗浄用開閉弁と備えており、
    前記吸引装置は、前記洗浄液吸込管路の他端部と飲料吸込管路の他端部とが合流して接続される吸込部と、前記吐出管路の他端部が接続される吐出部とを有する流体ポンプで構成されており、
    前記カップ設置部は、そのカップ設置部の底部に設けられ、前記飲料注入ノズルから流出される洗浄液を外部へ排出する排出部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料試飲装置。
  4. 前記容器収容庫は飲料容器を立位姿勢で収容するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の飲料試飲装置。
  5. 複数の前記吸引装置と、
    その各吸引装置とそれぞれ個別に接続されている複数の前記飲料注入ノズルと、
    その複数の飲料注入ノズルが配設される前記カップ設置部と、
    複数本の飲料容器を立位姿勢で内部に収容可能に形成されている前記容器収容庫とを備えており、
    前記複数の吸引装置は、前記容器収容庫に収容されている複数本の飲料容器にそれぞれ個別に接続されているものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の飲料試飲装置。
  6. 前記容器収容庫は、その容器収容庫内を冷却する冷却装置を有しており、この冷却装置による冷却によって飲料容器を冷蔵する冷蔵庫として機能するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の飲料試飲装置。
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