JP3123547B2 - 露光方法及び露光装置 - Google Patents

露光方法及び露光装置

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光方法及び露光
装置に関し、特に微細な回路パターンで感光基板上を露
光し、例えばIC,LSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の
撮像素子といった各種デバイスの製造に用いられる際に
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、IC、LSI、液晶パネル等
のデバイスをフォトリソグラフィー技術を用いて製造す
るときには、フォトマスク又はレチクル等(以下、「マ
スク」と記す。)の面上に形成した回路パターンを投影
光学系によってフォトレジストが塗布されたシリコンウ
エハ又はガラスプレート等(以下、「ウエハ」と記
す。)の感光基板上に投影し、そこに転写する(露光す
る)投影露光方法及び投影露光装置が使用されている。
【0003】近年、上記デバイスの高集積化に対応し
て、ウエハに転写するパターンの微細化即ち高解像度化
と、ウエハにおける1チップの大面積化とが要求されて
いる。従ってウエハに対する微細加工技術の中心を成す
上記投影露光方法及び投影露光装置においても、現在、
0.5μm以下の寸法(線幅)の像(回路パターン像)
を広範囲に形成するべく、解像度の向上と露光面積の拡
大が計られている。
【0004】従来の投影露光装置の摸式図を図39に示
す。図39中、191は遠紫外線露光用の光源であるエ
キシマーレーザ、192は照明光学系、193は照明光
学系192から照射される照明光、194はマスク、1
95はマスク194から出て投影光学系196に入射す
る物体側露光光、196は縮小型の投影光学系、197
は投影光学系196から出て基板198に入射する像側
露光光、198は感光基板であるウエハ、199は感光
基板を保持する基板ステージを、示す。
【0005】エキシマレーザ191から出射したレーザ
光は、引き回し光学系(190a,190b)によって
照明光学系192に導光され、照明光学系192により
所定の光強度分布、配光分布、開き角(関口数NA)等
を持つ照明光193となるように調整され、マスク19
4を照明する。マスク194にはウエハ198上に形成
する微細パターンを投影光学系196の投影倍率の逆数
倍(例えば2倍や4倍や5倍)した寸法のパターンがク
ロム等によって石英基板上に形成されており、照明光1
93はマスク194の微細パターンによって透過回折さ
れ、物体側露光光195となる。投影光学系196は、
物体側露光光195を、マスク194の微細パターンを
上記投影倍率で且つ充分小さな収差でウエハ198上に
結像する像側露光光197に変換する。像側露光光19
7は図39の下部の拡大図に示されるように、所定の開
口数NA(=Sin(θ))でウエハ198上に収束
し,ウエハ198上に微細パターンの像を結ぶ。基板ス
テージ199は、ウエハ198の互いに異なる複数の領
域(ショット領域:1個又は複数のチップとなる領域)
に順次、微細パターンを形成する場合に、投影光学系の
像平面に沿ってステップ移動することによりウエハ19
8の投影光学系196に対する位置を変えている。
【0006】現在主流となりつつある上記のエキシマレ
ーザを光源とする投影露光装置は高い投影解像力を有し
ているが、例えば0.15μm以下のパターン像を形成
することが技術的に困難である。
【0007】投影光学系196は、露光(に用いる光)
波長に依存する光学的な解像度と焦点深度との間のトレ
ードオフによる解像度の限界がある。投影露光装置の解
像度Rと焦点深度DOFは,次の(1)式と(2)式の
如きレーリーの式によって表される。
【0008】 R=k1=(λ/NA) ‥‥‥(1) DOF=k2=(λ/NA2) ‥‥‥(2) ここで、λは露光波長、NAは投影光学系196の明る
さを表す像側の開口数、k1,k2はウエハ198の現像
プロセス特性等によって決まる定数であり、通常0.5
〜0.7程度の値である。この(1)式と(2)式か
ら、解像度Rを小さい値とする高解像度化には開口数N
Aを大きくする「高NA化」がある。しかしながら、実
際の露光では投影光学系196の焦点深度DOFをある
程度以上の値にする必要があるため、高NA化をある程
度以上に進めることが難しいこと、この為、高解像度化
には結局、露光波長λを小さくする「短波長化」が必要
となることとが分かる。
【0009】ところが露光波長の短波長化を進めていく
と重大な問題が発生してくる。それは投影光学系196
を構成するレンズの硝材がなくなってしまうことであ
る。殆どの硝材の透過率は遠紫外線領域では0に近く、
特別な製造方法を用いて露光装置用(露光波長約248
nm)に製造された硝材として溶融石英が現存するが、
この溶融石英の透過率も波長193nm以下の露光波長
に対しては急激に低下するし。線幅0.15μm以下の
微細パターンに対応する露光波長150nm以下の領域
では実用的な硝材の開発は非常に困難である。また遠紫
外線領域で使用される硝材は、透過率以外にも、耐久
牲,屈折率均一性,光学的歪み,加工性等の複数条件を
満たす必要があり、この事から、実用的な硝材の存在が
危ぶまれている。
【0010】最近、硝材としてCaF2やMgF2等、波
長が150nm程度のものでも透過率がある程度、良好
なものも検討されてきたが、露光波長は長いことに越し
たことはない。
【0011】このように従来の投影露光方法及び投影露
光鼓置では、ウエハ上に線幅0.15μm以下のパター
ンを形成する為には150nm程度以下まで露光波長の
短波長化が必要である。これに対し、現在のところ、こ
の波長領域では実用的な硝材が存在しないので、ウエハ
に線幅0.15μm以下のパターンを形成することがで
きなかった。
【0012】このような背景で、微細化した半導体装置
を得るフォトリソグラフィーの技術において、その解像
度を更に向上させるため、位相シフト技術が注目されて
いる。位相シフト技術は、マスクを透過する光に位相差
を与え、これにより光強度プロファイルを改善するもの
である。
【0013】従来の位相シフト技術については、特開昭
58−173744号公報や、MARCD.LEVENSON 他“Imp
roving Resolutionin Photolithography with a Phase-
Shifting Mask”IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVIC
ES.Vol.ED-29 No.12,DECEMBER 1982,P1828〜1836、ま
た、MARC D.LEVENSON 他 "The Phase-Shifting Ma
skII:Imaging Simulations and Submicrometer Resist
Exposures”同誌 Vol.ED-31,No.6,JUNE1984,P753〜763
に記載がある。
【0014】また、特公昭62−50811号には、透
明部と不透明部とで形成された所定のパターンを有し、
不透明部をはさむ両側の透明部の少なくとも一方に位相
部材を設け、該両側の透明部に位相差を生ずる構成とし
た位相シフトマスクが開示されている。
【0015】従来より知られている位相シフト技術の
内、レベンソン型と称されるものを例にとって、これに
ついて、図40を利用して説明すると、次のとおりであ
る。
【0016】例えばライン・アンド・スペースのパター
ンをウエハに形成をする場合、通常の従来のマスクは、
図40(a)に示すように、石英基板等の透明基板1上
に、Cr(クロム)やその他金属、金属酸化物などの遮
光性の材料を用いて遮光部10を形成し、これによりラ
イン・アンド・スペースの繰り返しパターンを形成し
て、露光用マスクとしている。この露光用マスクを透過
した光の強度分布は、図40(a)に符号A1で示すよ
うに、理想的には遮光部10のところではゼロで、他の
部分(透過部12a,12b)では透過する。
【0017】1つの透過部12aについて考えると、被
露光材に与えられる透過光は、光の回折などにより、図
40(a)にA2で示す如く、両側の裾に小山状の極大
をもつ光強度分布になる。透過部12bの方の透過光A
2′は、一点鎖線で示した。各透過部12a,12bか
らの光を合わせると、A3に示すように光強度分布はシ
ャープさを失い、光の回折による像のぼけが生じ、結
局、シャープな露光は達成できなくなる。これに対し、
上記繰り返しパターンの光の透過部12a,12bの上
に、1つおきに図40(b)に示すように位相シフト部
11a(シフターと称される、SiO2やレジストなど
の材料が用いられる)を設けると、光の回折による像の
ぼけが位相の反転によって打ち消され、シャープな像が
転写され、解像力や焦点深度が改善される。
【0018】即ち、図40(b)に示す如く、一方の透
過部12aに位相シフト部11aが形成されると、それ
が例えば180°の位相シフトを与えるものであれば、
該位相シフト部11aを通った光は符号B1で示すよう
に反転する。それに隣り合う透過部12bからの光は位
相シフト部11aを通らないので、かかる反転は生じな
い。被露光材に与えられる光は、互いに位相が反転した
光が、その光強度分布の裾において図にB2で示す位置
で互いに打ち消し合うので、結局被露光材に与えられる
光の分布は図40(b)にB3で示すように、シャープ
な理想的な形状になる。
【0019】上記の場合、この効果を最も確実ならしめ
るには位相を互いに180°反転させることが最も有利
であるが、このためには、
【0020】
【数1】
【0021】(nは位相シフト部の形成材料の屈折率、
λは露光波長)なる膜厚Dで膜形成した位相シフト部1
1aを設ける。
【0022】上述したような、隣り合う光透過部を透過
する光の位相をシフト(理想的には180°反転)させ
る位相シフトマスクは、空間周波数変調型(あるいはレ
ベンソン型)と称されている。その他、位相シフトマス
クには、エッジ強調型、遮光効果強調型などと称される
ような各種のものがあり、この中には遮光部を有さない
形成のもの(クロムレスタイプなどと称されている)も
あるが、いずれも、露光光を透過する部分の少なくとも
一部にはそこを透過する光の位相をとなりを透過する光
に対してシフトさせる位相シフト部が設けられている。
【0023】2つの位相シフトマスクを用いた多重露光
方法として、特開平6−83032号公報では、光透過
部と位相シフト部とを交互に形成した第1の位相シフト
マスクと、該第1の位相シフトマスクとは、光透過部と
位相シフト部との位置を反転させて形成した第2の位相
シフトマスクとを用い、該第1の位相シフトマスクによ
る露光と、第2の位相シフトマスクによる露光とを行な
うものを示している。
【0024】又、特開平7−50243号公報では、露
光波長程度またはそれより短い間隔で複数のパターンが
形成されたマスクの光透過領域の所定位置に設けた位相
シフタによって透過光に位相差を生じさせて試料上に前
記パターンの投影像を露光する露光方法であって、前記
露光によって形成される少なくとも1つの連続したパタ
ーンに対し、その光透過領域を通過した透過光に位相反
転の境界が生じるパターン部分と、これ以外のパターン
部分とを異なるマスクに分割して形成し、この2つのマ
スクの相対位置を合致させて露光を行う露光方法を開示
している。
【0025】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、半導体
ウエハに転写される集積回路の回路パターンは、実際に
は複雑に入り込んで設けられており、縦・横にパターン
を単純に引いた構成ではない。このため、上記した従来
の位相シフトマスクを用いた多重露光では、例えば図4
1に示すような閉じたパターン内に複数のパターンがあ
る場合や、図42に示すようなコの字パターンを含むパ
ターンにおいては、必ずしも効果的な露光を行えない場
合が多い。
【0026】本発明は、複雑な形状のパターンについて
も、位相シフトマスクを用いて効果的な露光が行なえる
マスクや露光方式及び露光装置の提供を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のマスクは、多重
露光により被露光基板を所望のパターンで露光する為に
用いる1組のマスクであって、互いに異なった位相シフ
ト効果を有する位相シフト領域を所望のパターンに形成
してある第1,第2マスクである。
【0028】特に、前記第1,第2マスクの位相シフト
領域は光の位相が該位相シフト領域でない光透過部に比
べて180度シフトしていること。
【0029】前記第1マスクは一方向の微細な線を解像
するように位相シフト領域を設定しており、前記第2マ
スクは該一方向と直交する他方向の微細な線を解像する
ように位相シフト領域を設定していること。
【0030】前記マスク上のパターンを波長250nm
以下の光で露光するように設定していること。等を特徴
としている。
【0031】本発明の露光方法は、前記第1,第2マス
クを用いて多重露光を行なうことを特徴としている。こ
こで「多重露光」は同一領域に対する露光と露光の間を
レジストの現像を行なわない複数個の露光のことであ
る。
【0032】本発明の露光装置は、前記第1,第2のマ
スクを用いて多重露光を行なう露光モードを有すること
を特徴としている。
【0033】本発明のデバイスの製造方法は、前記露光
方法によりデバイスパターンをウエハ面上に露光した
後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイスを製造し
ていることを特徴としている。
【0034】次に各請求項の発明の構成要件を説明す
る。
【0035】請求項1の発明の露光方法は、遮光部と非
遮光部とを有する第1の位相シフトマスクを介してレジ
ストを露光する第1露光と、遮光部と非遮光部とを有す
る第2の位相シフトマスクを介して該レジストを露光す
る第2露光とを含み、該第1の位相シフトマスクの非遮
光部の形と該第2の位相シフトマスクの非遮光部の形は
同じであり、該第1,第2露光はこの順序若しくは逆の
順序若しくは同時に行なわれ、該第1,第2露光の順序
若しくは逆の順序で行なう場合、該両露光の間で該レジ
ストの現像は行なわず、該第1の位相シフトマスクは該
非遮光部における該遮光部を挟んで少なくとも第1の方
向に沿って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光に実
質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成してお
り、該第2の位相シフトマスクは、非遮光部における遮
光部を挟んで少なくとも該第1の方向とは異なる第2の
方向に沿って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の
間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成し
ていることを特徴としている。
【0036】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記第1の位相シフトマスクは、前記非遮光部にお
ける前記遮光部を挟んで前記第2の方向に沿って隣り合
う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの位
相差を与えるように構成していることを特徴としてい
る。
【0037】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記第2の位相シフトマスクは、前記非遮光部にお
ける前記遮光部を挟んで前記第1の方向に沿って隣り合
う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの位
相差を与えるように構成していることを特徴としてい
る。
【0038】請求項4の発明は請求項1の発明におい
て、前記第1の方向と前記第2の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0039】請求項5の発明の露光方法は、遮光部と非
遮光部とを有する第1の位相シフトマスクを介して前記
レジストを露光する第1露光と、遮光部と非遮光部とを
有する第2の位相シフトマスクを介して前記レジストを
露光する第2露光とを含み、該第1の位相シフトマスク
の非遮光部の形と該第2の位相シフトマスクの非遮光部
の形は同じであり、該第1,第2露光はこの順序若しく
は逆の順序若しくは同時に行なわれ、該第1,第2露光
の順序若しくは逆の順序で行なう場合、該両露光の間で
該レジストの現像は行なわず、該第1の位相シフトマス
クは、該非遮光部内に第1の方向に沿った位相の境界が
形成され、該境界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を
伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるよう
に構成しており、該第2の位相シフトマスクは、該非遮
光部内に該第1の方向とは異なる第2の方向に沿った位
相の境界が形成され、該境界を挟んで隣り合う所定領域
が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相
差を与えるように構成していることを特徴としている。
【0040】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記第1の方向と前記第2の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0041】請求項7の発明の露光方法は、遮光部と非
遮光部とを有する第1の位相シフトマスクを介してレジ
ストを露光する第1露光と、遮光部と非遮光部とを有す
る第2の位相シフトマスクを介して該レジストを露光す
る第2露光とを含み、該第1の位相シフトマスクの非遮
光部の形と該第2の位相シフトマスクの非遮光部の形は
同じであり、該第1,第2露光はこの順序若しくは逆の
順序若しくは同時に行なわれ、該第1,第2露光の順序
若しくは逆の順序で行なう場合、該両露光の間で該レジ
ストの現像は行なわず、該第1の位相シフトマスクは、
該非遮光部における該遮光部を挟んで少なくとも第1の
方向に沿って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光に
実質的にπの奇数倍の位相差を与えると共に、該非遮光
部内に第3の方向に沿った位相の境界が形成され、該境
界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝播する光に実
質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成してお
り、該第2の位相シフトマスクは、該非遮光部における
該遮光部を挟んで少なくとも該第1の方向とは異なる第
2の方向に沿って隣り合う所定領域が各領域を伝播する
光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えると共に該
非遮光部内に該第3の方向とは異なる第4の方向に沿っ
た位相の境界が形成され、該境界を挟んで隣り合う所定
領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の
位相差を与えるように構成していることを特徴としてい
る。
【0042】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の位相シフトマスクは、前記非遮光部にお
ける前記遮光部を挟んで前記第2の方向に沿って隣り合
う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇
数倍の位相差を与えるように構成していることを特徴と
している。
【0043】請求項9の発明は請求項7の発明におい
て、前記第2の位相シフトマスクは、前記非遮光部にお
ける前記遮光部を挟んで前記第1の方向に沿って隣り合
う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇
数倍の位相差を与えるように構成していることを特徴と
している。
【0044】請求項10の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の方向と前記第2の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0045】請求項11の発明は請求項7の発明におい
て、前記第3の方向と前記第4の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0046】請求項12の発明は請求項7の発明におい
て、前記第1の方向と前記第3の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0047】請求項13の発明は請求項7の発明におい
て、前記第2の方向と前記第4の方向は互いに直交して
いることを特徴としている。
【0048】請求項14の発明の露光方法は、遮光部と
非遮光部とを有する第1の位相シフトマスクを介してレ
ジストを露光する第1露光と、遮光部と非遮光部とを有
する第2の位相シフトマスクを介して該レジストを露光
する第2露光とを含み、該第1の位相シフトマスクの非
遮光部の形と該第2の位相シフトマスクの非遮光部の形
は同じであり、該第1,第2露光はこの順序若しくは逆
の順序若しくは同時に行なわれ、該第1,第2露光の順
序若しくは逆の順序で行なう場合、該両露光の間で該レ
ジストの現像は行なわず、該第1の位相シフトマスク
は、該非遮光部の像の中のある箇所に影が生じて該非遮
光部の一部分がレジストに露光されるように該非遮光部
内の相異なる領域を伝播する光間にπの奇数倍の位相差
を与えており、該第2の位相シフトマスクは、該非遮光
部の像の中の前記第1の位相シフトマスクの場合とは異
なる箇所に影が生じて該非遮光部の別の一部分が該レジ
ストに露光されるように該非遮光部内の相異なる領域を
伝播する光間にπの奇数倍の位相差を与えることを特徴
としている。
【0049】請求項15の発明は請求項14の発明にお
いて、前記第1の位相シフトマスクの非遮光部の一部分
と前記第2の位相シフトマスクの非遮光部の別の一部分
は共通の部分を含んでいることを特徴としている。
【0050】請求項16の発明の露光装置は請求項1か
ら15のいずれか1項の露光方法を実行するための二重
露光モードを有することを特徴としている。
【0051】請求項17の発明のデバイス製造方法は請
求項1から15のいずれか1項の露光方法を用いてデバ
イスパターンでウエハを露光する段階と該露光したウエ
ハを現像する段階とを含むことを特徴としている。請求
項18の発明のマスクは請求項1から15のいずれか1
項の露光方法における前記第1の位相シフトマスクとし
て用いることを特徴としている。 請求項19の発明のマ
スクは請求項1から15のいずれか1項の露光方法にお
ける前記第2の位相シフトマスクとして用いることを特
徴としている。
【0052】
【発明の実施の形態】本実施形態のマスクや露光方式及
び露光装置は所望のパターンにそれぞれ互いに異なった
位相シフト効果を有する位相シフト領域を設けた一組の
マスクを用い、多重露光することを特徴としている。
【0053】そのための一組のマスクは、レベンソンタ
イプの位相シフトマスクであり、隣り合う光透過部を通
過する光の位相シフト(位相差)を180°としてい
る。また、互いに異なる位相シフト領域の設定の方法と
しては、縦の微細なパターンに着目して縦方向の微細な
線を解像するように位相シフト領域を設定したマスク
と、横方向の微細な線に着目して横方向の微細な線を解
像するように位相シフト領域を設定したマスクからなる
一組のマスクを用いている。露光光としては250nm
以下の波長のエキシマレーザからの光を用いている。
【0054】本実施形態においては、先ず、露光パター
ンの最小線幅に対応するパターンの存在する領域に着目
し、縦方向の微細なパターンに関し位相シフト領域の設
定を行う。その際、横方向に関しては位相の180°変
化により、境界領域が欠落しても良しとする位相シフト
マスクを設計する。
【0055】次に、横方向の微細なパターンに関し位相
シフト領域の設定を行う。縦方向と同様に、横方向の微
細なパターンが再生されるように設定する。
【0056】今度は、縦方向に関しては位相の180°
変化により、パターンの境界が欠落しても良しとする。
このようにして、互いに異なった位相シフト効果を有す
る一組の位相シフトマスクを作成して、投影露光装置
に、この一組のマスクを順次供給して同一ウエハを二重
露光する。第1の露光では縦方向の微細なパターンの露
光量分布が形成され、横方向は一部パターンが欠落した
り、ぼけたりした露光量分布が被露光面上に形成される
が、第2の露光では横方向の微細なパターンの露光量分
布が重畳される。
【0057】第2の露光では縦方向に関しては、一部パ
ターンが欠落したり、ぼけたりする露光量分布が形成さ
れる。2回の露光で露光量分布は微細な構造の所では所
定量以上となり、レジストのしきい値をこの所定量と不
要なぼけ領域の露光量の間に設定することにより、微細
な複雑な構造を持つパターンを得ている。
【0058】以上のように本発明の露光方法では、パタ
ーンでレジストを露光するとき、遮光部と非遮光部とを
有する第1のマスクを介してレジストを露光する第1露
光と、遮光部と非遮光部とを有する第2のマスクを介し
て該レジストを露光する第2露光とを含み、該第1のマ
スクの非遮光部の形と該第2のマスクの非遮光部の形と
は該パターンの形と実質に同一であり、該第1,第2露
光はこの順序若しくは逆の順序若しくは同時に行なわ
れ、順次行なう場合、該両露光の間で該レジストの現像
は行なっていないことを特徴としている。
【0059】次に図1乃至図9を用いて本発明のマスク
及び露光方法の実施形態1を説明する。図1は本発明の
露光方法を示すフローチャートである。図1には本発明
の露光方法を構成する縦方向微細パターン露光ステッ
プ、横方向微細パターン露光ステップ、現像ステップの
各ブロックとその流れが示してあるが、縦方向微細パタ
ーン露光ステップと横方向微細パターン露光ステップの
順序は、図1の逆でもいいし、同時でもいい。どちらか
一方のステップが複数回の露光段階を含む場合は各ステ
ップを交互に行うことも可能である。
【0060】また、各露光ステップ間には精密な位置合
わせを行なうステップ等があるが、ここでは図示を略し
た。
【0061】本実施形態では図2で示すような所望の閉
じた微細なパターンを露光する場合を示す。図1のフロ
ーに従って露光を行なう場合、先ず縦の微細なパターン
に着目して縦方向の微細な線を解像するように図3に示
すような位相シフト領域31を設定したマスク(第1マ
スク)M1を用いて第1のパターン露光により感光基板
であるウエハを露光する。
【0062】このとき図3において境界30の近くの位
相シフト領域32を通過する光と位相シフト領域でない
領域33とを通過する光は互いに位相が180度異なっ
ている為に光強度が打ち消し合い、光強度は0となる。
この結果、図4に示すような露光量分布パターンとな
る。以下の各実施形態も同様である。
【0063】図4中の数字は露光量を表しており、黒い
部分は露光量0である。
【0064】本実施形態における第1のマスクM1は該
非遮光部(SX1,SX3,SX5)における該遮光部
(SX2,SX4)を挟んで少なくとも第1の方向Xに
沿って隣り合う所定領域(SX1とSX3又はSX3と
SX5)が各領域を伝播する光に実質的にπの奇数倍の
位相差を与えるように構成している。
【0065】又、第1のマスクM1は非遮光部(SX2
a,SX4a)内に第3の方向Yaに沿った位相の境界
30が形成されており、境界30を挟んで隣り合う領域
(32,33)を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位
相差を与えている。
【0066】次に、横の微細なパターンに着目して、横
方向の微細な線を解像するように図5に示すような位相
シフト領域51を設定したマスク(第2マスク)を用い
ウエハを露光する。
【0067】ここで位相シフト領域53を通過すると、
境界50の近くの位相シフト領域でない領域52を通過
する光の位相差が180度あり互いに打ち消し合い光強
度が0となることは前述したとおりである。この第2の
パターン露光によりウエハを図6に示すような露光量分
布パターンとなる。
【0068】該第2のマスクM2は、非遮光部(SY
1,SY3)における遮光部(SY2)を挟んで少なく
とも該第1の方向Xとは異なる第2の方向Yに沿って隣
り合う所定領域(SY1とSY3)が各領域を伝播する
光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構
成している。
【0069】又、第2のマスクM2は非遮光部(SY2
a)内に第4の方向Xaに沿った位相の境界50が形成
されており、境界50を挟んで隣り合う領域(52,5
3)を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相差を与え
ている。
【0070】尚、本実施形態において第1の方向Xと第
2の方向Yは直交し、第3の方向Yaと第4の方向Xa
は直交し、第1の方向(第2の方向)と第3の方向(第
4の方向)とは直交している。
【0071】ここで第1のマスクM1は、パターンの一
部分が該レジストに露光されるように非遮光部の相異な
る領域32,33を伝播する光間にπの奇数倍の位相差
を与えており、該第2のマスクM2は、該パターンの他
の一部分が該レジストに露光されるように該非遮光部の
相異なる領域52,53を伝播する光間にπの奇数倍の
位相差を与えている。
【0072】ここで第1のマスクM1のパターンの一部
分32(33)と第2のマスクM2のパターンの他の一
部分53(52)はレジストに投影するとき共通の部分
を含んでいる。
【0073】このようにして二重露光されたウエハ上の
露光量分布は図7(A)に示すようなものとなる。この
ようなパターンを露光後現像する場合、通常、感光基板
のレジストの露光しきい値Ethは露光量0と2の間に
設定する。
【0074】図8に、この場合の感光基板であるウエハ
のレジストに関して、現像後の膜厚の露光量依存性と露
光しきい値とをポジ型レジスト(以下、「ポジ型」と記
す。)とネガ型レジスト(以下、「ネガ型」と記す。)
の各々について示しており、ポジ型の場合は、露光しき
い値Eth以上の露光量で露光を行なった領域が、ネガ
型の場合は露光しきい値Eth以下の露光量で露光を行
なったか、露光されていない領域が現像後の膜厚が0と
なる。
【0075】このようにして図7(B)に示されるよう
な所望のレジストパターンを得ることができる。尚、図
9はこのような露光を行なった場合の現像とエッチング
プロセスを経てリソグラフィーパターンが形成される様
子を、ネガ型とポジ型の場合に関して示した摸式図であ
る。
【0076】次に本発明の実施形態2のマスク及び露光
方法を図10〜図14を用いて説明する。図10〜14
は実施形態2を示すもので、図41のような所望のパタ
ーンを露光する場合のものである。
【0077】先ず、縦の微細なパターンに着目して、縦
方向の微細な線を解像するように図10に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第1マスクM1)
を用い、第1のパターン露光によりウエハを図11に示
すような露光量分布パターンで露光する。
【0078】次に、横の微細なパターンに着目して、横
方向の微細な線を解像するように図12に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第2マスクM2)
を用い、第2のパターン露光によりウエハを図13に示
すような露光量分布パターンで露光する。露光に関して
は実施形態1と基本的に同じである。
【0079】このようにして二重露光されたウエハ上の
露光量分布は図14(A)に示すようなものとなる。こ
こで、前の実施形態1と同様にレジストのしきい値を設
定すれば、図14(B)に示されるような所望のレジス
トパターンを得ることができる。
【0080】図15は本発明の実施形態3に係るパター
ンの説明図、図16〜図20は実施形態3のマスク及び
露光方法の説明図である。
【0081】本実施形態では先ず、横の微細なパターン
に着目して、横方向の微細な線を解像するように図16
に示す様な位相シフト領域PHを設定したマスク(第2
マスクM2)を用い、第2のパターン露光によりウエハ
を図17に示すような露光量分布パターンで露光する。
図中、露光量がaで示される部分はぼけにより生じたも
ので露光量は1より小さい。
【0082】又、図16に示すように、第2のマスクM
2は、非遮光部(SY1,SY3)における遮光部(S
Y2)を挟んで少なくとも該第1の方向Xとは異なる第
2の方向Yに沿って隣り合う所定領域(SY1,SY
3)が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の
位相差を与えるように構成している。
【0083】次に、縦の微細なパターンに着目して、縦
方向の微細な線を解像するように図18に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第1マスクM1)
を用い、第1のパターン露光によりウエハを図19に示
すような露光量分布パターンで露光する。
【0084】図18に示す第1のマスクM1は、該非遮
光部(SX1,SX3)における該遮光部(SX2)を
挟んで少なくとも第1の方向Xに沿って隣り合う所定領
域(SX1,SX3)が各領域を伝播する光に実質的に
πの奇数倍の位相差を与えるように構成している。
【0085】図18の第1のマスクM1は、該非遮光部
(SX4,SX5)内に第2の方向Xに沿った位相の境
界30が形成され、該境界30を挟んで隣り合う所定領
域が各領域を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相差
を与えるように構成している。
【0086】図16の第2のマスクM2は、該非遮光部
(SY2a)内に第1の方向Xに沿った位相の境界50
が形成され、該境界50を挟んで隣り合う所定領域が各
領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を
与えるように構成している。このようにして二重露光さ
れたウエハ上の露光量分布は図20(A)に示すような
ものとなる。
【0087】ここで、レジストのしきい値をaから2の
間に設定すれば、図20(B)に示されるような所望の
レジストパターンを得ることができる。
【0088】図21〜図25は本発明の実施形態4のマ
スク及び露光方法の説明図で、前実施形態3で示したも
のと同じ図15のようなパターンを露光する場合のもの
である。
【0089】先ず、横の微細なパターンに着目して、横
方向の微細な線を解像するように図21に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第2マスク)を用
い、第2のパターン露光によりウエハを図22に示すよ
うな露光量分布パターンで露光する。その際、縦方向も
一部考慮し、微細なパターンが作成可能な領域を増加さ
せたものである。
【0090】次に、縦の微細なパターンに着目して、縦
方向の微細な線を解像するように図23に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第1マスク)を用
い、第1のパターン露光によりウエハを図24に示すよ
うな露光量分布パターンで露光する。
【0091】図23の第1のマスクM1は、該非遮光部
(SX1,SX3)における遮光部(SX2)を挟んで
少なくとも第1の方向Xに沿って隣り合う所定領域(S
X1,SX3)が各領域を伝播する光に実質的にπの奇
数倍の位相差を与えると共に、非遮光部(SX4,SX
5)内に第3の方向Yaに沿った位相の境界30が形成
され、該境界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝播
する光に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構
成している。
【0092】図21の第2のマスクM2は、該非遮光部
(SY1,SY3)における該遮光部(SY2)を挟ん
で少なくとも該第1の方向Xとは異なる第2の方向Yに
沿って隣り合う所定領域(SY1,SY3)が各領域を
伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与える
と共に該非遮光部(SY2a)内に該第3の方向Yaと
は異なる第4の方向Xaに沿った位相の境界50が形成
され、該境界50を挟んで隣り合う所定領域が各領域を
伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与える
ように構成している。
【0093】このようにして二重露光されたウエハ上の
露光量分布は図25(A)に示すようなものとなる。こ
こで、レジストのしきい値を0から2の間に設定すれ
ば、図25(B)に示されるような所望のレジストパタ
ーンを得ることができる。
【0094】図26〜図30は本発明の実施形態5のマ
スク及び露光方法の説明図である。本実施形態は図42
のようなパターンを露光する場合のものである。先ず、
縦の微細なパターンに着目して、縦方向の微細な線を解
像するように図26に示すような位相シフト領域PHを
設定したマスク(第1マスクM1)を用い、第1のパタ
ーン露光によりウエハを図27に示すような露光量分布
パターンで露光する。
【0095】次に、横の微細なパターンに着目して、横
方向の微細な線を解像するように図28に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第2マスクM2)
を用い、第2のパターン露光によりウエハを図29に示
すような露光量分布パターンで露光する。
【0096】図26の第1のマスクM1は、該非遮光部
(SX1,SX3,SX5,SX7)における遮光部
(SX2,SX4,SX6)を挟んで少なくとも第1の
方向Xに沿って隣り合う所定領域(SX1とSX3,S
X5とSX7)が各領域を伝播する光に実質的にπの奇
数倍の位相差を与えると共に、該非遮光部(SX2a)
内に第3の方向Yaに沿った位相の境界30が形成さ
れ、該境界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝播す
る光に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成
している。
【0097】又、第1のマスクM1は、非遮光部(SX
5,SY3)における遮光部(SY2)を挟んで第2の
方向Yに沿って隣り合う所定領域(SX5,SY3)が
各領域を伝播する光の間に実質的にπの位相差を与える
ように構成している。
【0098】図28の第2のマスクM2は、該非遮光部
(SY1,SY3)における遮光部(SY2)を挟んで
少なくとも該第1の方向Xとは異なる第2の方向Yに沿
って隣り合う所定領域(SY1,SY3)が各領域を伝
播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えると
共に該非遮光部(SY2a)内に第3の方向Yaとは異
なる第4の方向Xaに沿った位相の境界50が形成さ
れ、該境界50を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝
播する光の間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるよ
うに構成している。
【0099】このようにして二重露光されたウエハ上の
露光量分布は図30(A)に示すようなものとなる。こ
こで、前実施形態と同様にレジストのしきい値をから
2の間に設定すれば、図30(B)に示されるような所
望のレジストパターンを得ることができる。
【0100】図31〜図35は本発明の実施形態6のマ
スク及び露光方法の説明図である。本実施形態は前実施
形態で示したものと同じ図42のようなパターンを露光
する場合のものである。
【0101】先ず、縦の微細なパターンに着目して、縦
方向の微細な線を解像するように図31に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第1マスク)を用
い、第1のパターン露光によりウエハを図32に示すよ
うな露光量分布パターンで露光する。その際、縦方向も
一部考慮し、微細なパターンが作成可能な領域を増加さ
せたものである。
【0102】次に、横の微細なパターンに着目して、横
方向の微細な線を解像するように図33に示すような位
相シフト領域PHを設定したマスク(第2マスク)を用
い、第2のパターン露光によりウエハを図34に示すよ
うな露光量分布パターンで露光する。露光に関しては実
施形態5と基本的に同じである。
【0103】このようにして二重露光されたウエハ上の
露光量分布は図35(A)に示すようなものとなる。こ
こで、前実施形態と同様にレジストのしきい値をから
2の間に設定すれば、図35(B)に示されるような所
望のレジストパターンを得ることができる。
【0104】尚、本発明においては所望のパターンに互
いに異なった位相シフト効果を有する位相シフト領域と
した3つ以上のマスクを1組として用い、複数個(3個
以上)のパターン露光を行っても良い。
【0105】図36は本発明における所望のパターンを
互いに異なった位相シフト効果を有する位相シフト領域
を設けた1組のマスクを露光する高解像度の露光装置の
要部概略図である。
【0106】図36において、221はKrF、ArF
エキシマレーザー、又はF2エキシマレーザー、222
は照明光学系、223はマスク(レチクル)、224は
マスクステージ、227はマスク223の回路パターン
をウエハ228上に縮小投影する投影光学系、225は
マスク(レチクル)チェンジャであり、ステージ224
に、前記1組のマスクの一方を選択に供給する為に設け
てある。
【0107】図36の229は投影露光で用いられるX
YZステージであり、このステージ229は、光学系2
27の光軸に直交する平面及びこの光軸方向に移動可能
で、レーザー干渉計等を用いてそのXY方向の位置が正
確に制御される。
【0108】また、図36の装置は、不図示のレチクル
位置合わせ光学系、ウエハ位置合わせ光学系(オフアク
シス位置合わせ光学系とTTL位置合わせ光学系とTT
R位置合わせ光学系)とを備える。
【0109】図36の露光装置の照明光学系222は部
分的コヒーレント照明とコヒーレント照明とを切換え可
能に構成してあり、コヒーレント照明の場合には、ブロ
ック230内の図示した前述した(1a)又は(1b)
の照明光を、前述した1組のマスクに供給し、部分的コ
ヒーレント照明の場合にはブロック230内に図示した
(2a)の照明光を所望のレチクルに供給する。
【0110】部分的コヒーレント照明からコヒーレント
照明とを切換えは、通常光学系222のフライアイレン
ズの直後に置かれる開口絞りを、この絞りに比して開口
径が十分に小さいコヒーレント照明用絞りと交換すれば
いい。
【0111】以上説明した露光方法及び露光装置を用い
てIC,LSI等の半導体チップ、液晶パネル等の表示
素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の撮像素子と
いった各種デバイスの製造が可能である。
【0112】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て種々に変更することが可能である。特に1組のマスク
の露光の各ステップでの露光回数や露光量の段数は適宜
選択することが可能であり、更に露光の重ね合わせもず
らして行う等,適宜調整することが可能である。このよ
うな調整を行うことで形成可能な回路パターンにバリエ
ーションが増える。
【0113】次に上記説明した露光装置を利用した半導
体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0114】図37はデバイス(ICやLSI等の半導
体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造のフロ
ーを示す。
【0115】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0116】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0117】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0118】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0119】図38は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0120】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0121】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0122】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0123】
【発明の効果】本発明は以上のように、所望のパターン
にそれぞれ互いに異なった位相シフト効果を有する位相
シフト領域を設けた一組のマスクを用い、多重露光する
ことにより、複雑な形状のパターンについても、レベン
ソンマスクの持つ高解像度と良好なデフォーカス特性を
兼ね備えた露光を可能とし、例えば0.15μm以下の
微細な部分を持つ回路パターンを容易に得ることができ
るマスクや露光方式及び露光装置を達成することができ
る。
【0124】以上、本発明によれば、所望のパターンに
互いに異なった位相シフト効果を有する位相シフト領域
を設けた一組のマスクを用いることによって、0.15
μm以下の微細な線幅を有する複雑なパターンを得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光方法のフローチャート
【図2】本発明の実施形態1における露光パターンの説
明図
【図3】本発明の実施形態1における第1のマスクパタ
ーン配置の説明図
【図4】本発明の実施形態1における第1露光によるウ
エハ面上の露光量分布の説明図
【図5】本発明の実施形態1における第2のマスクパタ
ーン配置の説明図
【図6】本発明の実施形態1における第2露光によるウ
エハ面上の露光量分布の説明図
【図7】本発明の実施形態1における二重露光による露
光量分布とレジスト像の説明図
【図8】レジスト露光感度特性を示す説明図
【図9】現像によるパターン形成を示す図
【図10】本発明の実施形態2における第1のマスクパ
ターン配置の説明図
【図11】本発明の実施形態2における第1露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図12】本発明の実施形態2における第2のマスクパ
ターン配置の説明図
【図13】本発明の実施形態2における第2露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図14】本発明の実施形態2における二重露光による
露光量分布とレジスト像の説明図
【図15】本発明の実施形態3における露光パターンの
説明図
【図16】本発明の実施形態3における第1のマスクパ
ターン配置の説明図
【図17】本発明の実施形態3における第1露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図18】本発明の実施形態3における第2のマスクパ
ターン配置の説明図
【図19】本発明の実施形態3における第2露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図20】本発明の実施形態3における二重露光による
露光量分布とレジスト像の説明図
【図21】本発明の実施形態4における第1のマスクパ
ターン配置の説明図
【図22】本発明の実施形態4における第1露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図23】本発明の実施形態4における第2のマスクパ
ターン配置の説明図
【図24】本発明の実施形態4における第2露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図25】本発明の実施形態4における二重露光による
露光量分布とレジスト像の説明図
【図26】本発明の実施形態5における第1のマスクパ
ターン配置の説明図
【図27】本発明の実施形態5における第1露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図28】本発明の実施形態5における第2のマスクパ
ターン配置の説明図
【図29】本発明の実施形態5における第2露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図30】本発明の実施形態5における二重露光による
露光量分布とレジスト像の説明図
【図31】本発明の実施形態6における第1のマスクパ
ターン配置の説明図
【図32】本発明の実施形態6における第1露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図33】本発明の実施形態6における第2のマスクパ
ターン配置の説明図
【図34】本発明の実施形態6における第2露光による
ウエハ面上の露光量分布の説明図
【図35】本発明の実施形態6における二重露光による
露光量分布とレジスト像の説明図
【図36】本発明の露光装置の要部概略図
【図37】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【図38】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【図39】従来の露光装置の要部概略図
【図40】従来の位相シフトマスクの説明図
【図41】従来のパターンの説明図
【図42】従来のパターンの説明図
【符号の説明】
221 エキシマレーザ 222 照明光学系 223 マスク(レチクル) 224 マスク(レチクル)ステージ 225 マスク 226 マスク(レチクル)チェンジャ 227 投影光学系 228 ウエハ 229 XYZステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−226362(JP,A) Proceedings of SP IE vol.3679 page.396− 407 Proceedings of SP IE vol.3748 page.278− 289 Proceedings of SP IE vol.3873 page.66−77 応用物理学会分科会 シリコンテクノ ロジー No.11 page.6−11 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08 G03F 7/20 INSPEC(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光部と非遮光部とを有する第1の位相
    シフトマスクを介してレジストを露光する第1露光と、
    遮光部と非遮光部とを有する第2の位相シフトマスクを
    介して該レジストを露光する第2露光とを含み、該第1
    の位相シフトマスクの非遮光部の形と該第2の位相シフ
    トマスクの非遮光部の形は同じであり、該第1,第2露
    光はこの順序若しくは逆の順序若しくは同時に行なわ
    れ、該第1,第2露光の順序若しくは逆の順序で行なう
    場合、該両露光の間で該レジストの現像は行なわず、該
    第1の位相シフトマスクは該非遮光部における該遮光部
    を挟んで少なくとも第1の方向に沿って隣り合う所定領
    域が各領域を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相差
    を与えるように構成しており、該第2の位相シフトマス
    クは、非遮光部における遮光部を挟んで少なくとも該第
    1の方向とは異なる第2の方向に沿って隣り合う所定領
    域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍の位
    相差を与えるように構成していることを特徴とする露光
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の位相シフトマスクは、前記非
    遮光部における前記遮光部を挟んで前記第2の方向に沿
    って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質
    的にπの位相差を与えるように構成していることを特徴
    とする請求項1の露光方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の位相シフトマスクは、前記非
    遮光部における前記遮光部を挟んで前記第1の方向に沿
    って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質
    的にπの位相差を与えるように構成していることを特徴
    とする請求項2の露光方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の方向と前記第2の方向は互い
    に直交していることを特徴とする請求項1の露光方法。
  5. 【請求項5】 遮光部と非遮光部とを有する第1の位相
    シフトマスクを介して前記レジストを露光する第1露光
    と、遮光部と非遮光部とを有する第2の位相シフトマス
    クを介して前記レジストを露光する第2露光とを含み、
    該第1の位相シフトマスクの非遮光部の形と該第2の位
    相シフトマスクの非遮光部の形は同じであり、該第1,
    第2露光はこの順序若しくは逆の順序若しくは同時に行
    なわれ、該第1,第2露光の順序若しくは逆の順序で
    なう場合、該両露光の間で該レジストの現像は行なわ
    、該第1の位相シフトマスクは、該非遮光部内に第1
    の方向に沿った位相の境界が形成され、該境界を挟んで
    隣り合う所定領域が各領域を伝播する光に実質的にπの
    奇数倍の位相差を与えるように構成しており、該第2の
    位相シフトマスクは、該非遮光部内に該第1の方向とは
    異なる第2の方向に沿った位相の境界が形成され、該境
    界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の間
    に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成して
    いることを特徴とする露光方法
  6. 【請求項6】 前記第1の方向と前記第2の方向は互い
    に直交していることを特徴とする請求項5の露光方法。
  7. 【請求項7】 遮光部と非遮光部とを有する第1の位相
    シフトマスクを介してレジストを露光する第1露光と、
    遮光部と非遮光部とを有する第2の位相シフトマスクを
    介して該レジストを露光する第2露光とを含み、該第1
    の位相シフトマスクの非遮光部の形と該第2の位相シフ
    トマスクの非遮光部の形は同じであり、該第1,第2露
    光はこの順序若しくは逆の順序若しくは同時に行なわ
    れ、該第1,第2露光の順序若しくは逆の順序で行なう
    場合、該両露光の間で該レジストの現像は行なわず、該
    第1の位相シフトマスクは、該非遮光部における該遮光
    部を挟んで少なくとも第1の方向に沿って隣り合う所定
    領域が各領域を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相
    差を与えると共に、該非遮光部内に第3の方向に沿った
    位相の境界が形成され、該境界を挟んで隣り合う所定領
    域が各領域を伝播する光に実質的にπの奇数倍の位相差
    を与えるように構成しており、該第2の位相シフトマス
    クは、該非遮光部における該遮光部を挟んで少なくとも
    該第1の方向とは異なる第2の方向に沿って隣り合う所
    定領域が各領域を伝播する光の間に実質的にπの奇数倍
    の位相差を与えると共に該非遮光部内に該第3の方向と
    は異なる第4の方向に沿った位相の境界が形成され、該
    境界を挟んで隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の
    間に実質的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成し
    ていることを特徴とする露光方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の位相シフトマスクは、前記非
    遮光部における前記遮光部を挟んで前記第2の方向に沿
    って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質
    的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成しているこ
    とを特徴とする請求項7の露光方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の位相シフトマスクは、前記非
    遮光部における前記遮光部を挟んで前記第1の方向に沿
    って隣り合う所定領域が各領域を伝播する光の間に実質
    的にπの奇数倍の位相差を与えるように構成しているこ
    とを特徴とする請求項7の露光方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の方向と前記第2の方向は互
    いに直交していることを特徴とする請求項7の露光方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第3の方向と前記第4の方向は互
    いに直交していることを特徴とする請求項7の露光方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第1の方向と前記第3の方向は互
    いに直交していることを特徴とする請求項7の露光方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第2の方向と前記第4の方向は互
    いに直交していることを特徴とする請求項7の露光方
    法。
  14. 【請求項14】 遮光部と非遮光部とを有する第1の位
    相シフトマスクを介してレジストを露光する第1露光
    と、遮光部と非遮光部とを有する第2の位相シフトマス
    クを介して該レジストを露光する第2露光とを含み、該
    第1の位相シフトマスクの非遮光部の形と該第2の位相
    シフトマスクの非遮光部の形は同じであり、該第1,第
    2露光はこの順序若しくは逆の順序若しくは同時に行な
    われ、該第1,第2露光の順序若しくは逆の順序で行な
    う場合、該両露光の間で該レジストの現像は行なわず
    該第1の位相シフトマスクは、該非遮光部の像の中のあ
    る箇所に影が生じて該非遮光部の一部分がレジストに露
    光されるように該非遮光部内の相異なる領域を伝播する
    光間にπの奇数倍の位相差を与えており、該第2の位相
    シフトマスクは、該非遮光部の像の中の前記第1の位相
    シフトマスクの場合とは異なる箇所に影が生じて該非遮
    光部の別の一部分が該レジストに露光されるように該非
    遮光部内の相異なる領域を伝播する光間にπの奇数倍の
    位相差を与えることを特徴とする露光方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の位相シフトマスクの非遮光
    部の一部分と前記第2の位相シフトマスクの非遮光部の
    別の一部分は共通の部分を含んでいることを特徴とする
    請求項14の露光方法。
  16. 【請求項16】 請求項1から15のいずれか1項の露
    光方法を実行するための二重露光モードを有することを
    特徴とする露光装置。
  17. 【請求項17】 請求項1から15のいずれか1項の露
    光方法を用いてデバイスパターンでウエハを露光する段
    階と該露光したウエハを現像する段階とを含むことを特
    徴とするデバイス製造方法。
  18. 【請求項18】請求項1から15のいずれか1項の露光
    方法における前記第1の位相シフトマスクとして用いる
    ことを特徴とするマスク。
  19. 【請求項19】請求項1から15のいずれか1項の露光
    方法における前記第2の位相シフトマスクとして用いる
    ことを特徴とするマスク。
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