JP3122931U - 家具等の転倒防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震発生時の最も熾烈な初期衝撃を効果的に緩和吸収してチェーンの破断を阻止し、以て家具等の転倒を確実に防止できる転倒防止具を提供する。
【解決手段】建物躯体と家具とに締結固定される一対の取付金具1・1と、両取付金具1・1どうしを連結する牽制具2とからなる。牽制具2は、各取付金具1・1に連結される一対のチェーンリンク4・4と、両チェーンリンク4・4の間に設けられるゴム製の衝撃吸収体5とからなる。衝撃吸収体5は、両端の連結部16・16と、両連結部16・16の間に設けられる伸縮部17とで棒体状に形成する。両チェーンリンク4・4の端部を連結部16・16にインサート固定して、両チェーンリンク4・4と衝撃吸収体5を分離不能に一体化する。
【選択図】図1

Description

本考案は、地震発生時に家具等が転倒するのを防ぐために使用する転倒防止具に関する。
この種の転倒防止具には、チェーンを牽制要素とする形態(特許文献1、2参照)と、L字状の金具に代表されるように、金具の剛性で転倒を防止する形態(特許文献3参照)とが知られている。
本考案では、転倒防止具をチェーンと、チェーンに作用する衝撃荷重を吸収するゴムとで構成するが、この種の転倒防止具は特許文献4に公知である。そこでは、連結紐と、連結紐の中途部に介装した伸縮材とで転倒防止具を構成している。伸縮材としては、ダンパ、ばね、ゴム紐などを使用することが開示してある。
実公昭60−17147号公報(第1頁右欄上段、第1図) 実開昭56−140345号公報(第3頁上段、第1図) 特開2006−34824号公報(段落番号0016、図1) 特開平11−75977号公報(段落番号0013、図1)
地震発生時には、家具が上下、前後、左右の各方向へ揺り動かされ、それに伴い生じる大きな運動慣性力が牽制要素に集中して作用する。しかも、運動慣性力は衝撃的に作用する。そのため、チェーンを牽制要素とする転倒防止具においては、地震の発生と同時に初期衝撃を受けたチェーンが引きちぎられて、家具の転倒を阻止できないことがある。L字状の転倒防止金具にしても、初期衝撃によって金具が破損し、あるいは金具を締結しているビスが締結対象の木部から引き抜かれるなどにより、家具の転倒を阻止できないことがある。
その点、連結紐の中途部に伸縮材が介装してある特許文献4の転倒防止具は、「衝撃を受けた家具が、伸縮材を引き伸ばしながらゆっくりと移動して停止したのち、伸縮材の力によってゆっくりと元の位置まで戻る(段落番号0016)」ので、初期衝撃を伸縮材で吸収できるかもしれない。しかし、伸縮材として例示してあるダンパ、ばね、ゴム紐のいずれを用いたとしても、最も熾烈な初期衝撃をゆっくりと緩和吸収できるかどうかは判断しがたい。
本考案の目的は、地震が発生するとき最も熾烈な初期衝撃を効果的に緩和吸収してチェーンの破断を阻止し、家具等の転倒を確実に防止できる転倒防止具を提供することにある。本考案の目的は、地震が発生するとき最も熾烈な初期衝撃を効果的に緩和吸収して転倒防止具の変形や破損を阻止し、家具等の転倒を確実に防止できる転倒防止具を提供することにある。
本考案の転倒防止具は、柱、壁などの建物躯体と、家具とにそれぞれ締結固定される一対の取付金具1・1と、両取付金具1・1どうしを連結する牽制具2とで構成する。牽制具2は、各取付金具1・1に連結される一対のチェーンリンク4・4と、両チェーンリンク4・4の間に設けられるゴム製の衝撃吸収体5とを含む。衝撃吸収体5は、両端の連結部16・16と、両連結部16・16の間に設けられる伸縮部17とで棒体状に形成する。両チェーンリンク4・4の端部を連結部16・16にインサート固定して、両チェーンリンク4・4と衝撃吸収体5とを分離不能に一体化する。
衝撃吸収体5は、ゴムを素材にして棒体状に形成する。衝撃吸収体5の連結部16・16に、複数個の要素リンク4aが伸長配置された状態で、両チェーンリンク4・4をインサート固定する。伸縮部17の長さは、連結部16の長さの2〜2.5倍に設定する。チェーンリンク4を構成する要素リンク4aは、8の字状に捻られた溶接リンクで形成する。
本考案の別の転倒防止具は、柱、壁などの建物躯体と、家具の表面との間の内隅部分に装着する。図6に示すように転倒防止具は、家具に締結される第1締結座21と、建物躯体に締結される第2締結座22とを一体に備えた、ゴム成形品からなるL字状の本体部20と、第1締結座21および第2締結座22にそれぞれインサート固定される金属板製の補強板23とを備えている。第1締結座21と第2締結座22との隣接部分に、地震発生時の初期衝撃を緩和吸収する衝撃吸収部24を設ける。
本考案のさらに別の転倒防止具は、柱、壁などの建物躯体と、家具の表面との間の内隅部分に装着する。図8に示すように転倒防止具は、家具に締結される金属板製の第1締結座31と、建物躯体に締結される金属板製の第2締結座32と、両締結座31・32の隣接端に設けられる衝撃吸収体33とでL字状に構成する。衝撃吸収体33はゴム成形品で形成されて、その内部に第1締結座31と第2締結座32の隣接端をそれぞれインサート固定する。以て、地震発生時の初期衝撃を衝撃吸収体33で緩和吸収する。
本考案の転倒防止具においては、一対のチェーンリンク4・4と、両チェーンリンク4・4の間に設けられるゴム製の衝撃吸収体5とで牽制具2を構成し、地震発生時の初期衝撃を衝撃吸収体5が伸長変形することによって効果的に緩和吸収するので、初期衝撃がチェーンリンク4に直接作用するのを阻止でき、したがって大きな衝撃力が作用するような場合であっても、チェーンリンク4が破断するのを防いで家具等の転倒を確実に防止できる。
両端の連結部16・16と、両連結部16・16の間に設けられる伸縮部17とで棒体状に形成した衝撃吸収体5によれば、伸縮部17が伸長変形することでチェーンリンク4に作用する衝撃力を緩和吸収するので、家具が大きく揺り動かされるような場合であっても支障なく対応できる。両チェーンリンク4・4の端部を連結部16・16にインサート固定すると、チェーンリンク4と衝撃吸収体5とを連結するための連結構造を省略でき、その分だけ牽制具2の構造を簡素化して転倒防止具の製造コストを減らすことができる。
棒体状に形成した衝撃吸収体5の連結部16・16に、複数個の要素リンク4aが伸長配置された状態で両チェーンリンク4・4をインサート固定すると、各要素リンク4aの表面全体がゴム材で密着保持されるので、チェーンリンク4と衝撃吸収体5との分離抵抗を大きくし、両者4・5の連結強度を高めることができる。伸縮部17の長さを連結部16の長さの2〜2.5倍に設定するのは、伸縮部17の長さが2倍未満であると、初期衝撃を緩和吸収し終わる前に伸縮部17が限界まで伸びきって破断するおそれがあり、さらに伸縮部17の長さが連結部16の長さの2.5倍を越えると、伸縮部17の弾性変形量が過剰になって、家具の運動慣性力が大きくなりすぎるからである。
要素リンク4aが8の字状に捻られた溶接リンクで形成してあるチェーンリンク4によれば、要素リンク4aの表面の捻れに沿ってゴム材が密着するので、チェーンリンク4と衝撃吸収体5との分離抵抗をさらに大きくでき、その分だけ両者4・5の連結強度を向上し、衝撃力によってチェーンリンク4が衝撃吸収体5から引き抜かれるのを確実に防止できる。
本考案の別の転倒防止具は、ゴム成形品からなるL字状の本体部20と、第1締結座21および第2締結座22にそれぞれインサート固定される金属板製の補強板23とで構成し、両締結座21・22の隣接部分に衝撃吸収部24を設けるので、地震発生時の初期衝撃を、衝撃吸収部24が屈曲変形することによって効果的に緩和吸収できる。したがって、本考案の転倒防止具によれば、初期衝撃が第1締結座21や第2締結座22に直接作用するのを阻止して、各締結座21・22の変形や破損を阻止し、家具等の転倒を確実に防止できる。各締結座21・22を締結するビス29が、初期衝撃力によって引き抜かれることもない。
本考案のさらに別の転倒防止具は、金属板製の第1締結座31および第2締結座32と、両締結座31・32の隣接端に設けられる衝撃吸収体33とで構成し、地震発生時の初期衝撃を、ゴム成形品からなる衝撃吸収体33が屈曲変形することによって効果的に緩和吸収できるので、初期衝撃が第1締結座31や第2締結座32に直接作用するのを阻止して、各締結座31・32の変形や破損を阻止し、家具等の転倒を確実に防止できる。両締結座31・32の隣接端を衝撃吸収体33にインサート固定するので、各締結座31・32と衝撃吸収体33とを連結するための連結構造を省略でき、その分だけ転倒防止具の製造コストを減らすことができる。
(実施例1) 図1ないし図5は本考案に係る転倒防止具の実施例1を示す。図1および図2において転倒防止具は、柱、壁などの建物躯体と、家具とにそれぞれ締結固定される一対の取付金具1・1と、両取付金具1・1を連結する牽制具2とで構成する。牽制具2は、各取付金具1にD形リング(連結リング)3を介して連結される一対のチェーンリンク4・4と、両チェーンリンク4・4の間に設けられるゴム製の衝撃吸収体5とで構成する。
図1に示すように取付金具1は、前後一対の締結ベース8と、両締結ベース8の間に折り起こし形成した左右一対の連結ブラケット9を一体に備えたプレス成形品からなる。締結ベース8には2個のビス穴10が形成され、連結ブラケット9にはボルト挿通穴11が形成してある。締結ベース8を建物躯体および家具の上面前端寄りにそれぞれビス14で締結固定し、ボルト挿通穴11に挿通したボルト12にD形リング3を掛止することにより、各チェーンリンク4を取付金具1に対して分離不能に連結できる。ボルト12は、連結ブラケット9の外側方からねじ込まれるナット13で締結固定される。
図4に示すように、チェーンリンク4を構成する個々の要素リンク4aは、8の字状に捻られた溶接リンクで形成してあり、チェーンリンク4の端部にD形リング3が連結されている。
図3に示すように、衝撃吸収体5は両端の連結部16と、両連結部16・16の間に設けられる伸縮部17とを一体に備えた棒体状のゴム成形品からなり、その断面は長円状に形成してある。衝撃吸収体5の形成素材としては、ブタジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、あるいは天然ゴムなどを適用できるが、引っ張り強さと伸び率に優れている点で、ブチルゴム、ブタジエンゴム、ネオプレンゴムなどが好ましい。
伸縮部17の断面積、断面形状、およびゴム硬度などを適宜選定することにより、伸縮部17の破断強度は、チェーンリンク4の破断強度とほぼ同じに設定されている。これにより、チェーンリンク4に衝撃力が作用する前に、伸縮部17が弾性変形して衝撃を緩和吸収でき、衝撃外力の開放に伴って伸縮部17を自由状態に復帰させることができる。初期衝撃を受けた時の伸縮部17を必要充分に弾性変形できるようにするために、伸縮部17の長さは、連結部16の長さの約2〜2.5倍に設定してある。
伸縮部17の長さが連結部16の長さが不充分であると、初期衝撃を緩和吸収し終わる前に伸縮部17が限界まで伸びきって破断するおそれがある。また、伸縮部17の長さが連結部16の長さの2.5倍を越えると、伸縮部17の弾性変形量が過剰になって、家具の運動慣性力が大きくなりすぎる。
チェーンリンク4と衝撃吸収体5とは、衝撃吸収体5の成形時に各チェーンリンク4をインサート固定することにより分離不能に一体化してある。詳しくは、図3に示すようにチェーンリンク4における端部寄りの4個の要素リンク4aが、連結部16の肉壁中央に伸長配置された状態で各チェーンリンク4をインサート固定する。先に説明したように、要素リンク4aは8の字状に捻られている。そのためインサートされた個々の要素リンク4aのリンク周面には、図5に示すようにゴム材が要素リンク4aの凹凸に沿って密着し、さらに要素リンク4aで囲まれる空間にゴム材が充満する。これにより、チェーンリンク4と衝撃吸収体5との分離抵抗を大きくでき、両者4・5の連結強度を伸縮部17の破断強度と同じにすることができる。
以上のように構成した転倒防止具は、図1に示すように両取付金具1・1にチェーンリンク4・4をD形リング3を介して連結したうえで、一方の取付金具1を家具に固定し、さらに他方の取付金具1を建物躯体に固定して使用する。地震発生時には、建物躯体が揺り動かされるのに伴って、家具に対して前後、左右、あるいは上下方向の衝撃力が作用する。この初期衝撃力はチェーンリンク4を介して衝撃吸収体5に伝わり、伸縮部17が伸長変形することによって衝撃力が緩和吸収される。その結果、チェーンリンク4に初期衝撃力が直接作用するのを解消できる。また、衝撃力が開放されるのと同時に、伸縮部17は自己の弾性で縮んで家具を静止位置へ引き戻し操作し転倒を防止する。
実際の状況では、家具が繰り返し揺り動かされるのに伴って、伸縮部17が伸び縮みして衝撃力を緩和吸収する。したがって、最も熾烈な初期衝撃によるリンクチェーン4の破断を阻止し、家具等の転倒を確実に防止できる。因みに、伸縮部17の伸縮量はゴム材の伸び率に依存するが、伸長し終わるまでにはある程度の時間が掛るので、伸長限界を越えて引っ張られる場合を除いて伸縮部17が破断することはない。
(実施例2) 図1、図2、図6および図7は、本考案に係る転倒防止具の実施例2を示す。図6において転倒防止具は、家具に締結される第1締結座21と、建物躯体に締結される第2締結座22とを一体に備えたゴム成形品からなるL字状の本体部20と、第1締結座21、および第2締結座22にそれぞれインサート固定される鋼板製の補強板23・23と、第1締結座21と第2締結座22との隣接部分に設けられる衝撃吸収部24とで構成してある。本体部20の形成素材は、実施例1で説明したゴム材を適用することができる。
第1締結座21および第2締結座22は、両者の隣接部分から、それぞれの遊端部分へ向かって厚み寸法が漸減する状態で断面くさび状に形成してあり、両締結座21・22の接合面21a・22aに近接する状態で補強板23が埋設してある。両締結座21・22と補強板23・23の隣接端寄りと遊端寄りとには、それぞれビス挿通穴25・26が形成してある。縦方向に長い補強板23の基端と、横方向に長い補強板23の基端との間のゴム塊が衝撃吸収部24となる。図7に示すように、両締結座21・22の幅寸法は同じである。
以上のように構成した転倒防止具は、図1に示すように家具の上面と建物躯体との間の内隅部分に配置し、両締結座21・22をビス29で締結して使用する。地震発生時には、建物躯体が揺り動かされるのに伴って、家具に対して前後、左右、あるいは上下方向の衝撃力が作用する。この初期衝撃力は家具側の第1締結座21を介して衝撃吸収部24に伝わり、衝撃吸収部24が上下、左右に屈曲変形し、あるいは前後に伸縮変形することによって衝撃力が緩和吸収される。その結果、締結座21・22に初期衝撃力が直接作用するのを解消でき、各締結座21・22の変形や破損を阻止して家具等の転倒を確実に防止できる。初期衝撃力によってビス29が引き抜かれることもない。
実施例1、および実施例2における転倒防止具はそれぞれ単独で使用できるが、図1および図2に示すように両者を併用することもでき、その場合には家具の転倒をさらに確実に防止できるであろう。転倒防止具は、家具の側面と建物躯体との間の内隅部分に締結して使用することができる。
(実施例3) 図8は本考案に係る転倒防止具の実施例3を示す。この実施例における転倒防止具は、比較的小形で軽量の家具に適用することを目的としており、家具に締結されるステンレス板製の第1締結座31と、建物躯体に締結されるステンレス板製の第2締結座32と、両締結座31・32の隣接端に設けられる衝撃吸収体33とで、転倒防止具をL字状に構成する。両締結座31・32には、それぞれビス挿通穴34が2個ずつ形成してあり、衝撃吸収体33との連結部分にそれぞれ連結壁35が折り曲げ形成してある。連結壁35には抜止穴36が形成してある。
衝撃吸収体33は断面L字状のゴム成形品からなり、縦横の肉壁のそれぞれに、第1締結座31と第2締結座32の連結壁35がそれぞれインサート固定してある。縦横の肉壁に埋設された連結壁35の周面はゴム材によって密着保持され、さらに抜止穴36にゴム材が充満するので、各締結座31・32が衝撃吸収体33から分離するのを防止できる。なお、衝撃吸収体33の形成素材は、実施例1で説明したゴム材を適用することができる。
転倒防止具は、実施例2の転倒防止具と同様に、家具と建物躯体との間の内隅部分に締結して使用する。地震発生時には、家具に作用する衝撃力を両締結座31・32の基端間に設けられた衝撃吸収部37が屈曲変形することで緩和吸収する。したがって、両締結座31・32に初期衝撃力が直接作用するのを解消でき、両締結座31・32の変形や破損を阻止しながら家具等の転倒を確実に防止できる。初期衝撃力によってビスが引き抜かれることもない。
上記の実施例以外に、衝撃吸収体5の断面形状は、円形、四角形、繭形など必要に応じて任意形状に形成できる。連結リング3はD形リングである必要はなく、円形や三角形のリングを適用できる。さらに、着脱可能な連結リング3を使用して、チェーンリンク4の任意の要素リンク4aに連結リング3を装着し、チェーンリンク4の有効長さを調整することができる。チェーンリンク4の要素リンク4aを取付金具1に直接連結して、チェーンリンク4の有効長さを調整することができ、その場合には連結リング3を省略できる。取付金具1は実施例で説明した構造である必要はなく、たとえば掛止フックを備えた取付金具や、連結リング3をビスで締結固定する形態の取付金具などを適用できる。
実施例2における転倒防止具においては、衝撃吸収部24にく字状ないしL字状の板ばねをインサートしておき、衝撃吸収部24の屈曲抵抗を高めることができる。
転倒防止具の使用状態を示す側面図である。 転倒防止具の使用例を示す斜視図である。 リンクチェーンと衝撃吸収体の連結構造を示す一部破断正面図である。 リンクチェーンの側面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 実施例2に係る転倒防止具の縦断側面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 実施例3に係る転倒防止具の縦断側面図である。
符号の説明
1 取付金具
2 牽制具
4 チェーンリンク
5 干渉吸収体
16 連結部
17 伸縮部

Claims (5)

  1. 柱、壁などの建物躯体と、家具とにそれぞれ締結固定される一対の取付金具(1・1)と、両取付金具(1・1)どうしを連結する牽制具(2)とで構成されており、
    牽制具(2)は、各取付金具(1・1)に連結される一対のチェーンリンク(4・4)と、両チェーンリンク(4・4)の間に設けられるゴム製の衝撃吸収体(5)とを含み、
    衝撃吸収体(5)が、両端の連結部(16・16)と、両連結部(16・16)の間に設けられる伸縮部(17)とで棒体状に形成されており、
    両チェーンリンク(4・4)の端部を連結部(16・16)にインサート固定して、両チェーンリンク(4・4)と衝撃吸収体(5)とが分離不能に一体化してある家具等の転倒防止具。
  2. 衝撃吸収体(5)が、ゴムを素材にして棒体状に形成されており、
    衝撃吸収体(5)の連結部(16・16)に、複数個の要素リンク(4a)が伸長配置された状態で、両チェーンリンク(4・4)がインサート固定されており、
    伸縮部(17)の長さが、連結部(16)の長さの2〜2.5倍に設定してある請求項1記載の家具等の転倒防止具。
  3. チェーンリンク(4)を構成する要素リンク(4a)が、8の字状に捻られた溶接リンクで形成してある請求項1または2記載の家具等の転倒防止具。
  4. 柱、壁などの建物躯体と、家具の表面との間の内隅部分に装着される転倒防止具であって、
    家具に締結される第1締結座(21)と、建物躯体に締結される第2締結座(22)とを一体に備えた、ゴム成形品からなるL字状の本体部(20)と、第1締結座(21)および第2締結座(22)にそれぞれインサート固定される金属板製の補強板(23)とを備えており、
    第1締結座(21)と第2締結座(22)との隣接部分に、地震発生時の初期衝撃を緩和吸収する衝撃吸収部(24)が設けてあることを特徴とする家具等の転倒防止具。
  5. 柱、壁などの建物躯体と、家具の表面との間の内隅部分に装着される転倒防止具であって、
    家具に締結される金属板製の第1締結座(31)と、建物躯体に締結される金属板製の第2締結座(32)と、両締結座(31・32)の隣接端に設けられる衝撃吸収体(33)とでL字状に構成されており、
    衝撃吸収体(33)はゴム成形品で形成されて、その内部に第1締結座(31)と第2締結座(32)の隣接端がそれぞれインサート固定されており、
    地震発生時の初期衝撃を衝撃吸収体(33)で緩和吸収することを特徴とする家具等の転倒防止具。
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