JP3122829B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents
現金自動取引装置Info
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- JP3122829B2 JP3122829B2 JP06262364A JP26236494A JP3122829B2 JP 3122829 B2 JP3122829 B2 JP 3122829B2 JP 06262364 A JP06262364 A JP 06262364A JP 26236494 A JP26236494 A JP 26236494A JP 3122829 B2 JP3122829 B2 JP 3122829B2
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Description
り、銀行等に設置される紙幣入出金装置等の装置に投入
される紙幣および紙幣以外の異物、特に硬貨による装置
内部の紙幣ジャム(紙づまり)などを防止できる現金自
動取引装置に関する。
された紙幣中に、例えば硬貨などの異物があった場合に
備え、実開昭62−203140号公報記載のように、
紙幣を重力方向に受け止める入金口の底板に、異物を落
下させるための隙間を設けたり、また、その投入された
紙幣を加振して異物を落下させ易くする方法や、特開昭
63−82236号公報記載のように、異物を落下させ
る隙間を設けることができないような場所(例えば、紙
幣を1枚づつ分離するローラ直上部)をなくするよう
に、投入される紙幣を受け入れる入金口の場所を移動可
能に構成する方法が採られている。
挟まった異物は紙幣を振動させても、紙幣の折れ癖など
に引っかかったり、装置の構成上、入金口の底板に設け
ることができる隙間の位置や大きさは、近年の装置の小
形化の要求等より制約を受け、異物を完全に底板の隙間
より落とせなかったり、さらに、完全に異物を落とそう
として入金口の場所を移動可能なように構成すると、装
置が複雑、大型化し、コストも上昇するという問題があ
った。
2号公報に記載のように、紙幣搬送ルートの対向する搬
送ガイドの隙間に、紙幣は通過し、硬貨は通過できない
隙間となるような突起物を設けた。
最も頻度の高い硬貨に限定し、紙幣と一緒に誤投入され
た硬貨を装置内より取り除くとともに、紙幣搬送時に良
好な搬送性能が得られる小形でかつ安価な機構の現金自
動取引装置を提供することにある。
に本発明の現金自動取引装置は、互いに対面し所定の間
隔を有して紙幣の搬送路を構成する一対の紙幣案内板の
うち、一方の紙幣案内板の前記搬送路側に設けられた突
起に対向して、他方の紙幣案内板に搬送紙幣の一部がは
み出すことのできる空間部を設けたことを特徴とするも
のである。
送する紙幣繰出し部を有する現金自動取引装置におい
て、前記紙幣を搬送する搬送ルートを、硬貨の厚みより
広い隙間を持った対面する一対の紙幣ガイドにより構成
し、一方の紙幣ガイドに、他方の紙幣ガイドとの搬送間
隙が、硬貨の厚みより狭くかつ紙幣の厚みより広くなる
ような突起を設け、前記他方の紙幣ガイドの、前記突起
と対向する部分を削除したことを特徴とするものであ
る。
された場合、紙幣案内板である紙幣ガイド中に搬送され
た硬貨は、ガイドに設けられた突起と紙幣ガイドとの間
隙が硬貨の厚みより狭いために、その間を通過すること
が不可能で、突起により左右方向に通過ルートを変更さ
れ、硬貨を任意の方向へ導くことが可能である。また、
紙幣が紙幣ガイド中に搬送されてきた場合は、突起と紙
幣ガイドとの間隙は紙幣の厚さより広く、さらに突起の
紙幣の突入側を球面状にし、突起と対向するガイドに溝
等の空間部を設けることにより、紙幣が突起に衝突して
も、紙幣に変形できる余裕を与えられるので、搬送され
てきた紙幣を傷つけることが防止され、紙幣の搬送が停
止することなく良好な搬送が可能となる。
明する。図1は、紙幣自動取引装置の入金紙幣の分離搬
送機構部の概略図であり、入金される紙幣1は、ホッパ
2に投入された後、ピックアップローラ3により間欠的
に搬送力を与えられ、互いにオーバーラップしたフィー
ドローラ4と回転しないゲートローラ5により1枚づつ
分離され、順次ピンチローラ6とフィードローラ4、搬
送ローラ7a、7b、搬送ベルト8a、8bにより下流
へ搬送される。
ーラ4、搬送ローラ7aは図示していない同一の駆動源
(モータ)により駆動力を与えられており、ピンチロー
ラ6と搬送ローラ7bは従動回転し、それぞれフィード
ローラ4、搬送ローラ7aにバネ10、バネ11により
適切な圧力で押しつけられており、さらにゲートローラ
5はやはりバネ9により位置決めされている。そのため
に、硬貨が、それぞれのローラ間に噛み込まれてもゲー
トローラ5、ピンチローラ6、搬送ローラ7bは退避可
能で、硬貨を下流に搬送可能な構造となっている。
する上下の紙幣ガイド12、13のうち、下紙幣ガイド
13には突起14が設けられ、この突起14により硬貨
15は通過ルートを変更されて硬貨受け16に落下す
る。そして、以下に詳述するように、上紙幣ガイド12
には、紙幣の一部がはみ出すことのできる余裕の空間と
して、溝20が形成されている。
てある。ピンチローラ6から、搬送ベルト8に至るまで
の紙幣搬送ルートは、突起14と対向する部分に溝20
を設けてある上紙幣ガイド12と、下紙幣ガイド13と
によって一定の隙間th に保たれており、この隙間th
は硬貨の厚みtc より広く、下紙幣ガイド13に付加さ
れた半球状の突起14と上紙幣ガイド12との隙間t
は、紙幣の厚さより広く、硬貨の厚さtc より狭く構成
されている。
す正面図で、図3は、突起14と対向する部分に溝20
を設けてある上紙幣ガイド12の形状を示してあり、図
4は、図3に示す形状と同様の効果のえられる別の溝2
1の実施例を示してある。なお、上紙幣ガイド12は、
金属製に限らず、プラスチック等の樹脂で製作すること
もできる。
を下流に1枚づつ分離搬送するとともに、硬貨15が搬
送ベルト8に噛み込むのを防ぐように突起14を配置し
た例であり、誤投入された硬貨15が搬送ベルト8に噛
み込み搬送されると、ベルトの屈曲部でベルトを破断さ
せたり、搬送される紙幣にジャム(紙づまり)を起こし
たりするのを防ぐことを目的としている。
の動作について説明する。図5および図6に示すよう
に、ホッパ2に投入された入金紙幣1に紛れ込んだ硬貨
15は、入金紙幣1が順次分離搬送されていくと、紙幣
とともに上下搬送ガイド12、13の間に送られる。こ
の硬貨15は下搬送ガイド13に付加された突起14に
当り左右に振り分けられる。
の隙間tは、前述のように硬貨15の厚みtc より狭い
ため、この隙間tを通過することは不可能で、かつ突起
14の紙幣突入側(図示上側)の形状が球面状となって
いるために、この突起14に乗り上げることがなく、突
起14と上搬送ガイド12との間に挟まってしまうこと
は回避可能である。
しく説明する。位置aより搬送ガイド12、13中に運
ばれた硬貨15aは、突起14には触れずA方向に真下
に落下する。位置bより搬送ガイド12、13中に運ば
れた硬貨15bは、突起14a、14bに弾かれB方向
へ導かれる。位置cより搬送ガイド12、13中に運ば
れた硬貨15cは、突起14aに弾かれた後、搬送ロー
ラ7a、7bによりC方向へ導かれる。位置dより搬送
ガイド12、13中に運ばれた硬貨15dは、突起14
には触れず、搬送ローラ7a、7bによりD方向に真下
に落下する。位置eより搬送ガイド12、13中に運ば
れた硬貨15eは、突起14c、14dに弾かれE方向
へ導かれる。
れた硬貨15は搬送ベルト8に噛み込まれない位置に誘
導され、搬送ベルト8の間より下方へ落下し、硬貨受け
16に収容され、紙幣搬送ルートより硬貨を除去するこ
とが可能である。
て搬送されていて、突起14に衝突しない場合を示して
あるが、逆に硬貨15が搬送ガイド12側に沿って搬送
されていて、紙幣が突起14に接触しながら搬送される
場合にも、硬貨15は搬送ベルト8に噛み込まれない位
置に誘導され、搬送ベルト8の間より下方へ落下し、硬
貨受け16に収容され、紙幣搬送ルートより硬貨を除去
することができる。
搬送され、紙幣の先端が、イ、ロ、ハというように、突
起14に衝突しながらも滞留することなく搬送されてい
く場合を示してある。
自動取引装置に入金される紙幣には、通常(ア)のほ
か、折れぐせ(イ、ウ)やカール(エ)、破れ(オ、
ク)、紙幣角部の折れ(耳折れ)(カ)、端面のめくれ
(キ、ク)等があり、突起14のように搬送路上に突出
している部分にひっかかって紙幣ジャムとなりやすい。
と、折れ目が搬送ガイド12側にある場合には、紙幣の
折れ目が突起14と衝突しないで、紙幣先端が突起14
に衝突しても紙幣の折れ目を起点として折りたたまれる
ようにして、滞留することなく下流に搬送される。
搬送ガイド13側にある場合には、その折れ目が突起1
4と衝突してイの位置から、ロのように紙幣先端が搬送
ガイド12の溝20に入り込むことによって、突起14
と衝突した紙幣の折れ目は滞留することなく突起14上
をすべり、ハのように紙幣の折れ目が伸ばされながら下
流に搬送される。
イド12を示してある。図12に示すように、紙幣の折
れ目が搬送ガイド12側にある場合には、図8と同様
に、紙幣の折れ目が突起14と衝突しないで、紙幣先端
が突起14に衝突しても、その折れ目を起点として折り
たたまれるようにして、滞留することなく下流に搬送さ
れる。
目が搬送ガイド13側にある場合には、その折れ目が突
起14と衝突しても、搬送ガイド12側に紙幣先端の変
形が入り込む空間がないために、その折れ目が突起14
と衝突した位置に停止するので、その位置を起点として
図中の破線のように座屈し、紙幣ジャムとなることがあ
る。
他の実施例を示した図である。図14は、図3に示した
上紙幣ガイド12の複数の溝20を、いくつかずつまと
めて切欠き22にしたものである。また、図15は、図
5に示した複数の溝21を、いくつかずつまとめて穴2
3にしたものである。また、図16は、上紙幣ガイド1
2の厚みを減らして凹部24を形成し、溝の代わりにこ
の凹部24を紙幣の一部がはみ出すことのできる逃げ空
間としたものである。また、図17は、上紙幣ガイド1
2に曲げ等により凹部25を形成し、この凹部25を紙
幣の逃げ空間としたものである。これら他の実施例によ
れば、紙幣の逃げ空間を容易に製作することができる。
い隙間を持つガイド中に、紙幣の厚みより広く、硬貨の
厚みより狭い隙間となるような突起を付加することによ
り、このガイド中に送られてきた硬貨を任意の方向に誘
導することができ、紙幣搬送ルートより誤投入された硬
貨を除去することができるとともに、突起と対向するガ
イドに紙幣の逃げ空間を設けてあるので、紙幣と突起と
が衝突しても、紙幣に変形できる隙間を与えられるの
で、搬送されてきた紙幣を傷つけることが少なく良好な
搬送が可能となり、装置内部の損傷や紙幣ジャムを防ぐ
効果がある。
緒に誤投入された硬貨を装置内より取り除くとともに、
紙幣搬送時に良好な搬送性能が得られる小形でかつ安価
な機構の現金自動取引装置を得ることができる。
る。
る。
面図である。
間の搬送状態の説明図である。
先端との衝突状態の説明図である。
下向き折れ紙幣との衝突状態の説明図である。
上向き折れ紙幣との衝突状態の説明図である。
図である。
き折れ紙幣との衝突状態の説明図である。
き折れ紙幣との衝突状態の説明図である。
示す正面図である。
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 互いに対面し所定の間隔を有して紙幣の
搬送路を構成する一対の紙幣案内板のうち、一方の紙幣
案内板の前記搬送路側に設けられた突起に対向して、他
方の紙幣案内板に搬送紙幣の一部がはみ出すことのでき
る空間部を設けたことを特徴とする現金自動取引装置。 - 【請求項2】 前記空間部は、前記他方の紙幣案内板に
形成した切欠きもしくは穴である請求項1に記載の現金
自動取引装置。 - 【請求項3】 前記空間部は、前記他方の紙幣案内板に
形成した凹部である請求項1に記載の現金自動取引装
置。 - 【請求項4】 前記空間部は、前記突起のうちのいくつ
かからなる1群ごとに対応して設けられている請求項1
に記載の現金自動取引装置。 - 【請求項5】 前記他方の案内板は、プラスチック等の
樹脂からなる請求項1に記載の現金自動取引装置。 - 【請求項6】 入金される紙幣を1枚づつ分離し搬送す
る紙幣繰出し部を有する現金自動取引装置において、前
記紙幣を搬送する搬送ルートを、硬貨の厚みより広い隙
間を持った対面する一対の紙幣ガイドにより構成し、一
方の紙幣ガイドに、他方の紙幣ガイドとの搬送間隙が、
硬貨の厚みより狭くかつ紙幣の厚みより広くなるような
突起を設け、前記他方の紙幣ガイドの、前記突起と対向
する部分を削除したことを特徴とする現金自動取引装
置。 - 【請求項7】 前記突起は、一部または全部が球面状を
している請求項6に記載の現金自動取引装置。 - 【請求項8】 前記他方の紙幣ガイドの、前記突起と対
向する部分の削除形状を、前記突起と対向する位置から
下流に向けて形成した溝形状とした請求項6に記載の現
金自動取引装置。 - 【請求項9】 前記他方の紙幣ガイドを削除して形成し
た溝形状は、前記一方の紙幣ガイド面からの前記突起の
突起部最大直径と、同等あるいは大きい幅を有する請求
項6に記載の現金自動取引装置。 - 【請求項10】 入金される紙幣を投入するホッパと、
前記ホッパから前記紙幣に間欠的に搬送力を与えるピッ
クアップローラと、前記紙幣を1枚ずつ分離する互いに
オーバーラップしたフィードローラおよび回転しないゲ
ートローラと、前記分離した紙幣を下流へ順次搬送する
ピンチローラ、フィードローラ、搬送ローラ、および搬
送ベルトと、前記フィードローラ、前記搬送ローラおよ
び前記ゲートローラに適切な押圧力を与えるバネとを備
え、前記ピンチローラから前記搬送ベルトに至る紙幣搬
送ルートは、硬貨の通過ルートを変更する半球状の突起
を設けた下紙幣ガイドと、前記突起と対向する部分に溝
を設けた上紙幣ガイドとによって一定の隙間に保たれ、
前記隙間は硬貨の厚みより広く、前記突起と前記上紙幣
ガイドとの間隙は、紙幣の厚さより広くかつ硬貨の厚さ
より狭く構成され、前記上紙幣ガイドの前記突起に対向
する部分に、搬送紙幣の一部がはみ出すことのできる溝
が形成されていることを特徴とする現金自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06262364A JP3122829B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 現金自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06262364A JP3122829B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 現金自動取引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08123994A JPH08123994A (ja) | 1996-05-17 |
JP3122829B2 true JP3122829B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=17374721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06262364A Expired - Fee Related JP3122829B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 現金自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122829B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101508338B1 (ko) * | 2012-12-31 | 2015-04-07 | 노틸러스효성 주식회사 | 금융자동화기기의 매체 분리 장치 |
CN113256911A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-08-13 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 一种卡钞处理方法、系统、存取款设备和存储介质 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP06262364A patent/JP3122829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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