JP3122774U - 人形玩具 - Google Patents

Abstract

【課題】 簡易な構成かつ簡易な方法によって靴下や手袋を脚部あるいは腕部の表面にフィットさせて、リアルかつ堅牢に装着させた美麗で可愛らしい人形玩具を提供する。
【解決手段】 少なくとも胴部３と脚部４を備えた人形玩具を構成し、人形の脚部４の表面にフィットする形状の伸縮部材からなる靴下６を構成し、この靴下６を脚部４に履かせてから、靴下６の上部を引っ張り脚部４の表面にフィットさせ、さらに靴下６の上部を脚部４の上部に固定した。
【選択図】図１

Description

本考案は、脚部や腕部に靴下や手袋を装着した人形玩具に関するものである。

従来より、人形に靴下を履かせたり手袋をさせていた。この靴下や手袋を人形の表面に構成する方法としては次の方法があった。
すなわち靴下を構成する場合には、黒色の材質で作成した人形の脚部の表面を肌色で着色し、その後肌色の表面を線状に削ることにより、地色の黒色を露出させて靴下のように見せるものである。この方法では、作成に手間がかかる上に、靴下のリアリティに欠けていた。

他の方法としては、靴下用の布を脚部に巻きながら貼り付けていくものであり、脚部の表面形状に合致する形状の布を予め用意して、それを接着剤で貼り付けていた。この方法は、微妙な曲面を有する脚部表面に布が完全にフィットしない上に、接着剤が脚部の全体にわたり露出するため仕上りが美麗でない上に、量産ができないという問題点があった。
上記は手袋の場合も同様であった。

本考案は上記の点に鑑みなされたものであり、簡易な方法で人形に靴下や手袋をリアルに装着させて、美麗で可愛らしい人形玩具を提供するものである。

本考案の要旨とするところは、少なくとも胴部と脚部を備えた人形玩具を構成し、上記脚部の表面にフィットする伸縮部材からなる靴下を構成し、この靴下を上記脚部に装着し、かつ靴下の上部を脚部の上部に固定した人形玩具である。

また本考案の要旨とするところは、少なくとも胴部と腕部を備えた人形玩具を構成し、上記腕部の表面にフィットする伸縮部材からなる手袋を構成し、この手袋を上記腕部に装着し、かつ手袋の上部を腕部の上部に固定した人形玩具である。

本考案は上記のように、伸縮部材からなる靴下または手袋を脚部または腕部に装着し上部を脚部や腕部の上部に固定したから、簡易な構成かつ簡易な方法によって靴下や手袋をリアルかつ堅牢に装着でき、美麗で可愛らしい人形玩具を得ることができる。

本考案を実施するための最良の形態は、人形玩具の脚部の表面にフィットする形状の伸縮部材からなる靴下を構成する。この靴下を脚部に履かせてから、靴下の上部を引っ張り脚部の表面にフィットさせ、さらに靴下の上部を脚部の上部に固定した人形玩具である。

以下、本考案の実施形態を図に基づいて説明する。
図１は人形玩具の全体斜視図、図２は人形玩具の要部の分解斜視図、図３は第１実施形態の脚部の正面図、図４は第２実施形態の脚部の正面図及び図５は第３実施形態の脚部の正面図である。

本考案の人形玩具１は、図１に示すように脚部４の長い女の子が網目状の靴下を履いたものである。
上記脚部４は、図２に示すように、上端に構成した接合部４１を胴部３の凹部３１に嵌合して固定するものである。
上記靴下６は脚部の表面形状にフィットする伸縮部材からなる網目状の素材を使用していて、長さ、太さとも、脚部４の大きさより少し小さく作成する。この靴下６は網目状（網タイツ）に限らず、無地等の他の形状や、表面に模様を構成したものを採用できる。

この構成を詳しく説明する。図３は第１実施形態の脚部４を示す。
本実施形態では、上記のように構成した靴下６を人間の靴下と同様に脚部４に履かせてから上部を引っ張り、脚部４の表面形状にフィットさせる。
そしてこの状態で靴下６の上部をバンド等の固定部材７で脚部４に固定し、靴下６の中間部分は張力によって脚部４の表面に密着させるのである。

その後、脚部４に靴５を履かせて、同時に脚部の接合部４１を胴部３の凹部３１に嵌合して収納することで、靴下６の上端の余剰部分と固定部材７を胴部３内に収納する。また、上記靴下６上端の余剰部分を固定部材７の中に収納することもできる。
このように人形玩具の組み立て後は上記の固定部材７を隠すことで、あたかも人間が細い網タイツを履いているようなリアルな表現が可能となるのである。

上記靴下６上部の固定方法の他例を示す。
図４は第２実施形態の脚部４を示すものである。この実施形態は靴下６の上部を接着剤８によって脚部４に固定している。この方法は、上記第１実施形態より製作が容易であるというメリットがある。
また図示はしないが、接着剤に代えて脚部４の表面に突起を作り、その突起に靴下６を引っ掛けて固定することもできる。

図５は第３実施形態の脚部４を示すものである。この実施形態は靴下６の上部を接着剤等を使用せずに、接合部４１によって胴部３内に収納するものである。この方法は、固定部材が不要のため靴下６の固定が簡易に行なえるのである。

また本考案では脚部４に限らず、腕部２に手袋をつけることができるが、手袋９の構成は上記靴下６と同様であり、手袋を腕部２につける方法は脚部４に靴下６を履かせる方法と同様である。

本考案の人形玩具の全体斜視図 本考案の人形玩具の要部の分解斜視図 本考案の第１実施形態の脚部の正面図 本考案の第２実施形態の脚部の正面図 本考案の第３実施形態の脚部の正面図

符号の説明

１ 人形玩具
２ 腕部
３ 胴部
３１ 凹部
４ 脚部
４１ 接合部
５ 靴
６ 靴下
７ 固定部材
８ 接着剤
９ 手袋

Claims (2)

1. 少なくとも胴部と脚部を備えた人形玩具を構成し、上記脚部の表面にフィットする伸縮部材からなる靴下を構成し、この靴下を上記脚部に装着し、かつ靴下の上部を脚部の上部に固定した人形玩具。
2. 少なくとも胴部と腕部を備えた人形玩具を構成し、上記腕部の表面にフィットする伸縮部材からなる手袋を構成し、この手袋を上記腕部に装着し、かつ手袋の上部を腕部の上部に固定した人形玩具。

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