JP2008220513A - 人形製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮性のあるものを身体に密着して装う人形を効率良く低コストで製造できる生産性に優れた人形製造方法を供する。
【解決手段】素体部位2と被覆部位3L,3Rとからなる人形素体1を作成する人形素体作成工程と、伸縮自在に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状体Sを、被覆部位3L,3Rに対応する長さに切断して筒状被覆体Spを切り出す筒状被覆体切出工程と、筒状被覆体Spを伸長させながら被覆部位3L,3Rに被せる被覆工程と、筒状被覆体Spが被せられた被覆部位3L,3Rを素体部位2に接合する組立工程とから少なくともなる人形製造方法。
【選択図】図8

Description

本発明は、伸縮性のあるものを身体に密着して装う観賞用人形の製造方法に関する。
この種の観賞用人形については、特許文献1に開示された例がある。
実用新案登録第3122774号公報
同特許文献1に開示された人形は、伸縮部材からなる網目状の靴下(網タイツまたはメッシュ・ストッキング)を人形の脚部に履かせたものである。
この網目状の靴下は、実際のメッシュ・ストッキングと同様に脚部に密着して脚部の形状をそのまま露にし、大きめの網目から素肌部分が見えるとともにメッシュ・ストッキングの網の触感もあり、つまめば伸びるなど、実際のメッシュ・ストッキングと同じ感覚を得ることができる。
このストッキング状の靴下は、脚部の大腿付け根からつま先までを覆う細長い袋状をなし、大腿付け根側基端が開口し、中間(膝部)から徐々に径を小さくしてつま先側先端が閉塞されている。
特許文献1では、このように製造された靴下を、人形の切り離された大腿付け根から足までの脚部に、つま先側から履かせ、靴下の大腿付け根側基端を脚部からはみ出させて脚部全体を覆う。
人形の大腿付け根の胴体側に凹部が形成され、この凹部に脚部の大腿付け根が嵌入して脚部が胴体に接合されるもので、取り外された脚部に上記のように靴下を履かせ、大腿付け根近傍をバンド等の固定部材で靴下を固定した状態で胴体側の凹部に脚部の大腿付け根側基端を固定部材まで嵌入して脚部からはみ出した靴下の余剰部分を固定部材とともに胴体側の凹部に隠すようにして接合している。
以上のように、特許文献1において用いられる靴下は、人形用に作成されるが多く人形は実際の人体よりも小さく作られるため、人形用の靴下を作成するに際して細長い袋状に作成しなければならないので、靴下自体を作成するのに手間と時間を要して生産効率が悪く、人形の量産の妨げとなる。
また、人形の脚部に合った長さ・大きさ・形状の袋状の靴下を作成しなければならないので、人形ごとに、あるいは脚部ごとに、それぞれ異なる靴下を各別に作成しなければならない。
なお、脚部に限らず腕部に長尺の手袋を被覆する場合も、当該腕部に合った長さ・大きさ・形状の袋状の手袋を各別に、また靴下とは別に作成しなければならない。
したがって、新しい人形を製造するたびに、その脚部や腕部に合った靴下や手袋を設計して作成しなければならないので、効率的でなく、製造コストも高くなる。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、伸縮性のあるものを身体に密着して装う人形を効率良く低コストで製造できる生産性に優れた人形製造方法を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、素体部位と被覆部位とからなる人形素体を作成する人形素体作成工程と、伸縮自在に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状体を、前記被覆部位に対応する長さに切断して筒状被覆体を切り出す筒状被覆体切出工程と、前記筒状被覆体を伸長させながら前記被覆部位に被せる被覆工程と、筒状被覆体が被せられた被覆部位を前記素体部位に接合する組立工程と、から少なくともなる人形製造方法とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の人形製造方法において、前記筒状被覆体切出工程で、前記筒状被覆体を伸長させながら前記被覆部位に被せたときに前記筒状被覆体が前記被覆部位を覆い端部が余る程度の長さに、前記長尺筒状体を切断し、前記被覆工程で、前記被覆部位より前記筒状被覆体の余剰端部がはみ出すように前記筒状被覆体を前記被覆部位に被せ、前記組立工程で、前記被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を前記素体部位と前記被覆部位の互いの接合面に挟み込んで前記被覆部位を前記素体部位に接合することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の人形製造方法において、前記筒状被覆体が被せられた被覆部位に、前記被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を隠すようにして装身具相当部材を装着する部品装着工程を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の人形製造方法において、前記筒状被覆体切出工程における長尺筒状体を、筒径の異なる複数種類用意しておくことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の人形製造方法において、前記長尺筒状体を、網目状に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状ネットとしたことを特徴とする。
請求項1記載の人形製造方法によれば、筒状被覆体切出工程において、伸縮自在に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状体を、被覆部位に対応する適当な長さに切断して筒状被覆体を切り出すので、切断という簡単な作業で被覆部位に被せる筒状被覆体を作成することができ、手間と時間を要せず作業効率の向上を図り、人形の生産性を高め量産に寄与することができる。
異なる被覆部位でも同じ長尺筒状体を切断して使用することが可能で、効率的であり、製造コストも低減することができる。
なお、本明細書において人形素体とは被覆体や装身具などを身に付ける前の人形のことであり、被覆部位とは筒状被覆体が被せられる人形の部位のことであり、素体部位とは人形素体から被覆部位を分離した相手側の人形の部位で筒状被覆体が被せられない素体のままとされる部位のことである。
請求項2記載の人形製造方法によれば、被覆部位より筒状被覆体の余剰端部がはみ出すように筒状被覆体を被覆部位に被せ、被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を素体部位と被覆部位の互いの接合面に挟み込んで被覆部位を素体部位に接合するので、被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部に特別の処理を施すことなく、余剰端部を素体部位と被覆部位の互いの接合面に挟み込んで筒状被覆体の端部を被覆部位に固定すると同時に、筒状被覆体の余剰端部を隠すことができ、作業効率の更なる向上を図るとともに、人形の外観を良好に保つことができる。
請求項3記載の人形製造方法によれば、筒状被覆体が被せられた被覆部位に、被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を隠すようにして装身具相当部材を装着する部品装着工程を備えることで、余剰端部を素体部位と被覆部位の互いの接合面に挟み込むことができない余剰端部を、装身具相当部材で被覆部位に固定すると同時に、筒状被覆体の余剰端部を隠しながら、人形の美観を向上させることができる。
請求項4記載の人形製造方法によれば、長尺筒状体を、筒径の異なる複数種類用意しておくことで、サイズが大きく異なる種々の被覆部位に対応することができる。
請求項5記載の人形製造方法によれば、長尺筒状体を、網目状に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状ネットとしたので、被覆部位に被せられた筒状被覆体は被覆部位の表面に網目状をなして密着し、網目から素肌部分が見えるとともに網の触感もあり、つまめば伸びるなど、実際の網タイツやメッシュ・ストッキングのような感覚を得ることができる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図8に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本実施の形態に係る人形10を製造する工程を経時的に図示している。
なお、本明細書中では、人形を想定した場合、胸側を前、背側を後、左手側を左、右手側を右と、前後左右を決めておくこととする。
まず、図1に示すようなバニースタイルの女性を模した人形素体1を作成する(「人形素体作成工程」)。
人形素体1は、種々の方法で造形した人形原型を人形の姿勢や衣服の形状に合せて適宜分割してそれぞれ鋳型を作り、鋳型ごとに成型した各人形部位を接合して作成する。
鋳型により各人形部位を成型するので、効率良く人形素体1が量産できる。
バニースタイルの本人形素体1は、バニーコスチューム11を身に付け、頭にはうさぎ耳のカチュウシャ12を付けている。
バニーコスチューム11以外の身体部分は、表面が白色系の色をしている。
かかる人形素体1は、図2に示すように、大腿付け根部分のバニーコスチューム11と脚部の境で分かれた人形本体側部位(素体部位)2と左右脚部(被覆部位)3L,3Rとから構成されている。
なお、前記人形素体1を作成するときに、鋳型で脚部が成型される場合は、人形本体側部位2と左右脚部3L,3Rを切断するまでもなく分離した状態にある。
左右脚部3L,3Rの接合面には連結突起7を突出形成し、他方人形本体側部位2の接合面には連結穴8を連結突起7に対応して形成しておく。
一方で、網目状に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状ネット(長尺筒状体)Sを用意しておく。
長尺筒状ネットSを網目状に編む糸は、黒色をしたナイロンとポリウレタンの合成繊維で、糸自体が伸縮性を有するとともに、長尺筒状ネットSは、糸が網目状に編まれることで構造上も伸縮性能を有し、筒状をした長尺筒状ネットSの径方向および長尺方向などに数倍あるいは数十倍も大きく伸長可能である。
外力が加わらない状態の長尺筒状ネットSは、筒径が脚部3L,3Rの最も細い足首部分より小さい。
このような長尺筒状ネットSを連続して長尺に製造しておくことで、必要なときに必要な長さ切断して、使用することができ、作業効率を向上させることができる。
本実施の形態では、図3に示すように、長尺筒状ネットSを、脚部3L,3Rに対応する適当な長さに切断して筒状被覆ネット(筒状被覆体)Spを切り出す(「筒状被覆体切出工程」)。
切断した筒状被覆ネットSpの長さは、脚部3L,3Rより短く、適度に伸長すると脚部3L,3Rより多少長くなる程度の長さである。
図4および図5に図示するように、この筒状被覆ネットSpを伸長させながら右脚部3Rに被せていく(「被覆工程」)。
右脚部3Rのつま先から筒状被覆ネットSpを伸長させながら履かせていき、右脚部3R全体を覆い、筒状被覆ネットSpの両端の余剰端部Spa,Spbが右脚部3Rよりはみ出している(図5参照)。
筒状被覆ネットSpの大腿付け根側の余剰端部Spaは、人形本体側部位2と接合する面上に縮まって存在し、つま先側の余剰端部Spbは、足裏面のつま先寄りに縮まって存在する(図5参照)。
筒状被覆ネットSpは伸長して右脚部3Rに被せられるので、網目が拡がって右脚部3Rに密着し、これを後に組立てることにより網タイツ13としている。
こうして筒状被覆ネットSpが被せられた右脚部3Rを、図6に示すように、人形本体側部位2に接合する(「組立工程」)。
この右脚部3Rを人形本体側部位2に接合する際に、右脚部3Rの接合面に突出した連結突起7を人形本体側部位2の接合面に形成された連結穴8に嵌合して正確に位置決めされて接合され、筒状被覆ネットSpの右脚部3Rよりはみ出した大腿付け根側の余剰端部Spaは互いの接合面に挟み込まれる。
したがって、筒状被覆ネットSpの上端部は、右脚部3Rの大腿付け根部に固定され、同時に筒状被覆ネットSpの大腿付け根側の余剰端部Spaは、互いの接合面に挟み込まれて内側に隠され、外観を損なうことはない。
なお、人形本体側部位2と右脚部3Rの互いの接合面は接着剤で接着し固定されるのが好ましい。
人形本体側部位2と右脚部3Rの互いの接合面は、右大腿付け根部分のバニーコスチューム11の下端縁にあるので、図7に示すように、人形本体側部位2に筒状被覆ネットSpが被せられた右脚部3Rが接合されたとき、両者の境目はバニーコスチューム11の下端縁の段部となり、網タイツの上にバニーコスチュームを着用する実際の外見と同じような外観を形成することができる。
右脚部3Rの足にはハイヒール相当の靴(装身具相当部材)15を履かせる(「部品装着工程」)。
したがって、筒状被覆ネットSpの下端部は、靴15の装着により右脚部3Rの足に固定され、同時に筒状被覆ネットSpの右脚部3Rよりはみ出したつま先側の余剰端部Spbは、装着された靴15により内側に隠され、外観を損なうことはない。
なお、当該右脚部3Rの足は、実際の人間の足形を模した形状をしているが、単に棒状端に形成されていても、靴の方に対応する凹部を形成して互いに嵌合することで、外見上普通の足に靴を履いているように見せることができる。
このとき、筒状被覆ネットSpの余剰端部Spbを靴の方の凹部内に入れて、脚部端部と靴とを接着剤で接着することで、余剰端部Spbを隠して接合することができる。
同様にして、左脚部3Lも筒状被覆ネットSpが被せられて網タイツ13とされ(「被覆工程」)、人形本体側部位2に接合され(「組立工程」)、足には靴15が装着される(「部品装着工程」)。
こうして、図8に示す人形10が完成する。
左右脚部3L,3Rを覆う筒状被覆ネットSpからなる網タイツ13は、伸長して網目が拡がった黒色の網が脚部3L,3Rに密着するので、網目から白色系の色の素肌部分が見えるとともに網の触感もあり、つまめば伸びるなど、実際の網タイツまたはメッシュ・ストッキングのような感覚を得ることができる。
なお、筒状被覆ネットSpは黒色に限らず他の色でもよく、また脚部およびその他素肌部分は、白色系に限らず他の色(実際の皮膚の色ではない赤色や青色などの色も含む)でもよい。
長尺筒状ネットSを用意しておけば、筒状被覆体切出工程において、長尺筒状ネットSを、脚部3L,3Rに対応する適当な長さに切断して筒状被覆ネットSpを切り出すので、切断という簡単な作業で脚部3L,3Rに被せる筒状被覆ネットSpを作成することができ、手間と時間を要せず作業効率の向上を図り、人形の生産性を高め量産に寄与することができる。
脚部3R(3L)よりはみ出した筒状被覆ネットSpの大腿付け根側の余剰端部Spaを人形本体側部位2と脚部3Rの互いの接合面に挟み込んで脚部3Rを人形本体側部位2に接合するので、脚部3Rよりはみ出した筒状被覆ネットSpの大腿付け根側端部に特別の処理を施すことなく、余剰端部Spaを人形本体側部位2と脚部3Rの互いの接合面に挟み込んで筒状被覆ネットSpの端部を脚部3Rに固定すると同時に、筒状被覆ネットSpの大腿付け根側の余剰端部Spaを隠すことができ、作業効率の更なる向上を図るとともに、人形の外観を良好に保つことができる。
また、部品装着工程で、筒状被覆ネットSpが被せられた脚部3R(3L)に、脚部3Rよりはみ出した筒状被覆ネットSpのつま先側の余剰端部Spbを隠すようにして靴15を装着するので、つま先側の余剰端部Spbを、装身具相当部材である靴15により脚部3Rに固定すると同時に、筒状被覆体の余剰端部Spbを隠しながら、人形の美観を向上させることができる。
次に、別の実施の形態に係る人形30を、図9に示し説明する。
該人形30は、前記実施の形態の人形10と殆ど同じであるが、左右脚部3L,3R以外に左右腕部4L,4Rにもそれぞれ筒状被覆ネットSpからなるメッシュ・グローブ14が被せられている。
なお、前記人形10と同じ部材は、同じ符号を用いて示す。
前記人形素体1を用い、人形素体1の上腕上部で切断し、人形本体側部位(素体部位)2´から左右腕部(被覆部位)4L,4Rを分離し、一方で前記長尺筒状ネットSを、左右腕部4L,4Rに対応する適当な長さに切断して筒状被覆ネットSpを切り出す(「筒状被覆体切出工程」)。
そして、この筒状被覆ネットSpを伸長させながら腕部4L,4Rに被せメッシュ・グローブ14とする(「被覆工程」)。
この被覆工程で、筒状被覆ネットSpを腕部4L,4Rに上腕側から手首まで被せ、手は露出させておき、筒状被覆ネットSpの上腕側端部は、腕部4L,4Rからはみ出して余剰端部とする。
そして、筒状被覆ネットSpが被せられた腕部4L,4Rを人形本体側部位2´に、余剰端部を互いの接合面に挟んで接合する(「組立工程」)。
この人形本体側部位2´と腕部4L,4Rとの境目は、筒状被覆ネットSpの端縁ということで、露出していても、それ程違和感はない。
腕輪などの装身具を装着することで、境目を隠すようにしてもよい。
また、筒状被覆ネットSpの手首側の端縁は、装身具であるカフス16を装着することで隠すことができ、美観も向上させることができる。
その他、装身具相当部材として、ネックレスなどの装身具やガーター(ガーターベルト)などを用いることもできる。
以上のように、左右腕部4L,4Rに被せられる筒状被覆ネットSpも、左右脚部3L,3Rに被せられる筒状被覆ネットSpと同じ長尺筒状ネットSから切断して使用することができるので、効率的であり、製造コストも低減することができる。
このように、長尺筒状ネットSは、伸縮性に富んでいるので、適当に切断して人形の種々の部位に被せて使用することができる。
しかし、サイズが大きく違う部位、例えば胴体部などに上記長尺筒状ネットSを使用することは無理があり、また人形自体のサイズが大きく異なる場合にも使用が難しい場合がある。
そこで、予め、筒径の異なる複数種類の長尺筒状ネットSを用意しておくことで、サイズが大きく異なる種々の被覆部位およびサイズが大きく異なる人形にも対応することができる。
以上の実施の形態では、伸縮性のある長尺筒状体として網目状に編んだ長尺筒状ネットSを用いた例を示したが、網目状を構成しなくとも、通常の目のつまったストッキングのように薄く伸縮性に富んだ筒状の長尺筒状体を適用することも当然可能である。
なお、長尺筒状体の糸の素材としては、ウール,絹,天然ゴム,木綿,麻などの天然素材およびナイロン,ポリウレタン,合成ゴムなどの合成樹脂素材のものがある。
かかる長尺筒状体を切断した筒状被覆体を衣服として使用するものとしては、肩紐のないチューブトップなどの筒状の衣服があり、同筒状被覆体を伸長して胴体部に大腿上部から胸まで被せる。
腰にベルトなどをして筒状被覆体を胴体部に固定し、筒状被覆体の端縁はそのままとしたり、必要なら多少外観を良くするために筒状被覆体の端縁を処理する。
あるいは、筒状被覆体を固定可能な人形部位により固定してもよい。
また、前記人形10,30は、脚部の足にハイヒールのような短靴を履いていたが、長靴を履くようにしてもよい。
長靴の場合は、脚部の膝部あるいは膝上までの長いものもあり、このような場合は、筒状被覆ネットSpが被せられる被覆部位は、脚部のうちの長靴より上の大腿部となり、大腿部に筒状被覆ネットSpを被せ、一方の余剰端部を人形本体側部位との接合面に挟み、他方の余剰端部を長靴部材との接合面に挟むようにする。
前記実施の形態では、筒状被覆ネットを網タイツとして使用したバニースタイルの女性を例にして説明したが、伸縮自在の筒状被覆体を衣服として使用したチャイナドレスや鎖かたびらなど種々の例が考えられる。
また、人形も女性に限らず男性の場合でもよく、さらに空想上の生物や擬人化した動物であってもよい。
なお、筒状被覆ネットを網タイツとして使用した人形もバニースーツを着せていたが、バニースーツだけでなく、例えば燕尾服やチャイナドレスあるいはウエディングドレスなどを着せた人形としてもよい。
本発明の一実施の形態に係る人形の人形素体の正面図である。 同人形素体を分離した状態を示す図である。 筒状被覆体切出工程における長尺筒状ネットから筒状被覆ネットを切り離した状態を示す図である。 被覆工程において筒状被覆ネットを伸長させながら右脚部に被せていく状態を示す図である。 被覆工程で筒状被覆ネットを右脚部に被せ終えた状態を示す図である。 組立工程で筒状被覆ネットが被せられた右脚部を人形本体側部位に接合し、さらに部品装着工程の靴を右脚部の足に履かす状態を示す図である。 組立工程で右脚部を人形本体側部位に接合し、部品装着工程で靴を右脚部の足に履かした状態を示す図である。 完成した人形の正面図である。 別の実施の形態に係る人形の正面図である。
符号の説明
S…長尺筒状ネット、Sp…筒状被覆ネット、
1…人形素体、2,2´…人形本体側部位(素体部位)、3R…右脚部(被覆部位)、3L…左脚部(被覆部位)、4R…右腕部(被覆部位)、4L…左腕部(被覆部位)、5…、6…、7…連結突起、8…連結穴、
10…人形、11…バニーコスチューム、12…カチュウシャ、13…メッシュ・ストッキング14…メッシュ・グローブ、15…靴(装身具相当部材)、16…カフス、
30…人形。

Claims (5)

  1. 素体部位と被覆部位とからなる人形素体を作成する人形素体作成工程と、
    伸縮自在に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状体を、前記被覆部位に対応する長さに切断して筒状被覆体を切り出す筒状被覆体切出工程と、
    前記筒状被覆体を伸長させながら前記被覆部位に被せる被覆工程と、
    筒状被覆体が被せられた被覆部位を前記素体部位に接合する組立工程と、
    から少なくともなることを特徴とする人形製造方法。
  2. 前記筒状被覆体切出工程で、前記筒状被覆体を伸長させながら前記被覆部位に被せたときに前記筒状被覆体が前記被覆部位を覆い端部が余る程度の長さに、前記長尺筒状体を切断し、
    前記被覆工程で、前記被覆部位より前記筒状被覆体の余剰端部がはみ出すように前記筒状被覆体を前記被覆部位に被せ、
    前記組立工程で、前記被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を前記素体部位と前記被覆部位の互いの接合面に挟み込んで前記被覆部位を前記素体部位に接合する
    ことを特徴とする請求項1記載の人形製造方法。
  3. 前記筒状被覆体が被せられた被覆部位に、前記被覆部位よりはみ出した筒状被覆体の余剰端部を隠すようにして装身具相当部材を装着する部品装着工程を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の人形製造方法。
  4. 前記筒状被覆体切出工程における長尺筒状体を、筒径の異なる複数種類用意しておくことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の人形製造方法。
  5. 前記長尺筒状体を、網目状に編んで筒状に形成した伸縮性のある長尺筒状ネットとしたことを特徴とする請求項1記載の人形製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010024359A1 (ja) 2008-08-28 2010-03-04 古河電気工業株式会社 絶縁ワイヤ
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