JP3122698B2 - プリント基板用制振装置 - Google Patents
プリント基板用制振装置Info
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- JP3122698B2 JP3122698B2 JP05071718A JP7171893A JP3122698B2 JP 3122698 B2 JP3122698 B2 JP 3122698B2 JP 05071718 A JP05071718 A JP 05071718A JP 7171893 A JP7171893 A JP 7171893A JP 3122698 B2 JP3122698 B2 JP 3122698B2
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
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Description
【産業上の利用分野】この発明は、プリント基板用制振
装置に関し、さらに詳しくは、プリント基板に伝わる振
動・衝撃を磁力の反発力により吸収・減衰させるプリン
ト基板用制振装置に関する。
装置に関し、さらに詳しくは、プリント基板に伝わる振
動・衝撃を磁力の反発力により吸収・減衰させるプリン
ト基板用制振装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のプリント基板用制振装置として
は、プリント基板をゴム緩衝体により支持し、プリント
基板に伝わる振動・衝撃をゴム緩衝体の弾性力により吸
収・減衰させるものが知られている。図４は、このよう
なゴム緩衝体を用いたプリント基板用制振装置の断面図
である。１はプリント基板、２はゴム緩衝体、３はゴム
緩衝体２に焼付け又は接着により固定された取付金具、
４はプリント基板を固定するための取付盤である。
は、プリント基板をゴム緩衝体により支持し、プリント
基板に伝わる振動・衝撃をゴム緩衝体の弾性力により吸
収・減衰させるものが知られている。図４は、このよう
なゴム緩衝体を用いたプリント基板用制振装置の断面図
である。１はプリント基板、２はゴム緩衝体、３はゴム
緩衝体２に焼付け又は接着により固定された取付金具、
４はプリント基板を固定するための取付盤である。
【０００３】なお、プリント基板用制振装置ではない
が、磁力を利用した軸受装置が、例えば特開平２−２３
６０１９号公報や特開平３−６９８１９号公報に開示さ
れている。
が、磁力を利用した軸受装置が、例えば特開平２−２３
６０１９号公報や特開平３−６９８１９号公報に開示さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のゴム緩衝体
を用いたプリント基板用制振装置では、ゴム緩衝体の制
振力が固定であり、異なるプリント基板に柔軟に対応で
きない問題点がある。この発明は、かかる問題点を解決
するためになされたもので、プリント基板に合せて柔軟
に制振力を調節することが出来るプリント基板用制振装
置を得ることを目的とする。
を用いたプリント基板用制振装置では、ゴム緩衝体の制
振力が固定であり、異なるプリント基板に柔軟に対応で
きない問題点がある。この発明は、かかる問題点を解決
するためになされたもので、プリント基板に合せて柔軟
に制振力を調節することが出来るプリント基板用制振装
置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１に、この発明のプリ
ント基板用制振装置は、プリント基板の両側に突出した
永久磁石と、プリント基板の両側方向の移動をガイドす
るスペーサと、前記プリント基板を挟むように設けられ
前記永久磁石に対向する磁極を持つ一対の電磁石と、そ
れら電磁石の磁極が永久磁石の対抗する磁極と同極性に
なるように前記電磁石の励磁コイルに励磁電流を供給す
る電源手段と、プリント基板に伝わる振動・衝撃を検知
する振動検知手段と、その検知した振動波形の変化を予
測しその予測した変化を打ち消す波形を前記一対の電磁
石のそれぞれに供給すべき励磁電流波形に分解する波形
処理手段と、前記励磁電流波形に基づいて前記一対の電
磁石のそれぞれに供給する前記励磁電流を調節する励磁
電流調節手段とを具備したことを特徴とするものであ
る。
ント基板用制振装置は、プリント基板の両側に突出した
永久磁石と、プリント基板の両側方向の移動をガイドす
るスペーサと、前記プリント基板を挟むように設けられ
前記永久磁石に対向する磁極を持つ一対の電磁石と、そ
れら電磁石の磁極が永久磁石の対抗する磁極と同極性に
なるように前記電磁石の励磁コイルに励磁電流を供給す
る電源手段と、プリント基板に伝わる振動・衝撃を検知
する振動検知手段と、その検知した振動波形の変化を予
測しその予測した変化を打ち消す波形を前記一対の電磁
石のそれぞれに供給すべき励磁電流波形に分解する波形
処理手段と、前記励磁電流波形に基づいて前記一対の電
磁石のそれぞれに供給する前記励磁電流を調節する励磁
電流調節手段とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【０００６】第２に、この発明のプリント基板用制振装
置は、上記第１の構成に加えて、永久磁石または電磁石
の少なくとも一方の対向面を緩衝材により覆ったことを
特徴とするものである。
置は、上記第１の構成に加えて、永久磁石または電磁石
の少なくとも一方の対向面を緩衝材により覆ったことを
特徴とするものである。
【０００７】第３に、この発明のプリント基板用制振装
置は、上記第１の構成に加えて、永久磁石または電磁石
のコアの少なくとも一方が、緩衝材に磁性体粉を混合し
て成形したものからなることを特徴とするものである。
置は、上記第１の構成に加えて、永久磁石または電磁石
のコアの少なくとも一方が、緩衝材に磁性体粉を混合し
て成形したものからなることを特徴とするものである。
【０００８】上記構成において、前記波形処理手段は、
検知した振動波形を反転する反転手段と、反転した波形
の変化を予測する予測手段と、その予測した変化の波形
を前記一対の電磁石のそれぞれに供給すべき励磁電流波
形に分解する分解手段とから構成しうる。
検知した振動波形を反転する反転手段と、反転した波形
の変化を予測する予測手段と、その予測した変化の波形
を前記一対の電磁石のそれぞれに供給すべき励磁電流波
形に分解する分解手段とから構成しうる。
【０００９】
【作用】上記第１の構成のプリント基板用制振装置で
は、プリント基板に伝わった振動を振動検知手段で検知
し、その検知した振動から振動の変化を予測し、その予
測した変化を打ち消すように一対の電磁石のそれぞれに
供給する励磁電流を変化させるから、これから生じるで
あろうプリント基板の振動を先取りして積極的に打ち消
すことが出来る。また、スペーサにより、プリント基板
の両側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有効に
届き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
は、プリント基板に伝わった振動を振動検知手段で検知
し、その検知した振動から振動の変化を予測し、その予
測した変化を打ち消すように一対の電磁石のそれぞれに
供給する励磁電流を変化させるから、これから生じるで
あろうプリント基板の振動を先取りして積極的に打ち消
すことが出来る。また、スペーサにより、プリント基板
の両側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有効に
届き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
【００１０】上記第２の構成のプリント基板用制振装置
では、永久磁石または電磁石の少なくとも一方の対向面
を緩衝材により覆ったので、振動・衝撃の吸収・減衰が
不十分で永久磁石と電磁石とが接触した場合でも、その
接触による振動・衝撃を緩衝材の緩衝力で緩和すること
が出来る。
では、永久磁石または電磁石の少なくとも一方の対向面
を緩衝材により覆ったので、振動・衝撃の吸収・減衰が
不十分で永久磁石と電磁石とが接触した場合でも、その
接触による振動・衝撃を緩衝材の緩衝力で緩和すること
が出来る。
【００１１】上記第３の構成のプリント基板用制振装置
では、永久磁石または電磁石のコアの少なくとも一方
を、緩衝材に磁性体粉を混合して成形したので、振動・
衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁石と電磁石とが接触
した場合でも、その接触による振動・衝撃を緩衝材の緩
衝力（具体的には永久磁石または電磁石のコアの少なく
とも一方の変形）で緩和することが出来る。
では、永久磁石または電磁石のコアの少なくとも一方
を、緩衝材に磁性体粉を混合して成形したので、振動・
衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁石と電磁石とが接触
した場合でも、その接触による振動・衝撃を緩衝材の緩
衝力（具体的には永久磁石または電磁石のコアの少なく
とも一方の変形）で緩和することが出来る。
【００１２】上記構成のプリント基板用制振装置におい
て、検知した振動波形を反転し、反転した波形の変化を
予測し、その予測した変化の波形を一対の電磁石のそれ
ぞれに供給すべき励磁電流波形に分解すれば、これから
生じるであろうプリント基板の振動を先取りして積極的
に打ち消すことが出来る。
て、検知した振動波形を反転し、反転した波形の変化を
予測し、その予測した変化の波形を一対の電磁石のそれ
ぞれに供給すべき励磁電流波形に分解すれば、これから
生じるであろうプリント基板の振動を先取りして積極的
に打ち消すことが出来る。
【００１３】
【実施例】実施例１． 図１は、本発明のプリント基板用制振装置の断面構成図
である。プリント基板１には、永久磁石５が埋め込ま
れ、プリント基板１の両側に突出している。この永久磁
石５は、フェライト磁石であり、プリント基板１の上側
に突出した磁極がＳ極で、プリント基板１の下側に突出
した磁極がＮ極である。取付盤４には、プリント基板１
を貫通してスペーサ６が設けられている。このスペーサ
６によりガイドされて、プリント基板１は移動し得る。
スペーサ６には、電磁石２７ａ，２７ｂがそれぞれ挿入
されている。電磁石２７ａは、励磁コイル２８と鉄芯１
３ａからなっている。また、電磁石２７ｂは、励磁コイ
ル２９と鉄芯１３ｂからなっている。励磁コイル２８，
２９は、夫々独立に電流調整器３０に接続されている。
電流調整器３０は、バネ定数調整器３１に接続されてい
る。また、バネ定数調整器３１は、波形処理装置４０に
接続されている。さらに、波形処理装置４０は、主電源
装置４２に接続されている。一方、プリント基板１に
は、プリント基板１に与えられた振動・衝撃を検知する
ための振動センサ１８（例えば、圧電形加速度センサ）
が取り付けられている。その振動センサ１８の出力する
検知信号は、振動計１９を介して、前記波形処理装置４
０に入力される。
である。プリント基板１には、永久磁石５が埋め込ま
れ、プリント基板１の両側に突出している。この永久磁
石５は、フェライト磁石であり、プリント基板１の上側
に突出した磁極がＳ極で、プリント基板１の下側に突出
した磁極がＮ極である。取付盤４には、プリント基板１
を貫通してスペーサ６が設けられている。このスペーサ
６によりガイドされて、プリント基板１は移動し得る。
スペーサ６には、電磁石２７ａ，２７ｂがそれぞれ挿入
されている。電磁石２７ａは、励磁コイル２８と鉄芯１
３ａからなっている。また、電磁石２７ｂは、励磁コイ
ル２９と鉄芯１３ｂからなっている。励磁コイル２８，
２９は、夫々独立に電流調整器３０に接続されている。
電流調整器３０は、バネ定数調整器３１に接続されてい
る。また、バネ定数調整器３１は、波形処理装置４０に
接続されている。さらに、波形処理装置４０は、主電源
装置４２に接続されている。一方、プリント基板１に
は、プリント基板１に与えられた振動・衝撃を検知する
ための振動センサ１８（例えば、圧電形加速度センサ）
が取り付けられている。その振動センサ１８の出力する
検知信号は、振動計１９を介して、前記波形処理装置４
０に入力される。
【００１４】主電源装置４２から、波形処理装置４０，
バネ定数調整器３１および電流調整器３０を介して、励
磁コイル２８，２９に、それぞれ独立に励磁電流が供給
され、電磁石２７ａの下側の磁極がＳ極になり、電磁石
２７ｂの上側の磁極がＮ極になる。従って、永久磁石１
５と電磁石２７ａ，２７ｂとの間に磁力による反発力が
働き、プリント基板１は空中に浮上し、あたかも見えな
いバネにより支持されているようになる。オペレータは
バネ定数調整器３１によりバネ定数を任意に設定するこ
とが可能である。電流調整器３０は、設定されたバネ定
数を実現するように励磁電流を調整する。さて、プリン
ト基板１に振動・衝撃が与えられると、その振動・衝撃
は、振動センサ１８および振動計１９により定量化さ
れ、検知電圧として波形処理装置４０に入力される。波
形処理装置４０は、例えば図２の（ａ）に示すような検
知電圧を入力されると、図２の（ｂ）に示すように位相
反転し、図２の（ｃ）に示すように次の電圧波形を予測
し、それまでの演算による時間遅れや磁力による反発力
の遅れ時間などを補正した後、図２の（ｄ）および
（ｅ）に示すように励磁コイル２８および励磁コイル２
９に印加すべき電圧波形にそれぞれ分解し、バネ定数調
整器３１に入力する。バネ定数調整器３１は、算出され
た電圧波形に応じてバネ定数を調節する。このため、プ
リント基板１に伝わるであろう振動・衝撃を積極的に打
ち消すことが出来る。図３は、上記プリント基板用制振
装置の制振制御系統図である。
バネ定数調整器３１および電流調整器３０を介して、励
磁コイル２８，２９に、それぞれ独立に励磁電流が供給
され、電磁石２７ａの下側の磁極がＳ極になり、電磁石
２７ｂの上側の磁極がＮ極になる。従って、永久磁石１
５と電磁石２７ａ，２７ｂとの間に磁力による反発力が
働き、プリント基板１は空中に浮上し、あたかも見えな
いバネにより支持されているようになる。オペレータは
バネ定数調整器３１によりバネ定数を任意に設定するこ
とが可能である。電流調整器３０は、設定されたバネ定
数を実現するように励磁電流を調整する。さて、プリン
ト基板１に振動・衝撃が与えられると、その振動・衝撃
は、振動センサ１８および振動計１９により定量化さ
れ、検知電圧として波形処理装置４０に入力される。波
形処理装置４０は、例えば図２の（ａ）に示すような検
知電圧を入力されると、図２の（ｂ）に示すように位相
反転し、図２の（ｃ）に示すように次の電圧波形を予測
し、それまでの演算による時間遅れや磁力による反発力
の遅れ時間などを補正した後、図２の（ｄ）および
（ｅ）に示すように励磁コイル２８および励磁コイル２
９に印加すべき電圧波形にそれぞれ分解し、バネ定数調
整器３１に入力する。バネ定数調整器３１は、算出され
た電圧波形に応じてバネ定数を調節する。このため、プ
リント基板１に伝わるであろう振動・衝撃を積極的に打
ち消すことが出来る。図３は、上記プリント基板用制振
装置の制振制御系統図である。
【００１５】実施例１のプリント基板用制振装置によれ
ば、プリント基板の質量や振動・衝撃環境に応じて適切
なバネ定数をバネ定数調整器３１に与えれば、適正な制
振力によりプリント基板１を支持でき、振動・衝撃を好
適に吸収・減衰することが出来るようになる。また、プ
リント基板１に伝わった振動・衝撃に応じて、プリント
基板１に伝わるであろう振動・衝撃を先取りして制振力
を調節するので、振動 ・衝撃を積極的に打ち消すことが
出来る。また、スペーサ６により、プリント基板１の両
側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有効に届
き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
ば、プリント基板の質量や振動・衝撃環境に応じて適切
なバネ定数をバネ定数調整器３１に与えれば、適正な制
振力によりプリント基板１を支持でき、振動・衝撃を好
適に吸収・減衰することが出来るようになる。また、プ
リント基板１に伝わった振動・衝撃に応じて、プリント
基板１に伝わるであろう振動・衝撃を先取りして制振力
を調節するので、振動 ・衝撃を積極的に打ち消すことが
出来る。また、スペーサ６により、プリント基板１の両
側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有効に届
き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
【００１６】実施例２．図 １に示したプリント基板用制振装置の永久磁石５と電
磁石２７ａ，２７ｂの対向面をゴムで覆ってもよい。実
施例２のプリント基板用制振装置によれば、取付盤４の
振動・衝撃を吸収・減衰しきれずに、永久磁石５と電磁
石２７ａ，２７ｂとが接触したときに、ゴムにより振動
・衝撃を緩和することが出来る。
磁石２７ａ，２７ｂの対向面をゴムで覆ってもよい。実
施例２のプリント基板用制振装置によれば、取付盤４の
振動・衝撃を吸収・減衰しきれずに、永久磁石５と電磁
石２７ａ，２７ｂとが接触したときに、ゴムにより振動
・衝撃を緩和することが出来る。
【００１７】実施例３．図 １に示したプリント基板用制振装置の永久磁石５の代
りに、ゴムに硬質磁性体粉を混合して成形し着磁したゴ
ム磁石を用いてもよい。また、電磁石２７ａ，２７ｂの
代りに、ゴムに軟質磁性体粉を混合して成形したゴム磁
芯を有する電磁石を用いてもよい。実施例３のプリント
基板用制振装置によれば、取付盤４の振動・衝撃を吸収
・減衰しきれずに、ゴム磁石と電磁石とが接触したとき
に、ゴム磁石およびゴム磁芯が変形して、振動・衝撃を
緩和することが出来る。
りに、ゴムに硬質磁性体粉を混合して成形し着磁したゴ
ム磁石を用いてもよい。また、電磁石２７ａ，２７ｂの
代りに、ゴムに軟質磁性体粉を混合して成形したゴム磁
芯を有する電磁石を用いてもよい。実施例３のプリント
基板用制振装置によれば、取付盤４の振動・衝撃を吸収
・減衰しきれずに、ゴム磁石と電磁石とが接触したとき
に、ゴム磁石およびゴム磁芯が変形して、振動・衝撃を
緩和することが出来る。
【００１８】
【発明の効果】
この発明のプリント基板用制振装置によ
れば、永久磁石と電磁石の間の磁力の反発力が制振力と
なるので、電磁石の励磁コイルに流れる励磁電流を励磁
電流調節手段により調節することで、所望の制振力を容
易に得られる。さらに、プリント基板に伝わった振動を
振動検知手段で検知し、その検知した振動に応じて予測
的に制振力調整手段で制振力を変化させるので、プリン
ト基板に生じるであろう振動を先取りして積極的に打ち
消すことが出来る。さらに、スペーサにより、プリント
基板の両側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有
効に届き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
れば、永久磁石と電磁石の間の磁力の反発力が制振力と
なるので、電磁石の励磁コイルに流れる励磁電流を励磁
電流調節手段により調節することで、所望の制振力を容
易に得られる。さらに、プリント基板に伝わった振動を
振動検知手段で検知し、その検知した振動に応じて予測
的に制振力調整手段で制振力を変化させるので、プリン
ト基板に生じるであろう振動を先取りして積極的に打ち
消すことが出来る。さらに、スペーサにより、プリント
基板の両側方向の移動をガイドするので、磁力が常に有
効に届き、制御範囲を外れてしまうことを防止できる。
【００１９】また、永久磁石または電磁石の少なくとも
一方の対向面を緩衝材により覆った構成とすれば、振動
・衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁石と電磁石とが接
触した場合でも、その接触による振動・衝撃を緩衝材の
緩衝力で緩和することが出来る。
一方の対向面を緩衝材により覆った構成とすれば、振動
・衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁石と電磁石とが接
触した場合でも、その接触による振動・衝撃を緩衝材の
緩衝力で緩和することが出来る。
【００２０】また、永久磁石または電磁石のコアの少な
くとも一方を、緩衝材に磁性体粉を混合して成形した構
成とすれば、振動・衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁
石と電磁石とが接触した場合でも、その接触による振動
・衝撃を緩衝材の緩衝力（具体的には永久磁石または電
磁石のコアの少なくとも一方の変形）で緩和することが
出来る。
くとも一方を、緩衝材に磁性体粉を混合して成形した構
成とすれば、振動・衝撃の吸収・減衰が不十分で永久磁
石と電磁石とが接触した場合でも、その接触による振動
・衝撃を緩衝材の緩衝力（具体的には永久磁石または電
磁石のコアの少なくとも一方の変形）で緩和することが
出来る。
【図１】この発明の実施例１によるプリント基板用制振
装置の断面構成図である。
装置の断面構成図である。
【図２】図１のプリント基板用制振装置における波形処
理の概念図である。
理の概念図である。
【図３】図１のプリント基板用制振装置の制御系統図で
ある。
ある。
【図４】従来のプリント基板用制振装置の一例の断面構
成図である。
成図である。
【図５】図４のプリント基板用制振装置における波形処
理の概念図である。
理の概念図である。
【図６】図４のプリント基板用制振装置の制御系統図で
ある。
ある。
【図７】従来のプリント基板用制振装置の一例の断面構
成図である。
成図である。
１ プリント基板 ４ 取付盤 ５ 永久磁石 ６ スペーサ２ ７ａ，２７ｂ 電磁石２ ８，２９ 励磁コイル３ ０ 電流調整器３ １ バネ定数調整器４ ２ 主電源装置 １３ａ，１３ｂ 鉄芯１ ８ 振動センサ １９ 振動計 ４０ 波形処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16F 15/03 H05K 7/14
Claims (3)
- 【請求項１】 プリント基板の両側に突出した永久磁石
と、プリント基板の両側方向の移動をガイドするスペー
サと、前記プリント基板を挟むように設けられ前記永久
磁石に対向する磁極を持つ一対の電磁石と、それら電磁
石の磁極が永久磁石の対抗する磁極と同極性になるよう
に前記電磁石の励磁コイルに励磁電流を供給する電源手
段と、プリント基板に伝わる振動・衝撃を検知する振動
検知手段と、その検知した振動波形の変化を予測しその
予測した変化を打ち消す波形を前記一対の電磁石のそれ
ぞれに供給すべき励磁電流波形に分解する波形処理手段
と、前記励磁電流波形に基づいて前記一対の電磁石のそ
れぞれに供給する前記励磁電流を調節する励磁電流調節
手段とを具備したことを特徴とするプリント基板用制振
装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のプリント基板用制振装
置において、永久磁石または電磁石の少なくとも一方の
対向面を緩衝材により覆ったことを特徴とするプリント
基板用制振装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載のプリント基板用制振装
置において、永久磁石または電磁石のコアの少なくとも
一方が、緩衝材に磁性体粉を混合して成形したものから
なることを特徴とするプリント基板用制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05071718A JP3122698B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | プリント基板用制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05071718A JP3122698B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | プリント基板用制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280938A JPH06280938A (ja) | 1994-10-07 |
| JP3122698B2 true JP3122698B2 (ja) | 2001-01-09 |
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ID=13468588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05071718A Expired - Fee Related JP3122698B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | プリント基板用制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122698B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111677811A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于磁斥力正负刚度并联的三自由度电磁隔振装置 |
| CN111677801A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于正负刚度并联的三自由度电磁隔振装置 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101054686B1 (ko) * | 2011-04-04 | 2011-08-08 | (주)서전기전 | 전자력 지지대와 무방향 탄성 지지대를 이용한 내진형 배전반 |
| KR101352824B1 (ko) * | 2012-08-26 | 2014-01-16 | 심민주 | 전자력을 이용한 완충 방법 |
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1993
- 1993-03-30 JP JP05071718A patent/JP3122698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN111677811A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于磁斥力正负刚度并联的三自由度电磁隔振装置 |
| CN111677801A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于正负刚度并联的三自由度电磁隔振装置 |
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|---|---|
| JPH06280938A (ja) | 1994-10-07 |
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