JP3122680U - ミキサー装置 - Google Patents

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JP3122680U
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JP2006002602U
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Inventor
達治郎 友定
由議 友定
Original Assignee
株式会社友定建機
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Abstract

【課題】粘度が高い混練物でも高速で効率よくしかも安全に混練に供することができるミキサー装置に関するものである。
【解決手段】容器3の底面10を中央よりも周辺が低い傾きに形成すると共に、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・を、容器3の中央部と、底面10の周辺部と、容器3の周壁15の上部付近に配置し、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・のうち、少なくとも底面10に配置の攪拌ブレード13aの傾きを上端部の方が下端部よりも遅れる傾斜とすると共に、周壁15の上部に配置の攪拌ブレード13cの傾きを周壁15より離れた部位が周壁15に接触する部位よりも遅れる傾きとしたもので、ミキサーの容器の底面の周辺部分の凹みにより混練物が周壁を上昇することを抑制し、ブレードの上記傾きにより底面及び周壁への混練物のこびり付きを防止することにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図6

Description

本考案は粘性の高い配合物でも短時間で均一に混練できるミキサー装置に関するものである。
一般に円筒状の容器内で攪拌ブレードによりセメント、珪砂のような細骨材、添加剤、繊維等の配合物を混練するミキサーは攪拌時にこれらの混練物がブレードにより攪拌される時、容器の外周方向に押し出され、更に周壁上部に押し上げられ、ブレードより外れ、周壁部分に偏った混練物はブレードが進入しにくく、練りが悪くなったり、また容器よりこぼれやすい等の欠点がある。
これを解消しようとするものに、プッツ社の場合は底面の周囲を中心部より低くなるようにして上記の欠点を解消しようとしていた。
しかしながら、プッツ社の製品の攪拌ブレードは、回転方向に対して、ブレードの上端部が底面との接触部位よりも先行するように傾いているため、混練物をいわば底面及び周壁に押し付けるようになり、粘度が高い混練物や、繊維等が多い配合物を混練する場合は抵抗が大きく、回転せず、使い物にならない欠点があった。
また、従来のミキサーでは一般にブレードによる混練中、容器の上面は安全カバーで覆われるが、周壁上部に混練物が押し上げられて付着し、混練が悪くなるため、回転の途中で安全カバーを開き、手作業でそれらを剥がして混練物の中に戻してやらないといけないことも多く、作業の安全性も決して良いとは言えなかった。
特開6−1660199号公報
本考案は、粘度の高い混練物であっても高速で安全に回転混練することができるミキサー装置を提供するものである。
本考案の主たる特徴は、容器3の底面10を中央よりも周辺が低い傾きに形成すると共に、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・を、容器3の中央部と、底面10の周辺部と、容器3の周壁15の上部付近に配置し、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・のうち、少なくとも底面10及び周壁15上部に配置の攪拌ブレードの傾きを回転方向に対して上端部分が遅れる傾斜としたことである。
本考案にあっては上述のように、容器3の底面10を、中央よりも周辺が低い傾斜にしたので、容器3内で攪拌ブレード13a、13b、13c・・・を回転させた場合でも、底面10の外周に押しやられた混練物Sは、底面10周辺の凹み部分に受けられて保持され、上方に押し上げられる量が少なく抑制され、周囲の凹み部分で多く混練されるため、混練の効率が良い。
また、周壁15の上部付近を攪拌するブレードを設けたので、周壁15に沿って上昇した混練物を解きほぐして混練できるものであって、容器3のいずれの部位の混練物Sも満遍なく混練することができる。
しかも、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・のうち、少なくとも底面10及び周壁15上部に配置の攪拌ブレードの傾きを回転方向に対して接触部分よりも上端部分が遅れる傾斜としたので、混練物Sを底面10や周壁15に、従来のようにブレードで押さえつけることがなく、解きほぐすように混練できるので、繊維が多く配合された粘度が高い配合物であっても、攪拌ブレードが混練物の抵抗で回転を止められることもなく、簡単に短時間で効率よく混練できる利点がある。
殊に、周壁15の上部に押しやられた混練物Sも周壁15に押し付けて付着させることなく、スムーズに周壁15上部より剥がして底面10の混練の中に戻して満遍なく混練できることになり、安全カバー4を開けて手作業でフォローする必要がないので、安全な作業環境を保持できる利点がある。
以下本考案を添付図面に基づき詳細に説明する。 全体の概略は図1に示すように、必要に応じて車輪1を具備したフレーム2に保持された容器3は、上面が開閉自在な網状の安全カバー4で覆われ、側部に取出し口5が設けられる。6は安全カバー4の取っ手、7は安全カバー4のヒンジ、8は取出し口5の扉で、ハンドル9はそのハンドルである。
容器3の外形は略円筒形であるが、底面10は図2のように中央部が高く周辺が低くなるように傾いている。底面10の中央にはモータやエンジン等の駆動源Mで駆動される回転腕11が突設されていて、回転腕11の周辺より張り出されたアーム12a、12b、12c・・・に攪拌ブレード13a、13b、13c・・・が施されている。ここで攪拌ブレード13a、13b、13c・・・は図3のように均等に配置されるものであるが、中央部の他、殊に底面10の外周部分と、円筒状の周壁15の上部にも配置される。ここで上部の攪拌ブレード13aは、周壁15の上部に付着した混練物Sを確実に掻き落せる高さに設けられる。
また、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・のうち、中央部分のブレードは上が前方に倒れるか、直立するものでも良いが、少なくとも底面10に配置の攪拌ブレード13aの傾きを上端部の方が下端部よりも遅れる傾斜とすると共に、周壁15の上部に配置の攪拌ブレード13cの傾きを周壁15より離れた部位が周壁15に接触する部位よりも遅れる傾きとして形成されている。勿論、中央部のブレードも同様に傾けても良い。
ここで、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・は必要に応じて取付け部14a、14b、14c・・・に着脱自在に装着するようにできるもので、取付け部14a、14b、14c・・・が鉄などの強度のある素材であるのに対し、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・は硬質ゴムなどの比較的軟質な素材で、しかも取付け部14a、14b、14c・・・よりもやや広い面積に設定される。また、必要に応じて安全カバー4の中央部直下にブラシ16を装着し、回転腕11の上面に摺接させて、回転腕11上面に付着したセメント、細骨材、添加剤、繊維等の投入物を掻き落すようにできる。
(使用方法)
使用に当たっては、安全カバー4を装着した状態で、その網目を通してセメント、骨材、繊維、添加剤、水等を投入し、駆動源Mを駆動し、回転腕11を回転させ、アーム12a、12b、12c・・・に装着された攪拌ブレード13a、13b、13c・・・で混練物Sを攪拌混練する。
容器3に投入された混練物Sは投入直後、回転腕11の周辺に盛上っているが、回転腕11が回転し始めると、遠心力で周辺に移動し始める。この時、従来の平坦な底面の容器では、周辺に移動した混練物Sは周壁15を上昇するため、混練物Sの投入量を少なく抑えなければならないことと、高速回転しても混練物Sとブレードが共廻りして混練が十分に出来ない欠点があるが、本考案の場合、底面10は中央部よりも周辺の方が低くなっているため、周辺の凹んだ部分に収容され、周壁15に沿って上昇する量が減少する。
図6は底面10の外周部分に接して回動する攪拌ブレード13cの作用を説明するもので、この攪拌ブレード13cは底面10に接する部位よりも上部位が回動方向において遅れる方向に傾いている。すなわち底面10との為す角度αが90度より小さく設定されていて、矢印方向に攪拌する時に底面10の混練物Sを下から解きほぐすように掻き上げて行く。
またこの攪拌ブレード13cは図7のように周壁15に対しても、周壁15に接する部位に比して、周壁15より離れる部位が、その回動方向において遅れるように傾いている。すなわち周壁15との為す角度βが90度より小さく設定されていて、矢印方向に攪拌する時に周壁15の底面10に近い部分の混練物Sを周壁15から解きほぐすように掻き出して行く。
更に、周壁15上部で回動する攪拌ブレード13aは、やはり同様に角度γで周壁15と対向しているが、この角度γも90度より小さい角度である。
そして十分に混練された混練物Sは回転腕11の停止後、扉8を開けて取出し口5より取出される。攪拌ブレードは必要に応じて取付け部より取り外して交換したり洗浄したりできる。また回転腕11も必要に応じて容器3より取り外して保守点検、取付けアームの交換等の保守点検を行うことができる。
本考案にあっては、上記のように、混練物が周壁付近で淀むこと、即ち、周壁に付着したまま混練されずに残留することがなく、また、繊維を多量に含む混練物や、水分含有量の少ない混練物等粘性が高い混練物であっても十分に攪拌ブレードが混練物に切り込み攪拌し、底面及び周壁に付着した混練物もスムーズに掻き取り、満遍なく混練することができるものであって、短時間で効率よく均質に練り上げられた混練物を調製できるものであって、現場での施工効率を向上させることできる。
特に混練物の現場での厳しい条件が求められるわが国において、現場の種々の条件に対応した粘度に対応して攪拌ブレードの回転速度を種々に変化させても無理なく対応することができる。
しかも周壁の上部に押し上げられた混練物もスムーズに掻き落せるため、攪拌ブレードの作動中に安全カバーを開けて人手による掻き落し作業が不要となり、安全性の向上を図ることができる。
本考案の一実施例の概略斜視図。 同上の概略断面図。 同上の容器の一部切欠いた斜視図。 同上の攪拌ブレードの底面との傾きを示す説明図。 同上の攪拌ブレードの周壁との傾きを示す説明図。 同上の攪拌ブレードの底面との関係を示す作用説明図。 同上の攪拌ブレードの周壁及び底面との関係を示す作用説明図。
符号の説明
3 容器
10 底面
13a、13b、13c・・・ 攪拌ブレード
15 周壁

Claims (1)

  1. 容器3の底面10を中央よりも周辺が低い傾きに形成すると共に、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・を、容器3の中央部と、底面10の周辺部と、容器3の周壁15の上部付近に配置し、攪拌ブレード13a、13b、13c・・・のうち、少なくとも底面10に配置の攪拌ブレード13aの傾きを上端部の方が下端部よりも遅れる傾斜とすると共に、周壁15の上部に配置の攪拌ブレード13cの傾きを周壁15より離れた部位が周壁15に接触する部位よりも遅れる傾きとして成るミキサー装置。
JP2006002602U 2006-04-07 2006-04-07 ミキサー装置 Expired - Lifetime JP3122680U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188821A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Birudorando:Kk セメント混練材の攪拌装置

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