JP3122149B2 - デジタルコードレス電話装置 - Google Patents

デジタルコードレス電話装置

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JP3122149B2 JP03051465A JP5146591A JP3122149B2 JP 3122149 B2 JP3122149 B2 JP 3122149B2 JP 03051465 A JP03051465 A JP 03051465A JP 5146591 A JP5146591 A JP 5146591A JP 3122149 B2 JP3122149 B2 JP 3122149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルコードレス電
話装置に関し、特に送信と受信とを時間的に異ならせて
時分割で通話を行うデジタルコードレス電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータ化された音声信号の無線
伝送を行うデジタルコードレス電話装置は、回線を介し
て交換機に接続される親機(基地局)と、無線子機(移
動局)とよりなり、これらの間の無線送受信方式として
は、TDD方式や、TDMA/TDD方式が一般に用い
られている。この場合、子機はパーソナル・コミュニケ
ーション・ネットワーク(PCN),パーソナル・ハン
ディ・フォン(PHP)等と称されるテレポイントシス
テムの子機としても使用できるように構成される。
【0003】TDD方式は、図5Aに示すように、送信
スロットTと受信スロットRとを交互に繰り返して、い
わゆるピンポン伝送を行う。
【0004】また、TDMA/TDD方式は、図5Bに
示すように、複数個例えば4個の送信スロットT1〜T
4と、同数の受信スロットR1〜R4とにより1フレー
ムを構成すると共に、スロットT1とR1、T2とR
2、T3とR3、T4とR4とをそれぞれペアで使用し
て送受信を行う。
【0005】これらの送受信方式は、送信スロットと受
信スロットとで送信と受信とを時間的に分離して行うの
で、送信周波数と受信周波数とを同一周波数とすること
ができる特徴があり、各伝送チャンネルの使用効率が高
く、特にTDMA/TDD方式の場合には複数組のコー
ドレス電話装置で同一周波数を使用でき、同時に多くの
コードレス電話装置で通話ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このTDM
A/TDD方式において、上述したように複数のスロッ
トを分割して複数台のコードレス電話装置で同時通話を
行うためには、各コードレス電話装置が同期状態にある
必要がある。即ち、例えば第1のコードレス電話装置を
構成する親機と子機とで、スロットT1とR1とで送受
信が行われ、第2のコードレス電話装置を構成する親機
と子機とで、スロットT2とR2とで送受信が行われる
とした場合、同期状態にない場合には、スロットT1と
T2やR1とR2とが重なる虞れがあり、重なって通信
が行われた場合には送信データを正しく受信できなくな
り、送信エラーとなってしまう。
【0007】ここで、例えば図6に示すように、電話回
線Lに接続された一台の親機BSに対して複数台の子機
MS1,MS2で同時に通話を行う場合には、一台の親
機BSでそれぞれの子機MS1,MS2に対して通信タ
イミングの制御ができるので、各子機MS1,MS2と
の通信を決められた時間に行うように厳密に管理するこ
とができ、上述した送信エラーは発生しない。これに対
し、図7に示すように、それぞれが直接接続されていな
い親機BSa,BSbと、このそれぞれの親機BSa及
びBSbと対になった子機MSa及びMSbとの間で行
われる通信が同時に行われたときには、各スロットを図
5Bに示すように正確に管理することは困難で、送信エ
ラーが発生する可能性が高かった。
【0008】このため、一般にはこのように隣接する他
のコードレス電話装置で通信が行われているとき、自機
では別の周波数(チャンネル)で通話するようにして、
干渉を防止している。例えば、図7に示したシステムの
場合、一方の親機BSaと子機MSaとの間の通信を周
波数f1 のチャンネルで行い、他方の親機BSbと子機
MSbとの間の通信を周波数f2 のチャンネルで行うよ
うにする。このようにすることで、両コードレス電話装
置での通話が干渉しない。
【0009】ところが、TDMA/TDD方式は同一周
波数を多重使用して伝送チャンネルの使用効率を上げる
ようにしたものであり、このように隣接する他のコード
レス電話装置と使用周波数を変えていたのでは、伝送チ
ャンネルの使用効率が低下して、TDMA/TDD方式
の利点が損なわれてしまう。
【0010】本発明の目的は、TDMA/TDD方式に
より通話が行われるコードレス電話において、隣接する
各電話装置間が同期状態にない場合でも同一の伝送チャ
ンネルを使用して個別に通話できるようにすることにあ
る。
【0011】本発明は、親機と子機とよりなり、同一の
チャンネルを使用して送信と受信とを時間的に異ならせ
て通話を行うデジタルコードレス電話装置において、近
隣で、当該デジタルコードレス電話装置と同一のシステ
ムであると共に、当該デジタルコードレス電話装置とは
互いに非同期である他のデジタルコードレス電話装置で
通話が行われているとき、この他のデジタルコードレス
電話装置で送信及び受信が行われるスロットのタイミン
グを検出し、この検出した送信及び受信が行われるスロ
ット位置とは時間的に重ならないスロット位置を算出し
て、この算出したスロット位置で親機と子機との送信及
び受信を行うようにしたものである。
【0012】
【作用】このようにしたことで、同一チャンネルの異な
るタイミングで、非同期の複数のコードレス電話による
通話が可能になり、各通話チャンネルが有効に活用され
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明のデジタルコードレス電話装置
の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0014】本例においては、TDMA/TDD方式の
デジタルコードレス電話装置に適用したもので、図5B
に示すように、複数の送信スロットT1,T2‥‥と、
同数の受信スロットR1,R2‥‥とにより1フレーム
を構成して、親機と子機との間の無線通信が行われる。
【0015】ここでまず、本例の各スロットT1,T2
‥‥及びR1,R2‥‥の構成を図4に示すと、各スロ
ットはプリアンブルと、シンクワード(SW)と、制御
ビットと、音声データとで構成され、音声データはAD
PCM信号として変調されたデジタルデータを伝送す
る。この場合、プリアンブルの期間をt1、シンクワー
ドの期間をt2、制御ビットの期間をt3、音声データ
の期間をt4とすると、1ブロックの期間TS は、次式
で示される。
【0016】
【数1】TS =t1+t2+t3+t4
【0017】なお、プリアンブルの期間t1には、ガー
ドタイムも含まれる。
【0018】次に、本例の親機の構成を図1に示すと、
図中1はアンテナ、2は送受信切換スイッチ、3は無線
受信部、4は復調部、5は無線送信部、6は変調部、7
は通信制御部、8は音声符号化復号化部、9は受話器と
してのスピーカ、10は受話器としてのマイク装置、1
1は種々のキー入力操作部、12は電話回線接続部、1
3はスロット設定回路である。
【0019】そして、通信制御部7は、使用チャンネル
が制御チャンネルか通話チャンネルかの切換制御や、送
信・受信の切換制御等を行う。そして、発呼時や着信時
には、キー入力操作部11からのキー入力や復調部4の
出力を受けて、送受信の相手側(本例の場合には子機)
に送る種々のコマンド信号を形成すると共に、受信部
3、送信部5及び送受信切換スイッチ2を制御して、発
呼制御及び着信制御を行う。また、送受信のタイミング
を取るために、送信スロットTと受信スロットRの設定
を行う。
【0020】この送信スロットTと受信スロットRの設
定を行うときには、通話前及び通話中に検出した空きス
ロットの情報に基づいて、スロット設定回路13が算定
したスロット位置情報により行う。
【0021】そして、通話状態になると、通信制御部7
は、設定された送信スロットTと受信スロットRに同期
してスイッチ2、受信部3、送信部4を制御する。従っ
て、音声符号化復号化部8で符号化されたマイク装置1
0からの音声信号は、通信制御部7、変調部6、送信部
5、スイッチ2、アンテナ1を順次介して相手側に、送
信スロットTの期間において、所定の送信周波数で送信
される。また、相手側から所定の周波数で、受信スロッ
トRの期間において送信された受信信号は、アンテナ1
で受信され、スイッチ2、受信部3、復調部4、通信制
御部7を介して音声符号化復号化部8で復号化されて、
音声信号が再生され、スピーカ9に供給される。
【0022】また、通信制御部7には電話回線接続部1
2が接続してあり、この電話回線接続部12が電話回線
Lの端末と接続される。そして、この親機からの送信信
号或いは親機が子機から受信した送信信号を、有線の電
話回線Lを介して電話局の交換機側に送出する場合と、
電話局の交換機側からこの電話回線Lを介して送信され
る信号の受信を行う場合には、この電話回線接続部12
を介して行われる。
【0023】そして、通信制御部7に接続されたスロッ
ト設定回路13は、通話前及び通話中に空きスロットを
検出し、自己のスロット位置情報を算定する。まず通話
前には、通信制御部7の制御により、受信部3で周囲の
コードレス電話装置により行われている通信信号を受信
させる。即ち、このデジタルコードレス電話装置の通信
システムに割り当てられた通話チャンネルの周波数帯を
受信部3で受信させ、このときの受信状態をスロット設
定回路13で判別する。そして、スロット設定回路13
で、受信信号の中で受信電界強度が最も高い期間の信号
から、シンクワードSWを検出したとき、この通話チャ
ンネルで通話が行われていると判断する。このとき、こ
の通話チャンネルでの受信電界強度が、所定レベル以上
にならない空き時間を検出する。この検出した空き時間
が、1フレーム内で、通話に必要なスロット数に相当す
る分あるか否か判断する。
【0024】そして、通話に必要なスロットが確保でき
ると判断したときには、スロット設定回路13の制御
で、この空き時間に送信スロットTと受信スロットRと
を設定させ、この送信スロットTと受信スロットRとの
設定情報を通信制御部7に供給する。そして、通信制御
部7では、空き時間を検出した通話チャンネルに、スロ
ット設定回路13により指示されたタイミングで、送信
スロットTと受信スロットRとを設定させて、子機との
通話を実行させる。
【0025】また、スロット設定回路13で、通話に必
要なスロットが確保できないと判断したときには、別の
周波数の通話チャンネルを受信させて、通話に必要なス
ロットが確保できると判断できるまで、空き時間の検出
動作を実行させる。
【0026】そして、このようにして送信スロットTと
受信スロットRとが設定されて通話が行われた場合、所
定フレーム(例えば25フレーム)の通信が行われる毎
に、他のコードレス電話装置で通信が行われるスロット
のシンクワードSWを検出し、このシンクワードSWの
受信を終了した時点から、このコードレス電話装置での
通話で設定された送信スロットTの開始時点までの時間
を検出し、この検出した時間の変動量を監視する。そし
て、変動量が所定量以上になったとき、送信スロットT
と受信スロットRとの位置を修正させて、このコードレ
ス電話装置で使用するスロットが、他のコードレス電話
装置で使用中のスロットと重ならないようにする。
【0027】以上のような構成の親機と、この親機と通
信が行われる子機とで、1組のコードレス電話装置が構
成され、子機は親機により設定されたスロットで親機と
の通信が行われる。
【0028】ここで、本例の親機と子機との間で通話が
行われるときの動作を、図2のフローチャートを参照し
て説明する。
【0029】図2において、その左側は親機の動作を、
右側は子機の動作をそれぞれ示し、それぞれ左端及び右
端の流れは制御チャンネル(制御CH)に関する動作、
それぞれ中側の流れは通話チャンネル(通話CH)に関
する動作を示している。
【0030】今、親機のキー入力操作部11において、
子機との通話を行う発呼操作が行われると、このキー入
力操作による発呼が通信制御部7で検出される(ステッ
プ101)。そして、この発呼操作が行われたときに
は、この親機に設定される複数の通話チャンネルの内の
空きチャンネルを選択し(ステップ102)、それを捕
捉する(ステップ103)。そして、空きチャンネルを
捕捉した場合には、その捕捉した空きチャンネルを示す
情報、即ちチャンネル番号情報を形成させる。そして、
キー入力操作により通話したい相手(子機)の識別コー
ド(以下IDと称する)が検出される。
【0031】そして、通信制御部7で制御チャンネルの
空きチャンネルを検出して、送信部5に対して制御チャ
ンネルを設定する(ステップ104)。そして、通信制
御部7内で、相手子機ID、自己のIDを含む接続要求
信号を形成させ、この接続要求信号を制御チャンネルに
より子機に対して送信する(ステップ105)。
【0032】一方、子機側では、待受け状態(ステップ
201)において、親機からの接続要求信号を受信し
(ステップ202)、この接続要求信号をデコードす
る。そして、デコードして自己の子機IDが含まれてい
るときには、自己に対する通話要求があると判断する。
【0033】この状態で、親機側の受信部3で捕捉した
通話チャンネルの空きチャンネルを受信させ、周辺で通
話中のスロットがあるか否かスロット設定回路13で判
断する(ステップ106)。そして、通話中のスロット
があるとき、最も電界強度の強いスロットのシンクワー
ドSWを検出し(ステップ107)、このシンクワード
SWを基準にして送信スロットTを設定させる(ステッ
プ108)。
【0034】ここで、シンクワードSWを基準にして送
信スロットTが設定される状態について説明すると、例
えば図3に示すように、本例のコードレス電話装置で使
用されるTDMA/TDD方式の通信が、1フレームに
4個の送信スロットT1〜T4と4個の受信スロットR
1〜R4とが設定された、多重数4とされたものである
とする。このとき、図3Bに示すように、近隣で他のコ
ードレス電話装置により送信スロットT1と受信スロッ
トR1とを使用した通話が行われているとき、この通話
チャンネルの受信電界強度として、図3Aに示すよう
に、送信スロットT1と受信スロットR1とで所定レベ
ル以上が検出される。この所定レベル以上の受信電界強
度の検出により、通話が行われていると判断される。そ
して、受信電界強度が低く、通信が行われていないと判
断された期間(即ちスロットT2〜T4,R2〜R4)
に、図3Cに示すように、自己の送信スロットTa及び
受信スロットTbを設定する。
【0035】この自己の送信スロットTaは、他のコー
ドレス電話装置により使用されていることを検出したス
ロット中の最も受信電界強度の強いスロット(即ちスロ
ットT1)のシンクワードSWの終了時点から、所定時
間tx だけ経過した位置に設定される。この所定時間t
x は、次式で示される。
【0036】
【数2】tx =t3+t4+Δt
【0037】ここで、Δtは、次式で示される。
【0038】
【数3】Δt=TS /3
【0039】なお、TS は1スロットの期間(数1参
照)である。そして、数3に示すようにΔtを設定した
場合には、1フレームの最大スロット使用効率が3/4
(75%)になる。
【0040】このようにして、自己の送信スロットTa
が設定されるが、この演算により設定されたスロット位
置に、他の電話装置で通信が行われていると判断したと
きには、同様の手順で他のスロット位置を設定させる。
【0041】そして、自己の送信スロットTaが設定さ
れると、この送信スロットTaから1/2フレームだけ
遅れた位置に受信スロットTbを設定させ、この送信ス
ロットTaと受信スロットTbとを使用して、子機との
通話を行う。
【0042】ここで、再び図2のフローチャートの説明
に戻ると、このように設定された送信スロットTaで、
通話チャンネルによりスロット同期信号が親機から送信
される(ステップ109)。このスロット同期信号を子
機が受信すると(ステップ203)、応答信号を形成さ
せ、この応答信号を同じ通話チャンネルの受信スロット
Tbで子機から送信させる(ステップ204)。そし
て、この応答信号の親機での受信で(ステップ11
0)、通話信号としての音声信号の送信及び受信が、送
信スロットTaと受信スロットTbとを使用して、親機
と子機とで行われる(ステップ111,ステップ20
6)。この場合、音声信号は図4に示すようにADPC
M信号として変調されたデータを伝送する。
【0043】そして、このようにして通話が開始された
後は、通話が続く限り、送信スロットTaと受信スロッ
トTbとの位置を決める時間tx (数2参照)を周期的
に検出して、自己の送信スロットTaと受信スロットT
bとが、近隣で使用されている送信スロットT1と受信
スロットR1とに、重ならないように監視し、ずれが生
じたときには、修正させる。この修正作業としては、オ
フセットシンボル数とオフセット方向(+側又は−側)
を示すデータを、親機から子機に制御信号で伝送して行
う。
【0044】この場合、両スロット間の位置のずれは両
電話装置のシステムクロックの精度に依存し、このクロ
ックの精度に応じて監視を行う周期を設定すれば良い。
例えば、クロック精度が±50ppmで、送受信時の変
復調データのシンボル間隔が5μ秒であるとき、0.0
5秒で最大1シンボルずれる可能性がある。そして、1
スロットの時間TS を1m秒、1フレームの時間を8m
秒とすると、0.05×4=0.2秒で4シンボルずれ
る可能性があり、0.2/0.008=25となり、2
5フレーム毎に一回、両スロットの位置のずれを検出し
て修正させることで、両スロットのずれを4シンボル以
内に抑えることができる。
【0045】本例のコードレス電話装置によると、この
ようにして各通話チャンネルのスロット位置の設定が行
われることで、近隣の他のコードレス電話装置(自己の
コードレス電話装置と非同期)で使用中の通話チャンネ
ル内の空きスロットを使用することができ、各通話チャ
ンネルを多重使用でき、各通話チャンネルの使用効率を
上げることができ、TDMA/TDD方式の利点を活か
すことができる。ここで、家庭用のコードレス電話装置
は、通常それぞれが非同期であるので、家庭用のコード
レス電話装置に適用した場合、特に大きな効果がある。
【0046】なお、他のコードレス電話装置で使用中の
スロットと重ならないようにするために、スロット配置
に余裕を持たす必要があるので、システムで決められた
多重数より若干少ない多重使用となるが、多重使用がほ
とんどできない従来よりは大幅に改善される。
【0047】なお、上述実施例においては、親機と子機
との間で通話を行う場合について説明したが、子機から
親機を介して電話回線Lと接続された他の加入者と通話
をする場合や、子機間通話を行う場合にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、同一チャンネルの異な
るタイミングで、非同期の複数のコードレス電話による
通話が可能になり、各通話チャンネルが有効に活用され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による親機を示す構成図であ
る。
【図2】一実施例による回線接続手順を示す説明図であ
る。
【図3】一実施例による通信状態を示すタイミング図で
ある。
【図4】一実施例による通信時のスロットを示す構成図
である。
【図5】通信方式の説明に供する構成図である。
【図6】コードレス電話装置のシステム例を示す構成図
である。
【図7】コードレス電話装置のシステム例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送受信切換スイッチ 3 無線受信部 4 復調部 5 無線送信部 6 変調部 7 通信制御部 8 音声符号化復号化部 9 スピーカ 10 マイク装置 11 キー入力操作部 12 電話回線接続部 13 スロット設定回路 L 電話回線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機とよりなり、同一のチャンネ
    ルを使用して送信と受信とを時間的に異ならせて通話を
    行うデジタルコードレス電話装置において、 近隣で、当該デジタルコードレス電話装置と同一のシス
    テムであると共に、当該デジタルコードレス電話装置と
    は互いに非同期である他のデジタルコードレス電話装置
    で通話が行われているとき、この他のデジタルコードレ
    ス電話装置で送信及び受信が行われるスロットのタイミ
    ングを検出し、この検出した送信及び受信が行われるス
    ロット位置とは時間的に重ならないスロット位置を算出
    して、この算出したスロット位置で親機と子機との送信
    及び受信を行うようにしたデジタルコードレス電話装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタルコードレス電話
    装置において、 上記他のデジタルコードレス電話装置で送信及び受信が
    行われるスロットのタイミングの検出は、このスロット
    に含まれるシンクワードの検出により行うデジタルコー
    ドレス電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタルコードレス電話
    装置において、 上記他のデジタルコードレス電話装置で使用されるスロ
    ット位置と時間的に重ならないスロット位置が設定でき
    ないとき、親機と子機の間での通信チャンネルを別のチ
    ャンネルに変更するデジタルコードレス電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデジタルコードレス電話
    装置において、 上記他のデジタルコードレス電話装置で送信及び受信が
    行われるスロットのタイミングの変動を周期的に監視
    し、その監視に基づいて当該デジタルコードレス電話装
    置で送信及び受信を行うスロット位置を修正するデジタ
    ルコードレス電話装置。
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