JP3122033B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP3122033B2 JP08110159A JP11015996A JP3122033B2 JP 3122033 B2 JP3122033 B2 JP 3122033B2 JP 08110159 A JP08110159 A JP 08110159A JP 11015996 A JP11015996 A JP 11015996A JP 3122033 B2 JP3122033 B2 JP 3122033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、放電バルブを備
えた車輌用前照灯に関し、特に、放電バルブの点灯回路
を収容する点灯回路ケースの灯体への取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】放電バルブは高輝度照射が可能なことか
ら、近年、車輌用前照灯の光源としても採用されるよう
になってきている。
【0003】このような放電バルブを備えた前照灯にお
いては、放電バルブに高電圧を印加してこれを点灯させ
るための点灯回路を設けることが必要となるが、この点
灯回路は多くの回路構成部品からなるため、点灯回路ケ
ースに収容された状態で前照灯の灯体に取り付けられる
のが普通である。この点灯回路ケースは比較的大きなも
のとなるので、灯体の内部に収容することはスペース確
保の点で困難であり、このため、特開平7−11482
0号公報に開示されているように、点灯回路ケースは灯
体の外部に設けられることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点灯回
路が収容された点灯回路ケースは、かなりの重量を有す
るものとなることから、従来のように点灯回路ケースを
単に灯体の外面に取り付けるだけの構造では、点灯回路
ケースの重みで灯体が大きく撓んでしまうおそれがあ
る。
【0005】また、点灯回路は放電バルブ点灯時かなり
の高温となるが、点灯回路ケースの灯体への取付けは、
従来、上記公報にも開示されているように、点灯回路ケ
ースと灯体の外面とが広い範囲にわたって面接触するよ
うにして行われているため、点灯回路で発生した熱の一
部は空気中に放散されずに点灯回路ケースと灯体との間
に篭もってしまい、このため灯体が熱変形するおそれが
ある。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、点灯回路ケースの重みによる灯体の
撓みを最小限に抑えることができ、かつ灯体の熱変形の
おそれを最小限に抑えることができる車輌用前照灯を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、灯体の点灯
回路ケース取付部周辺部位に工夫を施すことにより上記
目的達成を図るようにしたものである。
【0008】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、放電バルブと、この放電バルブを収容する灯
体と、この灯体に取り付けられたレンズと、上記放電バ
ルブを点灯させる点灯回路と、この点灯回路を収容す
る、上記灯体の外面に取り付けられた点灯回路ケース
と、を備えた車輌用前照灯において、上記点灯回路ケー
スが、上記灯体の底面部に取り付けられており、上記灯
体における上記点灯回路ケースの取付部周辺部位に、補
強用凹凸部が形成されている、ことを特徴とするもので
ある。
【0009】上記「灯体」は、前照灯の構成部材であっ
てかつ放電バルブを収容するものであれば、特定の部材
に限定されるものではない。例えば、反射鏡可動型のエ
イミング機構(レンズがボディに取り付けられるタイプ
の灯具において、レンズとボディとで形成される空間内
に収容された反射鏡を傾動させるエイミング機構)を備
えた前照灯におけるボディ、あるいは、ユニット可動型
のエイミング機構(レンズが反射鏡に取り付けられるタ
イプの灯具において、反射鏡をレンズと共にユニットと
して傾動させるエイミング機構)を備えた前照灯におけ
る反射鏡、等が灯体として採用可能である。
【0010】上記「点灯回路」は、「放電バルブを点灯
させる」ための回路であれば、その具体的構成は特に限
定されるものではなく、始動回路および安定回路の両方
を備えた回路であってもよいし、始動回路および安定回
路のうち一方のみを備えた回路であってもよい。
【0011】上記「補強用凹凸部」は、少なくとも灯体
の外面側において凹凸状に形成され、かつ「灯体におけ
る点灯回路ケースの取付部周辺部位」の補強を図ること
が可能なものであれば、その形状、配置等は特に限定さ
れるものではない。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、点灯回路ケースが灯体の底面部に取り付けら
れており、灯体における点灯回路ケースの取付部周辺部
位に補強用凹凸部が形成されているので、上記取付部周
辺部位の剛性を高めることができ、これにより点灯回路
ケースの重みで灯体が大きく撓んでしまうのを防止する
ことができる。また、上記補強用凹凸部の存在により、
点灯回路ケースと灯体の外面とが広い範囲にわたって面
接触することがなくなるので、点灯回路で発生した熱が
点灯回路ケースと灯体との間に籠もるのを防止すること
ができる。
【0013】したがって、本願発明によれば、灯体の外
面に点灯回路ケースが取り付けられる場合において、点
灯回路ケースの重みによる灯体の撓みを最小限に抑える
ことができ、かつ灯体の熱変形のおそれを最小限に抑え
ることができる。
【0014】なお、本願発明において、上記灯体の材質
は特に限定されるものではないが、樹脂成形品等のよう
に比較的剛性が低くかつ熱変形しやすい材質からなる灯
体の場合に、本願発明の構成を採用することが特に効果
的である。
【0015】上記構成において、請求項2に記載したよ
うに、灯体の外面に形成された複数のリブで上記補強用
凹凸部を構成すれば、放電バルブと点灯回路とを接続す
るコードを挿通させるための開口を灯体に形成する際に
上記補強用凹凸部をも同時に形成することが可能とな
る。
【0016】その際、請求項3に記載したように、上記
複数のリブを格子状に配列されたものとすれば、その強
度上の連続性により補強機能を高めることができる。
【0017】上記補強用凹凸部は、請求項4に記載した
ように、灯体の内面および外面に互いに異なる配列で形
成された複数のリブで構成することもできる。このよう
にすることにより、灯体の内外各面に形成されるリブ形
状を単純な形状に設定しても高い補強機能を確保するこ
とができる。なお、その際、灯体内面側のリブは灯体成
形時の金型抜き方向に延びるように設定すれば、その成
形を容易に行うことができる。
【0018】上記点灯回路が、始動回路および安定回路
のうちの少なくとも一方を備えたものであればよいこと
は上述したとおりであるが、請求項5に記載したよう
に、両方の回路を備えてなる場合には、点灯回路の重量
および発熱量がより大きくなるので、本願発明の構成を
採用することが特に効果的である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本願発明の一実施形態に係る車輌
用前照灯を示す正面図であり、図2および3は、そのII
-II 線断面図およびIII 方向矢視図である。
【0021】図1および2に示すように、本実施形態に
係る前照灯10は、ヘッドランプ機能およびフォグラン
プ機能を備えたコンビネーションランプであって、ボデ
ィ12とレンズ14とで形成される空間内に反射鏡16
が上下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなっ
ている。なお、この前照灯10は車輌右側に設けられる
前照灯であって、車輌左側に設けられる前照灯は、図示
の前照灯と構造に関しては左右対称であり配光に関して
は左右同一である。
【0022】上記ボディ12は、樹脂製の射出成形品で
あって、その車幅方向外方端部に上下1対のスタッドボ
ルト18、20が設けられており、また、その車幅方向
内方端部に、長孔22aが形成されたブラケット22が
ボディ12と一体で形成されている。そして、上記スタ
ッドボルト18、20を車体の取付孔に挿入するととも
に上記長孔22aを車体の取付孔に位置合わせした状態
で、上記スタッドボルト18、20にナット(図示せ
ず)を締め付けるとともに上記長孔22aおよび車体の
取付孔にボルトを挿入してナット(図示せず)を締め付
けることにより、前照灯10の車体への取付けを行うよ
うになっている。
【0023】上記反射鏡16は、ヘッドランプの主灯用
の反射部16Aと、ヘッドランプの主灯および副灯兼用
の反射部16Bと、フォグランプ用の反射部16Cと
が、水平方向に直列配置で一体形成されてなっている。
図1に示す点P0は、反射鏡16がボディ12にボール
ジョイント支持されたエイミング支点であり、点P1
は、反射鏡16がエイミングスクリュウ(図示せず)を
介してボディ12に上下方向に傾動可能に支持された上
下エイミング点であり、点P2は、反射鏡16がエイミ
ングスクリュウ(図示せず)を介してボディ12に左右
方向に傾動可能に支持された左右エイミング点である。
【0024】上記反射部16Aには、その光軸Axa上
にC−8タイプのシングルフィラメントを有するハロゲ
ンバルブ24が取り付けられており、上記反射部16B
には、その光軸Axb上にC−8タイプの放電バルブ
(メタルハライドバルブ)26が取り付けられており、
上記反射部16Cには、その光軸Axc上にC−6タイ
プのシングルフィラメントを有するハロゲンバルブ28
が取り付けられている。また、上記反射部16Bには、
そのバルブ26の前方に位置するようにしてシェード3
2が設けられている。上記ハロゲンバルブ24および2
8は、図示しないコネクタを介して電源に直接接続され
るようになっているが、放電バルブ26は、その点灯の
ために高電圧を必要とするため、プラグ36およびコー
ド38を介して点灯回路ケース40内に収容された点灯
回路42に一旦接続された後、電源に接続されるように
なっている。上記プラグ36には、アルミダイカスト製
のプラグカバー44が取り付けられており、また、上記
コード38は、そのコード本体がメッシュタイプの金属
製シールドカバーにより覆われた構成となっている。上
記点灯回路ケース40は、図1および3に示すように、
ブラケット46(保護部材)に覆われた状態でボディ1
2に取り付けられている。
【0025】図4は、図3のIV-IV 線断面図であって、
上記点灯回路ケース40のブラケット46への取付けお
よび該ブラケット46のボディ12への取付けの様子を
示す図である。また、図5は、上記点灯回路ケース40
およびブラケット46を各々単品で示す斜視図である。
【0026】図5に示すように、上記点灯回路ケース4
0は、いずれもアルミダイカスト製のケース本体48お
よびカバー50からなり、略直方体の外形形状を有して
いる。この点灯回路ケース40は、そのケース本体48
内に点灯回路42が収容された状態で該ケース本体48
内にエポキシ樹脂が充填されるとともにカバー50が被
せられており、これにより、上記点灯回路42をモール
ドするとともに該点灯回路42とで固形のユニットを構
成するようになっている。上記カバー50には、コード
38を挿通させる開口50aが形成されている。そして
上記カバー50のこの開口50aの周囲には、2重の開
口フランジ部50b、50cが形成されている。上記カ
バー50は、コード38が挿着されたアルミダイカスト
製のキャップ64を備えており、このキャップ64によ
り上記開口50aを閉塞するようになっている。また、
上記カバー50には、一端部が点灯回路42に接続され
るとともに他端部が電源接続用のプラグ52に接続され
たコード54がブッシング56を介して挿着されてい
る。なお、上記点灯回路42は、図4に示すように、始
動回路42Aと安定回路42Bとからなっている。
【0027】図4および5に示すように、上記ブラケッ
ト46は、略U字状の断面形状を有する鋼板のプレス成
形品であって、底面部58と、その前後両端縁部の1対
の立壁部60、62とが一体で形成されている。
【0028】上記底面部58は、一般面は平面である
が、ビード58aと、小孔58bと、ケース載置部58
cとが形成されている。上記ビード58aは、上方へ突
出するビードであって、図3に示すように、1対の立壁
部60、62に向けて延びるようにして左右対称配置で
1対形成されている。また、上記小孔58bは、底面部
58の中心位置を含む十文字配置で5カ所に形成されて
いる。さらに、上記ケース載置部58cは、底面部58
の四隅に、該底面部58の一般面に対してビード58a
の高さと同じ寸法だけ段上がりで平面状に各々形成され
ており、これら各ケース載置部58cにはケース取付孔
58dが形成されている。なお、上記底面部58の左右
両端縁部には、背の低い上向きフランジ部58eが延長
形成されており、これによりブラケット46の剛性が低
下してしまうのを防止するようになっている。
【0029】図3に示すように、上記点灯回路ケース4
0は、上記4カ所のケース載置部58cに載置された状
態で、対角線方向の2カ所のケース載置部58cにおい
て、ケース取付孔58dと螺合する鋼製のスクリュウ6
6によりブラケット46に取り付けられている。なお、
残り2カ所のケース載置部58cに、スクリュウ66が
螺合されていないケース取付孔58dが存在するのは、
点灯回路ケース40を車輌の左右反対側の前照灯でも共
通使用可能とするためである。上記点灯回路ケース40
およびこれとスクリュウ66を介して導通するブラケッ
ト46は、車体に接地されている。
【0030】図5に示すように、上記ブラケット46の
1対の立壁部60、62には、その内面側に突出するよ
うにして上下方向に延びるビード60a、62aが、所
定間隔をおいて各々1対形成されている。また、上記1
対の立壁部60、62の上端部にはフランジ部60b、
62bが各々形成されている。立壁部60のフランジ部
60bは、2カ所において一段高くなるように形成され
てボディ取付座60cを構成しており、これら各ボディ
取付座60cにはボディ取付孔60dが各々形成されて
いる。同様に、立壁部62のフランジ部62bも、2カ
所において1段高くなるように形成されてボディ取付座
62cを構成しており、これら各ボディ取付座62cに
もボディ取付孔62dが各々形成されている。
【0031】上記ボディ12の底面部68の4カ所に
は、下方へ突出する鋼製のスタッドボルト70が設けら
れている。そして、上記ブラケット46は、そのボディ
取付孔60d、60d、62d、62dに上記スタッド
ボルト70を各々挿入した後、これら各スタッドボルト
70にナット72を各々締め付けることにより、ボディ
12への取付けが行われるようになっている。
【0032】図4に示すように、上記ボディ12の底面
部68には、点灯回路ケース40のカバー50に形成さ
れた開口50aよりもやや大きい開口が形成されてお
り、この開口の周囲には、2重の開口フランジ部68
b、68cが形成されている。これら2重の開口フラン
ジ部68b、68cは、ブラケット46をボディ12に
取り付けたとき、上記カバー50の2重の開口フランジ
部50b、50cと交互に配されるようになっている。
その際、開口フランジ部68cをカバー50の上面に当
接させるとともに、開口フランジ部68bを開口フラン
ジ部50、50cの間に配されたパッキン76に当接さ
せることにより、開口50a周辺のシール性を確保する
ようにしている。
【0033】図3に示すように、上記ボディ12の底面
部68の外面におけるブラケット46の取付部周辺部位
には、該底面部68の剛性を高めるための補強リブ68
dが形成されている。
【0034】図6は、ブラケット46が取り付けられて
いない状態のボディ12の底面部68を示す図である。
この図に示すように、上記補強リブ68dは、2重の開
口フランジ部68b、68cおよび4本のスタッドボル
ト70を囲むようにして、格子状に形成されている。
【0035】図4に示すように、上記ブラケット46
は、これをボディ12に取り付けたとき、該ブラケット
46に支持された点灯回路ケース40のカバー50の上
面と、ボディ12の底面部68の補強リブ68dの下面
との間に多少の隙間が形成されるように、その立壁部6
0、62の高さ寸法が設定されている。
【0036】以上詳述したように、本実施形態において
は、ボディ12の底面部68における点灯回路ケース4
0の取付部周辺部位に補強リブ68dが形成されている
ので、上記取付部周辺部位の剛性を高めることができ、
これにより点灯回路ケース40の重みでボディ12の底
面部68が大きく撓んでしまうのを防止することができ
る。また、上記補強リブ68dの存在により、点灯回路
ケース40とボディ12の底面部68の外面とが広い範
囲にわたって面接触することがなくなるので、点灯回路
42で発生した熱が点灯回路ケース40とボディ12の
底面部68との間に篭もるのを防止することができる。
【0037】したがって、本実施形態によれば、ボディ
12の底面部68の外面に点灯回路ケース40が取り付
けられる場合において、点灯回路ケース40の重みによ
る上記底面部68の撓みを最小限に抑えることができ、
かつ上記底面部68の熱変形のおそれを最小限に抑える
ことができる。
【0038】しかも、上記補強リブ68dは、ボディ1
2の底面部68の外面に形成されているので、開口フラ
ンジ部68b、68cを成形するためのスライド型によ
り該補強リブ68dをも同時に成形することが可能とな
る。また、上記補強リブ68dは、上記底面部68の外
面に格子状に配列されるようにして形成されているの
で、その強度上の連続性により補強機能を高めることが
できる。さらに、本実施形態においては、上記ブラケッ
ト46をボディ12に取り付けたとき、上記補強リブ6
8dの下面と点灯回路ケース40のカバー50の上面と
の間に多少の隙間が形成されるようになっているので、
ボディ12の熱変形のおそれをさらに小さくすることが
できる。
【0039】上記ボディ12は、比較的剛性が低くかつ
熱変形しやすい樹脂成形品であり、また、上記点灯回路
42は、始動回路42Aおよび安定回路42Bを備えた
重量および発熱量がかなり大きいものであるので、本実
施形態の構成を採用することが特に効果的である。
【0040】上記実施形態においては、ボディ12の底
面部68の外面に正方格子状に形成された補強リブ68
dを備えたものについて説明したが、この補強リブ68
dに代えて、図7(a)に示すような斜め格子状に形成
された補強リブ68d′、あるいは、図7(b)に示す
ような円形を囲む形状の補強リブ68d″等を採用する
ことも可能であり、これらの場合においても上記実施形
態と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】また、図8に示すように、ボディ12の底
面部68の外面には左右方向に直線状に延びる補強リブ
68d1を形成するとともに、上記底面部68の内面に
は前後方向に直線状に延びる補強リブ68d2を形成す
ることにより、上記実施形態の補強リブ68dと略同様
の正方格子状の補強リブを得ることができる。このよう
に、底面部68の外面および内面に互いに直交する配列
で補強リブ68d1、68d2を形成することにより、
各補強リブ68d1、68d2を単純な直線形状に設定
しても高い補強機能を確保することができる。しかも、
内面側の補強リブ68d2は、前後方向に延びておりボ
ディ12成形時の金型抜き方向と一致しているので、該
補強リブ68d2を形成したことによってボディ12の
成形性が損なわれるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用前照灯を示
す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII 方向矢視図
【図4】図3のIV-IV 線断面図
【図5】上記実施形態の点灯回路ケースおよびブラケッ
トを各々単品で示す斜視図
【図6】上記実施形態のボディの底面部を上記ブラケッ
トが取り付けられていない状態で示す図
【図7】上記底面部に形成された補強リブの変形例を示
す、図6の要部拡大図
【図8】上記補強リブの他の変形例を示す、図6と同様
の図
【符号の説明】
10 前照灯 12 ボディ(灯体) 14 レンズ 16 反射鏡 26 放電バルブ 36 プラグ 38 コード 40 点灯回路ケース 42 点灯回路 42A 始動回路 42B 安定回路 46 ブラケット 48 ケース本体 50 カバー 50a 開口 50b、50c 開口フランジ部 58 底面部 60、62、64 立壁部 60b、62b フランジ部 60c、62c ボディ取付座 60d、62d ボディ取付孔 68a ボルト挿通孔 68b、68c 開口フランジ部 68d、68d′、68d″、68d1、68d2 補
強リブ 70 スタッドボルト 72 ナット 76 パッキン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−16723(JP,A) 特開 平4−109503(JP,A) 特開 平4−149901(JP,A) 実開 昭59−98501(JP,U) 実開 平6−62418(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21W 101:10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電バルブと、この放電バルブを収容す
    る灯体と、この灯体に取り付けられたレンズと、上記放
    電バルブを点灯させる点灯回路と、この点灯回路を収容
    する、上記灯体の外面に取り付けられた点灯回路ケース
    と、を備えた車輌用前照灯において、 上記点灯回路ケースが、上記灯体の底面部に取り付けら
    れており、 上記灯体における上記点灯回路ケースの取付部周辺部位
    に、補強用凹凸部が形成されている、ことを特徴とする
    車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記補強用凹凸部が、上記灯体の外面に
    形成された複数のリブからなる、ことを特徴とする請求
    項1記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記複数のリブが、格子状に配列されて
    いる、ことを特徴とする請求項2記載の車輌用前照灯。
  4. 【請求項4】 上記補強用凹凸部が、上記灯体の内面お
    よび外面に互いに異なる配列で形成された複数のリブか
    らなる、ことを特徴とする請求項1記載の車輌用前照
    灯。
  5. 【請求項5】 上記点灯回路が、始動回路と安定回路と
    を備えてなる、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか
    記載の車輌用前照灯。
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