JP3121908B2 - 定電流回路 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FETを有する半導体
集積回路(以下、IC)、特にGaAsFETを用いて
IC内に構成される定電流回路に関する。
集積回路(以下、IC)、特にGaAsFETを用いて
IC内に構成される定電流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICを製造する場合、その内部に
多数のコンデンサを形成することは困難であり、IC内
部の回路間の接続方法として、いわゆる直結接続が多用
されていた。しかし、直結接続された回路間において
は、一回路におけるDCバイアスのドリフトが他回路に
影響を及ぼしていたため、DCバイアスのドリフトを改
善するための対策として、一般に差動回路が多く用いら
れてきた。この差動回路は、上述したDCバイアスのド
リフトを改善したり、平衡回路を構成したりする場合な
どに用いられる重要な回路であり、差動増幅器あるいは
差動ミキサ等の回路と定電流回路とにより構成される。
多数のコンデンサを形成することは困難であり、IC内
部の回路間の接続方法として、いわゆる直結接続が多用
されていた。しかし、直結接続された回路間において
は、一回路におけるDCバイアスのドリフトが他回路に
影響を及ぼしていたため、DCバイアスのドリフトを改
善するための対策として、一般に差動回路が多く用いら
れてきた。この差動回路は、上述したDCバイアスのド
リフトを改善したり、平衡回路を構成したりする場合な
どに用いられる重要な回路であり、差動増幅器あるいは
差動ミキサ等の回路と定電流回路とにより構成される。
【0003】図7は差動増幅回路1と抵抗値Rの定電流
抵抗2とから構成される差動回路3を示している。差動
増幅回路1は、ソースが共通接続されている2つのFE
T4および5から構成されており、それらの共通接続さ
れているソースは、定電流抵抗2を介して接地されてい
る。ここで、抵抗値Rは、定電流抵抗2が定電流回路と
してみなせるだけ、十分に大きい。
抵抗2とから構成される差動回路3を示している。差動
増幅回路1は、ソースが共通接続されている2つのFE
T4および5から構成されており、それらの共通接続さ
れているソースは、定電流抵抗2を介して接地されてい
る。ここで、抵抗値Rは、定電流抵抗2が定電流回路と
してみなせるだけ、十分に大きい。
【0004】また、図8はFET6を用いた定電流回路
7と差動増幅回路1とが接続されて構成された差動回路
8の回路図である。この図において、図7と対応する部
分には同一の符号を付けて、その説明を省略する。ここ
で、9は抵抗値がR1の抵抗であり、FET6を所定の
動作点で動作させる。また、この差動回路8において、
定電流回路7の信号周波数におけるインピーダンスは、
差動増幅回路1の各々のFET4および5のソースの結
合点に信号が流れ込まないだけ、十分に大きい。
7と差動増幅回路1とが接続されて構成された差動回路
8の回路図である。この図において、図7と対応する部
分には同一の符号を付けて、その説明を省略する。ここ
で、9は抵抗値がR1の抵抗であり、FET6を所定の
動作点で動作させる。また、この差動回路8において、
定電流回路7の信号周波数におけるインピーダンスは、
差動増幅回路1の各々のFET4および5のソースの結
合点に信号が流れ込まないだけ、十分に大きい。
【0005】ここで、図9に、図8に示すFET6のゲ
ート−ソース間電圧(VGS電圧)に対するドレイン電流
(Id電流)の特性(以下、VGS−Id特性)の一例を示
す。この図において、曲線aはFET6の平均VGS−I
d特性である。また、直線bは抵抗9の抵抗値R1が一定
である場合のId電流とVGS電圧との関係(Id電流=V
GS電圧/R1)を示す負荷線であり、負荷線bの傾きは
抵抗値R1により決定される。さらに、曲線aと負荷線
bとの交点Qは、平均VGS−Id特性をもつFET6を
定電流回路7に用いた場合のFET6の動作点を示して
おり、抵抗値R1が定まれば、FET6が動作するため
のVGS電圧の値(V0)とId電流の値(ID0)は決ま
る。したがって、FET6のVGS−Id特性が一定、か
つ、抵抗9の抵抗値R1が一定であれば、定電流回路7
に流れ込む電流は一定である。
ート−ソース間電圧(VGS電圧)に対するドレイン電流
(Id電流)の特性(以下、VGS−Id特性)の一例を示
す。この図において、曲線aはFET6の平均VGS−I
d特性である。また、直線bは抵抗9の抵抗値R1が一定
である場合のId電流とVGS電圧との関係(Id電流=V
GS電圧/R1)を示す負荷線であり、負荷線bの傾きは
抵抗値R1により決定される。さらに、曲線aと負荷線
bとの交点Qは、平均VGS−Id特性をもつFET6を
定電流回路7に用いた場合のFET6の動作点を示して
おり、抵抗値R1が定まれば、FET6が動作するため
のVGS電圧の値(V0)とId電流の値(ID0)は決ま
る。したがって、FET6のVGS−Id特性が一定、か
つ、抵抗9の抵抗値R1が一定であれば、定電流回路7
に流れ込む電流は一定である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
従来の定電流抵抗2においては、定電流抵抗2での電圧
降下が大きく、大きな電源電圧が要求される。たとえ
ば、差動回路3において、定電流抵抗2の抵抗値Rが1
kΩ、定電流抵抗2を流れる電流が10mAである場
合、定電流抵抗2における電圧降下は10Vである。そ
のため、5Vまたは9V等の電源電圧を供給する回路を
用い、低電力で差動回路3を動作させることは不可能で
あった。
従来の定電流抵抗2においては、定電流抵抗2での電圧
降下が大きく、大きな電源電圧が要求される。たとえ
ば、差動回路3において、定電流抵抗2の抵抗値Rが1
kΩ、定電流抵抗2を流れる電流が10mAである場
合、定電流抵抗2における電圧降下は10Vである。そ
のため、5Vまたは9V等の電源電圧を供給する回路を
用い、低電力で差動回路3を動作させることは不可能で
あった。
【0007】また、図8に示すFET6を用いた定電流
回路7は、一般に、FET6の動作点でのドレイン−ソ
ース間電圧と抵抗9の電圧降下との和が図7に示す定電
流抵抗2における電圧降下よりも小さくなるように構成
されるが、FET6のVGS−Id特性が製品によって一
様ではなく、図9に示す曲線a1およびa2のように、V
GS−Id特性にバラツキがある。このVGS−Id特性曲線
a1またはa2を有するFETを定電流回路7に用いた場
合、抵抗値R1が一定であっても、差動増幅回路1から
定電流回路7に流れ込むId電流は電流値Id1またはI
d2となり、Id電流の値にバラツキがあった。したがっ
て、差動増幅器1におけるバイアス電流の値にバラツキ
が生じ、そのため、差動増幅器1の利得、歪性能または
雑音性能等が設計値とは異なり、バラツキが生じやすい
という問題があった。
回路7は、一般に、FET6の動作点でのドレイン−ソ
ース間電圧と抵抗9の電圧降下との和が図7に示す定電
流抵抗2における電圧降下よりも小さくなるように構成
されるが、FET6のVGS−Id特性が製品によって一
様ではなく、図9に示す曲線a1およびa2のように、V
GS−Id特性にバラツキがある。このVGS−Id特性曲線
a1またはa2を有するFETを定電流回路7に用いた場
合、抵抗値R1が一定であっても、差動増幅回路1から
定電流回路7に流れ込むId電流は電流値Id1またはI
d2となり、Id電流の値にバラツキがあった。したがっ
て、差動増幅器1におけるバイアス電流の値にバラツキ
が生じ、そのため、差動増幅器1の利得、歪性能または
雑音性能等が設計値とは異なり、バラツキが生じやすい
という問題があった。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、流れる電流の電流値におけるバラツキが少な
い定電流回路を提供することを目的とする。
たもので、流れる電流の電流値におけるバラツキが少な
い定電流回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の定電流回路は、
上述した問題点を解決するために、ソースが共通接続さ
れた一対のFETからなる差動増幅器の前記ソースにド
レインが接続され、ゲートが接地端に接続されたGaA
sFETと、該GaAsFETのソースと接地端との間
に介挿されたGaAs抵抗とを具備し、該GaAs抵抗
には、該GaAs抵抗の抵抗値が該GaAs抵抗に印加
される電界強度の増加にともなって非線形的に大きくな
る領域で、かつ、印加電圧対抵抗値の変化率が無限大と
なる臨界電界値未満の電界を印加して使用することを特
徴とする。
上述した問題点を解決するために、ソースが共通接続さ
れた一対のFETからなる差動増幅器の前記ソースにド
レインが接続され、ゲートが接地端に接続されたGaA
sFETと、該GaAsFETのソースと接地端との間
に介挿されたGaAs抵抗とを具備し、該GaAs抵抗
には、該GaAs抵抗の抵抗値が該GaAs抵抗に印加
される電界強度の増加にともなって非線形的に大きくな
る領域で、かつ、印加電圧対抵抗値の変化率が無限大と
なる臨界電界値未満の電界を印加して使用することを特
徴とする。
【0010】
【作用】上記定電流回路によれば、FETのゲート−ソ
ース間電圧がGaAs抵抗に印加される。そして、Ga
As抵抗の抵抗値は、印加される電界に応じて変化す
る。
ース間電圧がGaAs抵抗に印加される。そして、Ga
As抵抗の抵抗値は、印加される電界に応じて変化す
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例を説明
する。図1(a)は本発明の実施例による定電流回路1
0と図7,8に示す差動増幅回路1とから構成される差
動回路11の回路図、同図(b)は同図(a)における
定電流回路10の回路図である。これらの図において、
図7または図8と対応する部分には同一の符号を付け
て、その説明を省略する。図1(a),(b)に示す定
電流回路10において、12はGaAsFETであり、
GaAsFET12のソースと接地との間には、印加電
界によってその抵抗値が変化するGaAs抵抗13が介
挿されている。すなわち、この発明においては、定電流
回路10をGaAsFET12とGaAs抵抗13とに
よって構成している。以下、その理由を説明する。
する。図1(a)は本発明の実施例による定電流回路1
0と図7,8に示す差動増幅回路1とから構成される差
動回路11の回路図、同図(b)は同図(a)における
定電流回路10の回路図である。これらの図において、
図7または図8と対応する部分には同一の符号を付け
て、その説明を省略する。図1(a),(b)に示す定
電流回路10において、12はGaAsFETであり、
GaAsFET12のソースと接地との間には、印加電
界によってその抵抗値が変化するGaAs抵抗13が介
挿されている。すなわち、この発明においては、定電流
回路10をGaAsFET12とGaAs抵抗13とに
よって構成している。以下、その理由を説明する。
【0012】図8に示す従来の定電流回路7の抵抗9に
は、定電流回路7がディスクリート部品で構成される場
合は、炭素皮膜抵抗あるいは金属皮膜抵抗が用いられ、
IC内部に構成される場合は、NiCr等のフィルム抵
抗等の印加電界によってその抵抗値が変化しにくい材料
で構成される抵抗が用いられている。また、本発明で用
いる抵抗は、上述したように、印加電界によってその抵
抗値が変化するGaAs抵抗である。
は、定電流回路7がディスクリート部品で構成される場
合は、炭素皮膜抵抗あるいは金属皮膜抵抗が用いられ、
IC内部に構成される場合は、NiCr等のフィルム抵
抗等の印加電界によってその抵抗値が変化しにくい材料
で構成される抵抗が用いられている。また、本発明で用
いる抵抗は、上述したように、印加電界によってその抵
抗値が変化するGaAs抵抗である。
【0013】ここで、一般的なGaAs材料の特性を説
明する。図2はGaAs材料に印加された電界強度とそ
のGaAs材料中の電子の移動速度との関係を示す図、
図3は図2に用いられたGaAs材料に印加された電界
強度とそのGaAs材料の抵抗値との関係を示す図であ
る。
明する。図2はGaAs材料に印加された電界強度とそ
のGaAs材料中の電子の移動速度との関係を示す図、
図3は図2に用いられたGaAs材料に印加された電界
強度とそのGaAs材料の抵抗値との関係を示す図であ
る。
【0014】図2に示すように、電界強度E1以下の電
界強度Eの範囲において、GaAs材料中の電子の移動
速度は電界強度Eに線形比例し、電界強度E1から臨界
電界強度E0までの電界強度Eの範囲において、GaA
s材料中の電子の移動速度は電界強度Eに非線形比例す
る。一方、電界強度E0以上の電界強度Eの範囲は負性
抵抗領域であり、電界強度Eを大きくしてもGaAs材
料中の電子の移動速度は減少する。また、このGaAs
材料中の電子の移動速度は、そこを流れる電流に比例す
る。したがって、GaAs材料の抵抗値は、図3に示す
ように、電界強度E1以下の電界強度Eの範囲において
は一定であり、電界強度E1から臨界電界強度E0までの
範囲においては電界強度Eの増加にともなって非線形的
に大きくなり、特に、臨界電界強度E0近傍における抵
抗値の変化は著しい。しかしながら、従来は、このGa
As抵抗を図8に示す定電流回路7の抵抗9として使用
した場合でも、抵抗値の変化が無視できる範囲内の電界
(E1以下)が印加されて用いられていた。
界強度Eの範囲において、GaAs材料中の電子の移動
速度は電界強度Eに線形比例し、電界強度E1から臨界
電界強度E0までの電界強度Eの範囲において、GaA
s材料中の電子の移動速度は電界強度Eに非線形比例す
る。一方、電界強度E0以上の電界強度Eの範囲は負性
抵抗領域であり、電界強度Eを大きくしてもGaAs材
料中の電子の移動速度は減少する。また、このGaAs
材料中の電子の移動速度は、そこを流れる電流に比例す
る。したがって、GaAs材料の抵抗値は、図3に示す
ように、電界強度E1以下の電界強度Eの範囲において
は一定であり、電界強度E1から臨界電界強度E0までの
範囲においては電界強度Eの増加にともなって非線形的
に大きくなり、特に、臨界電界強度E0近傍における抵
抗値の変化は著しい。しかしながら、従来は、このGa
As抵抗を図8に示す定電流回路7の抵抗9として使用
した場合でも、抵抗値の変化が無視できる範囲内の電界
(E1以下)が印加されて用いられていた。
【0015】そこで、本発明は、図3に示すような印加
電界の強度により抵抗値が変化する領域(E1〜E0の領
域)におけるGaAs材料の特性を利用するものであ
る。一例として、GaAsFET12のVGS電圧によっ
て、GaAs抵抗13に電界強度1/10〜1/3.3
(V/μm)程度の電界が印加される場合、GaAsF
ET12のVGS電圧が1Vであれば、長さLが3.3〜
10μmのGaAs抵抗13、また、GaAsFET1
2のVGS電圧が2Vであれば、長さLが6.6〜20μ
mであるGaAs抵抗13を用いる。
電界の強度により抵抗値が変化する領域(E1〜E0の領
域)におけるGaAs材料の特性を利用するものであ
る。一例として、GaAsFET12のVGS電圧によっ
て、GaAs抵抗13に電界強度1/10〜1/3.3
(V/μm)程度の電界が印加される場合、GaAsF
ET12のVGS電圧が1Vであれば、長さLが3.3〜
10μmのGaAs抵抗13、また、GaAsFET1
2のVGS電圧が2Vであれば、長さLが6.6〜20μ
mであるGaAs抵抗13を用いる。
【0016】図4および図5は、各々ドレイン電流Id
が平均VGS−Id特性pより多く流れるGaAsFET
12のVGS−Id特性p′およびドレイン電流Idが平均
VGS−Id特性pより少なく流れるGaAsFET12
のVGS−Id特性p″を示している。これらの図におい
て、q1はGaAs抵抗13が線形的特性を持つ領域で
用いられた場合のGaAs抵抗13のVGS−Id特性、
また、q2はGaAs抵抗13が印加される電界強度E
により抵抗値RSが変化する領域で用いられた場合のG
aAs抵抗13のVGS−Id特性である。なお、VGS−
Id特性q1およびq2において、それぞれのGaAs抵
抗13の長さLは、VGS−Id特性q1とVGS−Id特性
q2とVGS−Id特性pとが一点Q1で交わるように選ば
れている。ここで、Q1はGaAsFET12の動作点
を示す。
が平均VGS−Id特性pより多く流れるGaAsFET
12のVGS−Id特性p′およびドレイン電流Idが平均
VGS−Id特性pより少なく流れるGaAsFET12
のVGS−Id特性p″を示している。これらの図におい
て、q1はGaAs抵抗13が線形的特性を持つ領域で
用いられた場合のGaAs抵抗13のVGS−Id特性、
また、q2はGaAs抵抗13が印加される電界強度E
により抵抗値RSが変化する領域で用いられた場合のG
aAs抵抗13のVGS−Id特性である。なお、VGS−
Id特性q1およびq2において、それぞれのGaAs抵
抗13の長さLは、VGS−Id特性q1とVGS−Id特性
q2とVGS−Id特性pとが一点Q1で交わるように選ば
れている。ここで、Q1はGaAsFET12の動作点
を示す。
【0017】図4に示すように、本実施例によるVGS−
Id特性q2を持つGaAs抵抗13を用いれば、VGS−
Id特性p′を持つGaAsFET12の動作点におけ
るId電流のバラツキは、VGS−Id特性q1を持つGa
As抵抗13を用いた場合より小さく、その差はΔId
1である。また、図5に示すように、VGS−Id特性q2
を持つGaAs抵抗13を用いれば、VGS−Id特性
p″を持つGaAsFET12の動作点におけるId電
流のバラツキも、VGS−Id特性q1を持つGaAs抵抗
13を用いた場合より小さく、その差はΔId2であ
る。したがって、本実施例の定電流回路10は、GaA
sFET12のVGS−Id特性のバラツキに対応するId
電流のバラツキが補償されるように動作する。
Id特性q2を持つGaAs抵抗13を用いれば、VGS−
Id特性p′を持つGaAsFET12の動作点におけ
るId電流のバラツキは、VGS−Id特性q1を持つGa
As抵抗13を用いた場合より小さく、その差はΔId
1である。また、図5に示すように、VGS−Id特性q2
を持つGaAs抵抗13を用いれば、VGS−Id特性
p″を持つGaAsFET12の動作点におけるId電
流のバラツキも、VGS−Id特性q1を持つGaAs抵抗
13を用いた場合より小さく、その差はΔId2であ
る。したがって、本実施例の定電流回路10は、GaA
sFET12のVGS−Id特性のバラツキに対応するId
電流のバラツキが補償されるように動作する。
【0018】さて、図6には、一つのGaAs基板14
に形成されたGaAsFET15およびGaAs抵抗1
6から構成される定電流回路17の構造断面図を示す。
図において、18,19および20はGaAs基板14
中のN+イオン注入層、21はN-イオン注入層である。
GaAsFET15は、2つのN+イオン注入層18お
よび19ならびにN-イオン注入層21から構成されて
おり、それぞれの表面には、ドレイン電極22、ソース
電極23およびゲート電極24が設けられている。ま
た、GaAs抵抗16は、N+イオン注入層20と、そ
の表面の両端に距離Lを隔てて設けられた2つの電極2
5,26とによって構成されている。さらに、GaAs
FET15のソース電極23とGaAs抵抗16の一方
の電極25とは結線27により接続されている。このよ
うに、一つのGaAs基板14に定電流回路17が形成
されることにより、この定電流回路17を用いたICの
構成が容易になる。なお、この例において、GaAs抵
抗はN+イオン注入層20によって構成されているが、
N-イオン注入層によって構成されてもよい。また、G
aAsFET15とGaAs抵抗16とは、それぞれ異
なるGaAs基板に形成されてもよい。
に形成されたGaAsFET15およびGaAs抵抗1
6から構成される定電流回路17の構造断面図を示す。
図において、18,19および20はGaAs基板14
中のN+イオン注入層、21はN-イオン注入層である。
GaAsFET15は、2つのN+イオン注入層18お
よび19ならびにN-イオン注入層21から構成されて
おり、それぞれの表面には、ドレイン電極22、ソース
電極23およびゲート電極24が設けられている。ま
た、GaAs抵抗16は、N+イオン注入層20と、そ
の表面の両端に距離Lを隔てて設けられた2つの電極2
5,26とによって構成されている。さらに、GaAs
FET15のソース電極23とGaAs抵抗16の一方
の電極25とは結線27により接続されている。このよ
うに、一つのGaAs基板14に定電流回路17が形成
されることにより、この定電流回路17を用いたICの
構成が容易になる。なお、この例において、GaAs抵
抗はN+イオン注入層20によって構成されているが、
N-イオン注入層によって構成されてもよい。また、G
aAsFET15とGaAs抵抗16とは、それぞれ異
なるGaAs基板に形成されてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、大きな電源電圧が必要でないため、低電力で差動回
路を動作させることが可能である。また、この発明によ
る定電流回路はドレイン電流値のバラツキを補償するよ
うに動作するため、差動増幅器におけるバイアス電流の
値のバラツキが軽減され、差動増幅器の利得、歪性能ま
たは雑音性能等の設計値に対する誤差が小さくなるた
め、製品歩留まりが改善される。さらに、GaAsFE
Tを用いた高周波回路のICにおいては、定電流回路に
おけるドレイン電流値のバラツキが軽減されるため、I
Cの性能が改善される。
ば、大きな電源電圧が必要でないため、低電力で差動回
路を動作させることが可能である。また、この発明によ
る定電流回路はドレイン電流値のバラツキを補償するよ
うに動作するため、差動増幅器におけるバイアス電流の
値のバラツキが軽減され、差動増幅器の利得、歪性能ま
たは雑音性能等の設計値に対する誤差が小さくなるた
め、製品歩留まりが改善される。さらに、GaAsFE
Tを用いた高周波回路のICにおいては、定電流回路に
おけるドレイン電流値のバラツキが軽減されるため、I
Cの性能が改善される。
【図1】この発明の実施例による定電流回路10を用い
た差動回路の構成を示す回路図である。
た差動回路の構成を示す回路図である。
【図2】電界強度Eに対するGaAs材料中の電子の移
動速度特性の一例を示す図である。
動速度特性の一例を示す図である。
【図3】電界強度Eに対するGaAs抵抗の抵抗値特性
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図4】GaAsFETのVGS−Id特性および動作点
のバラツキを示す図である。
のバラツキを示す図である。
【図5】GaAsFETのVGS−Id特性および動作点
のバラツキを示す図である。
のバラツキを示す図である。
【図6】一つのGaAs基板14に形成されたGaAs
FET15およびGaAs抵抗16の構造断面図であ
る。
FET15およびGaAs抵抗16の構造断面図であ
る。
【図7】定電流抵抗2を用いた差動回路3の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図8】従来の定電流回路7を用いた差動回路8の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図9】従来の定電流回路7に用いられるFET6のV
GS−Id特性の一例および動作点のバラツキを示す図で
ある。
GS−Id特性の一例および動作点のバラツキを示す図で
ある。
10 定電流回路 12 GaAsFET 13 GaAs抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 ソースが共通接続された一対のFETか
らなる差動増幅器の前記ソースにドレインが接続され、
ゲートが接地端に接続されたGaAsFETと、 該GaAsFETのソースと接地端との間に介挿された
GaAs抵抗とを具備し、 該GaAs抵抗には、該GaAs抵抗の抵抗値が該GaAs抵抗に印加される
電界強度の増加にともなって非線形的に大きくなる領域
で、かつ、 印加電圧対抵抗値の変化率が無限大となる臨界電界値未
満の電界を印加して使用することを特徴とする定電流回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04085670A JP3121908B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 定電流回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04085670A JP3121908B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 定電流回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05291848A JPH05291848A (ja) | 1993-11-05 |
| JP3121908B2 true JP3121908B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=13865266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04085670A Expired - Fee Related JP3121908B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 定電流回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3121908B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP04085670A patent/JP3121908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05291848A (ja) | 1993-11-05 |
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Legal Events
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