JP3121893U - 補聴器用受話器及びその耳栓アダプタ - Google Patents

補聴器用受話器及びその耳栓アダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】 耳栓式の受話器を使用する補聴器において、受話器が挿入による耳腔の炎症や不快感を除き、受話器の音声と耳に直接入る外来音とによって、立体音感を伴った音声の聴取を可能にする。
【解決手段】 マイクロホン等を有する本体部から電線で送られて来る信号を変換部2で音声に変換して導管部3より送出し、導管部3に篏合する篏合部6と、更に耳腔内へ伸延する導管部8と、その先端より周囲へ向って拡がり周縁が耳腔内面に接触する笠部9とよりなるアダプタを軟かいゴム質で形成し、笠部9に外来音の通路となる小孔10、10・・・を設ける。
【選択図】 図1

Description

本考案は補聴器において使用する耳栓型の受話器に関するものである。
補聴器には、マイクロホン、増幅器及び電源電池を収容した本体と、この本体に電線で接続された耳栓型受話器とからなる形式のものがある。これに使用される受話器は、電線を経由して送られて来た電気信号を音声に変換する変換部と、この音声を耳腔内に導く導管部を有する耳栓とからなっている。
上記耳栓としては、耳腔の内壁に密着する外部寸法を持ったニップル形状のものが古くから広く使用されている。しかしこのようなニップル形の耳栓は、耳腔内壁の寸法が各人多様であるために各人に良好に適合せず、挿入によって不快感や疼痛を与えたり、耳腔内壁に炎症を起こしたりする。そのために、聴覚障害者が日常生活のために常時使用するのに不便である。また、別の形式の耳栓として、変換部から耳腔内へ伸びる導管部の先端にきのこ状に拡がった薄肉の笠部を設け、この笠部の周縁が耳腔内面に接触するようにしたものも使用されている。この形式の耳栓では、笠部の材質を薄く軟らかいゴム質とすることによって耳腔内壁に無理なく接触させることができる。
しかし、健常な人の両方の耳は音を別々に検出して立体的な音感を得ているが、この種の本体と受話器とからなる補聴器では、両耳に直接入る音を耳栓によって遮断し、本体が内蔵する1個のマイクロホンが捕捉した音を耳に与えている。そのために、補聴器の使用者は、本来ならば両耳で立体的に捕捉する筈の立体音を、マイクロホンが指向している単方向からの音として聞くことになり、大きな違和感を受ける。更に、受話器によって耳腔の内外が遮断される結果、使用者に大きな不快感を与える。
従って、本考案は、挿入によって使用者が受ける各種の不快感や疼痛が無く、音感に殆ど違和感の無い補聴器用の受話器を実現しようとするものである。
本考案の受話器は、マイクロホンを内蔵する本体に電線で接続されて電気信号を音声に変換する変換部と、この変換部より伸延しその内孔が音声を導き先端の開口より放出する導管部と、この導管の先端から周囲へきのこ状に拡がった笠部とを有する。この導管部の少なくとも先端に近い部分及び笠部は軟かいゴム質で形成され、笠部は薄肉に作られていて、その周縁が耳腔内面に接触する。本考案の特徴として、笠部は複数の透孔を有している。
上記受話器を双方の耳に装着するときは、本体から送られて来る電気信号に基く音声を双方の耳で聴取できると同時に、笠部の透孔を経て外来音を聴取できる。双方の耳の聴力がある程度残っている聴覚障害者は、補聴器を使用しないと相手の会話の内容を理解できない場合でも、本考案による補聴器を用いれば相手の会話の内容を本体からの電気信号によって理解できると同時に、笠部の透孔から侵入してくる外来音によって、相手の音声の方向を感知することができる。
しかも笠部は薄く軟かいゴム質であるために耳腔内壁に対する圧迫が僅少で、挿入によって受ける疼痛や不快感が殆ど無く、かつ透孔が存在するために耳腔内の空気圧の変動による不快感もない。
マイクロホン、増幅器、電源電池等を内蔵する本体から電線を経由して送られて来た電気信号は、変換部で音声に変換され、変換部から伸延する導管部の先端から放出される。導管部の先端には、周囲へ向かって伸延する簿肉の笠部が形成され、笠部の周縁が耳腔内面に接触する。この笠部と、少なくともこれに連続する導管部の一部分は、軟かいゴム質で形成されておりその素材としてはシリコーンゴムが適している。本考案の特徴として、笠部は適所に耳腔の内外を連通させる透孔を有している。笠部及びこれに連続する導管部の一部は、変換部より伸延する導管部に着脱自在なアダプタの形式に作るのが望ましい。
図1において、1はマイクロホン等を有する本体(図示せず)から導出された電線で、電気信号を音声に変換する変換部2が先端に接続されている。変換部2からは、耳腔内へ向けて導管3が伸延し、導管3は中心に導孔4が設けられている。導管3の周囲には軟質シリコーンゴム製のアダプタ5の基部6が嵌合されており、アダプタ5は基部6から耳腔内へ向かう先細形状の導管8とその先端より周囲へ拡がった簿肉の笠部9を有し、導管8には導孔4に連続する導孔7が形成され、導孔7は笠部9の中心に開口する。笠部9の中心に近い位置には、導孔7を囲んで適当数の小孔10、10・・・が穿孔されている。
ちなみに、図3は笠部9が小孔を有していない従来の耳栓アダプタを示し、このアダプタを取付けた耳栓を用いるときは、耳腔の内外が音響的に遮断されているので音響の到来方向を感知できず、かつ耳腔内部の空気圧が外気に速やかに追随することができない。
図2(a)に示すように、笠部9には図1に示した小孔10、10・・・に代えて、笠部の中心附近から周縁方向に向かって細長い透孔11、11・・・が形成されている。
図2(b)に示すように、笠部9には図1に示した小孔10、10・・・に代えて、笠部の中心附近から周縁に至る細長い切欠き12、12・・・が形成されている。
以上は、聴覚障害者を対象とする補聴器について述べたが、本考案は補聴器以外にも健常者が使用するウオークマンと称される音楽再生機や携帯型ラジオにも使用して、音楽等に没頭して外部からの警報等を聞き落すのを防ぐために利用することも出来る。なお、実施例は導管部の笠部寄りの部分だけをゴム質で形成したが、変換部に接する位置まで同様なゴム質で形成してもよい。
本考案の補聴器用受話器の第1の実施例の部分縦断面図である。 本考案の補聴器用受話器の第2及び第3の実施例におけるアダプタの縦断面図である。 従来の耳栓式受話器のアダプタの縦断面図である。
符号の説明
1 電源コード
2 変換部
3 導管
4 導孔
5 アダプタ
6 基部
7 導孔
8 導管
9 笠部
10、11 小孔(通路)
12 切欠き(通路)

Claims (6)

  1. 耳栓型受話器の音声変換部より耳腔内へ伸延し中心に音声を導く導孔を持った導管部の先端に、周囲へきのこ状に拡がって耳腔内壁に接触する笠部を設け、上記導管部の少なくとも上記笠部に連続する部分及び上記笠部を軟かいゴム質で形成し、上記笠部には耳腔の内外を連通する通路を設けたことを特徴とする補聴器用受話器。
  2. 耳栓型受話器の音声変換部より耳腔内へ伸延し中心に音声を導く導孔を持った第1の導管部の先端に嵌合する基部と、この基部より更に耳腔内へ伸延し上記導孔に連続する導孔を持った第2の導管部及び第2の導管部の先端より周囲へきのこ状に拡がって耳腔内壁に接触する笠部とが軟かいゴム質で一体に形成されており、上記笠部には耳腔の内外を連通する通路が設けられていることを特徴とする補聴器用受話器における耳栓アダプタ。
  3. 請求項2において、上記ゴム質はシリコーンゴムであることを特徴とする補聴器用受話器における耳栓アダプタ。
  4. 請求項2において、上記笠部に設けた通路は、上記笠部における上記導孔の開口を囲んで穿設された複数の小孔であることを特徴とする補聴器用受話器における耳栓アダプタ。
  5. 請求項2において、上記笠部に設けた通路は、上記笠部における上記導孔の開口を囲む位置から上記笠部の周縁方向に向って放射状に配置された複数の長孔であることを特徴とする補聴器用受話器における耳栓アダプタ。
  6. 請求項2において、上記笠部はその中心附近から周縁まで放射状に分断されており、その分断部分が上記通路を形成していることを特徴とする補聴器用受話器における耳栓アダプタ。
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