JP3121826B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3121826B2
JP3121826B2 JP02206119A JP20611990A JP3121826B2 JP 3121826 B2 JP3121826 B2 JP 3121826B2 JP 02206119 A JP02206119 A JP 02206119A JP 20611990 A JP20611990 A JP 20611990A JP 3121826 B2 JP3121826 B2 JP 3121826B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像処理装置に関し、特に原画像を細らせ
たり、太らせたりすることにより、縁取り画像等の模様
画像を形成する画像処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、原画像を細らせたり、太らせたりすることによ
り、縁取り画像等の模様画像を形成する画像処理操作が
実施されていた。
上記の画像処理を実行するには、フレームメモリに対
して必要な画素データを毎回読み込み、演算手段(CP
U)を使用して所定の演算処理を実行し、縁取り画像を
形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の画像処理装置にあって
は、フレームメモリに対して必要な画素データを毎回読
み込み、演算手段(CPU)を使用して所定の演算処理を
実行しなければならないため、装置の構成が大規模とな
り、リアルタイムにて画像処理を実行することができな
いという問題点がある。
また、太らせ処理、細らせ処理を実行した縁取り文字
に関して白黒デジタル複写機によりリアルタイム処理が
実行されてきたが、カラー画像データと縁取り文字の合
成は色の重なりの問題があり、白黒画像処理と同じよう
に処理できないという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、フレームメ
モリを使用せず、簡易な構成で、且つ、低製造コストで
色の重なりに関する矛盾なく良好にカラー画像と縁取り
文字の合成をリアルタイムで行うことを第1の目的とす
る。
また、フレームメモリを使用せず、簡易な構成で、且
つ、低製造コストでカラー画像の太らせ処理を実行して
模様画像をリアルタイムで実現することを第2の目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、入力画像データを
R、G、Bの各色ごとに2値化する2値化処理手段と、
前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された入力画像データを入
力し、該入力画像データの少なくとも一部を入力画像デ
ータに追加して出力することにより太らせ処理を実行す
る一方、入力画像データの一部をカットして出力するこ
とにより細らせ処理を実行する太らせ・細らせ処理手段
と、前記太らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が
施された入力画像データと細らせ処理が施された入力画
像データとを合成することによって縁取り文字を作成す
る画像加工手段と、R、G、Bの各色ごとに予め設定さ
れた各濃度データの値及び各濃度データの比率にしたが
って前記画像加工手段で作成された縁取り文字の色を決
定する色付処理手段とを備えた画像処理装置を提供する
ものである。
また、入力画像データをR、G、Bの各色ごとに2値
化する2値化処理手段と、前記2値化処理手段によって
2値化された入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
複数ライン分記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
されたR、G、Bの各色の入力画像データを分解し、
R、G、B以外の色を含む複数の色のデータである分解
データを作成する色分解手段と、前記色分解手段によっ
て作成された各分解データごとに、分解データを入力
し、分解データに追加して該分解データの少なくとも一
部を出力することにより太らせ処理を実行する一方、分
解画像データの一部をカットして出力することにより細
らせ処理を実行する太らせ・細らせ処理手段と、前記太
らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が施された分
解データと細らせ処理が施された分解データとを合成
し、各分解データごとに縁取り文字を作成する画像加工
手段と、R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度
データの値及び各濃度データの比率にしたがって、前記
画像加工手段で作成された縁取り文字の色を決定する色
付処理手段とを備えてなり、前記画像加工手段は、分解
データごとに作成された縁取り文字の重なり部分につい
て、予め定められた色の優先順位が上位の縁取り文字を
残し、色の優先順位が下位の縁取り文字を消去する画像
処理装置を提供するものである。
更に、入力画像データをR、G、Bの各色ごとに2値
化する2値化処理手段と、前記2値化処理手段によって
2値化された入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
複数ライン分記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
されたR、G、Bの各色の入力画像データを分解し、
R、G、B以外の色を含む複数の色のデータである分解
データを作成する色分解手段と、前記色分解手段によっ
て作成された各分解データごとに、分解データを入力
し、分解データに追加して該分解データの少なくとも一
部を出力することにより太らせ処理を実行する一方、分
解画像データの一部をカットして出力することにより細
らせ処理を実行する太らせ・細らせ処理手段と、前記太
らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が施された分
解データと細らせ処理が施された分解データとを合成
し、各分解データごとに縁取り文字を作成する画像加工
手段と、R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度
データの値及び各濃度データの比率にしたがって、前記
画像加工手段で作成された縁取り文字の色を決定する色
付処理手段とを備えてなり、前記太らせ・細らせ処理手
段が段階的に太らせ処理及び細らせ処理を実行すると共
に、前記画像加工手段は、分解データごとに作成された
縁取り文字の重なり部分について、前記太らせ処理手段
による太らせ処理が一段階終了するごとに、予め定めら
れた色の優先順位が上位の縁取り文字を残し、色の優先
順位が下位の縁取り文字を消去する画像処理装置を提供
するものである。
また、本発明は上記目的を達成するため、入力画像デ
ータをR、G、Bの各色ごとに2値化する2値化処理手
段と、前記2値化処理手段によって2値化された入力画
像データをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたR、G、Bの
各色の入力画像データを分解し、R、G、B以外の色を
含む複数の色のデータである分解データを作成する色分
解手段と、前記色分解手段によって作成された各分解デ
ータごとに、分解データを入力し、分解データに追加し
て該分解データの少なくとも一部を出力することにより
太らせ処理を実行する太らせ処理手段と、前記太らせ処
理手段によって太らせ処理が施された分解データと、太
らせ処理が施されていない分解データを所定のビット数
シフトさせて得られるシフトデータとを用い、各分解デ
ータごとに縁取り文字を作成すると共に、分解データご
とに作成された縁取り文字の重なり部分について、予め
定められた色の優先順位が上位の縁取り文字を残し、色
の優先順位が下位の縁取り文字を消去することによって
縁取り文字を作成する画像加工手段と、R、G、Bの各
色ごとに予め設定された各濃度データの値及び各濃度デ
ータの比率にしたがって、前記画像加工手段で作成され
た縁取り文字の色を決定する色付処理手段とを備える画
像処理装置を提供するものである。
更に、入力画像データをR、G、Bの各色ごとに2値
化する2値化処理手段と、前記2値化処理手段によって
2値化された入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
複数ライン分記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
されたR、G、Bの各色の入力画像データを分解し、
R、G、B以外の色を含む複数の色のデータである分解
データを作成する色分解手段と、前記色分解手段によっ
て作成された各分解データごとに、分解データを入力
し、分解データに追加して該分解データの少なくとも一
部を出力することにより太らせ処理を実行する太らせ処
理手段と、前記太らせ処理手段によって太らせ処理が施
された分解データと、太らせ処理が施されていない分解
データを所定のビット数シフトさせて得られるシフトデ
ータとを用い、各分解データごとに縁取り文字を作成す
る画像加工手段と、R、G、Bの各色ごとに予め設定さ
れた各濃度データの値及び各濃度データの比率にしたが
って、前記画像加工手段で作成された縁取り文字の色を
決定する色付処理手段とを備えてなり、前記太らせ処理
手段が太らせ処理を段階的に実行し、かつ、前記画像加
工手段は、分解データごとに作成された縁取り文字の重
なり部分について、前記太らせ処理手段による太らせ処
理が一段階終了するごとに、予め定められた色の優先順
位が上位の縁取り文字を残し、色の優先順位が下位の縁
取り文字を消去する画像処理装置を提供するものであ
る。
〔作 用〕
本発明の画像処理装置は、ラインメモリに保存された
R、G、B各色の入力画像データに対し太らせ処理/細
らせ処理を実行し、各色を参照して縁取り文字を合成す
る。
また、原画像の色に基づいて縁取り文字の色に優先順
位を与え、縁取りの重なりを排除する。
更に、縁取りの一部が重なるのを優先順位により防ぐ
と同時に、優先順位処理を含めた太らせ処理を段階的に
実行することにより、がたつき(本来は縁取りが重なる
部分の凸凹)を少なくする。
また、本発明の画像処理装置は、原画データの太らせ
処理を実行し、またシフトデータにより縁取り部分の重
なりを優先順位処理によって取り除くと共に、上記2つ
のデータにより縁取り部分を抽出する。
更に、上記太らせ処理を段階的に実行し、各々におけ
る優先順位処理の優先順位を逆にすることにより、他の
色が隣接してある場合において縁取りの不均一を改善す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の画像処理装置を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本発明による画像処理装置の全体構成を示
すブロック図であり、該画像処理装置は、光学的に原稿
等の画像情報を読み取って電気信号として出力する画像
読み取り部101と、この画像読み取り部101からの信号を
デジタルにより加工処理する画像処理部102と、該画像
処理部102によって得られた信号をハードコピーし、或
いは磁気ディスク等の記録媒体に保存する画像記録部10
3とから構成される。
第2図は、第1図に示した画像処理部102の詳細を示
すブロック図であり、カラー原稿を色分解した多値デー
タに対しR、G、Bの3原色の各々に対して2値化して
縁取り文字を行うべき色範囲を出力する2値化処理部20
1a、201b、201cと、この2値化処理部201a、201b、201c
の各々による処理結果のnライン分を記憶してnライン
分のライン方向のデータを出力するラインメモリ202a、
202b、202cと、このラインメモリ202a、202b、202cより
読み出した(n+1)ライン分の基本画像データに対し
縁取り文字処理を実行し、該処理情報と影情報を出力す
る画像加工部203と、該画像加工部203からの上記処理情
報と影情報に応じて色データを出力して縁取り文字を形
成する色付処理部204a、204b、204cとから構成されてい
る。
以上のように構成される画像処理部102の内、2値化
処理部201a、201b、201cの動作を説明する。
入力画像データはmビット(通常m=8〜16ビットと
することが多い)で入力され、2値化処理部201a、201
b、201cにおいて各色ごとに色成分があるか否かの2値
に変換される (最も簡単な方法としては、mビットの入力データ中に
1が1個以上あれば、有(=H)、全ビットが0なら
ば、無(=L)とすればよい。従って、Rの場合で言え
ば、入力データでは赤色が強いか、弱いかの度合いが判
別できるが、2値化されたデータでは一定以上の度合い
の画素は一律に単に赤(=H)、一定以下の度合いの画
素は赤色成分なし(=L)として表示されることにな
る。G、Bについても同様である)。
R、G、Bの各色について2値化処理を実行すること
により、以下データ処理においては、第3図(色成分
R、G、B(3ビット)による8色表示)に示すような
色成分が使用されることになる。2値化処理部201a、20
1b、201cの出力が負論理の場合には、各出力が反転され
るからR(H、L、L)→C(L、H、H)、G(L、
H、L)→M(H、L、H)、B(L、L、H)→Y
(H、H、L)のように各々補色で表示される。
第4図は、上記第2図において示したラインメモリ20
2a、202b、202c(以下、3つのラインメモリは、その構
成が同一であるからラインメモリ202として説明する)
のブロック図である。
ラインメモリ202において、DOin〜Dn-1inはデータ入
力、DOout〜Dn-1outはデータ出力、CLKは画素クロッ
ク、RDCLKは読出クロック、WEはライトイネーブル入
力、REはリードイネーブル入力、LSYNCはライン同期信
号、RSTWはリセットライト入力、RSTRはリセットリード
入力、DATAは入力データである。
第4図に示すように、1ビット入力データをDOin
し、データ出力DOoutとをD1inとしている。同様な接続
を入力データDn-1inまで繰り返すことによりラインメモ
リ202の出力をnライン分もつことが可能となる。デー
タ出力D0out〜Dn-1outのnビットのデータと、入力1ビ
ットのデータとを加えてn+1ビット分のデータをFiFO
outとして出力する。
上記第4図に示したラインメモリ202を更に詳細に説
明する。
ラインメモリ202はnライン分の画素データ(2値化
されたデータ)を持つことができ、最低8ライン分あれ
ばよいと考えられるので、n=8と仮定する。
第5図は画素データの例を示したもので、第6図はシ
フトレジスタを想定して第3図のラインメモリ202を書
き換えたものである。
ここで、第5図に示すように画素の1ライン分をNビ
ットとし、第6図に示すようにラインメモリ202も1ラ
イン当たりN段(Nビット)のシフトレジスタで構成さ
れている。DOinに入力されたデータはCLKの1パルス毎
に右方向に1段ずつ移動し、N個のパルスが加えられる
と最初のデータがD0outに出力される。この出力は次の
ラインの入力D1inに入力されているから、同様に2N個目
のパルスでD1outに出力される。
以上の動作により、第5図のデータをa1、a2、a3・・
・aN、b1、b2、b3・・・bN、c1、c2、c3・・・cNの順に
DOinに入力し、8N個のCLKパルスが加えられると、第6
図に示すように8ライン分の画素がラインメモリ202に
記憶される。この状態にあって、FiFOoutの各端子はD
7out=a1、D6out=b1、D5out=c1・・・、D0out=h1
各々出力される。またDATA線(FiFOout0の線)には次の
画素データi1が現れる。更に次のパルス(8N+1個目)
では各ラインのデータが1個ずつ移動するため、D7out
=a2、D6out=b2、D5out=c2・・・、D0out=h2が出力
され、DATA線にはi2が現れる。
画像加工部203では、8ライン分の画素データにDATA
線(FiFOout0の線)のデータを追加した計9ビットのデ
ータが使用される。ラインメモリ202では画素データの
内、任意位置の8ライン分を保持し、各ライン毎のデー
タを出力することができるので、第6図に示すような構
成により画像加工部203で必要とするデータを供与する
ことができる。
第7図は、第4図に示したラインメモリ202からの各F
iFOoutR、G、B信号を入力して、太らせによる縁取り
文字処理、細らせによる縁取り文字処理を経て処理信
号、色情報R、G、Bを出力する回路であり、太らせに
よる縁取り文字処理部702と、細らせによる縁取り文字
処理部703と、該太らせによる縁取り文字処理部702、細
らせによる縁取り文字処理部703による各処理からR、
G、Bの各色別に縁取りを抽出するOR回路701a、b、c
と、R、G、Bのうち1つ以上の色成分を含むデータ
(H)があれば、“H"を出力し、縁取り文字を出力表示
する制御信号(処理)を出力するOR回路701dと、上記OR
回路701a、b、cからの出力を反転することにより負論
理データ(補色表示)を正論理に戻す反転回路701e、
f、gとから構成されている。
原画像が白(白紙)のときは、負論理で処理されてい
るので、OR回路701a、b、cの各出力は全てLとなり、
OR回路701dの出力もLとなるから縁取り処理は実行され
ない。
以上の構成において、太らせによる縁取り文字処理と
細らせによる縁取り文字処理両者の処理の概要を第8図
を参照して説明する。
原稿(原画)(第8図(a))は、一般には文字或い
は図形であるが、理解を容易にするために四角形として
表示する。原稿(原画)はn1ビット×n2ビットの画素で
構成されていると想定する。
細らせ処理 第8図(a)の原稿(原画)を横方向及び縦方向に
S1、S2ビットずつずらして表示すれば、第8図(b)に
示すようになり、原画の左、上側に枠が付く。原画の一
部は削られることになる。
太らせ処理 第8図(a)の原稿(原画)を横方向及び縦方向に
S1、S2ビット分だけ追加し(太らせ)て表示すれば、第
8図(c)のようになり、右、下側にわくが付く。
縁取り処理 第8図(b)、(c)の枠の部分を抽出して表示すれ
ば、第8図(d)のようになり、原画の枠形(縁取り)
部分を求めることができる。
以上の処理は当然に一般の文字でも可能である。
例えば、アルファベットの“A"を例にとると、第9図
に示すような縁取り処理が実現する。上記のような太ら
せ/細らせ処理は、画素データをシフトレジスタを用い
て処理することによって得られる。第7図に示した回路
における細らせ/太らせ処理及び縁取り処理は、原画の
縁取り部分を抽出する操作のみ行う。上記縁取り部分の
色は後述する色付処理部で決定される。即ち、色付処理
部では、縁取り部分に相当するときは決められた縁取り
の色データを出力する。また原画部分に相当するときは
入力画像(原画)データをそのまま出力し、両出力が合
わさって縁取り文字が表示される。
第7図に示した回路は負論理(補色表示)で処理して
いるから、原画が赤色の場合、赤R(正論理:R=H、G
=L、B=L)は、シアンC(負論理:R=L、G=H、
B=H)で表示される。従って701aの出力=L、701bの
出力=H、701cの出力=Hとなる。これを反転回路701
e、f、gによって反転すれば、701eの出力=H→色情
報R、701fの出力=L→色情報G、701gの出力=L→色
情報Bとなり、これらは赤色の原画部分に対する縁取り
部分であることを示している。
これらの関係を第10図に示す。同図において、色情報
(R=H、G=L、B=L)となる部分は、赤色の原画
の縁取りになる部分を示し、この部分に対し色付処理部
により色が付けられる。また、色情報R、G、Bの全て
がH(白を意味する)となる部分には原画がそのまま入
り、縁取りの中は赤色、縁取りの外側は白地となる。
第11図は第7図に示した太らせによる縁取り文字処理
部702、細らせによる縁取り文字処理部703の詳細な構成
を示す回路図であり、この回路構成は各色系統共に同様
の構成であるから、R系統を中心に説明し、また1細ら
せ処理による縁取り文字処理、2太らせ処理による縁取
り文字処理の順に説明する。
(1)細らせ処理による縁取り文字処理 第1に8ビットのシフトレジスタ1101c、1101d(LS16
4相当品)の基本動作を説明する。
A、Bは入力端子で、第11図では両方に入力を加えて
いるが、一方のみに入力し、他方をHレベルに固定して
もよい。クロック入力は第11図には記入されていない
が、画素クロック(ラインメモリ102のCLKと同じ)が加
えられる。入力=Hとして1クロックが加えられれば、
QA=Hとなる。このHデータは次のクロックで、QB=H
となり、クロックが加えられる毎にQC→QD→・・・QH
順次移動する。従って、入力されたデータ(Hまたは
L)は、クロック毎にQA→QB→QC→・・・QHへ移動する
と共に各出力端子から出力される。
細らせ処理と太らせ処理については第8図においてそ
の概要を示したが、ここで改めてその原理を第12図を用
いて説明する。
原理的説明のため、原稿(原画)は9×10ビットの四
角形とする(第12図(a))。
ラインメモリ202及びシフトレジスタは最初にリセッ
トされ、初期状態では全てLになっている。第6図に示
したように、画像データはライン方向(右方向)に順次
読み出され、2値化処理部R201aを通して8ライン分を
保持可能なラインメモリ202に入力される。
以下、細らせ処理、太らせ処理、縁取り文字処
理、ずれ補正に分けて説明する。
細らせ処理〔AND回路1101a、シフトレジスタ1101c、A
ND回路1101e及び反転回路1101gの動作〕 ラインメモリR202aの出力(FiFOOUTR)は、AND回路11
01aに入力される。しかしながら、原画の8ライン分が
全てラインメモリR202aに読み込まれるまでFiFOOUTRの
9本のデータ線のいづれかは0になっているから、AND
回路1101aの出力は常に0である。従って、シフトレジ
スタ1101cの出力=0、AND回路1101eの出力=0であ
る。原画の9ライン目が読み込まれると、FiFOOUTRの9
本のデータ線は初めて全てHとなり、AND回路1101aの出
力もHとなる。しかしながら、8ライン目の最後にシフ
トレジスタ1101cにはLが読み込まれており、9ライン
の8ビット目が読み込まれるまで、1101cの出力QA→QB
へLが移動していく。原画の9ライン9ビット目が読み
込まれた時点で初めてシフトレジスタ1101cの出力は全
てHとなり、AND回路1101eからHが出力される。
同様に9ライン10ビット目が読み込まれた時点でもAN
D回路1101eからはHが出力される。しかし、つぎの11ビ
ット目からはデータ線(FiFOOUTRの0の線)がL(原画
の読み込み終了)となり、他のデータ線にも0が含まれ
ることから、AND回路1101eの出力は再びLのままにな
る。
以上の動作により第12図(b)に示すように縦、横共
に8ビット分がカットされて出力されることになる。
結果的に出力されるのは原画から8ビット分カットさ
れ、8ビットを越える部分のみである(従って、8×8
ビット以下の原画について無視されることになる)。
尚、反転回路1101gによりAND回路1101eの出力を反転
しておき、次に説明する太らせ処理の出力とによって枠
(縁取り)を抽出するためのデータとする。
太らせ処理〔OR回路1101b、シフトレジスタ1101d及び
OR回路1101fの動作〕 ラインメモリR202aの出力(FiFOOUTR)は、上記の細
らせ処理と同時に太らせ処理のためのOR回路1101bに入
力される。1101bはOR回路であるからFiFOOUTRの9本の
データ線(入力0〜8)の内1つ以上Hであれば、出力
はHとなる。
原画の1ライン目が読み込まれると、原画は9×10ビ
ットと仮定しているから、最初から10ビット目まではH
である。このデータはラインメモリ202に入力されて保
持されると同時にFiFOOUTRの0の線によって1101bへ入
力される。従って1101bの出力はHとなる。1101bの出力
はシフトレジスタ1101dに入力されると共に、同様にOR
回路1101fに入力される。従って、最初から10ビットま
ではシフトレジスタ1101dの動作に関係なく、1101fの出
力=Hとなる。
11ビット目になると、OR回路1101bの入力は全て0と
なり、出力も0となる。しかし、前記10ビット目のとき
のHがシフトレジスタ1101dに保持されているため、こ
のデータがクロックによってQB→QC→・・・QHへ移動す
る間はOR回路1101fの入力は、いずれかがHとなってお
り、OR回路1101fの出力もHとなる。即ち、10ビット目
で原画のデータが終了した後も、シフトレジスタ内を移
動する間の8ビット分(8クロック)が追加されて出力
される。以上の動作は2〜9ラインの各ラインのデータ
についても同様の結果となる。
9ライン目も終了し、原画の全データが読み込まれた
後、引続き次に10ライン目以降についてはLが読み込ま
れていく。ラインメモリ202は8行分を保持しているの
で、10ライン目以降の各ラインが読み込まれる毎に原画
データは順次減少していくことになる。しかし、原画デ
ータがラインメモリに残存している間(8ライン分)
は、前記と同様の動作が実行される。
以上のように縦、横方向共に8ビット分が追加されて
出力される。その結果、第12図(c)に示すように原画
を太らせたことになる。
縁取り文字処理 上記説明した細らせ処理と太らせ処理と共に縁取り文
字処理に関して第13図に基づいて説明する。
細らせ/太らせ処理については、第8図、第12図と本
質的に異なることはないが、説明を容易にするために再
度図示する。
細らせ処理と太らせ処理により原画が縦、横方向に8
ビット分カット或いは増加したのは、シフトレジスタ11
01c、1101dを8段、即ち8ビットとしたことに依存して
いる。
第13図(b)の細らせ処理を反転回路1101gで反転
し、第13図(c)に示す太らせ処理と共にAND回路1101h
に入力し、両者のANDを求める。これにより第13図
(e)に示す縁取り文字処理が得られる。
以上は1色のみの場合であり、特に問題はない。しか
し、第14図に示すように異なる色の原画が隣接して存在
する場合には、隣接部分の縁取りが重なって、このまま
では不都合である。
そこで、一旦、第14図に示した如く、R系統の縁取り
処理(AND回路1101h)の出力、及びG、B系統の各々の
縁取り出力(WMASKG、WMASKB)をOR回路1101qに入力
し、第14図(b)のパターンを求めておく。この結果と
次に述べるずれ補正の結果とにより、縁取りの補正を実
行し重なりをなくすようにする。
ずれ補正〔シフトレジスタ1101iの動作〕 1101iはシフトレジスタであり、入力はFiFOOUTRのデ
ータ線の内4番目が接続される。このデータ線はライン
メモリ202の4ライン目の出力(D3out)である。従っ
て、第15図に示すように4ライン分のデータ入力が終了
するまで、D3out=Lであり、原画データは出力されな
い。従って、始めの4ライン(4ビット分の幅)はLと
なる。上記ラインメモリ202に5ライン目のデータが入
力されると、D3outから最初の原画データa1(“H")が
出力される。このデータはシフトレジスタ1101iへ入力
される。更に4クロック後(5ライン4ビット目のデー
タが入力された後)に初めて、最初の原画データa
1(“H")がQDから出力される。即ち、シフトレジスタ1
101iからの出力は原画を縦、横方向に4ビットずつずら
したものとなる。上記シフトレジスタ1101iの出力を第1
6図(b)に示す。
第16図(c)はOR回路1101qの出力である。そして、
第16図(b)、(c)の出力をAND回路1101mに入力す
る。該AND回路1101mの出力は第16図(d)の左から右方
向への斜線部分に該当し、縁取り部分は4ビット分の幅
になる。
G、B系統は各々AND回路1102m、1103mの出力として
同様の縁取り文字が得られる(第16図(d)参照)。ま
た、これにより、異なる色が隣接している場合にあって
も縁取り部分が重なり合うことがなくなる。
また、2色が重なった原画の場合にあっても、同様に
処理を実行すればよい。この場合の処理を第17図に示
す。
(2)太らせ処理による縁取り文字処理 第11図のR系統に注目して見ると、“細らせ処理”、
“太らせ処理”及び“ずれの補正”により“細らせた縁
取り文字”がAND回路1101mの出力として得られる。残る
部分は反転回路1101j、AND回路1101k、1101lに関する処
理である。この出力と先のAND回路1101mの出力をOR回路
701aで合成し、反転回路701eで反転することにより色情
報Rを得る。
この色情報Rは、原画が赤色の場合(他の色が重なっ
ている場合も含む)に、原画に対する縁取り部分につい
て“H"となる。縁取り部分を何色にするかは後述の色付
処理部204で決定されることになる。
以下に反転回路1101j、AND回路1101k、1101l及びOR回
路701aに関する処理について説明する。
これらの動作を第18図に示す。
反転回路1101jの出力はシフトレジスタ1101iの出力
(ずれ補正:第16図(b)参照)を反転させたものであ
るから、第18図(b)に示す如くなる。G、B系統につ
いても同様に第18図(c)、(d)のようになる。
一方、OR回路1101fの出力は太らせ処理の出力である
から第18図(e)のようになることは既に説明してあ
り、またG、B系統に関しても第18図(f)、(g)の
ようになる。
AND回路1101kによって3入力(OR回路1101f、シフト
レジスタ1102i、1103iの各出力)のANDを求め、その出
力と1入力(シフトレジスタ1101i)のANDをAND回路110
1lで求める。結果的には4入力のANDを求めることと等
価であり、第18図の(b)、(c)、(d)及びeのAN
Dを求めればAND回路1101lの出力、即ち第18図(h)と
なる。G、B系統も同様であり、第18図(i)、(j)
のようになる。
次に、第16図(d)に示したAND回路1101mの出力と第
18図(h)のAND回路1101lの出力をOR回路701aで合成す
れば、第18図kのようになる。同様にG、B系統につい
て第18図(l)、(m)に示す。
各回路は負論理で動作しているから反転回路701e、70
1f、701gにより各々反転されて、色情報R、G、B(実
際は“縁取り情報”である)になる。
縁取りがある場合には、OR回路701a、701b及び701cの
いづれかはHを出力するので、OR回路701dの出力もHと
なる。この信号により色付処理部204を制御し、指令に
従って縁取りに色付処理を実行し、原画像と共に表示さ
れる。縁取りすべきデータが存在しない場合には、前記
回路の出力は全てLとなり、色付処理は実行されず、原
画像はそのまま表示される。
第18図において、各縁取り情報(色情報R、G、B)
を合成して表示すれば、第18図(n)のようになる。
第18図(n)に示すように基本的には8ビット分の幅
で縁取りが付き、異なる色が隣接する部分では4ビット
分の幅となる。或いは異なる色が隣接する部分の一部
(両端部)にあっては縁取りの色が重なる(干渉する)
ことになる。
第18図の動作図において、「2色が重なった原画の場
合」について示したものが第19図である。
第18図(n)に示すように原画像と、それの縁取りを
合成して表示すると、原画像の一部はカットされること
になる。しかし、第20図に示すように縁取りの作成経路
から原画と縁取りの合成表示における左上部は原画の左
上部がそのまま対応する。従って、原画が縁取りからは
み出すことはない。縁取りの内側に原画像が入ることに
なるが、前記の如く、原画の左上部は縁取り部分となる
ため、カットされて表示されない。第20図は1つの色の
場合で問題はないが、異なる色が隣接する場合や、重な
る場合は縁取りの一部が重なることになるが、このこと
は実用上殆ど問題とはならない。
次に色付処理に関して説明する。
第2図に示すように色付処理を実行する色付処理部は
第21図に示す構成のものが、R、G、Bに対応して3つ
(204a、204b、204c)設けられている。
色付処理部204a、204b、204cへは色情報R、G、Bが
各々入力される。処理信号(第11図におけるOR回路701d
の出力)は各部へ共通して入力される。また、入力画像
データのR、G、B成分が各々の部分に接続される。CP
Uの信号線(CPUバス)からの指令データによって、表示
画像に縁取りをつけるか否か、縁取りの色の選定等の制
御が実行される。
第21図において、2101a、2101bは各々データセレクタ
(LS157相当品)である。データ選択入力Sによって
A、B入力のいづれかが選択されてYに出力される。S
=Lのとき、A入力、S=HのときB入力が各々選択さ
れる。また、モード切換レジスタ2102の2つの出力を
Y0、Y1とすると、Y0、Y1の出力とそのモードとの関係は
第22図の表に示す通りになる。
以下モード毎に詳細に説明する。
モード切換を処理なし(Y0=L、Y1=H/Lのいずれで
もよい)としたとき、データセレクタ2101bのS=Lと
なり、入力画像データが出力画像データとなる。
処理(第11図におけるOR回路701dの出力)がLのと
き、データセレクタ2101bのS=Lとなり、入力画像デ
ータが出力画像データとなる。
モード切換を指定色モード(Y0=H、Y1=L)とした
とき、データセレクタ2101aのS=Lとなり、A入力
(指定色レジスタ2104の色データ)が選択される。この
とき、処理=Hであればデータセレクタ2101bのS=H
となり、A入力(指定色レジスタ2104の色データ)が出
力画像データとして出力される。即ち、指定色レジスタ
2104に指定した色データによって縁取りに対し色付処理
が実行されることになる。
指定色レジスタ2104及びオフレベルレジスタ2103にセ
ットされる色データは各R、G、Bについての濃度を指
定する。上記の場合、色付処理部204a、204b、204cの
各部共に指定色レジスタ2104の色データ(濃度)を出力
する。従って、指定する色に対応したデータを各々の指
定色レジスタ2104にセットしておく必要がある。例え
ば、色付処理部204a(R)の指定色レジスタ2104に一定
値をセットし、G、Bのそれを0(濃度0)とすれば、
縁取りは赤色になる。R、G、Bの各指定色レジスタ21
04にセットする値の比率によって色が変化し、セットす
る値の大きさによって色の濃さが決定される。
モード切換を7色モード(Y0=H、Y1=H)としたと
き、色情報X(R、G又はB)=Hになると、Y1もHで
あるから、データセレクタ2101aのS=Hとなり、B入
力(オフレベルレジスタ2103)が選択される。
以下、第10図に示した詳細な動作図(但し赤色原画の
場合の例)を用いて説明する。
第10図において、縁取り部分に相当するとき、色情報
R=Hによって、色付処理部204aではオフレベルレジス
タ2103が選択される。色情報G=Lによって、色付処理
部204bでは指定色レジスタ2104が選択される。色情報B
=Lによって、色付処理部204cでは指定色レジスタ2104
が選択される。このとき、処理=Hとなっているから、
出力画像データR、G、Bは各々上記オフレベルレジス
タ2103、指定色レジスタ2104が出力される。従って、上
記の各レジスタに各々適当な値をセットしておけば、
の場合と同様に色付処理が実行される。しかし、この例
のように原画像が赤(R)の場合には色付処理部204a
は、オフレベルレジスタ2103が選択される。即ち、オフ
レベルレジスタ2103のデータのセットにより、原画の色
ごとに異なる色の縁取りを付けることが可能となる。例
えば、オフレベルレジスタ2103のデータにある値(最高
濃度1)をセットし、指定色レジスタ2104には、これよ
り小さい値(中間濃度0.5)をセットすれば、原画が赤
のときは薄い赤(原画に近い色)となる(第23図参
照)。
次に、前記請求項2に対応する本発明の第2の実施例
を説明する。
即ち、前記した画像処理装置では、縁取りの一部が重
なる場合があるが、この実施例では原画像の色に基づい
て優先順位を与えておくことにより、重なりをなくす画
像処理装置を実現させている。
第24図は、前記第7図に示した回路と構成、動作は同
じであり、FiFOOUTR、FiFOOUTG、FiFOOUTBを入力して各
々太らせ処理を実行する太らせ処理2403と、細らせ処理
を実行する細らせ処理2404と、細らせ/太らせ処理から
R、G、Bの各色別に縁取りを抽出する縁取り文字処理
部2402と、OR回路2401a、反転回路2401b、c、dとから
構成されている。但し、優先順位を与えるため、この実
施例はFiFOOUTR、FiFOOUTG、FiFOOUTBの2値化データか
らR、G、B、C、M、Y、BK(W:白は除く)の各色に
分解して処理を実行する。縁取りに重なりが生じた場合
には一定の色順に従って縁取りが1色のみとなるように
する。重なりがなくなるようになった各色別の縁取りデ
ータは再び合成されて色情報R、G、Bとなって出力さ
れる。
第25図は入力データFiFOOUTR、FiFOOUTG、FiFOOUTBか
らR、G、B、C、M、Y、K(BK:黒)の各色に分解
する本実施例の色分解手段となる回路を示している。
図中、2501a〜2501iはデコーダ(LS138)である。第2
6図Aに示す回路及び第26図Bに示す真理値表に示され
るように、G1=H、G2A=G2B=Lとし、セレクト入力
A、B、Cの3ビットデータに従って出力Y0〜Y7の1つ
のみにLが出力される。例えば、A=H、B=H、C=
LのときはY3=Lとなる。即ち、3つの入力を3ビット
の数値と考えれば、CBA=0(L)1(H)1(H)で
十進数の3を示し、このとき、3番目の出力Y3がLとな
り、入力の数値と出力の番号が対応する。
第25図において、入力FiFOOUTR、FiFOOUTG、FiFOOUTB
の8+1本のデータ線は各ビット毎に各々デコーダ2501
a〜2501iのセレクト入力A、B、Cへ接続される。例え
ば、原画色がシアンCのとき、FiFOOUTR=H、FiFOOUTG
=L、FiFOOUTB=Lであるから、セレクト入力CBA=0
(L)0(L)1(H)となり、Y1=Lとなる。このと
き他の出力はHである。同様に、赤色原画のときは、セ
レクト入力CBA=1(H)1(H)0(L)であるから
デコーダ2501a〜2501iの出力Y6=Lとなる。
以上により、デコーダ2501a〜2501iの各Y1出力がシア
ンC0〜C8の出力となる。同様にデコーダ2501a〜2501iの
各Y6出力は赤R0〜R8の出力となる。他の色についても同
様である。但し、白(CBA=000)に対する出力はデコー
ダの出力Y0になるが、白についての縁取り処理は実行し
ないので使用しない。
第25図の各出力は第27図に示した真理値表の如くな
る。
但し、第28図以下の動作は各出力を反転させる必要が
あるため、当然反転回路(図示せず)により反転されて
負論理出力が正論理出力となっている。
第28図において、OR回路2801a、シフトレジスタ2801
h、OR回路2801oはシアンCについての太らせ処理部を構
成し、2801vは2値化データのシフトレジスタ(ずれの
補正回路と同一のもの)である。他の色についての回路
構成も全く同じであり、動作についても第11図の回路と
同じである。優先順位回路2802では、縁取りが重なる部
分に対して太らせ処理と2値化データのシフトに基づい
て、決められた順番に従い、上位順の縁取りが残り、下
位順のものは消去される。これらの動作を第29図
(b)、(c)、(d)及びd′に示す。
第30図において、AND回路3001a、3001o、反転回路300
1vはシアンCについての細らせ処理、3001ccは上記細ら
せ処理の出力と、前記第28図の回路による太らせデータ
を合成して縁取りを形成する。他の色に関しても同様で
ある。この動作を第29図(e)に示す。
第30図において、NOR回路3001kk、3001ll、3001mmは
各々7色に分解された色データを再び3原色によるデー
タである色情報R、G、Bに合成する回路である(即
ち、8(7)→3ビットのエンコーダ回路)。この動作
を第31図に示す。第31図左側のようにAND回路3001cc〜3
001iiの出力は対応する色についてのみHとなり、他は
Lとなる。7ビット入力(AND回路3001cc〜3001ii)の
出力に対して色情報R、G、Bは第31図右側のように出
力される。例えば、色情報Rについて考えると、原画色
C、B、G、KのときL(色情報Rの出力)、原画色
M、Y、RのときH(色情報Rの出力)となればよい。
従って、Lとなるときのデータで構成すれば次のよう
になる。
色情報R=(C+B+G+K)の反転 同様に色情報G、Bについても、 色情報G=(M+G+G+K)の反転 色情報R=(C+B+G+K)の反転 のように表され、各々NOR回路3001ll,3001mmとなる。
OR回路3001jjに関しては、AND回路3001cc〜3001iiの
各出力が接続されるから、7色の内、いずれかの縁取り
データがあれば、処理(出力)=Hとなる。原稿が白の
ときは縁取りデータはなく、AND回路3001cc〜3001iiの
出力は全てLとなり、処理(出力)=Lとなる。上記処
理(出力)は色付処理部204の制御に使用される。
次に、前記請求項3に対応する本発明の第3の実施例
を説明する。
この実施例は縁取りの一部が重なるのを優先順位によ
り防ぐと同時に、優先順位処理を含めた太らせ処理を段
階的に行うことにより、がたつき(本来は縁取りが重な
る部分の凸凹)を少なくすることができる。
第32図、第33図及び第34図は、7色(C、M、B、
Y、G、R、K)に分解した各色毎について、太らせ処
理の半分(1/2)を実行する回路である。
第32図は、7色のうちC成分のみを処理する。即ち、
ここでの太らせ処理は、目的の半分(ここでは、4ドッ
ト)のみ実行する。これによりFMASKC0〜C4、SMASKCを
得る。
また、残りの6色(M、Y、K、R、G、B)も同様
に処理され、FMASKM0〜M4、B0〜B4、Y0〜Y4、G0〜G4、R
0〜R4、K0〜K4と、SMASKM、B、Y、G、R、Kが得ら
れる。図は第32図と同様であるため省略する。これらの
結果は、後述する第33図に示した回路において、更に太
らせ処理(残り半分)が実行され、同時に再合成されて
縁取りデータとなる。前半(第32図の回路)と後半(第
33図の回路)における太らせ処理と共に2値化データの
シフトにより、各々優先順位処理が実行され、がたつき
の少ない縁取りが形成される。
第32図の回路は、OR回路3201a、3201cc、シフトレジ
スタ3201hが基本構成単位であり、第32図の基本構成
は、第28図のOR回路2801a、2801h、2801oの5ビットを
使用したものが5個並列に並んでいる。
この構成、例えば、シアンCについて見ると、太らせ
処理(OR回路3201a、3201cc、シフトレジスタ3201h)に
よって縦横方向に4ビット分となる。また、シフトレジ
スタ3201vにはC4が入力されるから、縦横4ビット分ず
つシフトする。
第33図の回路は、例えばOR回路3301a、3301cc、シフ
トレジスタ3301hが、その基本単位となって構成されて
いる(その他の部分の構成は同一のため、その説明を省
略する)。3300a〜3300e、3302は優先順位回路である。
第33図に示した優先順位回路3300a〜3300eでは、太ら
せ処理出力は重なる部分(縁取りの重なる部分)につい
て、一定の優先順位(ここでは、B、C、Rの順)に従
って決定する。
この動作例を第34図(b)〜(f)に示す。第33図の
回路構成は、第32図と優先順位回路を除くと基本的に同
じであり、第32図で4ビット分太らせたデータが入力さ
れるから、さらに縦横方向に4ビット分太る。但し、各
々入力データは第34図(b)〜(f)のデータは各々1
ラインシフトしたデータである。
上記優先順位回路3302によって優先順位処理された動
作例を第34図(h)に示す。
ここでの優先順位はシフトデータによるものが第一優
先され、残る部分においては、3300a〜3300eの順とは、
逆(R、C、B順)とする。逆にすることによって不均
一が改善されることになる。
第30図の細らせ出力(第30図、反転回路3001v〜3001b
b)と、第33図の出力はAND回路(第30図、AND回路3301c
c〜3001ii)により合成されて縁取りデータとなる。こ
の結果を第34図(i)に示す。
次に、前記請求項4、5に対応する本発明の第4、第
5の実施例を説明する。
尚、上記説明した第1図から第6図及び第25図から第
27図までは上記実施例と共通であるから、その説明を省
略する。
上記のように第25図におけるデコーダからの各出力は
第26図の真理値表に示したものになるが、第35図以下の
動作において、当然反転回路(図示せず)により反転さ
れて、負論理出力が正論理出力となっている。
第35図において、3501a、3501h、3501oはシアンCに
ついての太らせ処理回路、3501b、3501i、3501pはマゼ
ンタMについての太らせ処理回路、3501c、3501j、3501
qはブルーBについての太らせ処理回路、3501d、3501
k、3501rはイエローYについての太らせ処理回路、3501
e、3501l、3501sはグリーンGについての太らせ処理回
路、3501f、3501m、3501tはレッドRについての太らせ
処理回路、3501g、3501n、3501uは黒Kについての太ら
せ処理回路であり、3501v、3501w、3501x、3501y、3501
z、3501aa、3501bbは各々2値化データのシフトレジス
タ(ずれ補正回路と同一のもの)、3502は優先順位回路
である。
上記2値化データのシフトレジスタ3501v、3501w、35
01x、3501y、3501z、3501aa、3501bbの出力は、上記優
先順位回路3502に入力されると共に、別途SMASKC〜Kの
データとして第36図の回路に接続され、“中ヌキ”部分
を構成する。
第36図の回路は、反転回路3601a〜3601gと、AND回路3
601h〜3601nと、各々7色に分解された色データを再び
3原色によるデータである色情報Rに合成する回路(OR
回路3601o、反転回路3601s)、色情報Gに合成する回路
(OR回路3601p、反転回路3601t)、色情報Bに合成する
回路(OR回路3601q、反転回路3601u)と、色付処理部20
4の制御信号を出力するOR回路3601rとから構成されてい
る。
第36図の回路において、その動作を説明する。
第35図の回路から出力されたシフトデータSMASKC〜K
は反転回路3601a〜3601gにより反転される。これらの各
出力と第35図における優先順位回路3502から出力された
FMASKC〜KのデータはAND回路3601h〜3601nに入力さ
れ、縁取り部分が抽出される。色情報Rに合成する回路
(OR回路3601o、反転回路3601s)、色情報Gに合成する
回路(OR回路3601p、反転回路3601t)、色情報Bに合成
する回路(OR回路3601q、反転回路3601u)は、7色に分
解された色データを再び3原色によるデータである色情
報R、G、Bに合成するエンコーダを構成している。
この動作を第37図に示し、左側のようにAND回路3601h
〜3601nの出力は対応する色についてのみHとなり、他
はLとなる。上記7ビットの入力(AND回路3601h〜3601
nの出力)に対して色情報R、G、Bは同図右側のよう
に出力させる。例えば、色情報Rについて見れば、原画
色C、B、G、KのときL(色情報Rの出力)、原画色
M、Y、RのときH(色情報Rの出力)となればよい。
従って、Lとなるときのデータで構成すれば次のように
なる。
色情報R=(C+B+G+K)の反転 CはAND回路3601hからの出力 BはAND回路3601kからの出力 GはAND回路3601lからの出力 KはAND回路3601nからの出力 である。
同様に 色情報G=(M+B+R+K)の反転 色情報B=(Y+G+R+K)の反転 のように表され、色情報Gに合成する回路(OR回路3601
p、反転回路3601t)、色情報Bに合成する回路(OR回路
3601q、反転回路3601u)となる。
OR回路3601rについては、AND回路3601h〜3601nの各出
力が接続されるため、7色の内、いずれかの縁取りデー
タがあれば、処理(出力)=Hとなる。原稿が白のとき
は縁取りデータはなく、AND回路3601h〜3601nの出力は
全てLとなり、処理(出力)=Lとなる。処理(出力)
は第2図における色付処理部204の制御に用いられる。
以上の構成における第35図と第36図の動作例を第38図
を用いて説明する。
第38図(a)は原稿を示し、該原稿に対する太らせ処
理、2値化データのシフト及び優先順位処理の動作例を
第38図(b)、(c)、(d)に示す。第38図(c)の
太らせ処理では、縦横方向に8ビット分太る。第38図
(b)の2値化データのシフトでは4ビット分シフトす
る。優先順位処理は、縁取りが重なる部分について、ま
ずbのシフトデータに従って決め、更に残る部分につい
ては一定の優先順位(この例ではB、C、Rの順)によ
って決める。第38図(d)がその結果である。優先順位
処理された各色ごとのデータはFMASKC〜Kとして第36図
に接続される。
第36図において、第35図の回路から入力されたシフト
データSMASKC〜Kは反転回路3601a〜3601gにより反転さ
れ、更にこれらの各出力と第35図における優先順位回路
3502から出力されたFMASKC〜KのデータはAND回路3601h
〜3601nに入力され、縁取り部分が抽出される。この結
果を第38図(e)(縁取り文字処理)に示す。
第39図は第2図に示した色付処理部204の詳細を示す
回路図である。
CPU(図示せず)のバスには、イレーズレジスタ390
1、指定色レジスタ3902、オフレベルレジスタ3903、モ
ード切換レジスタ3904が並列接続され、指定色レジスタ
3902及びオフレベルレジスタ3903には、データセレクタ
3905の入力端子A、Bが接続されている。また、モード
切換レジスタ3904には2入力のAND回路3908の一方の入
力端子が接続され、他方の入力端子には、色情報Xが入
力される。更にAND回路3908の出力信号はデータセレク
タ3905のセレクト端子Sに印加される。
データセレクタ3905の出力端子Yには、データセレク
タ3906の入力端子Bが接続され、その入力端子Aにはイ
レーズレジスタ3901の出力が印加され、さらにセレクト
端子Sには処理結果(第36図のOR回路3601rの出力)が
印加される。
また、データセレクタ3906の出力端子Yにはデータセ
レクタ3907の入力端子Aが接続され、その入力端子Bに
は入力画像データXが印加され、更にセレクト端子Sに
はモード切換レジスタ3904が接続されている。このデー
タセレクタ3907の出力端子Yからは出力画像データXが
出力される。
以上の構成を持った色付処理部R、G、Bの3つの部
分がある(第2図参照、204a、204b、204c)。この色付
処理部R、G、Bへは色情報R、G、Bが各々入力さ
れ、処理信号(第36図におけるOR回路3601rの出力)は
各部へ共通して入力される。また、入力画像データR、
G、B成分が各々の部分に接続される。CPUのバスから
の指令データに基づいて表示画像に縁取りを付けるか否
か、縁取りの色の選定等の制御が実行される。
データセレクタ3905、3906、3907はデータ選択入力S
によってA、B入力のいずれかが選択されてYに出力さ
れる。即ち、S=LのときA入力、S=HのときB入力
が選択される。
ここで、モード切換レジスタ3904の2つの出力をY0
Y1とする。Y0、Y1の出力とモードとの関係は第22図に示
す通りとなる。その結果以下に示す動作が実行される。
モード切換を処理なし(Y0=L、Y1=H、Lいずれで
もよい)としたとき、データセレクタ3907のセレクト端
子SがLとなり、入力画像データが出力画像データとな
る。
処理(第36図におけるOR回路3601rの出力)がLのと
き、イレーズレジスタ3901が選択され、縁取り部分以外
はイレーズ(消去)される。指定色モード或いは7色モ
ードでは、縁取りのみが色付けされて出力され、入力画
像データとの合成は実行されない。
出力表示される縁取りは第38図(e)に示したような
パターンとなる。即ち、縁取り幅が4ビット分となり、
2つの色が隣接する部分の縁取りは存在せず、外周部の
みとなる。但し、1色のみで表現されている文字につい
ては、外周部全ての縁取りが形成される(第40図参
照)。
第40図はシフトデータと太らせ処理データから縁取り
部分を抽出(中ヌキ処理)した場合を示すものである。
第38図(b)、(c)に示したようにシフトが4ビッ
ト、太らせが8ビットとすると、縁取りの幅は4ビット
となる。
モード切換を指定色モード(Y0=H、Y1=L)とした
とき、データセレクタ3905のセレクト端子SはLとな
り、A入力(指定色レジスタ3902の色データ)が選択さ
れる。このとき、処理=Hであれば、データセレクタ39
06のセレクト端子S=HとなりB入力が選択され、また
データセレクタ3907にあっては、セレクト端子SがHで
あるからB入力(指定色レジスタ3902の色データ)が出
力画像データとして出力される。即ち、指定色レジスタ
3902に指定した色データによって縁取りに対し色付処理
が行われる。
指定色レジスタ3902及びオフレベルレジスタ3903にセ
ットされる色データは各R、G、Bについての濃度を指
定するものである。上記の指定色モードの場合、色付
け処理部R204a、G204b、B204cの各部共に指定色レジス
タ3902の色データ(濃度)を出力する。従って指定する
色に対応したデータを各々の指定色レジスタ3902にセッ
トしておく必要がある。例えば、色付処理部R204aの指
定色レジスタ3902に一定値をセットし、色付処理部G204
b、色付処理部B204cを0(濃度0)とすれば、縁取りは
赤色となる。R、G、Bの各レジスタにセットする値の
比率によって色が変化し、セットする値の大きさによっ
て色の濃さが決まる。
モード切換を7色モード(Y0=H、Y1=H)としたと
き、色情報X(R、GまたはB)=Hになると、Y1=H
であるからデータセレクタ3905のセレクト端子S=Hと
なり、B入力(オフレベルレジスタ3903)が選択され
る。反対に、色情報X=LのときはA入力(指定色レジ
スタ3902)が選択される。
色情報R=Hによって色付処理部R204aではオフレベ
ルレジスタ3903が選択され、色情報G=Lによって色付
処理部G204bでは指定色レジスタ3902が選択され、色情
報B=Lによって色付処理部B204cでは指定色レジスタ3
902が選択される。このとき、処理=Hとなっているか
ら出力画像データR、G、Bは各々適当な値をセットし
ておけば、の指定色モードの場合と同様に色付処理が
実行される。しかし、原画像が赤(R)の場合は色付処
理部R204aはオフレベルレジスタ3903が選択される。即
ち、レジスタのデータのセットにより、原画の色毎に異
なる色の縁取りを付けることが可能となる。例えば、オ
フレベルレジスタ3903のデータにある値(例えば、最高
濃度1)をセットし、指定色レジスタにはこれより小さ
い値(中間濃度0.5)をセットすれば、原画が赤(R)
のときは薄い赤の縁取りとなる。このように、副画像は
オリジナルデータの色相に対して中間調の色を付けるこ
とができる。色情報と副画像データの組み合わせによ
り、第23図のような色の設定が可能となる。
第41図は、7色(C、M、B、Y、G、R、K)に分
解した各色毎について、太らせ処理の半分(1/2)を実
行する回路である。第41図は7色のうち、C成分のみを
処理する。即ち、ここでの太らせ処理は目的の半分(こ
こでは、4ビット)のみ実行する。
これにより、FMASKC0〜C4、SMASKCを得る。また、残
りの6色(M、Y、K、R、G、B)も同様に処理さ
れ、FMASKM0〜M4、B0〜B4、Y0〜Y4、G0〜G4、R0〜R4、K
0〜K4と、SMASKM、B、Y、G、R、Kが得られる。第4
1図と同様であるので、図は省略する。
これらの結果は、第42図において更に太らせ処理(残
りの半分)が実行され、同時に再合成されて縁取りデー
タとなる。前半(第41図)と後半(第42図)において、
太らせ処理と共に2値化データのシフトとにより、各々
優先順位処理を実行し、がたつきの少ない縁取りが形成
される。
第41図の回路は、例えばOR回路4101a、シフトレジス
タ4101b、OR回路4101dがその基本単位となって構成され
ている(その他の部分の構成は同一のため、その説明を
省略する)。
この構成において、例えばシアンCについて見ると、
太らせ処理(OR回路4101a、シフトレジスタ4101b、OR回
路4101d)によって縦、横方向に4ビット分太る。また
シフトレジスタ4101eにはC4が入力されるから、縦、横
方向に2ビット分ずつシフトする。
第42図の回路は、例えば、OR回路4201a、シフトレジ
スタ4201b、OR回路4201cがその基本単位となって構成さ
れている(その他の部分の構成は同一のため、その説明
を省略する)。4200a〜4200e及び4202は優先順位回路で
ある。
第42図に示した優先順位回路4200a〜4200eでは太らせ
処理出力が重なる部分(縁取りの重なる部分)について
一定の優先順位(ここではB、C、Rの順)に従って決
定される。この動作例を第43図(b)〜(f)に示す。
第42図の回路構成は、第41図の回路構成と優先順位回
路を除くと基本的に同一であり、第41図で4ビット太ら
せたデータが入力されるから、さらに縦横方向に4ビッ
ト分太る。但し、各入力データは第43図(b)〜(f)
のデータを各々1ラインずつシフトしたデータである。
上記優先順位回路4202により優先順位処理された動作
例を第43図(h)に示す。ここでの優先順位処理はシフ
トデータによる場合は最優先され、残る部分については
前と逆の順(R、C、B順)とする。逆にすることによ
って縁取り部分(の長さ)の不均一が改善される。
第43図(i)は第36図の回路において、太らせ処理と
シフトデータとによって優先順位処理されたデータ(第
42図の出力FMASKC〜K)とSMASKC〜Kを反転回路3601a
〜3601gで反転したものをAND回路3601h〜3601nで合成し
て縁取り部分を抽出したものを図示したものである。
上記のように構成したため、上記第1の実施例にあっ
ては縁取り文字を形成する際、太らせ処理と細らせ処理
を実行することにより、画像データ(原稿)とのずれ、
特にライン方向のずれを気にすることがないので、画像
データ(原稿)をラインメモリ等で遅延させて位置合わ
せする必要がなくなる。従って製造コストの低減を図る
ことができる。また、R、G、B3ビットデータを7値
(R、G、B、C、M、Y、BK)に展開せずに処理する
ため、ハードウエアの小型化が図れる。
また、第2の実施例にあっては、R、G、B3ビットデ
ータを7値(R、G、B、C、M、Y、BK)に展開して
太らせ処理による重なりを優先順位回路にて処理するこ
とにより、色の重なりによる矛盾を回避することができ
る。
更に、第3の実施例にあっては、R、G、B3ビットデ
ータを7値(R、G、B、C、M、Y、BK)に展開して
太らせ処理を段階的に処理し、優先順位回路を介して処
理することにより、良好に太らせ処理を実現することが
できる。
また、第4、第5の実施例にあっては、R、G、Bの
3ビットデータを7値(R、G、B、C、M、T、BK
に展開して太らせ処理による重なりを優先順位回路にて
処理することにより、色の重なりによる矛盾を防止する
ことが可能となる。また、フレームメモリを使用せずに
ラインメモリによって構成しているため、製造コストの
低減を実現できる。
また、R、G、Bの3ビットデータを7値(R、G、
B、C、M、T、BK)に展開して太らせ処理を段階的に
処理して優先順位回路を通すことによって良好に太らせ
処理を実行することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明による画像処理装置は、入
力画像データをR、G、Bの各色ごとに2値化する2値
化処理手段と、前記2値化処理手段によって2値化され
た入力画像データをR、G、Bの各色ごとに複数ライン
分記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された入力
画像データを入力し、該入力画像データの少なくとも一
部を入力画像データに追加して出力することにより太ら
せ処理を実行する一方、入力画像データの一部をカット
して出力することにより細らせ処理を実行する太らせ・
細らせ処理手段と、前記太らせ・細らせ処理手段によっ
て太らせ処理が施された入力画像データと細らせ処理が
施された入力画像データとを合成することによって縁取
り文字を作成する画像加工手段と、R、G、Bの各色ご
とに予め設定された各濃度データの値及び各濃度データ
の比率によって縁取り文字の色を決定する色付処理手段
とを備えたため、また、上記記憶手段に記憶されたR、
G、Bの各色の入力画像データを分解し、R、G、B以
外の色を含む複数の色のデータである分解データを作成
し、分解データに対して段階的に太らせ処理、細らせ処
理を実行し、前記太らせ処理、細らせ処理が一段階終了
するごとに各色に優先順位を付けて他成分との重なりを
防止して縁取り文字を合成する画像加工手段を備えたた
め、フレームメモリを使用せず、簡易な構成で、且つ、
低製造コストで色の重なりに関する矛盾なる良好にカラ
ー画像と縁取り文字の合成をリアルタイムで行うことが
できる。
更に、本発明の画像処理装置によれば、原画データの
太らせ処理とシフトデータにより縁取り部分の重なりを
優先順位処理によって取り除くと共に、上記2つのデー
タにより縁取り部分を抽出するため、また上記太らせ処
理を段階的に実行し、各々における優先順位処理の優先
順を逆にするため、フレームメモリを使用せず、簡易な
構成で、且つ、低製造コストでカラー画像の太らせ処理
を実行して模様画像をリアルタイムに実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による画像処理装置の概略構成を示すブ
ロック図、第2図は第1図に示した画像処理部の詳細を
示すブロック図、第3図は色成分R、G、B(3ビッ
ト)による8色表示を示した表、第4図は第2図に示し
たラインメモリを示す説明図、第5図は画素データの例
を示す説明図、第6図は第4図のラインメモリをレジス
タを想定して書き換えたラインメモリを示す説明図、第
7図は第4図に示したラインメモリ202からの各FiFOout
R、G、B信号を入力して、太らせによる縁取り文字処
理、細らせによる縁取り文字処理を経て処理信号、色情
報R、G、Bを出力する回路を示す説明図、第8図は太
らせによる縁取り文字処理と細らせによる縁取り文字処
理両者の処理の概要を示す説明図、第9図は第8図の処
理を一般の文字に適用した場合の例を示す説明図、第10
図は赤色原画の縁取りを求める詳細な動作を示す説明
図、第11図は第7図に示した回路図の詳細を示す回路
図、第12図は第11図における回路による太らせ処理の原
理を示した説明図、第13図は第11図における回路による
細らせ処理と太らせ処理及び縁取り処理の動作を示す説
明図、第14図は異なる色の原画が隣接してある場合の動
作を示す説明図、第15図はシフトレジスタ1101iの動作
を解説するための説明図、第16図はずれの補正と細らせ
縁取り文字の形成状態を示す説明図(異なる色が隣接す
る場合)、第17図はずれの補正と細らせ縁取り文字の形
成状態を示す説明図(2色が重なった原画の場合)、第
18図は太らせによる縁取り文字処理及び細らせによる縁
取り文字処理との合成状態を示す説明図(異なる色が隣
接する場合)、第19図は太らせによる縁取り文字及び細
らせによる縁取り文字処理との合成状態を示す説明図
(2色が重なった原画の場合)、第20図は原画像とその
縁取りを合成して表示した場合の状態を解説するための
説明図、第21図は第2図に示した色付処理部を示す回路
図、第22図は第21図におけるモード切換レジスタの動作
とモードとの関係を示した表、第23図は色情報と副画像
のデータとの関係を示した表、第24図は第2図に示した
画像加工部の第2の実施例を示す回路図、第25図は第24
図の回路の詳細を示す回路図、第26図A、BはLS138を
示す回路図とその真理値表、第27図はデコーダの真理値
表、第28図は第2図に示した画像加工処理部の他の詳細
な構成を示す説明図、第29図は優先順位による縁取り処
理を示す説明図、第30図は第2図に示した画像加工部の
他の詳細な構成を示す説明図、第31図は分解された7色
から色情報R、G、Bの再合成を示す表、第32図及び第
33図は第2図に示した画像加工部の他の詳細な構成を示
す説明図、第34図は第32図及び第33図における回路の動
作を示す説明図、第35図は太らせ処理、2値化データの
シフトレジスタ及び優先順位回路を示す説明図、第36図
は7色に分解された色データを再び3原色によるデータ
である色情報R、G、Bに合成する回路を示す説明図、
第37図は第36図の動作を示す表、第38図は太らせ処理、
2値化データのシフトによる優先順位処理及び縁取りの
抽出処理の動作を示す説明図、第39図は第2図に示した
色付処理部の構成を示す回路図、第40図はシフトデータ
と太らせ処理データから縁取り部分の抽出(中ヌキ処
理)を示す説明図、第41図、第42図は各々太らせ処理を
実行する回路の構成を示す説明図、第43図は第42図の回
路の動作を示す説明図である。 符号の説明 101……画像読み取り部 102……画像処理部 103……画像記録部 201a〜b……2値化処理部 202a〜b……ラインメモリ 203……画像加工部 204a〜b……色付処理部 702……太らせによる縁取り文字処理部 703……細らせによる縁取り文字処理部 2101a〜b,3905〜3907……データセレクタ 2102,3904……モード切換レジスタ 2103,3903……オフレベルレジスタ 2104,3902……指定色レジスタ 2402……縁取り文字処理部 2403……太らせ処理部 2404……細らせ処理部 2501a〜2501i……デコーダ 2802,3300a〜3300e,3302,3502,4200a〜4200e,4202……
優先順位回路 3201h〜3201m,3301h〜3301n,3501h,3501n,3501v〜3501b
b,4101b,4101e,4201b……シフトレジスタ 3601a〜3601g,3601s〜3601u……反転回路 3901……イレーズレジスタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
    2値化する2値化処理手段と、 前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
    タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された入力画像データを入力し、該
    入力画像データの少なくとも一部を入力画像データに追
    加して出力することにより太らせ処理を実行する一方、
    入力画像データの一部をカットして出力することにより
    細らせ処理を実行する太らせ・細らせ処理手段と、 前記太らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が施さ
    れた入力画像データと細らせ処理が施された入力画像デ
    ータとを合成することによって縁取り文字を作成する画
    像加工手段と、 R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度データの
    値及び各濃度データの比率にしたがって、前記画像加工
    手段で作成された縁取り文字の色を決定する色付処理手
    段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
    2値化する2値化処理手段と、 前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
    タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたR、G、Bの各色の入力画像
    データを分解し、R、G、B以外の色を含む複数の色の
    データである分解データを作成する色分解手段と、 前記色分解手段によって作成された各分解データごと
    に、分解データを入力し、分解データに追加して該分解
    データの少なくとも一部を出力することにより太らせ処
    理を実行する一方、分解画像データの一部をカットして
    出力することにより細らせ処理を実行する太らせ・細ら
    せ処理手段と、 前記太らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が施さ
    れた分解データと細らせ処理が施された分解データとを
    合成し、各分解データごとに縁取り文字を作成する画像
    加工手段と、 R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度データの
    値及び各濃度データの比率にしたがって、前記画像加工
    手段で作成された縁取り文字の色を決定する色付処理手
    段とを備えてなり、 前記画像加工手段は、分解データごとに作成された縁取
    り文字の重なり部分について、予め定められた色の優先
    順位が上位の縁取り文字を残し、色の優先順位が下位の
    縁取り文字を消去することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
    2値化する2値化処理手段と、 前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
    タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたR、G、Bの各色の入力画像
    データを分解し、R、G、B以外の色を含む複数の色の
    データである分解データを作成する色分解手段と、 前記色分解手段によって作成された各分解データごと
    に、分解データを入力し、分解データに追加して該分解
    データの少なくとも一部を出力することにより太らせ処
    理を実行する一方、分解画像データの一部をカットして
    出力することにより細らせ処理を実行する太らせ・細ら
    せ処理手段と、 前記太らせ・細らせ処理手段によって太らせ処理が施さ
    れた分解データと細らせ処理が施された分解データとを
    合成し、各分解データごとに縁取り文字を作成する画像
    加工手段と、 R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度データの
    値及び各濃度データの比率にしたがって、前記画像加工
    手段で作成された縁取り文字の色を決定する色付処理手
    段と、を備えてなり、 前記太らせ・細らせ処理手段が段階的に太らせ処理及び
    細らせ処理を実行すると共に、前記画像加工手段は、分
    解データごとに作成された縁取り文字の重なり部分につ
    いて、前記太らせ処理手段による太らせ処理が一段階終
    了するごとに、予め定められた色の優先順位が上位の縁
    取り文字を残し、色の優先順位が下位の縁取り文字を消
    去することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
    2値化する2値化処理手段と、 前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
    タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたR、G、Bの各色の入力画像
    データを分解し、R、G、B以外の色を含む複数の色の
    データである分解データを作成する色分解手段と、 前記色分解手段によって作成された各分解データごと
    に、分解データを入力し、分解データに追加して該分解
    データの少なくとも一部を出力することにより太らせ処
    理を実行する太らせ処理手段と、 前記太らせ処理手段によって太らせ処理が施された分解
    データと、太らせ処理が施されていない分解データを所
    定のビット数シフトさせて得られるシフトデータとを用
    い、各分解データごとに縁取り文字を作成すると共に、
    分解データごとに作成された縁取り文字の重なり部分に
    ついて、予め定められた色の優先順位が上位の縁取り文
    字を残し、色の優先順位が下位の縁取り文字を消去する
    ことによって縁取り文字を作成する画像加工手段と、 R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度データの
    値及び各濃度データの比率にしたがって、前記画像加工
    手段で作成された縁取り文字の色を決定する色付処理手
    段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】入力画像データをR、G、Bの各色ごとに
    2値化する2値化処理手段と、 前記2値化処理手段によって2値化された入力画像デー
    タをR、G、Bの各色ごとに複数ライン分記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたR、G、Bの各色の入力画像
    データを分解し、R、G、B以外の色を含む複数の色の
    データである分解データを作成する色分解手段と、 前記色分解手段によって作成された各分解データごと
    に、分解データを入力し、分解データに追加して該分解
    データの少なくとも一部を出力することにより太らせ処
    理を実行する太らせ処理手段と、 前記太らせ処理手段によって太らせ処理が施された分解
    データと、太らせ処理が施されていない分解データを所
    定のビット数シフトさせて得られるシフトデータとを用
    い、各分解データごとに縁取り文字を作成する画像加工
    手段と、 R、G、Bの各色ごとに予め設定された各濃度データの
    値及び各濃度データの比率にしたがって、前記画像加工
    手段で作成された縁取り文字の色を決定する色付処理手
    段と、を備えてなり、 前記太らせ処理手段が太らせ処理を段階的に実行し、か
    つ、前記画像加工手段は、分解データごとに作成された
    縁取り文字の重なり部分について、前記太らせ処理手段
    による太らせ処理が一段階終了するごとに、予め定めら
    れた色の優先順位が上位の縁取り文字を残し、色の優先
    順位が下位の縁取り文字を消去することを特徴とする画
    像処理装置。
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