JP3121698B2 - 廃プラスチック処理方法及び装置 - Google Patents

廃プラスチック処理方法及び装置

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JP3121698B2 JP34206092A JP34206092A JP3121698B2 JP 3121698 B2 JP3121698 B2 JP 3121698B2 JP 34206092 A JP34206092 A JP 34206092A JP 34206092 A JP34206092 A JP 34206092A JP 3121698 B2 JP3121698 B2 JP 3121698B2
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風を廃プラスチック
へ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチック処理装置として、廃プラ
スチックを粗砕し、粗砕された廃プラスチックを加熱溶
融処理する廃プラスチック処理装置がある。
【0003】この種の廃プラスチック処理装置では、カ
ツタを内蔵した粗砕機が設けられており、投入された廃
プラスチックを粗砕した後に搬送するようになってい
る。粗砕機には、縦送りスクリユウコンベアを介して溶
融機が併設されている。この溶融機には加熱溶融部が設
けられており、さらにバーナが取り付けられている。溶
融機内へ搬送された粗砕後の廃プラスチックは、バーナ
からの熱風によって加熱溶融され、溶融された廃プラス
チックは溶融機の落下口から落下して容器に収容され冷
却固化する。
【0004】ところで、従来のこの種の廃プラスチック
処理装置では、前述の如く廃プラスチックを溶融処理す
るための各処理部がそれぞれ分離独立して構成され、こ
のため全体として大型で、広い配置スペースを必要とし
たり取回しも容易でない等の欠点があった。
【0005】また、従来の廃プラスチック処理装置で
は、バーナからの熱風を廃プラスチックへ送給して加熱
溶融した後にはこの排熱風を単に排気する構成、すなわ
ち、廃プラスチックの加熱溶融自体にのみ着目して装置
を構成していたため、特に多量の廃プラスチックを処理
する際には、当然ながら多量の排気ガスが発生し、これ
に伴って悪臭や有毒ガスも増加し、この点において改善
の余地があった。
【0006】この場合、前述の排気ガスの悪臭や有毒ガ
スの増加についてのみ着目したのでは、加熱溶融性能自
体の低下(熱効率の低下)を招くことになったり、装置
が複雑で大型化してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、簡単で小型の構造により、悪臭や有毒ガスの発生
を大幅に低減できると共に加熱溶融性能も向上する廃プ
ラスチック処理方法及びその装置を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の廃
プラスチック処理方法は、熱風発生源からの高温熱風を
廃プラスチックへ送給して加熱し溶融処理する廃プラス
チック処理方法において、前記廃プラスチックを溶融し
た後の低温排熱風を、前記熱風発生源の熱によって再度
加熱して高温排熱風とし、前記高温排熱風を触媒燃焼さ
せた後に排気することを特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明の廃プラスチック処理
方法は、熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチックへ
送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理方法に
おいて、前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風
を風量分配手段によって第1及び第2の低温排熱風に分
配し、前記第1及び第2の低温排熱風のうち何れか一方
の低温排熱風を、前記熱風発生源の熱によって再度加熱
して高温排熱風とし、前記高温排熱風を触媒燃焼させた
後に排気すると共に、前記第1及び第2の低温排熱風の
うち何れか他方の低温排熱風を、前記熱風発生源からの
高温熱風へ二次空気として送給する、ことを特徴として
いる。
【0010】請求項3に係る発明の廃プラスチック処理
装置は、熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチックへ
送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理装置に
おいて、前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風
を前記熱風発生源へ再度送給して前記熱風発生源の熱に
より再度加熱して高温排熱風とする再加熱手段と、前記
再加熱手段により再度加熱された後の前記高温排熱風を
触媒燃焼させて排気する触媒燃焼手段と、を有すること
を特徴としている。
【0011】請求項4に係る発明の廃プラスチック処理
装置は、熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチックへ
送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理装置に
おいて、前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風
を第1及び第2の低温排熱風に分配する風量分配手段
と、前記風量分配手段により分配された前記第1及び第
2の低温排熱風のうち何れか一方の低温排熱風を、前記
熱風発生源へ再度送給して前記熱風発生源の熱により再
度加熱して高温排熱風とする再加熱手段と、前記再加熱
手段により再度加熱された後の前記高温排熱風を触媒燃
焼させて排気する触媒燃焼手段と、前記風量分配手段に
より分配された前記第1及び第2の低温排熱風のうち何
れか他方の低温排熱風を、前記熱風発生源からの高温熱
風へ二次空気として送給する二次空気送給手段と、を有
することを特徴としている。
【0012】請求項5に係る発明の廃プラスチック処理
装置は、熱風発生源からの熱風を廃プラスチックへ送給
して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理装置におい
て、前記熱風発生源の近傍でかつ装置機体内に被覆され
た状態で配設され、前記廃プラスチックを溶融した後の
排風を触媒燃焼させて排気する触媒燃焼手段を有するこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の廃プラスチック処理方法では、
熱風発生源からの高温熱風が廃プラスチックへ送給さ
れ、廃プラスチックは加熱されて溶融処理される。さら
に、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風は、熱風
発生源の熱によって再度加熱されて高温排熱風となり、
次いで、この高温排熱風が触媒燃焼されて排気される。
【0014】ここで、一般的に、このような排気ガスを
触媒燃焼させるためには通常200℃程度以上の高温に
する必要がある。この点、前記廃プラスチック処理方法
では、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を熱風
発生源の熱によって再度加熱して高温排熱風とするた
め、触媒燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける必
要がなく、既存の熱風発生源の熱により昇温させること
ができ、熱風発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向
上することができ、低コストになると共に装置が大型化
することもない。
【0015】請求項2記載の廃プラスチック処理方法で
は、熱風発生源からの高温熱風が廃プラスチックへ送給
され、廃プラスチックは加熱されて溶融処理される。さ
らに、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風は、風
量分配手段によって第1の低温排熱風と第2の低温排熱
風とに分配される。
【0016】二つに分配された前記低温排熱風のうち何
れか一方の低温排熱風は、熱風発生源の熱によって再度
加熱されて高温排熱風となり、次いで、この高温排熱風
が触媒燃焼されて排気される。
【0017】一方、二つに分配された前記低温排熱風の
うち何れか他方の低温排熱風は、熱風発生源からの高温
熱風へ二次空気として送給され、熱風発生源からの高温
熱風と共に完全燃焼されて再び利用される。
【0018】このように、前記廃プラスチック処理方法
においても、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風
の一部を熱風発生源の熱によって再度加熱して高温排熱
風とするため、触媒燃焼させるために新たな加熱装置等
を設ける必要がなく、既存の熱風発生源の熱により昇温
させることができ、熱風発生源の熱を無駄なく利用して
熱効率を向上することができ、低コストになると共に装
置が大型化することもない。さらに、廃プラスチックを
溶融した後の低温排熱風の一部を触媒燃焼させるため、
全ての低温排熱風を触媒燃焼させる場合に比べて、触媒
燃焼させるための装置を小型化することもできる。
【0019】またさらに、廃プラスチックを溶融した後
の低温排熱風の他の一部(すなわち、既にある程度は加
熱昇温された熱風)は、熱風発生源からの高温熱風へ二
次空気として送給されて再び利用されるため、熱風発生
源からの高温熱風と共に完全燃焼が促進され、熱効率が
向上して低コストにもなる。
【0020】請求項3記載の廃プラスチック処理装置で
は、熱風発生源からの高温熱風が廃プラスチックへ送給
され、廃プラスチックは加熱されて溶融処理される。さ
らに、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風は、再
加熱手段によって熱風発生源へ再び送給され熱風発生源
の熱によって再度加熱されて高温排熱風となる。次い
で、この高温排熱風は、触媒燃焼手段によって触媒燃焼
されて排気される。
【0021】このように、前記廃プラスチック処理装置
では、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を再加
熱手段によって熱風発生源へ再び送給して熱風発生源の
熱によって再度加熱し高温排熱風とするため、触媒燃焼
させるために新たな加熱装置等を設ける必要がなく、既
存の熱風発生源の熱により昇温させることができ、熱風
発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向上することが
でき、低コストになると共に装置が大型化することもな
い。
【0022】請求項4記載の廃プラスチック処理装置で
は、熱風発生源からの高温熱風が廃プラスチックへ送給
され、廃プラスチックは加熱されて溶融処理される。さ
らに、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風は、風
量分配手段によって第1の低温排熱風と第2の低温排熱
風とに分配される。
【0023】二つに分配された前記低温排熱風のうち何
れか一方の低温排熱風は、再加熱手段によって熱風発生
源へ再び送給され熱風発生源の熱によって再度加熱され
て高温排熱風となる。次いで、この高温排熱風は、触媒
燃焼手段によって触媒燃焼されて排気される。
【0024】一方、二つに分配された前記低温排熱風の
うち何れか他方の低温排熱風は、二次空気送給手段によ
って熱風発生源からの高温熱風へ二次空気として送給さ
れ、熱風発生源からの高温熱風と共に完全燃焼されて再
び利用される。
【0025】このように、前記廃プラスチック処理装置
においても、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風
の一部を再加熱手段により熱風発生源へ送給してこの熱
風発生源の熱によって再度加熱して高温排熱風とするた
め、触媒燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける必
要がなく、既存の熱風発生源の熱により昇温させること
ができ、熱風発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向
上することができ、低コストになると共に装置が大型化
することもない。さらに、廃プラスチックを溶融した後
の低温排熱風の一部を触媒燃焼させるため、全ての低温
排熱風を触媒燃焼させる場合に比べて、触媒燃焼させる
ための装置を小型化することもできる。
【0026】またさらに、廃プラスチックを溶融した後
の低温排熱風の他の一部(すなわち、既にある程度は加
熱昇温された熱風)は、二次空気送給手段によって熱風
発生源からの高温熱風へ二次空気として送給されて再び
利用されるため、熱風発生源からの高温熱風と共に完全
燃焼が促進され、熱効率が向上して低コストにもなる。
【0027】請求項5記載の廃プラスチック処理装置で
は、熱風発生源からの熱風が廃プラスチックへ送給さ
れ、廃プラスチックが加熱されて溶融処理される。さら
に、廃プラスチックを溶融した後の排風は、触媒燃焼手
段によって触媒燃焼されて排気される。
【0028】ここで、触媒燃焼手段は、熱風発生源の近
傍でかつ装置機体内に被覆された状態で配設されている
ため、この触媒燃焼手段自体が熱風発生源の熱を受けて
加熱される。このため、新たな加熱装置等を設けること
なく熱風発生源の熱を無駄なく利用して触媒燃焼の効率
を向上することができ、低コストになると共に装置が大
型化することもない。
【0029】また、触媒燃焼手段は装置機体内に被覆さ
れているため、高温状態とされるこの触媒燃焼手段に作
業者が誤って触れることがなく、安全性も確保できる。
【0030】
【実施例】図1には本発明に係る廃プラスチック処理装
置10の全体構成が断面図にて示されており、図2には
この廃プラスチック処理装置10の一部破断した側面図
が示されている。また、図3には廃プラスチック処理装
置10の外観図が示されている。
【0031】この廃プラスチック処理装置10は、機体
12が全体として箱状とされており、機体12の前面上
部には投入口14が設けられると共に、開閉蓋15が取
り付けられている。機体12内には、粗砕部16、予熱
部18、溶融部20、収容部22及び熱風送給部24の
各処理部が配置されており、各処理部は互いに隣接する
と共に隔壁によって隔離されている。なおここで、図1
の紙面左方側を装置の前方側とし、紙面右方側を装置の
後方側として説明する。
【0032】粗砕部16は、投入口14の後方側に位置
しており、回転刃26と固定刃28とからなるカッタ3
0が配置されている。回転刃26は、粗砕部16の側壁
に回動可能に軸支された水平な軸32の長手方向に沿っ
て一定間隔で複数本固定されている。軸32は機体12
内に配置されれたモータ(図示省略)によって回転駆動
され、これによって回転刃26が回転されるようになっ
ている。一方、固定刃28は回転刃26に対応して固定
されており、回転刃26が入り込むようになっている。
したがって回転刃26が回転された場合には、回転刃2
6と固定刃28との間で廃プラスチックPが粗砕される
構成である。
【0033】粗砕部16(カッタ30)の後方側には予
熱部18が配置されている。予熱部18は粗砕部16の
側近に位置して予熱部18と連通しており、カッタ30
によって粗砕された廃プラスチックPが送り込まれる構
成である。
【0034】予熱部18の上方で投入口14と反対側の
角部近傍には、排気室34が設けられている。この排気
室34は、予熱部18と連通する粗砕部16と排気孔3
6を介して連通しており、予熱部18内の空気が流入可
能である。排気孔36にはフィルター38が取り付けら
れている。
【0035】排気室34内には、風量分配手段及び二次
空気送給手段としてのブロワ40が配置されている。こ
のブロワ40は、モータ(図示省略)によって回転する
一対のファン42、44を有しており、さらに、ファン
42には再加熱手段の一部を構成する送給管46が連結
され、ファン44には二次空気送給手段としての送給管
48が連結されている。これにより、ブロワ40は、予
熱部18からの空気を所定量に分配して(例えば、半分
ずつに)それぞれ独立して送給する構成である。
【0036】一方、予熱部18の下方には、溶融部20
が設けられている。溶融部20の内部には、下方に向か
って開口断面が減少する漏斗状の溶融炉50が設けられ
ている。この溶融炉50の下端部には落下口52が形成
されており、炉壁には水平方向に細長い熱風導入口54
が多数形成されている。この熱風導入口54の上方端部
には、溶融炉50の内方へ向かって斜め下方に突出した
熱風導入口被覆板56が形成されており、上方から落下
した廃プラスチックPが熱風導入口54から溶融炉50
の外方へ飛び出すことを防止している。また、溶融炉5
0と溶融部20の側壁20Aとの間には、熱風停滞室5
8が形成されている。
【0037】溶融部20(溶融炉50)の直下には、溶
融した廃プラスチックPを冷却及び固化するため収容部
22が設けられている。収容部22の内部には、ヒンジ
60によって可動式とされた受板62上に容器64が載
置されており、溶融炉50の落下口52から流れ落ちた
廃プラスチックPを収容するようになっている。また、
受板62の先端に対応してセンサ66が配置されてお
り、容器64に収容される廃プラスチックPが満杯に達
したことを検出できる。
【0038】また、溶融部20(熱風停滞室58)の前
方側でかつ投入口14の下方には、熱風送給部24が配
置されている。この熱風送給部24は、略円筒形の火炉
68を備えており、この火炉68が溶融部20の熱風停
滞室58に接続されている。火炉68の外壁にはバーナ
70が取り付けられており、さらにバーナ70の下方に
は燃料タンク71が配置されている。バーナ70の先端
部は火炉68内に突出しており、さらに、火炉68内に
はバーナ70の先端を被う状態で燃焼炉72が固定され
ている。燃焼炉72は円筒形に形成されており、内部に
は一対の遮蔽板74、76が配置されている。これらの
遮蔽板74、76及び燃焼炉72の底壁72Aには、そ
れぞれ透孔78、80、送給孔82が形成されている。
これにより、バーナ70で熱せられた空気は、透孔7
8、80、送給孔82を経た後に火炉68から熱風停滞
室58へ送り込まれ、さらに、熱風停滞室58から熱風
導入口54を通過して溶融炉50の内部へ送給されるよ
うになっている。
【0039】さらに、火炉68には前述の二次空気送給
手段としての送給管48が接続されている。このため、
火炉68内には、ブロワ40によって予熱部18からの
空気が分配されて送り込まれる構成である。一方、燃焼
炉72の外周には、前述の送給管46が螺旋状に巻き付
けられており、再加熱手段としての再加熱部84を構成
している。このため、ブロワ40によって予熱部18か
ら分配された空気は再加熱部84へ送り込まれ、この再
加熱部84において燃焼炉72からの熱によって再度加
熱される構成である。
【0040】熱風送給部24の上方側近には、触媒燃焼
装置86が配置されている。この触媒燃焼装置86は、
接続管88を介して前述の再加熱部84(送給管46)
に連結されており、再加熱部84において加熱された空
気が送り込まれる。図2に示す如く、媒燃燃焼装置86
は、一対のセラミック部90、92及びこのセラミック
部90、92の間に配置された白金部94とによって構
成されており、接続管88によって送り込まれた空気を
触媒燃焼させることができる。また、媒燃燃焼装置86
には排気管96が接続されており、触媒燃焼後の排気を
装置外へ排出できる。
【0041】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の廃プラスチック処理装置10では、廃プラスチックP
の溶融処理を開始する際には、発泡スチロール、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン等の廃プラ
スチックPが投入口14から粗砕部16へ投入される
と、モータによって回転された回転刃26と固定刃28
との間に、これらの廃プラスチックPが挟まれて粗砕さ
れる。
【0042】粗砕された廃プラスチックPは、粗砕部1
6に直接連通する予熱部18へ送り込まれ、さらに溶融
部20の溶融炉50内へ落下する。溶融炉50では、所
定の量の粗砕された廃プラスチックPが堆積される。
【0043】一方、熱風送給部24では、空気がバーナ
70によって熱せられて高温熱風(例えば、280℃程
度)とされる。この高温熱風は、透孔78、80、送給
孔82を経た後に火炉68から熱風停滞室58へ送り込
まれ、さらに、熱風停滞室58から熱風導入口54を通
過して溶融炉50内へ送給される(この時点では、高温
熱風は、例えば235℃程度)。また、これと同時に高
温熱風は溶融炉50の炉壁自体を加熱する。したがっ
て、廃プラスチックPは、高温熱風による直接的な加熱
作用と、溶融炉50の炉壁を経て伝わる熱による間接的
な加熱作用を受けて溶融される。溶融された廃プラスチ
ックPは自重によって溶融炉50の落下口52から収容
部22へ流れ落ちる。収容部22へ流れ落ちた溶融され
た廃プラスチックPは、容器64に溜まり、ここで自然
空冷され固化する。
【0044】一方、溶融する際に廃プラスチックPから
発生したガス等の排気すなわち予熱部18内の低温排熱
風は、排気孔36のフィルター38を介して排気室34
へ流入した後に(この時点では、低温排熱風は、例えば
90℃程度)、排気ブロワ40によって分配され、送給
管46及び送給管48によってそれぞれ独立して送給さ
れる。
【0045】二つに分配された前記低温排熱風のうち、
送給管46によって送給される一方の低温排熱風は、燃
焼炉72の外周に螺旋状に巻き付けられた再加熱部84
に至り、この再加熱部84において燃焼炉72からの熱
によって再度加熱されて高温排熱風(例えば、250℃
程度)となる。次いで、この再加熱部84内の高温排熱
風は、接続管88を介して媒燃燃焼装置86へ送り込ま
れる。
【0046】媒燃燃焼装置86においては、送り込まれ
た高温排熱風が触媒燃焼される。すなわち、例えば、魚
を梱包するための魚箱に用いられる発砲スチロールを廃
プラスチックPとして処理した場合には、塩素や窒素酸
化物あるいは硫黄酸化物等がセラミック部90、92に
よって除去され、さらに、悪臭の原因であり有毒成分で
あるスチレンが白金部94によって酸素と結合されて二
酸化炭素と水に分解される。媒燃燃焼装置86において
は触媒燃焼された後の排気ガスは、排気管96から外部
へ排気される。この排気ガスは、前述の如く二酸化炭素
と水であるので、無害かつ無臭である。
【0047】一方、二つに分配された前記低温排熱風の
うち、送給管48によって送給される他方の低温排熱風
は、火炉68内へ二次空気として再び送り込まれ、バー
ナ70によって熱せられた火炉68内の高温熱風と共に
完全燃焼されて再び利用される。
【0048】このように、廃プラスチック処理装置10
においては、廃プラスチックPを溶融した後の低温排熱
風の一部を、排気ブロワ40及び送給管46により再加
熱部84へ送給して燃焼炉72の熱によって再度加熱し
て高温排熱風とするため、その後に触媒燃焼装置86に
よって触媒燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける
必要がなく、既存の燃焼炉72(バーナ70)の熱によ
り昇温させることができ、燃焼炉72(バーナ70)の
熱を無駄なく利用して熱効率を向上することができ、低
コストになると共に装置が大型化することもない。ま
た、廃プラスチックPを溶融した後の低温排熱風の一部
(送給管46により再加熱部84へ送給された低温排熱
風)を触媒燃焼させるため、廃プラスチックPを溶融し
た後の全ての低温排熱風を触媒燃焼させる場合に比べ
て、触媒燃焼装置86を小型化することもできる。
【0049】またさらに、廃プラスチックPを溶融した
後の低温排熱風の他の一部(送給管48によって火炉6
8内へ送給された低温排熱風)は、既にある程度は加熱
昇温されており、火炉68内の高温熱風へ二次空気とし
て送給されて再び利用されるため、火炉68内の(バー
ナ70からの)高温熱風と共に完全燃焼が促進され、熱
効率が向上して低コストにもなる。
【0050】また、触媒燃焼装置86は、火炉68(燃
焼炉72)の近傍でかつ装置機体内に被覆された状態で
配設されているため、この触媒燃焼装置86自体が火炉
68の熱を受けて加熱される。このため、新たな加熱装
置等を設けることなく火炉68(燃焼炉72)の熱を無
駄なく利用して触媒燃焼の効率を向上することができ、
低コストになると共に装置が大型化することもない。さ
らに、触媒燃焼装置86は装置機体内に被覆されている
ため、高温状態とされるこの触媒燃焼装置86に作業者
が誤って触れることがなく、安全性も確保できる。
【0051】なお、本実施例においては、ブロワ40自
体が風量分配手段を構成しこのブロワ40が予熱部18
からの空気を例えば半分ずつに分配して送給する構成と
したが、これに限らず、ブロワ40に風量分配手段とし
ての風量調節弁を併設し、ブロワ40から送給された空
気をこの風量調節弁によって調量してそれぞれ送給管4
6、48へ送給する構成としてもよい。この場合には、
再加熱部84へ送給される低温排熱風の量と、火炉68
へ二次空気として送給される低温排熱風の量を所望によ
り容易に変更することができ、廃プラスチックPの処理
量等に応じてより一層効率良く加熱溶融処理及び触媒燃
焼処理をすることができ、一層効果的である。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る廃プラス
チック処理装置は、以下の効果を有している。
【0053】請求項1記載の廃プラスチック処理方法で
は、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を熱風発
生源の熱によって再度加熱して高温排熱風とするため、
触媒燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける必要が
なく、既存の熱風発生源の熱により昇温させることがで
き、熱風発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向上す
ることができ、低コストになると共に装置が大型化する
こともない。
【0054】請求項2記載の廃プラスチック処理方法で
は、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風の一部を
熱風発生源の熱によって再度加熱して高温排熱風とする
ため、触媒燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける
必要がなく、既存の熱風発生源の熱により昇温させるこ
とができ、熱風発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を
向上することができ、低コストになると共に装置が大型
化することもない。また、廃プラスチックを溶融した後
の低温排熱風の一部を触媒燃焼させるため、全ての低温
排熱風を触媒燃焼させる場合に比べて、触媒燃焼させる
ための装置を小型化することもできる。さらに、廃プラ
スチックを溶融した後の低温排熱風の他の一部は、熱風
発生源からの高温熱風へ二次空気として送給されて再び
利用されるため、熱風発生源からの高温熱風と共に完全
燃焼が促進され、熱効率が向上して低コストにもなる。
【0055】請求項3記載の廃プラスチック処理装置で
は、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を再加熱
手段によって熱風発生源へ再び送給して熱風発生源の熱
によって再度加熱し高温排熱風とするため、触媒燃焼さ
せるために新たな加熱装置等を設ける必要がなく、既存
の熱風発生源の熱により昇温させることができ、熱風発
生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向上することがで
き、低コストになると共に装置が大型化することもな
い。
【0056】請求項4記載の廃プラスチック処理装置で
は、廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風の一部を
再加熱手段により熱風発生源へ送給してこの熱風発生源
の熱によって再度加熱して高温排熱風とするため、触媒
燃焼させるために新たな加熱装置等を設ける必要がな
く、既存の熱風発生源の熱により昇温させることがで
き、熱風発生源の熱を無駄なく利用して熱効率を向上す
ることができ、低コストになると共に装置が大型化する
こともない。また、廃プラスチックを溶融した後の低温
排熱風の一部を触媒燃焼させるため、全ての低温排熱風
を触媒燃焼させる場合に比べて、触媒燃焼させるための
装置を小型化することもできる。さらに、廃プラスチッ
クを溶融した後の低温排熱風の他の一部は、二次空気送
給手段によって熱風発生源からの高温熱風へ二次空気と
して送給されて再び利用されるため、熱風発生源からの
高温熱風と共に完全燃焼が促進され、熱効率が向上して
低コストにもなる。
【0057】請求項5記載の廃プラスチック処理装置で
は、触媒燃焼手段が熱風発生源の近傍でかつ装置機体内
に被覆された状態で配設されているため、この触媒燃焼
手段自体が熱風発生源の熱を受けて加熱され、したがっ
て新たな加熱装置等を設けることなく熱風発生源の熱を
無駄なく利用して触媒燃焼の効率を向上することがで
き、低コストになると共に装置が大型化することもな
い。また、触媒燃焼手段は装置機体内に被覆されている
ため、高温状態とされるこの触媒燃焼手段に作業者が誤
って触れることがなく、安全性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃プラスチック処理装置の全体構
成を示す断面図である。
【図2】廃プラスチック処理装置の一部破断した側面図
である。
【図3】廃プラスチック処理装置の外観図である。
【符号の説明】
10 廃プラスチック処理装置 16 粗砕部 18 予熱部 20 溶融部 22 収容部 24 熱風送給部 34 排気室 40 ブロワ(風量分配手段、二次空気送給手段) 46 送給管 48 送給管(二次空気送給手段) 50 溶融炉 68 火炉 70 バーナ 72 燃焼炉 84 再加熱部(再加熱手段) 86 触媒燃焼装置(触媒燃焼手段) P 廃プラスチック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 11/06 ZAB B29B 17/00 ZAB

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチ
    ックへ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理
    方法において、 前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を、前記
    熱風発生源の熱によって再度加熱して高温排熱風とし、
    前記高温排熱風を触媒燃焼させた後に排気することを特
    徴とする廃プラスチック処理方法。
  2. 【請求項2】 熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチ
    ックへ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理
    方法において、 前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を風量分
    配手段によって第1及び第2の低温排熱風に分配し、 前記第1及び第2の低温排熱風のうち何れか一方の低温
    排熱風を、前記熱風発生源の熱によって再度加熱して高
    温排熱風とし、前記高温排熱風を触媒燃焼させた後に排
    気すると共に、 前記第1及び第2の低温排熱風のうち何れか他方の低温
    排熱風を、前記熱風発生源からの高温熱風へ二次空気と
    して送給する、 ことを特徴とする廃プラスチック処理方法。
  3. 【請求項3】 熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチ
    ックへ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理
    装置において、 前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を前記熱
    風発生源へ再度送給して前記熱風発生源の熱により再度
    加熱して高温排熱風とする再加熱手段と、 前記再加熱手段により再度加熱された後の前記高温排熱
    風を触媒燃焼させて排気する触媒燃焼手段と、 を有することを特徴とする廃プラスチック処理装置。
  4. 【請求項4】 熱風発生源からの高温熱風を廃プラスチ
    ックへ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理
    装置において、 前記廃プラスチックを溶融した後の低温排熱風を第1及
    び第2の低温排熱風に分配する風量分配手段と、 前記風量分配手段により分配された前記第1及び第2の
    低温排熱風のうち何れか一方の低温排熱風を、前記熱風
    発生源へ再度送給して前記熱風発生源の熱により再度加
    熱して高温排熱風とする再加熱手段と、 前記再加熱手段により再度加熱された後の前記高温排熱
    風を触媒燃焼させて排気する触媒燃焼手段と、 前記風量分配手段により分配された前記第1及び第2の
    低温排熱風のうち何れか他方の低温排熱風を、前記熱風
    発生源からの高温熱風へ二次空気として送給する二次空
    気送給手段と、 を有することを特徴とする廃プラスチック処理装置。
  5. 【請求項5】 熱風発生源からの熱風を廃プラスチック
    へ送給して加熱し溶融処理する廃プラスチック処理装置
    において、 前記熱風発生源の近傍でかつ装置機体内に被覆された状
    態で配設され、前記廃プラスチックを溶融した後の排風
    を触媒燃焼させて排気する触媒燃焼手段を有することを
    特徴とする廃プラスチック処理装置。
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