JP3121661B2 - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP3121661B2 JP04025568A JP2556892A JP3121661B2 JP 3121661 B2 JP3121661 B2 JP 3121661B2 JP 04025568 A JP04025568 A JP 04025568A JP 2556892 A JP2556892 A JP 2556892A JP 3121661 B2 JP3121661 B2 JP 3121661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は店内展示品に付属させて
商品を万引き行為から保護する盗難防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の使用に際しては、店の出
入口の付近に特定周波数fの信号が輻射されており、盗
難防止装置本体には図4に示すように発音装置1と電池
2とトランジスタ3,4および受信回路5などが内蔵さ
れている。
【0003】この盗難防止装置本体は、商品に導電性の
タグコード6で取り付けられており、盗難防止装置本体
にはタグコード6が不正に取り外されたことを検出する
トランジスタ7が内蔵されている。
【0004】タグコード6による商品への具体的な取り
付け方法は、特開平2- 14398号に記載されているよう
に、スナップによる接合、押圧体による電極への押さえ
付け、またはバネ性電極による挟み込みによって、商品
に付属させられている。
【0005】この例では、接合部8aと接合部8bの間
の導通がトランジスタ7で検出されている。接合部8a
と接合部8bの間がタグコード6で導通している状態で
は、このトランジスタ7のコレクタ電位は“L”レベル
になっている。
【0006】受信回路5のコイル9とコンデンサ10の並
列共振周波数は、特定周波数fに設定されており、この
盗難防止装置の付属している商品を店外に持ち出そうと
すると、店の出入口の付近に輻射されている特定周波数
fの信号がコイル9に鎖交している期間に、受信回路5
の出力電圧レベルが上昇して、その期間にトランジスタ
4がトランジスタ3のベース電流をオンして、トランジ
スタ3を介して電池2から発音装置1に給電される。
【0007】特定周波数fの信号がコイル9に鎖交しな
くなると、受信回路5の出力電圧は低下してトランジス
タ4はオフ状態になるが、従来ではトランジスタ3のコ
レクタ電圧が帰還抵抗11を介してトランジスタ4のベー
スに印加されており、トランジスタ4はオン状態に保持
され、発音装置1が鳴り続ける。
【0008】商品に付属しているこの盗難防止装置を取
り外して店外に持ち出そうとして、タグコード6の切
断、あるいは接合部8a,8bの不正な取り外しが発生
した場合には、トランジスタ7のコレクタ電位が“H”
レベルに反転して、その期間にトランジスタ4がトラン
ジスタ3のベース電流をオンして、トランジスタ3を介
して電池2から発音装置1に給電される。発音装置1か
ら発生する警報音は図5に示すように単一の周波数信号
であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】盗難の発生時には、盗
難に遭った商品に付属させてあった盗難防止装置本体に
内蔵の発音装置1が動作して警報音を発生するが、万引
き行為をした者が盗難防止装置本体を鞄などに隠し持っ
て店から出ようとしたような場合には、鞄から外部に漏
れる警報音のレベルが小さくなって、店員がその警報音
を聞きおとす問題がある。
【0010】本発明は盗難防止装置本体を鞄などに隠し
持って店から出ようとしたような場合に、外部に漏れる
警報音のレベルが小さくても盗難の発生を店員に確実に
認識させることができる盗難防止装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、管理区域の出口付近に特定周波数の信号を輻射する
発信器を設け、検出音を増幅するとともに予め決められ
た特定周波数の信号が検出音に含まれているかどうかを
判定し、予め決められた特定周波数の信号が複数種類含
まれていることを検出して出力回路を切り換える検出装
置を設け、保護対象品に付属させられる盗難防止装置本
体には、盗難防止装置本体が保護対象品から取り外され
たことを検出する分離検出手段と、分離検出手段による
盗難防止装置本体の保護対象品からの分離または特定周
波数の前記信号を検出してセットされ、このセット状態
では複数周波数信号の多重信号を警報音として発生する
警報装置とを設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】この構成によると、盗難発生時には盗難防止装
置本体に内蔵された警報装置からは、警報音として複数
周波数信号の多重信号が発生し、店員はこの警報音から
盗難の発生を認識できる。
【0013】盗難防止装置本体を鞄などに隠し持って店
から出ようとしたような場合に、外部に漏れる警報音の
レベルが小さくなるが、検出装置のゲインを高くしてお
いて減衰した警報音を増幅して検出し、さらにその検出
音に、予め決められた特定周波数の信号が複数種類含ま
れていることを検出した場合に限って検出装置の出力状
態を切り換えるため、周囲の雑音で検出装置の出力回路
が誤動作することがない。したがって、検出装置の出力
回路で警報発生を知らせる警告灯,別の警報装置を運転
することによって、店員はこの警告灯,警報音から盗難
の発生を認識できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。なお、図4と同様の作用をなすものには、
同一の符号を付けて説明する。
【0015】本発明の盗難防止装置は図1に示すよう
に、発信器12と盗難防止装置本体13および検出装置14と
で構成されている。発信器12は発信周波数が特定周波数
fで、保護対象品が置かれている店の出入口の付近に限
って信号を輻射している。盗難防止装置本体14は従来と
同じようにタグコード6で商品に取り付けられている。
【0016】警報音を発生する警報装置15は複数周波数
信号の多重信号を警報音として発生するよう構成されて
おり、単一周波数の警報音を発生する従来の発音装置1
とはその構成が異なっている。具体的には、トランジス
タ3がオンすると警報装置15は図2(a)に示す100
Hzの第1の信号S1と図2(b)に示す2KHzの第
2の信号S2とを多重処理して図2(c)に示す第3の
信号S3を作成して、発音体16を介して第3の信号S3
を音波として発音させる。
【0017】検出装置14は、店の出入口付近に配置され
たマイクロホン17と、マイクロホン17の検出音を増幅す
る増幅器18と、増幅器18の出力に接続された第1,第2
の同期フィルタ19,20と、第1,第2の同期フィルタ1
9,20の出力に接続された第1,第2の一致性検出部2
1,22と、第1の一致性検出部21の出力と第2の一致性
検出部22の出力の論理積を検出するアンドゲート23と、
アンドゲート23の出力でスイッチングされるトランジス
タ24と、トランジスタ24でオン/オフされる警告灯25と
で構成されている。前記警報音の第3の信号S3に含ま
れている第1の信号S1の周波数を100Hz、第2の
信号S2の周波数を2KHzとした場合に、第1の同期
フィルタ19の抽出周波数成分が第1の信号S1の周波数
の100Hzに設定され、第2の同期フィルタ20の抽出
周波数成分が第2の信号S2の周波数の2KHzに設定
されている。第1の一致性検出部21は第1の同期フィル
タ19の出力の信号レベルが規定値以上の場合に出力がH
レベルに反転し、信号レベルが規定値未満の状態になる
と出力がLレベルに復帰する。第2の一致性検出部22は
第2の同期フィルタ20の出力の信号レベルが規定値以上
の場合に出力がHレベルに反転し、信号レベルが規定値
未満の状態になると出力がLレベルに復帰する。したが
って、マイクロホン17が第3の信号S3を検出した場合
にはアンドゲート23の出力がHレベルに反転してトラン
ジスタ24がオンし、警告灯25が点灯する。
【0018】このように構成したため、盗難防止装置本
体13を鞄などに隠し持って店から出ようとしたような場
合に、鞄から外部に漏れている警報音である第3の信号
S3がマイクロホン17によって検出され、増幅器18で必
要レベルにまで増幅して第1,第2の同期フィルタ19,
20を介して警告灯25が点灯状態に切り換えられる。ここ
では減衰した警報音も検出できるように増幅器18の増幅
度を大きく設定したにもかかわらず、第1,第2の同期
フィルタ19,20とアンドゲート23を設けて、周波数が1
00Hzの第1の信号S1と周波数が2KHzの第2の
信号S2の両方が含まれている場合に限って警告灯25を
点灯させるため、周囲の雑音を検出して誤動作で警告灯
25が点灯することが極めて少ない。
【0019】したがって、店員が耳で聞き取れないよう
な微弱なレベルに警報音が減衰していた場合であって
も、検出装置14が増幅して検出して警告灯25を点灯させ
るため、店員はこの警告灯25から盗難の発生を認識でき
る。
【0020】上記の実施例では検出装置14では自己保持
回路については詳細に説明されていないが、アンドゲー
ト23の出力がHレベルに反転した場合にはその後にアン
ドゲート23の出力がLレベルに復帰しても警告灯25が点
灯し続けるように構成できる。
【0021】上記の実施例では検出装置14の出力回路で
警告灯25をオン/オフしたが、警告灯に代わって警報オ
ンを発生する装置を接続しても盗難の発生を確実に報知
できる。
【0022】上記の実施例の警報装置15は連続信号の第
1の信号S1と連続信号の第2の信号S2とを多重して
図2(c)に示す第3の信号S3を警報音として発音し
たが、これは図3(a)(b)に示す信号を図3(c)
に示すように合成してトーンバースト信号を作って警報
音S3とした場合も同様である。
【0023】上記の各実施例では第1の信号S1の周波
数は第2の信号S2よりも低い周波数であったが、第1
の信号S1の周波数を第2の信号S2よりも高い周波数
にしたり、第2の信号S2を可聴周波数に設定し、第1
の信号S1を超音波周波数に設定することもできる。
【0024】上記の各実施例では警報音が2つの周波数
信号の合成で構成したが、3以上の周波数信号の合成で
警報音を構成し、検出装置において3以上の特定周波数
の信号が含まれていることを検出して出力回路を切り換
えるように構成することによって信頼性がさらに向上す
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によると、管理区域
の出口付近に特定周波数の信号を輻射する発信器を設
け、検出音を増幅するとともに予め決められた特定周波
数の信号が検出音に含まれているかどうかを判定し、予
め決められた特定周波数の信号が複数種類含まれている
ことを検出して出力回路を切り換える検出装置を設け、
保護対象品に付属させられる盗難防止装置本体には、盗
難防止装置本体が保護対象品から取り外されたことを検
出する分離検出手段と、分離検出手段による盗難防止装
置本体の保護対象品からの分離または特定周波数の前記
信号を検出してセットされ、このセット状態では複数周
波数信号の多重信号を警報音として発生する警報装置と
を設けたため、盗難防止装置本体を鞄などに隠し持って
店から出ようとしたような場合に、外部に漏れる警報音
のレベルが小さくなるが、検出装置のゲインを高くして
おいて減衰した警報音を増幅して検出し、警告灯,別の
警報装置を運転することによって、店員はこの警告灯,
警報音から盗難の発生を認識できる。
【0026】また、検出装置は検出音に、予め決められ
た特定周波数の信号が複数種類含まれていることを検出
した場合に限って出力回路が切り換わるため、周囲の雑
音で検出装置の出力回路が誤動作することが極めて少な
い信頼性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止装置の構成図である。
【図2】同装置の盗難防止装置本体に内蔵されている警
報装置の波形図である。
【図3】別の実施例の警報音の波形図である。
【図4】従来の盗難防止装置本体の構成図である。
【図5】従来の警報音の波形図である。
【符号の説明】
1 発音装置 2 電池 5 受信回路 6 タグコード 7 トランジスタ〔分離検出手段〕 12 発信器 13 盗難防止装置本体 14 検出装置 15 警報装置 17 マイクロホン 18 増幅器 19 第1の同期フィルタ 20 第2の同期フィルタ 23 アンドゲート 25 警告灯 S1 第1の信号 S2 第2の信号 S3 警報音
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/14 - 13/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理区域の出口付近に特定周波数の信号
    を輻射する発信器を設け、検出音を増幅するとともに予
    め決められた特定周波数の信号が検出音に含まれている
    かどうかを判定し、予め決められた特定周波数の信号が
    複数種類含まれていることを検出して出力回路を切り換
    える検出装置を設け、保護対象品に付属させられる盗難
    防止装置本体には、盗難防止装置本体が保護対象品から
    取り外されたことを検出する分離検出手段と、分離検出
    手段による盗難防止装置本体の保護対象品からの分離ま
    たは特定周波数の前記信号を検出してセットされ、この
    セット状態では複数周波数信号の多重信号を警報音とし
    て発生する警報装置とを設けた盗難防止装置。
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