JP3121299U - クリップ式ホッチキス - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の一般的なホッチキスでは、針の針部が互いに内側に折曲させて書類を綴じるため、書類を開放するときには、針部を指先で折り返してから、針を抜き書類を開放していた。
しかし、この際には往々にして書類を破損させたりして非常に面倒であった。
そこで、本考案は、従来のホッチキス針を使用して、書類を従来通り強く綴じられると共に、更に、書類がクリップで綴じられた如く一枚づつ開放出来、更に、針を書類から容易に抜くことができるホッチキスを提供するものである。
【解決手段】 両側に針部を有する略コ字状に形成された針をセットする部材とセットされた針を一本ずつ打込む部材と打込まれた針を受ける部材から成るホッチキスにおいて、前記針を受ける部材の針受座の溝の形状が、前記針の一方の針部が内側に他方の針部が外側に折曲するように溝が形成されえていることを特徴としたクリップ式ホッチキス。
【選択図】図１

Description

本考案は、ホッチキス針で綴じられた書類が、クリップで留められた如く、書類が開放されることを特徴としたクリップ式ホッチキスに関するものである。

従来の一般的なホッチキスでは、針の針部が互いに内側に折曲させて書類を綴じるため、書類を開放するときには、針部を伸ばしてから、針を抜き書類を開放していた。
しかし、この際には往々にして書類を破損させたりして非常に面倒であった。
このために、特開２０００−３１７８６０号の如くホッキス針の両針部を相反する方向に円弧状に屈曲させたり、又は、両針部とも外側の折曲するホッチキスが提案されているが。 クリップのように容易に書類を開放されるまでには至っていない感がする。

そこで、本考案は、従来のホッチキス針を使用して、書類を従来通り強く綴じると共に、更に、クリップで留めた如く一枚或いは複数枚の書類を開放出来、更に、針を書類から容易に抜くことができるホッチキスを提供するものである。

本考案の手段は、
両側に針部を有する略コ字状に形成された針をセットする部材とセットされた針を一本ずつ打込む部材と打込まれた針を受ける部材から成るホッチキスにおいて、前記針を受ける部材の針受座の溝の形状が、前記針の一方の針部が内側に他方の針部が外側に折曲するように溝が形成（以下、本針受座を新規な針受座ともいう。）されえていることを特徴としたクリップ式ホッチキスと、
更に、上記の様な新規な針受座に両針部が内側に折曲する針受座等（以下、従来の針受座ともいう。）をも取り付け可能に手段を講じ、この両針受座を選択して使用可能にしたことを特徴としたクリップ式ホッチキスとを提供する。
尚、従来の針受座の範疇には、針が全て内側に折り曲げる針受座とか、全て外側に折り曲げる針受座や互い相反して円弧状の屈曲した針受座等をいう。特に限定しない。

上記の様に新規な針受座と従来の針受座とを取り付ける手段としては、
（１）各針受座を針受け部材に嵌め込み構造にして脱着可能にし、必要な針受座を嵌め 込む手段とか、
（２）図３に示すように新規な針受座（４）と従来の針受座（５）とを一体化して、軸 支（８）して回動させて使い分ける手段とか、
（３）新規な針受座（４）と従来の針受座（５）、（６）とを一体化して前後又は左右 に移動させて使い分ける手段とがある。図４は左右に移動さす構造を示す。

本考案の新規な針受座を有するホッチキスを使用することによって、打ち込まれた針部が同じ方向に折り曲げているので、一枚或いは数枚書類を針が折曲している方向に引けば、クリップで留められているように針から容易に外れます。
本考案の最大の特徴とするところは、上述のようにホッチキスで綴じた書類がプリップで留められている如く綴じられているところである。
又、請求項２記載のホッチキスを使用すれば、一台のホッチキスで従来の綴じ方と、本は考案の新規な綴じ方とが出来る特有の効果がある。

本考案の最良の形態を図に基づき説明する。
請求項１記載の本考案のホッチキスを図１に示す。
クリップ式ホッチキスは針（７）を打ち込む針打ち部材（１）と、針をセットする針セット部材（２）と、打ち込まれた針の針部（７ａ，７ｂ）を受ける部材（３）に針受座（４）装着した。
前記針受座（４）には針部の（７ａ）が内側に折り曲げるための溝（４ａ）を、針部の（７ｂ）が外側に折曲げるための溝（４ｂ）を形成した。
図２は本考案を使用して書類を綴じた針部の断面図を示す。針は同じ方向に折り曲げられている。

請求項２記載の本考案の実施例を図３に示す。
上記の新規な針受座（４）に従来の両方の針部（７ａ）（７ｂ）を内側に折り曲げる針受座（５）とを一体化して、該一体化した針受座を軸支（８）して回動させて前記（４）、（５）の受座を選ぶ構造である。軸には巻き線バネ（１１）が装着し付勢されている。
又、該一体化した受座には受座を持ち上げる摘み部（４ｃ）を設けた。
図４は、新規な針受座（４）と従来の針受座（５）に更に従来の相反する方向に円弧状に屈曲する針受座（６）を一体化しスライド孔（９）内を左右に移動させ、位置決めしてストッパ（１０）で止める構造を示す。ストッパ（１０）軸には巻き線バネ（１１）が装着し付勢されている

請求１記載の考案の実施例を示す斜視図である。 本考案のクリップ機能付きホッチキスで綴じた書類を示す断面図である。 請求項２記載の考案の実施例を示す斜視図である。 請求項２記載の考案の実施例を示す斜視図である

符号の説明

１ 針打ち部材
２ 針セット部材
３ 針受け部材
４ 本考案の針受座
４ａ 針部を内側に折り曲げる溝
４ｂ 針部を外側に折り曲げる溝
４ｃ 摘み部
５ 従来の針受座
５ａ 従来の針を内側に折り曲げる溝
６ 従来の相反する方向に円弧状に屈曲する針受座
７ 針
７ａ 針部
７ｂ 針部
８ 軸支
９ スライド孔
１０ ストッパ
１１ バネ
１２ 書類

Claims (2)

1. 両側に針部を有する略コ字状に形成された針をセットする部材とセットされた針を一本ずつ打込む部材と打込まれた針を受ける部材から成るホッチキスにおいて、前記針を受ける部材の針受座の溝の形状が、前記針の一方の針部が内側に他方の針部が外側に折曲するように溝が形成されえていることを特徴としたクリップ式ホッチキス。
2. 請求項１記載のクリップ式ホッチキスに、前記針の両針部が内側に折曲するように溝が形成された針受座や又は相反する方向に円弧状に屈曲する針受座等をも取り付け可能に手段を講じられていることを特徴としたクリップ式ホッチキス。

Images