JP3119998U - 綴じ込みホルダー装着機構を備えたステープラー - Google Patents

Abstract

【課題】綴じ込みホルダーを装着し、保持する機構を備え、綴じ込む奥行きの位置設定が容易にできるステープラーを提供する。
【解決手段】ステープラーの基板Ｃの先端部分に挟持部Ｂを設ける。そして挟持部Ｂの先端を鉤状３、３’にした挟持片２、２’を設け、さらに挟持部Ｂが基板Ｃの主軸１方向にスライドできる構造にする。
【選択図】図３

Description

本考案は、ステープラーで束ねた用紙を綴じる場合、綴じられた部分を補強するために［図２］に示すように軟質な可撓性のフイルムをＶ字形に折り曲げた形状の綴じ込みホルダーＡに用紙Ｄを差し入れ［図４］に示すようにステープラーで綴じ込むとよい。この綴じ込み作業を容易にまた簡略化するための機能を備えた、新規のステープラーに関する。

従来から、用紙を綴じる場合は用紙に直接ステープラーで綴じていた。

綴じ込みホルダーＡを使用して束ねた用紙を綴じる場合は、予め束ねた用紙に綴じ込みホルダーＡを挟み込み、そして綴じ込みホルダーＡの一端を手の指で摘み、挟み込んだ用紙と共に挟持して、さらに綴じ込む奥行きの位置はステープラー本体の移動によって決め、ステープラーで綴じていた。この一連の綴じ込み作業を容易にまた簡略化して、さらに正確に用紙を綴じることを課題とする。

この課題を解決するため、ステープラー［図１］の基板Ｃの先端に挟持部Ｂを設ける、そして挟持部Ｂに先端を鉤状３にした挟持片２を設け、さらに［図６］に示すように挟持部Ｂの両端内側に溝６、６’を設け、［図３］に示すように挟持部Ｂが基板Ｃに沿って主軸１方向にスライドできる構造にすることで解決する。

本考案により、このステープラーを使用して用紙を綴じる場合、予め綴じ込みホルダーＡを［図５］に示すように挟持部Ｂの挟持片２、２’に沿って差し入れ鉤３、３’で綴じ込みホルダーＡの先端を引っ掛け、綴じ込みホルダーＡを装着し保持する、そして束ねた用紙を綴じ込みホルダーＡの開口５へ挿入する、さらに［図３］に示すように挟持部Ｂを基板Ｃの主軸１方向へのスライド調整で用紙の綴じ込む奥行きの位置を決めステープラーで綴じると［図４］に示すように用紙Ｄのずれがなく、また綴じ込む奥行きの位置の設定も容易にでき、しかも連続して用紙を綴じても絶えず一定の位置に針４が綴じこまれステープラーによる一連の綴じ込み作業が容易に簡単にできる。また、綴じ込みホルダーを使用しない通常の綴じ込みでも挟持部Ｂをスライド調整することで挟持部Ｂに用紙を差し入れてもストッパー機能があり、用紙の綴じ込む奥行きの位置が一定するため連続した綴じ込み作業が容易にできる。

本考案に係るステープラーは、ステープラー［図１］の基板Ｃの先端部分に綴じ込みホルダーＡを装着し保持する挟持部Ｂを設ける。そして挟持部Ｂには［図６］に示すように先端を鉤状３、３’にした挟持片２、２’を設け、さらに挟持部Ｂの両端内側に溝６、６’を設けることで［図３］に示すように挟持部Ｂが基板Ｃに沿って主軸１方向にスライドできる構造にする。

ステープラーの側面図である。 綴じ込みホルダーの斜視図である。 挟持部が主軸方向へ基板に沿ってスライドした状態のステープラーの側面図である。 綴じ込みホルダーを使用して束ねた用紙を綴じ込んだ状態の省略図で、斜視図である。 ステープラーの基板部分の省略図で、挟持部に綴じ込みホルダーを装着し保持した状態の斜視図である。 挟持部の両端内側に溝を設けた図で、斜視図である。

符号の説明

Ａ 綴じ込みホルダー
Ｂ 挟持部
Ｃ 基板
Ｄ 用紙
１ 主軸
２ ２’ 挟持片
３ ３’ 鉤
４ 綴じ込まれた針
５ 開口
６ ６’ 溝

Claims (2)

1. ステープラーの基板の先端部分に綴じ込みホルダーを装着し保持する機能をもつ挟持部を設けたことを特徴とするステープラー。
2. ステープラーの挟持部が基板に沿って主軸方向にスライドできる構造にした、請求項１記載のステープラー。

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