JP3121241B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3121241B2
JP3121241B2 JP07244070A JP24407095A JP3121241B2 JP 3121241 B2 JP3121241 B2 JP 3121241B2 JP 07244070 A JP07244070 A JP 07244070A JP 24407095 A JP24407095 A JP 24407095A JP 3121241 B2 JP3121241 B2 JP 3121241B2
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宏 神谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナに燃焼用空
気を通風する通風手段と、前記燃焼用空気の実通風量を
検出する通風量検出手段と、前記バーナに供給される燃
料供給量に対応した適正通風量を設定する適正通風量設
定手段と、前記通風量検出手段の検出通風量が前記適正
通風量になるように前記通風手段を制御する制御手段と
が備えられている燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の燃焼装置は、通風量検出手段
にて検出される実通風量が適正通風量になるように通風
手段を制御することで、通風経路の状況にかかわらず、
常に適正な通風量を確保できるようにしたものである。
つまり、適正通風量になるように通風手段が制御されて
いる場合であっても、通風経路の詰まり等に起因して、
実通風量が適正通風量とは異なった値になるおそれがあ
るが、実通風量の検出情報に基づいて、通風手段を制御
することにより、確実に通風量を適正な状態に維持でき
るのである。
【0003】ところで、この種の燃焼装置において、従
来では、前記通風量検出手段が故障等によって動作異常
に陥ったような場合には、通風量の検出が適正に行えな
いものになり、その結果、バーナに対する通風量が適正
通風量に制御できず、不完全燃焼やバーナの着火ミス等
を起こすおそれがあることから、このように、通風量検
出手段が故障等によって動作異常に陥ったときは、燃焼
動作を強制的に停止させて、使用上の安全性を確保する
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、通風量検出手段が動作異常になると、強制
的に燃焼動作を停止させることで、上述したような使用
上の安全性を確保することはできるものの、このような
動作異常は、燃焼装置を使用している使用者にとって予
測できない事態であることから、予測できない状態で燃
焼動作が強制的に停止することにより、使い勝手が悪い
ものとなる不利があった。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、通風量検出手段に動作異常が発
生した場合であっても、安全性を確保しながら、使用上
の利便性を向上させる点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、動作異常判別手段によって、通風量検出手
段が動作異常であるか否かが判別され、この動作異常判
別手段により、動作異常であることが判別されていない
状態において、検出通風量が適正通風量になるように、
動作状態を補正するための通風手段の制御用補正情報
が、記憶手段にて記憶されるのである。そして、動作異
常判別手段により、通風量検出手段が動作異常であるこ
とが判別されると、制御手段は、前記制御用補正情報に
基づいて、通風手段を制御する仮運転制御を実行するこ
とになる。
【0007】つまり、通風量検出手段が動作異常になる
前においては、正常な通風量制御が実行されていたもの
と推定できるので、このように正常な通風量制御が実行
されていたものと推定される状態において、制御用補正
情報を記憶させておいて、通風量検出手段が動作異常に
なった後は、この記憶された制御用補正情報に基づいて
通風手段を制御させることで、極力、適正通風量に維持
される状態で通風作動を継続させることができるのであ
る。
【0008】その結果、通風量検出手段に動作異常が発
生した場合であっても、適正通風量に維持される安全な
状態で、通風作動を継続させることができ、使用上の利
便性を向上させることが可能となった。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、適正
状態判定手段によって前記制御用補正情報を記憶するに
適した適正状態であるか否かが判定され、この適正状態
判定手段によって適正状態と判定されると、記憶手段
は、前記制御用補正情報を記憶するように構成されてい
るから、記憶値として適正な情報が記憶されることにな
り、その結果、適正では無い状態、例えば、突発的な外
部の強風等に起因して、実通風量が異常に少ない状態
で、過大な制御用補正情報が誤って記憶される等の不利
がない状態で適正な値が記憶されることになり、前記仮
運転制御における通風動作が適正な通風量で行われるこ
とになる。
【0010】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
通風手段の作動状態値を検出する作動状態値検出手段が
設けられ、前記適正状態判定手段は、前記通風量検出手
段による検出値と、前記適正通風量との偏差が設定量以
下であり、且つ、前記作動状態値検出手段により検出さ
れる前記作動状態値の変動量が設定量以内である状態
が、設定時間以上継続すると、前記制御用補正情報を記
憶するに適した状態であると判定するように構成されて
いるから、前記偏差が設定量以下である状態、即ち、実
通風量が適正通風量に等しいか又はほぼ等しい適正通風
状態であり、且つ、検出される作動状態値の変動量が設
定時間以上にわたって設定量以内である状態、つまり、
外乱等による影響を受けずに通風手段の作動が安定して
いる状態において、前記制御用補正情報を記憶するの
で、記憶値として常に適正な通風状態に対応する値が記
憶されることになる。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記
適正状態判定手段は、前記バーナが非燃焼状態であると
きに、所定の基準通風量になるように前記通風手段を作
動させた状態において、前記通風量検出手段による検出
通風量の変動量が設定量以下である状態が設定時間以上
継続すると、前記制御用補正情報を記憶するに適した状
態であると判定するように構成されているから、バーナ
の燃料供給量の変化等に起因した通風量の変動が生じな
い状態で、且つ、検出通風量が変動の少ない安定した通
風作動状態において、制御用補正情報が記憶されること
になる。
【0012】請求項5に記載の特徴構成によれば、適正
状態判定手段は、バーナが非燃焼状態であるときに、所
定の基準作動状態値になるように通風手段を作動させた
状態において、通風量検出手段による検出通風量の変動
量が設定量以下である状態が設定時間以上継続すると、
制御用補正情報が適正であると判定するように構成され
ているから、バーナの燃料供給量の変化等に起因した通
風量の変動が生じない状態で、且つ、実際の通風量の変
動が少ない安定した状態で制御用補正情報が記憶される
ことになる。しかも、変動量を判定する対象が通風量の
みで済むから、通風量と作動状態値の両方の変動状態を
判定する場合に較べて、制御構成が簡単になる。
【0013】請求項6に記載の特徴構成によれば、記憶
手段は、前記動作異常判別手段により、前記動作異常で
あることが判別されていない状態において、そのときの
前記通風手段の検出作動状態値と、前記基準通風量に対
応して設定された設定作動状態値とに基づいて求められ
る前記制御用補正情報を記憶するように構成されている
から、通風量検出手段が正常に動作して、実通風量が基
準通風量に維持されている状態で、検出作動状態値(検
出値)と設定作動状態値(基準値)とに基づいて求めら
れる制御用補正情報が適切な値として記憶されることに
なる。
【0014】請求項7に記載の特徴構成によれば、記憶
手段は、前記動作異常判別手段により、前記動作異常で
あることが判別されていない状態において、そのときの
通風量検出手段の検出通風量と、基準作動状態値に対応
して設定された基準通風量とに基づいて、制御用補正情
報を算出するように構成されているから、通風量検出手
段が正常に動作して、検出作動状態値が基準作動状態値
に維持されている状態で、検出通風量(検出値)と基準
通風量(基準値)とに基づいて求められる制御用補正情
報が適切な値として記憶されるのである。
【0015】請求項8に記載の特徴構成によれば、動作
異常判別手段により通風量検出手段が動作異常であるこ
とが判別されると、制御手段が、報知手段による報知作
動を実行して異常を報知するように構成されているか
ら、通風量検出手段が動作異常になったことを使用者が
認識することができ、このような動作異常が発生してい
ることを知らずに、その後も使用を継続するといった不
利を未然に回避して、通風量検出手段の修理、交換等の
対策をとることができる。
【0016】請求項9に記載の特徴構成によれば、制御
手段は、動作異常判別手段により、通風量検出手段が動
作異常であることが判別された時点から、燃焼時間積算
手段によるバーナの燃焼時間の積算を開始させ、燃焼時
間積算手段による積算時間が、設定時間を越えると、仮
運転制御を停止させるように構成されているから、仮運
転制御が実行される時間を設定時間に限ることで、通風
量検出手段が動作異常を起こしている異常状態で、長時
間にわたって燃焼動作を継続することを未然に阻止し
て、長時間の燃焼動作の継続に起因して不完全燃焼を起
こす等の不利を未然に回避することができる。
【0017】請求項10に記載の特徴構成によれば、前
記バーナに供給される燃料供給量に対応した前記通風手
段の基本作動状態値を設定する基本作動状態値設定手段
が備えられ、前記制御手段は、通風開始指令に伴って、
前記作動状態値検出手段により検出される作動状態値が
前記基本作動状態値になるように前記通風手段を制御
し、その後、前記通風量検出手段の検出通風量が前記適
正通風量になるように前記通風手段を制御するように構
成されている。従って、正常な動作において、通風手段
の作動開始時には、作動状態値が前記基本作動状態値に
なるように制御されることで、通風手段の作動立ち上が
り時間を極力早くさせ、しかも、その後は、通風量検出
手段の検出通風量が前記適正通風量になるように前記通
風手段を制御することで、通風経路の状況にかかわら
ず、常に適正な通風量を確保できるものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における燃焼装置に
ついて説明する。図1に燃焼装置の一例としての給湯装
置が示されている。この給湯装置は、水を加熱して給湯
する給湯部K、この給湯部Kを動作を制御する制御部
H、制御部Hに制御情報を指令するリモコン操作部Rと
を備えて構成されている。尚、給湯部K及び制御部H
は、室外に設置される給湯器本体ケース内に備えられ、
リモコン操作部Rは、室内の例えば台所等に設置され
る。
【0019】前記給湯部Kは、燃焼室1内にガス燃焼式
のバーナ2、このバーナ2により加熱される熱交換器
3、バーナ2に点火するイグナイタ4、バーナ2に着火
されたか否かを検出する燃焼状態検出手段としてのフレ
ームロッド5等が設けられ、又、バーナ2に対して燃焼
用空気を通風すると共に、その通風量を変更調整自在な
通風手段としてのファン6が備えられている。尚、ファ
ン6は図示しないモータにより駆動される構成であり、
その実回転数(作動状態値の一例)を検出する作動状態
値検出手段としての回転数センサ7が備えられている。
【0020】前記熱交換器3には、水が供給される入水
路8及び図示しない給湯栓に出湯する出湯路9が夫々接
続され、入水路8には通水量が設定水量を越えるとON
し、設定水量を下回るとOFFする水流スイッチ10が
設けられ、出湯路8には出湯温度を検出する出湯温サー
ミスタ11が設けられている。更に、バーナ2に対する
燃料供給路12には電磁操作式の開閉弁13と、燃料供
給量を変更調整自在な電磁操作式のガス比例弁14とが
設けられている。
【0021】そして、ファン6による通風量を検出する
通風量検出手段としての風量センサ15が設けられてい
る。この風量センサ15は、ファン6による通風路にお
けるバーナ2の上手側箇所に一端を開口させると共に、
ファン6による通風に伴って前記一端を開口させた箇所
との間に圧力差を発生するバーナ2の下手側箇所に、他
端を開口させた連通管15aと、この連通管15aの内
部の気流に対する流速計15bとを備えて構成されてい
る。流速計15bは、空気の流速に応じて抵抗値が変化
する測温抵抗体を用いてその抵抗値変化に基づいて流速
を計測する構成となっている。
【0022】前記リモコン操作部Rは、制御部Hに対し
て通信可能に接続されており、制御部Hに給湯運転の開
始・停止を指令する運転スイッチ16、目標給湯温度を
設定して制御部Hに指令する温度設定スイッチ17、給
湯温度等を表示する表示部18、後述するような異常を
表示する報知手段としての異常表示ランプ20等が備え
られている。
【0023】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、前記水流スイッチ10、出湯温サーミ
スタ11、風量センサ15、フレームロッド5等の各検
出手段の検出情報並びにリモコン操作部Rの制御情報が
入力され、これらの情報に基づいて、前記開閉弁13、
ガス比例弁14、ファン6、イグナイタ4等の動作を制
御するように構成されている。又、制御部には、後述す
るような制御用補正情報を記憶するための記憶手段とし
ての不揮発性のメモリ(EEPROM)19が接続され
ている。
【0024】そして、この制御部Hには、検出出湯温
度、目標給湯温度等に基づいてバーナ2の燃料供給量I
pを求めて、ガス比例弁14を調整するガス量制御手段
100、燃料供給量Ipに対応した適正通風量を設定す
る適正通風量設定手段101、燃料供給量Ipに対応す
る目標回転数(基本作動状態値の一例)を設定する目標
回転数設定手段102、通風開始指令に伴って、回転数
センサ7により検出されるファン回転数(作動状態値の
一例)が前記目標回転数になるように、ファン6を制御
し、その後、風量センサ15により検出される検出通風
量が前記適正通風量になるようにファン6を制御する制
御手段としてのファン制御手段103、風量センサ15
が動作異常であるか否かを判別する動作異常判別手段1
04、後述するような補正値を記憶するに適した適正状
態であるか否かを判定する適正状態判定手段105、バ
ーナ2の燃焼時間を積算する燃焼時間積算手段106の
夫々が制御プログラム形式で備えられている。
【0025】そして、ファン制御手段103は、動作異
常判別手段104により、風量センサ15が動作異常で
あることが判別されていない状態において、検出通風量
が前記適正通風量になるように、目標回転数を補正する
ための補正値(制御用補正情報の一例)をメモリ19に
記憶させると共に、動作異常判別手段104により、風
量センサ15が動作異常であることが判別されると、フ
ァン回転数が、前記メモリ19に記憶されている補正値
にて補正された補正目標回転数になるように、ファン6
を制御する仮運転制御を実行するように構成されてい
る。
【0026】又、前記適正状態判定手段105は、風量
センサ15による検出値と、適正通風量との偏差が設定
量以下であり、且つ、回転数センサ7により検出される
ファン回転数の変動量が設定量以内である状態が、設定
時間以上継続すると、前記補正値を記憶するに適した状
態であると判定するように構成され、前記ファン制御手
段103は、適正状態判定手段105によって適正状態
と判定されると前記補正値をメモリ19に記憶させるよ
うに構成されている。
【0027】動作異常判別手段104は、風量センサ1
5における前記流速計15bが、例えば、断線あるいは
短絡故障したような場合や、その出力値が得られないか
又は全く変化しないような場合に、風量センサ15の動
作異常であると判別するように構成されている。
【0028】次に、図4、図5に示す制御フローチャー
トに基づいて、制御部Hの動作について説明する。運転
スイッチ16がON操作された状態で通水が開始され水
流スイッチ10がONすると、バーナ2への点火動作を
開始する(ステップ1〜4)。つまり、ファン6を起動
して点火用の風量にて作動させ、開閉弁13及びガス比
例弁14を開弁させて点火用の燃料供給量をバーナ2に
供給すると共に、イグナイタ4による点火を開始し、フ
レームロッド5により点火が確認されると、イグナイタ
4による点火を停止する。そして、検出出湯温度や目標
給湯温度等の情報に基づいて燃料供給量Ipが算出さ
れ、燃料供給量がこの算出された値になるようにガス比
例弁14が制御され(ステップ5)、それに併せて、フ
ァン6を適正通風量になるように制御する。このファン
制御は、先ず、図2に示すように、予め設定され記憶さ
れている燃料供給量Ipに対する適正通風量の特性に基
づいて、そのときの燃料供給量Ipに対する適正通風量
S を求めて設定しておいて、図3に示すように、予め
設定され記憶されている燃料供給量Ipに対するファン
6の目標回転数の変化特性に基づいて、そのときの燃料
供給量Ipに対する目標回転数rs を求め、回転数セン
サ7により検出される検出回転数がこの目標回転数rs
になるようにファン6の作動を制御する(ステップ
6)。
【0029】そして、風量センサ15により実通風量q
r を検出して、この検出通風量qrと適正通風量qS
に基づいて補正係数を算出する(ステップ7,8)。具
体的には、下記式〔数1〕にて補正係数kを算出する。
【0030】
【数1】k=qS /qr
【0031】次にファン6の目標回転数rs に前記補正
係数kを掛けて補正し、回転数センサ7にて検出される
検出回転数がその補正回転数になるようにファン6を制
御して(ステップ9)、実際の通風量が適正な通風量に
なるようにファン回転数を制御する。検出回転数が補正
回転数になると、その後は、検出通風量qr と適正通風
量q S との偏差に基づいて、この偏差が小さくなるよう
にファン回転数をフィードバック制御する(ステップ1
0,11)。前記偏差が設定量以下にまで小さくなった
ことが確認されると、ファン6による通風状態が安定し
ているか否かが判断される。つまり、回転数センサ7に
て検出される検出回転数の変動量が設定量以下である状
態が、設定時間(10秒間)以上継続したか否かが判断
され(ステップ13,14)、通風状態が安定しており
補正値を記憶するのに適正な状態であると判断すれば、
そのときの検出回転数rt と、前記目標回転数rS とに
基づいて補正値Kc(=rt /rS )が算出され、メモ
リ19に記憶保持させる(ステップ15)。尚、このよ
うな記憶動作は、上述したような条件(ステップ12〜
14が満たされると、その都度、書換え記憶され、常に
最新の値が記憶されるようになっている。
【0032】その後、目標給湯温度の変更等により燃料
供給量Ipが変更されると、ステップ5に戻り、その変
更された燃料供給量に基づいて制御が実行される(ステ
ップ16)。
【0033】そして、このようなバーナ2の燃焼作動が
行われている途中で、動作異常判別手段104により、
風量センサ15が動作異常であることが判別されると、
燃焼時間積算手段106による積算が開始され、異常表
示ランプ20を点灯して異常状態が発生したことを報知
し(ステップ17,18,19)、バーナ2の燃焼を停
止させることなく、上述したような通風量検出情報に基
づくフィードバック制御に代えて、前記メモリ19に記
憶されている補正値Kcにて目標回転数rS を補正した
仮運転回転数RT (=rS ×Kc)になるようにファン
6を制御する(ステップ20)。この制御が仮運転制御
に相当する。つまり、図3に破線にて示すように、燃料
供給量に応じて、風量センサ15が正常に動作していた
ときの通風量検出情報(記憶された補正値)に基づい
て、補正された回転数でファン6が制御されることにな
る。
【0034】尚、ファン6の制御回転数が予め定められ
た上限値(例えば4200rpm)を越える場合は、動
作異常であるとして、バーナの燃焼動作及びファンの通
風動作を停止させるようになっている。
【0035】上述したような仮運転制御が開始された
後、バーナ2の燃焼積算時間が20時間を越えると、仮
運転制御を停止して、バーナ2の燃焼を停止させると共
に、ファン6を停止させて、例えば、給湯器本体側に備
えられる図示しない電源スイッチの入切操作や、あるい
は、別途メンテナンススイッチが設けられる場合はその
メンテナンススイッチのON操作等のリセット動作が行
われるまで、燃焼を停止して異常を報知する状態を維持
するようになっている(ステップ22〜25)。
【0036】尚、ステップ17にて動作異常と判定され
ない場合は、給湯栓の閉じ操作により水流スイッチ10
がOFFされるとバーナ2の燃焼を停止すると共に、設
定時間後にファン6の作動を停止して、給湯運転待機状
態に戻る(ステップ17,26,27,28)。尚、前
記仮運転制御が実行されている途中で水流スイッチ10
がOFFすると、ステップ27に移行する(ステップ2
1)。従って、前記燃焼積算時間が20時間を越えるま
では、次回の燃焼動作時には仮運転制御が実行されるよ
うになっている。又、運転開始時に、動作異常判別手段
104により、風量センサ15が動作異常であることが
判別されると(ステップ3)、メモリ19に補正値Kc
が記憶されているか否かを判断し(ステップ30)、記
憶されていなれば、上述したようなリセット動作がある
まで燃焼動作が開始できないようになっている(ステッ
プ31)。補正値Kcが存在するときは、ステップ4に
移行して、同様な処理が実行され、ステップ17におい
て動作異常が判別されることになる。
【0037】〔別実施形態〕 (1)前記補正値の記憶動作は、バーナが燃焼している
ときに行うものに代えて、バーナの燃焼が停止した後に
行う構成としてもよい。又、検出通風量が適正通風量に
なるようにファン6を作動させた状態で、検出回転数と
目標回転数とに基づいて前記補正値を算出するものに代
えて、所定の基準回転数になるようにファン6を作動さ
せた状態で、検出通風量と基準通風量とに基づいて補正
値を算出するものとしてもよい。更に、前記補正値を記
憶するに適した適正状態であるか否かを判定する適正状
態判定手段105として、上述したように、風量センサ
15による検出値と、適正通風量との偏差が設定量以下
であり、且つ、回転数センサ7により検出されるファン
回転数の変動量が設定量以内である状態が、設定時間以
上継続すると、前記補正値を記憶するに適した状態であ
ると判定するものに代えて、バーナが非燃焼状態である
ときに、所定の基準通風量になるようにファン6を作動
させた状態において、風量センサ15による検出通風量
の変動量が設定量以下である状態が設定時間以上継続す
ると、前記補正値Kcを記憶するに適した状態であると
判定するように構成するものでもよい。
【0038】例えば、図6、図7に示すように、上述の
実施形態と同様なファン制御が実行されてバーナ燃焼が
実行され(ステップ1〜16)、水流スイッチ10のO
FFによりバーナ2の燃焼が停止すると共に、ファン6
の作動が停止した後に、バーナ2の燃焼停止から5時間
が経過した後に、所定の基準回転数(2500rpm)
になるようにファン6を回転作動させ(ステップ17,
18)、風量センサ15による通風量検出を行いなが
ら、通風量が安定しているか否かを判別する(ステップ
19,20)。つまり、検出通風量の変動量が設定量以
下である状態が設定時間(例えば10秒間)以上継続し
た場合に、通風量が安定していると判別する。尚、通風
量が安定しない状態が5分間継続した場合には、そのま
まファン6の作動を停止させる(ステップ21,2
3)。
【0039】通風量が安定していると判別されると、基
準回転数に対応する基準通風量QSTと、そのときの検出
通風量Qtrとに基づいて補正値Kc(=QST/Qtr)を
算出して、前記メモリ19に書き込み記憶させて(ステ
ップ22)、ファン6を停止させる(ステップ23)。
【0040】そして、燃焼運転が開始され、バーナ2が
燃焼している途中で風量センサ15の動作異常が判別さ
れると、上記実施形態と同様に、前記メモリ19に記憶
されている補正値Kcにて目標回転数rS を補正して、
その補正回転数に基づいてファン6を制御する(ステッ
プ24〜31)のである。
【0041】尚、この実施形態においては、バーナ2の
燃焼停止からの経過時間は5時間に限らず、経過時間は
適宜変更でき、又、バーナ2の燃焼停止後、速やかに上
述の記憶処理を実行してもよい。
【0042】(2)上述の各実施形態では、前記仮運転
制御の実行が開始された後、バーナの燃焼積算時間が設
定時間を越えると、バーナの燃焼を停止させる構成とし
たが、このような構成に代えて、前記設定時間が超える
と、警報ブザーや警報ランプ等の警報手段を作動させ
て、そのことを報知させるようにしてもよい。又、前記
仮運転制御の実行が開始された後に燃焼時間を積算する
構成に代えて、例えば、バーナの点消火の回数が設定回
数に達した場合や、バーナの燃焼量の積算値が設定値に
達した場合に、バーナの燃焼を停止させたり、警報手段
を作動させるような構成としてもよい。
【0043】(3)上述の各実施形態では、燃焼作動開
始時におけるファン制御(図4及び図6のステップ6)
では、例えば、図3に示すように、予め設定され記憶さ
れている燃料供給量Ipに対するファンの目標回転数の
変化特性に基づいて、そのときの燃料供給量Ipに対す
る目標回転数rs を設定して、この目標回転数になるよ
うにファン制御を行う構成としたが、このような構成に
代えて、次のように構成してもよい。前記目標回転数r
s を前記メモリ19に記憶されている補正値Kcにて補
正した補正回転数(rs ×Kc)になるようにファン制
御を実行する構成としてもよい。このように制御する
と、ファン回転数が目標値に収束するまでの収束時間が
短いものになり、立ち上がり時間を短くできる。
【0044】(4)上述したような風量センサ15の動
作異常の発生頻度は、燃焼装置の使用回数に較べて、小
さいものであると考えられるので、前記適正状態判定手
段105を設けない構成として、例えば、前記動作異常
が判別されていない状態において、適正な通風状態であ
ると判断したときに、人為操作による指令手段にて指令
されると、前記補正値をメモリ19に記憶させるような
構成としてもよい。又、バーナの燃焼積算時間が設定時
間に達する毎に、自動的に記憶させる構成として、複数
の補正値の平均値を適宜求めて書換え記憶させる等、各
種の記憶方法にて実施してもよい。
【0045】(5)前記通風手段の制御形態としては、
上述したように、通風開始指令に伴って、前記作動状態
値検出手段により検出される作動状態値が前記基本作動
状態値になるように前記通風手段を制御し、その後、前
記通風量検出手段の検出通風量が前記適正通風量になる
ように前記通風手段を制御する構成に代えて、単に、前
記通風量検出手段の検出通風量が前記適正通風量になる
ように前記通風手段を制御する構成であってもよい。こ
の場合には、記憶手段に対して、適正通風量になるよう
に制御されている状態における、作動状態値(ファン回
転数や駆動電圧等)を制御用補正情報として記憶させる
構成としてもよい。
【0046】(6)前記通風手段(ファン)の作動状態
値として、ファン回転数に代えて、印加される電圧値や
電流値を用いてもよく、又、電圧や電流がパルス信号で
印加される場合に、そのパルス信号のデューティ比を用
いて制御を実行する構成としてもよい。
【0047】(7)前記通風量検出手段としては、上述
したような流速計15bを用いる構成に代えて、例え
ば、前記連通管15aの両端側の圧力差を、差圧センサ
にて検出して、通風量を検出する構成としてもよく、
又、限界電流型酸素センサを設けて、バーナの燃焼ガス
中の酸素濃度に基づいて間接的に通風量を検出する構成
としてもよい。
【0048】(8)本発明は、給湯装置に限らず、暖房
装置等その他の燃焼装置にも適用でき、ガス燃焼式の燃
焼装置に限らず石油等の液体燃料式の燃焼装置であって
も適用できる。
【0049】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の構成図
【図2】燃料供給量に対する適正通風量の特性を示す図
【図3】燃料供給量に対する目標回転数の特性を示す図
【図4】制御動作のフローチャート
【図5】制御動作のフローチャート
【図6】別実施形態の制御動作のフローチャート
【図7】別実施形態の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
2 バーナ 6 通風手段 7 作動状態値検出手段 15 通風量検出手段 19 記憶手段 20 報知手段 101 適正通風量設定手段 102 基準作動状態値設定手段 103 制御手段 104 動作異常判別手段 105 適正状態判定手段 106 燃焼時間積算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 113 F23N 5/24 104 F23N 5/18 101

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ(2)に燃焼用空気を通風する通
    風手段(6)と、 前記燃焼用空気の実通風量を検出する通風量検出手段
    (15)と、 前記バーナ(2)に供給される燃料供給量に対応した適
    正通風量を設定する適正通風量設定手段(101)と、 前記通風量検出手段(15)の検出通風量が前記適正通
    風量になるように前記通風手段(6)を制御する制御手
    段(103)とが備えられている燃焼装置であって、 前記通風量検出手段(15)が動作異常であるか否かを
    判別する動作異常判別手段(104)と、 この動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別されていない状態において、前記検出
    通風量が前記適正通風量になるように、動作状態を補正
    するための前記通風手段(6)の制御用補正情報を記憶
    する記憶手段(19)とが備えられ、 前記制御手段(103)は、 前記動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別されると、前記記憶手段(19)に記
    憶されている制御用補正情報に基づいて、前記通風手段
    (6)を制御する仮運転制御を実行するように構成され
    ている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記制御用補正情報を記憶するに適した
    適正状態であるか否かを判定する適正状態判定手段(1
    05)が備えられ、 前記記憶手段(19)は、前記適正状態判定手段(10
    5)によって適正状態と判定されると前記制御用補正情
    報を記憶するように構成されている請求項1記載の燃焼
    装置。
  3. 【請求項3】 前記通風手段(6)の作動状態値を検出
    する作動状態値検出手段(7)が設けられ、 前記適正状態判定手段(105)は、 前記通風量検出手段(15)による検出値と、前記適正
    通風量との偏差が設定量以下であり、且つ、前記作動状
    態値検出手段(7)により検出される前記作動状態値の
    変動量が設定量以内である状態が、設定時間以上継続す
    ると、前記制御用補正情報を記憶するに適した状態であ
    ると判定するように構成されている請求項2記載の燃焼
    装置。
  4. 【請求項4】 前記適正状態判定手段(105)は、 前記バーナ(2)が非燃焼状態であるときに、所定の基
    準通風量になるように前記通風手段(6)を作動させた
    状態において、前記通風量検出手段(15)による検出
    通風量の変動量が設定量以下である状態が設定時間以上
    継続すると、前記制御用補正情報を記憶するに適した状
    態であると判定するように構成されている請求項2記載
    の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記適正状態判定手段(105)は、 前記バーナ(2)が非燃焼状態であるときに、所定の基
    準作動状態値になるように前記通風手段(6)を作動さ
    せた状態において、前記通風量検出手段(15)による
    検出通風量の変動量が設定量以下である状態が設定時間
    以上継続すると、前記制御用補正情報を記憶するに適し
    た状態であると判定するように構成されている請求項2
    記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段(19)は、 前記動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別されていない状態において、そのとき
    の前記通風手段(6)の検出作動状態値と、前記基準通
    風量に対応して設定された設定作動状態値とに基づいて
    求められる前記制御用補正情報を記憶するように構成さ
    れている請求項1、2、3、4又は5記載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段(19)は、 前記動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別されていない状態において、そのとき
    の前記通風量検出手段(15)の検出通風量と、前記基
    準作動状態値に対応して設定された基準通風量との偏差
    に基づいて求められる前記制御用補正情報を記憶するよ
    うに構成されている請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の燃焼装置。
  8. 【請求項8】 異常を報知する報知手段(20)が備え
    られ、 前記制御手段(103)は、 前記動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別されると、前記報知手段(20)によ
    る報知作動を実行するように構成されている請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の燃焼装置。
  9. 【請求項9】 前記バーナ(2)の燃焼時間を積算する
    燃焼時間積算手段(106)が備えられ、 前記制御手段(103)は、 前記動作異常判別手段(104)により、前記動作異常
    であることが判別された時点から、前記燃焼時間積算手
    段(106)による積算を開始させ、 前記燃焼時間積算手段(106)による積算時間が、設
    定時間を越えると、前記仮運転制御を停止させるように
    構成されている請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の燃焼装置。
  10. 【請求項10】前記バーナ(2)に供給される燃料供給
    量に対応した前記通風手段(6)の基本作動状態値を設
    定する基本作動状態値設定手段(102)が備えられ、 前記制御手段(103)は、 通風開始指令に伴って、前記作動状態値検出手段(7)
    により検出される作動状態値が前記基本作動状態値にな
    るように前記通風手段(6)を制御し、その後、前記通
    風量検出手段(15)の検出通風量が前記適正通風量に
    なるように前記通風手段(6)を制御するように構成さ
    れている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
    記載の燃焼装置。
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