JP3476632B2 - 機器の異常判定方式 - Google Patents
機器の異常判定方式Info
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Description
を所定周期毎に自己診断する自己診断機能を備える機器
の判定方式に関する。本明細書では、バーナや、熱交換
器や、ファン等を備えたガス給湯機のような燃焼装置を
例にとり説明する。
焼状態の正常/異常を判定するための自己診断機能を具
備した装置が知られている。この自己診断機能は、熱交
換器等の閉塞状況に関係なしに一定周期で実行され、1
回の診断結果に基づいて、ファン回転数の変更や、燃焼
動作の停止等、ガス給湯機各部の制御を行なっていた。
己診断では、診断周期が熱交換器等の閉塞の進行状況に
無関係に設定されているために、診断周期が長過ぎる場
合には、高濃度のCOが発生していてもファン回転数を
上昇させたり、或いは、燃焼動作を強制的に停止させる
ような制御動作を迅速に行なえない。一方、診断周期が
短過ぎる場合には、正常燃焼時であっても頻繁に燃焼状
態のチェックが行なわれることとなるために、出湯性の
低下や、自己診断時にファン回転数をポストパージにお
ける通常の回転数より上昇させることによる騒音の発生
等の好ましくない状態が生じてしまう。また、1回の診
断結果によって燃焼状態の制御を行なうために、外乱の
影響により燃焼状態の正常/異常を誤判定した場合、次
回の診断が行なわれるまでの間、異常状態が継続される
という虞もあった。
を自己診断する周期を、機器の異常の度合に応じて可変
することが可能な機器の異常判定方式を提供することに
ある。
常か否かを所定周期毎に自己診断する自己診断機能を備
えており、機器の異常の度合を評価する評価手段と、評
価に応じて前記周期を可変する周期可変手段とを有し、
前記周期可変手段は、前記評価手段が異常の度合を大き
く評価するのに応じて、前記周期を短く設定する。
は、異常の度合を評価するための複数の閾値を有する。
また、異常の度合が複数の閾値を超えた回数をカウント
するカウンタと、カウント値を記憶する記憶手段とを有
する構成とすることもできる。この記憶手段には、不揮
発性のメモリが用いられる。
小さいと判定するための第1の閾値と、比較的異常の度
合が大きいと判定するための第2の閾値とを含んでい
る。第1の閾値を所定回数超えたとき警告表示を行な
い、第2の閾値を所定回数超えたとき異常表示を行なう
報知手段や、この報知手段が警告表示を行なったとき
に、機器の異常が改善するような処理を実行すると共
に、報知手段が異常表示を行なったときには、機器の駆
動を強制的に停止させる処置手段を有する構成とするこ
ともできる。この処置手段は、上述した処理を実行した
後、評価手段が異常の度合が小さくなったと評価したと
きは、処理を停止する。
挙げられる。燃焼装置では、異常の度合はファンの駆動
電圧と、ファンからバーナに供給される空気量とから評
価される。燃焼装置では、評価手段は、異常の度合をフ
ァン回転数が最大のときの空気量から評価する。なお、
評価手段は、空気量を複数回読込みんで異常の度合を評
価し、処置手段は、評価手段が評価した最小値で改善処
理を行なうこともある。
詳細に説明する。
ァンモータ制御方式の一実施形態を示すブロック図であ
る。
統と、燃焼系統と、制御部とから構成されている。
3と、流量センサ5と、熱交換器7と、給湯管9と、水
量制御弁11と、水量制御弁駆動モータ13と、給湯温
度センサ15とを備えている。
管19と、給ガス分岐管20、22と、ガス比例弁21
と、元ガス電磁弁(開閉弁)23と、切替弁24、26
と、吸気ファン25と、ファンモータ27と、回転数セ
ンサ29と、点火プラグ31と、イグナイタ33と、フ
レームロッド35とを備えている。
コントローラ(リモコン)32とを備えている。
い)から給水管1を通じて熱交換器7に流入する給水の
温度(=入水温度)Tcを測定して出力するために、ま
た、流量センサ5は、上記給水の流量Qを測定して出力
するために、夫々給水管1に設けられている。熱交換器
7は、給水管1を通じて流入する給水を加熱して湯に
し、給湯管9を通じて給湯水栓又は浴槽等(いずれも図
示しない)に給湯すべく、バーナ17、18に対向して
配置されている。水量制御弁11は、モータ13を駆動
源として駆動するもので、熱交換器7から給湯水栓等
(図示しない)への給湯流量を調節するために、また、
給湯温度センサ15は、給湯温度Thを測定して出力す
るために、夫々給湯管9に設けられている。
ーナ18には、例えば10本バーナが、夫々用いられて
いる。本実施形態では、燃焼号数の比較的低い燃焼に際
してはバーナ17のみが燃焼し、燃焼号数の比較的高い
燃焼に際してはバーナ17、18の双方が燃焼するよう
設定されている。ガス比例弁21は、給ガス源(図示し
ない)から給ガス管19を通じてバーナ17、或いはバ
ーナ17、18の双方へのガス供給量を調節するため
に、給ガス管19に設けられている。また、元ガス電磁
弁23は、上記ガス燃料の供給を開始/停止するため
に、給ガス管19におけるガス比例弁21より上流側の
部位に設けられている。
給ガス管19から分岐してバーナ17に連通する一方の
給ガス分岐管20に、また、切替弁26は、バーナ18
に連通する他方の給ガス分岐管22に、夫々設けられて
いる。本実施形態では、上述したように、燃焼号数の比
較的低い燃焼に際してはバーナ17のみが燃焼し、燃焼
号数の比較的高い燃焼に際してはバーナ17、18の双
方が燃焼するよう切替弁24、26の切替えが行なわれ
る。吸気ファン25は、ファンモータ27を駆動源とし
て駆動し、バーナ17、18に対し必要な空気を送り込
む。回転数センサ29は、ファンモータ27の回転数N
を検出して出力する。点火プラグ31は、バーナ17の
近傍に設けられており、イグナイタ33の作動によって
放電する。フレームロッド35も、バーナ17の近傍に
設けられており、バーナ17の火炎を検出して出力す
る。
するための運転スイッチ36と、ガス給湯機の運転中に
点灯する運転ランプ38と、ガス給湯機の運転中に、例
えば浴室における湯温設定等を優先させる際等に点灯す
る優先ランプ40と、ガス給湯機の運転中に、設定され
た湯温を表示する湯温表示部42とを備えている。コン
トローラ30は、バーナ17又はバーナ17、18の双
方が燃焼しているとき点灯する燃焼表示ランプ34を備
えている。そして、各センサ3、5、15、29からの
検出信号(Tc、Q、Th、N)、及びフレームロッド
35からのフレームロッド(FR)電流検出値に基づ
き、モータ13、ガス比例弁21、元ガス電磁弁23、
ファンモータ27等の制御を行う。
うために、図2に示すような機能要素を備えている。
動作によりファン25の回転数制御を行うものである。
状態監視部41は後述する(2)式中に示すファン回転
数のフィードバック積分項(以下、「積分項」と略記す
る)Niと、積分項Niの学習値(以下、「Ni学」と
略記する)との和(=Ni+Ni学)を監視する。そし
て、その低下の状況から熱交換器7のフィン等に煤詰り
が生じたか否かを把握すると共に、煤詰りの度合をも把
握する。ここで、積分項Niの初期値Nisは、例えば
燃焼装置の生産ラインにおいて、前述したガス比例弁2
1の検査時にコントローラ30に学習させ、コントロー
ラ30に内蔵されているEEPROMに書込ませる。ガ
ス比例弁21の検査時に学習させる理由は、初期値Ni
sをコントローラ30が学習したか否かを確認すること
ができるからである。なお、この初期値Nisは、気温
の影響を受けるため、上記検査時に入水温度センサ3か
らの温度検出値Tcを気温と見做し(比例弁検査時は未
通水のため、入水温度センサ3は気温を検出してい
る)、この検出値に応じて初期値Nisを補正する。
いて求められた積分項Niと積分項学習値Ni学との和
(=Ni+Ni学)に応じてバーナ17又は、バーナ1
7、18の双方の燃焼量を所定値以下に制限すべく、ガ
ス比例弁制御部45に通知する。
3からの通知に基づき、ガス比例弁21の開度を調節す
る。
項学習値Ni学に応じて給湯流量を所定値以下に制限す
べく、水量制御弁制御部49に通知する。目標給湯流量
は、下記の(1)式により求められる。 目標給湯流量=FMAX/(Ts−Tc)…(1) ここで、FMAXは燃焼量の最大値(これは、上記積分項
Ni+積分項学習値Ni学に応じて制限される)、Ts
は給湯設定温度、Tcは給水温度である。水量制御弁制
御部49は、水量制限部47からの通知に基づき、水量
制御弁11の開度を調節すべく水量制御弁駆動モータ1
3を制御する。
項学習値Ni学を監視することにより煤詰りが生じたか
否かを把握することが可能な理由について、図3〜図6
を参照しながら説明する。
トローラ30に対する指令により設定されるファン回転
数(指令回転数)をNsとすれば、Nsは下記の(2)
式により表わせる。 Ns=Nf+Np+Nd+Ni+Ni学…………(2) ここで、Nfは目標回転数、Npはフィードバック比例
項(比例項)、Ndはフィードバック微分項(微分項)
である。
積分項Niは、下記の(4)式で、更に、微分項Nd
は、下記の(5)式で、夫々表わせる。 Np=f(Nf−Nr)…………(3) Ni=Σf(Nf−Nr)………(4) Nd=f(Nr´−Nr)………(5) ここで、Nrは実回転数、Nr´は前回実回転数であ
る。
mは、図3に示すような燃焼量(号数)―目標回転数
(Nf)rpm特性(即ち、ファン25の操作線)によ
り、燃焼量(=燃焼号数)に応じて決まる。また、ファ
ン25を駆動するための指令電圧V´は、図4に示すよ
うな指令電圧V´―設定回転数(Ns)rpm特性によ
り、操作部(リモコン32)によるファン25の設定回
転数Nsに応じて決まる。
回転数Nr)を一定にすると、熱交換器7のフィンが煤
詰り等により閉塞した場合には、風量減少(トルク低
下)が生じて負荷が小さくなるので、それによりファン
25の実回転数Nrが同一でもファン駆動電圧Vの方
は、指令電圧V´よりも低下してしまう。つまり、ファ
ン25のファン駆動電圧V―実回転数(Nr)rpm特性
は、図5の実線で示した特性曲線から同図の破線で示し
た特性曲線に移行する。
18に供給される空気量(Nリットル/min)との間には、
ファン回転数Nを一定(=パラメータ)にしたとき、図
6において直線で示すような線形関係が成立するか
ら、ファン駆動電圧(V)が分かれば空気量(Nリットル/
min)を推定することができる。そのため、ファン回転
数Nを固定して、ファン駆動電圧の初期値aと、警告を
発すべき状態まで空気量が減少したことを示す第1の閾
値(警告値)bと、更に異常状態まで空気量が減少した
ことを示す第2の閾値(異常値)cとを予め決めておけ
ば、ファン駆動電圧検出値から異常燃焼を検知すること
ができる。この場合、図5及び図6の特性を利用するこ
とによって、ファン駆動電圧検出値Vから、ファン駆動
電圧を固定した場合の設定回転数Nsと実回転数Nrと
の偏差、即ち、目標回転数Nfと実回転数Nrとの偏差
を求めることも可能である。つまり、後述するように、
ファン駆動電圧検出値からファン操作線の補正を行なう
ことができるのである。
=実回転数(Nr)になるよう、即ち、Nf−Nr=0
になるよう、フィードバックが働くこととなり、その結
果として設定回転数Nsの値は低下する。
偏差(即ち、Nf−Nr)は、この値の低下に応じて値
が低下する積分項Ni+積分項学習値Ni学により補正
される。そのため、積分項Ni+積分項学習値Ni学の
低下の度合を見れば、煤詰りの有無、及び煤詰りの度合
の軽重を把握することができる。
ーチャートを参照しながら説明する。
燃焼状態にあるものとする。
とを確認すると(ステップS1)、仮警告モード又は警
告モードが設定されているか否かのチェックを行なう
(ステップS2)。この結果、いずれも設定されていな
いと判断すると、累積燃焼時間が30時間に達する毎に
煤詰り検出とそれに関連する一連の制御を行なうべく、
30時間に達したか否かのチェックを行なう(ステップ
S3)。30時間を超えていた場合には、バーナ17、
18の燃焼を停止させるための消火条件が成立したか否
かをチェックし(ステップS4)、成立したと判断する
と消火を行う(ステップS5)。そして、煤詰り等の異
常の有無を判断するために、ファン回転数を、燃焼時の
それ(例えば、1500rpm)より高い値の所定回転数
(例えば、3710rpm)に設定して、ポストパージを
行う(ステップS6)。
を燃焼させるための着火条件が不成立か否かをチェック
する(ステップS7)。不成立のときは、ファン回転数
が3710rpmのときのファン駆動電圧検出値に基づ
き、(4)式から求まる積分項Niが、例えば±140
rpm以内で、且つ、5秒以上連続したか否かをチェック
することにより、積分項Niが安定しているか否かを判
断する(ステップS8)。そして、安定していると判断
すると、積分項Niの初期学習値Nis(コントローラ
30内のメモリに記憶されている)と現在の積分項Ni
との間の偏差を演算し(ステップS9)、コントローラ
30内の、累積燃焼時間を計数するためのカウンタ(図
示しない)をリセットする(ステップS10)。
ける通常の回転数に戻し(ステップS11)、警告モー
ドが設定されているか否かのチェックを行ない(ステッ
プS12)、設定されていないと判断したとき、ファン
駆動電圧検出値(=ステップS9で求めた偏差に対応す
る)が、図6に示す警告値bを下廻ったか否かを判断す
る(ステップS13)。そして、下廻っていないと判断
すると、コントローラ30内の警告カウンタ(図示しな
い)をリセットし(ステップS14)、上記偏差が前回
ファン操作線を補正したときに記憶している偏差より大
きいか否かをチェックする(ステップS15)。この結
果、小さいと判断すると、ステップS9で求めた偏差を
次回以降のファン操作線補正時の偏差として、前回ファ
ン操作線を補正したときの偏差を更新する(ステップS
16)。
てのファン目標回転数の補正量を決定し、この補正量に
より図3に示したファン25の操作線を補正する(ステ
ップS17)。そして、上記補正に際してセットしたコ
ントローラ30内の補正カウンタ(図示しない)をリセ
ットする(ステップS18)。
作線を補正したときに記憶している偏差より大きいと判
断したときは、ファン最大回転数を上昇させる補正を行
なう必要がある。この場合、上記偏差を3回求め、その
中の最小値で実際にファン25の操作線を補正すること
となる。即ち、上記補正カウンタをイングリメントし
(ステップS19)、そのカウント値が3になっていれ
ば(ステップS20)、3つの偏差中の最小値を、以後
のファン操作線補正時の偏差として記憶する(ステップ
S21)。そして、この偏差に基づき、ステップS17
におけると同様にファン25の操作線を補正し(ステッ
プS22)、補正カウンタをリセットする(ステップS
18)。ステップS20で補正カウンタのカウント値が
3になっていなければ、ステップS21以降の処理を行
なわない。なお、ファン最大回転数を低下させる補正に
際しては、上記偏差は1回しか求めない。
電圧検出値(=上記偏差)が警告値(=図6に示した第
1の閾値b)を下廻っていると判断したときは、補正カ
ウンタをリセットする。(ステップS23)、そして、
累積燃焼時間が所定時間(1時間)に達する燃焼の終了
時に、異常燃焼か否かの自己診断動作を行なう仮警告モ
ードを設定する(ステップS24)。即ち、上記警告カ
ウンタをインクリメントし(ステップS25)、ファン
目標回転数の補正量を、その最大値に決定して、ファン
25の操作線(図3参照)を補正する(ステップS2
6)。そして、そのカウント値が10になっていれば、
即ち、上記ファン駆動電圧検出値が10回連続して警告
値を超えていれば(ステップS27)、警告モードを設
定し(ステップS28)、例えば図1の湯温表示部42
等に警告表示をする。これと共に、水量制御弁11や、
ガス比例弁21や、切替弁24、26等を制御すること
により、燃焼量の大きさを燃焼号数10号での燃焼に制
限する(ステップS29)。なお、この警告モード中
に、上記ファン駆動電圧検出値が異常値(=図6に示し
た第2の閾値c)を下廻った回数が累積で10回に達す
るか、或いは累積燃焼時間が30時間に達すると、上記
湯温表示部42等に異常表示を行ない、ガス給湯機各部
の動作を強制的に停止させ、駆動不能なロックアウト状
態にする。
ていると判断したときは、上記ファン駆動電圧検出値
が、図3に示す異常値cを下廻ったか否かを判断する
(ステップS30)。この結果、下廻っていると判断す
ると、コントローラ30内の異常カウンタ(図示しな
い)をインクリメントし(ステップS31)、そのカウ
ント値が10になっていれば、即ち、上記ファン駆動電
圧検出値が10回連続して異常値を超えていれば(ステ
ップS32)、湯温表示部42等に異常表示を行なう。
そして、ガス給湯機各部の動作を強制的に停止させ、駆
動不能なロックアウト状態にする(ステップS33)。
S2での仮警告モード又は警告モードの設定、及び累積
燃焼時間が所定時間(1時間)を超えたことの確認の後
(ステップS35)、警告モード下での累積燃焼時間が
30時間に達したと判断したとき(ステップS36)に
も実行される。ステップS30で、上記ファン駆動電圧
検出値が異常値cを下廻っていないと判断したときは、
ファン目標回転数の補正量を、その最大値に決定して、
ファン25の操作線(図3参照)を補正する(ステップ
S34)。ステップS32で、上記ファン駆動電圧検出
値が10回連続して異常値cを超えていないと判断した
ときもステップS34に示した処理を行なう。
燃焼時間が30時間に達していないと判断したときは、
ステップS6以降の処理を実行し、ステップS35で、
所定時間を超えていないと判断したときは、上述したい
ずれの処理動作も行なわない。更に、ステップS8にお
いて、積分項Niが安定していないときは、安定するま
でステップS9から先の処理動作を行なわない。そし
て、積分項Niが安定しないまま所定のポストパージ時
間が経過したときは(ステップS37)、上記累積燃焼
時間計数用のカウンタ(図示しない)をリセットし(ス
テップS38)、ファン停止命令を出力する(ステップ
S39)。
が燃焼中でないと判断したとき、ステップS3で、累積
燃焼時間が30時間に達していないと判断したとき、ス
テップS4で、消火条件が不成立と判断したときは、い
ずれもステップS9以降の制御は行わない。ステップS
7で、着火条件が成立していると判断したときも同様で
ある。
を、熱交換器等の閉塞の進行の程度に応じて変更するこ
とができるので、あまり閉塞が進行していないときには
診断回数を少なくすることができるため、出湯性の低下
を防止でき、また、ファン回転数を上昇させることに起
因する騒音の発生頻度をも少なくすることができる。
増加させることができるので、高濃度のCOが発生した
まま、長時間放置されるような事態を回避できる。
ては、複数回のチェックを行なうので、風等の外乱を排
除でき、ファン回転数を低下する補正に際しては、1回
のチェックを行なうだけなので、実際には異常燃焼であ
るにも拘らず誤判断した場合にも、短時間で誤判断から
解放され得る。
実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみ
に限定されることを意味するものでないのは勿論であ
る。例えば、前記実施形態では、コントローラ30に機
能要素として燃焼量制限部43を設けたが、水量制限部
47において(1)式により目標給湯流量を算出するた
めの(1)式にあるFMAXが積分項Ni+積分項学習値
Ni学に応じて制限される。よって、これにより水量制
限が行われれば自ずと燃焼量も制限されるので、燃焼量
制限部43を設けなくともよい。
機器が異常か否かを自己診断する周期を、機器の異常の
度合に応じて可変することが可能な機器の異常判定方式
を提供することができる。
すブロック図。
図。
の関係を示した特性図。
ト。
Claims (11)
- 【請求項1】 機器が異常か否かを所定周期毎に自己診
断する自己診断機能を備える判定方式において、 前記機器の異常の度合を評価する評価手段と、 前記評価に応じて前記周期を可変する周期可変手段と を有し、 前記周期可変手段は、前記評価手段が異常の度合を大き
く評価するのに応じて、前記周期を短く設定することを
特徴とする、 機器の異常判定方式。 - 【請求項2】 請求項1記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記評価手段が前記異常の度合を評価するための複数の
閾値を有することを特徴とする機器の異常判定方式。 - 【請求項3】 請求項2記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記異常の度合が複数の閾値を超えた回数をカウントす
るカウンタと、 前記カウント値を記憶する記憶手段と を更に有することを特徴とする機器の異常判定方式。 - 【請求項4】 請求項3記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記記憶手段は、不揮発性のメモリであることを特徴と
する機器の異常判定方式。 - 【請求項5】 請求項2記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記複数の閾値は、比較的異常の度合が小さいと判定す
るための第1の閾値と、比較的異常の度合が大きいと判
定するための第2の閾値とを含むことを特徴とする機器
の異常判定方式。 - 【請求項6】 請求項5記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記第1の閾値を所定回数超えたとき警告表示を行な
い、前記第2の閾値を所定回数超えたとき異常表示を行
なう報知手段を更に有することを特徴とする機器の異常
判定方式。 - 【請求項7】 請求項6記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記報知手段が警告表示を行なったときには、機器の異
常が改善するような処理を実行すると共に、前記報知手
段が異常表示を行なったときには、機器の駆動を強制的
に停止させる処置手段を更に有することを特徴とする機
器の異常判定方式。 - 【請求項8】 請求項7記載の機器の異常判定方式にお
いて、 前記処置手段は、前記処理を実行した後、前記評価手段
が前記異常の度合が小さくなったと評価したときは、前
記処理を停止することを特徴とする機器の異常判定方
式。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかの項記
載の機器の異常判定方式において、 前記機器は燃焼装置であり、前記異常の度合は燃焼装置
が有するファンの駆動電圧と、ファンから燃焼装置が有
するバーナに供給される空気量とから評価されることを
特徴とする機器の異常判定方式。 - 【請求項10】 請求項9記載の機器の異常判定方式に
おいて、 前記評価手段が、前記異常の度合を前記ファン回転数が
最大のときの前記空気量から評価することを特徴とする
機器の異常判定方式。 - 【請求項11】 請求項10記載の機器の異常判定方式
において、 前記評価手段が、前記空気量を複数回読込んで前記異常
の度合を評価し、前記処置手段が、前記評価手段が評価
した最小値で改善処理を行なうことを特徴とする機器の
異常判定方式。
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