JP3121232U - 流通音を低減可能なエアポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の吸入時および排出時の流通音を効果的に抑えることが可能であるエアポンプを提供する。
【解決手段】エアポンプはモータMによって作動し、座体装着ユニットと、座体装着ユニットに設けられ、空気室を形成するエアバッグを有するエアバッグユニット30と、モータMによって作動し、回転することができるエアバッグユニット30のエアバッグと連動可能なピストン連動ユニットと、エアバッグユニット30の空気室と連通する吸気孔を設ける通気片70、通気片70の吸気孔に対応する吸気弁を設ける弁ユニット80、および給排気ヘッドカバー90を含む給排気ユニットとを備える。このうち、給排気ヘッドカバー90は弁ユニット80に套設可能なカバーと、排気メイン孔を形成する排気管と、吸気弁に対応し、カバーより側周縁に向かって開設され、空気入口を形成する吸気風路とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案はエアポンプに関し、特に流通音を低減可能なエアポンプに関する。
従来のエアポンプは、内部に複数の空気室を形成するエアバッグユニットと、前記各空気室の排気孔と吸気孔に連通するダイヤフラムと、前記各排気孔と吸気孔にそれぞれ対応する排気弁と吸気弁を有する排気制御弁を含む。モータの駆動により、前記エアバッグユニットは前記吸気孔を利用し、空気の吸入および排出作動を生じる。
しかしながら、上述のエアポンプは吸気構造が比較的簡単であるため、空気を吸入する際、そして排気の際にも大きな音量を生じ、使用時の不快感を容易にもたらしていた。このほか、部品が多く構成も複雑であるため、エアポンプの製造と組立における困難を増加させるだけでなく、費やすコストも相対的に増加させるものであった。
上述の欠点を鑑み、考案者は苦心の研究を重ね、本考案の流通音を低減可能なエアポンプを得るに至った。
本考案の主な目的は流通音を低減可能なエアポンプを提供することであり、その吸気構造は空気吸入時の流通音を効果的に抑えることが可能である。
本考案の第二の目的は流通音を低減可能なエアポンプを提供することであり、その排気構造は空気排出時の流通音を効果的に抑えることが可能である。
上述の目的を達成するため、本考案が提供する流通音を低減可能なエアポンプはモータによって作動し、該エアポンプは座体装着ユニットと、前記座体装着ユニットに設けられ、空気室を形成するエアバッグを有するエアバッグユニットと、前記モータによって作動し、回転することができる前記エアバッグユニットのエアバッグと連動可能なピストン連動ユニットと、前記エアバッグユニットの空気室と連通する吸気孔を設ける通気片、前記通気片の吸気孔に対応する吸気弁を設ける弁ユニット、および給排気ヘッドカバーを含む給排気ユニットとを備える。このうち、前記給排気ヘッドカバーは前記弁ユニットに套設可能なカバーと、排気メイン孔を形成する排気管と、前記吸気弁に対応し、前記カバーより側周縁に向かって開設され、空気入口を形成する吸気風路とを有する。
以下、図面とあわせてより好ましい実施の形態を実施例として挙げ、本考案の構造および効果について詳しく説明する。
図1より図6を参照すると、本考案の一実施例が提供するのは、流通音を低減可能なエアポンプであり、モータMの回転軸M2により作動し回転することができる。
前記エアポンプは、収容室12を形成する座体11と、前記モータMの回転軸M2に穿設するための穿孔14と、3つのベース固定部19とを有するベース10を含む。前記ベース10は2つのボルトB1により前記モータMに固定される。
前記エアポンプは、前記ベース10の座体11と組合わさることができる座体21と、前記座体21の予め定められた位置にそれぞれ形成する3つのキャップ固定部29および3つのエアバッグ載置部23とを有するキャップ20を含む。
前記ベース10とキャップ20は座体装着ユニットを構成することができる。
前記エアポンプは、連結板31と、連結板31と連結しそれぞれ前記キャップ20の各エアバッグ載置部23に設置することが可能な3つのエアバッグ33とを有するエアバッグユニット30を含む。前記各エアバッグ33はその内部に空気室34を形成し、その下方にレバー接続部35を形成する。
前記エアポンプは、軸接孔42を設ける軸部41と、前記軸部41に接するように設けられ、それぞれ前記各エアバッグ33のレバー接続部35に隙間なく套接することができるエアバッグ接続部45を設ける3つの連動部43とを有するレバー40を含む。
前記エアポンプは、前記モータMの回転軸M2に接するように設けられ、回転駆動することができる回転駆動台座51と、前記回転駆動台座51に傾斜して接するように設けられ、ボール55と共に前記レバー40の軸接孔42に枢設され、回転することができる回転駆動軸53とを有する回転駆動部材50を含む。
前記回転駆動部材50とレバー40はピストン連動ユニットを組成することができる。
前記エアポンプは、前記エアバッグユニット30の連結板31の上方に接するように設けられた片部71と、それぞれ前記エアバッグユニット30の各空気室34と連通する3つの吸気孔73および3つの排気孔74と、それぞれ前記キャップ20の各キャップ固定部29に対応する3つの固定部79とを有する通気片70を含む。
前記エアポンプは、前記通気片70に接するように設けられたダイヤフラム81と、円弧の環状配列を呈し、それぞれ前記通気片70の各吸気孔73と排気孔74に対応する3つの吸気弁83および3つの排気弁84と、前記ダイヤフラム81の外周に凹設された3つの固定部89とを有する弁ユニット80を含む。
前記エアポンプは、前記弁ユニット80を套設することが可能なカバー91と、前記カバー91の底部より上方に向かって凹設された弁載置スペース92と、前記カバー91の頭頂部中央位置に形成され、排気メイン穴94を設ける排気管93と、トンネル孔状を呈し、前記弁載置スペース92より前記カバー91の側周縁まで貫通し、空気入口96を形成する3つの吸気風路95であって、それぞれその一端が空気を吸入するために前記各吸気弁83と連接する各吸気風路95と、3つの弁可動部97と、カーブ形状の溝状風路を呈し、同様に前記弁載置スペース92より前記排気メイン孔94まで開通する3つの排気風路98であって、前記排気管93の排気メイン孔94に連結し、空気を排出する各排気風路98と、前記通気片70の各固定部79に套設するため、下方へ向かって給排気ヘッドカバー90の底部外周に形成される3つの固定部99とを有する給排気ヘッドカバー90を含む。
上記の通気片70、弁ユニット80および給排気ヘッドカバー90は給排気ユニットを組成することができる。
このほか、さらに3つの固定ボルトB3を利用し、前記給排気ヘッドカバー90、弁ユニット80、通気片70およびキャップ20の各固定部99、89、79、29は前記ベース10のベース固定部19に固定され、組合せを完成することができる。
本実施例の作動について、以下に説明する。
前記モータMが回転し、前記ピストン連動ユニットの回転駆動部材50を作動させ、その回転駆動軸53が前記レバー40に作動し傾斜回転作動を行うようにする。前記レバー40の各連動部43は即ち、前記各エアバッグ33に連動し、上方および下方へ向かって作動することが可能である。
まず、前記エアバッグユニット30の内、一つのエアバッグ33が下方へ向かって作動する時、前記弁ユニット80の排気弁84は吸力を受けて密閉され、前記エアバッグユニット30の空気室34へ空気が吸入されなくなる。しかしながら、空気は前記給排気ヘッドカバー90の吸気風路95より前記弁ユニット80の吸気弁83および前記通気片70の吸気孔73を経て、前記エアバッグ33の空気室34へと進入し、即ち吸気状態となる。
よって、前記空気入口96より前記カバー91の側周縁に開通することで空気吸入の音量を低減可能であり、さらに前記吸気風路95に通じることは、空気が快速に流通する時の音量を減少させるために有効となり得る。
反対に、前記エアバッグユニット30の内、一つのエアバッグ33が上方へ向かって作動する時、前記弁ユニット80の吸気弁83は前記エアバッグ33への空気の吸入または排出を行わなくなる。しかし、前記エアバッグユニット30の空気室34内の空気は前記通気片70の排気孔74を経て、さらに前記弁ユニット80の排気弁84を経て前記給排気ヘッドカバー90の弁載置スペース92に通じて接触し、その排気メイン孔94により空気は流出され、即ち排気状態となる。
同様に、前記排気風路98が迂回して回るように設けられることで、再度その排気メイン孔94を通じて空気を流出し、空気が快速に流通する時の音量を減少させるために有効となり得る。
このほか、上記の実施例は以下のように改変を実施することができる。
まず、その構成部材を少なくするため、前記給排気ヘッドカバーは通気片と一体とすることが可能で、さらに前記給排気ヘッドカバーもまた、複数の各吸気風路と互いに接続して導通させることで、その空気の吸入をさらに順調に行い、空気流動の音量を減少させることが可能である。
以上の実施例の説明を総合すると、本考案の特徴は以下に帰する。
1.本考案は流通音を減少することが可能なエアポンプについてであり、その空気入口は前記カバーの側周縁およびその吸気風路まで開通し、空気の吸入および流通時の音量を効果的に低減することができる。
2.本考案は流通音を減少することが可能なエアポンプについてであり、その排気風路は迂回して囲むようにその排気メイン孔に通じ、空気排出時の音量を低減することができる。
本考案の実施例によるエアポンプを分解した状態を示す斜視図である。 本考案の実施例によるエアポンプを分解した状態を示す平面図である。 本考案の実施例によるエアポンプの局部を分解した状態を示す断面図である。 本考案の実施例によるエアポンプの局部を分解した状態を示す斜視図である。 本考案の実施例によるエアポンプの別の局部を分解した状態を示す斜視図である。 本考案の実施例によるエアポンプのさらに別の局部を分解した状態を示す斜視図である。 本考案の実施例によるエアポンプを組み合わせた状態を示す模式図である。 図7の8−8割線方向に沿った断面図である。
符号の説明
10 ベース、11 座体、12 収容室、14 貫通孔、19 ベース固定部、20 キャップ、21 座体、23 エアバッグ載置部、29 キャップ固定部、30 エアバッグユニット、31 連結板、33 エアバッグ、34 空気室、35 レバー接続部、40 レバー、41 軸部、42 軸接孔、43 連動部、45 エアバッグ接続部、50 回転駆動部材、51 回転駆動部材の回転台座、53 回転駆動軸、55 ボール、70 通気片、71 片部、73 吸気孔、74 排気孔、79 固定部、80 弁ユニット、81 ダイヤフラム、83 吸気弁、84 排気弁、89 固定部、90 給排気ヘッドカバー、91 カバー、92 弁載置室、93 排気管、94 排気メイン孔、95 吸気風路、96 空気入口、97 弁可動部、98 排気風路、99 固定部、B1 ボルト、B3 固定ボルト、M モータ、M2 回転軸

Claims (4)

  1. モータによって作動し、流通音を低減することが可能なエアポンプにおいて、
    座体装着ユニットと、
    前記座体装着ユニットに設けられ、空気室を形成するエアバッグを有するエアバッグユニットと、
    モータによって回転し、前記エアバッグユニットのエアバッグと連動することが可能なピストン連動ユニットと、
    前記エアバッグユニットの空気室と連動する吸気孔が設けられた通気片、前記通気片の吸気孔に対応する吸気弁が設けられる弁ユニット、および給排気ヘッドカバーを有する給排気ユニットとを備え、
    前記給排気ヘッドカバーは、前記弁ユニットに套設可能なカバーと、排気メイン孔を形成する排気管と、前記カバーより側周縁に向かって開設されて通じ、前記吸気弁に対応し空気入口を形成する吸気風路とを有することを特徴とする流通音を低減可能なエアポンプ。
  2. 前記給排気ヘッドカバーの吸気風路はトンネル孔状であることを特徴とする請求項1記載の流通音を低減可能なエアポンプ。
  3. 前記給排気ヘッドカバーは、各吸気風路と互いに接続し導通することが可能な複数の吸気連通孔をさらに有することを特徴とする請求項1記載の流通音を低減可能なエアポンプ。
  4. 前記給排気ヘッドカバーは、カーブ形状の溝を呈し前記排気メイン孔と連通する排気風路を有することを特徴とする請求項1記載の流通音を低減可能なエアポンプ。




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