JP3120989U - 固着部材打込機の安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非使用時に誤ってトリガレバーを引いても釘等が発射されず、作業者がトリガレバーを引いたままの移動作業も安全な固着部材打込機の安全装置を提供する。
【解決手段】 ノーズ部に下死点と上死点との間を進退可能に設けられ、常時ばねにて進出方向に付勢された安全ヨークと、トリガレバー付近に回動可能に枢支され、常時ばねにてトリガレバーの係止を解除する方向に付勢され、該ばねの付勢力に抗してトリガレバーを係止してその回動を規制するストッパプレートと、該ストッパプレートに接触する位置に切欠を有し、ストッパプレートの回動を規制および許容するストッパ軸と、前記安全ヨークとストッパ軸との間に設けられる安全ヨークの進退運動をストッパ軸の回転運動に変換する変換手段とを具備する。
【選択図】 図2

Description

この考案は、釘、ボルト、ステープル、などの固着部材を被打込部材に打ち込むための固着部材打込機における安全装置に関する。
従来、釘、ボルト、ステープル、などの固着部材(以下、「釘等」と略称する)を、空気圧を利用して打撃又は押圧することによって被打込部材に打ち込むための固着部材打込機(以下、「釘打機」と称す)は、多数の釘等を収納するマガジンを備え、釘等は該マガジンより自動的に供給され、連続的に打込みできるようになっている。
このような釘打機は、トリガレバーを引くことによって起動スイッチ(ドリガバルブ)がONして釘等を被打込部材に打ち込む機構のため、非使用時に誤ってトリガレバーを引くと、自動的に装填されている釘等が打ち出されて不測の事故を生じたり、また、作業者は釘打機を手に持って順次移動作業を行うことが多く、このような場合に所定箇所でないところに誤って打ち込まれることがある。さらに、作業者がトリガレバーを引いたまま移動作業等を行なう場合に、誤って発射、打込みしてしまうこともある。
このため、従来、釘打機には不用意に釘等が発射されないように安全装置が設けられている。
この安全装置としては、非使用時にはトリガレバーの基部に固定ピン等を係合させて、トリガレバー自体を回動不能に固定するもの(例えば、特許文献1参照)、被打込部材に当接して作動するコンタクト部材の作動と、起動スイッチ(トリガバルブ)を作動させるトリガレバーの操作との共動により釘を安全に作動させるもの(例えば、特許文献2参照)、および非使用時にはトリガレバーを引いてもトリップレバーがトリガバルブのバルブピンを押圧できないようにしたもの(例えば、特許文献3参照)、等が提案されている。
実開昭55−55371号公報 実公平6−47665号公報 特開平8-39457号公報
しかしながら、上記従来の安全装置は、不用意に釘等が発射されないように防止するもので、それなりに好ましいものであるが、次のような課題もある。
(1)トリガレバーの回動を固定ピン等により制限しているので、トリガレバーに予想以上の力が作用したり、固定ピン自体が損傷した場合にはトリガレバーを固定できなくなるおそれが生じ、信頼性に欠ける課題がある。
(2)トリガレバーに作動部、操作部が設けられているため、セーフティの移動距離(ストローク)を長くすることが困難となり、そのためセーフティの先端を射出口よりあまり上方に位置させることができない。従って、釘等の打ち込み位置の視認性が低下し、正確な打ち込み作業が難しくなる課題、及びトリガレバーに設けた作動部、操作部が各々のばねに抗して複雑な運動をするようになっているため、摩擦による摩耗や外力による少しの位置ずれ等に起因して誤作動が発生するおそれがあり、信頼性に問題がある。
(3)ストッパは抜き差し可能に装着され使用時と不使用時には、このストッパを操作してバルブピンを押圧可能、不可能にするため、不使用時に誤ってストッパを押圧可能側に位置させたりするおそれが生じ、また、ストッパの位置はOリングの摩擦力だけで位置保持がなされているため、何らかの外力でストッパが移動するおそれも発生し、これもまた信頼性に問題がある。
この考案は、このような課題を解決せんと提案されたものであり、その目的は、作業者の安全を第1に考慮し、非使用時に誤ってトリガレバーを引いても釘等が発射されず、作業者がトリガレバーを引いたまま移動作業等を行っても、釘等が誤って発射されることのない釘打機(固着部材打込機)の安全装置の提供にある。
前記目的を達成するため、この考案の固着部材打込機(釘打機)の安全装置は、本体内部に上下往復動可能に保持され、本体内部に内蔵するピストン・シリンダ機構により駆動されるブレードと、本体下部に設けられ釘等を受け入れブレードの往復動を案内し、受け入れた釘等が打ち出される射出口を先端に有するノーズ部と、ノーズ部に連結され収納した釘等をノーズ部に給送するマガジンと、常時進出方向に押圧されるプランジャを有するトリガバルブと、本体に回動可能に枢支され前記プランジャを押圧してトリガバルブの開閉を行なうトリガレバーとを備えた固着部材打込機(釘打機)であって、
ノーズ部に下死点と上死点との間を進退可能に設けられ、常時ばねにて進出方向に付勢された安全ヨークと、トリガレバー付近に回動可能に枢支され、常時ばねにてトリガレバーの係止を解除する方向に付勢され、該ばねの付勢力に抗してトリガレバーを係止してその回動を規制するストッパプレートと、該ストッパプレートに接触する位置に切欠を有し、ストッパプレートの回動を規制および許容するストッパ軸と、前記安全ヨークとストッパ軸との間に設けられる安全ヨークの進退運動をストッパ軸の回転運動に変換する変換手段とを具備し、
安全ヨークの進出した下死点位置では、ストッパ軸に規制されてストッパプレートがトリガレバーを係止して回動不可の位置を保持し、安全ヨークが被打込部材に押し付けられて上死点に後退した位置では、安全ヨークの後退移動で変換手段を介しストッパ軸が回動しその切欠がストッパプレート位置と合致するため、ストッパプレートがその切欠分だけ移動が許容さればねの付勢力で移動しトリガレバーの規制を解除するためトリガレバーが回動可能となり、トリガレバーを引いた状態で安全ヨークを下死点から上死点に移動させストッパ軸を回動させても、トリガレバーを引いた力がストッパプレートとの係止部にかかっているためストッパプレートの規制は解除されずトリガレバーを回動することができないようにしたことを特徴とする。
前記変換手段としてリンク機構を好ましい手段として例示することができる。
従って、釘打機の非使用時には、安全ヨークはばね力により下死点に進出した状態にあるので、この状態ではストッパ軸に規制されストッパプレートがトリガレバーを係止して回動不可の位置を保持するので、誤ってトリガレバーを引いても移動できず、ノーズ部に自動的に供給されている釘等が打ち出されることがなく、不測の事故が生ずることもない。
従ってまた、トリガレバーを引いた状態で順次移動することも可能となる。
即ち、安全ヨークがばね力で下死点に進出した位置でトリガレバーを先に引いた状態で安全ヨークを被打込部材に押し当て上死点に後退させストッパプレートを回動させ切欠がストッパプレートの位置に来ても、トリガレバーを引いた力がストッパプレートとの係止部にかかっているため、ストッパプレートのトリガレバーに対する規制は解除されず、トリガレバーを回動することができない。この時の安全ヨークの上死点への後退移動では、ストッパ軸が回動するだけである。これによりこの考案の目的は達成される。
当然に通常の使用時には、釘打機を手に持って安全ヨークを被打込部材に当接押圧すると、安全ヨークは進出状態の下死点から上死点に後退移動するので、これにより変換手段を介してストッパプレートを規制しているストッパ軸が回動しストッパ軸の切欠がストッパプレートの位置に合致するので、ストッパプレートはその切欠分だけ回動しトリガレバーの係止から外れトリガレバーが回動可能となり、釘打機等の打ち込みが可能となる。
この考案の固着部材打込機(釘打機)によれば、次のような効果を奏する。
(1)固着部材打込機を手に持って安全ヨークを被打込部材に押し付けると、トリガレバーを係止して回動を規制しているストッパプレートの係止がトリガレバーから外れ、トリガレバーが回動可能となり、釘等の打ち込み作業ができる。
(2)安全ヨークを被打込部材に押し付けないときは、安全ヨークはばね力で下死点に進出しており、ストッパプレートがトリガレバーを係止して回動を規制した状態であり、この状態はストッパプレートがストッパ軸に規制されて保持されている。従って、非使用時には、この状態にあるのでトリガレバーを引いても回動不可で、引くことができない。
(3)このトリガレバーを先に引いた状態で安全ヨークを押し付けて、ストッパ軸が回動しその切欠がストッパプレートと合致しても、ストッパプレートのトリガレバーとの係止部がトリガレバーを引いた力で押圧されているため、ストッパプレートのトリガレバーからの係止はそのままの状態で解除されないので、トリガレバーを引いた状態で安全ヨークを被打込部材に押し付けてもストッパ軸が回動するだけで、トリガレバーは回動不可で引くことはできない。
(4)従って、非使用時は、トリガレバーは回動不可の位置を保持するので、誤ってトリガレバーを引いても釘等が打ち出されることがなく、不測の事故が発生することもない。
また、作業者がトリガレバーを引いたまま移動作業を行う場合にも誤って打ち込むこともない。これにより作業者の安全を図ることができる。
以下、この考案の実施の形態を図面に示すステープル打込機の安全装置を代表例とし詳細に説明する。
図1はこの考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部正面図、図2はこの考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部斜視図、図3はこの考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部側面図、図4はこの考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の非使用時の要部正面図、図5はこの考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の使用時の要部正面図、図6はストッパ軸およびストッパプレートの作動状態を説明する斜視図であり、(a)が非使用時、(b)が使用時の状態を示す。
ステープル打込機の本体1は、内部にピストン・シリンダ機構と往復動可能に保持されたブレート(いずれも図示省略)を内蔵する。ブレードはピストン・シリンダ機構で駆動され、往復動する。本体1の下部には先端にステープルが打ち出される射出口2aを有するノーズ部2と、このノーズ部2に連結され収納したステープルをノーズ部2に給送するマガジン3が設けられている。ノーズ部2はマガジン3から給送されたステープルを受け入れ、ブレードの往復動を案内し、先端の射出口2aから受け入れたステープルを打ち出すものである。また、本体1には常時進出方向にばねで押圧されるプランジャ5を有するトリガバルブ(起動スイッチ)4と、本体1に回動可能に枢支7され前記プランジャ5を押圧してトリガバルブ4の開閉を行なうトリガレバー6を備えている。即ち、プランジャ5がばねで押圧されて進出している状態が、トリガバルブ4がOFFの時であり、トリガレバー6を回動させばねに抗してプランジャ5を押し込んだ(後退)時にトリガバルブ4がONする機構となっている。
従って、ステープル打込機は、ハンドル8を手に持って指でトリガレバー6を引くと、トリガレバー6が回動し、ばねに抗して進出しているプランジャ5を押し込むので、トリガバルブ4が開き、ピストン・シリンダ機構に圧縮空気が供給され、それによりブレードが駆動され、ノーズ部2に案内されノーズ部2に受け入れたステープルをノーズ部2の先端の射出口2aより打ち出すものである。これらの構成は、従来公知であるのでこれ以上の詳しい説明は省略する。
このようなステープル打込機において安全装置は、ノーズ部2に下死点と上死点との間を進退可能に設けられ、常時ばね10にて進出方向に付勢された安全ヨーク9と、トリガレバー6付近に回動可能に枢支12され、常時ばね13にてトリガレバー6の係止を解除する方向に付勢され、該ばね13の付勢力に抗してトリガレバー6を係止してその回動を規制するストッパプレート11と、該ストッパプレート11に接触して回動可能であって、ストッパプレート11に接触する位置に切欠15を有し、ストッパプレート11の回動を規制および許容するストッパ軸14と、前記安全ヨーク9とストッパ軸14との間に設けられる安全ヨーク9の進退運動(直線往復動)をストッパ軸14の回転運動(正逆半回転往復動)に変換する変換手段17とを具備し、
安全ヨーク9の進出した下死点位置では、ストッパ軸14に規制されストッパプレート11がトリガレバー6を係止して回動不可の位置を保持し、また、安全ヨーク9が被打込部材21に押し付けられ上死点に後退した位置では、安全ヨーク9の後退運動で変換手段17を介しストッパ軸14が回動しその切欠15がストッパプレート11の位置と合致するため、ストッパプレート11がその切欠15分だけ移動が許容さればね13の付勢力で移動し、トリガレバー6の規制を解除するためトリガレバー6が回動可能となり、さらに、トリガレバー6を引いた状態で安全ヨーク9を下死点から上死点に移動させストッパ軸14を回動させても、トリガレバー6を引いた力がストッパプレート11の係止部11aにかかっているためストッパプレート11の規制は解除されずトリガレバー6を回動することができないようになっている。
安全ヨーク9は、ノーズ部2に設けられたガイド部材16、16にガイドされ進退可能(往復動可能)に設けられ、下死点と上死点の間を進退(往復)する。該安全ヨーク9にはばね10が設けられ常時進出方向に付勢されている。従って、安全ヨーク9は非使用時はばね10にて付勢されて下死点に進出した位置を保持しているが、使用時に被打込部材21に押し当てるとばね10の付勢力に抗して上死点に後退する。当然に被打込部材21から離間させると下死点に復元する。
本体1には常時進出方向にばね10で押圧されるプランジャ5を有するトリガバルブ4と、本体1に枢軸7にて回動可能に枢支され前記プランジャ5を押圧してトリガバルブ4の開閉を行なうトリガレバー6を備え、該トリガレバー6はストッパプレート11でその回動が規制および解除される。
ストッパプレート11は、本体1に枢軸12にて回動可能に枢支され、先端がトリガレバー6の係止部11aになっている。即ち、トリガレバー6にはストッパピン6aが固設され、ストッパプレート11の先端の係止部11aは、このストッパピン6aに係止する浅い円弧状の凹部となっており、この係止部11aがストッパピン6aを係止することによってトリガレバー6の回動を規制する。
ストッパプレート11は、ばね13でトリガレバー6の係止を解除する方向に付勢されているが、非使用時は安全ヨーク9が下死点に進出した状態でストッパ軸14で回動が規制されているため、トリガレバー6のストッパピン6aを係止した回動不可の状態を保持する。
ストッパ軸14は、本体1にストッパプレート11と接触して回転可能に枢着されており、ばね13で付勢されているストッパプレート11を係止してストッパプレート11の回動を規制している。このストッパ軸14には切欠15が設けられており、ストッパ軸14が回動しこの切欠15がストッパプレート11と合致する位置にくると、ストッパプレート11はこの切欠15の分だけ回動が許容されるため、ばね13で付勢されているストッパプレート11はその切欠15の分だけ回動しトリガレバー6のストッパピン6aの係止から外しトリガレバー6の回動を可能とする。
該ストッパ軸14と前記安全ヨーク9との間には、安全ヨーク9の進退運動(直線往復動)をストッパ軸14の回転運動(正逆半回転往復動)に変換する変換手段17が設けられている。本例では変換手段17としてリンク機構を示している。このリンク機構は、安全ヨーク9に固着された取付板18とストッパ軸14に固設されたアーム19との間をリンクバー20で連結して構成されている。これにより安全ヨーク9の進退運動(直線往復動)をストッパ軸14の回転運動(正逆半回転往復動)に変換することができる。
しかして、この実施の形態にかかるステープル打込機の安全装置によれば、非使用時には安全ヨーク9はばね10により下死点位置に進出した状態にあり、この状態では図6(a)に示すようにトリガレバー6のストッパピン6aを係止したストッパプレート11がストッパ軸14に規制されて回動不可となるので、トリガレバー6もストッパプレート11の係止部11aに係止されて回動不可となる。従って、非使用時にはトリガレバー6を引くことができない。
しかし、使用時に図5に示すように安全ヨーク9を被打込部材21に押し付けてばね10の付勢力に抗して安全ヨーク9を上死点に後退移動させると図6(b)に示すように変換手段(リンク機構)17を介してストッパ軸14が回動され、その切欠15がストッパプレート11の位置と合致するため、ストッパプレート11はその切欠15分だけ移動が許容さればね13の付勢力で移動し、トリガレバー6のストッパプレート11との係止が解除される。これによりトリガレバー6の回動が可能となり、トリガレバー6を引くことができる。図6(a)には、トリガレバー6のストッパピン6aを係止したストッパプレート11がストッパ軸14に規制されて回動不可となり、トリガレバー6を回転不可に係止している状態が示され、図6(b)には、ストッパ軸14が回動され、その切欠15がストッパプレート11の位置と合致してストッパプレート11がその切欠15分だけ移動し、トリガレバー6のストッパピン6aとの係止が解除された状態が示されている。
一方、トリガレバー6を先に引いた状態は、トリガレバー6のストッパピン6aがストッパプレート11の係止部11aに係止され回動不可の状態であり、トリガレバー6を引いた力はストッパピン6aを介してストッパプレート11の係止部11aに押圧力としてかかっている状態である。従って、トリガレバー6を先に引いた状態で安全ヨーク9を被打込部材21に押し付け下死点から上死点に移動させストッパ軸14を回動させその切欠15をストッパプレート11の位置と合致させても、トリガレバー6を引いた力がストッパピン6aを介してストッパプレート11の係止部11aにかかっているため、ストッパプレート11の係止部11aとストッパピン6aとの係止は解除されずトリガレバー6を回動することはできない。トリガレバー6を引いた状態で安全ヨーク9を被打込部材21に押し付け下死点から上死点に移動させてもストッパ軸14が回動するだけである。
なお、前記実施の形態は、この考案を制限するものではなく、この考案は要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が許容される。
この考案は、ステープル打込機の安全装置だけでなく、釘打機やボルト打込機のような他の固着部材打込機の安全装置としても使用できる。
この考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部正面図である。 この考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部斜視図である。 この考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の要部側面図である。 この考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の非使用時の要部正面図である。 この考案の実施の形態を示すステープル打込機の安全装置の使用時の要部正面図である。 ストッパ軸およびストッパプレートの作動状態を説明する斜視図であり、(a)が非使用時、(b)が使用時の状態を示す。
符号の説明
1 本体
2 ノーズ部
2a 射出口
3 マガジン
4 トリガバルブ
5 プランジャ
6 トリガレバー
6a ストッパピン
7 枢軸(枢支)
8 ハンドル
9 安全ヨーク
10 ばね
11 ストッパプレート
11a 係止部
12 枢軸(枢支)
13 ばね
14 ストッパ軸
15 切欠
16 ガイド部材
17 変換手段(リンク機構)
18 取付板
19 アーム
20 リンクバー
21 被打込部材

Claims (2)

  1. 本体内部に上下往復動可能に保持され、本体内部に内蔵するピストン・シリンダ機構により駆動されるブレードと、本体下部に設けられ釘等を受け入れブレードの往復動を案内し、受け入れた釘等が打ち出される射出口を先端に有するノーズ部と、ノーズ部に連結され収納した釘等をノーズ部に給送するマガジンと、常時進出方向に押圧されるプランジャを有するトリガバルブと、本体に回動可能に枢支され前記プランジャを押圧してトリガバルブの開閉を行なうトリガレバーとを備えた固着部材打込機であって、
    ノーズ部に下死点と上死点との間を進退可能に設けられ、常時ばねにて進出方向に付勢された安全ヨークと、トリガレバー付近に回動可能に枢支され、常時ばねにてトリガレバーの係止を解除する方向に付勢され、該ばねの付勢力に抗してトリガレバーを係止してその回動を規制するストッパプレートと、該ストッパプレートに接触する位置に切欠を有し、ストッパプレートの回動を規制および許容するストッパ軸と、前記安全ヨークとストッパ軸との間に設けられる安全ヨークの進退運動をストッパ軸の回転運動に変換する変換手段とを具備し、
    安全ヨークの進出した下死点位置では、ストッパ軸に規制されてストッパプレートがトリガレバーを係止して回動不可の位置を保持し、安全ヨークが被打込部材に押し付けられて上死点に後退した位置では、安全ヨークの後退移動で変換手段を介しストッパ軸が回動しその切欠がストッパプレート位置と合致するため、ストッパプレートがその切欠分だけ移動が許容さればねの付勢力で移動しトリガレバーの規制を解除するためトリガレバーが回動可能となり、トリガレバーを引いた状態で安全ヨークを下死点から上死点に移動させストッパ軸を回動させても、トリガレバーを引いた力がストッパプレートとの係止部にかかっているためストッパプレートの規制は解除されずトリガレバーを回動することができないようにしたことを特徴とする固着部材打込機の安全装置。
  2. 前記変換手段は、リンク機構である請求項1記載の固着部材打込機の安全装置
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