JP3120958B2 - 端子金具の組付け構造 - Google Patents
端子金具の組付け構造Info
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Description
ドに嵌合される端子金具及びその端子金具を複数組み合
わせた端子組付け構造に関するものである。
する複数本のアース用電線を車体に設けたアース用のス
タッドボルトに接続する場合には、各電線の端末に端子
金具を固着し、それらの端子金具を順に重ねてスタッド
ボルトに嵌合するということが行われる。
昭63ー28536号公報に示すものが公知である。図
15に示すように、この端子金具1は、中央にスタッド
ボルト(図示せず)との嵌合孔2Aを有する円形の接続
板部2と、この接続板部2の外周縁から外側へ突出して
形成した電線接続部3とからなり、この電線接続部3に
は電線6が圧着により接続される。接続板部2の外周に
は2枚の係止片4、4が対称位置に突設され、各係止片
4には、接続板部2の上面よりも隆起した係止受部5
が、接続板部2の外周に沿って反時計回りに延びること
により上に重ねられる端子金具1の係止片4の潜込みを
可能に形成されている。さらに、係止片4にはその上下
両側に貫通するロック孔4Aが穿設されていると共に、
係止受部5には下面側への切り起こしによってロック孔
4Aと嵌合可能な突部5Aが形成されている。
ドボルトに嵌合するには、一方の端子金具1の接続板部
2の上面に他方の端子金具1の接続板部2を、同心にか
つ回転姿勢をずらして重ね合わせたのち、上側の接続板
部2を時計回り方向に回動させると、その係止片4が下
側の係止受部5の下に潜り込み、下側の端子金具1の突
部5Aと上側の端子金具1のロック孔4Aとが嵌合し
て、図16に示すように両端子金具1,1が一体化され
る。
子金具1は重ね合わされて一体化されると図16に示す
ように、嵌合孔2Aの中心点Oを中心として係止受部5
と係止片4とがなす角度間隔θだけ電線接続部3,3同
士が開脚することとなる。さらに端子金具1を順次重ね
合わせて行くと、各端子金具1の電線接続部3は中心点
Oを中心に反時計回りに角度間隔θだけ隔てつつ螺旋状
に整列していくことになる。したがって、重ねられる端
子金具1の枚数が増えるにつれ、最下段の電線接続部3
からの電線6の延び方向と最上段の電線接続部3からの
電線6の延び方向とのなす角度が大きくなる。このよう
に端子金具1の重ね合わせ枚数が多くなって電線6が大
きな角度で拡がった状態では、全ての電線6を一纏めに
して同一方向に配線したときに端側に位置する電線6が
大きい曲率で曲げられ、この電線6には過大な応力が生
じて負担が大きくかかることになる。
で、複数の端子金具を重ね合わせた際に電線にかかる負
担を減らすことを目的とする。
を一致させて重ねた状態での組付けが可能であり、前記
組付けの中心から略径方向外向きに張り出す電線接続部
を有すると共に、この電線接続部に対して周方向に所定
の角度間隔を空けた位置に係止片と係止受部とが形成さ
れている複数の端子金具から構成され、互いに重なり合
う前記端子金具が、その一方の端子金具の前記係止片と
他方の端子金具の前記係止受部との係合により、前記電
線接続部同士の位置を周方向にずらして位置決めされる
ようになっている端子金具の組付け構造であって、周方
向において前記係止片及び前記係止受部に対する前記電
線接続部の位置が異なっている複数種類の端子金具によ
って構成され、互いに同一種類の端子金具同士を重ねた
ときの電線接続部のずれ方向が、すべての種類の端子金
具において同一方向であり、かつ、同一種類の端子金具
同士を組み付けてなる端子金具群に対してこれとは別の
種類の端子金具を重ねたときには、この別種類の端子金
具の電線接続部が、前記端子金具群の電線接続部のずれ
配置における始端側へ戻る方向にずれて配置が開始され
る構成としたところに特徴を有する。
て、互いに同一種類の端子金具同士を重ねてなる一方の
端子金具群における電線接続部間の周方向のずれ角度
と、一方の端子金具群とは別の種類であって互いに同一
種類の端子金具を重ねてなる他方の端子金具群における
電線接続部間の周方向のずれ角度とが互いに同じであ
り、且つ、一方の端子金具群と他方の端子金具群との間
で互いに対応する電線接続部同士が周方向にずれた位置
に配される構成としたところに特徴を有する。
て、一方の端子金具群と他方の端子金具群との間で互い
に対応する電線接続部同士が互いに平行をなしている構
成としたところに特徴を有する。
複数の端子金具同士を重ね合わせて組み付けると、各端
子金具の電線接続部が周方向に順次に位置ズレして配さ
れた状態となり、1つの端子金具群が構成される。同様
にして各種類毎に端子金具を組み付けることにより複数
の端子金具群が構成される。各端子金具群においては複
数の電線接続部が周方向に順次に位置ズレするために所
定の角度範囲に亘って拡がる。この複数の端子金具群を
重ねて組み付けることにより本発明の端子組付け構造が
構成される。
た場合の電線接続部の位置ズレの方向は同一種類の端子
金具を組み付けた場合とは逆になるため、互いに重なり
合う端子金具群の間における電線接続部の拡がり範囲
は、周方向に連続して大きくなるのではなく、相手側の
電線接続部の拡がり範囲と重なるようになる。したがっ
て、複数の端子金具群を重ねて組み付けても、電線接続
部の拡がり範囲を単一の端子金具群の拡がり範囲とほぼ
同じ範囲内に納めることが可能である。これにより、端
子金具の数が多くなっても、電線接続部の拡がり範囲を
一定範囲内に納めることができる。
具群の電線接続部に対して他方の端子金具群の電線接続
部が重ならずに周方向にずれた位置に張り出すことにな
る。
る電線接続部同士を平行にしたため、対応する電線接続
部が互いに別の方向へ張り出す場合に比べると、電線接
続部の張り出し端の広がり範囲が小さくなる。
が多くなっても、電線接続部の拡がり範囲を一定範囲内
に納めることができるから、電線接続部に接続した全て
の電線を一纏めにして同一方向に配線した場合に、曲げ
られる電線の曲率が小さくて済み、電線に過大な曲げ応
力が生じて負担が大きくかかることを防止することがで
きる。
なり厚さの寸法に対して電線接続部の高さ寸法が大きい
場合でも、電線接続部同士を干渉させることなく組み付
けることができる。
り出し端の広がり範囲が小さく抑えられるから、電線を
纏めたときの曲げの曲率が小さくなって電線に対する負
担を軽減できる。
至図14を参照して説明する。
は、下段端子金具10と上段端子金具20との2種類の
端子金具からなり、この2種類の端子金具10,20
を、夫々、4枚ずつ重ねて合わせることによって構成さ
れる。
図5に基づいて説明する。下段端子金具10は、導電性
の金属板材からなり、略円形の接続板部11とこの接続
板部11の外周縁から一体に突出したバレル部(電線接
続部)12とを備える。このバレル部12は、電線Wの
被覆部Waにカシメ付けられるインシュレーションバレ
ル部12Aと被覆を剥いて露出させた芯線Wbにカシメ
付けられるワイヤバレル部12Bとからなっている。接
続板部11の中央には、上下両面に貫通する嵌合孔13
が形成され、この嵌合孔13は例えば自動車の車体に設
けたスタッドボルト(図示せず)に嵌合されるようにな
っている。また、バレル部12は、嵌合孔13の中心点
Pから半径方向に延びていて、その両側縁が上方に立ち
上がるように湾曲されている。このバレル部12には電
線Wが圧着により電気的導通可能状態に接続され、圧着
された電線Wはバレル部12と同じく中心点Pから半径
方向に延びる。
と反対側の位置には、部分的に外径が大きくなるように
突出した縁側部14が形成されており、この縁側部14
には、中心点Pを中心とする同心円上に配して係止片1
5と係止孔(本発明の構成要件である係止受部)16が
形成されている。係止片15は縁側部14を部分的に上
側に切り起こすことによって形成され、平面であらわし
た図2における時計回り側が高くなるように傾斜してい
る。一方、係止孔16は縁側部14の上面から下面に貫
通して形成されており、嵌合孔13を合致させて2枚の
下段端子金具10,10を正規状態に重ね合わせたとき
には、図4に示すように、両下段端子金具10,10が
周方向に位置ズレして上側の下段端子金具10の係止孔
16と下側の下段端子金具10の係止片15とが係合す
るようになっている。
14の時計回り側に隣接する位置、及び、この位置に対
して約180°(時計回りに185°)の角度間隔を空
けた位置には、夫々、潜込板部17が形成されている。
各潜込板部17には、その外縁から立ち上がって潜込板
部17の上にオーバーハングするようにコの字状に折り
返した浮上り防止片18が形成されていると共に、この
浮上り防止片18よりも時計回り側に上方に突出する突
起19が形成されている。
側の下段端子金具10を相対的に時計回りに回動させる
と、上側の潜込板部17が下側の浮上り防止片18の下
に潜り込んでその下面に突起19が押圧される。潜込板
部17と浮上り防止片18との係合により両下段端子金
具10,10が上下方向に分離するのが阻止されると共
に、浮上り防止片18と突起19との摩擦により両下段
端子金具10,10が周方向に容易に相対回動しないよ
うになり、もって、両下段端子金具10,10が図4に
示すように所定の相対位置関係で正規状態に組み付けら
れる。この状態において、上側の下段端子金具10が時
計回りに相対回動することは上下の浮上り防止片18,
18同士が当接することによって阻止され、反対に反時
計回りの相対回動は係止片15と係止孔16との係合に
よって阻止されている。
7Aは上面が傾斜して楔状をなすように押し潰してあ
る。このような形状としたことにより、重ねた下段端子
金具10を相対回動させて上側の潜込板部17を下側の
浮上り防止片18の下に潜り込ませるときに、引っ掛か
りが生じ難くなり、下段端子金具10の組付け作業の円
滑化が図られている。
ときには、ドライバー等の治具により係止孔16から露
出する下側の係止片15を弾性変形させつつ押し下げる
ことによって係止片15と係止孔16の係合を解除し、
この状態から上側の下段端子金具10を反時計回りに相
対回動させればよい。
止片15と係止孔16との位置関係及びこれらとバレル
部12との配置関係について図2を参照して説明する。
中心点Pを中心とする周方向において、係止片15は係
止孔16に対して反時計回りに30°の角度間隔を空け
た位置に配され、また、バレル部12は係止片15に対
して反時計回りに170°の角度間隔を空けて配されて
いる。
記角度の設定の仕方は、下段端子金具10,10同士を
組み合わせたときに係止片15と係止孔16が係合して
当接し合う面の角度間隔を基準としている。また、係止
片15とバレル部12との間の上記角度の設定の仕方
は、係止片15の前記係止孔16との当接面と、バレル
部12の幅方向(周方向)における中央を通る径方向の
中心線(以下、基準位置Qという)との間の角度間隔を
基準としている。
端子金具10,10を重ねて正規状態に組み付けた状態
では、図4に示すように、上側のバレル部12が、下側
のバレル部12に対して係止片15と係止孔16との間
隔と同じ30°の角度間隔を空けて反時計回り側へ位置
ズレして配されることになる。
ねて正規状態に組み付けると、図5に示すように、最も
下のバレル部12と最も上のバレル部12とが90°の
角度間隔を空けて拡がった状態になると共に、最も上の
係止片15は最も下のバレル部12に対して時計回り側
に80°の角度間隔を空けて配置されることになる。こ
の80度の角度間隔は、後述する上段端子金具20にお
ける係止孔26とバレル部22との角度間隔と同じであ
る。
図10を参照して説明する。上段端子金具20は、下段
端子金具10と同様に、嵌合孔23の形成された接続板
部21と、電線Wが接続されるバレル部(電線接続部)
22と、係止片25と係止孔(係止受部)26の形成さ
れた縁側部24と、縁側部24に時計回り側に隣接する
位置及びこの位置と約180°(時計回りに185°)
の角度間隔を空けた位置に夫々形成した潜込板部27と
を備えている。
潜込板部27に形成した浮上り防止片28と突起29
は、夫々、下段端子金具10のものと中心点Pを共通と
する同一半径の円上に配されている。したがって、下段
端子金具10の上に上段端子金具20を重ねると、下段
側の係止片15と上段側の係止孔26との係合及び上段
側の潜込板部27と下段側の浮上り防止片18との係合
によって上下両端子金具10,20が組み付けられるよ
うになっている。勿論、上段端子金具20同士を重ねた
場合でも、係止片25と係止孔26との係合及び潜込板
部27と浮上り防止片28との係合によって両上段端子
金具20,20が組み付けられるようになっている。
付け及び上段端子金具同士の組付けに際しては、潜込板
部27の縁部27Aが楔状に傾斜しているため、潜込板
部27を浮上り防止片18,28の下に潜り込ませると
きに、引っ掛かりが生じ難くなっている。
下段端子金具10と同じく、係止片25は係止孔26に
対して反時計回りに30°の角度間隔を空けた位置に配
されており(図7を参照)、2枚の上段端子金具20,
20を正規状態に組み付けた状態では、図9に示すよう
に、上側のバレル部22が下側のバレル部22に対して
30°の角度間隔を空けて反時計回り側へ位置をずらし
て配されることになる。4枚の上段端子金具20を順次
に重ねて正規状態に組み付けた場合には、図10に示す
ように、最も下のバレル部22と最も上のバレル部22
とが90°の間隔を空けて拡がった状態になる。
係止孔26に対する位置関係は、下段端子金具10にお
けるバレル部12と係止孔16と位置関係とは異なった
設定となっている。中心点Pを中心とする周方向におけ
るバレル部22の基準位置Rは、図7に示すように係止
孔26に対して反時計回りに80°の角度間隔を空けた
位置となっている。
関係について説明する。基準位置Rは、下段端子金具1
0のバレル部12との位置関係をわかりやすくするため
に、バレル部12の位置基準Qと同じく中心点Pから半
径方向に延びる直線であらわしている(図7を参照)。
一方、バレル部22が実際に形成されている位置は、基
準位置Rに対して平行に且つ時計回り側に位置ズレして
いる。このようにバレル部22の実際の形成位置と基準
位置Rとをずらして設定したことにより、後述する組付
け状態において下段側のバレル部12と上段側のバレル
部22の基準位置Q,Rとが一致した状態において、下
段側のバレル部12と上段側のバレル部22とが干渉す
るのを回避することができるようになる。
基準位置Rがなす80°の角度間隔は、前述したように
下段端子金具10を4枚組み付けた状態において最も下
のバレル部12と最も上の係止片15との間の角度間隔
と同じである。そして、この最も上の係止片15には上
段端子金具20の係止孔26が係合されるようになって
いる。
付けた端子金具群の上に上段端子金具20を重ねて組み
付けた状態では、上段端子金具20のバレル部22が最
も上の下段端子金具10のバレル部12に対して更に反
時計回りに拡がるように位置するのではなく、図12に
示すように上段側のバレル部22の基準位置Rは下段端
子金具10群の最も下のバレル部12の基準位置Qに一
致することになる。即ち、同一種類の下段端子金具1
0,10同士を組み付けるとバレル部12が反時計周り
に30゜ずつずれていくのに対し(図4及び図5を参
照)、この下段端子金具10にこれとは異なる種類であ
る上段端子金具20を組み付けた場合には、図11に示
すように上段側のバレル部22が下段側のバレル部12
に対して時計回りに戻るように大きく90゜ずれ、した
がって、図12に示すように、上段側のバレル部22は
下段側のバレル部12のズレ配置のスタート位置と同じ
位置に配置されることになる。
枚の上段端子金具20を順に重ねて組み付けていくと、
これらのバレル部22は、下段端子金具10と同じく3
0°の角度間隔を空けて反時計回りに位置ズレして配置
され、上下に対応するバレル部12,22同士の基準位
置Q,Rが、夫々、一致する。
準位置Q,Rが一致した状態においては、上述のように
上段側のバレル部22がその基準位置Rからずれて形成
されていることから、上段側のバレル部22が下段側の
バレル部12に対して平行な姿勢で時計回り側に位置ズ
レして配置される、これにより、上下の両バレル部1
2,22同士の干渉が回避されている。
0を4枚ずつ組み付ける手順としては、下段端子金具1
0を1枚ずつ順に組み付けて更に上段端子金具20を1
枚ずつ順に組み付ける方法でも、4枚の下段端子金具1
0を組み付けて下段端子金具群を構成すると共に4枚の
上段端子金具20を組み付けて上段端子金具20群を構
成した後に、この両端子金具群を組み付ける方法でもよ
い。
する端子金具は合計8枚であるが、同じ8枚の単一種類
の端子金具を重ねて30°ずつずらして組み付けた場合
にはバレル部の拡がり角度は210°と大きくなり、こ
れらのバレル部に接続した電線を一纏めにして同一方向
に配線した場合には、端側に位置する電線ほど大きな曲
率で曲げられて大きな曲げ応力が生じることになる。
金具10,20を2つの端子金具群に分けて上下に重ね
て組み付けるようにしたから、全体としてのバレル部1
2,22の広がり範囲は、1つの端子金具群のバレル部
12,22の広がり範囲である90°より若干大きな角
度範囲内に納まるようになっている。したがって、バレ
ル部12,22に接続した8本の電線Wを一纏めにして
同一方向に配線した場合に、曲げられる電線Wの曲率が
小さくて済み、電線Wに過大な曲げ応力が生じて負担が
大きくかかることがない。
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
2,22を用いた場合について説明したが、本発明によ
れば3種類以上の端子金具を用いることも可能である。
を構成する端子金具の枚数が4枚である場合に付いて説
明したが、本発明によれば、1つの端子金具群を構成す
る端子金具の数は3枚以下でもよく、5枚以上でもよ
い。
状態でバレル部同士が30°の角度間隔を空けて拡がる
場合について説明したが、本発明によれば、バレル部同
士の角度間隔は30°より小さくても、大きくてもよ
い。
のバレル部の最大広がり角度が90°である場合につい
て説明したが、本発明によれば、バレル部の最大広がり
角度は90°より小さくしても、大きくしてもよい。
上段端子金具群との間で互いに対応するバレル部12,
22同士が平行に延びている場合について説明したが、
本発明によれば、この上下で対応するバレル部同士が平
行ではなくて、共に径方向に延びる構成としてもよい。
バレル部12と上段端子金具群のバレル部22との位置
を整合させずに、上段側のバレル部22を下段側のバレ
ル部12に対して相対的に時計回りにずらすことによっ
てバレル部12,22同士の干渉を回避する構成となっ
ているが、バレル部同士の干渉の虞がない場合には上下
のバレル部の位置が周方向において一致するように配置
してもよい。
端子金具が下側の端子金具に対して反時計回りに位置ズ
レして組み付けられる場合について説明したが、本発明
によれば、上側に重ねられる端子金具が下側の端子金具
に対して時計回りに位置ズレして組み付けられるように
することもできる。
0が中心に嵌合孔13,23を有するタイプのものであ
る場合について説明したが、本発明によれば、嵌合孔が
形成されていないタイプの端子金具にも適用することが
できる。
端子金具群の平面図
段端子金具群の平面図
付けた状態の平面図
けた状態の平面図
けた状態の平面図
けた状態の側面図
Claims (3)
- 【請求項1】 中心を一致させて重ねた状態での組付け
が可能であり、前記組付けの中心から略径方向外向きに
張り出す電線接続部を有すると共に、この電線接続部に
対して周方向に所定の角度間隔を空けた位置に係止片と
係止受部とが形成されている複数の端子金具から構成さ
れ、互いに重なり合う前記端子金具が、その一方の端子
金具の前記係止片と他方の端子金具の前記係止受部との
係合により、前記電線接続部同士の位置を周方向にずら
して位置決めされるようになっている端子金具の組付け
構造であって、 周方向において前記係止片及び前記係止受部に対する前
記電線接続部の位置が異なっている複数種類の端子金具
によって構成され、 互いに同一種類の端子金具同士を重ねたときの電線接続
部のずれ方向が、すべての種類の端子金具において同一
方向であり、かつ、 同一種類の端子金具同士を組み付けてなる端子金具群に
対してこれとは別の種類の端子金具を重ねたときには、
この別種類の端子金具の電線接続部が、前記端子金具群
の電線接続部のずれ配置における始端側へ戻る方向にず
れて配置が開始される構成としたことを特徴とする端子
金具の組付け構造。 - 【請求項2】 互いに同一種類の端子金具同士を重ねて
なる一方の端子金具群における電線接続部間の周方向の
ずれ角度と、前記一方の端子金具群とは別の種類であっ
て互いに同一種類の端子金具を重ねてなる他方の端子金
具群における電線接続部間の周方向のずれ角度とが互い
に同じであり、且つ、前記一方の端子金具群と前記他方
の端子金具群との間で互いに対応する前記電線接続部同
士が周方向にずれた位置に配される構成としたことを特
徴とする請求項1記載の端子金具の組付け構造。 - 【請求項3】 一方の端子金具群と他方の端子金具群と
の間で互いに対応する電線接続部同士が互いに平行をな
していることを特徴とする請求項2記載の端子金具の組
付け構造。
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