JP3120779B2 - ディスプレイ表示のスクロール方式 - Google Patents

ディスプレイ表示のスクロール方式

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JP3120779B2 JP13145298A JP13145298A JP3120779B2 JP 3120779 B2 JP3120779 B2 JP 3120779B2 JP 13145298 A JP13145298 A JP 13145298A JP 13145298 A JP13145298 A JP 13145298A JP 3120779 B2 JP3120779 B2 JP 3120779B2
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    • G06F2200/16—Indexing scheme relating to G06F1/16 - G06F1/18
    • G06F2200/163—Indexing scheme relating to constructional details of the computer
    • G06F2200/1637—Sensing arrangement for detection of housing movement or orientation, e.g. for controlling scrolling or cursor movement on the display of an handheld computer

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
のスクロール方式に関し、特に、携帯端末装置に用いて
好適なスクロール方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、携帯端末装置において、ディスプ
レイに表示される文字をスクロールさせる方式は、装置
が小型であることから比較的狭い表示部（ＬＣＤ等より
なる）で、表示する文字列を上下左右に移動して表示さ
せる目的で用いられている。
【０００３】例えば携帯電話機に設けられた上下ボタン
を押下する毎に表示部に文字列を一行づつ表示していく
方式がある。
【０００４】なお、表示部の表示画面に表示された画像
を簡単な操作によりスクロールさせる画像表示制御装置
として、例えば特開平７−２７１５０５号公報には、加
速度検知手段によって検知された加速度に対応して表示
部の表示画面に表示さた画像を変更する手段を備えた構
成が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の携
帯電話機においては、次のような問題点があった。
【０００６】すなわち、携帯電話機では、スクロールを
指の動作に頼っているために、片手でのボタン操作がや
りにくい、ということである。携帯電話機使用時に片手
で持っていると、ボタン操作は、主に親指で行うことに
なる。そして、上下キーでスクロールさせる方式の場
合、親指で上下キーを押下するというボタン操作は煩雑
である。
【０００７】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、携帯電話端末装置
の文字表示のスクロール操作性を特段に向上する全く新
規な表示文字のスクロール方式を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の表示文字のスクロール方式は、携帯電話端
末装置全体を振った際に表示部に表示されている文字を
振動検出手段によって検出した方向へとスクロールさせ
るようにしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、図１を参照すると、携帯電話機１０を(１)の横方向
へ振り、停止させることにより、振動検出装置(横方向)
１３は、Ｂ、Ａの順番で振動を検出する。すると表示部
１１の表示画面上に表示されている文字を、Ｂ→Ａの方
向へとスクロールさせる。また携帯電話機１０を(４)の
縦方向へ振り停止させることにより、振動検出装置(縦
方向)１２は、Ｃ、Ｄの順番で振動を検出し、表示部１
１の表示画面上に表示されている文字列などを、Ｃ→Ｄ
の方向へとスクロールさせる。
【００１０】これにより、ボタン操作を全く行うことな
く、表示部１１の表示画面上に表示される文字をスクロ
ールすることが出来、操作性を向上している。
【００１１】また本発明の実施の形態においては、タイ
マー手段を備え、一定時間、前記振動検出装置からの振
動の検出、及びボタン操作が無いことを検出した際に前
記表示部の電源をオフするように制御するようにしても
よい。
【００１２】また本発明の実施の形態においては、振動
検出装置は、後に実施例で詳説するように、好ましく
は、中空円筒状のシリンダの中に両端をバネ等の弾性部
材によって付勢された円筒型電極が収容され、前記シリ
ンダの両端部にはそれぞれ一対の電極を備え、前記シリ
ンダの両端部の前記一対の電極の一方の電極にそれぞれ
振動検出用の信号を供給する信号発生回路を備え、前記
シリンダの両端部の前記一対の電極の他方の電極からそ
れぞれ振動検出用の信号を取り出すように構成される。
【００１３】そして携帯電話装置を一方向（例えば図１
の（１）方向のＢ→Ａ）に振って停止させた場合に、前
記シリンダ中の前記円筒型電極が、まず前記シリンダの
電極のうち振動方向とは逆方向側の電極（図１のＢ）と
電気的に接続して振動検出信号を出力し、次に前記シリ
ンダの電極のうち振動方向側の電極（図１のＡ）と電気
的に接続して振動検出信号を出力する。この信号の出力
の順番により、振動の向きＢ→Ａが検出できる。
【００１４】また、本発明の実施の形態においては、一
度、振動検出装置より振動検出信号を出力した後は、所
定時間の間、再び振動検出信号を発生させないように設
定されており、シリンダ中の円筒型電極が弾性部材を介
して何度もシリンダの両側の電極に接触しても最初の振
動方向のみを検出することができるようにしている。
【００１５】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【００１６】図１は、本発明の一実施例を説明するため
の斜視図である。図１を参照すると、本発明の一実施例
において、振動検出装置(横方向)１３は、携帯電話機１
０を(１)及び(２)の方向へ振った時のその方向を検知す
る。
【００１７】振動検出装置(縦方向)１２は、携帯電話機
１０を(３)及び(４)の方向へ振った時のその方向を検知
する。
【００１８】表示部１１は、文字を表示する為の小型の
ＬＣＤ等によりなる矩形型のディスプレイデバイスであ
り、携帯電話機１０内のディスプレイ駆動回路によって
表示する文字が制御される。
【００１９】図２は、本発明の一実施例における横方向
及び縦方向の振動検出回路、ディスプレイ駆動回路、及
びディスプレイ（表示部）の構成の一例を示すブロック
図である。
【００２０】次に、図２を参照して、本発明の一実施例
における振動検出装置について説明する。縦方向及び横
方向の振動検出装置１２、１３は同一構成であるため、
以下では、横方向の振動検出回路１３を例に説明する。
【００２１】図２を参照すると、振動検出装置１３（又
は１２）は、ある方向への振動を受けると、振動検出信
号を発生する。振動検出信号は、検出方向解析回路１１
に供給される。
【００２２】検出方向解析回路１５から振動方向検出信
号がディスプレイ駆動回路１６に供給される。
【００２３】ディスプレイ駆動回路１６は、振動方向検
出信号を受け取ると、ディスプレイ１１に表示している
文字列をスクロールさせる制御信号をディスプレイ１１
に供給する。
【００２４】次に、本発明の一実施例の携帯電話機の振
動検出システムの動作について説明する。
【００２５】図３は、本発明の一実施例の振動検出装置
の構成を示す図である。図３(ａ)を参照すると、振動検
出装置には、中空円筒状のシリンダ３０の中に両端をス
プリング２６、２７によって付勢された有底円筒型の第
５電極２５が収容されている。
【００２６】シリンダ３０の一端には、第１電極２１と
第２電極２２が設けられ、これと対向する他端には、第
３電極２３と第４電極２４が設けられている。
【００２７】第１、第３電極２１、２３は、検出信号発
生回路１４へ接続され、第２、第４電極２２、２４はそ
れぞれ振動方向検出回路へ接続されている。この両電極
２１と２２、電極２３と２４は、非振動時開放状態とな
っている。
【００２８】図３(ｂ)は、振動検出装置が振動を受けた
状態を示してている。この時、電極２５は、まず振る方
向の反対側に加速度を受けるため第３、第４電極２３、
２４に接触する。
【００２９】これにより、第３、第４電極２３と電極２
４は短絡状態となる。この短絡状態では、第４電極２４
から検出方向解析回路へ振動検出信号Ｂが供給される。
【００３０】次に、携帯電話機を停止させると第５電極
２５は、図３(ｂ)に示すように、振った方向へと加速度
を受けるため、第１電極２１と第２電極２２に接触す
る。これにより第１電極２１と第２電極２２は短絡状態
となる。この短絡状態では、電極２２から検出方向解析
回路へ振動検出信号Ａが供給される。
【００３１】第５電極２５は、その後両端のスプリング
の作用により所定時間（Ｔ）経った後に、図３（ａ)の
状態へと復帰する。
【００３２】携帯電話機使用時に使用者が(１)の方向に
携帯電話機を振った場合、横方向振動検出装置は、Ｂ→
Ａの方向の振動を受ける。すなわち、振動検出装置のＢ
側、Ａ側の順番で電極で短絡が起きる。
【００３３】図２を参照すると、振動検出装置１３から
検出方向解析回路１５へと振動検出信号Ａ、Ｂが供給さ
れる。
【００３４】検出方向解析回路１５では、この振動検出
信号を受け取ると、Ｂ→Ａの方向に振動があったという
信号をディスプレイ駆動回路１６へ供給する。
【００３５】この際、一度方向検出信号を供給した後
は、Ｔ時間信号を発生させないように設定しておく。こ
のような設定により、バネにより何度も振動検出装置の
両側に接触しても最初の振る方向のみを検出することが
出来る。
【００３６】図４に示されるように、ディスプレイに表
示されている文字は表示部に対して左方向へとスクロー
ルされる。つまり携帯電話機内の振動検出システムが使
用者が携帯電話を振った方向へと文字列をスクロールす
る。
【００３７】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【００３８】図２を参照すると、本発明の第二の実施例
においては、振動検出装置からタイマー回路１５に振動
検出信号が供給されている。
【００３９】この信号を応用して、表示部の電源を切
り、消費電力低減システムとして機能させることが出来
る。
【００４０】従来の携帯電話機では、使用者が使ってい
ないときでも電源が入っている間は文字が表示されてい
た。本発明の第二実施例では、タイマー回路１５は、あ
る一定時間、振動検出も、ボタン入力も行われなくなる
と、ディスプレイ駆動回路に対して、表示部の電源を切
る信号を供給する。
【００４１】本発明の第二実施例は、携帯電話機の消費
電流を減らし、ボタンを押下しなくとも表示を復活でき
るという利点を有する。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【００４３】本発明の第１の効果は、携帯電話機のディ
スプレイ上で文字を読む際の操作性が簡単化出来る、と
いうことである。
【００４４】その理由は、本発明においては、携帯電話
機を振るだけで文字をスクロール出来、片手で操作でき
るためである。
【００４５】本発明の第２の効果は、携帯電話機のボタ
ン数を減らすことが出来る、ということである。
【００４６】その理由は、本発明においては、携帯電話
機全体を方向を指示するキーとして使用できるため、こ
れまでの方向キーに相当するボタンを削除出来るためで
ある。
【００４７】本発明の第３の効果は、携帯電話機の消費
電流を減らし、ボタンを押下しなくとも表示を復活する
ことができる、ということである。
【００４８】その理由は、本発明においては、ある一定
時間、振動検出も、ボタン入力も行われなくなると、表
示部の電源を断するように構成したためである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施例における振動検出装置、ディ
スプレイ駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図３】本発明の一実施例における振動検出装置の構成
を示す図である。
【図４】本発明の一実施例におけるディスプレイのスク
ロールの様子を示す図である。
【符号の説明】
１０ 携帯電話機 １１ 表示部（ディスプレイ） １２ 振動検出装置（縦方向） １３ 振動検出装置（横方向） １４ 検出信号発生回路 １５ 検出方向解析回路・タイマー回路 １６ ディスプレイ駆動回路 ２１〜２５ 電極 ２６、２７ スプリング ３０ シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｇ０９Ｇ 5/34 Ｇ０６Ｆ 1/00 ３３２Ｂ Ｈ０４Ｑ 7/32 Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｖ 7/38 １０９Ｌ １０９Ｔ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G09G 5/00 G06F 1/32 G06F 3/00 G06F 3/033 G06F 15/02 G09G 5/34 H04Q 7/32 H04Q 7/38

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】携帯端末装置を振った際に振動方向を振動
    検出手段で検出し、該振動方向に基づき前記携帯端末装
    置の表示部の表示画面に表示される内容をスクロールさ
    せる携帯端末装置のディスプレイ表示のスクロール制御
    方式において、 タイマー手段を備え、所定時間、前記振動検出手段から
    の振動の検出、及びボタン操作が無いことを検出した際
    に前記表示部の電源をオフするように制御する ことを特
    徴とするスクロール制御方式。
  2. 【請求項２】前記表示画面の一軸方向及び前記一軸方向
    と直交する方向に沿った振動をそれぞれ検出する第１、
    及び第２の振動検出手段を備え、 利用者が前記携帯端末装置全体を振ることで、前記第
    １、及び第２の振動検出手段がその振動方向を検出し、 前記表示部の駆動手段では、該振動方向に沿って前記表
    示画面に表示される内容をスクロールさせることを特徴
    とする請求項１記載のスクロール制御方式。
  3. 【請求項３】携帯端末装置を振った際に振動方向を振動
    検出手段で検出し、該振動方向に基づき前記携帯端末装
    置の表示部の表示画面に表示される内容をスクロールさ
    せる携帯端末装置のディスプレイ表示のスクロール制御
    方式において、 前記振動検出手段が、中空円筒状のシリンダの中に両端
    を弾性部材によって付勢された円筒型導電部材が収容さ
    れ、前記シリンダの両端部にはそれぞれ一対の電極を備
    え、前記シリンダの両端部の前記一対の電極の一方の電
    極にそれぞれ振動検出用の信号を供給する信号発生回路
    を備え、前記シリンダの両端部の前記一対の電極の他方
    の電極からそれぞれ振動検出用の信号を取り出すように
    構成されてなる、ことを特徴とするスクロール制御方
    式。
  4. 【請求項４】前記振動検出手段として、前記表示画面の
    一軸方向及び前記一軸方向と直交する方向に沿った振動
    をそれぞれ検出する第１、及び第２の振動検出手段を備
    え、 利用者が前記携帯端末装置全体を振ることで、前記第
    １、及び第２の振動検出 手段がその振動方向を検出し、 前記表示部の駆動手段では、該振動方向に沿って前記表
    示画面に表示される内容をスクロールさせることを特徴
    とする請求項３記載のスクロール制御方式 。
  5. 【請求項５】携帯電話装置を一方向に振って停止させた
    場合に、前記シリンダ中の前記円筒型導電部材が、まず
    前記シリンダの電極のうち振動方向とは逆方向側の電極
    と電気的に接続して振動検出信号を出力し、次に前記シ
    リンダの電極のうち振動方向側の電極と電気的に接続し
    て振動検出信号を出力する、ことを特徴とする請求項３
    記載のスクロール制御方式。
  6. 【請求項６】一度、前記振動検出手段より振動検出信号
    を出力した後は所定時間の間、再び振動検出信号を発生
    させないように設定され、前記弾性部材を介して前記導
    電部材が何度もシリンダの両側に接触しても最初の振動
    方向のみを検出する、ように構成されてなることを特徴
    とする請求項３記載のスクロール制御方式。
  7. 【請求項７】表示画面を有する表示部を備えた携帯電話
    端末装置において、 前記表示画面の一軸方向及び前記一軸方向と直交する方
    向に沿った振動をそれぞれ検出する第１、及び第２の振
    動検出手段を備え、 利用者が前記携帯端末装置全体を振ることで、前記第
    １、及び第２の振動検出手段がその振動方向を検出し、 前記表示部の駆動手段では、該振動方向に沿って前記表
    示画面に表示される内容をスクロールさせる、ことを特
    徴とする携帯電話端末装置。
  8. 【請求項８】タイマー手段を備え、所定時間、前記振動
    検出手段からの振動の検出、及びボタン操作が無いこと
    を検出した際に前記表示部の電源をオフするように制御
    することを特徴とする請求項７記載の携帯電話端末装
    置。
  9. 【請求項９】前記振動検出手段が、中空円筒状のシリン
    ダの中に両端を弾性部材によって付勢された円筒型導電
    部材が収容され、前記シリンダの両端部にはそれぞれ一
    対の電極を備え、前記シリンダの両端部の前記一対の電
    極の一方の電極にそれぞれ振動検出用の信号を供給する
    信号発生回路を備え、前記シリンダの両端部の前記一対
    の電極の他方の電極からそれぞれ振動検出用の信号を取
    り出すように構成されてなる、ことを特徴とする請求項
    ７記載の携帯電話端末装置。
  10. 【請求項１０】携帯電話装置を一方向に振って停止させ
    た場合に、前記シリンダ中の前記円筒型導電部材が、ま
    ず前記シリンダの電極のうち振動方向とは逆方向側の電
    極と電気的に接続して振動検出信号を出力し、次に前記
    シリンダの電極のうち振動方向側の電極と電気的に接続
    して振動検出信号を出力する、ことを特徴とする請求項
    ９記載の携帯電話端末装置。
  11. 【請求項１１】一度、前記振動検出手段より振動検出信
    号を出力した後は所定時間の間、再び振動検出信号を発
    生させないように設定され、前記弾性部材を介して前記
    導電部材が何度もシリンダの両側に接触しても最初の振
    動方向のみを検出する、ように構成されてなることを特
    徴とする請求項９記載の携帯電話端末装置。
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