JP3120741U - 洗濯排水用トラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】下流側からの臭気の逆流を確実に防止することができる上、洗濯排水中に含まれるごみの排出性能を向上させ、前記ごみが内部に堆積したり詰まったりすることを確実に防止して、そのクリーニングやメンテナンスの回数を低減することができる洗濯排水用トラップを提供すること。
【解決手段】下向きに延びる外筒部2およびこの外筒部2の下部を内側にかつ上向きに折り返した形状を呈する内筒部3を有するトラップ本体4と、前記内筒部3の上方の開口5を覆うカバー部6およびこのカバー部6の周縁から垂下するほぼ円筒状の垂下壁7を有するトラップワン8とを備え、前記垂下壁7は前記外筒部2と内筒部3との間に挿入されているとともに、この垂下壁7の外周面および/または前記外筒部2の内周面に、下向きに螺旋状に延びる複数のガイドリブ28が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】下向きに延びる外筒部2およびこの外筒部2の下部を内側にかつ上向きに折り返した形状を呈する内筒部3を有するトラップ本体4と、前記内筒部3の上方の開口5を覆うカバー部6およびこのカバー部6の周縁から垂下するほぼ円筒状の垂下壁7を有するトラップワン8とを備え、前記垂下壁7は前記外筒部2と内筒部3との間に挿入されているとともに、この垂下壁7の外周面および/または前記外筒部2の内周面に、下向きに螺旋状に延びる複数のガイドリブ28が設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、洗濯機の洗濯排水ホースが接続される排水管の上流部においてトラップを形成して臭気の逆流を防止する洗濯排水用トラップに関する。
従来より、排水管を通じて汚水を流出する際に、臭気の逆流を防止するための排水トラップが用いられており、本願出願人は、洗濯排水用トラップの考案に係る出願をこの出願に先立って行っている(実願2000−3777号の願書に添付した明細書および図面参照)。
上記洗濯排水用トラップによれば、既存の排水管を有効に活用することができるだけでなく、水量が増加しても洗濯機の排水を水密を保った状態で確実に行うことができると共に、下流側からの臭気の逆流を確実に防止することができるという効果が得られる。
しかし、前記洗濯排水には綿くずや糸くず、髪の毛等が浮遊しており、これらのごみが前記洗濯排水用トラップの一部に堆積したり詰まったりする懸念がある。そして、前記ごみの詰まりが生じ、前記洗濯機からの排水が行われなくなると、その洗濯機による洗濯に支障を来し、例えば前記洗濯機が全自動洗濯機であれば、次の工程に移れなくなってしまう。従って、上記のようにごみが洗濯排水用トラップの一部に堆積したり詰まったりする場合には、前記ごみを取り除くためのクリーニングやメンテナンスを頻繁に行わなければならなくなるという問題が生じる。
この考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、下流側からの臭気の逆流を確実に防止することができる上、洗濯排水中に含まれるごみの排出性能を向上させ、前記ごみが内部に堆積したり詰まったりすることを確実に防止して、そのクリーニングやメンテナンスの回数を低減することができる洗濯排水用トラップを提供することである。
上記目的を達成するために、本考案の洗濯排水用トラップは、洗濯排水を流す排水管に接続されて、洗濯排水の一部を貯留し、貯留した洗濯排水によって排水管の下流側から上流側への臭気の逆流を防止する洗濯排水用トラップであって、下向きに延びる外筒部およびこの外筒部の下部を内側にかつ上向きに折り返した形状を呈する内筒部を有するトラップ本体と、前記内筒部の上方の開口を覆うカバー部およびこのカバー部の周縁から垂下するほぼ円筒状の垂下壁を有するトラップワンとを備え、前記垂下壁は前記外筒部と内筒部との間に挿入されているとともに、この垂下壁の外周面および/または前記外筒部の内周面に、下向きに螺旋状に延びる複数のガイドリブが設けられていることを特徴としている(請求項1)。
上記洗濯排水用トラップにおいて、前記ガイドリブは三つ設けられていることが好ましい(請求項2)。
また、上記洗濯排水用トラップにおいて、前記外筒部の上方に、洗濯排水を外筒部内へと導く排水ガイドが固定されており、この排水ガイドは、前記外筒部よりも小径の管部と、この管部の下端に設けられ周縁が前記外筒部の上端に当接する外向きフランジとを備え、また、前記トラップワンのカバー部の上面に、前記外向きフランジの下面に当接する位置決めリブが設けられ、トラップワンの内面に前記内筒部に当接するスペーサリブが設けられていてもよい(請求項3)。
さらに、上記洗濯排水用トラップにおいて、前記ガイドリブが前記垂下壁の外周面に設けられ、かつ、前記位置決めリブと一体的に形成されていてもよい(請求項4)。
また、前記洗濯排水用トラップが、前記トラップ本体の外筒部の上端に外向きに連設されたフランジ部を係止する係止部材と、互いに当接する前記フランジ部および前記排水ガイドの外向きフランジを前記係止部材とで挟み込む締付けナットとを備え、前記係止部材は、前記外筒部の前記フランジ部を係止する環状段部と、この環状段部の外側に連設され上向きに延びる雌ねじ部とを有し、前記締付けナットは、前記係止部材の雌ねじ部に螺合し、前記外筒部のフランジ部の上面に当接した前記排水ガイドの外向きフランジの上面にその下端部が当接する雄ねじ部を有しており、また、前記排水ガイドの管部の外面と前記締付けナットの内面との隙間を埋める防塵部材が設けられていてもよい(請求項5)。
請求項1に係る本考案では、トラップ本体の外筒部と内筒部との間の空間に貯留した洗濯排水によって、下流側からの臭気の逆流を確実に防止することができる。また、前記ガイドリブを設けたことによって、このガイドリブに沿って流れる洗濯排水を渦状にすることができ、この渦状の流れにより、洗濯排水中に含まれるごみの排出性能が向上する。従って、前記ごみが内部に堆積したり詰まったりすることを確実に防止して、そのクリーニングやメンテナンスの回数を低減することができる。
請求項2に係る考案では、上記効果のうち、洗濯排水を渦状にするという効果を最も良好に高めることができる。すなわち、ガイドリブを二つのみ設ける場合には、この二つのガイドリブをどのように配置しても、二つのガイドリブに沿って流れる洗濯排水の流れのバランスが悪くなり、また、ガイドリブを四つ以上設ける場合には、ガイドリブ自体に洗濯排水中のごみが堆積したり詰まり易くなるという問題が新たに生じることとなる。
請求項3に係る考案では、上記効果に加えて、前記位置決めリブとスペーサリブとによって、前記トラップワンの設置を簡単に行うことができるという効果が得られる。
請求項4に係る考案では、上記効果に加えて、洗濯排水の流れを渦状にするという機能をガイドリブだけではなく位置決めリブにも持たせることができ、ごみの排出性能がより向上するという効果が得られる。
請求項5に係る考案では、上記効果に加えて、前記防塵部材によって、排水ガイドの外向きフランジの上方の空間に埃や塵などが溜まることを確実に防止することができるという効果が得られる。
図1は、本考案の一実施の形態に係る洗濯排水用トラップの構成を概略的に示す縦断面図、図2は、前記洗濯排水用トラップの構成を概略的に示す部分切断斜視図である。
この実施形態の洗濯排水用トラップは、図1に示すように、洗濯排水を流す排水管1に接続されて、洗濯排水の一部を貯留し、貯留した洗濯排水によって排水管1の下流側から上流側への臭気の逆流を防止するように構成されている。
詳しく説明すると、前記洗濯排水用トラップは、図1および図2に示すように、下向きに延びるほぼ円筒状の外筒部2およびこの外筒部2の下部を内側にかつ上向きに折り返した形状を呈する内筒部3を有するトラップ本体4と、前記内筒部3の上方の開口5を非接触状態で覆うカバー部6およびこのカバー部6の周縁から垂下する円筒状の垂下壁7を有するトラップワン8とを備えており、前記垂下壁7は、前記外筒部2と内筒部3との間に非接触状態で挿入されている。
また、図1に示すように、前記外筒部2の上方には、洗濯機(図示していない)側から排水ホースHを経て送られてきた洗濯排水を外筒部2内へと導く排水ガイド(この実施形態ではエルボ)9が固定されている。この排水ガイド9は、前記外筒部2よりも小径で上下方向に延びる管部10と、この管部10の下端に設けられ周縁が前記外筒部2の上端に当接する外向きフランジ11と、前記管部10の上部に連設され水平方向に延びる管状の接続部12とを備えている。
そして、前記接続部12に前記排水ホースHが接続される。この接続は、例えば、図1に示すように、排水ホースHの内側に挿入されるほぼ円筒状の補強用インナー部材13と、前記接続部12において前記排水ホースHが挿入された部位の外側に巻かれるバンド部材14とを用いて行われる。すなわち、前記補強用インナー部材13による補強と前記バンド部材14による締め付けとによって、排水ホースHと接続部12とを水密を保った状態で接続し、接続部12と排水ホースHの接続部分から洗濯排水が漏れることの確実な防止を図っている。そのため、前記接続部12(排水ガイド9)は適宜の弾性を有すると共に、前記補強用インナー部材13は適宜の剛性を有し、前記バンド部材14は接続部12の締め付けとその解除が自在に行える構成となっている。
一方、前記トラップワン8のカバー部6の上面には、前記外向きフランジ11の下面に当接する複数(この実施形態では三つ)の位置決めリブ15が設けられており、トラップワン8の内面には、前記内筒部3に当接する複数(この実施形態では三つ)のスペーサリブ16が設けられている。そして、この実施形態では、前記位置決めリブ15とスペーサリブ16とはカバー部6の内外で同一位相となる位置に設けられており、これにより、位置決めリブ15とスペーサリブ16とが互いに補強し合うことになる。
また、前記外筒部2の上端には外向きに延びるフランジ部17が連設されており、このフランジ部17は、床板18に固定される係止部材19によって係止・保持される。この係止部材19は、前記外筒部2の前記フランジ部17を係止する環状段部20と、この環状段部20の外側に連設され上向きに延びる雌ねじ部21と、この雌ねじ部21の外側に延びる取付フランジ22とを有している。また、この取付フランジ22の適宜の位置には貫通孔23が設けられており、各貫通孔23を挿通する取付用部材(例えばねじ)24によって、係止部材19は床板18に取り付けられる。
そして、前記係止部材19の環状段部20に係止された外筒部2のフランジ部17の上面には、排水ガイド9の外向きフランジ11が載置され、このように互いに当接するフランジ部17および外向きフランジ11は、前記係止部材19と締付けナット25とで挟み込まれる。
前記締付けナット25は、前記係止部材19の雌ねじ部21に螺合し、前記外筒部2のフランジ部17の上面に当接した前記排水ガイド9の外向きフランジ11の上面にその下端部が当接する雄ねじ部26を有するリング状の部材である。
ここで、前記外筒部2のフランジ部17の上面には、図1および図2に示すように、環状突起27が形成されており、前記締付けナット25を締付けたときに、この環状突起27が適宜の弾性を有する排水ガイド9の外向きフランジ11に食い込むように構成されている。これにより、フランジ部17と外向きフランジ11との間の水密性も非常に高くなり、この間から洗濯排水が漏れることが確実に防止される。
そして、本実施形態の洗濯排水用トラップは、以下の構成に特徴を有している。以下、この特徴について、図3をも参照しながら説明する。なお、図3(A)および(B)は、前記トラップワン8の構成を概略的に示す平面図および正面図である。
すなわち、まず、図1〜図3に示すように、前記トラップワン8の垂下壁7の外周面には、下向きに螺旋状に延びる複数(この実施形態では三つ)のガイドリブ28が設けられており、各ガイドリブ28と前記位置決めリブ15とは一体的に形成されている。ここで、前記ガイドリブ28と外筒部2の内周面との間の隙間は無くすあるいはなるべく小さくすることが理想的であり、本実施形態では、前記隙間の大きさは0.1mm〜0.5mm程度となっている。
また、図1に示すように、前記排水ガイド9の管部10の外面と前記締付けナット25の内面(内周面)との隙間を埋める防塵部材としての防塵フランジ29、30が、管部10の外面と締付けナット25の内面とにそれぞれ設けられている。そして、排水ガイド9の管部10の外面に設けられた防塵フランジ29は適宜の弾性を有しており、締付けナット25に設けられた防塵フランジ30に密接するように構成されている。
さらに、前記バンド部材14は、合成樹脂製(例えばナイロン樹脂製)であり、金属製としたときのように錆びることがない。
上記の構成からなる洗濯排水用トラップの設置は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、図1および図2に示すように、床板18に設けられた開口31に排水管1の上端が臨んでおり、この排水管1の上端に前記係止部材19を接続し、図1に示すように、前記取付用部材24によってこの係止部材19を床板18に固定する。
そして、図1および図2に示すように、トラップ本体4を排水管1内に挿入し、トラップ本体4の外筒部2のフランジ部17を係止部材19の環状段部20に係止させることにより、トラップ本体4を排水管1に接続する。
その後、図1および図2に示すように、トラップワン8をトラップ本体4内に収容し、トラップワン8の垂下壁7がトラップ本体4の外筒部2と内筒部3との間に挿入された状態とする。
続いて、図1に示すように、予め締付けナット25を挿通した状態とされた排水ガイド9の外向きフランジ11を、前記トラップ本体4の外筒部2のフランジ部17の上面に載置した状態とする。ここで、排水ガイド9に締付けナット25を挿通させた状態とする作業は、前記排水ガイド9が適宜の弾性を有する合成樹脂等の材料から形成されているので、容易に行うことができる。
そして、図1に示すように、締付けナット25の雄ねじ部26を係止部材19の雌ねじ部21に螺着し、締め付けることにより、トラップ本体4に対して排水ガイド9が取り付けられた状態となる。
最後に、前記排水ガイド9の接続部12に排水ホースHを接続すればよく、この接続は、補強用インナー部材13を排水ホースHの先端部に挿入し、この状態の排水ホースHを接続部12内に挿入した後、接続部12の外側からバンド部材14を巻き、これを締め付けることによって行うことができる。そして、これにより、洗濯排水用トラップの設置が完了する。
ここで、前記排水ガイド9の接続部12に対する排水ホースHの接続は、締付けナット25によって排水ガイド9をトラップ本体4に取り付ける前後のいずれにおいて行ってもよい。
上記のように設置が完了した状態では、締付けナット25により固定された排水ガイド9の外向きフランジ11の下面に当接する位置決めリブ15と、トラップ本体4の内筒部3の上端に当接するスペーサリブ16とによって、トラップワン8は図1および図2に示す所定の姿勢をとることになり、この姿勢は良好に維持されることになる。
そして、本実施形態の洗濯排水用トラップでは、その設置を上記のように簡単に行うことができる。また、排水管1および床板18に係止部材19を取り付けてあり、その他の部材がこの係止部材19に着脱自在となるように構成してあるので、トラップ本体4やトラップワン8等のクリーニング・メンテナンスは、排水管1および床板18に固定された係止部材19から取り外すことにより、容易に行うことができる。
さらに、本実施形態の洗濯排水用トラップは、前記床板18の上面から洗濯排水用トラップの下端(トラップ本体4の下端)までの距離が80mm程度と短くなっていることから、床下の空間が狭い場合(例えば床下の空間の上下の幅が150mm程度である場合)でも確実に設置することができる。
次に、上記のように設置された状態の前記洗濯排水用トラップの作動について説明する。上記洗濯排水用トラップでは、例えば洗濯機から排出され排水ホースHを経た洗濯排水が排水ガイド9内に到達すると、この洗濯排水は、排水ガイド9の管部10からトラップ本体4の外筒部2内へと導入される。続いて、外筒部2内に導入された洗濯排水は、トラップワン8のカバー部6に当たり、トラップワン8の垂下壁7と外筒部2との間の第一環状流路32内を流れ落ち、外筒部2と内筒部3との間の環状空間33内に溜まる。
ここで、前記カバー部6は、図1〜図3に示すような傾斜を有しているので、前記洗濯排水がカバー部6の上に溜まることはない。なお、前記環状空間33には、前記第一環状流路32と、この第一環状流路32に連通しこの下方に位置する第二環状流路34と、この第二環状流路34に連通し、トラップワン8の垂下壁7と内筒部3との間に形成された第三環状流路35とが含まれる。
そして、外筒部2と内筒部3との間の環状の空間33内に溜まった洗濯排水の水位が内筒部3の上端の開口5の高さにまで至ると、図2に示すように、前記第二環状流路34および第三環状流路35を経た洗濯排水がこの開口5内に流れ込み、内筒部3の内側を経てさらに下流側へと流れることになる。
一方、洗濯機からの排水が停止すると、前記環状空間33内に洗濯排水が幾らか貯留された状態となり、この貯留された洗濯排水によって、洗濯排水用トラップの下流側からの臭気が内筒部3の開口5を経てさらに逆流することを確実に防止することができる。
また、前記外筒部2と内筒部3との間に垂下壁7が挿入された状態となっており、このような構造上、洗濯排水に含まれる綿くずや糸くず等のごみが特に前記環状空間33内において堆積したり詰まったりしやすくなるという懸念がある。しかし、本実施形態では、前記垂下壁7の外周面にガイドリブ28が設けられており、ガイドリブ28に沿って前記第一環状流路32を流れ落ちる洗濯排水が渦状になるので、上記のごみはこの渦状の流れに巻き込まれて洗濯排水とともに下流側へと確実に送られることになり、前記堆積等が極めて生じにくくなっている。
なお、上記実施の形態では、前記位置決めリブ15、スペーサリブ16およびガイドリブ28がそれぞれ三つずつ設けられているが、このような構成に限らず、二つあるいは四つ以上設けられていてもよい。
また、上記実施の形態では、ガイドリブ28がトラップワン8の垂下壁7の外周面に設けられていたが、このような構成に限らず、図4(A)および(B)に示すように、下向きに螺旋状に延びる複数のガイドリブ28が前記トラップ本体4の外筒部2の内周面に設けられていてもよい。この場合、ガイドリブ28の数は、三つとすることが最も望ましいが、二つあるいは四つとしてもよく、五つ以上としてもよい。また、この場合のガイドリブ28は、例えば、ガイドリブ28を前記トラップワン8の垂下壁7の外周面に設けたとき(図1〜図3参照)とほぼ同じ高さに設けられていてもよいし、さらに、図4(B)において仮想線で示すように、下端がトラップ本体4の底部まで延びていてもよい。
さらに、前記ガイドリブ28が、トラップワン8の垂下壁7の外周面およびトラップ本体4の外筒部2の内周面の両方に設けられていてもよい。
1 排水管
2 外筒部
3 内筒部
4 トラップ本体
5 開口
6 カバー部
7 垂下壁
28 ガイドリブ
2 外筒部
3 内筒部
4 トラップ本体
5 開口
6 カバー部
7 垂下壁
28 ガイドリブ
Claims (5)
- 洗濯排水を流す排水管に接続されて、洗濯排水の一部を貯留し、貯留した洗濯排水によって排水管の下流側から上流側への臭気の逆流を防止する洗濯排水用トラップであって、下向きに延びる外筒部およびこの外筒部の下部を内側にかつ上向きに折り返した形状を呈する内筒部を有するトラップ本体と、前記内筒部の上方の開口を覆うカバー部およびこのカバー部の周縁から垂下するほぼ円筒状の垂下壁を有するトラップワンとを備え、前記垂下壁は前記外筒部と内筒部との間に挿入されているとともに、この垂下壁の外周面および/または前記外筒部の内周面に、下向きに螺旋状に延びる複数のガイドリブが設けられていることを特徴とする洗濯排水用トラップ。
- 前記ガイドリブは三つ設けられている請求項1に記載の洗濯排水用トラップ。
- 前記外筒部の上方に、洗濯排水を外筒部内へと導く排水ガイドが固定されており、この排水ガイドは、前記外筒部よりも小径の管部と、この管部の下端に設けられ周縁が前記外筒部の上端に当接する外向きフランジとを備え、また、前記トラップワンのカバー部の上面に、前記外向きフランジの下面に当接する位置決めリブが設けられ、トラップワンの内面に前記内筒部に当接するスペーサリブが設けられている請求項1または2に記載の洗濯排水用トラップ。
- 前記ガイドリブが前記垂下壁の外周面に設けられ、かつ、前記位置決めリブと一体的に形成されている請求項3に記載の洗濯排水用トラップ。
- 前記トラップ本体の外筒部の上端に外向きに連設されたフランジ部を係止する係止部材と、互いに当接する前記フランジ部および前記排水ガイドの外向きフランジを前記係止部材とで挟み込む締付けナットとを備え、前記係止部材は、前記外筒部の前記フランジ部を係止する環状段部と、この環状段部の外側に連設され上向きに延びる雌ねじ部とを有し、前記締付けナットは、前記係止部材の雌ねじ部に螺合し、前記外筒部のフランジ部の上面に当接した前記排水ガイドの外向きフランジの上面にその下端部が当接する雄ねじ部を有しており、また、前記排水ガイドの管部の外面と前記締付けナットの内面との隙間を埋める防塵部材が設けられている請求項3または4に記載の洗濯排水用トラップ。
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JP2006000367U JP3120741U (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 洗濯排水用トラップ |
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JP2006000367U JP3120741U (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 洗濯排水用トラップ |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018155084A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 丸一株式会社 | 洗濯機用排水配管 |
JP2019218736A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 株式会社ディスコ | 防臭ワン |
-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006000367U patent/JP3120741U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018155084A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 丸一株式会社 | 洗濯機用排水配管 |
JP2019218736A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 株式会社ディスコ | 防臭ワン |
JP7041593B2 (ja) | 2018-06-19 | 2022-03-24 | 株式会社ディスコ | 防臭ワン |
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