JP3120627U - 寿司成型器 - Google Patents

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Abstract

【課題】食材の窪みへ具を入れることにより、食材の窪みに具を保持させることができる寿司成型器を提供すること。
【解決手段】第2押型12の閉塞面12bから第1押型11の窪み11bに向けて凸部12cが突出しているので、その凸部12cは酢飯へと挿入し、成型されたシャリP(図4参照)に窪みK(図4参照)が形成される。これにより、シャリPの窪みKへ具G(例えば、イクラなどの海産物)を入れることにより、シャリPの窪みKに具Gを保持させることができる。
【選択図】図3

Description

本考案は、寿司成型器に関し、特に、食材の窪みへ具を入れることにより、食材の窪みに具を保持させることができる寿司成型器に関するものである。
従来より、酢飯から球形のシャリを成型する寿司成型器が知られている。この種の寿司成型器に関し、例えば、特許第3588357号公報(特許文献1)には、嵌合面に半球状の雌側成形凹部(窪み)が形成された板状の下型と、その下型の雌側成形凹部を閉塞する半球状の雄側成形凹部(閉塞面)が形成された板状の上型とを備えた寿司成型器が開示されている。
かかる寿司成型器の使用者は、下型の雌側成形凹部へ適量の酢飯を詰め込んだ後、その酢飯が詰め込まれた下型へ雄側成形凹部を有する上型を押圧することにより、上型の雄側成形凹部と下型の雌側成形凹部とによって囲まれて形成される成型空間内の酢飯を圧縮し、その酢飯を球形のシャリに成型する。なお、シャリとは、酢飯を圧縮し、固形状にしたものである。
特許第3588357号公報
しかしながら、特許文献1に開示される寿司成形器により形成されるシャリは球形なので、そのシャリに載せられた具は不安定となり、載せられた具がシャリから落下する恐れがあるという問題点があった。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、食材の窪みへ具を入れることにより、食材の窪みに具を保持させることができる寿司成型器を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の寿司成型器は、窪みが形成された第1押型と、その第1押型の窪みの開口を閉塞する閉塞面を有する第2押型とを備え、その第2押型の閉塞面と第1押型の窪みとによって囲まれて形成される成型空間に食材を入れた状態で、その第1押型と第2押型とを互いに押圧させ合うことによりその食材を圧縮し、その食材を前記成型空間の形状に成型するものであり、前記第2押型の閉塞面には、前記第1押型の窪みと非接触に設けられると共に、その第2押型の閉塞面から第1押型の窪みに向けて突出する凸部が設けられている。
請求項2記載の寿司成型器は、請求項1記載の寿司成型器において、前記凸部は、前記第2押型の閉塞面が第1押型の窪みの開口を閉塞した状態で、前記凸部の外周面と第1押型の窪みの内面との間に間隙が生ずるように設けられている。
請求項3記載の寿司成型器は、請求項1又は2に記載の寿司成型器において、前記第2押型の閉塞面は、前記第1押型の窪みと反対方向に凹状に形成されている。
請求項4記載の寿司成型器は、請求項1から3のいずれかに記載の寿司成型器において、前記第2押型の閉塞面は、略半球状に形成されている。
請求項5記載の寿司成型器は、請求項1から4のいずれかに記載の寿司成型器において、前記第2押型の凸部の突出方向に垂直な断面の形状は、略円形又は略楕円形に構成されている。
請求項6記載の寿司成型器は、請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器において、前記第1押型の窪みには、前記第2押型の凸部の突出方向に垂直な平面が形成されている。
請求項7記載の寿司成型器は、請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器において、前記第1押型の窪みは、その第1押型を貫通する貫通孔であり、前記第2押型には、前記貫通孔に挿嵌可能な大きさで前記貫通孔に向けて突出し、その突出方向先端に前記閉塞面が形成される突出部が設けられており、前記凸部は、その突出部に形成された閉塞面から前記第1押型の貫通孔に向けて突出して構成されている。
請求項1記載の寿司成型器によれば、成型空間に入れられた食材は、第1押型と第2押型とを互いに押圧させ合うことにより、第1押型の窪みと第2押型の閉塞面とによって圧縮され、成型空間の形状に成型される。このとき、第2押型の閉塞面から第1押型の窪みに向けて凸部が突出しているので、その凸部は食材へと挿入し、成型された食材に窪みが形成される。よって、使用者は、かかる食材の窪みへ具を入れることにより、食材の窪みに具を保持させることができる。従って、具を再度載せる作業が不要となるので、使用者の作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項2記載の寿司成型器によれば、請求項1記載の寿司成型器の奏する効果に加え、凸部は、第2押型の閉塞面が第1押型の窪みの開口を閉塞した状態で、凸部の外周面と第1押型の窪みの内面との間に間隙が生ずるように設けられているので、成型された食材の窪みは土手状に形成された部分により囲まれる。よって、成型された食材の窪みへ具を入れたときに、その具は土手状の部分に囲まれて保持されるので、その分、成型された食材の窪みに入れられた具を安定して保持することができるという効果がある。
請求項3記載の寿司成型器によれば、請求項1又は2に記載の寿司成型器の奏する効果に加え、第2押型の閉塞面は第1押型の窪みと反対方向に凹状に形成されているので、第1押型から第2押型を取り外すと、成型された食材は第1押型の窪みの開口から盛り上がる。これと同様に、第2押型から第1押型を取り外しても、成型された食材は第2押型の閉塞面の開口から盛り上がる。よって、使用者は、その食材が盛り上がった部分を掴んで第1押型又は第2押型から引っ張り、成型された食材を取り出すことができる。即ち、使用者は、第1押型及び第2押型のいずれを取り外しても成型された食材を取り出すことができるので、成型された食材の取り出し作業を容易にし、使用者の作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項4記載の寿司成型器によれば、請求項1から3のいずれかに記載の寿司成型器の奏する効果に加え、第2押型の閉塞面は略半球状に形成されているので、食材の閉塞面に成型された部分は、略球状に成型される。このとき、閉塞面から第1押型の窪みに向けて突出する凸部が設けられているので、食材の略球状の部分には窪みが形成される。よって、その食材の窪みは、その窪みに入れられた具を安定して保持することができるという効果がある。
請求項5記載の寿司成型器によれば、請求項1から4のいずれかに記載の寿司成型器の奏する効果に加え、凸部の突出方向に垂直な断面の形状は略円形又は略楕円形に構成されているので、その凸部により成型された食材の窪みの窪み方向に垂直な断面形状は略円形又は略楕円形となり、その窪みには角が形成されることがない。ここで、その食材の窪みに角部が形成されている場合に、その角部に具を詰めにくいので、窪みに入れられた具がぐらつき、その窪みから具が落下する恐れがある。よって、窪みに角部を形成しないことで、窪みに具を隙間無く詰め込み易く、窪みに入れられた具の落下を防止することができるという効果がある。
請求項6記載の寿司成型器によれば、請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器の奏する効果に加え、第1押型の窪みには凸部の突出方向に垂直な平面が形成されているので、その第1押型の窪みに成型された食材には、その食材の窪みの窪み方向に垂直な平面が形成される。よって、その垂直な平面を載置面に載置した場合、食材を安定して載置することができるので、使用者の作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項7記載の寿司成型器によれば、請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器の奏する効果に加え、食材は、第1押型を貫通する貫通孔の開口の一側を閉塞した状態で、貫通孔の開口の他側から詰め込まれる。そして、閉塞面を貫通孔側に向けて、突出部によって貫通孔に詰め込まれた食材を圧縮し、その食材を成型する。このとき、突出部の閉塞面から第1押型の貫通孔に向けて凸部が突出しているので、その凸部は成型される食材へと挿入し、成型される食材に窪みを形成することができる。
一方、第2押型の突出部は貫通孔に挿嵌可能な大きさに構成されているので、貫通孔の開口の一側を開放した状態で突出部を貫通孔へ挿嵌することで、成型空間で成型された食材を貫通孔から押し出す。これにより、成型された食材を貫通孔から外部へ排出することができるので、成型された食材の脱型作業を容易にすることができるという効果がある。
以下、本考案の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案の第1実施形態の寿司成型器1の構成を表した分解斜視図である。また、図2(a)は、図1のIIa−IIa線に対応する第2押型12の断面図であり、図2(b)は、図1のIIb−IIb線に対応する第1押型11の断面図である。
図1に示すように、第1実施形態の寿司成型器1は、略矩形板状の第1押型11と、その第1押型11に当接する略矩形板状の第2押型12と、その第2押型12と第1押型11との当接位置を決める矩形状の枠体13とで構成されている。
第1押型11には、図1及び図2(b)に示すように、第2押型12に当接される平面状の第1対向面11aが形成されており、この第1対向面11aには、6個の半球状の窪み11bが凹設されている。この窪み11bには後述する凸部12bの突出方向に垂直な平面11Aが形成されており、使用者は、この窪み11bの内部に酢飯を詰め込む作業を行う。また、第1対向面11aの反対面には、2つの方体状の載置部11c,11cが固着されている。この載置部11c,11cは第1対向面11aからはみ出す構成にされており、使用者は、この載置部11c,11cのはみ出した部分に枠体13を載置する。
第2押型12には、図1及び図2(a)に示すように、第1押型11の第1対向面11aに当接しその第1対向面11aと同形状に形成される平面状の第2対向面12aが形成されており、この第2対向面12aには、6個の略半球状の閉塞面12bが凹設されている。この閉塞面12bは、第2対向面12aが第1押型11の第1対向面11aに当接するときに、第1押型11の窪み11bと成型空間S(図3(c)参照)を形成する。
また、それぞれの閉塞面12bには、第1押型11の窪み11bと非接触に設けられると共に、その閉塞面12bから窪み11bに向けて突出する凸部12cが形成されている。これにより、第2押型12の閉塞面12b及び凸部12cが象る形状は、断面視略M字型に構成される。また、本実施形態の凸部12cは、その突出方向に垂直な断面形状が円形に構成されている。
第2押型12の第2対向面12aの反対面には、2つの方体状の取っ手部12d,12dが固着されている。使用者は、この取っ手部12d,12dを握持し、第2対向面12aを第1押型11の第1対向面11aへ当接させて成型空間Sの形状に酢飯を成型する。なお、閉塞面12bには、第2押型12の厚さ方向に貫通する貫通孔12eが形成されている。この貫通孔12eは、使用者が第2押型12を枠体13に挿嵌するときに、枠体13内の空気を逃がして空気の圧縮を防ぎ、これにより第2押型12を枠体13に挿嵌し易くするものである(図3(b)又は(c)参照)。
枠体13は、図1に示すように、矩形状の枠であり、その内面13aの形状は、第1押型11の第1対向面11a、及び第2押型12の第2対向面12aと略同形状に形成されている。この枠体13は第1押型11の載置部11c,11cの第1対向面11aからはみ出した部分に載置され、これにより第1押型11と第2押型12との当接位置を決める。
次に、図3を参照して、寿司成型器1の使用方法について説明する。図3は、第1実施形態の寿司成型器1の使用方法を説明するための図であり、使用工程を順番に示している。
まず、図3(a)に示すように、第1押型11の窪み11bに適量の酢飯を盛り上げて詰め込む。
次に、図3(b)に示すように、載置部11c,11cの第1対向面11aからはみ出した部分に枠体13を載置し、第2押型12を枠体13の内面13aへ向けて移動させる(図3中矢印F方向)。このとき、貫通孔12eは第1押型11と枠体13との中の空気を逃がしてその空気の圧縮を防ぐので、第2押型12を枠体13へ挿嵌させ易くすることができる。
そして、図3(c)に示すように、第2押型12を枠体13の内面13aに挿嵌させて、第1対向面11aと第2対向面12aとを当接させる。これにより、窪み11bと閉塞面12bとによって囲まれて形成される成型空間Sに入れられた酢飯を圧縮し、その酢飯は、成型空間Sの形状に成型される。このとき、第2押型12の閉塞面12bから第1押型11の窪み11bに向けて凸部12cが突出しているので、その凸部12cは酢飯へと挿入し、成型されたシャリP(図4参照)に窪みK(図4参照)が形成される。
その後、第1押型11及び第2押型12から枠体13を取り外してから、第1押型11から第2押型12を取り外す。そして、使用者は、窪み11bの開口からシャリPが盛り上がる部分を掴んで窪み11bから引っ張り、シャリPを第1押型11から取り出す。
次に、図4を参照して、シャリPについて説明する。図4(a)は、シャリPの斜視図であり、図4(b)は、窪みKに具Gが入れられたシャリPの斜視図である。
図4(a)に示すように、シャリPの閉塞面12bにより成型された部分は球状に形成されると共に、その球状に形成された部分の中央には、窪みKが形成されている。また、シャリPの下方(図4下方)には、窪み11bの平面14Aにより、窪みKの窪み方向に垂直な平面Paが形成される。なお、この窪みKの窪み方向に垂直な断面形状は、凸部12cの突出方向に垂直な断面形状が円形なので、これにより円形に形成される。また、第2押型12の閉塞面12b及び凸部12cが象る形状は、断面視略M字型に構成されているので、シャリPの窪みKは土手状に形成された部分により囲まれている。
使用者は、図4(b)に示すように、シャリPの窪みKへ具G(例えば、イクラなどの海産物)を入れて、球形の寿司を完成させる。
ここで、このシャリPに窪みKが形成されない場合において、シャリPの上方(図4上方)が球形なので、そのシャリPに載せられた具Gは不安定となる。よって、載せられた具GはシャリPから落下し易いので、再度具GをシャリPに載せる作業が必要になってしまう。
これに対し、使用者は、シャリPの窪みKへ具G(例えば、イクラなどの海産物)を入れることにより、シャリPの窪みKに具Gを保持させることができる。即ち、本実施形態の寿司成型器1に成型されたシャリPによれば、シャリPに具Gを再度載せる作業が不要となるので、使用者の作業性を向上させることができるのである。
また、シャリPの窪みKは土手状に形成された部分により囲まれている。よって、シャリPの窪みKへ具Gを入れたときに、具Gは土手状の部分に囲まれて保持されるので、シャリPはその窪みKに入れられた具Gを安定して保持することができる。
また、シャリPの下方(図4下方)には、平面Paが形成されている。よって、その平面Paを載置面に載置するだけで、シャリPに具Gを盛り付けるときに安定して載置することができるので、使用者の作業性を向上させることができる。
更に、窪みKの窪み方向に垂直な断面形状は円形であるので、その凸部12cにより成型されたシャリPの窪みKの窪み方向に垂直な断面形状は円形となり、その窪みには角が形成されることがない。ここで、シャリの窪みに角部が形成されている場合(図示せず)、その角部には具Gを詰めにくいので、窪みに入れられた具Gがぐらつき、その窪みから具Gが落下する恐れがある。よって、窪みKに角部を形成しないことで、窪みKに具Gを隙間無く詰め込み易く、窪みKに入れられた具Gの落下を防止することができる。
次に、図5及び図6を参照して、第2実施形態の寿司成型器1Aについて説明する。図5は、本考案の第2実施形態の寿司成型器1Aの分解斜視図である。また、図6(a)は、図5のVIa−VIa線に対応する第2押型22の断面図であり、図6(b)は、図5のVIb−VIb線に対応する第1押型21の断面図である。第1実施形態の第1押型11には半球状の窪み11bが形成されると共に、第2押型12の閉塞面12bは第2対向面12aに形成されたものであったが、第2実施形態の第1押型21にはその第1押型21を貫通する貫通孔21bが形成されると共に、第2押型22の閉塞面22bは突出部22fの突出方向先端に形成されている点が異なる。これにより、シャリPの脱型作業を容易にすることができる。
図5に示すように、第2実施形態の寿司成型器1Aは、平面状の被載置面24aを有する略矩形板状の被載置板24と、その被載置板24の被載置面24aに載置される略矩形板状の第1押型21と、その第1押型21に当接する略矩形板状の第2押型22と、その第2押型22と第1押型21との当接位置を決める矩形状の枠体23とで構成されている。
第1押型21には、図5及び図6(b)に示すように、第2押型22と当接する略平面状の第1対向面21aと、被載置板24の被載置面24aに載置される略平面状の載置面21dとが形成されており、第1対向面21aから載置面21dへ第1押型21を貫通する略円柱状の貫通孔21bが6個形成されている。使用者は、第1押型21を被載置板24の被載置部24aに載置することにより貫通孔21bの一方の開口を閉塞して、この貫通孔21bの内部に酢飯を詰め込む作業を行う。
また、第1押型21の側面には、枠体23を載置させるために、その第1押型21の側面から突出して形成される矩形枠状の枠部21cが設けられている。枠部21cは、第1押型21が被載置板24に載置された場合にその枠部21cと被載置板24との間に使用者の指が入る程度の間隙が生じるように形成されている。これにより、成型されたシャリP(図4参照)を貫通孔21bから押し出す際に、第1押型21を被載置板24から離間させ易くさせることができる。
第2押型22には、図5及び図6(a)に示すように、第1押型21の第1対向面21aに当接し、その第1対向面21aと同形状に形成される平面状の第2対向面22aが形成されている。第2対向面22aには、その第2対向面22aから貫通孔21bに向かって突出し、貫通孔21bに挿嵌可能な円柱状の突出部22fが6個形成されている。この突出部22fの突出方向に垂直な断面形状は、貫通孔21bの軸心に垂直な断面形状と略同形状に形成されている。これにより、突出部22fを貫通孔21bへ挿嵌させることができる。
突出部21fの突出方向先端には、貫通孔21b及び被載置板24の被載置面24aと共に成型空間SA(図8(c)参照)を形成する半球状の閉塞面22bが凹設されている。また、それぞれの閉塞面22bには、第1押型21の貫通孔21bと非接触に設けられると共に、その閉塞面22bから貫通孔21bに向けて突出する凸部22cが形成されている。この凸部22cの突出方向に垂直な断面形状は、第1実施形態の凸部12cと同様に、円形に構成されている。これにより、凸部22cに成型されるシャリPの窪みK(図8(d)参照)に角部が形成されないので、窪みKに具Gを隙間無く詰め込み易く、窪みKに入れられた具Gの落下を防止することができる。また、第2押型22の第2対向面22aの反対面には直方体状の2つの取っ手部22d,22dが固着されており、使用者は、この取っ手部22d,22dを握持して第2押型22を持つことができる。
枠体23は、図5に示すように、矩形状の枠であり、その内面23aの形状は、第1押型21の第1対向面21a、及び第2押型22の第2対向面22aと略同形状に形成されている。枠体23は、第1押型21の枠部21cに載置され、第1押型21と第2押型22との当接位置を決めるものである。
次に、図7及び図8を参照して、寿司成型器1Aの使用方法について説明する。図7及び図8は、第2実施形態の寿司成型器1Aの使用方法を説明するための図であり、使用工程を順番に示している。
まず、図7(a)に示すように、第1押型21を被載置板24の被載置面24aに載置してから、第1押型21の貫通孔21bへ第1対向面21aと連続する平面状になるように酢飯が詰め込まれる。
次に、図7(b)に示すように、枠部21cに枠体23を載置し、第2押型22を枠体23の内面23aへ向けて移動させる(図7(b)中矢印S方向)。
そして、図8(c)に示すように、第2押型22を枠体23の内面23aに挿嵌させ、第2押型22を第1押型21へ向けて押圧し、第2対向面22aの反対面が枠体23の上面の高さと略同一になるまで押圧する。これにより、貫通孔21b、閉塞面22b、及び被載置面24aによって囲まれて形成される成型空間SAに入れられた酢飯を圧縮し、その酢飯は、成型空間SAの形状に成型される。このとき、第2押型22の閉塞面22bから第1押型21の貫通孔21bに向けて凸部22cが突出しているので、その凸部22cは酢飯へと挿入し、成型されたシャリPに窪みK(図4及び図8(b)参照)が形成される。
その後、図8(d)に示すように、使用者は、枠部21cと被載置板24との間に設けられる間隙に指を入れつつ第1押型21と第2押型22とを互いに押圧して、第1対向面21aと第2対向面22aとを当接させる。すると、第2押型22の突出部22fは、第1押型21の貫通孔21bへ挿嵌し、貫通孔21bからシャリPが押し出される。これにより、被載置板24の被載置面24aにシャリPを載置する。その後、使用者は、シャリPの窪みKへ具G(図4(b)参照)を入れて、寿司を完成させる。
よって、第2実施形態の寿司成型器1Aによれば、成型されたシャリPを貫通孔21bから外部へ排出することができるので、シャリPの脱型作業を容易にすることができる。また、突出部22fの閉塞面22bから凸部22cが突出しているので、成型されるシャリPに窪みKを形成することができる。よって、第2実施形態の寿司成型器1Aに成型されたシャリPにおいても、そのシャリPの窪みKに入れられた具を保持することができるのである。
以上、実施形態に基づき本考案を説明したが、本考案は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、第1実施形態では、第1押型11の窪み11bには凸部12cの突出方向に垂直な平面が形成されると共に、第2押型12の閉塞面12bは半球状に形成されたものであったが、必ずしもこれに限られるものではない。
ここで、図9を参照して、上記実施形態の寿司成型器1,1Aとは別の形状の寿司成型器1B、及び寿司成型器1Cについて説明する。図9(a)は、図3(c)のAで示した部分に対応する寿司成型器1Bの拡大断面図であり、図9(b)は、図3(c)のAで示した部分に対応する寿司成型器1Cの拡大断面図である。なお、上記実施形態の寿司成型器1,1Aと同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9(a)に示すように、閉塞面12fは、第2対向面12aと連続する平面状に形成されていても良い。かかる場合において、成型空間SBにより成型されるシャリ(図示せず)は、円柱状に形成される。なお、寿司成型器1Bの閉塞面12fには、第1実施形態の閉塞面12bと同様に、閉塞面12fから第1押型11の窪み11bに向けて突出する凸部12cが形成されている。よって、成型空間SBにより成型されるシャリに窪みを形成することができるので、そのシャリの窪みに入れられた具を保持することができる。
また、図9(b)に示すように、第1押型11の窪み11cは、半球状に形成されていても良い。かかる場合において、成型空間SCにより成型されるシャリ(図示せず)は、球形に形成される。また、寿司成型器1Cにおいても、閉塞面12bには凸部12cが形成されている。よって、成型空間SCにより成型されるシャリにも窪みを形成することができるので、そのシャリの窪みに入れられた具を保持することができる。
また、第1実施形態の凸部12cは第2押型12に形成されたものとしたが、第1押型11の窪み11bに形成されていても良い。かかる場合においても、成形されるシャリに窪みを形成することができるので、そのシャリの窪みに入れられた具を保持することができる。
また、第1実施形態の凸部12cの突出方向に垂直な断面形状は円形に形成されたものとしたが、その断面形状は楕円形に形成されていても良い。かかる場合においても、窪みKに角部を形成しないことで、窪みKに具Gを隙間無く詰め込み易く、窪みKに入れられた具Gの落下を防止することができる。
また、第1実施形態では、第1押型11の窪み11bの形状を円柱形、第2押型12の閉塞面12bの形状を球形としたが、かかる窪み11b及び閉塞面12bの形状を方体状に構成しても良い。かかる場合に形成されるシャリ(図示せず)の形状は、方体状に形成される。
更に、第1実施形態では、第1押型11から第2押型12を取り外し、窪み11bの開口からシャリPが盛り上がる部分を掴んで窪み11bから引っ張り、シャリPを第1押型11から取り出した。これに対し、第2押型12から第1押型11を取り外しても良い。かかる場合にも、シャリPは第2押型12の閉塞面12bの開口から盛り上がるので、その盛り上がった部分を掴んで閉塞面12bから引っ張り、シャリPを第2押型12から取り出すことができる。
本考案の第1実施形態の寿司成型器の構成を表した分解斜視図である。 (a)は、図1のIIa−IIa線に対応する第2押型の断面図であり、(b)は、図1のIIb−IIb線に対応する第1押型の断面図である。 寿司成型器の使用方法を説明するための図であり、使用工程を順番に示している。 (a)は、シャリの斜視図であり、(b)は、窪みに具が入れられたシャリの斜視図である。 本考案の第2実施形態の寿司成型器の分解斜視図である。 (a)は、図5のVIa−VIa線に対応する第2押型の断面図であり、(b)は、図5のVIb−VIb線に対応する第1押型の断面図である。 第2実施形態の寿司成型器の使用方法を説明するための図であり、使用工程を順番に示している。 第2実施形態の寿司成型器の使用方法を説明するための図であり、使用工程を順番に示している。 (a)は、図3(c)のAで示した部分に対応する寿司成型器の拡大断面図であり、(b)は、図3(c)のAで示した部分に対応する寿司成型器の拡大断面図である。
符号の説明
1 寿司成型器
11,21 第1押型
11b 窪み
12,22 第2押型
12b,22b 閉塞面
12c,22c 凸部
21b 貫通孔
22f 突出部
P シャリ(食材)
S 成型空間

Claims (7)

  1. 窪みが形成された第1押型と、その第1押型の窪みの開口を閉塞する閉塞面を有する第2押型とを備え、その第2押型の閉塞面と第1押型の窪みとによって囲まれて形成される成型空間に食材を入れた状態で、その第1押型と第2押型とを互いに押圧させ合うことによりその食材を圧縮し、その食材を前記成型空間の形状に成型する寿司成型器において、
    前記第2押型の閉塞面には、前記第1押型の窪みと非接触に設けられると共に、その第2押型の閉塞面から第1押型の窪みに向けて突出する凸部が設けられていることを特徴とする寿司成型器。
  2. 前記凸部は、前記第2押型の閉塞面が第1押型の窪みの開口を閉塞した状態で、前記凸部の外周面と第1押型の窪みの内面との間に間隙が生ずるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の寿司成型器。
  3. 前記第2押型の閉塞面は、前記第1押型の窪みと反対方向に凹状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の寿司成型器。
  4. 前記第2押型の閉塞面は、略半球状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の寿司成型器。
  5. 前記第2押型の凸部の突出方向に垂直な断面の形状は、略円形又は略楕円形であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の寿司成型器。
  6. 前記第1押型の窪みには、前記第2押型の凸部の突出方向に垂直な平面が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器。
  7. 前記第1押型の窪みは、その第1押型を貫通する貫通孔であり、
    前記第2押型には、前記貫通孔に挿嵌可能な大きさで前記貫通孔に向けて突出し、その突出方向先端に前記閉塞面が形成される突出部が設けられており、
    前記凸部は、その突出部に形成された閉塞面から前記第1押型の貫通孔に向けて突出して構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の寿司成型器。
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