JP3120590B2 - 車載レーダの制御装置 - Google Patents

車載レーダの制御装置

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JP3120590B2 JP04245070A JP24507092A JP3120590B2 JP 3120590 B2 JP3120590 B2 JP 3120590B2 JP 04245070 A JP04245070 A JP 04245070A JP 24507092 A JP24507092 A JP 24507092A JP 3120590 B2 JP3120590 B2 JP 3120590B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車載レーダによって
車両の前方を監視し、必要に応じ衝突回避処理を行う車
載レーダの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス技術の進歩に伴
い、車両に於いて燃料供給の他、各種の走行状態の制御
に於いて電子的な制御装置が多く採用されるようになっ
てきている。
【0003】このような走行制御の中で、車載レーダシ
ステムの搭載による衝突回避技術が乗員及び歩行者の安
全保護のため非常に重要視されるようになっている。
これまで、上記の目的の車載レーダ装置は、障害物検出
の為に照射される送信波(ビーム)は所定の角度範囲に
掃引されることなく、進行方向に一定の方向に固定して
照射するものが主であった。このような固定されたビー
ム照射方式は装置が簡単ではあるが、側方の障害物の検
出が困難であったり、ビーム幅を広くすると側方の非障
害物まで検出してしまうなどの問題があった。
【0004】このため、ビームを進行方向の上下左右に
所定の角度範囲内で掃引する方式の車載レーダ装置が検
討されている。
【0005】この掃引型車載レーダ装置の実施例を図4
と図5に基づいて説明すると、11は、例えば半導体レ
ーザによるレーザビーム発光部で、発光ビームは掃引駆
動部13により所定範囲に回転するガルバノミラー12
によって上下左右に掃引される、障害物からの反射光は
受光部14で受光されると共に、発射光との時間差から
距離演算部20によって障害物との距離が検出される。
【0006】画像メモリ131には、ガルバノミラー1
2の掃引角度検出値21と該方向の距離データが逐次入
力・記憶される。(ステップ105)。
【0007】画像処理部33は、1掃引分終了毎に画像
メモリ131から転送されるデータに対してノイズ除
去、エッジ検出など障害物判定に必要な前処理を行い
(ステップ403)、衝突対象判定部34は、該画像デ
ータと画像メモリ232に記憶された1掃引前の画像デ
ータと比較して衝突対象物を判定検出する。(ステップ
403)。
【0008】衝突対象物の存在が確認されると(ステッ
プ502)、走行車速、走行角度センサ22、23から
データを取り込んで(ステップ504)、このまま走行
すると前記の衝突対象物との衝突の危険性が高いかどう
かを判定し(ステップ505)、危険性が高いと判定さ
れた場合には、出力インタフェイス41からアクセル4
2、ブレーキ43、表示装置44、警報装置45に対し
て所定の出力を送り(ステップ506)、衝突を未然に
回避する処理を行う(ステップ507)。
【0009】これら一連の処理が終了すると画像処理部
33から1掃引分の画像データを画像メモリ232に送
り記憶させる(ステップ601)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
図5のフローによる衝突回避処理に於いては、レーダ掃
引が1掃引分終了するまで画像処理(ステップ403)
及び以降の処理が実行されないので、最悪時には1掃引
時間分衝突回避処理が遅れる事になる。
【0011】従来より、レーダ装置のビームの掃引は、
例えばガルバノミラーにような機械的な手段に依存して
いるため、1掃引に2秒以上かかり、時速72KMの車
両は、この掃引期間に約40Mも走行することとなり、
衝突回避が間に合わないといった事態があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決すべくなされたもので、1掃引分の画像処理デー
タに衝突の危険性のある対象物が認められた場合に、こ
の衝突対象物の座標角度を衝突対象角度記憶手段に記憶
しておき、次回のレーダの掃引角度が、前記衝突対象角
度記憶手段に記憶されたデータと所定の角度差以内にな
った都度、直ちに画像処理以降の衝突回避処理を行う様
にしたものである。
【0013】また第2の発明では、前記衝突対象角度記
憶手段に衝突対象物の座標角度データ(位置角度)が記
憶された場合に、レーダ手段の送信波の掃引照射の角度
範囲を、前記衝突対象角度記憶手段に記憶された角度に
対し所定範囲内に限定して行うようにしたものである。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1、図2お
よび図3に従って説明するが、図4、図5と重複するも
のに付いては同一の番号を使用したので再説明を省く。
【0015】図3の3次元空間画像に於いて、60はレ
ーザ光線掃引範囲を示し、レーザ光線は、掃引が開始す
ると(図2ステップ101)、Y方向に1プテップ掃引
された後(ステップ102)、掃引開始位置61からX
方向に右端まで掃引され(ステップ103)、次にY方
向に1プテップ掃引された後−X方向に左端まで掃引さ
れ、この掃引を繰り返して掃引終了位置62まで掃引し
て1掃引を終了する。このあと前と逆の順序で掃引され
掃引開始位置61に戻る。
【0016】この間、受光増幅部14で反射光は受光・
増幅され、距離演算部20でパルス状出射光と反射光と
の時間差から反射物との距離が演算され(ステップ10
4)、掃引角度検出器21からのレーザ光線掃引角度と
共に画像メモリ131に記憶させながら(ステップ10
5)、画像処理部33に転送され、図3に示す様な3次
元空間画像に変換される。
【0017】図3の曲線64、65は、車両の走行角
度、走行速度からえられる仮想の左右両側走行予定線で
あり、この走行予定線64、65の外側に障害物が検出
されても衝突の危険性は少ないと判断する。
【0018】走行予定線64上またはその内側に障害物
66が検出された場合には、これが静止物体か、道路を
横断しようとする人や車両などの移動物体かを判定する
ため、前掃引時に衝突対象メモリ35記憶された障害物
の位置角度を読みだし(ステップ201)、これと現在
の掃引角度を比較して(ステップ206)、角度がほぼ
一致する毎に、直ちに画像処理部33で所定の画像処理
を実行し(ステップ203)、衝突対象判定部34で画
像メモリ2 32に記憶された画像データと比較して対
象物が移動したかどうかを検知し(ステップ204)、
車両の走行角度、走行速度を取り込んで(ステップ20
5)、衝突の危険性を判定する(ステップ206)。
【0019】衝突の危険性があると判定されると出力イ
ンタフェイス41から衝突警告出力し(ステップ20
7)、所定の衝突回避処理を実行する(ステップ20
8)。
【0020】この様にして、1掃引分終了すると(ステ
ップ402)、改めて画像処理部33で1掃引分全デー
タの画像処理を実施して(ステップ403)、衝突対象
判定部34に、画像メモリ2 32に記憶された画像デ
ータを読みだし(ステップ404)全画面に亘って衝突
対象物を検出する(ステップ405)。
【0021】衝突対象物が存在している場合には、衝突
対象メモリ35に障害物の位置角度を記憶する(ステッ
プ406)。
【0022】その後、画像処理部33から1掃引分の画
像データを画像メモリ2 32に転送して記憶し(ステ
ップ601)、1掃引分の処理を終了する(ステップ6
02)。
【0023】なお、上記の説明では、レーダの掃引は一
定としたが、衝突対象物があった場合には、該対象物の
周辺のみに限定して掃引するようにしてもよい。(請求
項2)。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、レーダの掃引時、
現在の掃引角度と衝突対象メモリに記憶された障害物の
位置角度がほぼ一致する毎に、直ちに所定の処理を実行
して衝突の危険性を判定する様にしたので、走行予定線
の内側を横断しようとする人や車両などの移動物体を1
掃引の終了を待たずに検知し、必要に応じた衝突回避処
理を実施することが出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載レーダの制御装置のブロック実施例を示
す。
【図2】車載レーダの制御装置の処理フロー実施例を示
す。
【図3】車載レーダの制御装置の3次元空間画像例を示
す。
【図4】車載レーダの制御装置のブロック従来例を示
す。
【図5】車載レーダの制御装置の処理フロー従来例を示
す。
【符号の説明】
10 レーダ装置 11 レーザビーム発光部 12 ガルバノミラー 13 発光ビームは掃引駆動部 14 受光・増幅部 20 距離演算部 21 掃引角度検出器 22 走行角度センサ 23 走行車速センサ 31 画像メモリ1 32 画像メモリ2 33 画像処理部 34 衝突対象判定部 35 衝突対象角度メモリ 41 出力インタフェイス 42 アクセル 43 ブレーキ 44 表示装置 45 警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/48 - 7/51 G01S 17/00 - 17/95

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の前方の所定の角度範囲にわたり送
    信波を掃引照射し、反射波を検出することにより前方に
    存在する物体との距離を検出する掃引型のレーダ手段
    と、 このレーダ手段の検出結果に所定の画像処理を施し、前
    方に存在する衝突対象物を判別する判別処理手段と、前記衝突対象物の位置角度を含む前記判別処理手段の
    別結果を記憶する衝突対象角度記憶手段と、 この判別結果と自車の走行速度と走行角度から衝突の危
    険を予測し、必要に応じて所定の衝突回避処理を行う回
    避手段を備え、 前記レーダ手段の掃引角度が、前記衝突対象角度記憶手
    段に記憶された位置角度と所定の角度差以内になった都
    度、直ちに前記画像処理以降の衝突回避処理を行うこと
    を特徴とする車載レーダの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記送信波の掃引照射の所定の角度範囲
    が、前記衝突対象角度記憶手段に記憶された角度の所定
    範囲に所定の間限定されることを特徴とする請求項1に
    記載の車載レーダの制御装置。
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