JP3120436U - ガゼット袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】取扱が容易で、内容物の残留がなく、内容物を円滑にサーバーに供給できるガゼット袋を提供する。
【解決手段】少なくとも外面に延伸フィルムおよび内面にシーラントを備える積層フィルムからなる前面フィルム、後面フィルムおよび左右のガゼット折込フィルムの上部の一部を開口部として残して周縁をシールしてなり、下辺の前面フィルムと後面フィルムの溶着部に、サーバーに接続するための注出口を溶着し、上部左右の隅部における前面フィルムおよび後面フィルムとそれらに対向するガゼット折込フィルムとをベタシールしてなる隅部溶着部を有するガゼット袋であって、ガゼット袋は、前面フィルムと後面フィルムおよびそれらと左右のガゼット折込フィルムがシールされて直線状の境界線により注出口に内容物を誘導する誘導溶着部を有し、隅部溶着部に吊り下げ用透孔を少なくとも上下二段となるように複数個有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、吊り下げて使用する注出口付きのガゼット袋に関する。さらに詳述すれば、味噌などの粘稠体、ジュースなどの液体、粉末飲料などの粉体、等を収容し、サーバーに装着するガゼット袋に関する。
従来、例えば、飲食店等において、業務用の食品、例えば、味噌を定量取り分けてお椀内に入れた後に湯を足して味噌汁として提供している。
しかし、この方法では一人前ずつ取り分けて味噌汁とすることは手間が掛かり、簡単にかつ誰でも一定量供給できる装置が望まれていた。
その様な観点から、業務用の味噌を収容した注出口付ガゼット袋を用いる味噌汁サーバーが開発されている。
例えば、味噌を収容しているガゼット袋をサーバーに装着し、袋体内の味噌をサーバー内で計量して一杯分の味噌を湯と混合する容器に送り出し、混合した後、ノズルから一定量の味噌汁を供給することのできる味噌汁サーバーである。
ところで、例えば、味噌汁サーバーは、味噌を予め収容したガゼット袋から味噌を注出口から一定量取り分けるに際し、業務用の味噌を収容しているガゼット袋をサーバー内の上部に設けられたフックなどの吊り下げ手段で吊り下げて固定し、注出口を介して下部の接続部に連結して、接続部のホースなどで湯との混合容器に送り込み、混合した後、ノズルから一定量の味噌汁を供給するようになっている。ここで、ガゼット袋を使用するのは味噌の収容効率を高めるためである。
ところが、この場合、ガゼット袋内の味噌が減少するに従い、ガゼット袋が平らになるので、注出口の位置が下方に下がることになる。そのままサーバーを使っていると接続部で連結した部分にたるみが生じ、注出口付近のガゼット袋が折れたり皺になって、一定量の注出行われなかったり、速やかな注出が行われなかったりする問題がある。
本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、取扱が容易で、内容物の残留がなく、内容物を円滑にサーバーに供給できるガゼット袋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の請求項1に係る考案は、
少なくとも外面に延伸フィルムおよび内面にシーラントを備える積層フィルムからなる前面フィルム、後面フィルムおよび左右のガゼット折込フィルムの上部に所定幅を充填用開口部として残して周縁をシールしてなり、下辺における前面フィルムと後面フィルムの溶着部に、サーバーに接続するための注出口が溶着されていると共に、上部の左右の隅部における前面フィルムおよび後面フィルムとそれらに対向するガゼット折込フィルムとをベタシールしてなる隅部溶着部を有するガゼット袋であって、
前記ガゼット袋は、前面フィルムと後面フィルムおよびそれらと左右のガゼット折込フィルムがシールされて直線状の境界線により前記注出口に内容物を誘導する誘導溶着部、および、前記隅部溶着部に吊り下げ用透孔を少なくとも上下二段となるように複数個有することを特徴とするガゼット袋である。
吊り下げ用透孔を少なくとも上下二段となるように複数個有するように構成したので、内容物の減少に応じて、サーバー内の吊り下げ手段に掛け替えることができ、ガゼット袋の注出口の位置を最適な状態に維持することができる。ここで、吊り下げ用透孔が設けられる上部の左右の隅部における前面フィルムおよび後面フィルムとそれらに対向するガゼット折込フィルムとをベタシールしてあるので、腰が強く、サーバー内の吊り下げ手段に掛け替える際の作業性に優れる。
本考案の請求項2に係る考案は、
前記隅部溶着部の境界線が上辺の溶着部および左右の側辺の溶着部に45度で接続する直線で区切られている請求項1に記載のガゼット袋である。
隅部溶着部の境界線が上辺の溶着部および左右の側辺の溶着部に45度で接続する直線で区切られているので、偶部に味噌等の内容物が入り込むことがなく、無駄なく内容物を排出することができる。また、内容物を収容した際、ガゼット袋が直方体状に膨らみやすく、収容効率が高くなる。
本考案の請求項3に係る考案は、
前記注出口が前記前面フィルムと後面フィルムの溶着部の中心から外れて溶着されている請求項1又は2のいずれかに記載のガゼット袋である。
注出口が前記前面フィルムと後面フィルムの溶着部の中心から外れて溶着されているので、内容物が収容されたガゼット袋の交換作業が容易となる。
本考案の請求項4に係る考案は、
前記誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置より高い位置にある請求項3に記載のガゼット袋である。
誘導溶着部の、注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置より高い位置にあるので、内容物の排出が円滑となる。
本考案の請求項5に係る考案は、
前記誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度より鋭角である請求項3または4に記載のガゼット袋である。
誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度より鋭角であるので、内容物の排出が円滑となる。
本考案の請求項6に係る考案は、
前記誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部が前面フィルムと後面フィルムとの溶着部にたがいの境界線を一致または接近させて接続している請求項3ないし5のいずれかに記載のガゼット袋である。
即ち、ガゼット折込フィルムの存在する部分における誘導溶着部がガゼット折込フィルムの存在しない部分における誘導溶着部にたがいの境界線を一致または接近させて接続しているので、内容物の排出が円滑となる。
本考案の請求項7に係る考案は、
前記誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の境界線の仮想延長線と側辺との交差角度が、前面フィルムと後面フィルムとの溶着部の仮想延長線と側辺との交差角度より大きい請求項6に記載のガゼット袋である。
即ち、ガゼット折込フィルムの存在する部分における誘導溶着部の境界線の仮想延長線が側辺に交差する角度が、ガゼット折込フィルムの存在しない部分における誘導溶着部の境界線の仮想延長線が側辺に交差する角度より大きいので、内容物の排出が円滑となる。
本考案のガゼット袋は、上部の隅部溶着部に吊り下げ用透孔を少なくとも上下二段となるように複数個有するので、内容物の減少に応じて、サーバー内の吊り下げ手段に掛け替えることができ、ガゼット袋の注出口の位置を最適な状態に維持することができる。また、吊り下げ用透孔が設けられる上部の隅部溶着部において、前面フィルムおよび後面フィルムとそれらに対向するガゼット折込フィルムとをベタシールしてあるので、隅部溶着部の腰が強く、サーバー内の吊り下げ手段に掛け替える際の作業性に優れる。
本考案のガゼット袋は、上部の隅部溶着部が設けられているので、偶部に味噌等の内容物が入り込むことがなく、無駄なく内容物を排出することができる。隅部溶着部の境界線が上辺の溶着部および左右の側辺の溶着部に45度で接続する直線で区切られているので、内容物を収容した際、ガゼット袋が直方体状に膨らみやすく、収容効率が高くなる。
本考案のガゼット袋は、注出口が前記前面フィルムと後面フィルムの溶着部の中心から外れて溶着されていると、内容物が収容されたガゼット袋の交換作業が容易となる。
本考案のガゼット袋は、誘導溶着部の、注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置より高い位置にあると、内容物の排出が円滑となる。
本考案のガゼット袋は、誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度より鋭角であると、内容物の排出が円滑となる。
本考案のガゼット袋は、前記誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の境界線の仮想延長線と側辺との交差角度が、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の仮想延長線と側辺との交差角度より大きいと、内容物の排出が円滑となる。
本考案のガゼット袋は、誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の境界線の仮想延長線と側辺との交差角度が、前面フィルムと後面フィルムとの溶着部の仮想延長線と側辺との交差角度より大きいと、内容物の排出が円滑となる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本考案を説明するが、本考案は、以下の形態に限定されるものではない。
図1は、本考案のガゼット袋の一形態例を示す正面図である。
図1に示すように、本形態例のガゼット袋1は、前面フィルム6、後面フィルム7、ガゼット折込フィルム8、及び、下辺における前面フィルムと後面フィルムに注出口10が溶着されて構成されている。上辺には、充填口となる開口部11が未溶着のまま残されている。このガゼット袋の大きさとしては、用途によるが、通常は、横幅100〜300mm程度、縦幅200〜500mm程度、ガゼット折込幅30〜200mm程度である。
前面フィルム6、後面フィルム7及びガゼット折込フィルム8は、少なくとも外面に延伸フィルムおよび内面にシーラントを備える積層フィルムである。延伸フィルムとしては、一軸または二軸に延伸された樹脂フィルムであり、該フィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、6ナイロンや66ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリプロピレン(PP)を挙げることができる。これらは複数層用いられてもよい。シーラントを構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン−α−オレフィン共重合体(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィンを挙げることができる。
また必要に応じて、アルミ箔などの金属箔、アルミ蒸着などの金属蒸着層、シリカやアルミナなどの無機物蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデン、バリア性ナイロンなどのバリア性樹脂層を積層することもできる。
本考案で用いる積層フィルムの厚さとしては、通常のガゼット袋に用いられるフィルムと同程度であり、通常30〜200μm程度である。この積層フィルムは、ドライラミネートや押出ラミネートにより積層することができる。
前面フィルム6、後面フィルム7及びガゼット折込フィルム8は、少なくとも外面に延伸フィルムおよび内面にシーラントを備える限り、構成、厚さなどが互いに同じでもよく、また異なっていてもよい。
ガゼット袋1において、前面フィルム6と後面フィルム7はシーラント同士が向かい合わせられるとともに、ガゼット折込フィルム8はシーラント面が外側となるように2つ折りにされて前面フィルム6と後面フィルム7の間に介装されて溶着されている。
なお、本考案においては、前面フィルム6、後面フィルム7及びガゼット折込フィルム8は、広幅のフィルムを折り曲げて形成した互いに連続するものであっても良い。ただし、この場合は、内容物の流出に伴って、ガゼット袋が自然に折り畳まれやすいことから、各フィルムの接続部が溶着されていることが好ましい。
図1に示すように、このガゼット袋1は上部の左右隅部に前面フィルム6および後面フィルム7とそれらに対向するガゼット折込フィルム8とをベタシールした隅部溶着部2が設けられている。ベタシールされていると隅部溶着部2の腰が強くなり、内容物が収容されたガゼット袋を下から支えて、サーバー内のフックなどの吊り下げ手段に吊す際、取扱が容易となる。
また、その隅部溶着部2には少なくとも上下二段となるように複数個の吊り下げ用透孔5が設けられている。この隅部溶着部2には複数の吊り下げ用透孔が設けられるが、どのように孔が設けられても隅部溶着部2がベタシールされているので、常に孔の周縁が溶着された状態となり好ましい。
隅部溶着部2の境界線2aは、側辺から上辺へ向けて45°の直線で構成されている。隅部溶着部の境界線が上辺の溶着部および左右の側辺の溶着部に45度で接続する直線で区切られているので、偶部に味噌等の内容物が入り込むことがなく、無駄なく内容物を排出することができる。また、内容物を収容した際、ガゼット袋が直方体状に膨らみやすく、収容効率が高くなる。
そして、前記前面フィルム6と後面フィルム7の溶着部の中心から外れた位置に注出口10が設けられる。注出口10はヒートシールで前面フィルム6と後面フィルム7に挟着される。したがって、注出口10の材質は前面フィルム6と後面フィルム7のシーラントと溶着可能な樹脂であることが好ましい。例えば、シーラントがPEである場合は、注出口10もPE製とすることが好ましい。
また、注出口10の溶着される部位はフィンが左右に張り出した舟形形状とされていることが好ましい。このフィン面に横方向に延びる凸条や凹溝を複数設けると、より溶着が確実となり好ましい。注出口10と前面フィルム6及び後面フィルム7との溶着は、高周波誘導加熱や超音波シールなどを用いてもよい。注出口10は、サーバーに接続して内容物を注出するためのものであるが、開口部11を設けない場合は、注出口10を充填口として使用しても良い。
本形態例において、注出口10は、再封可能なキャップを有している。キャップはブロークンオープンなどの再封性を有しないものであっても良いが、使用後のガゼット袋1を廃棄する際、キャップで再封すると周囲を汚すことがなく好ましい。
本形態例においては、キャップは螺着により注出口10に装着されるが、嵌着により装着されても良い。装着方式はサーバーの接続部との接続方式よって決められる。注出口10は、さらにインナーシールが設けられていても良い。
下部の左右隅部に前面フィルム6と後面フィルム7およびそれらと左右のガゼット折込フィルム8がシールされて直線状の境界線により注出口10に内容物を誘導する誘導溶着部3、4が設けられている。誘導溶着部3、4を設けるに際し、注出口10に遠い側の側辺Bの溶着部と注出口10に遠い側の誘導溶着部4の境界線4aとの交点4bの位置が、注出口10に近い側の側辺Aの溶着部と注出口10に近い側の誘導溶着部3の境界線3aとの交点3bの位置より高い位置となるよう設けられる。この様に設けられることにより、注出口10に遠い側の側辺Bの付近に存在する内容物が、注出口10から注出されるに際して、早い時期から注出口近傍へと誘導されるので、残留することがなく円滑な注出が可能となり好ましい。
また、側辺Bの溶着部の境界線と注出口に遠い側の誘導溶着部4の境界線4aとに挟まれた角度βは、側辺Aの溶着部の境界線と注出口に近い側の誘導溶着部3の境界線3aとに挟まれた角度αよりも鋭角である。この様に構成されることにより、注出口10に遠い側の側辺Bの付近に存在する内容物が、注出口10から注出されるに際して、より強く付勢されて注出口近傍へと誘導されるので、残留することがなく円滑な注出が可能となり好ましい。
そして、注出口に遠い側の誘導溶着部4において、誘導溶着部4の前面フィルム6および後面フィルム7とガゼット折込フィルム8との溶着部が前面フィルム6と後面フィルム7との溶着部に互いの境界線を一致または接近させて接続している。つまり、注出口10に遠い側の側辺B付近の誘導溶着部4は、前面フィルム6および後面フィルム7とガゼット折込フィルム8との溶着部であるが、誘導溶着部4の下辺側の先端付近は、前面フィルム6と後面フィルム7とが直接シールされたシール部9とされている。この様に構成されることにより、注出口10に遠い側の側辺Bの付近に存在する内容物が、注出口10から注出されるに際して、前面フィルム6および後面フィルム7とガゼット折込フィルム8との溶着部に引き続いてシール部9により自然に内容物が注出口近傍へと誘導されるので、残留することがなく円滑な注出が可能となり好ましい。
誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の境界線の仮想延長線と側辺との交差角度が、前面フィルムと後面フィルムとの溶着部の仮想延長線と側辺との交差角度より大きい。つまり、前面フィルム6と後面フィルム7とが直接シールされたシール部9の境界線がガゼット折込フィルム8が存在する誘導溶着部の境界線4aよりなだらかに傾斜する境界線4aとなっている。この様に構成されることにより、注出口10から注出されるに際して、注出口10に遠い側の側辺Bの付近に存在する内容物が、自然に注出口近傍へと誘導されるので、残留することなく円滑な注出が可能となり好ましい。
内容物として、例えば、味噌が収納された本考案のガゼット袋1の使用方法の一例を示すと、サーバー内に設けられたフックなどの吊り下げ手段を最も上部にある(注出口10から遠い)吊り下げ用透孔5に挿入して吊り下げる。吊り下げられたガゼット袋1の注出口10を開封し、注出口10にサーバーの接続部を連結する。サーバーの接続部はホースなどのフレキシブルな配管で、味噌と湯とを混合する容器に連通する。
ガゼット袋1内の味噌は、誘導溶着部3、4に誘導されて自重により注出口から円滑に流出し、サーバー内で一定量が計量される。計量された味噌は混合用容器内で湯と混合され、ノズルより一杯分の味噌汁としてお椀などに供給される。サーバーからの味噌汁の供給が進むにつれ、ガゼット袋1内の味噌が減少してガゼット袋1の上部から折り畳まれて縦方向に伸長する。この時、接続部の位置やホースの剛性によっては、ガゼット袋1の注出口10付近のフィルムが曲がったり、皺になったりして味噌が流出しにくくなることがある。その様な事態に到った場合に、あるいは事前に予測して、吊り下げ手段をより下にある(注出口10により近い)吊り下げ用透孔5に掛け替え、注出口10の位置を調整する。
ガゼット袋1内の味噌が誘導溶着部3、4に誘導されて全量注出口から流出したら、注出口10を接続部から取り外し、キャップで再封し、廃棄する。この手順を繰り返すことで、連続して味噌汁をサーバーから供給することができる。なお、使用途中のガゼット袋1を吊り下げ用透孔5に掛け替えるに際して、次の味噌が収納されたガゼット袋1を先に吊り下げて、使用途中のガゼット袋1を後から吊すことにより、切り替えの準備をしておいても良い。この準備により、切り替え時間の短縮を図ることができる。この時、本考案のガゼット袋1の注出口10が前記前面フィルム6と後面フィルム7の溶着部の中心から外れて溶着されているので、注出口10が重ならないように両方のガゼット袋1、1を吊り下げることができる。この様に注出口10をずらして吊すことにより、接続部の脱着に際し、他方の注出口10が作業の邪魔にならないので、より手早く切り替えることができる。
以上、最良の形態例に基づいて本考案を詳細に説明したが、本考案は、本形態例に限定されることなく、本考案の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、誘導溶着部は、ベタシールに代えて、通常の線シールとしても良いし、線シールの外側を切断しても良い。
本考案は、例えば、味噌を収容しているガゼット袋をサーバーに装着し、袋体内の味噌をサーバー内で計量して一杯分の味噌を湯と混合する容器に送り出し、混合した後、ノズルから一定量の味噌汁を供給することのできる味噌汁提供用の味噌汁サーバーに用いることができる。
本考案のガゼット袋の一形態例を示す正面図である。
符号の説明
1…ガゼット袋
2…隅部溶着部、2a…隅部溶着部の境界線
3…注出口に近い側の誘導溶着部、3a…注出口に近い側の誘導溶着部の境界線
4…注出口に遠い側の誘導溶着部、4a…注出口に遠い側の誘導溶着部の境界線
5…吊り下げ用透孔
6…前面フィルム
7…後面フィルム
8…ガゼット折込フィルム、8a…ガゼット折込フィルムの折り込み頂部
9…シール部(注出口に遠い側の誘導溶着部)
10…注出口

Claims (7)

  1. 少なくとも外面に延伸フィルムおよび内面にシーラントを備える積層フィルムからなる前面フィルム、後面フィルムおよび左右のガゼット折込フィルムの上部に所定幅を充填用開口部として残して周縁をシールしてなり、下辺における前面フィルムと後面フィルムの溶着部に、サーバーに接続するための注出口が溶着されていると共に、上部の左右の隅部における前面フィルムおよび後面フィルムとそれらに対向するガゼット折込フィルムとをベタシールしてなる隅部溶着部を有するガゼット袋であって、
    前記ガゼット袋は、前面フィルムと後面フィルムおよびそれらと左右のガゼット折込フィルムがシールされて直線状の境界線により前記注出口に内容物を誘導する誘導溶着部、および、前記隅部溶着部に吊り下げ用透孔を少なくとも上下二段となるように複数個有することを特徴とするガゼット袋。
  2. 前記隅部溶着部の境界線が上辺の溶着部および左右の側辺の溶着部に45度で接続する直線で区切られている請求項1に記載のガゼット袋。
  3. 前記注出口が前記前面フィルムと後面フィルムの溶着部の中心から外れて溶着されている請求項1又は2のいずれかに記載のガゼット袋。
  4. 前記誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の位置より高い位置にある請求項3に記載のガゼット袋。
  5. 前記誘導溶着部の、前記注出口に遠い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度が前記注出口に近い側の側辺の溶着部に接続する境界線の角度より鋭角である請求項3または4に記載のガゼット袋。
  6. 前記誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部が前面フィルムと後面フィルムとの溶着部にたがいの境界線を一致または接近させて接続している請求項3ないし5のいずれかに記載のガゼット袋。
  7. 前記誘導溶着部の前記注出口に遠い側において、前記誘導溶着部の、前面フィルムおよび後面フィルムとガゼット折込フィルムとの溶着部の境界線の仮想延長線と側辺との交差角度が、前面フィルムと後面フィルムとの溶着部の仮想延長線と側辺との交差角度より大きい請求項6に記載のガゼット袋。

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