JP3119843B2 - 管路内周面のライニング装置 - Google Patents

管路内周面のライニング装置

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JP3119843B2
JP3119843B2 JP10147906A JP14790698A JP3119843B2 JP 3119843 B2 JP3119843 B2 JP 3119843B2 JP 10147906 A JP10147906 A JP 10147906A JP 14790698 A JP14790698 A JP 14790698A JP 3119843 B2 JP3119843 B2 JP 3119843B2
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秀世 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設された埋設
管やトンネル内周面を覆うシールド等の管路の内周面を
ライニングする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば地中に埋設された埋設管等のよう
な管路の内周面をライニングする装置が、特開昭62−
169621号公報に開示されている。この公報に開示
された装置では、管路内周面に防食樹脂を吹き付けつ
つ、該樹脂に順次、帯状の合成樹脂シートを圧着するよ
うになっており、管路内周面が合成樹脂シートによって
ライニングされる。
【0003】また、実公昭45−23344号公報に
は、管路内周面に軟質合成樹脂シートをローラーで圧接
することにより、管路内面をライニングする装置が開示
されている。
【0004】さらに、特開昭62−151220号公報
には、管路内にて、回転可能に支持されているコイルか
ら合成樹脂製の帯状体を繰り出すことにより、該帯状体
の捻れを防止しつつ螺旋蒋に巻回して螺旋管を菅造し、
製造された螺旋管によって管路をライニングする構成が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−1696
21号公報、実公昭45−23344号公報、特開昭6
2−151220号公報に開示された装置では、製管部
の製管する位置へ帯状体を引き出す手段がないため、製
管部に対して、管路の内径および帯状体の寸法、弾性に
応じて、その距離が適当に調整されず、帯状体のライニ
ング速度に拘らず最適な状態で帯状体をライニングでき
ず、ライニング動作が不安定である。よって、長い管路
の内周面を、管路内周面に円滑にライニングできない。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、長い管路の内周面を、管路内周面
に円滑にライニングし得る管路内周面のライニング装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
管路内周面のライニング装置は、管路内を軸方向に走行
し得る走行部と、前記管路内周面に沿って周回移動さ
れ、帯状体を製管する製管部と、を具備するライニング
装置を管路内に配し、帯状体を螺旋状に巻回し螺旋管を
製造して該螺旋管により管路内周面をライニングする管
路内周面のライニング装置において、前記管路内周面に
沿って周回移動され、帯状体を挟み付けて帯状体を引き
出す一対の案内ローラを有することを特徴とし、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0008】
【作用】本発明の管路内周面のライニング装置では、走
行部が管路内を軸方向に走行する。管路内周面に沿って
周回移動される一対の案内ローラによって、帯状体を挟
み付けて帯状体を引き出す。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。本
発明の管路内周面のライニング装置は、例えば、図1に
示すように、地中に埋設された埋設管20の内周面に合成
樹脂製の帯状体10をライニングするために使用され
る。本発明の管路内周面のライニング装置は、埋設管2
0内を軸方向に走行する走行部30と、コイル状に巻回
された帯状体10を捻れのない状態で順次繰り出すため
の繰出部40と、帯状体10を埋設管20の内周面をラ
イニングする螺旋管とする製管部50と、螺旋管を管路
内周面に密着するように押さえ付ける押圧部60とを有
している。
【0010】走行部30は、埋設管20の軸心部に配置
される円筒状の本体部31と、該本体部31の外側に該
本体部31とは適当な間隔を開けた状態で該本体部31
に支持された台車部33とを有する。各台車部33に
は、2対の車輪34が、埋設管20の軸方向に間隔をあ
けて設けられており、各車輪34が、埋設管22内周面に
転接するようになっている。各台車部33と本体部31
との間には、本体部31の軸方向に離れて設けられた一
対のエアースプリング32および32が介装されてお
り、各コイルスプリング32は、台車部31を本体部3
1から離れるように付勢している。従って、エアースプ
リング32の伸縮により各車輪34が埋設管20の内周
面に圧接されるために、走行部30は、埋設管20の湾
曲部分や段差部分でも、支障なく埋設管20内を軸方向
に走行することができる。
【0011】本体部31の軸心部には、該本体部31と
は同軸状態で、回転駆動軸35が回転可能に配置されて
おり、該回転駆動軸35は本体部31の一方の端部から
外方へ長く延出している。本体部31内に位置する回転
駆動軸35には、大径スプロケット36が固定されてい
る。該大径スプロケット36と、本体部31内周面上に
は製管用モーター37が設けられており、該製管用モー
ター37には小径スプロケット37aが取り付けられて
いる。そして、大径スプロケット36と小径スプロケッ
ト37aとには、チェーンが巻き掛けられている。従っ
て、製管用モーター37の回転力が小径スプロケット3
7a、チェーン、および大径スプロケット36を介し
て、回転駆動軸35に伝達されるようになっている。本
体部31の内周面には、走行部30を走行させるための
走行用モーター38が設けられており、該走行用モータ
ー38が1つの台車33における一方の車輪34に連結
されている。製管用モーター37および走行用モーター
38の回転速度および回転方向は、図示しない制御装置
により適当に調整される。
【0012】回転駆動軸35の一方の端部には、帯状体
10が巻回された繰出部40のリール41が、一対の軸
受け43および43によって、各端部が回転可能に支持
されている。リール41の外周部には、軸方向に延びる
一対の案内ローラー42および42が、該リール41に
巻回された帯状体10の外方にて、回転可能に設けられ
ている。各案内ローラー42は、リール41に巻回され
た帯状体10の端部を挟み付けており、該帯状体10が
リール40から順次繰り出される際に、各案内ローラー
42間を通過される。
【0013】リール40に巻回された帯状体10は、図
3に示すような断面形状に形成されている。該帯状体1
0は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、ポリエステル、あるいはこれら
の樹脂をガラス繊維で補強した樹脂等の材料により成形
されている。該帯状体10は、帯板状の基板12の背面
に多数の断面T字状の補強リブ19が設けられている。
基板12の一方の側縁部の背面には、先端部が断面半円
状になった嵌合突条13が立設されている。基板12の
他方の側縁部は、嵌合突条13が設けられた基板12の
側縁部が接続し得るように基板12の厚みだけ背面側に
段落ちした段落ち部14になっており、その段落ち部1
4には、嵌合突条13が若干の間隙を有した状態で嵌入
し得る嵌合凹溝15が形成されている。
【0014】このような帯状体10は、製管部50によ
り、嵌合突条13、補強リブ19、嵌合凹溝15が立設
された基板12の背面側が外周側になるように螺旋状に
巻回されて、嵌合突条13が嵌合凹溝15内の空間に嵌
合されることにより、埋設管20の内周面に密着される
螺旋管とされる。このとき、段落ち部14における先端
部に形成された接続部16が、隣接する補強リブ19に
接続されることにより、螺旋状の巻回された帯状体10
の側縁部同士は強固に係止され、所定の径に保持され
る。
【0015】製管部50は、回転駆動軸35における繰
出部40よりもさらに先端側の部分に該回転駆動軸35
とは一体的に回転するように固定された回転部51を有し
ている。該回転部51は、図2に示すように、放射状に外
方へ突出する3つの突出部51aが周方向に等しい間隔が
あけて設けられており、各突出部51aには、例えば3
つの空気圧シリンダ52が、埋設管20の放射方向に伸
縮可能に設けられている。各空気圧シリンダ52の外側
に位置する先端部には、リール41から繰り出される帯
状体10が巻き掛けられる製管ローラー53aが設けら
れており、回転部51の回転により、各製管ローラー53
aが埋設管20の内周面に沿って周回移動するようにな
っている。各製管ローラー53aは、帯状体10が所定
の螺旋角によって巻回されるように、それぞれの軸方向
が所定の螺旋角度に設定されている。各製管ローラー5
3aの螺旋角度は容易に変更できるようになっている。
リール41から繰り出されて各案内ローラー42間を通
過した帯状体10は、案内具54によって、各案内ロー
ラー42に近接する1つの製管ローラー53aには、帯
状体10を該製管ローラー53aへと案内する案内具5
4が、該製管ローラー53aと一体となって設けられて
いる。各製管ローラー53aに巻き掛けられた帯状体1
0は、螺旋状態で巻回される。各製管ローラー53a
は、各空気圧シリンダ52によって外方へ押圧されてお
り、螺旋状に巻回された帯状体10における嵌合突条1
3を、隣接する嵌合凹溝15内に嵌合されるように押圧
する。これにより螺旋状に巻回された帯状体10の隣接
する各側縁部同士が接続されて、螺旋管とされる。
【0016】回転駆動軸35は、製管部50を挿通して
おり、その先端部には、埋設管20の内周面に圧接され
た帯状体10を内方から押さえつける押圧部60が設け
られている。この押圧部60には、回転駆動軸35の先
端部に対して回転可能に取り付けられた支持体61を有
しており、該支持体61には、放射方向に延びる伸縮可
能な1本の空気圧シリンダ62が設けられている。空気
圧シリンダ62の先端部には、埋設管20の内周面に密
着された帯状体10の内周面に圧接しつつ転動するよう
に、帯状体10の幅方向に延びる押圧ローラー63が回
転可能に支持されている。該押圧ローラー63は、螺旋
状に巻回されて隣接する側縁部同士が接続された螺旋管
の内周面に転接して、該螺旋管が埋設管20の内周面に
密着するように押さえ付けている。
【0017】このような構成の管路内周面のライニング
装置による埋設管20のライニング方法を説明する。ま
ず、図4に示すように、帯状体10をライニングすべき
地点に立坑70を形成し、立坑70内に、本発明の管路内
周面ライニング装置を設置する。そして、立坑70上に
配置されて長尺の帯状体10が巻回された原反ドラム71
から管路内面ライニング装置の繰出部40におけるリー
ル41に帯状体10を巻回する。その後に、製管部50
の各空気圧シリンダ52を短縮させるように動作させ
て、各製管ローラー53aを埋設管20内周面に対して
十分に離れた状態とする。そして、各製管ローラー53
aが所定の螺旋角度となるように調整される。このよう
な状態になると、走行部30を走行させて埋設管20の
ライニング開始地点にまで管路内面ライニング装置を移
動させる。
【0018】次に、繰出部40のリール41から各案内
ローラー42および42間を経て帯状体10が引き出さ
れる。引き出された帯状体10は、製管部50の案内具
54を通過して各製管ローラー53aと埋設管20内周
面との間へと導入される。そして、帯状体10の先端部
が埋設管20の内面にビス止めされる。この後に、製管
用モーター37が駆動されて、回転駆動軸35を回転さ
せることにより、該回転駆動軸35に連結された製管部
50の回転部51を1回転させることにより、埋設管20
の内周面に沿って周回移動する製管ローラー53aによ
って、帯状体10を1周だけ巻回して、製管用モーター
37の回転を停止させる。これにより、埋設管20に対
して所定の螺旋角によって1周分だけ巻回された帯状体
10が、埋設管20の内周面の複数箇所でビス止めす
る。そして、製管用モーター37を僅かずつ回転させる
ことにより、螺旋状に巻回された帯状体10の相互に隣
接する嵌合突条13および嵌合凹溝15が嵌合される位置へ
各製管ローラー53aが位置合わせされる。この後に、
製管部50の各空気圧シリンダ52が伸長するように動
作されて、各製管ローラー53aを外方へと移動させ
て、帯状体10を内方から押さえ付ける。これにより、
螺旋状に巻回された帯状体10における相互に隣接する
嵌合突条13と嵌合凹溝15とを嵌合させる。このと
き、各空気圧シリンダ52の押圧力が、嵌合突条が嵌合
凹溝15内に嵌合されて埋設管20内周面に密着するよ
うに、適当な押圧力に調整される。
【0019】このようにして、帯状体10の嵌合突条1
3および嵌合凹溝15が嵌合されると、製管用モーター
37が連続的に駆動されて、製管部50の回転部51
が、図2に矢印Aで示す方向へと回転駆動される。これ
により、各製管ローラー53aが埋設管20の内周面に
沿って周回移動し、各製管ローラー53aによって帯状
体10が繰出部40のリール41から順次引き出され
て、螺旋状に巻回される。このとき、製管部50の回転
に応じて帯状体10が引き出されることにより、繰出部
40のリール41が回転駆動軸35に対して相対的に回
転される。その結果、リール41から引き出される帯状
体10は、各製管ローラー53aによって螺旋状に巻回
されても、捻れることなく繰り出される。また、帯状体
10を埋設管20内周面に密着するように螺旋状に巻回
することにより、管路内周面のライニング装置には、製
管部50の巻回動作の反力が作用し、帯状体10の巻回
分だけ各車輪34が埋設管20内面を転動して、管路内
周面ライニング装置全体が図1に矢印Bで示す方向へと
順次移動される。螺旋管10内周面に密着された螺旋管
は、さらに、押圧部60の押圧ローラー63により、埋
設管20の内周面に押圧されて、より確実に、埋設管2
0内周面に圧着される。
【0020】このようなライニング動作を継続して、繰
出部40のリール41に巻回された帯状体10の全て
が、螺旋管として埋設管20内周面のライニングに使用
されると、走行用モーター38が回転されて管路内周面
のライニング装置全体が立坑70に移動される。そし
て、原反ドラム71から帯状体10を引き出して、繰出
部40のリール41に巻回した後に、埋設管20におけ
るすでに螺旋管によってライニングされている位置にま
で管路内周面ライニング装置を移動させる。そして、繰
出部40のリール41に巻き取られた帯状体10の先端
部を埋設管20をライニングする螺旋管における帯状体
10の終端部に、重ね合わせた状態で例えば溶着等によ
って連結する。その後に、その連結部が表面仕上げされ
た後に、再び、前述したライニング動作が実施される。
【0021】図5は、本発明の管路内周面ライニング装
置の別の実施例を示している。この実施例では、回転駆
動軸35における走行部30と製管部50との間の部分
に設けられる繰出部40が、該回転駆動軸35に固定さ
れた一対の固定ドラム板45および45と、両固定ドラ
ム板45間に位置されて回転駆動軸35に対して軸受け
48によって回転可能に嵌合された回転ドラム46とを
有している。回転ドラム46の外周面には、帯状体10
が順次巻き取られるようになっている。回転ドラム46
の各端面の方にそれぞれ設けられた円板状の固定ドラム
板45の外周側の所定位置には、前記実施例と同様に、
一対の案内ローラー42および42が回転可能に設けら
れている。各案内ローラー42は、近接する製管ローラ
ー53aに対して、埋設管20の内径および帯状体10
の寸法、弾性に応じて、その距離が適当に調整され、帯
状体10のライニング速度に拘らず最適な状態で帯状体
10をライニングするように設定されている。また、一
方の固定ドラム板45と回転ドラム46との間には、連
結ピン47が着脱可能に設けられており、連結ピン47
を装着することにより、固定ドラム板45と回転ドラム
46とが一体化されて回転駆動軸35の回転によって固
定ドラム45とともに回転ドラム46が回転される。連
結ピン47が取り外された状態では、回転ドラム46が
回転駆動軸35に対して回転可能な状態になる。
【0022】このような構成では、原反ドラム71から
引き出された帯状体10を回転ドラム46に巻き取る際
には、連結ピン47を装着して、固定ドラム板45と回
転ドラム46とを連結した状態とする。そして、製管用
モーター37を回転駆動することにより、回転ドラム4
6が回転駆動軸35と一体的に回転駆動され、原反ドラ
ム71に巻回された帯状体10が回転ドラム46に巻き
取られる。そして、帯状体10を埋設管20内周面にラ
イニングする際には、連結ピン47が抜き取られること
により、回転ドラム46が回転駆動軸35に対して相対
回転自在な状態になる。このような状態で、ライニング
作業を行うと、製管部50の回転体51が回転されると
帯状体10が回転ドラム46から引き出される。このと
き、回転ドラム46はローラーベアリング48により回
転駆動軸35に対して相対的に回転されるために、製管
部50にて螺旋状に巻回される帯状体10は捻れるおそ
れがない。しかも、固定ドラム板45は回転駆動軸35と
一体的に回転するために、固定ドラム板45に設けられ
ている各案内ローラー42および42と製管部50の製
管ローラー53aとの距離が、常時、一定に保持され、
一層安定したライニング動作が可能になる。
【0023】図6は、本発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、走行部30の本体部31と製
管部50との間に、帯状体のガイド部80が設けられて
いる。また、前記各実施例の繰出部40に替えて、立坑
70内に走行部30と別体の繰出部90が設置されてい
る。回転駆動軸35は中空になっている。
【0024】繰出部90は、一側面が解放された箱状の
ハウジング91を有しており、該ハウジング91内に
は、円筒状の回転ドラム92が埋設管20の軸方向と同
様の方向となるように配置されている。該回転ドラム9
2は、軸方向に適当な間隔をあけた外周面部分を、自由
回転し得るようにハウジング91に支持された複数の回
転ローラー93…および93…によりそれぞれ支持され
ている。また、回転ドラム92の各端面は、ハウジング
91に回転可能に支持された複数の回転ボール95によ
って支持されており、従って該回転ドラム92は、回転
駆動軸35と同期して同一方向に回転駆動されるように
支持されている。
【0025】回転ドラム92の内部には、図7に示すよ
うに、回転ドラム92の軸心方向と直交するように巻取
軸94が該回転ドラム92内周面に架設されており、該
巻取軸94には帯状体10が巻き取られている。繰出部9
0から繰り出される帯状体10は、回転駆動軸35の一
方の端面における開口部から該回転駆動軸35内へ挿入
されている。走行部30と製管部40との間に設けられ
た帯状体のガイド部80は、図8に示すように、回転駆
動軸35と嵌合される円筒状をしている。なお、回転駆
動軸35は、該ガイド部80内によって分離されてお
り、分離されたそれぞの端部同士が該ガイド部80によ
って連結された状態になっている。一方の回転駆動軸3
5内を挿通した帯状体10は、ガイド部80内へと進入
し、該ガイド部80に設けられた導出部81内を通って
製管部50方向へと導出されている。
【0026】このような構成の管路内周面のライニング
装置では、繰出部90の回転ドラム92が回転駆動軸3
5と同期して同一方向に回転される。これにより、製管
部50にて螺旋状に巻回される帯状体10は、捻れるこ
となく製管部50へと供給される。
【0027】なお、本発明は以上の各実施例に限定され
ず、例えば各エアースプリング32に替えて、油圧スプ
リング、コイルスプリング等を使用してもよい。また、
車輪34に替えて、無限軌道等を使用することもでき
る。さらに、空気圧シリンダ52、空気圧シリンダ62
の代わりに油圧シリンダ等も使用できる。また、管路内
周面ライニング装置を製管部50の巻回動作による反力
だけでは移動できない場合には、走行用モーター38を
動作させてエアースプリング32を強制的に駆動するよ
うにしてもよい。さらに、図6に示す繰出部90を走行
部30に連動して走行させるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の管路内周面のライニング装置
は、管路内周面に沿って周回移動される一対の案内ロー
ラによって、帯状体を挟み付けて帯状体を引き出すた
め、製管部に対して、管路の内径および帯状体の寸法、
弾性に応じて、その距離が適当に調整され、帯状体のラ
イニング速度に拘らず最適な状態で帯状体をライニング
でき、安定したライニング動作が可能である。よって、
長い管路の内周面を、管路内周面に円滑にライニングで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路内周面のライニング装置の一例を
示す側面図である。
【図2】その管路内周面のライニング装置の正面図であ
る。
【図3】その管路内周面のライニング装置に使用される
帯状体の断面図である。
【図4】その管路内面ライニング装置によるライニング
方法の実施状態の概略説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の管路内周面ライニング装
置における要部を示す縦断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例における管路内周面
ライニング装置を示す縦断面図である。
【図7】図6に示す管路内周面ライニング装置における
巻取部の要部を示す斜視図である。
【図8】図6に示すおける管路内周面ライニング装置に
おける帯状体ガイド部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 帯状体 20 埋設管 30 走行部 32 エアースプリング 35 回転駆動軸 40 繰出部 41 リール 42 案内ローラー 50 製管部 52 空気圧シリンダ 53a製管ローラー 54 案内具 60 押圧部 63 押圧ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 1/00 F16L 55/16 F16L 58/10 B65H 57/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内を軸方向に走行し得る走行部と、
    前記管路内周面に沿って周回移動され、帯状体を製管す
    る製管部と、を具備するライニング装置を管路内に配
    し、帯状体を螺旋状に巻回し螺旋管を製造して該螺旋管
    により管路内周面をライニングする管路内周面のライニ
    ング装置において、前記管路内周面に沿って周回移動さ
    れ、帯状体を挟み付けて帯状体を引き出す一対の案内ロ
    ーラを有することを特徴とする管路内周面のライニング
    装置。
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