JP3119747B2 - 自動車用エンジンの遠隔始動装置 - Google Patents

自動車用エンジンの遠隔始動装置

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JP3119747B2
JP3119747B2 JP04309792A JP30979292A JP3119747B2 JP 3119747 B2 JP3119747 B2 JP 3119747B2 JP 04309792 A JP04309792 A JP 04309792A JP 30979292 A JP30979292 A JP 30979292A JP 3119747 B2 JP3119747 B2 JP 3119747B2
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宏一郎 芳賀
正人 大野
隆季 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る自動車用エンジン
の遠隔始動装置は、駐車場等、屋外に置かれた自動車の
エンジンを、屋内から始動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】冬期等の寒冷時に、屋外に置かれた自動
車のエンジンを屋内から始動させる、自動車用エンジン
の遠隔始動装置が、例えば実開平2−42102号公報
に記載されている様に従来から知られており、一部で実
際に使用されている。
【0003】遠隔始動装置を利用して自動車用エンジン
を始動する場合には、持ち運び自在な送信器を操作する
事で無線信号を発する。この無線信号は、自動車側に設
けられた受信器により受けられて制御器に送られる。そ
してこの制御器は、上記受信器が上記送信器からの無線
信号を受け、且つ安全等の条件が満たされた場合にの
み、始動指令信号を出す。この始動指令信号に基づい
て、始動装置を構成するイグニッションスイッチが閉じ
られ、セルモータが駆動して、エンジンが始動される。
【0004】上記制御器が始動指令信号を出す為の安全
等の条件として従来から、ドアが閉じられ、且つロッ
クされている事、パーキングブレーキが作動している
事、オートマチック車ではセレクトレバーがパーキン
グポジションにある事、ボンネットが閉じられている
事、が採用されている。
【0005】は盗難防止の為に必要であり、は過
って車両が動き出さない様に、安全確保の為に必要であ
り、はボンネットを開いて作業中の者が、不意にエン
ジンが始動して驚かされるのを防止する為に必要であ
る。
【0006】上記の安全確保を行なうべく従来から、
ボンネットの開閉状態を検知するボンネットスイッチを
設け、このボンネットスイッチが上記ボンネットが閉じ
られている事を検知しない限り、上記制御器が始動指令
信号を出さない様にしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の自動車用エン
ジンの遠隔始動装置は、ボンネットを開いてエンジンル
ームの点検作業等を行なっている者が、不意のエンジン
始動により驚かされるのを、より確実に防止する事を目
的としている。
【0008】現状に於いて使用されている自動車用エン
ジンの遠隔始動装置は、自動車工場で予め付けるもの
(所謂メーカーオプション)ではなく、販売店で付けた
り(所謂ディーラーオプション)、或は自動車用品専門
店で付ける後付け構造の為、ボンネットの開閉状態を検
知するボンネットスイッチも、エンジンルーム内に設置
していた。このボンネットスイッチは、ボンネットを閉
じた場合に、このボンネットの一部に押されて接点を開
き、ボンネットを開いた場合にはこの接点を閉じる。
【0009】ところが、エンジンルームの一部で、ボン
ネットを閉じた場合にこのボンネットにより押される部
分に、上記ボンネットスイッチを設置した場合、ボンネ
ットを開いてエンジンルームを点検している作業者の身
体がこのボンネットスイッチを押す可能性が生じる。
【0010】この様に、ボンネットが開いているにも拘
らず、作業者の身体によってボンネットスイッチが開か
れた状態で、例えば屋内にいる子供が前記送信器を悪戯
した場合、エンジンが突然に始動し、上記作業者が不意
をつかれて驚く可能性がある。
【0011】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置
は、上述の様な事情に鑑みて発明されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置は、前記実開平2−42102号公報
等に記載された従来装置と同様、図1に示す様に、エン
ジンの始動を指示する為の無線信号を発する送信器1
と、この送信器1からの無線信号を受信する受信器2
と、この受信器2が無線信号を受けた場合にのみ始動指
令信号を出す制御器3と、ボンネットの開閉状態を検知
して、開閉状態を表わす信号をこの制御器3に送るボン
ネットスイッチ4と、上記制御器3からの始動指令信号
に基づいてエンジンを始動させる始動装置5とを備えて
いる。
【0013】特に、本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置に於いては、上記制御器3は、上記ボンネットス
イッチ4がボンネットが開いた事を検知した後は、イグ
ニッションスイッチが運転席部分でのキー操作に基づい
て一度以上閉じられ、且つ、ボンネットが閉じられてい
る事を条件に、上記始動指令信号を出す事を特徴として
いる。
【0014】
【作用】上述の様に構成される本発明の自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置によれば、ボンネットが一度開いた後
は、運転席部分でのキー操作によりイグニッションスイ
ッチが、少なくとも一度閉じられ、しかもボンネットが
閉じられていない限り、送信器によるエンジン始動を行
なえなくなる。
【0015】従って、ボンネットを開いて点検等を行な
っている作業者の身体がボンネットスイッチに触れ、制
御器にはあたかもボンネットが閉じられているかの如き
信号が送られている状態で送信器を操作しても、エンジ
ンが始動する事がない。
【0016】
【実施例】図2は本発明の自動車用エンジンの遠隔始動
装置の基本的動作を示すメインルーチンを、図3はこの
メインルーチン中に割り込む割込ルーチンを、それぞれ
表わしている。
【0017】先ず、図2に示した基本的動作に就いて説
明する。自動車用エンジンの遠隔始動装置を起動させる
と、制御器3(図1)中に組み込まれたRAMに記憶さ
れている判断条件を制御器3の制御回路中に移し込む、
所謂初期設定を行なう。この初期設定を行なった後、受
信器2が送信器1からの無線信号を受け、安全等の条件
が満たされると、エンジンの遠隔始動が行なわれる。
【0018】即ち、初期設定後に上記制御器3は、受信
器2が送信器1からの無線信号を受けているか否かを常
に判断し、受信器2が無線信号を受けていると判断され
る場合には、エンジンの始動停止を制御する。即ち、上
記送信器1から受信器2に、エンジンを始動すべき旨を
指示する無線信号が送り込まれている場合には、エンジ
ンを回転させるべき旨を表わす信号(エンジン回転フラ
グ)を立ち上げる(ONする)。エンジン回転フラグが
ONされると、次述する図3に示した割込ルーチンによ
る安全等の確認が行なわれる事を条件に、エンジンが始
動される。
【0019】更に説明すると、エンジン回転フラグがO
Nされると、セルモータに通電させるべく、第一、第二
のイグニッション(IG 1、IG 2)リレー、アクセサリー
(ACC )リレー、第一、第二のスタータ(ST 1、ST 2)
リレーをONする。この結果、図3に示した安全等の確
認が行なわれた場合には、上記セルモータが一定時間回
転して、エンジンを始動させる。但し、イグニッション
リレーとスタータリレーとは、それぞれ1個ずつの場合
も多い。
【0020】又、上記送信器1から受信器2に、エンジ
ンを停止すべき旨を指示する無線信号が送り込まれてい
る場合には、エンジンを直ちに停止する。
【0021】又、上記制御器3は、図2に示す動作を行
なう間に、図3に示す様な動作を繰り返し行なう事で、
安全等が確認されない限り、上記エンジン回転フラグが
ONされても、エンジンを始動させない。即ち、下記の
(a)〜(d)の何れかに該当する場合には、エンジン
回転フラグ、IG 1、IG 2リレー、 ACCリレー、ST 1、ST
2リレーを何れもOFFして、エンジンを始動させな
い。
【0022】(a)ドアスイッチからの信号に基づき、
何れかのドアが開いていたり、更にはドアがロックされ
ていないと判断される場合。 (b)パーキングブレーキが作動していない場合。 (c)オートマチック車の場合、セレクトレバーがパー
キングポジションになっていない場合。 (d)ボンネットが閉じられていない場合。
【0023】従来構造の場合、ボンネットが閉じられて
いない場合には、ボンネットスイッチからの信号に基づ
いて、単にエンジン回転フラグ、IG 1、IG 2リレー、 A
CCリレー、ST 1、ST 2リレーをOFFするだけであった
が、本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置の場合、
ボンネットが開いている事を示す信号(ボンネットフラ
グ)を立ち上げ(ONし)てから、上記IG 1、IG 2リレ
ー、 ACCリレー、ST 1、ST 2リレーをOFFする。
【0024】総てのドアが閉じられ、且つロックされ、
パーキングブレーキが作動し、オートマチック車のセレ
クトレバーがパーキングポジションになっており、ボン
ネットが閉じられている場合に、従来構造では、直ちに
セルモータが回転し、エンジンが始動されるが、本実施
例の場合、上記ボンネットフラグがOFFか否かを判断
する。
【0025】そして、ボンネットフラグがOFFである
場合には、上記IG 1、IG 2リレー、ACCリレー、ST 1、S
T 2リレーをOFFする事なく、そのまま図2に示した
メインルーチンに戻し、エンジンの始動を可能とする。
【0026】反対に、ボンネットフラグがONされてい
る場合には、ボンネットフラグがONされた後、イグニ
ッションスイッチが運転席部分でのキー操作に基づき、
1秒以上閉じられたか否かを判断する。そして、1秒以
上閉じられていないと判断される場合には、ボンネット
が開いていた場合と同様に、上記IG 1、IG 2リレー、AC
Cリレー、ST 1、ST 2リレーをOFFする。
【0027】従って、1度ボンネットを開き、ボンネッ
トフラグがONされた後は、イグニッションスイッチを
運転席部分でのキー操作に基づき1秒以上閉じ、しかも
ボンネットを閉じた状態でない限り、送信器からの信号
に基づいてエンジンが始動される事がなくなる。
【0028】ボンネットフラグがONされているが、ボ
ンネットフラグがONされた後、イグニッションスイッ
チが運転席部分でのキー操作に基づき、1秒以上閉じら
れていると判断される場合には、ボンネットフラグをO
FFしてから、そのまま図2に示したメインルーチンに
戻し、エンジンの始動を可能とする。
【0029】
【発明の効果】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装
置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ボンネッ
トを開いてエンジンルーム内を点検中に、過ってボンネ
ットスイッチを押した様な場合でも、子供の悪戯等によ
りエンジンが不意に始動する事を確実に防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すブロック図。
【図2】実施例のメインルーチンを示すフローチャー
ト。
【図3】同じく割込ルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 送信器 2 受信器 3 制御器 4 ボンネットスイッチ 5 始動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 正人 東京都中野区南台5丁目24番15号 カル ソニック株式会社内 (72)発明者 青木 隆季 長野県松本市井川城1丁目6番29号 株 式会社サーキットデザイン内 (56)参考文献 実開 平2−42102(JP,U) 実開 平4−82370(JP,U) 実開 平4−70559(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの始動を指示する為の無線信号
    を発する送信器と、この送信器からの無線信号を受信す
    る受信器と、この受信器が無線信号を受けた場合にのみ
    始動指令信号を出す制御器と、ボンネットの開閉状態を
    検知して、開閉状態を表わす信号をこの制御器に送るボ
    ンネットスイッチと、上記制御器からの始動指令信号に
    基づいてエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動
    車用エンジンの遠隔始動装置に於いて、上記制御器は、
    上記ボンネットスイッチがボンネットが開いた事を検知
    した後は、イグニッションスイッチが運転席部分でのキ
    ー操作に基づいて一度以上閉じられ、且つ、ボンネット
    が閉じられている事を条件に、上記始動指令信号を出す
    事を特徴とする自動車用エンジンの遠隔始動装置。
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