JP3118924U - 伸縮式掛け竿の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】内管を回転させるだけで、外管に装着固定が可能となり、使用操作がより手軽な伸縮式掛け竿の構造を提供する。
【解決手段】外管と内管とを結合することで構成され、内管の端末凸部にねじ棒を設け、このねじ棒は外管の内壁内に残された制圧片、弾性装置、螺子孔を有する固定装置に順番に結合され、内管は外管の間隔部と結合されることで固定装置の回転を制限し、制圧片及び伸張装置は外管の間隔部の凹部に形成された収容溝に対応して相互に結合し、結合した外管と内管外端の先端カバーが吸盤構造を備えている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、物干し掛け竿、カーテン掛け竿、暖簾の掛け竿、シャワーカーテン掛け竿、或いは洋服ダンスの掛け竿などに用いられる伸縮式掛け竿構造に関する。
従来の伸縮式掛け竿は、螺旋バネのコイルによって支えられているため、固定力が微弱であり、軽い物体しか吊るすことが出来ず、重い物体を吊るすと支えきれなくなって落下してしまうという欠点があった。さらに、従来の伸縮式掛け竿は、伸縮操作する時は必ず螺旋軌跡の回転に沿ってゆっくりと伸縮するため、使用操作上も比較的に不便で効率が良くないという問題があり、実用的ではなかった。
そのため、上記欠点に対しての改良として、例えば、台湾特許公告第441328号の「伸縮式掛け竿構造改良」が提案されている。この提案の構成は、掛け竿が外管と内管とをセット結合することにより組み合わされていることであり、竿端のカバーは掛け竿の両端に設置され、外端の面は滑り止めの作用をしている。
特徴としては、掛け竿両端にねじ山の段が設置され、該竿端のねじ山を両端に設置して前後移動を可能とするため、長さの微調整が可能となる機能を有している。
また、台湾特許公告第258677号「伸縮竿の固定装置」の構造は、内管の一端の竿部に固定して結合し、ネジを竿部上のセット体に設置し、竿部と隣り合った内管は端から末端まで順番に錐部、ねじ山部、延伸部が設置されている。前記錐部には、比較的に小さな端部とねじ山部とが連接されて、延伸部の外径はねじ山部よにも小さく、ねじ山部の末端には外側に向かって放射状に伸びた縁部が1つの環を形成し、その周囲の壁には数本の溝が縁部の端の面まで伸長されて設置されている。
両端を貫通した状態を1セットとして組み合わせ、外管内部と外管内周壁の摩擦と接触とを呈することができるようにされ、セット体は竿本体の端に被せ入れて拡張部とし、その内周壁は竿本体の錐部の最大直径よりも小さく、拡張部の上には溝に向かって数本の軸が設置されて、該セット体内部の中段には内側のねじ山と対応する竿本体のねじ山部の螺子結合を有し、セット体と異なる拡張部の端には、竿本体の延伸部の外側の係止部のセットが設置されている。
台湾特許公告第441328号公報 台湾特許公告第258677号公報
前記公告公報一に記載された従来の掛け竿は、外側に引っ張りさえすれば、即座に快速な伸縮調節が可能となるものであり、そのため、外管と内管とによって組み合わされた掛け竿のように、外管の外壁に、螺子孔によって固定される螺子を用いて内管を結合し、内管を固定するようになっている。
しかしながら、この構成では、毎回の伸縮操作をする時には、必ず先に螺子を緩めないと伸縮を調整することができず、さらに伸縮調整後には再度螺子をきつく締めないと固定する事が出来ない。そのため、操作使用上、比較的面倒である。
次に、前記公告公報二に記載された構造の掛け竿は、操作上、必ず竿本体を内側に向けて回転移動させてねじ山部とセット体内側のねじ山とを螺子結合させ、錐部によってセット体と外管とを近づけてきつく固定した後に、竿本体のもう一方の螺子によって結合された先端カバーと逆向きに外側に向けて移行する二次操作をして初めて、伸縮竿の拡張固定を完成させることが出来るため、操作使用上、比較的面倒である。
また、セット体と外管の摩擦接触するセット結合の下に、竿本体はねじ山部がねじ山に合わさる時、セット体に放射状の回転が発生し、竿本体を円滑にねじ山に合わせて前進させることが全く出来なくなる。
さらに、公告二に記載の構造としては、竿本体の端末に錐部、ねじ山部、延伸部などを設置し、延伸部外径の末端には縁部を形成し、周囲の壁面に数本の溝を設置し、該溝は両端が貫通している状態の一セットとなり、拡張部の上には溝に向かって伸びている数本の軸が設置され、もう一方の端には係止部などが設置され、複雑な構造結合をしているため、製造と組み立てのコストは相対的に増加する。
その他に、公告一、二に記載の掛け竿は、共にねじ山の螺子結合を利用して圧迫固定しているため、比較的に伝統的な羽根コイルによって支柱を固定する力を生じさせることが出来るとはいえ、ただ螺子だけによって竿を圧迫し、固定する方式であるため、その圧迫力と固定力は依然として不足している。
本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、伸縮式掛け竿の圧迫固定力の不足に対応するとともに、構造を簡略にして使用時の不便を改良した伸縮式掛け竿構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本考案による掛け竿は、外端に先端カバーを有する外管と内管とを結合をすることで構成され、
前記内管の端末凸部にねじ棒を設置して、この端末凸部から外管内部に向けてねじ棒を伸ばし、このねじ棒は外端部において制圧片、外管の内壁に残された適当な距離間の弾性装置、螺子孔が設置されてなる固定装置、外管の内側の凹部に設置されている間隔部をそれぞれ順番に結合し、前記内管は前記外管の間隔部とセット結合されることにより前記固定装置の回転を制限することが可能となり、前記ねじ棒の末端には間隔をあけた凸大部を形成し、前記制圧片及び伸張装置は外管の間隔部の凹部に設置された収容溝に対応して相互に結合している。
本考案の掛け竿によれば、内管を廻すだけでこの内管を外管にきつく固定することが出来、同時に掛け竿の端を支えて定位し、一回の動作で装着を完成させることが可能である他、相対して掛け竿が弾性装置及びねじ棒の二重の圧力の下に支柱の固定力を高め、さらなる定位効果を改善し、螺子の歯だけに頼った固定力の不足という従来の欠点を完全に排除することが可能となる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1、2に示すように、一実施例の掛け竿は、先端カバー30をそれぞれ一端に有する外管10と内管20とを相互に結合して組み立てられるようになっている。前記外管10は、その外周に一本の軸方向の凹溝を形成して内壁に凸状部を形成した間隔部11を設けている。前記内管20は、ねじ棒21の末端に凸大部22(図3を参照)を有し、該凸大部22の内側のねじ棒21には制圧片23、ゴム質弾性体の弾性装置24、固定装置25が順に従ってセット結合されている。前記固定装置25はナットであって螺子孔が中央に形成され、その頂上部は外管10の間隔部11の凸状部に対応した凹部である収容溝251が形成されている。
図5に示すように、前記制圧片23及び弾性装置24は、前記外管10の間隔部11にある収容溝231、241と相対している。矢印に示されるように本考案一実施例における外管10、内管20の両端の先端カバー30は、吸盤構造となっている。
図3に示すように、内管20にあるねじ棒21が結合する弾性装置24と制圧片23とは、ねじ棒21外端の大凸部22によって間隔間の結合を阻止される。さらに、前記内管20に結合するねじ棒21上の制圧片23、弾性装置24の収容溝231、234と外管10の間隔部11とは、相対している。前記固定装置25は、間隔部11に対し平行であり、接触することを阻止している(図4を参照)。即ち、この構成によって、内管20を外管10の中に挿入して結合することが可能であり、迅速に弾性装置24の弾性力の下、外管10の内壁を適度な間隔で保持し、内外管10,20を外側に向かって引き出し易く、伸縮調節が便利となっている。
上述の図5に示されるように、外管10と内管20とによって結合された伸縮式掛け竿を固定面50に固定させるときには、図4に示すように先に外管10と内管20との両端を固定面50の両端の壁に届くまで延長させる。
図6に示すように、前記固定装置25は外管10の間隔部11によってその位置が制限されて回転できない状態の下で、前記内管20を回転させ、弾性装置24のセット結合を固定装置25に移行させ、前記弾性装置24が固定装置25及び制圧片23の押し出す圧力によって拡大して変形し、前記外管10の内壁に近づいて結合され、並びにその弾性の力を利用して外端に向けて支え、同時にねじ棒21もまた固定装置25と相対して外向きに廻り出し、内管20は同時にねじ棒21及び弾性装置24の二重の圧力を受けて外端を支えることが可能になっている。
即ち、掛け竿を迅速に固定することが出来き、しかも比較的大きな負荷物を載せても、落ちにくくなるため、カーテンの掛け竿や暖簾の掛け竿、シャワーカーテンの掛け竿、衣装ダンスの掛け竿など、多くの用途に用いることができる。
上述の一実施例は、単に一例を示して本考案の原理及び効能を説明しているものであり、本考案の構成、用途を制限しているものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の技術原理及び精神を脱しない範囲内で各種の改良と変化を加えることが出来、従って本考案の保護範囲は実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
本考案一実施例を示す立体分解図である。 図1の立体組み立て図である。 図2の一部切り欠き図である。 図2の断面図である。 一実施例の掛け竿を引き伸ばし、固定面に固定する状態を示す説明図である。 一実施例の掛け竿を外側に向けて引き伸ばした際の内管の頂上部と固定面とを示す説明図である。
符号の説明
10 外管
11 間隔部
20 内管
21 ねじ棒
22 大凸部
23 制圧片
24 弾性装置
25、25´ 固定装置
231、241、251 収容溝
30、30´ 先端カバー
50 固定面

Claims (4)

  1. 外端が先端カバーにてカバーされた外管と内管とを組み合わせて結合することで構成され、前記内管に設けた凸部に外管の内側へと伸ばされるねじ棒を設置し、このねじ棒が制圧片、外管内壁にあり適当な距離間にある弾性装置、螺子孔が設置された固定装置、外管内に設置された固定装置の回転を制限する間隔部に結合していることを特徴とする伸縮式掛け竿の構造。
  2. 前記弾性装置、制圧片及び固定装置が、前記外管の間隔部の凹部の収容溝に対応していることを特徴とする請求項1に記載の伸縮式掛け竿の構造。
  3. 前記間隔部は、前記外管の管内壁の内側凹部の側面に凸状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の伸縮式掛け竿の構造。
  4. 前記固定装置をナットとすることを特徴とする請求項1に記載の伸縮式掛け竿の構造。























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