JP3118819U - 階段の昇降が可能な車輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両が円滑に階段を昇降できる車輪を提供すること。
【解決手段】車両が路面(29)の上を進行していて階段にさしかかり、車輪が階段の壁面(32)に当たると、本車輪(1)の回転は停止するが、押上げ車輪(17)が本車輪(1)の下へ入り込み、本車輪(1)を押上げるとともに,停止した本車輪(1)の内歯歯車(2)に歯車(9)が対応して歯車(9)の回転動力が車両本体の車軸(20)を上方の階段の上に移動させることにより、車両が階段を昇ることができる。また、階段を下降するときは、押上げ車輪(17)が先に降り、車輪支え車(11)が車輪支え車走行面(3)をスロープとして利用して下降する。
【選択図】図1

Description

本考案は、車両が路面(29)の上を進行していて階段にさしかかり、車輪が階段の壁面(32)に当たると、本車輪(1)の回転は停止するが、押上げ車輪(17)が本車輪(1)の下へ入り込み、本車輪(1)を押上げるとともに,停止した本車輪(1)の内歯歯車(2)に歯車(9)が対応して歯車(9)の回転動力が車両本体の車軸(20)を上方の階段の上に移動させることにより、車両が階段を昇ることができる。また、階段を下降するときは、押上げ車輪(17)が先に降り、車輪支え車(11)が車輪支え車走行面(3)をスロープとして利用して下降する階段の昇降が可能な車輪に関するものである。
従来の技術は、図9に示すように、従来の車輪の車軸(31)が従来の車輪(30)の中央にあるため、車輪が階段にさしかかると階段の壁面(32)が車止めとなり、階段を昇るのは不可能であった。また、階段を降りるときは車輪が階段を下降するごとに車両本体に強い衝撃があり、しかも、前後左右の揺れが大きく不安定であった。
以上述べたように従来の車輪(30)は、前記構造であったため、階段を昇るのは不可能であり、段差についても、よほど小さい段差でない限り昇るのは不可能である。また、階段の下降についても、階段を降りるたびに、車両本体に強い衝撃と前後左右の揺れが大きく不安定であった。
本考案は、このような従来の車輪(30)の構成が有していた問題を解決しようとするもので、車両本体が階段を円滑に昇降することができる車輪を実現することを目的とするものである。
内側の面に内歯歯車(2)および車輪支え車走行面(3)を有し、該車輪支え車走行面(3)に凹壁面(4)を形成したリング状の本車輪(1)と、該本車輪(1)内に回転可能に収納され、本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間に複数の車輪支え車の車軸(10)を取り付けた動力車輪(5)とからなり、複数の車輪支え車の車軸(10)に複数の車輪支え車(11)を回転可能に有し、動力車輪(5)の側面に押上げ車輪取付体A(12)を取付け、動力車輪(5)の他方の側面に押上げ車輪取付体B(13)を取付け、押上げ車輪取付体A(12)に、押上げ車輪の車軸受け部A(14)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)には、押上げ車輪の車軸受け部B(15)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、歯車の車軸受け部A(6)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、歯車の車軸受け部B(7)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸受け部A(18)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、車両本体の車軸受け部B(19)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪の車軸受け部A(14)及び押上げ車輪の車軸受け部B(15)に押上げ車輪の車軸(16)を回転可能に有し、歯車の車軸受け部A(6)及び歯車の車軸受け部B(7)に、歯車の車軸(8)を回転可能に有し、車両本体の車軸受け部A(18)および車両本体の車軸受け部B(19)に、車両本体の車軸(20)を回転可能に有し、押上げ車輪の車軸(16)には、押上げ車輪(17)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に、歯車(9)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で内歯歯車(2)に対応して固定取り付けをし、押上げ車輪の車軸(16)に押上げ車輪プーリー(25)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に歯車プーリー(24)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取付けをし、車両本体の車軸(20)に車両本体の車軸プーリーA(21)及び車両本体の車軸プーリーB(22)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、車両本体の車軸(20)に、車両本体の車軸プーリーC(23)を押上げ車輪取付体B(13)の側面で固定取り付けをし、押上げ車輪取付体A(12)の側面に、遊車プーリーAの車軸受け(43)および遊車プーリーBの車軸受け(44)を車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対して、車輪の接地面の方向と逆方向に湾曲膨出する位置で設け、遊車プーリーAの車軸受け(43)に、遊車プーリーAの車軸(41)を有し、遊車プーリーBの車軸受け(44)には、遊車プーリーBの車軸(42)を有し、遊車プーリーAの車軸(41)に、遊車プーリーA(39)を回転可能に有し、遊車プーリーBの車軸(42)に、遊車プーリーB(40)を回転可能に有し、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面の方向と逆方向に曲線状湾曲凹状部A(35)を形成し、押上げ車輪取付体B(13)には、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面と逆方向に曲線状湾曲凹状部B(36)を形成し、車両本体の車軸プーリーC(23)と動力源プーリー(26)とにベルト(27)を掛けまわし、車両本体の車軸プーリーB(22)からベルト(27)を遊車プーリーA(39)、押上げ車輪プーリー(25)、遊車プーリーB(40)の順で掛けまわし、車両本体の車軸プーリーA(21)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわしていることを特徴とする。
上記構成によれば、車輪が階段にさしかかると、本車輪(1)が階段の壁面(32)に当たり、本車輪(1)の回転は停止するが、押上げ車輪(17)が前進を続行し、押上げ車輪(17)の回転動力により、押上げ車輪(17)が本車輪(1)の下へ入り込み、本車輪(1)を上へ押し上げる。
そして、歯車(9)の回転動力により動力車輪(5)が本車輪(1)の内部で回転して車両本体の車軸(20)が上方の階段の上へ昇る。つづいて押上げ車輪(17)も上方の階段の上へ引き上げられて車両が円滑に階段を上昇する。
また、階段を降りるときは、押上げ車輪(17)が先に降り、次に車輪支え車(11)が車輪支え車走行面(3)をスロープとして利用して下降することにより車両本体(28)が下の階段へ円滑に降りることができる。
以下、本考案を実施の形態を図面に基づいて説明する。
内側の面に、内歯歯車(2)および車輪支え車走行面(3)を有し、該車輪支え車走行面(3)に凹壁面(4)を形成したリング状の本車輪(1)と、該本車輪(1)内に回転可能に収納され、本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間に複数の車輪支え車の車軸(10)を取り付けた動力車輪(5)とからなり、複数の車輪支え車の車軸(10)に複数の車輪支え車(11)を回転可能に有し、動力車輪(5)の側面に押上げ車輪取付体A(12)を取付け、動力車輪(5)の他方の側面に押上げ車輪取付体B(13)を取付け、押上げ車輪取付体A(12)に、押上げ車輪の車軸受け部A(14)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)には、押上げ車輪の車軸受け部B(15)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、歯車の車軸受け部A(6)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、歯車の車軸受け部B(7)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸受け部A(18)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、車両本体の車軸受け部B(19)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪の車軸受け部A(14)及び押上げ車輪の車軸受け部B(15)に押上げ車輪の車軸(16)を回転可能に有し、歯車の車軸受け部A(6)及び歯車の車軸受け部B(7)に、歯車の車軸(8)を回転可能に有し、車両本体の車軸受け部A(18)および車両本体の車軸受け部B(19)に、車両本体の車軸(20)を回転可能に有し、押上げ車輪の車軸(16)には、押上げ車輪(17)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に、歯車(9)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で内歯歯車(2)に対応して固定取り付けをし、押上げ車輪の車軸(16)に押上げ車輪プーリー(25)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に歯車プーリー(24)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取付けをし、車両本体の車軸(20)に車両本体の車軸プーリーA(21)及び車両本体の車軸プーリーB(22)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、車両本体の車軸(20)に、車両本体の車軸プーリーC(23)を押上げ車輪取付体B(13)の側面で固定取り付けをし、押上げ車輪取付体A(12)の側面に、遊車プーリーAの車軸受け(43)および遊車プーリーBの車軸受け(44)を車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対して、車輪の接地面の方向と逆方向に湾曲膨出する位置で設け、遊車プーリーAの車軸受け(43)に、遊車プーリーAの車軸(41)を有し、遊車プーリーBの車軸受け(44)には、遊車プーリーBの車軸(42)を有し、遊車プーリーAの車軸(41)に、遊車プーリーA(39)を回転可能に有し、遊車プーリーBの車軸(42)に、遊車プーリーB(40)を回転可能に有し、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面の方向と逆方向に曲線状湾曲凹状部A(35)を形成し、押上げ車輪取付体B(13)には、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面と逆方向に曲線状湾曲凹状部B(36)を形成し、車両本体の車軸プーリーC(23)と動力源プーリー(26)とにベルト(27)を掛けまわし、車両本体の車軸プーリーB(22)からベルト(27)を遊車プーリーA(39)、押上げ車輪プーリー(25)、遊車プーリーB(40)の順で掛けまわし、車両本体の車軸プーリーA(21)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわしていることを特徴とする。
前記車輪支え車走行面(3)に凹壁面(4)を形成することにより、車輪支え車(11)が本車輪(1)の凹壁面(4)に、対応して回転するので、車輪支え車(11)が車輪支え車走行面(3)から、はずれるのを防止することができる。
また、ベルト(27)をプーリーに掛けまわす形態については、車両本体(28)に取り付けた動力源のプーリー(26)から、一旦、車両本体の車軸プーリーC(23)にベルト(27)を掛けまわし、車両本体の車軸プーリーA(21)から歯車プーリー(24)にベルト(27)を掛けまわし、車両本体の車軸プーリーB(22)からベルト(27)を遊車プーリーA(39)、押上げ車輪プーリー(25)、遊車プーリーB(40)の順序で掛けまわす。
このことにより、車両本体(28)が車両本体の車軸(20)を軸にして前後に傾いた場合でも、また、車両本体(28)および路面(29)等のいかなる状況の変化にも影響されることなく、ベルト(27)の張りが弛むことがなく、ベルト(27)の張りを正常に保つことができるため、常に回転動力が正確に伝動されて車両が円滑に推進することができるのである。
また、図12は第2の実施形態を示すもので、押上げ車輪(12)に、モーターのプーリーA(37)およびモーターのプーリーB(38)を取付けたモーターの車軸(46)を有したモーター(33)を設け、モーターのプーリーA(37)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわし、モーターのプーリーB(38)と押上げ車輪プーリー(25)とにベルトを掛けまわして、車輪とモーター(33)を一体化している。
上記構成によれば、車輪と車両本体(28)との相互において異なった動作や揺れ動くことがある場合でも全く影響されることなく、車輪を前後左右の全方向に自由に向けることができるので、車輪の用途が多くなり、様々な車両に使用することができる。
また、図13は第3の実施形態を示すもので、押上げ車輪の車軸(16)に、押上げ車輪A(47)及び押上げ車輪プーリー(25)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、押上げ車輪の車軸(16)に、押上げ車輪B(48)を押上げ車輪取付体B(13)の側面で固定取り付けをし、車両本体の車軸プーリーB(22)と押上げ車輪プーリー(25)とにベルト(27)を掛けまわしている。
これにより、本車輪(1)の中心軸と押上げ車輪の車軸(16)との距離を本車輪(1)の半径に押上げ車輪の車軸(16)の半径を加えた距離まで短縮することが可能になるので、本車輪(1)の接地点と押上げ車輪A(47)および押上げ車輪A(48)の接地点との距離が、第1の実施形態より短縮することが可能になる。
このため、階段の踏み板が第1の実施形態に対して、比較的、狭隘な階段から狭隘な階段に上昇する場合でも、本車輪(1)と押上げ車輪A(47)及び押上げ車輪B(48)が同時に同一の階段の踏み板に乗ることができるので、次の上方の階段へ円滑に上昇することができるのである。
また、押上げ車輪取付体A(12)には、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面の方向と逆方向に曲線状湾曲凹状部A(35)を形成し、押上げ車輪取付体B(13)には、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面の方向と逆方向に曲線状湾曲凹状部B(36)を形成している。
このことにより、本車輪(1)が上方の階段に押し上げられるときに発生する押上げ車輪取付体A(12)および押上げ車輪取付体B(13)と階段との接触を防ぐことができるので、階段を円滑に昇ることができる。
また、押上げ車輪取付体A(12)の側面に遊車プーリーAの車軸受け(43)及び遊車プーリーBの車軸受け(44)を車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対して車輪の接地面の方向と逆方向に湾曲膨出する位置で設け、遊車プーリーAの車軸受け(43)に遊車プーリーAの車軸(41)を有し、遊車プーリーBの車軸受け(44)に遊車プーリーBの車軸(42)を有し、遊車プーリーAの車軸(41)に遊車プーリーA(39)を回転可能に有し、遊車プーリーBの車軸(42)に遊車プーリーB(40)を回転可能に有し、車両本体の車軸プーリーB(22)からベルト(27)を遊車プーリーA(39)、押上げ車輪プーリー(25)、遊車プーリーB(40)の順で掛け、車両本体の車軸プーリーA(21)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわす。
このことにより、本車輪(1)が押上げ車輪(17)により上方の階段に押し上げられるときに発生するベルト(27)と階段との接触を防ぐことができるので、車輪が円滑に階段を昇ることができるのである。
また、押上げ車輪(17)と歯車(9)の相互の直径のサイズが異なる場合は、押上げ車輪プーリー(25)と歯車プーリー(24)の直径のサイズに格差をつけることにより、押上げ車輪(17)と本車輪(1)の進行速度が調整されて車両が円滑に推進することができる。
なお、動力伝達の手段は、ベルトとプーリーに限ったものではなく、歯車またはギアとチエーン等を使用する等、その用途に応じて動力源を選択すると効果的である。
また、動力源は手動に限らずモーターまたは内燃機を使用する等、その用途に応じて動力源を選択すると効果的である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
階段を昇るときは、図11の(a)(b)(c)の順序で昇る。すなわち、本車輪(1)が図11(a)に示すように、階段の壁面(32)に当たって本車輪(1)の回転が停止すると、図11(b)に示すごとく、押上げ車輪(17)が前進を続行して本車輪(1)の下へ入り込み、本車輪(1)を上へ押上げて車両本体(28)を上昇させるとともに、図11(c)に示すごとく歯車(9)の回転動力により、車両本体の車軸(20)が上方の階段の上に昇り、車両本体(28)が円滑に階段を上昇する。
また、階段を降りるときは、前記の階段を昇るときの反対の図11(c)(b)(a)の順序になり、押上げ車輪(17)が先に下方の階段に降り、次に、車輪支え車(11)が車輪支え車走行面(3)をスロープとして利用して下降するので、図11(a)に示すように、本車輪(1)が下方の階段に円滑に降りて車両本体(28)が円滑に階段を下降することができる。
本車輪と押上げ車輪取付体A及び押上げ車輪の構成を示す一部破断の側面図 本車輪と押上げ車輪取付体B及び押上げ車輪の構成を示す一部破断の側面図 本車輪と動力車輪の構成を示す一部破断の側面図 本車輪の一部破断の斜視図 本車輪の一部分の断面図 押上げ車輪取付体Aにおけるプーリーとベルトの掛けまわしを示す側面図 実施形態を示す車輪を正面から見た断面図 実施形態を示す車輪を上から見た断面図 従来の車輪と車軸 車輪の分解図 (a)〜(c)は本考案の実施形態の順序の説明図 第2の実施形態のモーターと車輪の構成を示す側面図 第3の実施形態の押上げ車輪と本車輪の構成を示す側面図 第3の実施形態の押上げ車輪と本車輪の構成を上から見た断面図
符号の説明
1 本車輪
2 内歯歯車
3 車輪支え車走行面
4 凹壁面
5 動力車輪
6 歯車の車軸受け部A
7 歯車の車軸受け部B
8 歯車の車軸
9 歯車
10 車輪支え車の車軸
11 車輪支え車
12 押上げ車輪取付体A
13 押上げ車輪取付体B
14 押上げ車輪の車軸受け部A
15 押上げ車輪の車軸受け部B
16 押上げ車輪の車軸
17 押上げ車輪
18 車両本体の車軸受け部A
19 車両本体の車軸受け部B
20 車両本体の車軸
21 車両本体の車軸プーリーA
22 車両本体の車軸プーリーB
23 車両本体の車軸プーリーC
24 歯車プーリー
25 押上げ車輪プーリー
26 動力源のプーリー
27 ベルト
28 車両本体
29 路面
30 従来の車輪
31 従来の車輪の車軸
32 階段の壁面
33 モーター
34 モーター取付け金具
35 曲線状湾曲凹状部A
36 曲線状湾曲凹状部B
37 モーターのプーリーA
38 モーターのプーリーB
39 遊車プーリーA
40 遊車プーリーB
41 遊車プーリーAの車軸
42 遊車プーリーBの車軸
43 遊車プーリーAの車軸受け
44 遊車プーリーBの車軸受け
45 動力源のプーリーの車軸
46 モーターの車軸
47 押上げ車輪A
48 押上げ車輪B

Claims (3)

  1. 内側の面に内歯歯車(2)および車輪支え車走行面(3)を有し、該車輪支え車走行面(3)に凹壁面(4)を形成したリング状の本車輪(1)と、該本車輪(1)内に回転可能に収納され、本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間に複数の車輪支え車の車軸(10)を取り付けた動力車輪(5)とからなり、複数の車輪支え車の車軸(10)に複数の車輪支え車(11)を回転可能に有し、動力車輪(5)の側面に押上げ車輪取付体A(12)を取付け、動力車輪(5)の他方の側面に押上げ車輪取付体B(13)を取付け、押上げ車輪取付体A(12)に、押上げ車輪の車軸受け部A(14)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)には、押上げ車輪の車軸受け部B(15)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の3倍の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、歯車の車軸受け部A(6)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離の位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、歯車の車軸受け部B(7)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸受け部A(18)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪取付体B(13)に、車両本体の車軸受け部B(19)を本車輪(1)の中心軸の位置と本車輪(1)の中心軸から本車輪(1)の半径の距離との位置との間で設け、押上げ車輪の車軸受け部A(14)及び押上げ車輪の車軸受け部B(15)に押上げ車輪の車軸(16)を回転可能に有し、歯車の車軸受け部A(6)及び歯車の車軸受け部B(7)に、歯車の車軸(8)を回転可能に有し、車両本体の車軸受け部A(18)および車両本体の車軸受け部B(19)に、車両本体の車軸(20)を回転可能に有し、押上げ車輪の車軸(16)には、押上げ車輪(17)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に、歯車(9)を押上げ車輪取付体A(12)と押上げ車輪取付体B(13)との間で内歯歯車(2)に対応して固定取り付けをし、押上げ車輪の車軸(16)に押上げ車輪プーリー(25)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、歯車の車軸(8)に歯車プーリー(24)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取付けをし、車両本体の車軸(20)に車両本体の車軸プーリーA(21)及び車両本体の車軸プーリーB(22)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、車両本体の車軸(20)に、車両本体の車軸プーリーC(23)を押上げ車輪取付体B(13)の側面で固定取り付けをし、押上げ車輪取付体A(12)の側面に、遊車プーリーAの車軸受け(43)および遊車プーリーBの車軸受け(44)を車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対して、車輪の接地面の方向と逆方向に湾曲膨出する位置で設け、遊車プーリーAの車軸受け(43)に、遊車プーリーAの車軸(41)を有し、遊車プーリーBの車軸受け(44)には、遊車プーリーBの車軸(42)を有し、遊車プーリーAの車軸(41)に、遊車プーリーA(39)を回転可能に有し、遊車プーリーBの車軸(42)に、遊車プーリーB(40)を回転可能に有し、押上げ車輪取付体A(12)に、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面の方向と逆方向に曲線状湾曲凹状部A(35)を形成し、押上げ車輪取付体B(13)には、車両本体の車軸(20)と押上げ車輪の車軸(16)とを結ぶ直線に対し車輪の接地面と逆方向に曲線状湾曲凹状部B(36)を形成し、車両本体の車軸プーリーC(23)と動力源プーリー(26)とにベルト(27)を掛けまわし、車両本体の車軸プーリーB(22)からベルト(27)を遊車プーリーA(39)、押上げ車輪プーリー(25)、遊車プーリーB(40)の順で掛けまわし、車両本体の車軸プーリーA(21)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわしていることを特徴とする階段の昇降が可能な車輪。
  2. 押上げ車輪取付体A(12)に、モーターのプーリーA(37)及びモーターのプーリーB(38)を取り付けたモーターの車軸(46)有したモーター(33)を取り付け、モーターのプーリーA(37)と歯車プーリー(24)とにベルト(27)を掛けまわし、モーターのプーリーB(38)と押上げ車輪プーリー(25)とにベルト(27)を掛けまわしていることを特徴とする請求項1に記載の階段の昇降が可能な車輪。
  3. 押上げ車輪の車軸(16)に、押上げ車輪A(47)及び押上げ車輪プーリー(25)を押上げ車輪取付体A(12)の側面で固定取り付けをし、押上げ車輪の車軸(16)に、押上げ車輪B(48)を押上げ車輪取付体B(13)の側面で固定取り付けをし、車両本体の車軸プーリーB(22)と押しげ車輪プーリー(25)とにベルト(27)を掛けまわしていることを特徴とする請求項1に記載の階段の昇降が可能な車輪。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019523168A (ja) * 2016-07-05 2019-08-22 オービス ホイールズ, インク. マルチホイール変速機

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