JP3118730U - ナット - Google Patents

Abstract

【課題】ボルトに螺合するナットについて、ボルトの先端を容易にナットのボルト差込口に位置合わせできるナットを提供する。
【解決手段】ナットのボルト差込口２の直径をボルトの直径より大径に形成するようにナットのボルト差込口周面からナットに雌ネジ切削部分３に向けて内側にテパー状に形成した尻つぼみ形のボルト差込口２Ａとし、或いは段付テパー状のボルト差込口２Ｂとし、或いは段付のボルト差込口２Ｃとする構成。
【選択図】図１

Description

ボルトに螺合するナットに関する。

ボルトに螺合するこれまでのナットは、ナットのボルト差込口がボルトの太さと同径に形成されていた。
従って、ボルトにナットを螺合する際、ともするとボルトの先端とナットのボルト差込口の位置合わせに手間取るなどの不都合を生じ、或いは、せっかくボルトの先端にナットのボルト差込口を位置させてナットのボルト差込口をボルトの先端に当接させたとしても、ナットのボルト差込口がボルトの先端との位置合わせがうまくいかずにナットをボルトにスムーズに螺着することが出来なかったり、或いはボルトの先端から取り落としたりする不都合を生じることがあった。
この場合は、必然的にボルトにナットを締付ける作業に手間どり、ナット締付作業が非能率的になると言う不都合が生じることになる。

本考案は、ボルトに螺合するナットについて、ボルトの先端を容易にナットのボルト差込口に位置合わせでき上気したような不都合が生じることのないナットを提供しようとするものである。

ナットのボルト差込口の直径をボルトの直径より大径に形成するようにナットのボルト差込口周面からナットに雌ネジ切削部分に向けて内側にテパー状に形成した尻つぼみ形のボルト差込口とし、或いは段付テパー状のボルト差込口とし、或いは段付のボルト差込口とする構成とした。

本考案にかかるナットは、ボルト差込口を前記のように構成したので、ボルトの先端を極めて容易にナットの差込口に当接することができる。それだけでなく、ボルトの先端にナットの差込口を当接してナットをボルトに螺合する作業を行う際、ボルトの先端に当接したナットを容易に締付けることができ、更にボルトの先端から取り落とすような不都合の生じるのをなくすことができる。

本考案は、ナット１のボルト差込口２をボルトの直径より大径とした構成とする。
ナット１のボルト差込口２を、ボルトの直径より大径に構成するには、ナット１のボルト差込口２の周面からナット１の雌ネジ切削部分３に向かって内側面を図１Ａに図示するようにテパー状に形成した尻つぼみ形のボルト差込口２Ａとし、或いは図１Ｂに図示するように段付テパー状のボルト差込口２Ａとし、或いは図１Ｃに図示するように段付のボルト差込口３Ｃとする。

ナット１のボルト差込口２を図１Ａ、図１Ｂ、図１Ｃに図示する構成とすることによって、ボルト４の先端はナット１のボルト差込口２の周面に当接させたときボルト４の先端をナット１のボルト差込口２周面でボルト差込口２に差し込むのに手間取らず、直ちにボルト差込口２に当接しやすく、且つ差込みやすくなる。また、ボルト４の先端をナット１のボルト差込口２に差し込んだときは、ボルト３がナット１のボルトの先端から容易にはずれない。従って、ボルトの先端を差し込んだナットは、螺合しやすくなり、また、これまでのようにボルトの先端をせっかく当接したナットのボルト差込口がボルトの先端からはずれて取り落とすようなことを阻止できる。

上記説明並に添付図面には、本考案のナットのボルト差込み口をナットの一方面に形成した説明並に図解がなされているが上記ボルトの差込み口は、両方面に形成することがある。
この場合には、両方面で、上記機能を発揮するナットとして構成されることは勿論である。

本考案のナットに螺着するボルトは図１に４の符号を付けて図示されている構成になっているものを想定しているが、これに限らず本出願人が先に出願した、実願２００５−９４２９号の明細書並に図面に記載した構成の５に図示するボルトを使用した場合も上記説明どうりの目的を達成できることは言うまでもない。

ボルトと本考案のナットの構成を図解した斜視図。

符号の説明

１ ナット
２ ナットのボルト差込み口
３ ナットの雌ネジ切削部分
４ ボルト
５ ボルト

Claims (1)

1. ナットのボルト差込口の直径をボルトの直径より大径に形成するようにナットのボルト差込口周面からナットに雌ネジ切削部分に向けて内側にテパー状に形成した尻つぼみ形のボルト差込口とし、或いは段付テパー状のボルト差込口とし、或いは段付のボルト差込口とする構成とすることを特徴とするナット。

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