JP3118349B2 - 温度センサを備える集積回路 - Google Patents

温度センサを備える集積回路

Info

Publication number
JP3118349B2
JP3118349B2 JP05196445A JP19644593A JP3118349B2 JP 3118349 B2 JP3118349 B2 JP 3118349B2 JP 05196445 A JP05196445 A JP 05196445A JP 19644593 A JP19644593 A JP 19644593A JP 3118349 B2 JP3118349 B2 JP 3118349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
temperature sensor
circuit
integrated circuit
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05196445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0750389A (ja
Inventor
正穂 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP05196445A priority Critical patent/JP3118349B2/ja
Publication of JPH0750389A publication Critical patent/JPH0750389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118349B2 publication Critical patent/JP3118349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つのチップで複数の
負荷を駆動し、また各負荷の過負荷状態を検出すること
ができる温度センサを備える集積回路に関し、特にその
構造および回路の設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、典型的な従来技術の集積回路1
の構造を示す平面図である。この集積回路1では、単一
のチップ上に4つの負荷駆動回路d1〜d4(総称する
ときは参照符dで示す)が形成されており、したがって
4チャネルの負荷を個別的に制御することができる。
【0003】各負荷駆動回路dは、各種システムやセン
サからの信号を入力処理し、マイクロコンピュータなど
に信号を出力したり、マイクロコンピュータの出力信号
を処理し、システムを制御する制御回路cと、該制御回
路cに関連したいわゆるウォッチドッグタイマ回路など
の付属回路eと、前記制御回路cからの制御出力に応答
して負荷を駆動し、発熱素子である駆動素子bと、各駆
動素子b毎に隣接して設けられる温度センサ素子sと、
その検出結果に対応した出力を前記制御回路cに導出す
る温度検知回路aとを備えて構成されている。またこの
負荷駆動回路dは、ボンディングパットfにボンディン
グされたワイヤを介して、各負荷や電源などに接続され
る。
【0004】図4は、前記負荷駆動回路dの具体的構成
を示す集積回路1の電気回路図である。この負荷駆動回
路dは、大略的に温度センサ素子sであるトランジスタ
q1を含む温度検知回路vと、前記駆動素子bを備える
出力回路outと、温度検知回路vの検出結果に対応し
て出力回路outを保護する保護回路wとを備えて構成
されている。出力トランジスタなどの前記駆動素子b
は、電源7と負荷uとを接続する電源ライン9において
直列に介在されている。前記電源7はたとえば自動車の
バッテリであり、負荷uは各種の電子制御装置などであ
り、駆動素子bを介して供給される駆動電流は、負荷u
内で定電圧回路を介してマイクロコンピュータなどの各
部へ供給されている。
【0005】温度検知回路vは、分圧抵抗r1,r2
と、2つのトランジスタq1,q2と、定電流源i1,
i2とを備えて構成されている。前記分圧抵抗r1,r
2は基準電源ライン10と接地電位との間に介在されて
おり、前記基準電源ライン10の電圧Vccはたとえば
5Vであり、分圧抵抗r1,r2はその接続点p1で、
前記5Vの基準電圧Vccをたとえば0.5Vに分圧す
るように、その抵抗値が1:9となるように選ばれてい
る。
【0006】前記接続点p1はトランジスタq1のベー
スに接続されており、またこのトランジスタq1のエミ
ッタは接地され、コレクタは定電流源i1を介して前記
基準電源ライン10に接続されるとともに、トランジス
タq2のベースに接続される。トランジスタq2のエミ
ッタは接地され、コレクタは定電流源i2を介して前記
基準電源ライン10に接続されるとともに、ラインkに
接続されている。
【0007】前記ラインkは保護回路wのトランジスタ
q3のベースに接続されており、このトランジスタq3
のエミッタは接地され、コレクタはトランジスタq4の
ベースに接続されている。トランジスタq4のエミッタ
は接地され、コレクタはまたベースと接続されるととも
に抵抗r3を介して前記基準電源ライン10に接続され
ている。
【0008】前記トランジスタq4のベースはまた、出
力回路outのトランジスタq5のベースに接続されて
いる。このトランジスタq5のエミッタは接地され、コ
レクタはトランジスタq6のコレクタに接続されるとと
もに、トランジスタq6,q7のベースに共通に接続さ
れている。前記トランジスタq6,q7のエミッタは前
記電源ライン9に接続されており、またトランジスタq
7のコレクタはトランジスタq8のエミッタに接続され
るとともに、駆動素子bのベースに接続される。トラン
ジスタq8のコレクタは接地され、ベースは定電流源i
3を介して接地される。
【0009】上述のように構成された負荷駆動回路dに
おいて、トランジスタq1の導通に要するベース・エミ
ッタ間電圧VBEは、たとえば0.7Vであり、これに
対して上述のように分圧抵抗r1,r2の接続点p1か
ら与えられる電圧は0.5vである。したがって通常時
にはトランジスタq1は遮断しており、これによってト
ランジスタq2のベースがハイレベルとなって、該トラ
ンジスタq2は導通している。トランジスタq2が導通
することによってトランジスタq3は遮断し、トランジ
スタq4,q5が導通する。これによってまた、トラン
ジスタq6,q7が導通し、したがって駆動素子bが導
通する。
【0010】前記トランジスタq7とトランジスタq6
とはいわゆるカレントミラー回路を構成し、またトラン
ジスタq5とトランジスタq4とはカレントミラー回路
を構成する。トランジスタq7を介する駆動素子bのベ
ースへの電流は、所定量だけ、定電流源i3によるトラ
ンジスタq8によってバイパスされている。したがっ
て、抵抗r3で規定された電流に対応した、たとえば1
00mAの駆動電流が駆動素子bを介して負荷uへ供給
される。
【0011】今、負荷uの短絡などで駆動電流が過電流
となると、駆動素子bの発熱量が大きくなる。一方、ト
ランジスタq1の導通に要する前記ベース・エミッタ間
電圧VBEは、たとえば−2mV/℃の温度係数を有し
ている。したがって、たとえば25℃の常温でトランジ
スタq1の導通に要するベース・エミッタ間電圧が0.
7Vとするとき、温度上昇が100℃以上となる125
℃以上で、0.7−0.002×(125−25)=
0.5V以下となるから、前記分圧抵抗r1,r2から
与えられる0.5Vのベース電圧で該トランジスタq1
は導通することになる。こうしてトランジスタq1が導
通するとトランジスタq2が遮断し、トランジスタq3
が導通してトランジスタq4〜q7および駆動素子bが
遮断することになる。このようにして、負荷uの過電流
を駆動素子bの過熱によって検知し、負荷uへの駆動電
流を遮断することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の集積回路1で
は、熱源となる1つの駆動素子b毎に個別的に対応して
温度センサ素子sおよび温度検知回路aが設けられてお
り、したがって4チャネル全ての負荷駆動回路d1〜d
4におけるそれらの素子や回路の面積を合わせると、チ
ップ上でのそれらの素子や回路の占める面積が大きくな
ってしまう。あるいは、チップ面積を大きくする必要が
あり、コストが嵩むという問題がある。
【0013】本発明の目的は、過負荷などに対する過熱
検知のための構成を簡略化し、低コスト化を図ることが
できる温度センサを備える集積回路を提供することであ
る。
【0014】本発明は、複数の発熱素子と、温度センサ
と、該温度センサからの信号に応じて該発熱素子の制御
を行う信号処理回路とを備える集積回路において、前記
発熱素子を複数近接配置して各グループを形成し、前記
各グループ毎に1個の温度センサを、前記グループ内に
近接配置された前記複数の発熱素子の間に配置したこと
を特徴とする温度センサを備える集積回路である。
【0015】また本発明は、前記発熱素子はスイッチン
グ素子であり、前記信号処理回路は、前記複数の温度セ
ンサの少なくとも1つが高温状態を検出すれば、全ての
前記スイッチング素子を遮断方向に制御することを特徴
とする。
【0016】
【作用】本発明に従えば、負荷駆動用のパワートランジ
スタなどの発熱素子を複数備える集積回路において、前
記各発熱素子を、1または複数のグループに区分して、
各グループ毎に相互に、近接配置する。前記各グループ
毎には、過負荷などによる発熱素子の過熱などを検出す
るための温度センサが、前述のように近接配置された各
発熱素子の間に配置される。この温度センサの検出結果
に対応して、信号処理回路は前記発熱素子を制御する。
【0017】したがって、各グループを構成する複数の
発熱素子の過熱検知を1つの温度センサで実現すること
ができ、集積回路チップに占める過熱検知のための構成
の面積を縮小することができ、あるいは集積回路チップ
を小形化することができ、低コスト化を図ることができ
る。
【0018】また本発明に従えば、負荷へ駆動電流を供
給するパワートランジスタなどの複数のスイッチング素
子を、温度センサによって検出される該スイッチング素
子の発熱量に対応して制御するにあたって、複数の温度
センサの少なくとも1つが高温状態を検出すれば、すべ
てのスイッチング素子を遮断方向に制御するので、この
ことによってもまた、構成を簡略化することができる。
【0019】したがって、各スイッチング素子毎に温度
センサを設ける必要がなく、集積回路チップにおける過
負荷検出のための構成の占める面積を縮小することがで
き、あるいは集積回路チップを小形化することができ、
低コスト化を図ることができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の集積回路11の
構造を示す平面図である。この集積回路11では、4つ
の負荷駆動回路D1〜D4が設けられており、4チャネ
ルの負荷を個別的に駆動することができる。
【0021】各負荷駆動回路D1〜D4は、各種システ
ムやセンサからの信号を入力処理し、マイクロコンピュ
ータなどに信号を出力したり、マイクロコンピュータの
出力信号を処理し、システムを制御する制御回路C1〜
C4と、該制御回路C1〜C4に関連した、たとえばウ
ォッチドッグタイマ回路などの付属回路E1〜E4と、
パワートランジスタなどで実現され、前記制御回路C1
〜C4からの駆動信号に応答して負荷を駆動する駆動素
子B1〜B4とをそれぞれ備えて構成されている。ま
た、この各負荷駆動回路D1〜D4は、ボンディングパ
ットFにボンディングされたワイヤを介して、電源や負
荷に接続される。
【0022】この実施例では、負荷駆動回路D1〜D4
は、2つで1つのグループ、すなわち2つのグループに
区分されている。同じグループG1,G2をそれぞれ構
成する負荷駆動回路D1,D2;D3,D4において、
駆動素子B1,B2;B3,B4は、相互に近接配置さ
れる。各グループG1,G2には、それぞれ1つずつ温
度センサ素子S1,S2が設けられており、この温度セ
ンサ素子S1,S2は、近接配置された駆動素子B1,
B2;B3,B4間に配置される。
【0023】前記各温度センサ素子S1,S2の出力
は、それぞれラインL1,L2を介して、共通の温度検
知回路Aに入力される。温度検知回路Aは、前記各温度
センサ素子S1,S2からの出力に応答して、ラインL
11〜L14をそれぞれ介して各駆動素子B1〜B4に
共通に駆動信号を与える。たとえば、過負荷などによっ
て、駆動素子B1〜B4のいずれかが過熱したことが温
度センサ素子S1またはS2で検出されると、各駆動素
子B1〜B4による負荷への駆動電流の供給を停止させ
る。
【0024】図2は、前記集積回路11の電気回路図で
ある。なお、この図2では駆動素子Bの数をn個とし、
2つの駆動素子で1つのグループGを構成する場合を示
している。したがって、駆動素子B1,B2はグループ
G1を構成し、駆動素子B3,B4はグループG2を構
成し、…駆動素子B(n−1),BnはグループG(n
/2)を構成する。これに対応して、n/2個の温度セ
ンサ素子S1〜S(n/2)が設けられている。
【0025】温度センサ素子S1は、2つのトランジス
タQ1,Q2と、定電流源I1,I2とを備えて構成さ
れている。トランジスタQ1のベースは、分圧抵抗R
1,R2の接続点P1に接続され、またエミッタは接地
され、コレクタは定電流源I1を介して基準電源ライン
20に接続されている。前記トランジスタQ1のコレク
タはまた、トランジスタQ2のベースに接続され、この
トランジスタQ2のエミッタは接地され、コレクタは定
電流源I2を介して前記基準電源ライン20に接続され
ている。トランジスタQ2のコレクタからはまた、この
温度センサ素子S1の検知出力が導出され、ラインL1
を介して温度検知回路AのトランジスタQ3のベースに
与えられる。同様に、温度センサ素子S2〜S(n/
2)は、2つのトランジスタと2つの定電流源とを備え
て構成されている。
【0026】各温度センサ素子S1〜S(n/2)は、
前記接続点P1の基準電圧と、隣接する駆動素子B1〜
Bnの温度に対応した電圧とを比較し、温度に対応した
電圧が高くなると、トランジスタQ3のベースにハイレ
ベルの検知出力を導出する。前記トランジスタQ3のエ
ミッタは接地されており、コレクタは抵抗R4,R3を
介して、たとえば14Vのハイレベルの電源ライン19
に接続されている。抵抗R3,R4の接続点P2は、ト
ランジスタQ4のベースおよびコレクタに接続されてい
る。このトランジスタQ4のエミッタは前記電源ライン
19に接続され、コレクタはまたトランジスタQ5のベ
ースおよびコレクタに接続されている。トランジスタQ
5のエミッタは、接地されている。また前記トランジス
タQ4のコレクタは、前記駆動素子B1〜Bnをそれぞ
れ備える出力回路OUT1〜OUTn内のトランジスタ
Tr1〜Trnのベースに接続されている。
【0027】出力回路OUT1は、前記トランジスタQ
4のコレクタからベース電流が供給されるトランジスタ
Tr1とともに、3つのトランジスタQ6〜Q8と、前
記駆動素子B1と、定電流源I3とを備えて構成されて
いる。トランジスタTr1のエミッタは接地され、コレ
クタはトランジスタQ6のコレクタに接続されている。
トランジスタTr1のコレクタはまたトランジスタQ
6,Q7のベースに接続されており、これらのトランジ
スタQ6,Q7のエミッタは電源ライン19を介して電
源17に接続される。トランジスタQ7のコレクタはト
ランジスタQ8のエミッタおよび駆動素子B1のベース
に接続されており、トランジスタQ8のコレクタは接地
され、ベースは定電流源I3を介して接地されている。
駆動素子B1のコレクタは前記電源ライン19に接続さ
れ、エミッタからは負荷U1へ駆動電流が供給される。
なお、残余の出力回路OUT2〜OUTnもこの出力回
路OUT1と同様に構成されている。
【0028】上述のように構成された集積回路11にお
いて、前記基準電源ライン20の電圧Vccは、たとえ
ば5Vであり、分圧抵抗R1,R2は、その接続点P1
で前記5Vの基準電圧Vccをたとえば0.5Vに分圧
するように、その抵抗値が1:9となるように選ばれて
いる。
【0029】一方、トランジスタQ1の導通に要するベ
ース・エミッタ間電圧VBEは0.7Vであり、またた
とえば−2mV/℃の温度係数を有している。したがっ
て、たとえば25℃の常温でトランジスタQ1の導通に
要するベース・エミッタ間電圧が0.7Vとするとき、
温度上昇が100℃以上となる125℃以上で、0.7
−0.002×(125−25)=0.5V以下となる
から、前記分圧抵抗R1,R2から与えられる0.5V
のベース電圧で、該トランジスタQ1は導通することに
なる。
【0030】したがって、通常時にはトランジスタQ1
は遮断しており、これによってトランジスタQ2のベー
スがハイレベルとなって該トランジスタQ2は導通して
いる。トランジスタQ2が導通することによって、ライ
ンL1を介してトランジスタQ3に導出される検知出力
はローレベルとなる。同様に、各温度センサ素子S2〜
S(n/2)からラインL2〜L(n/2)には、同様
の検知出力が導出される。これらのラインL1〜L(n
/2)の検知出力は、共通に検知回路Aの前記トランジ
スタQ3のベースに与えられている。
【0031】したがって通常時には、トランジスタQ3
が遮断し、トランジスタQ4,Q5,Tr1〜Trn,
Q6,Q7,Q8および駆動素子B1〜Bnが導通し
て、各負荷U1〜Unへは抵抗R3で規制された駆動電
流が供給される。
【0032】これに対して、温度センサ素子S1〜S
(n/2)の少なくともいずれか1つによって過熱状態
が検出されると、トランジスタQ3が導通し、抵抗R3
を介してトランジスタQ4へ流れるべきベース電流を引
込み、該トランジスタQ4が遮断する。これによって、
トランジスタQ5およびTr1〜Trnが遮断し、こう
して各出力回路OUT1〜OUTnから負荷U1〜Un
への駆動電流の供給が停止される。
【0033】このように本発明に従う集積回路11で
は、発熱する駆動素子B1〜BnをグループG1〜G
(n/2)に区分し、同じグループG1〜G(n/2)
内の駆動素子B1,B2;B3,B4;…,B(n−
1),Bnを近接配置するとともに、各グループG1〜
G(n/2)内で近接配置された前記駆動素子B1,B
2;B3,B4;…,B(n−1),Bn間に1つずつ
温度センサ素子S1,S2,…,S(n/2)を配置す
るので、検知精度を低下することなく、集積回路11上
における過熱検知のための構成の面積を削減することが
でき、あるいは集積回路11を小形化することができ
る。
【0034】また、複数の温度センサ素子S1〜S(n
/2)の検知結果を共通の検知回路Aに入力し、各出力
回路OUT1〜OUTnのトランジスタTr1〜Trn
を共通に駆動するので、検知回路を共用化して、これに
よってもまた省スペース化を図ることができる。
【0035】なお上述の実施例では、各グループG1〜
G(n/2)は、2つの負荷駆動回路D1,D2;D
3,D4;…;D(n−1)Dnから構成されたけれど
も、3つ以上の負荷駆動回路によって1つのグループが
構成されるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のス
イッチング素子などの発熱素子をグループに区分して、
そのグループ毎に温度センサを設けるので、発熱する各
素子毎に温度センサを設ける必要はなく、これによって
集積回路チップに占める過負荷検出のための構成の面積
を縮小することができ、あるいは集積回路チップを小形
化することができ、低コスト化を図ることができる。ま
た本発明によれば、複数の発熱素子をブロック内で近接
配置し、その近接配置された複数の発熱素子間に温度セ
ンサを形成しているため、発熱素子の温度上昇検出精度
にばらつきがなく、発熱素子の温度上昇を確実に検出可
能である。また本発明によれば、発熱素子はスイッチン
グ素子であり、温度センサの少なくとも1つが高温状態
を検出すれば、すべてのスイッチング素子を遮断方向に
制御するので、構成を簡単にして、確実に過熱対策を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の集積回路11の構造を示す
平面図である。
【図2】前記集積回路11の電気回路図である。
【図3】典型的な従来技術の集積回路1の構造を示す平
面図である。
【図4】前記集積回路1の電気回路図である。
【符号の説明】
11 集積回路 17 電源 19,20 電源ライン A 温度検知回路 B1〜Bn 駆動素子 D1〜Dn 負荷駆動回路 G1〜G(n/2) グループ S1〜S(n/2) 温度センサ素子 U1〜Un 負荷

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子と、温度センサと、該温
    度センサからの信号に応じて該発熱素子の制御を行う信
    号処理回路とを備える集積回路において、 前記発熱素子を複数近接配置して各グループを形成し、 前記各グループ毎に1個の温度センサを、前記グループ
    内に近接配置された前記複数の発熱素子の間に配置した
    ことを特徴とする温度センサを備える集積回路。
  2. 【請求項2】 前記発熱素子はスイッチング素子であ
    り、 前記信号処理回路は、前記複数の温度センサの少なくと
    も1つが高温状態を検出すれば、全ての前記スイッチン
    グ素子を遮断方向に制御することを特徴とする請求項1
    記載の温度センサを備える集積回路。
JP05196445A 1993-08-06 1993-08-06 温度センサを備える集積回路 Expired - Fee Related JP3118349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05196445A JP3118349B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 温度センサを備える集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05196445A JP3118349B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 温度センサを備える集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0750389A JPH0750389A (ja) 1995-02-21
JP3118349B2 true JP3118349B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=16357944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05196445A Expired - Fee Related JP3118349B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 温度センサを備える集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118349B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3367808B2 (ja) * 1995-06-19 2003-01-20 シャープ株式会社 表示パネルの駆動方法および装置
US6067066A (en) * 1995-10-09 2000-05-23 Sharp Kabushiki Kaisha Voltage output circuit and image display device
US5828357A (en) * 1996-03-27 1998-10-27 Sharp Kabushiki Kaisha Display panel driving method and display apparatus
JP3482948B2 (ja) 2000-07-25 2004-01-06 株式会社デンソー 半導体装置
JP2002232280A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Denso Corp 負荷制御装置
JP2006245154A (ja) 2005-03-02 2006-09-14 Rohm Co Ltd 半導体集積回路装置
WO2009048052A1 (ja) 2007-10-09 2009-04-16 Autonetworks Technologies, Ltd. 回路保護装置及び電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0750389A (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5375028A (en) Overcurrent protective device and device for detecting overcurrent
US4779161A (en) Multi-driver integrated circuit
US20110018621A1 (en) Current mirror circuit
JP3118349B2 (ja) 温度センサを備える集積回路
EP0410423B1 (en) Multiple power supply system
JP3056841B2 (ja) マルチプレクサ回路
US6906902B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP3840319B2 (ja) 電力線利用の電流通信回路
JP3691123B2 (ja) 半導体保護回路
JP4461817B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3829765B2 (ja) 電源回路
US5379175A (en) Integrated circuit device having high abnormal voltage detection circuit
JPS63144620A (ja) アナログマルチプレクサ回路
KR19980064026A (ko) 다른 회로들 간에 공유될 수 있는 전류 제한 회로 및 방법
JP4061988B2 (ja) 定電圧回路
JP3559524B2 (ja) 駆動出力側を備えた電子素子の保護回路
JPH0720729Y2 (ja) 定電圧電源の保護回路
JPS61167337A (ja) 過大電流防止装置
JP2002236058A (ja) 電子制御ユニット及び電子制御ユニットを含む電子制御装置並びに極値回路
JP2506811Y2 (ja) ブリッジ型出力回路
JP2564637Y2 (ja) 負荷駆動回路の保護回路
JPH05108174A (ja) 安定化電源回路
JPH10285785A (ja) 車両用電源供給装置
JPH0644173Y2 (ja) 電力増幅回路
JP2002517936A (ja) 最小ヘッドルーム、最小面積、多端子電流ステアリング回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000926

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees