JP3118292U - スラックス - Google Patents

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Abstract

【課題】加齢や出産などによって臀部の形状が歪み、ヒップラインの位置が以前のそれに比して下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、臀部が下がるのを防止し、ヒップラインを以前の位置に近づけて所望のヒップアップ効果を得るようにしたスラックスを提供する。
【解決手段】後身頃14の内側の臀部付近に配置される複数個の伸縮片34L,34Rを、その上底部が後身頃の腰部に、その下底部の少なくとも一部が後身頃の脇側14Rcに縫着される第1の伸縮片34R1(34L1)と、その一端が後身頃の後股ぐり14Ra下端と股下部14Rb上端付近に、その他端が後身頃の脇側14Rcに縫着される第2の伸縮片34R2(34L2)と、およびその一端が後身頃の後股ぐり下端と股下部上端付近に、その他端が後身頃の脇側に縫着される第3の伸縮片34R3(34L3)とから構成すると共に、第1から第3の伸縮片が部分的に重なり合うようにする。
【選択図】図3

Description

この考案は、スラックスに関し、より詳しくは後身頃の内側の臀部付近に複数個の伸縮片を備えるスラックスに関する。
近年、スラックス(特に、女性用のスラックス)において、着用したときのヒップラインを上げて脚を長く見せるようにする機能、いわゆるヒップアップ機能を有するものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−97796号公報
ところで、人間は年齢を重ねると(特に女性は出産などを経験すると)、臀部(ヒップ)の形状が歪み(例えばヒップ全体が垂れ下がる、あるいは脇側へ広がり)、ヒップラインの位置が以前のそれに比して下がった体形となることが多い。
そのような体形の人が、特許文献1記載のスラックス、具体的には、臀部全体を締めつけるようにしたパワーネット片を備えるスラックスを着用すると、ヒップラインは若干上がるものの、臀部の垂れ下がった部位などに違和感(例えば、圧迫感やムレ感)を覚える恐れがあり、着用感(着心地)の点で改善の余地を残していた。
従って、この考案の目的は上記した課題を解決することにあり、加齢や出産などによってヒップ全体が垂れ下がる、あるいは脇側へ広がってヒップラインの位置が以前のそれに比して下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、臀部が下がるのを防止し、ヒップラインを以前の位置に近づけて所望のヒップアップ効果を得るようにしたスラックスを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1にあっては、左右の前身頃と、左右の後身頃と、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片とを少なくとも備えるスラックスにおいて、前記複数個の伸縮片を、略台形状の布片から製作されると共に、その上底部が前記後身頃の腰部あるいはその付近に縫着される一方、その下底部の少なくとも一部が前記後身頃の脇側に縫着される第1の伸縮片と、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側に縫着される第2の伸縮片と、および前記第2の伸縮片に比して面積の大きい略L字状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側に縫着される第3の伸縮片と、から構成すると共に、前記第1から第3の伸縮片が部分的に重なり合うように構成した。
請求項2にあっては、前記第1から第3の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における前記後身頃の対応する部位の長さに比して小さくするように構成した。
請求項3にあっては、前記左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、前記ポケットの袋布の一端を前記前身頃の前立部に縫着する一方、前記ポケットの袋布の他端を前記前身頃の脇側に縫着するように構成した。
請求項4にあっては、左右の前身頃と、左右の後身頃と、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片とを少なくとも備えるスラックスにおいて、前記複数個の伸縮片を、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃のバックセンタ付近に縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側下端付近に縫着される第1の伸縮片と、および略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側上端付近に縫着される第2の伸縮片と、から構成すると共に、前記第1、第2の伸縮片を交差させて部分的に重なり合うように構成した。
請求項5にあっては、前記第1、第2の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における前記後身頃の対応する部位の長さに比して小さくするように構成した。
請求項6にあっては、前記左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、前記ポケットの袋布を伸縮性布地と非伸縮性布地とから製作し、前記伸縮性布地を前記前身頃の前立部に縫着する一方、前記非伸縮性布地を前記前身頃の脇側に縫着するように構成した。
請求項1に係るスラックスにあっては、左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片を、略台形状の布片から製作されると共に、その上底部が後身頃の腰部あるいはその付近に縫着される一方、その下底部の少なくとも一部が後身頃の脇側に縫着される、即ち、臀部が下がるのを防止するような形状を呈する第1の伸縮片と、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が後身頃の脇側に縫着される、別言すれば、臀部の下方付近をのせるような形状の第2の伸縮片と、および第2の伸縮片に比して面積の大きい略L字状の布片から製作されると共に、その一端が後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が後身頃の脇側に縫着される、即ち、臀部を包み込みつつ引き上げるような形状を呈する第3の伸縮片とから構成すると共に、第1から第3の伸縮片が部分的に重なり合うように構成したので、臀部の下方付近を第1から第3の伸縮片が重なり合った部分にのせて引き上げることができる。それにより、加齢や出産などによってヒップ全体が垂れ下がり、ヒップラインの位置が以前のそれに比して下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、臀部が下がるのを防止でき、ヒップラインを以前の位置に近づけて所望のヒップアップ効果を得ることができる。
請求項2に係るスラックスにあっては、第1から第3の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、任意方向における後身頃の対応する部位の長さに比して小さくするように構成、即ち、前記任意方向における後身頃の対応する部位は、その小さくした分(差異分)だけ外側に膨らみ、第1から第3の伸縮片と後身頃との間に浮き(浮かし)が生じるように構成したので、上記した効果に加え、スラックスを着用したときの第1から第3の伸縮片は、第1から第3の伸縮片の任意方向における長さと後身頃の対応する部位の長さとに差異を設けない場合に比してより伸長する、換言すれば、収縮力を増加させることができ、よって臀部をより一層引き上げ、ヒップラインを以前の位置により近づけることができる。
請求項3に係るスラックスにあっては、左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、ポケットの袋布の一端を前身頃の前立部に縫着する(挟み込む)一方、ポケットの袋布の他端を前身頃の脇側に縫着するように構成したので、上記した効果に加え、第1から第3の伸縮片の伸縮力を臀部に効率よく伝達することができ、ヒップラインを以前の位置により一層近づけることができる。
即ち、第1から第3の伸縮片に連続するように形成されるポケットの袋布を前立部に挟み込まない場合、袋布と向う布は各伸縮片の伸縮により引っ張られて変形(伸長)し、各伸縮片の伸縮力を分散させるという不具合が生じるが、上記の如く構成することで袋布と向う布は変形し難くなり、それによって前記伸縮力が袋布を介して分散するのを防止できる、換言すれば、前記伸縮力を臀部に効率よく伝達することができる。
請求項4に係るスラックスにあっては、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が後身頃のバックセンタ付近に縫着される一方、その他端が後身頃の脇側下端付近に縫着される第1の伸縮片と、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が後身頃の脇側上端付近に縫着される第2の伸縮片とを交差させて部分的に重なり合うように構成したので、臀部を前記重なり合った部分で押さえつけることができ、臀部の形状を整える、即ち、矯正(補整)することができる。それにより、臀部全体が若干歪む、例えばヒップ全体が僅かに垂れ下がる、あるいは脇側へ少し広がってヒップラインの位置が僅かに下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、所望のヒップアップ効果を得ることができる。
請求項5に係るスラックスにあっては、第1、第2の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における後身頃の対応する部位の長さに比して小さくするように構成、即ち、前記任意方向における後身頃の対応する部位は、その小さくした分(差異分)だけ外側に膨らみ、第1、第2の伸縮片と後身頃との間に浮き(浮かし)が生じるように構成したので、請求項4で述べた効果に加え、スラックスを着用したときの第1、第2伸縮片は、第1、第2の伸縮片の任意方向における長さと後身頃の対応する部位の長さとに差異を設けない場合に比してより伸長する、換言すれば、収縮力を増加させることができ、よって臀部をより押さえつけることができ、その形状をより一層矯正することができる。
請求項6に係るスラックスにあっては、左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、ポケットの袋布を伸縮性布地と非伸縮性布地とから製作し、伸縮性布地を前身頃の前立部に縫着する(挟み込む)一方、非伸縮性布地を前身頃の脇側に縫着する、即ち、伸縮性布地を下腹部付近に配置し、下腹部を押さえつけるように構成したので、請求項4および5で述べた効果に加え、着用者の姿勢を良くすることができ、それに伴って臀部の形状も良くする(整える)ことができる。
以下、添付図面に即してこの考案に係るスラックスを実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この考案の第1実施例に係るスラックスの正面図であり、図2は、図1に示すスラックスの背面図である。
図1および図2において、符号10はスラックス、例えば紙面の横方向に伸縮自在なデニム生地から製作される女性用のジーンズ(パンツ)を示す。スラックス10は、左右の前身頃12L,12Rと、左右の後身頃14L,14Rと、前身頃12と後身頃14の上端に接続されるベルト部16と、左右の前身頃12L,12Rにそれぞれ形成されるフロントポケット(ポケット)18L,18Rと、左の前身頃12Lと右の前身頃12Rの間に形成され、ファスナ(図1で見えず)を被覆する前立部20とを備える。尚、この明細書で「左右」とは、着用者にとっての左右方向を意味する。
図2に示す如く、スラックス10はさらに、左右の後身頃14L,14Rにそれぞれヒップポケット24L,24Rを備える。ヒップポケット24L,24Rとベルト部16との間には、略台形状を呈する2枚の布地からなる後ろヨーク26が取り付けられると共に、後ろヨーク26とヒップポケット24L,24Rの間には、ダーツ30が形成される。
図3は、図2に示す左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近をスラックス10を展開して表す拡大展開図である。この明細書で「内側」とは、着用されたスラックスにおいて着用者に接触する側あるいは被覆される部分を意味し、「外側」とは、着用者に接触しない側あるいは被覆されない部分を意味する。
図3に示すように、左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近には、それぞれ複数個の伸縮片34L,34Rが配置される。以下において右の後身頃14Rに配置される伸縮片34Rを例に挙げて説明するが、左右の伸縮片は略左右対称のため、以下の説明は左の後身頃14Lに配置される伸縮片34Lにも妥当する。
上記した複数個の伸縮片34Rは、具体的には3個の伸縮片(第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3)から構成される。
図4から図6は、図3に示す第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3のパターンを拡大して示す拡大平面図である。尚、図4から図6に示す各伸縮片34R1,34R2,34R3と図3に示すそれとは形状が若干相違するが、それは、図4から図6が各伸縮片のスラックス10に取り付ける前の状態(置き寸)を表しているのに対し、図3はスラックス10の着用時において各伸縮片が伸長した状態を表したためである。
第1の伸縮片34R1は、図4に示すように、後身頃14Rの形状に即した略台形状を呈する布片から製作される。布片はナイロンやポリウレタンなどの混合糸からなる伸縮自在な生地(パワーネット)であり、例えばナイロン 70d/ポリウレタン 280d、ゲージ:24G/in、コース:54±2C/in、ウェル:32W/in、生地厚0.48mmであって、その生地に1kgの荷重を所定方向(縦目)にかけるとき約132%、前記所定方向と直交する方向(横目)にかけるとき約65%伸びる特性(伸長性)を有するものを使用する。第1の伸縮片34R1においては、図に矢印Aで示す方向(横方向)が前記所定方向と一致するように裁断する。
また、第1の伸縮片34R1には、図示の如く、略三角形状を呈するように2本のステッチ36が形成されると共に、前記三角形の頂点部36aが第1の伸縮片34R1の中央付近となるようにする。
次いで、第2の伸縮片34R2について説明する。図5に示す如く、第2の伸縮片34R2は、後身頃14Rの形状に即した形状、具体的には略矩形状(より具体的には略長方形状)の布片から製作され、その布片は、第1の伸縮片34R1と同様の生地を使用する。第2の伸縮片34R2においては、図に矢印Bで示す方向(縦方向)が前記した所定方向と一致するように形成する。
第3の伸縮片34R3は、図6に示すように、後身頃14Rの形状に即し、第2の伸縮片34R2に比して面積の大きい略L字状を呈する布片から製作される。また、第3の伸縮片34R3の布片も、第1の伸縮片34R1と同様の生地を使用する。第3の伸縮片34R3においては、図に矢印Cで示す方向(横方向)が前記した所定方向と一致するように裁断する。図6において、理解の便宜のため第3の伸縮片34R3の中央付近にステッチ38を示したが、それは、後述する如く、第2の伸縮片34R2と第3の伸縮片34R3とを縫着するときに形成されるものである。
上記した第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3において、任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における後身頃14Rの対応する部位(取り付けられる部位)の長さに比して小さくするように構成する。これについて、以下具体的に説明する。
図7は、図3に示す第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3が、左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近に配置される前の状態を部分的に表す、図3と同様な拡大部分展開図である。
第1の伸縮片34R1の任意方向の長さ、例えば図4の長さaを21.4cmとすると共に、それに対応する後身頃14Rの部位の長さ(図7に「a´」で示す)を23.0cmとし、差異を1.6cmとする。別言すれば、第1の伸縮片34R1の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約6.9%小さくする。
また、第2の伸縮片34R2の任意方向の長さ、例えば図5の長さb(ワタリ方向の長さ)を28.5cmとすると共に、それに対応する後身頃14の部位の長さ(図7に「b´」で示す。ワタリ方向の長さ)を31.7cmとし、差異を3.2cmとする。換言すれば、第2の伸縮片34R2の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約10.0%小さくする。
また、第3の伸縮片34R3の任意方向の長さ、例えば図6で符号cで示す長さを35.9cmとすると共に、それに対応する後身頃14の部位の長さc´(図7に示す)を39.2cmとし、差異を3.3cmとする。別言すれば、第3の伸縮片34R3の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約8.4%小さくする。
次いで、上記のように構成された第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3の後身頃14Rへの取り付けについて説明する。
先ず、第2の伸縮片34R2の上に第3の伸縮片34R3を、それぞれの下端34R2aと34R3aを揃えて重ね合わせる。次いで、第2の伸縮片34R2の上端34R2bと第3の伸縮片34R3とを縫着して一体とする。そのとき、第3の伸縮片34R3には前記したステッチ38が形成される。
第1の伸縮片34R1の上に、一体となった第2、第3の伸縮片34R2,34R3を、それぞれの下端(あるいは下底部)34R1a,34R2a,34R3aを揃えると共に、それぞれの図において左側の脇を揃えて重ね合わせる。次いで、各伸縮片の下端(あるいは下底部)34R1a,34R2a,34R3aを縫着し、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を一体とする。即ち、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3は、図3に示す如く、部分的に重なり合うようにして下底部34R1a、下端34R2a、下端34R3aが縫着される。
次いで、既にダーツ30が形成されると共に、後ろヨーク26およびヒップポケット24Rが取り付けられた後身頃14Rに、一体となった第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を取り付ける(縫着する)。
具体的には、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を臀部付近に配置した後、各伸縮片の適宜位置に形成されるノッチ部分(図示せず)を仮止めする。次いで、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3の中心線Dと、後身頃14Rの中心線Eとを合わせつつ(一致させつつ)、第2、第3の伸縮片34R2,34R3を後身頃の後股ぐり14Raおよび股下部14Rbに縫着する(尻巻き工程)。その後、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を後身頃14Rの脇側14Rcに縫着する(脇合わせ工程)と共に、第1の伸縮片34R1の上底部34R1bを後身頃の腰部(正確には、後身頃14Rと後ろヨーク26の間であって、前記した後身頃14Rの中心線E付近)に縫着する。
より具体的には、第1の伸縮片34R1は、その上底部34R1bが後身頃の腰部に縫着される一方、その下底部34R1aの少なくとも一部(正確には、側端34R1c)が後身頃の脇側14Rcに縫着される。また、第2の伸縮片34R2は、その一端34R2cが後身頃の後股ぐり14Ra下端から股下部14Rb上端付近に亘って縫着される一方、その他端34R2dが後身頃の脇側14Rcに縫着される。また、第3の伸縮片34R3は、その一端34R3bが後身頃の後股ぐり14Ra下端から股下部14Rb上端付近に亘って縫着される一方、その他端34R3cが後身頃の脇側14Rcに縫着される。
その後、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3をカバー40によって被覆する。カバー40は、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を被覆可能な形状を呈する布片から製作される。カバー40の布片は、ナイロンやポリウレタンなどの混合糸からなる伸縮自在な生地(パワーネット)であり、例えばナイロン 30d/ポリウレタン 140d、ゲージ:28G/in、コース:68±1C/in、ウェル:36W/in、生地厚0.33mmであって、その生地に1kgの荷重を所定方向(縦目)にかけるとき約193%、前記所定方向と直交する方向(横目)にかけるとき約70%伸びる特性(伸長性)を有するものを使用する。また、カバー40においては、図3に矢印Fで示す方向(縦方向)が前記所定方向と一致するように裁断する。尚、図3では、理解の便宜のため、カバー40を一部省略した。
次いで、前記した右のフロントポケット18Rについて説明する。以下において右のフロントポケット18Rを例に挙げて説明するが、左右のフロントポケットは左右対称のため、以下の説明は左のフロントポケット18Lにも妥当する。
フロントポケット18Rの袋布18Raは、非伸縮性布地(例えば、ポリエステルと綿の綾物など)から製作される。また、フロントポケット18Rの袋布18Raは、袋布の一端18Ra1を前身頃の前立部20に縫着する(挟み込む)一方、フロントポケットの袋布の他端18Ra2を前身頃12Rの脇側12Raに縫着することで、前身頃12Rに取り付けられる。即ち、フロントポケット18Rの袋布18Raの両端18Ra1,18Ra2を前身頃12Rに縫着する。
このように、この考案の第1実施例にあっては、左右の前身頃12L,12Rと、左右の後身頃14L,14Rと、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片34L,34Rとを少なくとも備えるスラックス10において、前記複数個の伸縮片を、略台形状の布片から製作されると共に、その上底部34R1bが前記後身頃の腰部あるいはその付近に縫着される一方、その下底部34R1aの少なくとも一部(正確には、側端34R1c)が前記後身頃の脇側14Rcに縫着される第1の伸縮片34R1(34L1)と、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端34R2cが前記後身頃の後股ぐり14Ra下端から股下部14Rb上端付近に亘って縫着される一方、その他端34R2dが前記後身頃の脇側14Rcに縫着される第2の伸縮片34R2(34L2)と、および前記第2の伸縮片に比して面積の大きい略L字状の布片から製作されると共に、その一端34R3bが前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端34R3cが前記後身頃の脇側に縫着される第3の伸縮片34R3(34L3)とから構成すると共に、前記第1から第3の伸縮片が部分的に重なり合うように構成したので、臀部の下方付近を第1から第3の伸縮片が重なり合った部分にのせて引き上げることができる。それにより、加齢や出産などによってヒップ全体が垂れ下がり、ヒップラインの位置が以前のそれに比して下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、臀部が下がるのを防止でき、ヒップラインを以前の位置に近づけて所望のヒップアップ効果を得ることができる。
第1の伸縮片34L1,34R1を上記した如く構成したので、臀部が下がるのを防止することができる。また、第1の伸縮片34L1,34R1において、前記所定方向を矢印Aで示す方向(横方向)と一致させる、逆にいえば、前記所定方向と直交する方向(即ち、伸長し難い方向(収縮力の比較的低い方向))を縦方向にしたので、第1の伸縮片34L1,34R1は、着用者に引き上げ感(持ち上げ感)を与えることができる。
第2の伸縮片34L2,34R2を上記の如く構成したので、臀部の下方付近をのせることができる。また、第3の伸縮片34L3,34R3を上記したように構成したので、臀部を包み込みつつ引き上げることができる。
また、前記第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3の任意方向における長さ(a,b,c)をそれぞれ、前記任意方向における後身頃の対応する部位の長さ(a´,b´,c´)に比して小さくするように構成、即ち、前記任意方向における後身頃の対応する部位は、その小さくした分(差異分)だけ外側に膨らみ、第1から第3の伸縮片と後身頃との間に浮き(浮かし)が生じるように構成したので、スラックス10を着用したときの第1から第3の伸縮片は、第1から第3の伸縮片の任意方向における長さと後身頃の対応する部位の長さとに差異を設けない場合に比してより伸長する、換言すれば、収縮力を増加させることができ、よって臀部をより一層引き上げ、ヒップラインを以前の位置により近づけることができる。
尚、第1から第3の伸縮片の任意方向における長さと後身頃の対応する部位の長さとの差異の増加に応じて、第1から第3の伸縮片の収縮力も増加するが、収縮力を増加させ過ぎると、スラックス10を折り畳んだときに前記後身頃の対応する部位が膨らむという不具合が生じる。しかしながら、スラックス10においては、前記差異を3cm前後としたので、上記不具合が生じ難い。
また、前記左右の前身頃12L,12Rにそれぞれポケット(フロントポケット18L,18R)を備えると共に、前記ポケットの袋布18La,18Raの一端を前記前身頃の前立部20に縫着する(挟み込む)一方、前記ポケットの袋布の他端を前記前身頃の脇側12La,12Raに縫着する、即ち、ポケットの袋布の両端を前身頃に縫着するように構成したので、前述したようなポケットの袋布を前立部に挟み込まないときの不具合が生じず、第1から第3の伸縮片の伸縮力を臀部に効率よく伝達することができ、ヒップラインを以前の位置により一層近づけることができる。
また、第1、第3の伸縮片34R1,34R3にステッチ36,38を形成して伸長し難い部位を意図的に設けるように構成したので、第1、第3の伸縮片において伸長させたい部位だけを伸長させ、伸縮力が発生する方向などを適宜に設定することができ、よって臀部をより一層効果的に引き上げることができる。
次いで、この考案の第2実施例に係るスラックス10について説明する。
図8は、この考案の第2実施例に係る左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近をスラックス10を展開して表す、図3と同様な拡大展開図である。尚、第2実施例の説明において、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近には、それぞれ複数個の伸縮片50L,50Rが配置される。以下において右の後身頃身14Rに配置された伸縮片50Rを例に挙げて説明するが、左右の伸縮片は略左右対称のため、以下の説明は左の後身頃14Lに配置された伸縮片50Lにも妥当する。
上記した複数個の伸縮片50Rは、具体的には2個の伸縮片(第1および第2の伸縮片50R1,50R2)から構成される。
図9および図10は、図8に示す第1、第2の伸縮片50R1,50R2のパターンを拡大して示す拡大平面図である。図9,10に示す各伸縮片50R1,50R2と図8に示すそれとは形状が若干相違するが、それは、図9,10が各伸縮片のスラックス10に取り付ける前の状態(置き寸)を表しているのに対し、図8はスラックス10の着用時において各伸縮片が伸長した状態を表したためである。
第1の伸縮片50R1は、図9に示すように、後身頃14Rの形状に即した略矩形状、より具体的には略長方形状の布片から製作される。布片は、第1実施例に係る第1の伸縮片34L1などと同様な、ナイロンやポリウレタンなどの混合糸からなる伸縮自在な生地である。第1の伸縮片50R1においては、図9に矢印Gで示す方向(下端と略直交する方向)が前記所定方向と一致するように形成する。
第2の伸縮片50R2は、図10に示す如く、後身頃14Rの形状に即し、第1の伸縮片50R1に比して面積の大きい略矩形状(より詳しくは略長方形状)の布片から製作され、その布片は、第1の伸縮片50R1と同様の生地を使用する。第2の伸縮片50R2においては、図に矢印Hで示す方向(下端と略直交する方向)が前記した所定方向と一致するように裁断する。
上記した第1、第2の伸縮片50R1,50R2において、任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における後身頃14Rの対応する部位(取り付けられる部位)の長さに比して小さくするように構成する。これについて、以下具体的に説明する。
図11は、図8に示す第1、第2の伸縮片50R1,50R2が、左右の後身頃14L,14Rの内側の臀部付近に配置される前の状態を部分的に表す、図8と同様な拡大部分展開図である。
第1の伸縮片50R1の任意方向の長さ、例えば図9に示す長さdを19.2cmとすると共に、それに対応する後身頃14Rの部位の長さ(図11に「d´」で示す)を22.2cmとし、差異を3.0cmとする。別言すれば、第1の伸縮片50R1の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約13.5%小さくする。
また、第1の伸縮片50R1の任意方向の長さ、例えば図9において符号eで示す長さを26.2cmとすると共に、それに対応する後身頃14の部位の長さ(図11に「e´」で示す)を29.2cmとし、差異を3.0cmとする。換言すれば、第1の伸縮片50R1の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約10.2%小さくする。
また、第2の伸縮片50R2の任意方向の長さ、例えば図10で符号fで示す長さ(ワタリ方向の長さ)を28.5cmとすると共に、それに対応する後身頃14の部位の長さf´(図11に示す。ワタリ方向の長さ)を31.5cmとし、差異を3.0cmとする。別言すれば、第2の伸縮片50R2の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約9.5%小さくする。
さらに、第2の伸縮片50R2の任意方向の長さ、例えば図10の長さgを33.4cmとすると共に、それに対応する後身頃14の部位の長さ(図11に「g´」で示す)を36.0cmとし、差異を2.6cmとする。換言すれば、第2の伸縮片50R2の任意方向の長さをそれに対応する後身頃の部位の長さに対して約7.2%小さくする。
次いで、上記のように構成された第1、第2の伸縮片50R1,50R2の後身頃14Rへの取り付けについて説明する。
先ず、既にダーツ30が形成されると共に、後ろヨーク26およびヒップポケット24Rが取り付けられた後身頃14Rに、第1の伸縮片50R1を仮止めする。具体的には、図8に示すように、第1の伸縮片50R1を後身頃14Rの臀部付近に配置した後、図示しないノッチ部分を仮止めする。次いで、その上から第2の伸縮片50R2を、第1の伸縮片50R1と交差させて部分的に重なり合うように配置する。このとき、第1の伸縮片50R1と第2の伸縮片50R2が重なり合う部分を、スラックス10を着用したときの臀部の上端(いわゆるトップヒップT)が当接するような位置に配置する。その後、第2の伸縮片50R2のノッチ部分(図示せず)を後身頃14Rに仮止めする。
次いで、第1、第2の伸縮片50R1,50R2を後身頃のバックセンタBC付近、あるいは後股ぐり14Raおよび股下部14Rbに縫着する(尻巻き工程)。その後、第1、第2の伸縮片50R1,50R2を後身頃14Rの脇側14Rcに縫着する(脇合わせ工程)。尚、この明細書で「バックセンタ」とは、左右の後身頃14L,14Rと2枚の後ろヨーク26とが全て重なり合う位置を意味する。
より具体的には、第1の伸縮片50R1は、その一端50R1aが後身頃のバックセンタBC付近、正確には、後股ぐり14Raから後身頃14Rと後ろヨーク26の間の部位に亘って縫着される一方、その他端50R1bが後身頃の脇側14Rc下端付近に縫着される。また、第2の伸縮片50R2は、その一端50R2aが後身頃の後股ぐり14Ra下端から股下部14Rb上端付近に亘って縫着される一方、その他端50R2bが後身頃の脇側14Rc上端付近に縫着される。
次いで、第2実施例に係る右のフロントポケット18Rについて説明する。以下において右のフロントポケット18Rを例に挙げて説明するが、左右のフロントポケットは左右対称のため、以下の説明は左のフロントポケット18Lにも妥当する。
フロントポケット18Rの袋布18Raは、伸縮性布地18Ra3と非伸縮性布地18Ra4の2種類の布地から製作される。具体的には、袋布18Raの、図において左側は伸縮性布地18Ra3から製作され、右側は非伸縮性布地18Ra4から製作される。伸縮性布地18Ra3は、第1実施例に係る第1の伸縮片と同様な、ナイロンやポリウレタンなどの混合糸からなる伸縮自在な生地であると共に、非伸縮性布地18Ra4は、例えばポリエステルと綿の綾物などである。
図8に示す如く、フロントポケット18Rの袋布18Raは、伸縮性布地18Ra3を前身頃の前立部20に縫着する(挟み込む)一方、非伸縮性布地18Ra4を前身頃の脇側12Raに縫着することで、前身頃12Rに取り付けられる。
このように、この考案の第2実施例にあっては、左右の前身頃12L,12Rと、左右の後身頃14L,14Rと、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片50L,50Rとを少なくとも備えるスラックス10において、前記複数個の伸縮片を、略矩形状の布片から製作されると共に、その一端50R1aが前記後身頃のバックセンタBC付近に縫着される一方、その他端50R1bが前記後身頃の脇側14Rc下端付近に縫着される第1の伸縮片50R1(50L1)と、および略矩形状の布片から製作されると共に、その一端50R2aが前記後身頃の後股ぐり14Ra下端から股下部14Rb上端付近に亘って縫着される一方、その他端50R2bが前記後身頃の脇側14Rc上端付近に縫着される第2の伸縮片50R2(50L2)とから構成すると共に、前記第1、第2の伸縮片を交差させて部分的に重なり合わせ、その重なり合った部分を、スラックス10を着用したときの臀部の上端(トップヒップT)が当接するような位置に配置するように構成したので、臀部を重なり合った部分で押さえつけることができ、臀部の形状を整える、即ち、矯正(補整)することができる。それにより、臀部全体が若干歪む、例えばヒップ全体が僅かに垂れ下がる、あるいは脇側へ少し広がってヒップラインの位置が僅かに下がった体形であっても、着用感を損ねることなく、所望のヒップアップ効果を得ることができる。
また、前記第1、第2の伸縮片50R1,50R2の任意方向における長さ(d,e,f,g)をそれぞれ、前記任意方向における前記後身頃の対応する部位の長さ(d´,e´,f´,g´)に比して小さくするように構成、即ち、前記任意方向における後身頃の対応する部位は、その小さくした分(差異分)だけ外側に膨らみ、第1、第2の伸縮片と後身頃との間に浮きが生じるように構成したので、スラックス10を着用したときの第1、第2伸縮片は、第1、第2の伸縮片の任意方向における長さと後身頃の対応する部位の長さとに差異を設けない場合に比してより伸長する、換言すれば、収縮力を増加させることができ、よって臀部をより押さえつけることができ、その形状をより一層矯正することができる。
また、前記左右の前身頃12L,12Rにそれぞれポケット(フロントポケット18L,18R)を備えると共に、前記ポケットの袋布18La,18Raを伸縮性布地18La3,18Ra3と非伸縮性布地18La4,18Ra4とから製作し、前記伸縮性布地を前記前身頃の前立部20に縫着する一方、前記非伸縮性布地を前記前身頃の脇側12La,12Raに縫着する、即ち、伸縮性布地を下腹部付近に配置し、下腹部を押さえつけるように構成したので、着用者の姿勢を良くすることができ、それに伴って臀部の形状も良くする(整える)ことができる。
尚、この考案をスラックスとして説明したが、この考案はズボンやパンタロンなど2本の脚を別々に被覆する外衣であれば適用可能である。また、スラックス10をジーンズとしたが、それに限られるものではなく、カラーパンツなどであっても良い。
また、各伸縮片の任意方向の長さやそれに対応する後身頃の部位の長さなど具体的に示したが、それらの数値は例示であって仕様などに応じて適宜設定すべきであり、上記した値に限られないのはいうまでもない。
また、第1実施例に係るスラックス10において、第1から第3の伸縮片34R1,34R2,34R3を第1、第2、第3の順で後身頃14Rに縫着するように構成したが、第1、第3、第2の順で縫着するように構成しても良い。
また、第1の伸縮片の上底部34R1bを後ろヨーク26と後身頃14の間に縫着するように構成したが、後ろヨーク26とベルト部16の間に縫着するように構成しても良い。その意味から、実用新案登録請求の範囲では「腰部あるいはその付近」と記載した。
この考案の第1実施例に係るスラックスの正面図である。 図1に示すスラックスの背面図である。 図2に示す左右の後身頃の内側の臀部付近をスラックスを展開して表す拡大展開図である。 図3に示す第1の伸縮片のパターンを拡大して示す拡大平面図である。 図3に示す第2の伸縮片のパターンを拡大して示す、図4と同様な拡大平面図である。 図3に示す第3の伸縮片のパターンを拡大して示す、図4と同様な拡大平面図である。 図3に示す第1から第3の伸縮片が、左右の後身頃の内側の臀部付近に配置される前の状態を部分的に表す、図3と同様な拡大部分展開図である。 この考案の第2実施例に係る左右の後身頃の内側の臀部付近をスラックスを展開して表す、図3と同様な拡大展開図である。 図8に示す第1の伸縮片のパターンを拡大して示す拡大平面図である。 図8に示す第2の伸縮片のパターンを拡大して示す、図9と同様な拡大平面図である。 図8に示す第1、第2の伸縮片が、左右の後身頃の内側の臀部付近に配置される前の状態を部分的に表す、図8と同様な拡大部分展開図である。
符号の説明
10 スラックス、12L,12R (左右の)前身頃、12La,12Ra (前身頃の)脇側、14L,14R 左右の後身頃、14Ra (後身頃の)後ろ股ぐり、14Rb (後身頃の)股下部、14Rc (後身頃の)脇側、18L,18R フロントポケット(ポケット)、18La,18Ra (ポケットの)袋布、18La3,18Ra3 伸縮性布地(第2実施例)、18La4,18Ra4 非伸縮性布地(第2実施例)、20 前立部、34L,34R 複数個の伸縮片(第1実施例)、34L1,34R1 第1の伸縮片、34R1a (第1の伸縮片の)下底部、34R1b (第1の伸縮片の)上底部、34L2,34R2 第2の伸縮片、34R2c (第2の伸縮片の)一端、34R2d (第2の伸縮片の)他端、34L3,34R3 第3の伸縮片、34R3b (第3の伸縮片の)一端、34R3c (第3の伸縮片の)他端、50L,50R 複数個の伸縮片(第2実施例)、50L1,50R1 第1の伸縮片、50R1a (第1の伸縮片の)一端、50R1b (第1の伸縮片の)他端、50L2,50R2 第2の伸縮片、50R2a (第2の伸縮片の)一端、50R2b (第2の伸縮片の)他端、a,b,c ,d,e,f,g (伸縮片の任意方向における)長さ、a´,b´,c´,d´,e´,f´,g´ (任意方向における後身頃の対応する部位の)長さ

Claims (6)

  1. 左右の前身頃と、左右の後身頃と、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片とを少なくとも備えるスラックスにおいて、前記複数個の伸縮片を、
    a.略台形状の布片から製作されると共に、その上底部が前記後身頃の腰部あるいはその付近に縫着される一方、その下底部の少なくとも一部が前記後身頃の脇側に縫着される第1の伸縮片と、
    b.略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側に縫着される第2の伸縮片と、
    および
    c.前記第2の伸縮片に比して面積の大きい略L字状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側に縫着される第3の伸縮片と、
    から構成すると共に、前記第1から第3の伸縮片が部分的に重なり合うように構成することを特徴とするスラックス。
  2. 前記第1から第3の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における前記後身頃の対応する部位の長さに比して小さくすることを特徴とする請求項1記載のスラックス。
  3. 前記左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、前記ポケットの袋布の一端を前記前身頃の前立部に縫着する一方、前記ポケットの袋布の他端を前記前身頃の脇側に縫着することを特徴とする請求項1または2記載のスラックス。
  4. 左右の前身頃と、左右の後身頃と、前記左右の後身頃の内側の臀部付近にそれぞれ配置される複数個の伸縮片とを少なくとも備えるスラックスにおいて、前記複数個の伸縮片を、
    a.略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃のバックセンタ付近に縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側下端付近に縫着される第1の伸縮片と、
    および
    b.略矩形状の布片から製作されると共に、その一端が前記後身頃の後股ぐり下端から股下部上端付近に亘って縫着される一方、その他端が前記後身頃の脇側上端付近に縫着される第2の伸縮片と、
    から構成すると共に、前記第1、第2の伸縮片を交差させて部分的に重なり合うように構成することを特徴とするスラックス。
  5. 前記第1、第2の伸縮片の任意方向における長さをそれぞれ、前記任意方向における前記後身頃の対応する部位の長さに比して小さくすることを特徴とする請求項4記載のスラックス。
  6. 前記左右の前身頃にそれぞれポケットを備えると共に、前記ポケットの袋布を伸縮性布地と非伸縮性布地とから製作し、前記伸縮性布地を前記前身頃の前立部に縫着する一方、前記非伸縮性布地を前記前身頃の脇側に縫着することを特徴とする請求項4または5記載のスラックス。
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JP2009121008A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Woo Yang Creation Co Ltd ジーンズ
JP2015129340A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 新日鐵住金株式会社 製鋼用ペレットの製造方法および製鋼用ペレット

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