JP3118163U - チルトヒンジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便蓋1の回動基端側に固定されたカムケース6と、便座2の回動基端側に固定されたばねケース7と、両ケース6,7を連結するヒンジ軸8と、該ヒンジ軸8に挿通されてばねケース7内に軸心方向に移動可能に且つ回り止め状に収容されたスライダー9と、ばねケース7内に収容されスライダー9をカムケース側に押圧付勢するばね部材10と、便蓋1が自動的に開き始める作用を働く自動開き角度を変更可能にした自動開き角可変機構27とを備える。自動開き角可変機構27は、カムケース6内のカム13をヒンジ軸8まわりに回転可能に且つ所定回転位置でカムケース6に対し固定可能に備えて、カム13の回転操作によりカムフォロア20の山頂部20aに対するカム13の山頂部13aの接触位置を変更させる。
【選択図】図7
Description
とくに、自動開き角可変機構により第1の部材又は第2の部材が自動的に開き始める作用を働く自動開き角度を任意角度に変更可能にしてあるので、ひとつのチルトヒンジで洋式便器等のサイズやユーザーのニーズに適切に対応することができ、製造コストの低減、在庫管理面においても有利となる。
このカムケース6の内底面6bのヒンジ軸8周りには、図6(a)、図11に示すように、径方向で対向する少なくとも一対の、断面台形の山形状で、平らな山頂面13aと、この山頂面13aの一端からカムケース6の内底面6bに向かって比較的緩やかな勾配で下る傾斜面13bと、この傾斜面13bに連続して該傾斜面13bよりも急勾配で内底面6bに向かって下る自動開き作動用の傾斜面13cと、山頂面13aの他端から内底面6bに向かって直角に下るストッパー壁面13dとを有するカム13が配備されている。
カム13の自動開き作動用の傾斜面13cの傾斜角度(カムケース6の平らな内底面6bと成す角度)は、便座2の開き状態で、図7、図10(c)に示すように、カムフォロア20の傾斜面20cと接触し、スライダー9に作用するばね部材10のばね圧Wを伴って便蓋1と便座2の自重による閉じ方向への回転トルクよりも大きい開き方向Xの回転力が発生する角度に設定している。
カム13をヒンジ軸8まわりに回転可能にする手段としては、図5、図11に示すように、カムケース6のカム13近傍箇所に操作口28を周方向に開口し、この操作口28に六角レンチ等工具29を差込み、該工具29の先端をカム13の外周の凹部30に係合させ、該工具29を操作口28内に沿って移動させることで該カム13を所定位置にまで回転させるようにしてある。その所定位置とは、図10(a)において、カム13の山頂部13aの距離S1がカム位相の変更・調整可能な範囲で、初期設定においてこのカムの山頂部13aのいずれの箇所をカムフォロア20の山頂部20aに接触させておくかによって自動開き角を任意に変更できる。洋式便器のサイズやユーザーのニーズに適切に対応させるために、たとえば、自動開き角可変範囲を開角10°〜40°の範囲とした場合、その範囲内の最小の開角10°から自動的に開くように設定するには、山頂部13aの緩やかな傾斜面13b寄りの一端部位がカムフォロア20の山頂部20aに接触するように(図10(a)中の実線で示す状態を参照)設定し、最大の開角40°から自動的に開くように設定するには、山頂部13aのストッパー壁面13d寄りの他端部位がカムフォロア20の山頂部20aに接触するように(図10(a)中の仮想線Mで示す状態を参照)設定し、その中間の開角(例えば、30°)で自動的に開くように設定するには山頂部13aの前記一端部位と前記他端部位の中間部位がカムフォロア20の山頂部20aに接触するように設定する。
変更後は、止めねじ32の締め込みによりカム13をカムケース6に固定する。このカム13の固定手段としては、その他に、例えば、図12に示すように、カムケース6の周壁一部に設けた雌ねじ34に止めねじ35をねじ込み、この止めねじ35の先端でカム13の外周面一部を押し付けるようにすることもできる。
カム13の傾斜面13cの傾斜角度(平らな内底面6bと成す角度)は、便蓋1の開き状態で、図7、図10(c)に示すように、カムフォロア20の傾斜面20cと接触し、スライダー9に作用するばね部材10のばね圧Wを伴って便蓋1の自重による閉じ方向への回転トルクよりも大きい開き方向Xの回転力が発生する角度に設定している。
図2(a)は便蓋1が開角90度を少し越えて後方へ少し傾いた開き状態を示している。この開き状態では、図7、図10(c)に示すように、ばねケース7は固定状態にあり、カム13はばね部材10のばね圧と、スライダー9のカムフォロア20の傾斜面20cと接触しているカム13の傾斜面13cの傾斜角度とにより開き方向Xの回転力が発生している。その開き方向の回転力は任意の角度(カム13の傾斜面13cとカムフォロア20の傾斜面20cとが接触している間)で働き、自由に角度設定ができる。開き状態時ではストッパー壁面13dとカムフォロア20のストッパー壁面20dとが接触することにより最大開角を規制する。この便座2の最大開角の規制手段としては、ばねケース7の開放端部7aにストッパー突起21を設け、カムケース6の開放端部6aに設けた切欠22内の一端部22aをストッパー突起21に係合させ、この係合により便座2の最大開角を規制することもできる。
その際、便蓋1が自動的に開き始める自動開き角度が小さ過ぎたり、あるいは大き過ぎたりしてユーザーの好みに合わない場合は、上述した便座2の自動開き角度の変更操作要領と同じ要領で、便蓋1の自動開き角度を好みに合うように変更することができる。
1 便蓋
2 便座
3 洋式便器
6 カムケース
6a 開放端部
6b 内底面
7 ばねケース
7a 開放端部
8 ヒンジ軸
9 スライダー
10 ばね部材
13 カム
13a 山頂面
13c 傾斜面
20 カムフォロア
20a 山頂面
20c 傾斜面
27 自動開き角可変機構
28 操作口
29 工具
31 ねじ装入孔
32,35 止めねじ
Claims (4)
- 相対的に開閉回動される第1の部材と第2の部材のうちの一方の部材に固定された有底筒状のカムケースと、このカムケースの開放端部内に、その開放端部が相対回動可能に嵌合されるように前記第1の部材と第2の部材のうちの他方の部材に固定された有底筒状のばねケースと、前記カムケースと前記ばねケースの同一回動軸心に貫通されて前記カムケースと前記ばねケースとを連結したヒンジ軸と、該ヒンジ軸に挿通されて前記ばねケース内に軸心方向に移動可能に且つ回り止め状に収容されたスライダーと、前記ばねケース内に収容され前記スライダーを前記カムケース側に押圧付勢するばね部材と、前記カムケースの内底面の前記ヒンジ軸周りに配備され、径方向で対向する少なくとも一対の、断面台形の山形状で、平らな山頂面と、この山頂面の一端から前記カムケースの内底面に向かって所定の傾斜角度で下る自動開き作動用の傾斜面とを有するカムと、前記スライダーの先端における前記ヒンジ軸の周りに一体に形成され、前記カムケースの回動に伴い前記カムに対し摺接する平らな山頂面と、前記カムの傾斜面に倣う傾斜面を有する断面台形状のカムフォロアと、を備えており、
前記第1の部材または第2の部材の開き状態では、前記カムが、前記スライダーに作用する前記ばね部材のばね圧と、前記カムフォロアの傾斜面と接触する前記カムの傾斜面の傾斜角度とによって、前記第1の部材または第2の部材の自重による閉じ方向への回転トルクよりも大きい開き方向の回転トルクが発生するようにしてあるチルトヒンジにおいて、
前記第1の部材または第2の部材が自動的に開き始める作用を働く自動開き角度を変更可能にした自動開き角可変機構を備えていることを特徴とする、チルトヒンジ。 - 前記自動開き角可変機構が、前記カムを前記ヒンジ軸まわりに回転可能に且つ所定回転位置で前記カムケースに対し固定可能に備えて、前記カムの回転操作により前記カムフォロアの山頂部に対する前記カムの山頂部の接触位置を変更させるようにしてなる、請求項1記載のチルトヒンジ。
- 前記カムを前記ヒンジ軸まわりに回転させる手段が、前記カムケースの前記カム近傍箇所に、先端を前記カムに係合させて該カムを前記ヒンジ軸まわりに回転させる工具を抜差し可能とする操作口を開口してなる、請求項2記載のチルトヒンジ。
- 前記カムを前記カムケースに対し固定させる手段が、前記カムと前記カムケースとを止めつける止めねじからなる、請求項2記載のチルトヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009070U JP3118163U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | チルトヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005009070U JP3118163U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | チルトヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3118163U true JP3118163U (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=43468460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005009070U Expired - Lifetime JP3118163U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | チルトヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118163U (ja) |
-
2005
- 2005-10-31 JP JP2005009070U patent/JP3118163U/ja not_active Expired - Lifetime
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