JP3117882B2 - 挿入形検出器 - Google Patents

挿入形検出器

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JP3117882B2
JP3117882B2 JP06231775A JP23177594A JP3117882B2 JP 3117882 B2 JP3117882 B2 JP 3117882B2 JP 06231775 A JP06231775 A JP 06231775A JP 23177594 A JP23177594 A JP 23177594A JP 3117882 B2 JP3117882 B2 JP 3117882B2
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浩一 関根
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Azbil Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、挿入形検出器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の挿入形検出器の一例を示
す。この挿入形検出器1は、検出器本体(ケーシング内
に電子回路等を組み込んだもの)2に保護管3を突設
し、保護管3の先端部3a内にセンサ(図示略)収容す
ると共に、センサおよび検出器本体内の信号処理回路へ
の導線(図示略)を保護管内に収容した構造をなしてい
る。4は検出器本体2から引き出したケーブルであり、
空調機等を制御するコントローラへ接続している。この
挿入形検出器1を使用する場合は、同図に示すように、
検出器本体2をブラケット8により、ダクトの壁面等を
構成するパネル5の外面に固定することで、パネル5の
挿入孔5aから測定対象空間6内に、センサを収容した
保護管3の先端部3aを挿入する。そしてそれにより、
保護管3の先端部3aに収容したセンサによって、測定
対象空間6内を流れる気流の温度や湿度等を測定する。
なお、図において、7はパネル5の外面に設けられた断
熱材である。ここでは、ダクトの内部と外部とが異なる
温度環境または湿度環境にあり、断熱材7により両環境
が熱的に遮断されている。また、9は保護管3と挿入孔
5aとの隙間を塞ぐシール材である。検出器本体2は所
定高さに形成されたブラケット8により、断熱材7の外
側に配置されている。
【0003】この種の挿入形検出器1は、検出器本体2
を測定環境外に配置し、センサ部分のみを測定環境内に
配置する関係上、外の環境の影響を受けないように、セ
ンサ部分を測定環境内に深く挿入して、測定環境内の温
度や湿度を測定するようにしている。図示の従来の挿入
形検出器では、全長Lの保護管3を寸法L1だけ測定対
象空間6内に挿入して測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例のように、断熱材7の厚さに応じた高さのブラケッ
ト8を用いて挿入形検出器1を固定した場合、保護管3
の基端部分が所定寸法だけパネル5の外側の空間に露出
することになる。そのため、その部分を通して保護管3
の先端部(センサ部分)3a側に熱伝達によって外部環
境の影響が及びやすくなる。そこで、外部環境の影響が
センサ部分にできるだけ及ばないようにするため、保護
管3の全長を長くして、測定対象空間6に対する挿入長
さL1を長くすると共に、保護管3の径を小さく、肉厚
を薄くしている。しかし、振動や衝撃に対する機械的強
度が低下して、現場での取付け作業時に破損を招いた
り、保護管3と検出器本体2とを樹脂で一体成形する場
合には、樹脂の流れ性等の加工性が悪くなってコスト高
になったりするという問題点があった。また、この挿入
形検出器を空調用のダクトに用いる場合、ダクトが天上
裏の狭い空間に設けられていることが多く、保護管が長
いとダクトに挿入する作業が困難であった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、保護管の測定対象空間に対する
挿入長さを実質的に増大することができ、それにより保
護管の全長の短縮化、大径化を可能にし、振動や衝撃の
影響を小さくし、取付作業性を向上し得る挿入形検出器
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る挿入形検
出器は、検出器本体に突設した保護管を、パネルに形成
した挿入孔から測定対象空間内に挿入する挿入形検出器
において、上記パネルへの取付部と上記保護管の外周を
囲む筒部とを有するブラケットを備え、上記保護管の外
周面と上記筒部の内周面との間に上記検出器本体側が閉
塞されると共に反対側が上記測定空間に連通されてなる
隙間を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明における挿入形検出器は、測定対象空
間に連通する隙間が筒部の検出器本体側にまで延びてい
るので、実質的に筒部の先端まで測定対象空間が延びた
ことになる。したがって、パネルの外面に断熱材がある
場合、その断熱材の厚さ相当分だけ筒部の長さを設定し
ておけば、断熱材の外側に検出器本体を配置しながら、
断熱材の厚さ分だけ測定対象空間を外側に延ばして、実
質的な保護管の測定対象空間への挿入長さを延長するこ
とができる。また、保護管の外周側に測定対象空間に連
通する断熱層ができることになるため、筒部の外側の環
境からの熱的影響を保護管が受けにくくなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は実施例の挿入形検出器を示す断面図で
あり、図において、1は挿入形検出器、2は検出器本
体、3は保護管である。この場合の保護管3は、少なく
ともその基端部が検出器本体2のケーシングと一体に樹
脂成形されている。また、保護管3の先端部11の周壁
には通気窓11aが形成され、そこから入り込んだ気流
が、内部に収容したセンサ(図示せず)に接するように
なっている。なお、センサは図示しない保護フィルタに
より包囲されている。
【0009】ダクトの縦壁面を構成するパネル5には、
挿入形検出器1の保護管3を挿入するための挿入孔5a
が形成されており、その外側に、樹脂成形品として構成
されたブラケット20が固定されている。このブラケッ
ト20は、フランジ21と円筒部22とからなるもの
で、円筒部22の内径は保護管3の外径よりも4〜5m
m程度大きく、円筒部22の外径はパネル5の挿入孔5
aに通せる大きさに設定されている。フランジ21は、
円筒部22の外周に一体化されており、パネル5の外面
にネジ止めされている。このフランジ21は、円筒部2
2の一端および他端から異なる距離の位置に形成されて
おり、フランジ21から円筒部22の一端までの長さの
方が、フランジ21から円筒部22の他端までの長さよ
りも長く設定されている。ここでは、長い方を長管部2
2aと称し、短い方を短管部22bと称する。
【0010】長管部22aの長さはおおよそ断熱材7の
厚さ以上に設定され、短管部22bの長さは、検出器本
体2の係合部27に対する被係合部28を形成できる程
度の長さに形成されている。そして、長管部22aおよ
び短管部22bの各端部に、それぞれ検出器本体2に形
成した係合部27とロック可能な同種の被係合部28が
形成され、ブラケット20の取付態様を選択することに
より、いずれかの被係合部28に対して検出器本体2の
係合部27をロックできるようになっている。ここで
は、長管部22a側がパネル5の外面側に突出し、短管
部22bがパネル5の挿入孔5a内に挿入されており、
その状態で、フランジ21がパネル5の外面にパッキン
23を介してネジ止めされている。
【0011】そして、挿入形検出器1は、保護管3を円
筒部22の内部を通して測定対象空間6内に挿入した状
態で、ブラケット20に固定されている。即ち、円筒部
22の先端の被係合部28に検出器本体2の係合部27
をロックさせることにより、ブラケット20の先端に検
出器本体2が固定されており、その状態でブラケット2
0の円筒部22の内周面と保護管3の外周面との間に、
約1mm以上、好適には約2〜2.5mmの隙間25が
確保されている。なお、円筒部22が長い場合には、円
筒部22の内周面あるいは保護管3の外周面に適当な凸
部を形成して保護管3を支持し、隙間25を確保すると
共に保護管3を補強してもよい。この場合、隙間25
は、検出器本体2側の端部25aがOリング26により
封止され、反対側の端部25bが開放されて測定対象空
間6に連通している。Oリング26は、円筒部22の端
部に設けられたテーパー部と検出器本体2の壁面と保護
管3の外周面との間に配置され、上記テーパー部の方向
に検出器本体2の壁面が押し付けられることにより、円
筒部22の端部と検出器本体2の隙間をシールすると共
に保護管3を円筒部22の中心に配置させる。
【0012】なお、検出器本体2の係合部27とブラケ
ット20の被係合部28は、相互にロックするものであ
ればどのようなものであってもよいが、ここでは、係合
部27側の突起を、被係合部28側の溝に嵌め込み、そ
の状態で係合部27側を回転させることにより、溝と突
起をロックさせる構造のものが採用されている。
【0013】このような構成においては、測定対象空間
6に連通する隙間25が円筒部22の先端側にまで延び
ているので、実質的に円筒部22の先端まで測定対象空
間6が延びたことになる。したがって、断熱材7の外側
に検出器本体2を配置しながら、ほぼ断熱材7の厚さ分
だけ測定対象空間6を延ばして、実質的な保護管3の挿
入長さを延長することができる。つまり、保護管3の全
長Lを略全部、測定対象空間6に対する挿入長さとする
ことができ、保護管3の全長を短縮することができる。
その結果、挿入形検出器1の加工性、取付作業性の向上
が図れる。また、保護管3の外周側に隙間25による断
熱層ができる上、ブラケット20および保護管3も樹脂
製であり、金属製やセラミック製に比べて熱伝導率が低
いので、ブラケット20の外側の環境からの熱的影響を
保護管3の先端部11が受けにくくなり、保護管3の挿
入長さを増加したのと同じ条件を作り出せる。なお、隙
間25はある程度大きいほうが望ましいが、設計の都合
等で、極めて小さくせざるを得ない場合においても相応
の効果を得ることができる。すなわち、外部から円筒部
22への熱量の流入(流出)によって隙間25の空気の
温度が変化すると測定対象空間との間に温度差が生じ、
この温度差により対流が生じて隙間25内の空気と測定
対象空間の空気とが循環するので、隙間25を設けなか
った場合に比べて、上記の熱量が保護管3へ伝わり難く
なるからである。よって、外部環境の影響が保護管3の
先端部(センサ部分)11に及ぶのを極力抑制すること
ができ、その分保護管3の長さを短くし、径を大きくし
て保護管3の強度を増加でき、結果的に耐振動性や耐衝
撃性を向上できる。また、保護管3の径の拡大が図れる
ことから、内部に電気部品を収容する際のスペースの拡
大を図ることができ、組み付け作業等もやりやすくな
る。また、保護管3の長さ及び径を従来通りとした場合
には、検出精度の向上を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、保護管の周囲に形成された隙間により測定対象空間
に対する保護管の挿入長さを実質的に増加できるので、
外部環境からの影響を増加させることなく保護管自身の
全長を短縮したり径を大きくすることができる。保護管
の全長を短縮すると加工性や取付作業性を向上でき、保
護管の径を大きくすると保護管の機械的強度を向上でき
る。また、保護管の全長を短縮したり径を大きくする必
要がない場合には、保護管の全長および径を従来通りと
すれば、外部環境からの影響を極めて微少にすることが
でき、検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による挿入形検出器を示す
断面図である。
【図2】従来の挿入形検出器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 挿入形検出器 2 検出器本体 3 保護管 5 パネル 5a 挿入孔 6 測定対象空間 11 先端部 20 ブラケット 22 円筒部 25a,25b 端部 25 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出器本体に保護管を突設し、この保護
    管の先端部内にセンサを収容し、この保護管をパネルに
    形成した挿入孔から測定対象空間内に挿入して温度、湿
    度等の物理量を測定する挿入形検出器において、上記パ
    ネルへの取付部と上記保護管の外周を囲む筒部とを有す
    るブラケットを備え、上記保護管の外周面と上記筒部の
    内周面との間に隙間を設け、この隙間の上記検出器本体
    側が閉塞されると共に反対側が上記測定空間に連通され
    てなる挿入形検出器。
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