JP3117736B2 - 水上浮体装置 - Google Patents

水上浮体装置

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JP3117736B2
JP3117736B2 JP03039187A JP3918791A JP3117736B2 JP 3117736 B2 JP3117736 B2 JP 3117736B2 JP 03039187 A JP03039187 A JP 03039187A JP 3918791 A JP3918791 A JP 3918791A JP 3117736 B2 JP3117736 B2 JP 3117736B2
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紘一郎 坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水上に浮かべられる
複数の浮体を互いに結合させてレジャー等に用いるよう
にした人工の浮き島や浮桟橋等の水上浮体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記水上浮体装置には、従来、例えば特
願昭63‐103388号明細書、および図面で示され
るものがある。
【0003】これによれば、水面に沿って並設されるよ
水上に複数の浮体が浮かべられ、これら浮体同士を係
脱自在に係止させる係止手段が設けられている。そし
て、この係止によって浮体同士が結合させられ、これに
よって所望の浮き島等が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に海洋で
は、水上に大きな波が生じることがあり、この時には、
互いに結合された浮体は、相対的に大きく上下動や揺動
するなど相対変動を繰り返すことになる。この場合、上
記従来構成では、浮体同士は単に係止手段に係止されて
いるだけのため、上記相対変動によってこの係止が不意
に外れるおそれを生じる。
【0005】そこで、従来、上記浮体同士を互いに結合
させる締結手段を備えた水上浮体装置が提案されている
(特開昭49‐111388号公報)。
【0006】しかし、上記公報のものでは、締結手段へ
の締結作業によって各浮体同士を締結させようとすると
き、上記締結手段に対する締結作業のねじ込みと共回り
の阻止作業とは、上記各浮体の上、下の双方側から同時
にする必要があり、もって、上記各浮体同士を結合させ
るための作業が煩雑になるおそれがある。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、浮体同士が大きく相対変動しても、
これら両者の結合が不意に外れないようにすると共に、
上記各浮体同士を結合させるための作業が容易にできる
ようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、水面に沿って並設さ
れるように水上に浮かべられる複数浮体2と、互いに
隣り合う各浮体2を互いに締結させる締結手段3とを備
えた水上浮体装置において、
【0009】上記締結手段3が、隣り合う各浮体2の互
いに対向する各側面にそれぞれ突設 される被締結部9
と、平面視で、これら各被締結部9の間に形成される隙
間8aと、この隙間8aをその上方から下方に向けて貫
通可能とされると共に上記各被締結部9の下方に配置可
能とされその軸心15が上記隙間8aを通りほぼ鉛直方
向に延びる被締結体19と、上記各被締結部9の上方に
位置すると共に上記軸心15上に位置して上記被締結体
19とねじ合わされる締結体14と、この締結体14を
上記軸心15回りで上記被締結体19にねじ込むとき、
このねじ込みに伴う上記被締結体19の共回りを阻止す
る共回り防止具26と、上記締結体14および/もしく
は被締結体19と各被締結部9とを互いに係脱自在に係
止させる係止手段(10,13)(13,37)(3
8,42)とを備え、上記締結体14の被締結体19へ
のねじ込みにより上記各被締結部9が互いに締結される
と共に、上記係止手段(10,13)(13,37)
(38,42)による係止状態が保持されるようにし
点にある。
【0010】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0011】締結手段3への締結作業によって、隣り合
う各浮体2同士を結合させようとするときには、まず、
締結体14と被締結体19とをねじ合わせて、この被締
結体19が上記締結体14よりも下側に位置するように
してその軸心15をほぼ鉛直にさせる。
【0012】次に、上記被締結体19を、上記各浮体2
の被締結部9の間の隙間8aに対しその上方から下方に
向かうよう貫通させると共に、上記被締結部9の下方に
配置させる。
【0013】次に、上記係止手段によって締結体14お
よび/もしくは被締結体19と各被締結部9とを互いに
係止させると共に、上記締結体14への締結作業によっ
て、この締結体14を軸心15回りに回転させると、こ
の締結体14が上記被締結体19にねじ込まれる。この
際、上記締結体14のねじ込みに伴う上記被締結体1
の共回りは共回り防止具26によって阻止される。そし
て、上記締結体14の上記被締結体19へのねじ込みに
より、上記各被締結部9が互いに締結されると共に、上
記係止手段による係止状態が保持されて、各浮体2同士
が結合させられる。
【0014】よって、上記各浮体2同士は係止に加えて
締結によって互いに結合させられることから、浮体2同
士の結合を単に係止手段による係止で行っていた従来に
比べて、この結合がより確実になされることとなる。
【0015】また、各浮体2同士を結合させるための上
記した締結手段3への締結作業は、各浮体2の上、下側
のうち一方側である上方側だけですることができること
から、上記締結作業を双方側から同時にする必要があっ
た従来の技術に比べて、この締結作業は容易となる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0017】(第1実施例)
【0018】図1から図8は第1実施例を示している。
【0019】図2と図3において、符号1は水上浮体装
置であり、具体的には、海や湖等の水上に浮かべられる
平坦な人工の浮き島である。この水上浮体装置1は水面
に沿って水平方向に並設されるよう水上に浮かべられる
多数の浮体2と、互いに隣り合う各浮体2同士を互いに
結合させる締結手段3とを備えている。
【0020】上記の場合、浮体2は平面視正六角形
で、柱状をなし、互いに同じ大きさをなしている。そし
て、これら浮体2は互いに隙間なく規則的に配設され、
ほぼ鉛直方向に延びる縦軸4周りに集合した三つの浮体
2の各角部が上記締結手段3により互いに締結されてい
る。
【0021】図1、および図3から図5において、上記
浮体2はポリエチレン樹脂製の中空体である。上記浮体
2の上面5は上方に向う凸状の円弧面をなし、これによ
り上面5の排水性と、所定の強度とが確保されている。
また、この上面5の表面には多数の小さな突起(図示せ
ず)が形成されていて、これが水上浮体装置1上を歩い
たり走ったりする人の滑り止めとなっている。一方、上
記浮体2の下面6は上記上面5と上下対称で同形状であ
り、つまり、浮体2は上下反転させても同じ条件で使用
できるようになっている。更に、上記浮体2の平面視に
おける各角部にはこの角部に沿って上下方向に延びる円
弧凹状の縦溝7が形成されている。
【0022】図1から図において、前記締結手段3に
つき説明する。
【0023】上記締結手段3は、隣り合う各浮体2の互
いに対面する各側面にそれぞれ一体的に突設される被締
結部9を有している。この被締結部9は上記各縦溝7の
上下方向の中央で、この縦溝7の底面から水平方向外方
に向って突設され、この被締結部は軸心縦向きの係
止孔10が形成されている。
【0024】また、前記したように多数の浮体2が隙間
なく並設されて、上記縦軸4周りに三つの浮体2の各角
部が集合しているが、上記縦軸4周りには三つの縦溝7
によって同上縦軸4上に円柱孔8が形成されている。そ
して、この円柱孔8内で、上記各被締結部9の係止孔1
0が上記縦軸4周りに周方向等間隔に位置ている。
【0025】また、上記縦軸4周りの上記各被締結部9
の間には、平面視で、上記縦軸4を中心とした放射状の
隙間8aが形成され、この隙間8aは上記円柱孔8の上
下方向の中途部を構成している。
【0026】図1と図6とにおいて、上記隙間8aをそ
の上方から下方に向けて貫通可能とされると共に上記縦
軸4周りの各被締結部9の下方に配置可能とされその軸
心1 5が上記隙間8aを通りほぼ鉛直方向に延びる被締
結体19が設けられている。
【0027】上記各被締結部9の上方に位置すると共
に、上記軸心15上に位置して上記被締結体19とねじ
合わされる締結体14が設けられている。
【0028】上記締結体14は、上記軸心15上に位置
する円柱形状の係止部11と、上記軸心15上で上記係
止部11に形成される内孔16とを有し、上記係止部1
1の下面には、上記軸心15周りで周方向等間隔に三
の係止突起13が一体的に突設されている。
【0029】そして、上記係止部11を上記円柱孔8に
その上方から挿入させると、上記各係止突起13は、前
記したように縦軸4周りに位置した三つの係止孔10に
対し係脱自在に係合して、上記締結体14と各被締結部
9とを係脱自在に係止させるようになっており、つま
り、上記係止孔10と係止突起13とは、上記締結体1
4と各被締結部9とを係脱自在に係止させる係止手段
(10,13)を構成している
【0030】記係止部11は中空体とされて、この係
止部11の軽量化と、浮力発生に寄与している。また、
上記締結体14は、上記内孔16に上方から挿入される
ボルト17を有し、このボルト17はその下部ねじ部
18を有している。
【0031】前記被締結体19は、上記締結体14のボ
ルト17のねじ部18にねじ付けられるナット20と、
このナット20から平面視で放射状に一体的に突出する
三本のアーム部21とを備え、これらアーム部21は周
方向等間隔に配置されている
【0032】上記の場合、ボルト17の頭部23は内孔
16上端の環状凹部16aに嵌り込んで、浮体2、係止
部本体12、および頭部23の各上面がほぼ面一となっ
ている。そして、これら係止部本体12や頭部23の上
面も水上浮体装置1の踏み面の一部を形成している。
【0033】上記締結体14を軸心15回りで上記被締
結体19にねじ込むとき、このねじ込みに伴う被締結体
19の共回りを阻止する共回り防止具26が設けられて
いる。この共回り防止具26は、上記各アーム部21の
上面に形成される凹嵌部24を有している。一方、係止
孔10に係合した係止突起13の下端は同上係止孔10
から下方に突出しており、この係止突起13の下端と上
記凹嵌部24とは、上記軸心15回りのボルト17とナ
ット20の相対回動で嵌脱自在に嵌合している。
【0034】そして、図1中矢印Aで示す方向(ねじ込
み方向)にボルト17を回転させるとき、これに伴い
ット20が共回りすると、上記凹嵌部24が係止突起1
3の下端に嵌合して上記凹嵌部24の内面が係止突起1
3の下端に当接し、これにより、上記ボルト17に対す
るナット20それ以上の共回りが防止される。
【0035】更に、上記ボルト17の下端にはストッパ
25が溶着されている。そして、ボルト17とナット
を相対回動させて、ナット20がねじ部18に対し相
対的に下方移動するとき、上記凹嵌部24の上端が係止
突起13の下端よりも下方にまで下がることを、上記ス
トッパ25が阻止する。
【0036】また、符号27はナット20の回り止め突
起で、上記ボルト17を図1中矢印Aと逆方向(緩み方
向)に回転させるとき、これにナット20が共回りしよ
うとするときには、上記回り止め突起27が被締結部
に当接し、これにより上記ナット20の共回りが防止さ
れる。更に、28はボルト17をねじ回す際、工具を係
合させる工具用孔である。
【0037】次に、上記締結手段3により、浮体2を互
いに結合させる手順につき説明する。
【0038】まず、図2中矢印で示すように、互いに結
合させようとする三つの浮体2の各角部を縦軸4周りに
集合させる。
【0039】一方、図7で示すように、上記締結体14
と被締結体19とをねじ合わせて、この被締結体19が
締結体14よりも下側に位置するようにしてその軸心1
5をほぼ鉛直にさせ、上記浮体2の集合により形成され
た円柱孔8にその上方から締結体14と被締結体19
組み立て体を嵌入させる。この際、図6中仮想線で示す
ように、被締結体19を上記隙間8aに嵌入させ、この
嵌入状態、係止突起13の下端が上記軸心15回りで
凹嵌部24から離脱する方向(図6中矢印Bの方向)に
係止部11を回動させ、各係止突起13をそれぞれ係止
孔10に合致させる。そして、ここで、係止手段(1
0,13)により、上記締結体14と各被締結部9とを
互いに係止させる。つまり、係止部11をボルト17と
共に下方に移動し、各係止突起13を係止孔10に嵌入
させ、各浮体2を互いに係止させる。また、このとき、
被締結体19は、ボルト17と共に下方移動して被締結
部9よりも下側に位置することとなる
【0040】次に、図8で示すようにスパナ30の爪を
前記工具用孔28に嵌入させて、図8中矢印Cの方向
(図1中矢印Aおよび、図6中矢印Bの方向と同じ)に
ボルト17を回転させ、そのねじ部18をナット20
ねじ込む。すると、このねじ込みの当初には、上記ボル
ト17に被締結体19が共回りするが、その後は、同上
図6中実線で示すように凹嵌部24が係止突起13の下
端に嵌合する。そして、これにより上記被締結体19の
共回りが防止される。
【0041】上記ボルト17を更に回転させて被締結体
19のナット20にねじ込むと、図1で示すように、
記各被締結部9が締結体14の係止部11と被締結体1
9とにより上下から挟み付けられるよう締結されて、
記係止手段(10,13)による締結体14と各被締結
部9の互いの係止状態が保持され、これによって、各
体2同士が互いに結合される。
【0042】次に、上記結合を解除するときには、ボル
ト17を上記とは逆に回転させ、被締結体19を緩め
る。この際、この被締結体19はボルト17と共回りし
ようとするが、回り止め突起27が被締結部9に当接す
ることにより上記共回りが防止される。以下、前記結合
時の手順を逆にすれば、上記結合を解除させることがで
きる。
【0043】以下の各図は他の実施例を示している。こ
れら各実施例については、上記第1実施例と異なる構成
について説明し、共通の構成で図示したものについて
は、共通の符号を付してその説明を省略する。
【0044】(第2実施例)
【0045】図9と図10は第2実施例を示している。
【0046】これによれば、ボルト17の頭部23が円
柱孔8に嵌り込むだけの大きさを有して、係止部11を
上方から覆っている。また、上記頭部23の外周面に
は、その径方向対称位置に縦向きの係合溝32が一対形
成され、この係合溝32はボルト17を回転させるとき
にスパナ30を係合させ、もしくは、作業者の指を嵌入
させるものとなっている。
【0047】更に、上記頭部23の中央には凹部33が
形成され、この凹部33は水上浮体装置1上にセットさ
れるもの、例えば、パラソルや旗などの係止用等に用い
られる。
【0048】また、符号34はねじ部18に一体成形さ
れた抜け止め突起で、この抜け止め突起34とボルト1
7の頭部23との間に、係止部11が挟まれており、つ
まり、係止部11がねじ部18から不意に抜け落ちるこ
とが防止されている。
【0049】(第3実施例)
【0050】図11から図13は、第3実施例を示して
いる。
【0051】これによれば、各縦溝7の上下方向の中途
部が膨出して被締結部9が形成され、三つの浮体2の各
角部が集合したときには、三つの上記被締結部9の各突
出端面で隙間8aが形成されることとなっている。
【0052】上記被締結部9の上面には円弧溝37が形
成され、また、同上被締結部9の下面にも有底円形の係
止孔38が形成されている。そして、三つの浮体2の各
角部が集合したときには、三つの上記円弧溝37が縦軸
4を中心とした円環状をなし、ま、三つの上記係止孔
38も縦軸4を中心として周方向等間隔に配置されるよ
うになっている。
【0053】前記締結体14は、その上端部を構成して
前記したように円環状とされた三つの円弧溝37にその
上方から係脱自在に係合する円環状の係止突起13を有
し、上記締結体14の下部はナット45とされて上記隙
間8aに嵌入させられている。上記締結体14は、上記
各円弧溝37に対し縦軸4(軸心15)回りで上記係止
突起13が摺動しながら回転可能とされている。この締
結体14の上面は、各浮体2の上面5とほぼ面一とされ
ている。この場合、各円弧溝37と係止突起13とは、
上記締結体14と各被締結部9とを互いに係脱自在に係
止させる係止手段(13,37)を構成している。
【0054】前記被締結体19は、その上端部が上記ナ
ット45と軸心15上でねじ合わされるボルト46とさ
れて上記隙間8aに嵌入させられている。
【0055】上記被締結体19はその下端部に上記のよ
うに縦軸4を中心として周方向等間隔に配置された三つ
の係止孔38にその下方から嵌脱自在に嵌入するアーム
部42を有している。上記被締結体19の下面は上記各
浮体2の下面6とほぼ面一とされている。この場合、各
係止孔38とアーム部42とは、上記被締結体19と
被締結部9とを互いに係脱自在に係止させる他の係止手
段(38,42)を構成している。
【0056】図11で示すように、上記各被締結部9
は、締結体14の係止突起13と被締結体19のアーム
部42とにより上下から挟み付けられるよう締結されて
いる。
【0057】また、上記の場合、係止孔38とアーム部
42は共回り防止具26を構成している。
【0058】上記締結体14の上面には三つの操作凹部
48が形成され、この操作凹部48は締結体14を回転
させるときに、作業者の指を嵌入させるものとなってい
る。
【0059】各浮体2を互いに結合させようとするとき
には、図13で示すようにナット45にボルト46を予
めねじ合わせておき、次に、隣り合う被締結部9の間の
隙間8aにアーム部42を通してこのアーム部42を浮
体2の下方に位置させる(図12中仮想線図示)。
【0060】次に、アーム部42を同上図12中仮想線
で示す状態から縦軸4周りに60°回転させ、この各ア
ーム部42端をそれぞれ係止孔38に合致させる(図1
1中仮想線、図12中破線図示)。この状態から、締結
体14と被締結体19とを一体的に引き上げると、各ア
ーム部42端がそれぞれ係止孔38に嵌入する。
【0061】この状態から、締結体14をねじ回して
ナット45ボルト46にねじ込むと、係止部11が各
円弧溝37に嵌り込んで、上記円弧溝37への係止突起
13の係合状態と、係止孔38へのアーム部42の嵌入
状態が保持される。つまり、上記係止手段(13,3
7)(38,42)による締結体14と各被締結部9の
互いの係止状態が保持され、これによって、各浮体2同
士が互いに結合される(図11中実線図示)。
【0062】(その他の実施例)
【0063】図14から図16は第4実施例で、浮体2
は平面視正三角形をなしている。
【0064】図17と図18は第5実施例で、浮体2は
平面視正四角形をなしている。
【0065】図19は第6実施例で、水上浮体装置
は、前記第1実施例、第4実施例、および第5実施例の
各浮体2を組み合わせて構成されている。
【0066】図20から図22は第7実施例で、これに
よれば、浮体2は平面視正三角形で、各辺の中央部に縦
溝7や被締結部9が形成され、これらにより締結手段
が構成されている。
【0067】図23と図24とは第8実施例で、浮体2
は平面視正四角形をなし、各辺の中央部に縦溝7や被締
結部9が形成され、これらにより締結手段3が構成され
ている。
【0068】図25から図27は第9実施例で、浮体2
は平面視正六角形をなし、各辺の中央部に縦溝7や被締
結部9が形成され、これらにより締結手段3が構成され
ている。
【0069】図28と図29とは第10実施例で、浮体
2は平面視正八角形をなし、各辺の中央部に縦溝7や
締結部9が形成され、これらにより締結手段3が構成さ
れている。
【0070】なお、以上は図示の例によるが、締結手段
3の上部を浮体2の上方にまで大きく突出させ、これを
例えばテントやパラソルの柱に用いるようにしてもよ
い。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、水面に沿って並設さ
れるように水上に浮かべられる複数浮体と、互いに隣
り合う各浮体を互いに締結させる締結手段とを備えた水
上浮体装置において、
【0072】上記締結手段が、隣り合う各浮体の互いに
対向する各側面にそれぞれ突設される被締結部と、平面
視で、これら各被締結部の間に形成される隙間と、この
隙間をその上方から下方に向けて貫通可能とされると共
に上記各被締結部の下方に配置可能とされその軸心が上
記隙間を通りほぼ鉛直方向に延びる被締結体と、上記各
被締結部の上方に位置すると共に上記軸心上に位置して
上記被締結体とねじ合わされる締結体と、この締結体を
上記軸心回りで上記被締結体にねじ込むとき、このねじ
込みに伴う上記被締結体の共回りを阻止する共回り防止
具と、上記締結体および/もしくは被締結体と各被締結
部とを互いに係脱自在に係止させる係止手段とを備え、
上記締結体の被締結体へのねじ込みにより上記各被締結
部が互いに締結されると共に、上記係止手段による係止
状態が保持されるようにしている。
【0073】このため、上記した締結手段への締結作業
によって、隣り合う各浮体同士を結合させようとすると
きには、まず、上記締結体と被締結体とをねじ合わせ
て、この被締結体が上記締結体よりも下側に位置するよ
うにしてその軸心をほぼ鉛直にさせる。
【0074】次に、上記被締結体を、上記隙間に対しそ
の上方から下方に向かうよう貫通させると共に、上記被
締結部の下方に配置させる。
【0075】次に、上記係止手段によって締結体および
/もしくは被締結体と各被締結部とを互いに係止させる
と共に、上記締結体への締結作業によって、この締結体
を軸心回りに回転させると、この締結体が上記被締結体
にねじ込まれる。この際、上記締結体のねじ込みに伴う
上記被締結体の共回りは上記共回り防止具によって阻止
される。そして、上記締結体の上記被締結体へのねじ込
みにより、上記各被締 結部が互いに締結されると共に、
上記係止手段による係止状態が保持されて、各浮体同士
が結合させられる。
【0076】よって、上記各浮体同士は係止に加えて締
結によって互いに結合させられることから、浮体同士の
結合を単に係止手段による係止で行っていた従来に比べ
て、この結合がより確実になされ、よって、波などによ
り浮体同士が大きく相対変動してもこれら両者の結合が
不意に外れるということは防止される。
【0077】また、各浮体同士を結合させるための上記
した締結手段への締結作業は、各浮体の上、下側のうち
一方側である上方側だけですることができることから、
上記締結作業を双方側から同時にする必要があった従来
の技術に比べて、この締結作業は容易となる。
【0078】よって、上記各浮体同士を結合させるため
の作業が容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、結合装置の縦断面図である。な
お、図1から図8は第1実施例である。
【図2】浮き島の斜視図である。
【図3】浮き島の平面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視図である。
【図5】図3の5‐5線矢視図である。
【図6】図1の6‐6線矢視断面図である。
【図7】結合装置の展開斜視図である。
【図8】結合装置に対する操作を示す斜視図である。
【図9】第2実施例で、図10の9‐9線矢視断面図で
ある。
【図10】第2実施例で、結合装置の平面図である。
【図11】第3実施例で、図12の11‐11線矢視図
である
【図12】第3実施例で、結合装置の平面図である。
【図13】第3実施例で、結合装置の展開斜視図であ
る。
【図14】第4実施例で、浮き島の平面図である。
【図15】第4実施例で、図14の15‐15線矢視図
である。
【図16】第4実施例で、図14の16‐16線矢視図
である。
【図17】第5実施例で、浮き島の平面図である。
【図18】第5実施例で、図17の18‐18線矢視図
である。
【図19】第6実施例で、浮き島の平面図である。
【図20】第7実施例で、浮き島の平面図である。
【図21】第7実施例で、図20の21‐21線矢視図
である。
【図22】第7実施例で、図20の22‐22線矢視図
である。
【図23】第8実施例で、浮き島の平面図である。
【図24】第8実施例で、図23の24‐24線矢視図
である。
【図25】第9実施例で、浮き島の平面図である。
【図26】第9実施例で、図25の26‐26線矢視図
である。
【図27】第9実施例で、図25の27‐27線矢視図
である。
【図28】第10実施例で、浮き島の平面図である。
【図29】第10実施例で、図28の29‐29線矢視
図である。
【符号の説明】 水上浮体装置 2 浮体 3 締結手段 8a 隙間被締結部 10 係止孔(係止手段) 11 係止部13 係止突起(係止手段) 14 締結体 15 軸心 19 被締結体 26 共回り防止具 37 円弧溝(係止手段) 38 係止孔(係止手段) 42 アーム部(係止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 35/38 E01D 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に沿って並設されるように水上に浮
    かべられる複数浮体と、互いに隣り合う各浮体を互い
    に締結させる締結手段とを備えた水上浮体装置におい
    て、 上記締結手段が、隣り合う各浮体の互いに対向する各側
    面にそれぞれ突設される被締結部と、平面視で、これら
    各被締結部の間に形成される隙間と、この隙間をその上
    方から下方に向けて貫通可能とされると共に上記各被締
    結部の下方に配置可能とされその軸心が上記隙間を通り
    ほぼ鉛直方向に延びる被締結体と、上記各被締結部の上
    方に位置すると共に上記軸心上に位置して上記被締結体
    とねじ合わされる締結体と、この締結体を上記軸心回り
    で上記被締結体にねじ込むとき、このねじ込みに伴う上
    記被締結体の共回りを阻止する共回り防止具と、上記締
    結体および/もしくは被締結体と各被締結部とを互いに
    係脱自在に係止させる係止手段とを備え、上記締結体の
    被締結体へのねじ込みにより上記各被締結部が互いに締
    結されると共に、上記係止手段による係止状態が保持さ
    れるようにした水上浮体装置。
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