JP3117720U - ボルト付きフリーボールベアリング、及び支持テーブル、及びボルト付きフリーボールベアリング着脱工具 - Google Patents

ボルト付きフリーボールベアリング、及び支持テーブル、及びボルト付きフリーボールベアリング着脱工具 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト付きフリーボールベアリングを支持テーブルの基台に、大ボールのみが基台上面から突出するように取り付けても、基台上面側からボルト締め・緩め操作ができるようにする。
【解決手段】大ボール6を回転自在に支持する本体部4に、大ボール6の飛び出しを防止するキャップ7を被せ、本体部4の下面側に、平行二面8aを形成したスパナ掛け部8を一体に設け、その下面側にボルト部2を一体に設ける。スパナ掛け部8の平行二面8a間の寸法Tをキャップ部7の外径Dと同等以上にする。適宜の着脱工具を用いることで、上方からスパナ掛け部8の平行二面8aを保持し回して、ボルト締め・緩めを行うことができる。
【選択図】図1

Description

この考案は、ボルト付きフリーボールベアリング、及びこれを用いた搬送ないし位置決めテーブル等の支持テーブル、及び、この支持テーブルに対してボルト付きフリーボールベアリングを着脱するための着脱工具に関する。
図8に従来のボルト付きフリーボールベアリング1’を示す。このボルト付きフリーボールベアリング1’は、下面側にボルト部2を一体に持ち上面側に図示されない半球状凹面を形成した本体部4を備え、この本体部4の前記半球状凹面に沿わせて多数の図示されない小ボールを配し、その上に1つの大ボール6を載せ、かつ前記大ボール6及び小ボールの飛び出しを防ぐキャップ7を設け、さらに、本体部4の下面側でボルト部2の上部に、平行二面8a’を形成したスパナ掛け部8’を有する構造である。なお、基本構造としては図2に示した本発明実施例のものと概ね共通である。
この種のボルト付きフリーボールベアリング1’を、図9に示すように基台11上に多数配置して、積載物を大ボール6で受けて円滑な移動を可能にする搬送テーブルないし位置決めテーブル等の支持テーブル12を構成する場合がある。この種の支持テーブル12は、積載物を任意の方向に移動させることが可能であるとともに、積載物に対する摩擦抵抗が極めて小さいことから、厳格な傷付き防止あるいは高い位置決め精度の確保を必要とする製造ライン等に採用されており、例えば、ガラス板加工ラインにおけるガラス板の搬送テーブルや、液晶パネル等のFPD(フラットパネルディスプレイ)製造ラインにおけるガラス基板の位置決めテーブル等にも用いられている。
従来、上記のようなボルト付きフリーボールベアリング1’を支持テーブル12の基台11に取り付ける場合、図9に示したように、スパナ掛け部8’より上の部分が基台上面から突出する形で、基台11にあけた図示されないボルト穴にねじ込んで取り付ける。この場合、露出したスパナ掛け部8にスパナを掛けて、当該フリーボールベアリング1’の基台11に対する着脱操作(ボルト締め・緩め操作)を行うことができる。
ところで、ボルト付きフリーボールベアリングを、その大ボール6のみが基台11の上面から突出する形の埋め込み式で基台11に取り付ける構造とすることを要求される場合がある。その場合は、図8のようなボルト付きフリーボールベアリング1’では、スパナ掛け部8’にスパナを掛けることができなくなるので、そのような取り付け構造の要求に応えられない。このために、図10に示したボルト付きフリーボールベアリング1”のように、スパナ掛け部は設けずに、ボルト部2の下端面にすり割り2aを形成することが行われる。
そして、基台11に凹所11aを形成しその奥部にボルト穴11bを形成する。これにより、基台11の裏面側からマイナスドライバをボルト部2のすり割2aに当ててボルト締め・緩め操作を行うことができるので、ボルト付きフリーボールベアリング1”を、そのキャップ部7が基台11の上面から突出せず大ボール6のみが突出するように、基台11に取り付けることができる。
特開2005−119838
図8に示したフリーボールベアリング1’を、例えば液晶パネル製造ラインにおけるガラス基板の位置決めテーブルに用いる場合、その製造ラインは塵埃を厳格に避けるため位置決めテーブルもクリーンルームに設置されるので、位置決めテーブル自体が、したがって、フリーボールベアリング自体が厳格に塵埃を避ける必要がある。このため、場合により、フリーボールベアリングを構成する各部品(大ボール6、小ボール、キャップ7、一体の本体部4・ボルト部2・スパナ掛け部8’)をクリーンルームに持ち込んで、フリーボールベアリング自体をクリーンルームで組み立てる必要が生じる場合もある。この場合、キャップ7を本体部4に圧入で取り付けるキャップ圧入構造とすることは、圧入時に塵埃が発生する恐れがあることから、好ましくない。
このため、キャップ7を本体部4に対して嵌め込み式で取り付けるキャップ嵌め込み構造(本考案の実施例である図2のように、キャップ7を本体部4側に押し込んだ時に、キャップ7の係合爪7cが本体部4側の周溝4bに係合する構造)とする。
キャップ嵌め込み構造とすると、キャップ7が本体部4に対して回転可能なので、ボルト部2の締め付け・緩めの操作に、いわゆるカニ目回し(2つの穴のあいた部品を回す工具)を使用することができない。なお、前記のキャップ圧入構造であれば、キャップの上面にカニ目を設けることで、大ボール6のみが突出する状態であっても、カニ目回しを用いてボルト部の締め付け・緩めの操作を行うことができる。
したがって、大ボール6のみが基台11の上面から突出する構造とする場合は、前述した図10のボルト付きフリーボールベアリング1”のようにボルト部2にすり割2aを設けたものを用いるが、その場合、当該位置決めテーブルのメンテナンス等の際にフリーボールベアリング1”を着脱する時は、基台11の裏面側にもぐり込んでボルト締め・緩め操作をする必要があり、極めて作業性が悪い。
このような事情から、基台11の上面側からボルト締め・緩め操作ができる構造でありながら、大ボール6のみが基台上に突出するような基台への取り付けが可能なボルト付きフリーボールベアリングが望まれる。
また、カニ目回しは必ずしも操作性がよい工具とは言えないので、カニ目回しによらないボルト締め・緩め操作が可能であることが望ましい。
また、ボルト付きフリーボールベアリング1’、1”のキャップ7部分までを収容するための基台11側の凹所11aは、塵埃がたまり易い場所とならないように、キャップ7部に対して隙間があまり大きくならないことが望ましい。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ボルト付きフリーボールベアリングの複数個を基台上に取り付けた位置決めテーブル等の支持テーブルを構成する際に、基台上面側からボルト締め・緩め操作ができる構造でありながら、大ボールのみが基台上に突出するような基台への取り付けを可能とし、また、ボルト締め・緩めの操作性が良好で、かつ、キャップ部を収容する凹所を最小限に小さくすることが可能なボルト付きフリーボールベアリング、及びこれを用いた支持テーブル、及び、これを支持テーブルの基台に対して着脱操作するためのボルト付きフリーボールベアリング着脱工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の考案は、下面側にボルト部を一体に持ち上面側に半球状凹面を形成した本体部を備え、この本体部の前記半球状凹面に沿わせて多数の小ボールを配し、その上に1つの大ボールを載せ、かつ前記大ボール及び小ボールの飛び出しを防ぐキャップを設けたボルト付きフリーボールベアリングにおいて、
前記本体部の下面側でボルト部の上側に、平行二面を形成したスパナ掛け部を有するとともに、このスパナ掛け部の前記平行二面間の寸法Tを前記キャップの外径Dと同等以上にしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1のボルト付きフリーボールベアリングにおけるスパナ掛け部が、円形断面部の直径方向両側を面取りして前記平行二面を形成したものであることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1のボルト付きフリーボールベアリングの複数個を水平な基台に分布させて取り付け、積載物を前記ボルト付きフリーボールベアリングの大ボール上に載せて水平面内の任意の方向に移動可能に支持するようにした支持テーブルであって、
前記基台に、前記スパナ掛け部をその平行二面部近傍に余裕スペースを持つ形で収容可能な径の凹所を形成し、その奥部に前記ボルト部がねじ込まれるボルト穴を形成し、前記ボルト付きフリーボールベアリングを、そのボルト部を前記ボルト穴にねじ込んで基台に取り付けた時に、キャップ上面までが前記凹所内に収容されて大ボールのみが基台上面から突出するようにしたことを特徴とする。
請求項4は、請求項2記載のボルト付きフリーボールベアリングの複数個を水平な基台に分布させて取り付け、積載物を前記ボルト付きフリーボールベアリングの大ボールで受けて水平面内の任意の方向に移動可能に支持するようにした支持テーブルであって、
前記基台に、前記スパナ掛け部の円形直径より僅かに大きな円形の凹所を形成しその奥部に前記ボルト部がねじ込まれるボルト穴を形成し、前記ボルト付きフリーボールベアリングを、そのボルト部を前記ボルト穴にねじ込んで基台に取り付けた時に、キャップ上面までが前記凹所内に収容されて大ボールのみが基台上面から突出するようにしたことを特徴とする。
請求項5は、請求項2のボルト付きフリーボールベアリングを請求項4の支持テーブルの基台に対して着脱するためのボルト付きフリーボールベアリング着脱工具であって、
ボルト付きフリーボールベアリングの上方から前記キャップ部に外嵌可能な円筒部を備え、この円筒部の下端面に、前記スパナ掛け部の平行二面にそれぞれ対向する平行面を持つ2つの突起を形成したことを特徴とする。
本考案のボルト付きフリーボールベアリングによれば、本体部の下面側に設けたスパナ掛け部の平行二面間の寸法Tを、キャップ部分の外径Dと同等以上にしているので、適宜の着脱工具を用いることで、ボルト付きフリーボールベアリングの上方からスパナ掛け部の平行二面を保持し回すことが可能となる。
したがって、このボルト付きフリーボールベアリングの複数個を基台上に取り付けた支持テーブルを構成する際に、フリーボールベアリングを、基台に設けた凹所にキャップ部以下の部分を収容して大ボールのみが基台上に突出する埋め込み式で基台に取り付けた場合でも、基台上面側からボルト締め・緩め操作を行うことが可能となる。
したがって、基台の裏面側からドライバをボルト部の下端面のすり割に当ててボルト締め・緩め操作を行う方法と比べて、はるかに作業性が向上する。
また、カニ目回しによらないで基台上面側からのボルト締め・緩め操作が可能となるので、キャップの本体部への装着構造として、圧入時に塵埃が発生する恐れのあるキャップ圧入構造によらずに、そのような恐れのないキャップ嵌め込み構造を採用することができる。したがって、ボルト付きフリーボールベアリングをクリールームで組み立てる必要がある場合に特に好適である。
また、キャップ圧入構造の場合にはカニ目回しを用いて行う基台上面側からのボルト締め・緩め操作が可能ではあるが、例えば請求項5のような着脱工具を用いて上方からスパナ掛け部の平行二面を保持し回して行うボルト締め・緩め操作方法は、小さな2つのカニ目突起を相手側の小さなカニ目穴に係合させて行うカニ目回しによる方法と比べても、作業性がよい。
以下、本考案のボルト付きフリーボールベアリング、及びこれを用いた支持テーブル、及び、これを支持テーブルの基台に対して着脱操作するためのボルト付きフリーボールベアリング着脱工具の実施例を図1〜図6参照して説明する。
図1は本考案の一実施例のボルト付きフリーボールベアリング1を示すもので、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は底面図である。図2は図1のボルト付きフリーボールベアリング1の一部切欠き正面図であり、併せてこれを取り付けた搬送ないし位置決めテーブル等の支持テーブル12及び例えばガラス基板等の積載物13を二点鎖線で示す。
これらの図に示すように、このボルト付きフリーボールベアリング1は、基本構造としては、下面側にボルト部2を一体に持ち上面側に半球状凹面4aを形成した本体部4を備え、この本体部4の前記半球状凹面4aに沿わせて多数の小ボール5を配し、その上に1つの大ボール6を載せ、かつ前記大ボール6及び小ボール5の飛び出しを防ぐキャップ7を設けた構造である。本体部4は円筒状の外周面を持ち、その下方部分に周溝4bを持つ。キャップ7は本体部4の外周に外嵌する円筒状をなし、大ボール6の一部を突出させる開口7bを設けた上面部7aを持ち、また、本体部4の前記周溝4bに係合する係合爪7cを持つ。このキャップ7は嵌め込み式であり、本体部4の外周に嵌め押し込むと、係合爪7cが本体部4の周溝4bに係合して抜け止めされる。
そして、本体部4の下面側でボルト部2の上側に、図示のように平行二面8aを形成したスパナ掛け部8を有するとともに、このスパナ掛け部8の前記平行二面8a間の寸法Tは、図示例では前記キャップ7の外径Dとほぼ同等にされている。なお、平行二面8a間の寸法Tは、キャップ7の外径Dより大きくしてもよい。
この実施例のスパナ掛け部8は、円形断面の直径方向両側を面取りして平行二面8aを形成している。したがって、その円筒面部分8bの直径(円筒面部直径)Dはキャップ7の直径Dより若干大きい。しかし、平行二面8a間の寸法Tがキャップ7の外径Dと同等以上であれば、他の部分の形状は特に制限されない。
また、図示例ではボルト部2の先端面にすり割2aを形成しており、マイナスドライバによる下面側からのボルト締め・緩め操作も可能にしている。しかし、このすり割2aは必ずしも設けなくてもよい。
図3に上記ボルト付きフリーボールベアリング1を基台11上に多数配置して構成した支持テーブル12の一部を斜視図で示す。この支持テーブル12は、ガラス基板等の積載物13を大ボール6で受けて任意の方向のかつ円滑な移動を可能にする搬送ないし位置決めテーブル等として用いられる。
この支持テーブル12は、図2にも2点鎖線で示すように、基台11にボルト付きフリーボールベアリング1のスパナ掛け部8の円筒面部直径Dより若干大きな円形の凹所11aを形成しその奥部に前記ボルト部2がねじ込まれるボルト穴11bを形成しており、ボルト付きフリーボールベアリング1を前記凹所11aにて取り付ける。この場合、ボルト部2をボルト穴11bにねじ込み締め付けると、ボルト付きフリーボールベアリング1のキャップ7の上面までが前記凹所11a内に収容されて大ボール6のみが基台11の上面から突出する形で基台11に取り付けられる。
ボルト付きフリーボールベアリング1のボルト部2をボルト穴11bにねじ込むため工具として、図4、図5に示すようなボルト付きフリーボールベアリング着脱工具21を用いることができる。
この着脱工具21は、ボルト付きフリーボールベアリング1の大ボール6の上方からキャップ7部に外嵌可能な薄肉の円筒部22を備え、この円筒部22の下端面に、スパナ掛け部8の平行二面8aにそれぞれ対応する平行面23aを持つ2つの薄肉の突起23を形成した構造である。この突起23は、例えば、円筒部22を少し長く形成しておき、突起23の平行面23aが形成されるように、突起23となる部分以外の部分を切削除去して形成できる。24はこの着脱工具21を回すための棒を挿入する穴である。図示例の着脱工具21は中実の棒鋼を切削加工して製作したものであるが、鋼管から製作することもできる。
この着脱工具21で例えば、ボルト付きフリーボールベアリング1を基台11から取り外す場合、着脱工具21を基台11の上方から凹所11aに挿入し、先端の両突起23をスパナ掛け部8の平行二面8aの位置に合わせて、ボルト付きフリーボールベアリング1のキャップ7部分に被せると、図6、図7に示すように、円筒部22の先端縁22aがスパナ掛け部8の上面8cに突き当たり、その時先端の両突起23の平行面23aでスパナ掛け部8の両側の平行二面8aを挟む状態となる。そこで着脱工具21を回すことで、スパナ掛け部8と一体のボルト部2を回し緩めることができ、ボルト部2をボルト穴11bから抜き出し、ボルト付きフリーボールベアリング1を基台11から取り外すことができる。
この操作は、着脱工具21を基台11の上方から行うものであるから、基台11の裏面側からドライバをボルト部2の下端面のすり割2aに当ててボルト締め・緩め操作を行う方法と比べて、はるかに作業性がよい。
なお、ボルト付きフリーボールベアリング1を基台11に取り付ける場合は、ボルト緩めと締め付けとの違いがあるが、基本的に同様な操作で行うことができる。
大ボール6のみが基台上面から突出する埋め込み式を採用した場合、従来は、基台11上面側からのボルト締め・緩め操作を可能にするために、キャップを圧入式で本体部の装着するキャップ圧入構造としカニ目回しでボルト締め・緩め操作する方法を採用しなければならなかったが、本発明のボルト付きフリーボールベアリング1によれば、カニ目回しによらないボルト締め・緩め操作が可能になるので、クリールームで組み立てる必要がある場合に、塵埃の発生する恐れのあるキャップ圧入構造でなく、その恐れのないキャップ嵌め込み構造を採用することができ、そのような場合に特に好適である。
なお、本発明においてキャップ圧入構造を採用することもでき、その場合にはカニ目回しでボルト締め・緩め操作を行う方法を採用できるが、上記着脱工具21によるボルト締め・緩め操作は、小さな2つのカニ目突起を相手側の小さなカニ目穴に係合させて行うカニ目回しによる方法と比べても、作業性がよい。
本発明のボルト付きフリーボールベアリングは、上記実施例のように基台11に設けた凹所11aに装着する埋め込み式にできることが優れた点であるが、必ずしも埋め込み式で基台に取り付ける場合に限定されるものではない。
また、本発明のボルト付きフリーボールベアリングを用いて構成する支持テーブルは、搬送テーブルあるいは位置決めテーブル、あるいは搬送と位置決めとを行う搬送・位置決めテーブルその他の支持テーブルに適用可能である。
本考案の一実施例のボルト付きフリーボールベアリングを示すもので、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は底面図である。 図1のボルト付きフリーボールベアリングの一部切欠き正面図であり、併せてこれを取り付けた支持テーブル及び積載物を二点鎖線で示す。 上記ボルト付きフリーボールベアリングの複数個を基台上に分布させて取り付けた支持テーブルの一部の斜視図である。 上記ボルト付きフリーボールベアリングを支持テーブルの基台に着脱する際に用いる着脱工具の斜視図である。 図4の着脱工具でボルト付きフリーボールベアリングを操作する動作を説明するための斜視図である。 上記着脱工具によりボルト付きフリーボールベアリングを支持テーブルの基台に対して着脱操作する状況を示す断面図である。 図6のA−A断面図である。 従来のボルト付きフリーボールベアリングを示すもので、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は底面図である。 図8の従来のボルト付きフリーボールベアリングの複数個を基台上に分布させて取り付けた支持テーブルの一部の斜視図である。 他の従来のボルト付きフリーボールベアリングを示すもので、そのボルト付きフリーボールベアリングを支持テーブルの基台にボールのみが突出するように取り付けた状態で示した断面図である。
符号の説明
1 ボルト付きフリーボールベアリング
2 ボルト部
2 すり割
4 本体部
4a 半球状凹面
4b 周溝
5 小ボール
6 大ボール
7 キャップ
7a 上面部
7b 開口
7c 係合爪
8 スパナ掛け部
8a 平行二面
8b 円筒面部
8c 上面
11 基台
11a 凹所
11b ボルト穴
12 支持テーブル
13 (ガラス基板等の)積載物
21 着脱工具(ボルト付きフリーボールベアリング着脱工具)
22 円筒部
23 突起
23a 平行面
キャップ部直径
スパナ掛け部の円筒面部直径
T スパナ掛け部の平行二面間の寸法

Claims (5)

  1. 下面側にボルト部を一体に持ち上面側に半球状凹面を形成した本体部を備え、この本体部の前記半球状凹面に沿わせて多数の小ボールを配し、その上に1つの大ボールを載せ、かつ前記大ボール及び小ボールの飛び出しを防ぐキャップを設けたボルト付きフリーボールベアリングにおいて、
    前記本体部の下面側でボルト部の上側に、平行二面を形成したスパナ掛け部を有するとともに、このスパナ掛け部の前記平行二面間の寸法Tを前記キャップの外径Dと同等以上にしたことを特徴とするボルト付きフリーボールベアリング。
  2. 前記スパナ掛け部が、円形断面の直径方向両側を面取りして前記平行二面を形成したものであることを特徴とする請求項1記載のボルト付きフリーボールベアリング。
  3. 請求項1記載のボルト付きフリーボールベアリングの複数個を水平な基台に分布させて取り付け、積載物を前記ボルト付きフリーボールベアリングの大ボール上に載せて水平面内の任意の方向に移動可能に支持するようにした支持テーブルであって、
    前記基台に、前記スパナ掛け部をその平行二面部近傍に余裕スペースを持つ形で収容可能な径の凹所を形成し、その奥部に前記ボルト部がねじ込まれるボルト穴を形成し、前記ボルト付きフリーボールベアリングを、そのボルト部を前記ボルト穴にねじ込んで基台に取り付けた時に、キャップ上面までが前記凹所内に収容されて大ボールのみが基台上面から突出するようにしたことを特徴とする支持テーブル。
  4. 請求項2記載のボルト付きフリーボールベアリングの複数個を水平な基台に分布させて取り付け、積載物を前記ボルト付きフリーボールベアリングの大ボールで受けて水平面内の任意の方向に移動可能に支持するようにした支持テーブルであって、
    前記基台に、前記スパナ掛け部の円形直径より僅かに大きな円形の凹所を形成しその奥部に前記ボルト部がねじ込まれるボルト穴を形成し、前記ボルト付きフリーボールベアリングを、そのボルト部を前記ボルト穴にねじ込んで基台に取り付けた時に、キャップ上面までが前記凹所内に収容されて大ボールのみが基台上面から突出するようにしたことを特徴とする支持テーブル。
  5. 請求項2記載のボルト付きフリーボールベアリングを請求項4記載の支持テーブルの基台に対して着脱するためのボルト付きフリーボールベアリング着脱工具であって、
    ボルト付きフリーボールベアリングの上方からキャップ部に外嵌可能な円筒部を備え、この円筒部の下端面に、前記スパナ掛け部の平行二面にそれぞれ対向する平行面を持つ2つの突起を形成したことを特徴とするボルト付きフリーボールベアリング着脱工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010139014A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd 球状ころがり支持体を有する移動構造体
JP2012031958A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Daizen-Ind Co Ltd スライドレール
KR102209236B1 (ko) * 2019-10-24 2021-01-29 (주)에이치앤에이치 반도체 제조용 펌프 고정장치

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