JP3117639U - 延線用y型ケーブルローラー - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの逃げを防ぐストッパーを付けたケーブル延線ローラーに関するものであり、また用途に合わせて専用金具を容易に交換でき、ラック、アングル、クリートそして既設ラックに取り付けてケーブル延線を円滑に進めることができるY型ケーブルローラーを提供する。
【解決手段】Y型金具1の上部にケーブルの逃げを防ぐストッパー金具1aがあり、加えてY型金具1の下部でラック子桁専用金具3、アングル専用金具4、クリート専用金具5そして既設ラック専用金具6との着脱が可能となっている。
【選択図】図3

Description

考案の詳細な説明
この発明は、電設工事においてケーブルを延線する際に使用するケーブルローラーに関するものである。
このケーブルローラーは延線作業中のケーブルの逃げを防ぐストッパー金具を付けており、ローラー付金具を専用金具に付けてY型ケーブルローラーとしてケーブルラックの子桁、アングル、クリートそして既設ケーブルラックに容易に取り付け取り外しできるものである。また、ローラー付金具と専用金具の着脱が容易であり、ケーブル延線を円滑に進めることを可能とするものである。
従来のケーブルローラーは、ケーブル直延用としてケーブルの逃げを防ぐため垂直ローラーをつけていた(特開平6−197429)。また従来、フック、ワイヤーまたはロープを利用して上から吊るすケーブルローラーとケーブルラックの親桁と子桁の両方に支持金具を取り付けるまたは複数の子桁に支持金具を取り付けるケーブルローラーがあった(特開平6−351121)。しかし、ケーブルローラーをラック子桁一本にのみ固定することが不可能であり、加えて同一子桁上を水平移動させる際ボルトやネジを緩める必要があった。アングル、クリートそして既設ケーブルラック子桁に合った専用ケーブルローラーは従来なかった。
考案が解決しようとする課題
したがって、第一にラック上固定型の直延ローラーはケーブルの逃げを垂直ローラーで防ぎ、吊り下げ式ローラー以外はみな専用ストッパーをつけていなかった。第二にケーブル延線作業において従来品のケーブルローラーを一子桁のみを利用して取り付けることは不可能であった。第三にアングル、クリートそして既設ケーブルラック子桁へ直接取り付ける専用の金具がなく、それらの金具を延線地点によって使い分けることもできなかった。そのため、ケーブルローラーを使えない場所では延線に人手がかかった。本発明は従来のケーブルローラーにおけるこのような問題を解決しようとしてなされたものである。
課題を解決するための手段
いま、その構成を説明すると、Y型金具上部にケーブル延線の際、ケーブルが横に逃げるのを防ぐ半楕円形のストッパー金具を付加している。またラック子桁取り付け専用金具、アングル取り付け専用金具、クリート取り付け専用金具そして既設ラック取り付け専用金具とそれぞれ着脱可能であることを特徴とするものである。(請求項1)
ローラー付Y型金具はラック子桁取り付け専用金具を付けることによりY型ケーブルローラーとしてラックの子桁1本に取り付け可能となる。またナットやネジを緩めず、片手で同一子桁上を水平移動させることが可能である。(請求項2)
ローラー付Y型金具はアングル取り付け専用金具を付けることより、Y型ケーブルローラーとしてアングルに取り付け可能となる。(請求項3)
ローラー付Y型金具はクリート取り付け専用金具を付けることにより、Y型ケーブルローラーとしてクリート上に取り付け可能となる。(請求項4)
ローラー付Y型金具は既設ケーブルラック専用金具を付けることにより、Y型ケーブルローラーとして既設ケーブルラックの子桁に取り付け可能となる。(請求項5)
作用
請求項1のY型金具はケーブルの逃げを防ぐため、従来の垂直ローラーに代わり半楕円形のストッパー金具を付加している。
複数の子桁に支持金具を取り付けるタイプの直延用ローラーは子桁に平行に1本ローラーを置き、子桁に垂直な方向にもローラー1本又は2本を取り付けることでケーブルの逃げを防いでいた(特開平6−197429)。また三面ローラーはローラー3つを組み合わせてローラー自身で三角形を形成し、ケーブルを三角形内に置くことでケーブルの逃げを防いでいた(特開平6−351121)。
上記2種類の従来品はいずれも複数のローラーを使用することにより、ケーブルの逃げを防いだ。それに対しストッパー金具を付加したY型金具を使用することでローラーは1本で済むようになった。
Y型金具は上部に半楕円形のストッパーを付加し、中央部にローラーを1本取り付けるようになっている。また、ケーブルがストッパーを超えて逃げることのない高さを考慮したものとなっている。延線作業中にストッパーを超えてケーブルの逃げが起こることが懸念されるところだが、ケーブルの自重によりストッパーを超えるほどの運動がケーブルに起こることはありえないし、専門の電気工事業者が新設ケーブルに強い衝撃を加えることは一般常識として考えられないことである。このストッパー金具によりケーブルの逃げを防ぐことができる。
ローラー付Y型金具は4種類の専用金具と組み合わせ可能となっている。1つ目はラック子桁に取り付け可能な金具との組み合わせ、2つ目はアングルに取り付け可能な金具との組み合わせ、3つ目はクリートに取り付け可能な金具との組み合わせ、4つ目は既設ケーブルラックに取り付け可能な金具との組み合わせである。合体させるとそれぞれY型ケーブルローラーとなる。合体にはボルトナットを使っており、それぞれの専用金具への交換も容易である。本発明によりケーブルローラーをアングル、クリートそして既設ラックに直接取り付けて延線することが可能になった。
請求項2のY型ケーブルローラーはラック子桁に専用金具部分をはめ込み、1本のピンで留めるものである。ラックに取り付けるタイプの従来品ケーブルローラーはネジまたはボルトナットを使ってラックに固定されるか、ワイヤーロープを用いて固定されていた。この従来品は同一子桁上の水平移動の際、その都度ネジやボルトナットの取り外しの必要があり、またはワイヤーロープの取り外しを必要とした。本発明により子桁への取り付けが容易になり、同一子桁上の水平移動は工具を使わず片手で行なうことができる。
請求項3のY型ケーブルローラーはアングルに専用金具部分をはめ込み、蝶ネジで留めるものである。従来品のうちアングルに直接取り付け可能なものは存在しなかった。本発明により、Y型ケーブルローラーをアングルに取り付けてケーブルを円滑に延線できる。
請求項4のY型ケーブルローラーはクリートに専用金具部分をはめ込み、蝶ネジで留めるものである。従来品のうちクリートに直接取り付け可能なものは存在しなかった。本発明により、Y型ケーブルローラーをクリートに取り付けてケーブルを円滑に延線できる。
請求項5のY型ケーブルローラーは既設ケーブルラックの子桁に専用金具部分をはめ込み、1本のピンで留めるものである。従来品の直延ローラーや三面ローラーはラック上のケーブルが二段以上となると子桁への取り付けが不可能であった。本発明により、Y型ケーブルローラーを既設ラックに取り付けてケーブルを円滑に延線できる。
次に本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
Y型金具1(図1参照)はケーブルの逃げを防ぐ半楕円形のストッパー金具1a、ローラーを付ける挿込口のある側面部、ボルト穴1bとラック用ピン穴1cのある下部に区分される。
Y型金具1にローラーを付けるとローラー付Y型金具となる(図2参照)。ローラー付Y型金具はラック子桁専用金具3、アングル専用金具4、クリート専用金具5そして既設ラック専用金具6にそれぞれ組み合わせ可能であり、金具の交換はボルトナットで容易に可能である。
ローラー付Y型金具とラック子桁専用金具3はボルト穴1bにおいてボルトとナット3aで合体される。(図3参照)。これをY型ケーブルローラーとする。本ケーブルローラーはラック子桁7にラック用ピン穴1cから下方向へ取り付けピン9を挿すことで子桁7に取り付け可能となる(図7と図8参照)。ケーブルの逃げはストッパー金具1aにより防ぐことができる。加えて、ラック子桁7でのケーブルローラーの水平移動を工具なしで片手でできる。それはラックに接する金具がケーブルを乗せているときケーブルの重さによって動かないがケーブルをはずしているとき上から押さえる力がなくなり、子桁上を滑らせることが容易となるからである。
なお、ストッパー金具1aは下記の3種類のケーブルローラーにおいてもそれぞれケーブルの逃げを防ぐ役割をする。また、専用金具と組み合わせたものをそれぞれY型ケーブルローラーとする。
ローラー付Y型金具とアングル専用金具4はボルト穴1bにおいてボルトとナット3aで合体される(図4参照)。このY型ケーブルローラーはアングル用蝶ネジ4aを使ってアングル10に取り付けられる。(図9参照)
ローラー付Y型金具とクリート専用金具5はボルト穴1bにおいてボルトとナット3aで合体される(図5参照)。このY型ケーブルローラーも上記アングル専用金具4同様、クリート用蝶ネジ5aを使ってクリート12に取り付けられる。(図10参照)
ローラー付Y型金具と既設ラック専用金具6はボルト穴1bにおいてボルトとナット3aで合体される(図6参照)。Y型金具1とラック子桁7との間に既設ケーブルを置くための高さを設けているのでケーブル8を置くことができ、既設ラック用ピン穴6aから下方向へ取り付けピン9を挿すことでY型ケーブルローラーを既設ラック上に取り付けることを可能にしている。(図11参照)
考案の効果
(請求項1のY型金具)従来垂直ローラーを設けることによってケーブルの逃げを防いできた。しかし、ローラーを多くするとその分コストがかかる。本発明品は垂直ローラーの代わりにストッパー金具を使っている。ストッパー部分は丸く加工され、またローラーの曲線を意識してストッパーを曲線にあわせて傾きをつけている。これはケーブルを傷めない工夫である。このことでローラーを複数使うのと同じ機能でしかも低価格のケーブルローラーを提供できる。そしてY型金具を4種類の専用金具に付けることが可能となり、ケーブルローラーの利用範囲を拡大することができる。
(請求項2のY型ケーブルローラー)本発明品はラック子桁取り付け金具部分が子桁のサイズに合わせてあり、金具をはめ込んで、ピン1本で留めるのみなのでワイヤーロープで結んだり、親桁と子桁など2箇所に支持金具を取り付けたりするのに比べ、短時間でラックへの取り付けが可能となる。加えて、工具を使わず、片手でケーブルローラーを子桁上で水平移動させることも可能である。
(請求項3のY型ケーブルローラー)専用金具がアングルに合った形状のものなので、アングルへの取り付けがネジ締めのみで可能となり、ワイヤーロープを使ったりその他サポート金具の取り付けたりする必要はない。
(請求項4のY型ケーブルローラー)クリートへの取り付けは従来不可能であった。上記アングルへの取り付け金具同様クリート専用金具をクリートへはめ込み、ネジ締めすることで取り付け可能となった。
(請求項5のY型ケーブルローラー)既設ケーブルがラック上にあるとき、子桁にケーブルローラーを取り付けることは従来品では不可能であった。本発明はラック上の既設ケーブルの上にローラーがくるように子桁からローラーまでにある程度の高さをつけている。その子桁とローラー間にケーブルを置くことで既設ケーブル下の子桁への取り付けを可能にするものである。
上記4種類のY型ケーブルローラーはそれぞれの専用金具が設置場所にしっかりと固定できるよう工夫されているので、延線準備に時間をかけることなく、円滑に延線することができ、ケーブルローラーの撤収も容易である。
Y型金具の斜視図 ローラー付Y型金具の斜視図 ラック子桁専用金具を付けたY型ケーブルローラーの斜視図 アングル専用金具を付けたY型ケーブルローラーの斜視図 クリート専用金具を付けたY型ケーブルローラーの斜視図 既設ラック専用金具を付けたY型ケーブルローラーの斜視図 ラック子桁に取り付けたY型ケーブルローラーの使用状態を示す正面図 ラック子桁に取り付けたY型ケーブルローラーの使用状態を示す側面図 アングルに取り付けたY型ケーブルローラーの使用状態を示す正面図 クリートに取り付けたY型ケーブルローラーの使用状態を示す斜視図 既設ラック子桁に取り付けたY型ケーブルローラーの使用状態を示す正面図
符号の説明
1 Y型金具
1a ストッパー金具
1b ボルト穴
1c ラック用ピン穴
2 ローラー
2a 軸ボルト
3 ラック子桁専用金具
3a ナット
4 アングル専用金具
4a アングル用蝶ネジ
4b アングル押さえ皿
5 クリート専用金具
5a クリート用蝶ネジ
5b クリート押さえ皿
6 既設ラック専用金具
6a 既設ラック用ピン穴
7 ラック子桁
8 ケーブル
9 取り付けピン
10 アングル
11 立金物
12 クリート

Claims (5)

  1. (イ)ケーブル延線時のケーブルの逃げを防ぐ半楕円形のストッパー金具が付いている。
    (ロ)ローラー取り付け部金具とストッパー金具とによりY字状の金具を形成している。
    (ハ)ラック子桁専用金具、アングル専用金具、クリート専用金具、そして既設ケーブルラック専用金具にそれぞれ着脱可能である。
    以上のように構成されたY型金具。
  2. ローラーを付けたY型金具にラック子桁専用金具を取り付けたY型ケーブルローラー。
  3. 上記ローラー付Y型金具にアングル専用金具を取り付けたY型ケーブルローラー。
  4. 上記ローラー付Y型金具にクリート専用金具を取り付けたY型ケーブルローラー。
  5. 上記ローラー付Y型金具に既設ケーブルラック専用金具を取り付けたY型ケーブルローラー。
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