JP3117545B2 - 防振枕木 - Google Patents
防振枕木Info
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- JP3117545B2 JP3117545B2 JP04193803A JP19380392A JP3117545B2 JP 3117545 B2 JP3117545 B2 JP 3117545B2 JP 04193803 A JP04193803 A JP 04193803A JP 19380392 A JP19380392 A JP 19380392A JP 3117545 B2 JP3117545 B2 JP 3117545B2
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- Japan
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- foam
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B3/00—Transverse or longitudinal sleepers; Other means resting directly on the ballastway for supporting rails
- E01B3/46—Transverse or longitudinal sleepers; Other means resting directly on the ballastway for supporting rails made from different materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
防振枕木に関するものである。
ものや、コンクリート製のものが使用されてきたが、木
製の枕木は腐蝕や損傷による耐用年数が短く、またコン
クリート製の枕木の場合は、重量が大であることから枕
木の敷設作業や取替作業が大変であった。更に振動や衝
撃に対し緩衝性に欠けるため、コンクリート製枕木を敷
設する場合は枕木とレールとの間には緩衝材を介在させ
ねばならなかった。
木製枕木のもつ欠点を解消した枕木として、熱硬化性樹
脂発泡体等によって形成された合成枕木(実公昭61ー23
042号公報) が開発されている。
枕木の場合は、振動遮断、振動減衰、振動吸収などの作
用を発揮させるために、合成枕木の道床面側に発泡系の
弾性材を接着することがあるが、この弾性材を接着した
合成枕木では、弾性材の接着工程が大がかりで時間(乾
燥工程、加圧工程)もかかり、均一な接着強度を得るこ
とが非常に難しかった。また従来の合成枕木を製造する
場合には大型の装置を必要とした。
たものであり、その目的とする処は、防振性を賦与し、
且つ強力な接合強度が得られ、更に大型の装置を必要と
することなく製造でき、また高い接合強度が得られると
共に、均一な厚さの成形が可能な防振枕木を提供するこ
とにある。
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、防振枕木が、硬質ウレタン層と2液反応
型ウレタンエラストマー層との二層からなる構成であ
る。また、硬質ウレタン層と、発泡体を分散させた弾性
体層、または棒状発泡体を内部に介在させた弾性体層と
を、積層一体成形した構成でもある。
えた層を作るような装置の大型化をすることなく、容易
に、弾性部分を有した一体成形型の防振枕木を得ること
ができる。また、上記のような後者の構成により、体積
変化がなく、均一な厚さの弾性体層が得られ、また、内
部に分散させた発泡体は容易に変形するものであるの
で、弾性体の剪断変形を阻害することなく、期待する鉛
直方向ばね係数が得られる。更に硬質ウレタン層と弾性
体層とを同時一体成形することにより強力な接合強度が
得られる。
明する。図1は本発明に係る一実施例の防振枕木1を示
し、この防振枕木1は、硬質ウレタン層2と2液反応型
ウレタンエラストマー層3とが繊維強化硬質発砲ポリウ
レタンを形成する未硬化状態のウレタン樹脂とウレタン
エラストマーが混ざりあって硬化した遷移層4を介し
て、積層一体形成したものである。上記遷移層4によっ
て硬質ウレタン層2と2液反応型ウレタンエラストマー
層3との接合強度は強くなる。上記硬質ウレタン層2
は、この実施例では繊維強化硬質発砲ポリウレタンが用
いられ、密度は0.74g /cm2 のものである。
3を形成するウレタンエラストマーは、バネ定数を低減
するため低発泡(1.2 〜1.5 倍)させ、厚さ10〜15
mmになるように積層している。
ー層3は、バネ定数を低減させるために、ウレタンエラ
ストマーに合成樹脂軟質発泡体5(図2参照)を混練す
るのが好ましい。これらの成形のためには、成形時間の
短い弾性材が必要であり、そのため、上記ウレタンエラ
ストマーとしては硬化時間が繊維強化硬質発泡ポリウレ
タンと同じかより早いものを用いる。
性ポリウレタン樹脂を含浸したガラスローピング束2a
が成形金型Aに入る手前で、反応させたウレタンエラス
トマー3aをプレート状に積層し、両者を加熱し、発泡
硬化させる。このとき、ウレタンエラストマー3aが先
に発泡するようにクリームタイムを選択し、発泡性ポリ
ウレタン樹脂を含浸したガラスローピング束2aの発泡
圧によって、柔らかいウレタンエラストマー3aの発泡
が阻害されないようにする。このように積層した状態で
発泡硬化させることにより、2層は、同種系の材質であ
るので、一体化する。
図7に示す。図4において防振枕木1は、硬質ポリウレ
タン層である繊維強化硬質発砲ポリウレタン層2と、ウ
レタンエラストマー3aに発泡体5を分散させた弾性体
層6とを積層一体形成したものである。上記繊維強化硬
質発砲ポリウレタン層2は、密度0.74g /cm2 のも
のである。また、発泡体5を分散させた弾性体層6(ま
たは棒状発泡体5aを内部に介在させた弾性体層6)を
形成するウレタンエラストマーは、RIM系のものであ
る。ウレタンエラストマー3aに分散させる発泡体5
は、合成ゴム系発泡体またはポリオレフィン系発泡体等
で、ウレタンエラストマー3aの水平方向の剪断変形を
阻害しないように発泡倍率を10〜35倍、好ましくは
25〜30倍としている。
う独立気泡のものを使用し、この実施例では、ポリエチ
レンとポリプロピレンを混合ブレンドした電子架橋型の
30倍の独立気泡を有した2〜3mmの立方体の発泡体を
用いる。発泡体5の形状は、立方体や球状のようなもの
以外に、線状(図6参照)のものでもよく、その断面形
状は、円形でも多角形でも良い。また、容積率は、少な
すぎれば剪断変形を許容できなくなり、多すぎれば鉛直
方向ばね係数が小さくなりすぎるものであり、5〜20
%、好ましくは8〜12%が適当である。この実施例で
は10%とした。
し、接合面は図5に示す如く繊維強化硬質発砲ポリウレ
タン層2とウレタンエラストマー3aとが混ざり合った
遷移層4を有するものであっても良い。また図7に示す
ように繊維強化硬質発砲ポリウレタン層2と弾性体層6
が多層になっていても良い。
は、2液反応型ウレタンエラストマーを繊維強化硬質発
泡ポリウレタンと、繊維強化硬質発砲ポリウレタンを形
成する未硬化状態のウレタン樹脂とウレタンエラストマ
ーが混ざりあって硬化した遷移層を介して積層して成形
することにより、発泡倍率を変えた層を作るような装置
の大型化をすることなく、容易に形成することができ
る。またこの防振枕木のウレタンエラストマー層を敷設
面側にして敷設することによって、長い編成の列車が高
速で走行する鉄道軌道における高荷重で発生した振動
を、遮断、減衰、吸収して、優れた防振性を発揮する。
更に、この防振枕木は、ウレタンエラストマー層といっ
た弾性部分を有し且つ硬質ウレタン層と、上記遷移層を
介して積層一体形成されているので、強力な接合強度を
有したものである。
タン層と、発泡体を分散させた弾性体層または棒状発泡
体を内部に介在させた弾性体層とを積層一体成形したも
のでもあるので、体積変化がなく、均一な厚さの弾性体
層が得られ、かつ、内部に分散させた発泡体は容易に変
形するものであるので、弾性体の剪断変形を阻害するこ
となく、期待する鉛直方向ばね係数が得やすい。また、
積層厚さが安定し、強力な接合強度を有している。
た説明図、
図、
ン層)、 3・・・2液反応型ウレタンエラストマー層、4・・・遷移層、 5・・・発泡体、 6・・・弾性体層、
Claims (2)
- 【請求項1】 硬質ウレタン層と2液反応型ウレタンエ
ラストマー層が、上記硬質ウレタン層を形成する未硬化
状態のウレタン樹脂とウレタンエラストマーが混ざりあ
って硬化した遷移層を介して積層されていることを特徴
とする防振枕木。 - 【請求項2】 硬質ウレタン層と、発泡体を分散させた
弾性体層または棒状発泡体を内部に介在させた弾性体層
とを、積層一体成形したことを特徴とする防振枕木。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04193803A JP3117545B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 防振枕木 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04193803A JP3117545B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 防振枕木 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641901A JPH0641901A (ja) | 1994-02-15 |
JP3117545B2 true JP3117545B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=16314034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04193803A Expired - Lifetime JP3117545B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 防振枕木 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117545B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006037349A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Getzner Werkstoffe Holding Gmbh | 枕木 |
US7592059B2 (en) | 2005-08-16 | 2009-09-22 | Dustin K. Lane, legal representative | Lightweight, composite structural railroad ties |
JP4860256B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2012-01-25 | 積水化学工業株式会社 | レール敷設用樹脂成形体 |
JP4839118B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-12-21 | 積水化学工業株式会社 | リニア方式の鉄道用合成枕木 |
EP2126214A1 (de) * | 2007-02-22 | 2009-12-02 | SSL-Schwellenwerk und Steuerungstechnik Linz GmbH | Verfahren zum herstellen einer schwellenbesohlung auf einem schwellenkörper sowie schwelle |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP04193803A patent/JP3117545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641901A (ja) | 1994-02-15 |
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