JP3117438U - 電気機器の発光素子実装構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 LEDを実装している配線基板の一部を欠除して開口部を形成したりするだけで、倒伏姿勢のLED発光部の上下左右の位置ずれ幅を限度内に収める。
【解決手段】 倒伏姿勢のLED2の周囲にフロントパネル200側の門形の遮光壁210が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、配線基板1に開口部12を形成してLED2のリード脚22の折曲げ角度を拡げる。開口部12の左右両側の口縁12a,12aに、発光部21の左右方向での位置ずれ幅を規制する位置決めストッパとしての機能を付与する。シャーシ100に、発光部21に当接してその発光部21の下限位置を規制する受部110を追加する。
【選択図】 図1
【解決手段】 倒伏姿勢のLED2の周囲にフロントパネル200側の門形の遮光壁210が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、配線基板1に開口部12を形成してLED2のリード脚22の折曲げ角度を拡げる。開口部12の左右両側の口縁12a,12aに、発光部21の左右方向での位置ずれ幅を規制する位置決めストッパとしての機能を付与する。シャーシ100に、発光部21に当接してその発光部21の下限位置を規制する受部110を追加する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、電気機器の発光素子実装構造、特に、電気機器キャビネットにフロントパネルを組み付けるときに、配線基板に実装されているLEDでなる発光素子がフロントパネルの遮光壁と干渉して位置ずれすることを防止する対策を講じた電気機器の発光素子実装構造に関する。
配線基板に実装されている発光素子としてのLEDの位置ずれを防ぐための対策は、従来より種々提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。これらの各特許文献のうち、特許文献1、特許文献2及び特許文献3には、LEDの一部又はLEDに追加した係止機構を、そのLEDが実装されている配線基板の孔などに係合させるという対策についての記述があり、特許文献4には、LEDを実装した配線基板が取り付けられているシャーシにボスを設け、そのボスによってLEDを位置決めするという対策についての記述がある。
ところで、ビデオデッキやDVDといったオーディオビジュアル機器などの電気機器の組立工程には、発光素子としてのLEDの発光状態を外部に表示するための発光窓を備えたフロントパネルを、LEDが実装された配線基板を収容しているキャビネットの前端に装着するという工程(フロントパネル装着工程)が含まれている。また、ある種の電気機器では、フロントパネルに一体に設けられている門形の遮光壁を、上記のフロントパネル装着工程を行うことによって、配線基板に実装されているLEDの周囲に被せるようにして、そのLEDから光の漏洩を防ぐことが行われている。加えて、そのような電気機器にあっては、キャビネットの高さ寸法を低く抑えてコンパクト化を図りやすくするためなどの意図をもって、上記遮光壁の高さをできるだけ低く抑えることと併せ、LEDを倒伏姿勢にしておき、上記フロントパネル装着工程を経ることによって上記遮光壁をLEDの周囲に被せるということが行われている。
図6はこの種の電気機器のLED実装部分を示した概略側面図、図7はフロントパネル装着工程を経た後の電気機器の要部の横断平面図を示している。
図6で判るように、この事例では、樹脂成形体でなるシャーシ100に載架して取り付けられている配線基板1の前端部に実装されている発光素子としてのLED2は、発光素子本体としての砲弾形の発光部21と、その発光部21から伸び出たリード脚22とを備えていて、リード脚22が配線基板1に半田付けされていると共に、そのリード脚22を略直角に折り曲げることによって発光部21を配線基板1に沿った倒伏姿勢としてある。また、配線基板1に取り付けたホルダー3によってLED2の発光部3を動かないように前向きに位置決めしてある。このため、図7のように上記したフロントパネル装着工程を経てフロントパネル200を図示していないキャビネットの前端に矢印Fのように嵌め込んで装着すると、そのフロントパネル200に一体に設けられている門形の遮光壁210が、図7のように、ホルダー3によって配線基板1上で位置決めされているLED2の発光部21の周囲に正確に被さり、それによって発光部21がフロントパネル200の発光窓220にその背部から臨んで使用に供されるようになる。
しかしながら、図6又は図7のようにLED2の発光部21をホルダー3によって位置決めする構成を採用すると、そのホルダー3が余分に必要になるためにそれだけ部品コストや組立コストが高くつく。加えて、このホルダー3をシャーシ100と一体に成形して、成形後にシャーシ100から分離するという方法を採ることもあり、そのようにすると、所謂共取りパーツとしてのホルダー3をシャーシ100から分離する手間が余分に必要になって組立作業が煩わしくなるという問題を生じるおそれがある。
そこで、上記ホルダー3を抹消し、LED2の発光部21の位置決めをリード脚22のみの剛性を利用して行うということを試みた。図8はそのような事例でのLED実装部分を示した概略側面図、図9はフロントパネル装着工程で起こり得る状態を説明的に示した要部横断平面図である。
図6や図7に示したホルダー3を抹消した場合には、図8のように、配線基板1の前端部に実装されているLED2の発光部21を配線基板1に沿った倒伏姿勢とした後、ホルダー3(図6又は図7参照)を取り付けずにフロントパネル装着工程が行われる。一方、LED2を倒伏姿勢にする作業は、発光部21を作業者が手の指で押し付けて配線基板200に半田付けして起立させたリード脚22を折り曲げるという作業であるために、場合によっては、リード脚22の左右方向に曲がってしまったり、リード脚22の曲り角度が不足して発光部21が斜め上方を向いたままになったりするという事態の起こる可能性がある。そして、リード脚22の適正位置から左右方向に曲がっていると、フロントパネル装着工程でフロントパネル200を図示していないキャビネットの前端に矢印Fのように嵌め込んで装着する際に、図9のように門形の遮光壁210の左右の脚部211が発光部21に突き当たることがあり、そのような事態が起こると、フロントパネル200の装着後にLED2の発光部21が遮光壁210の外側に押し出されてしまってそのLED2の発光が発光窓220から適切に表示されなくなることになる。また、リード脚22の曲り角度が不足していると、フロントパネル装着工程を行う際に、LED2の発光部21に遮光壁210の上部が突き当たって遮光壁210の上側に押し出されてしまい、LED2の発光が発光窓220から適切に表示されなくなることになる。特に、フロントパネル装着工程は、キャビネットやフロントパネル200によって遮光壁210やLED2が覆われて見えにくい状態で行われるために、上記のような事態が起こっても作業者が気づかないことを多々ある。
特開平10−91093号公報
特開2000−216516号公報
実用新案登録第3093978号公報
特開平8−191192号公報
本考案は以上の状況の下でなされたものであり、ホルダーなどの余分な部品を用いることなく、発光素子としてのLEDをそのリード脚の剛性に頼らずに適正位置に位置決めすることのできる対策を講じることによって、フロントパネル装着工程を行うことによってLEDの発光素子本体としての発光部の周囲にフロントパネルの門形の遮光壁を正確に被せることできる電気機器の発光素子実装構造を提供することを目的とする。
本考案に係る電気機器の発光素子実装構造は、配線基板に半田付けされたリード脚が折り曲げられて発光素子本体が倒伏姿勢に保たれている発光素子の周囲に、電気機器キャビネットに組み付けられるフロントパネルに設けられた門形の遮光壁が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、上記リード脚の折曲げ角度を拡げることにより上記配線基板の一部を欠除して形成された開口部内に上記発光素子本体が嵌め込まれ、その発光素子本体を挟んでその左右両側に位置する上記開口部の口縁に、上記発光素子本体が当接してその発光素子本体が上記遮光壁の左右の脚部の対向空間の外側へ位置ずれすることを阻止する位置決めストッパとしての機能を付与してある。
この構成であると、発光素子本体を手の指で押し付けて配線基板に起立させた発光素子の脚部を折り曲げるときに、発光素子本体を配線基板の開口部内に押し込むことによってリード脚の曲り角度が図8で説明した場合よりも拡がる。そのため、倒伏姿勢の発光素子本体の高さ位置が図8で説明した場合よりも低くなり、フロントパネル装着工程でフロントパネルの遮光壁の上部がその発光素子本体に突き当たるおそれがなくなる。また、配線基板の開口部内に倒伏姿勢の発光素子本体が押し込まれていると、その開口部の左右両側の口縁に付与されているストッパとしての機能により、発光素子本体がその開口部の外側へ位置ずれしてしまうという事態が起こらなくなるので、フロントパネル装着工程でフロントパネルの遮光壁の左右の脚部がその発光素子本体に突き当たるおそれもなくなる。したがって、この考案によると、フロントパネル装着工程が、キャビネットやフロントパネルによって遮光壁210やLED2が覆われて見えにくい状態で行われるとしても、発光素子本体の周囲に確実にフロントパネル側の遮光壁が被さることになる。
本考案では、上記配線基板がシャーシに載架されていて、そのシャーシに、上記開口部に嵌め込まれた発光素子本体に当接してその発光素子本体の下限位置を規制する受部が追加されていることが望ましい。これによれば、作業者が手の指で発光素子本体を開口部内に押し込んだ場合に、リード脚の曲り角度が大きくなりすぎて発光素子本体が限度を越えて低位に位置するという事態が起こらなくなる。
本考案では、上記発光素子のリード脚を上記配線基板に直立させているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも高く定められ、かつ、その発光素子本体が上記開口部内に嵌め込まれているときのその発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも低く定められているという構成を採用することによって、電気機器のキャビネットの高さを抑えてそのコンパクト化を図りやすくなる。
本考案では、上記遮光壁に、上記フロントパネルを電気機器キャビネットに組み付けるときに上記配線基板に乗り上がって上記発光素子本体に対する上記遮光壁の高さ位置を規制するガイド面が備わっていることが望ましい。これによれば、フロントパネル装着工程で起こり得る何らかの原因で遮光壁の高さ位置が低くなりすぎてその遮光壁が発光素子本体に突き当たるという事態が起こらなくなる。
本考案に係る電気機器の発光素子実装構造は、配線基板に半田付けされたリード脚が折り曲げられて発光素子本体が倒伏姿勢に保たれている発光素子の周囲に、電気機器キャビネットに組み付けられるフロントパネルに設けられた門形の遮光壁が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、上記発光素子のリード脚を上記配線基板に直立させているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも高く定められ、かつ、上記リード脚が折り曲げられてその発光素子本体が配線基板に沿う倒伏姿勢に保たれているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも低く定められており、上記リード脚の折曲げ角度を拡げることにより上記配線基板の一部を欠除して形成された開口部内に嵌め込まれて倒伏姿勢とされた砲弾形の上記発光素子本体の先端頂部が、上記フロントパネルに具備された発光窓にそのフロントパネルの背部から臨まされ、上記配線基板に対する上記開口部の形成箇所が上記遮光壁の左右の脚部の対向方向内側に定めることによって、上記発光素子本体を挟んでその左右両側に位置する上記開口部の口縁に、上記発光素子本体が当接してその発光素子本体が上記遮光壁の左右の脚部の対向空間の外側へ位置ずれすることを阻止する位置決めストッパとしての機能を付与してあり、上記配線基板が載架されているシャーシに、上記開口部に嵌め込まれた発光素子本体に当接してその発光素子本体の下限位置を規制する受部が追加され、上記遮光壁に、上記フロントパネルを電気機器キャビネットに組み付けるときに上記配線基板に乗り上がって上記発光素子本体に対する上記遮光壁の高さ位置を規制するガイド面が備わっている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この考案の作用などについては後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本考案によれば、発光素子が実装されている配線基板の一部を欠除して開口部を形成したりシャーシに受部を追加したりするだけで、倒伏姿勢の発光素子本体の上下方向の位置ずれや左右方向の位置ずれが限度内に収められるために、図6などで説明したホルダーを余分に用いることなく、フロントパネル装着工程でフロントパネル側の門形の遮光壁を発光素子本体の周囲に被せて適正な遮光作用が得られるようになる。そのため、微細部品であるホルダーを共取りすることのできるようにシャーシを成形する必要がなくなってシャーシの成形コストが安くつくだけでなく、ホルダーをシャーシから分離したりホルダーを配線基板に取り付けるための煩わしい作業も必要がなくなる。また、発光素子の発光状態がフロントパネルの発光窓に正確に表示されるために、ユーザにとっては電気機器の性能信頼性が向上するという利点がある。
図1は本考案の実施形態による要部の縦断側面図、図2は図1のII−II線断面図、図3はフロントパネル200を省略して示した要部の正面図、図4は本考案の実施形態において、フロントパネル装着工程などを説明するための要部の縦断側面図、図5はLED2の発光部21を倒伏姿勢にするための他の作業工程を示した側面図である。
図1〜図5において、1は配線基板、2は発光素子としてのLED、100はシャーシ、200はフロントパネル、210は門形の遮光壁であり、これらの各要素についての符号は図6〜図9の場合と同一の符号を用いてある。
図1〜図3のように、LED2が実装されている配線基板1は、シャーシ100の上に載架されていて、そのシャーシ100と共に図示していないキャビネットに収容されていてる。また、そのキャビネットの前端に装着されている樹脂製のフロントパネル200に、発光窓220と門形の遮光壁210とが設けられていて、その遮光壁210が配線基板1の前端部に実装されているLED2の砲弾形の発光部21の周囲に被さり、かつ、発光窓220の背部でLED2の発光部21がその発光窓220に臨んでいる。
LED2は、配線基板1に半田付けされて起立しているリード脚22を折り曲げることによって倒伏姿勢に保たれている。また、門形の上記遮光壁210の高さ位置は、LED2のリード脚22を配線基板1に直立させているときの発光部21の高さ位置が、その遮光壁210の最上部211よりも高くなるように定められ(図4に仮想線で示した発光部21を参照)、かつ、図1のようにリード脚22が折り曲げられて発光部22が配線基板1に沿う倒伏姿勢に保たれているときの発光部22の高さ位置が遮光壁210の最上部212の高さ位置よりも低くなるように定められている。門形の遮光壁210の高さ位置を上記のように定めておくと、その遮光壁210の全体高さが低くなってフロントパネル200の高さ寸法を短く抑えることに役立ち、キャビネット全体の高さを低くしてそのコンパクト化を図りやすくなるという利点がある。
図1〜図3のように、配線基板1は、その前端部の一部を凹入状に欠除することによって形成された開口部12が備わり、その開口部12の下側に、シャーシ100に追加して形成された受部110が設けられている。この受部110は、上記開口部12に臨むシャーシ100の所定箇所にリブを追加したり、上記開口部12に配備されるシャーシの上面によって形成したりすることが可能である。そして、上記のようにリード脚部22を折り曲げることによって倒伏姿勢とされたLED2の砲弾形の発光部21が、上記開口部12内に嵌まり込んでいる。さらに具体的には、開口部12内に嵌め込まれて倒伏姿勢とされた砲弾形の発光部21の先端頂部21aが、フロントパネル200側の発光窓220にそのフロントパネル200の背部から臨んでいる。ここで、配線基板1に対する開口部12の形成箇所は、遮光壁210の左右の脚部211,211(図2参照)の対向方向内側に定められていて、その開口部12に嵌まり込んでいる発光部21を挟んでその左右両側に位置する開口部の口縁12a,12aに、発光部21が当接してその発光部21が遮光壁210の左右の脚部211,211の対向空間の外側へ位置ずれすることを阻止する位置決めストッパとしての機能が付与されている。
さらに、遮光壁210には、段付状のガイド面213が備わっていて、そのガイド面213が配線基板1の上に重ね合わされている。このため、遮光壁210の高さ位置が、LED2の高さ位置に対して一定に保たれる。
以上の構成であると、LED2の発光部21の発光状態がフロントパネル200の発光窓220で表示されることに加え、その発光部21の周囲に被さっている門形の遮光壁210が発光部21の光の漏洩を防ぐ。したがって、ユーザにとっては、発光窓220によって発光部21の発光状態を正確に認識することが可能になる。
上記したように、配線基板1に開口部12が形成されていると、その配線基板1に実装されているLED2のリード脚部22を折り曲げて発光部21を倒伏姿勢に倒したときに、リード脚部22の曲り角度が図8などで説明した場合よりも拡がる結果、倒伏姿勢の発光部21の位置が図8などで説明した場合よりも低くなる。そのため、フロントパネル装着工程を行う際に、フロントパネル200側の遮光壁210の最上部212を含む上部が発光部21に突き当たるおそれがなくなる。また、配線基板1の開口部12内に倒伏姿勢の発光部21が押し込まれていると、その開口部12の左右両側の口縁12a,12aに付与されているストッパとしての機能により、発光部21の左右方向での位置ずれ幅が、図2に仮想線で示したように遮光壁210の左右の脚部211,211の対向空間内に限定されるために、発光部21が開口部12の外側へ位置ずれしてしまうという事態が起こらなくなる。したがって、フロントパネル装着工程でフロントパネル200の遮光壁210の左右の脚部211,211が発光部21に突き当たってその発光部21が遮光壁210の外側へ押し出されてしまうというおそれがなくなる。
以上のように、この実施形態では、フロントパネル装着工程が、キャビネットやフロントパネル200によって遮光壁210やLED2が覆われて見えにくい状態で行われるとしても、発光部21の周囲に確実にフロントパネル200側の遮光壁210が被さることになる。
また、この実施形態では、シャーシ100に設けられている受部110が、配線基板1の開口部12に嵌め込まれた発光部21に当接してその発光部21の下限位置を規制する機能を発揮するので、発光部21が発光窓220に対する適正位置の下方へ下がり過ぎるという事態も防止される。
配線基板1に搭載されているLED2の発光部21を配線基板1の開口部12内に嵌め込んで倒伏姿勢に保つ作業は、フロントパネル装着工程に先立って行われる。この作業は、たとえば、図4に仮想線で示したように配線基板1にリード脚部22を半田付けして直立させた状態から、作業者が手の指でその発光部21を押し付けて矢印のように前側に倒すことによって容易に行うことができる。このときには、シャーシ100側の受部110が発光部21に当接してその発光部21が低位に下がり過ぎることを防ぐ。この後、矢印Fのようにフロントパネル200を前側からキャビネット(不図示)に装着するというフロントパネル装着工程を行うと、図1で説明したように、発光部21の周囲に門形の遮光壁210が確実に被さる。
配線基板1に搭載されているLED2の発光部21を配線基板1の開口部12内に嵌め込んで倒伏姿勢に保つ作業は、図5に示した手順で行うこともできる。すなわち、図5のように、直角に折り曲げたLED2のリード脚22を配線基板1に半田付けすることによってその発光部21を仮想線で示したようにあらかじめ水平な倒伏姿勢にしておき、そのように水平な倒伏姿勢の発光部21を作業者が手の指で矢印のように押し下げて配線基板1の開口部12内に嵌め込むことにより、リード脚22の曲り角度を拡大するという手順で行うことも可能である。
1 配線基板
2 LED(発光素子)
12 開口部
12a 開口部の口縁
21 発光部(発光素子本体)
21a 先端頂部
22 リード脚
100 シャーシ
110 受部
200 フロントパネル
210 遮光壁
213 ガイド面
220 発光窓
2 LED(発光素子)
12 開口部
12a 開口部の口縁
21 発光部(発光素子本体)
21a 先端頂部
22 リード脚
100 シャーシ
110 受部
200 フロントパネル
210 遮光壁
213 ガイド面
220 発光窓
Claims (5)
- 配線基板に半田付けされたリード脚が折り曲げられて発光素子本体が倒伏姿勢に保たれている発光素子の周囲に、電気機器キャビネットに組み付けられるフロントパネルに設けられた門形の遮光壁が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、
上記発光素子のリード脚を上記配線基板に直立させているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも高く定められ、かつ、上記リード脚が折り曲げられてその発光素子本体が配線基板に沿う倒伏姿勢に保たれているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも低く定められており、
上記リード脚の折曲げ角度を拡げることにより上記配線基板の一部を欠除して形成された開口部内に嵌め込まれて倒伏姿勢とされた砲弾形の上記発光素子本体の先端頂部が、上記フロントパネルに具備された発光窓にそのフロントパネルの背部から臨まされ、
上記配線基板に対する上記開口部の形成箇所が上記遮光壁の左右の脚部の対向方向内側に定めることによって、上記発光素子本体を挟んでその左右両側に位置する上記開口部の口縁に、上記発光素子本体が当接してその発光素子本体が上記遮光壁の左右の脚部の対向空間の外側へ位置ずれすることを阻止する位置決めストッパとしての機能を付与してあり、
上記配線基板が載架されているシャーシに、上記開口部に嵌め込まれた発光素子本体に当接してその発光素子本体の下限位置を規制する受部が追加され、
上記遮光壁に、上記フロントパネルを電気機器キャビネットに組み付けるときに上記配線基板に乗り上がって上記発光素子本体に対する上記遮光壁の高さ位置を規制するガイド面が備わっている請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した電気機器の発光素子実装構造。 - 配線基板に半田付けされたリード脚が折り曲げられて発光素子本体が倒伏姿勢に保たれている発光素子の周囲に、電気機器キャビネットに組み付けられるフロントパネルに設けられた門形の遮光壁が被せられる電気機器の発光素子実装構造において、
上記リード脚の折曲げ角度を拡げることにより上記配線基板の一部を欠除して形成された開口部内に上記発光素子本体が嵌め込まれ、その発光素子本体を挟んでその左右両側に位置する上記開口部の口縁に、上記発光素子本体が当接してその発光素子本体が上記遮光壁の左右の脚部の対向空間の外側へ位置ずれすることを阻止する位置決めストッパとしての機能を付与してあることを特徴とする電気機器の発光素子実装構造。 - 上記配線基板がシャーシに載架されていて、そのシャーシに、上記開口部に嵌め込まれた発光素子本体に当接してその発光素子本体の下限位置を規制する受部が追加されている請求項2に記載した電気機器の発光素子実装構造。
- 上記発光素子のリード脚を上記配線基板に直立させているときの発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも高く定められ、かつ、その発光素子本体が上記開口部内に嵌め込まれているときのその発光素子本体の高さ位置が上記遮光壁の最上部の高さ位置よりも低く定められている請求項2又は請求項3に記載した電気機器の発光素子実装構造。
- 上記遮光壁に、上記フロントパネルを電気機器キャビネットに組み付けるときに上記配線基板に乗り上がって上記発光素子本体に対する上記遮光壁の高さ位置を規制するガイド面が備わっている請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した電気機器の発光素子実装構造。
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JP2015015121A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 株式会社吾妻製作所 | 燈体および発光式標識装置 |
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- 2005-08-22 JP JP2005006825U patent/JP3117438U/ja not_active Expired - Fee Related
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