JP3117337U - 多機能座椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドとしても使用可能な座椅子に関し、特に、座板が座板本体から突出した突出部を備えている座椅子において、安全性が高く使用感に優れた座椅子の提供。
【解決手段】座板1と、座板1の一端に設けられ、座板1に対する角度を変更可能な背もたれ部2と、座板1の他端に設けられ、座板1に対し折り畳み可能な折り畳み部3とを有する多機能座椅子100において、背もたれ部2が、座板1側に凹部2aを有し、折り畳み部3が、凹部2aに進入する凸部3aを先端部に有し、座板1が、前記一端において座板1本体から突出し凹部2aに進入する突出部1aと、座板1本体と突出部1aとに延在し座板1本体の底面と突出部1aの底面とがほぼ同一平面上に位置する状態を保持するための保持部材8とを有する。
【選択図】図5

Description

本考案は、ベッドとしても使用可能な多機能座椅子に関し、特に、安全性が高く使用感に優れた多機能座椅子に関する。
従来より、〔特許文献1〕等において開示されているように、座板に対する角度を変更可能な背もたれ部を備え、いわゆるリクライニングが可能となっており、背もたれ部を水平にするとベッドとして使用可能になる座椅子が知られている。〔特許文献1〕に記載の座椅子は、背もたれ部が凹字形状、座板が凸字形状をなしており、座板の凸部が背もたれの凹部に進入することでかかる凸部がリクライニングの邪魔になることを防止している。
実用新案登録第3055411号公報
しかし、そのような形状の座椅子において、背もたれ部が座板に対して傾斜している状態で使用しているときに、背もたれ部側に体重をかけ過ぎると、凸部が変形して座板本体部分が床面から浮き、後ろに倒れてしまうという不具合がある。このような不具合は、〔特許文献1〕に記載の座椅子のように、上述したような凸部を有する座椅子にあっては、かかる凸部があることによって後方に倒れることはない、という過信の元に使用していると特に発生しやすい。座椅子が後ろに倒れると、ユーザーが高齢者や子供である場合などは特に、怪我をする可能性もあり、危険である。また、座椅子後方の、背もたれ部が倒れ込んだ場所に物を置いてある場合にはさらに危険であるし、その物が破損することも考えられる。
また、〔特許文献1〕記載の座椅子のように、枕となる部分を備えていないために枕の代わりに背もたれ部を少しだけ起こして使用する場合には、上述のように後ろに倒れやすく、シーソーのようにバタ付きやすいという不具合がある。
本考案は、ベッドとしても使用可能な座椅子に関し、特に、座板が座板本体から突出した突出部を備えている座椅子において、安全性が高く使用感に優れた座椅子を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、座板と、前記座板の一端に設けられ、同座板に対する角度を変更可能な背もたれ部と、前記座板の他端に設けられ、同座板に対し折り畳み可能な折り畳み部とを有する多機能座椅子において、前記背もたれ部が、前記座板側に凹部を有し、前記折り畳み部が、前記凹部に進入する凸部を先端部に有し、前記座板が、前記一端において同座板本体から突出し前記凹部に進入する突出部と、前記座板本体と前記突出部とに延在し前記座板本体の底面と前記突出部の底面とがほぼ同一平面上に位置する状態を保持するための保持部材とを有する。
請求項2記載の考案は、前記保持部材が、前記座板本体から前記突出部の中途部分にかけて延在することとした。
請求項3記載の考案は、前記背もたれ部の先端側に配設された枕を有することとした。
請求項4記載の考案は、前記枕は、前記背もたれ部の、先端側の縁部と前記凹部の底部との間の部分に回転自在に支持された筒状をなし、回転により高さが可変であることとした。
請求項5記載の考案は、前記座板の側方を開放したこととした。
本考案によれば、座板と、前記座板の一端に設けられ、同座板に対する角度を変更可能な背もたれ部と、前記座板の他端に設けられ、同座板に対し折り畳み可能な折り畳み部とを有する多機能座椅子において、前記背もたれ部が、前記座板側に凹部を有し、前記折り畳み部が、前記凹部に進入する凸部を先端部に有し、前記座板が、前記一端において同座板本体から突出し前記凹部に進入する突出部と、前記座板本体と前記突出部とに延在し前記座板本体の底面と前記突出部の底面とがほぼ同一平面上に位置する状態を保持するための保持部材とを有するので、ベッドとしても使用可能な多機能座椅子であって、座ったり寝たりしている状態で、頭側に体重をかけたときに座椅子が頭側に倒れることを防止できるから、安全性が高く使用感に優れた多機能座椅子を提供することができる。
本考案にかかる多機能座椅子は、座板と、前記座板の一端に設けられ、同座板に対する角度を変更可能な背もたれ部と、前記座板の他端に設けられ、同座板に対し折り畳み可能な折り畳み部とを有する多機能座椅子において、前記背もたれ部が、前記座板側に凹部を有し、前記折り畳み部が、前記凹部に進入する凸部を先端部に有し、前記座板が、前記一端において同座板本体から突出し前記凹部に進入する突出部と、前記座板本体と前記突出部とに延在し前記座板本体の底面と前記突出部の底面とがほぼ同一平面上に位置する状態を保持するための保持部材とを有する。
したがって、座ったり寝たりしている状態で、頭側に体重をかけたときに、保持部材が支えになることで背もたれ部が頭側すなわち後方に倒れることを防止でき、安全性が高く使用感に優れた多機能座椅子を提供することができる。後方に倒れることが防止されることで、後方に物を置いているときにその物が破損することも防止される。
また、前記保持部材が、前記座板本体から前記突出部の中途部分にかけて延在する。
したがって、保持部材による重量増加、コスト増加を抑制することができ、保持部材を突出部の先端にまで設けた場合に比べて軽量かつ低廉な多機能座椅子を提供することができる。保持部材を突出部の先端にまで設けた場合に比べて、軽量であるため持ち運びが容易で使用者の使用感が高い多機能座椅子を提供することができる。後方を通過するときに突出部に足などをぶつけても、保持部材に当接することが抑制され、安全性の高い多機能座椅子を提供することができる。
また、前記背もたれ部の先端側に配設された枕を有する。
したがって、ベッドとして使用する際の使用感を高め、ベッドとしての機能を向上した多機能座椅子を提供することができる。
また、前記枕は、前記背もたれ部の、先端側の縁部と前記凹部の底部との間の部分に回転自在に支持された筒状をなし、回転により高さが可変である。
したがって、使用者の好みに応じて枕の高さを変えることができ、ベッドとしてさらに使用感の高い多機能座椅子を提供することができる。座椅子として使用するときには枕の高さを低くし、ベッドとして使用するときには枕の高さを高くするなど、使用状態に応じて臨機応変に、かつ容易に枕の高さを調整することができ、使い勝手がよく使用感の極めて高い多機能座椅子を提供することができる。
また、前記座板の側方を開放した。
したがって、立ったり座ったりすることが自由にでき、またベッドとして使用しているときに床面に容易に手を付くことができることもあり、寝返りが容易にできるなど使用間に優れた特性を備えた多機能座椅子を提供することができる。
以下に、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。本考案にかかる多機能座椅子は、大きく分けて3つの使用の状態を有する。各状態を第1の状態、第2の状態、第3の状態ということとする。第1の状態は主に椅子として使用する状態、第2の状態は主にベッドとして使用する状態、第3の状態は主に足を伸ばして椅子として使用する状態であるが、その詳細については後述する。
図1、図2、図3に、それぞれ、本考案を適用した多機能椅子の第1ないし第3の状態における斜視図を示す。多機能座椅子100は、座板としての座板部1と、座板部1の一端に設けられ、座板部1に対する角度を変更可能な背もたれ部2と、座板部1の他端に設けられ、座板部1に対し折り畳み可能な折り畳み部3と、背もたれ部2に取り付けられた枕4とを有している。
背もたれ部2は、図14にも示すように平面視凹字状をなし、座板部1側に凹部2aを有している。
折り畳み部3は、図14にも示すように平面視凸字状をなし、凹部2aに進入する凸部3aを先端部に有している。
座板部1は、図14にも示すように平面視凸字状をなし、背もたれ部2側の端部において座板部1の本体から突出し凹部2aに進入する突出部1aを有している。
枕4は、背もたれ部2の先端側に配設されている。枕4は、図2に示したファスナー4aにより、多機能座椅子100の本体に対して着脱自在となっている。
座板部1と折り畳み部3とはほぼ同一の大きさ、形状をなしている。
多機能座椅子100は図14等からも明らかなように平面視で左右対称の形状をなしている。
多機能座椅子100の本体、枕4はそれぞれ、表面を起毛処理され、縫製により袋状とされたカバー5、6と、カバー5、6の内部にそれぞれ配設され、カバー5、6によってそれぞれ覆われた図示しないスポンジとを有している。カバー5は、座板部1、背もたれ部2、折り畳み部3に亘って一体であるが、かかるスポンジは、それぞれの部分で別体となっている。各スポンジは多機能座椅子100の使用時にクッションとなる弾性を有する。
図5、図6に示すように、多機能座椅子100の内部、具体的には座板部1、背もたれ部2の内部には、多機能座椅子100の使用時において、座板部1、背もたれ部2の各スポンジの形状および座板部1、背もたれ部2の間の角度を変更可能とするとともに所定の状態で維持させるための骨格部材7が配設されている。骨格部材7は、座板部1内に位置する第1の部分としての座板骨格7aと、背もたれ部2内に位置する第2の部分としての背もたれ骨格7bと、座板骨格7aと背もたれ骨格7bとを連結する第3の部分としての一対のラチェット7cとを有している。
座板骨格7a、背もたれ骨格7bは、それぞれ座板部1、背もたれ部2の裏面近傍に位置している。ラチェット7cも同様である。ただし、座板骨格7a、背もたれ骨格7b、ラチェット7cの裏面側はスポンジによって覆われ、これによってカバー5を介して使用者や床面に直接的に当接することを防止し、使用者の怪我や床面の傷を防止している。座板部1、背もたれ部2の各スポンジと骨格部材7とは、接着剤によって固定され一体化されている。
座板骨格7aは、座板部1の本体と突出部1aとに延在し同本体の底面と突出部1aの底面とがほぼ同一平面状に位置する状態を保持するための保持部材としての鉄製のパイプ材8と、パイプ材8に対し上下左右方向に巻き掛けられ、パイプ材8とともに座板部1内のスポンジの形状を維持し、またかかるスポンジとともに座板部1のクッションを構成する可撓性の紐材9とを有している。
パイプ材8は、座板部1の本体内に配設され、同本体とほぼ同形の四角形状をなす本体部8aと、突出部1a内に位置するように本体部8aに突き出た態様で固設されたコ字状の突設部8bとを有している。突設部8bは、突出部1aの先端部分を除く部分に、すなわち、突出部1aの基端側から、その先端部分に向けた中途部分にかけて配設されている。これにより、パイプ材8は、座板部1の本体から突出部1aの中途部分にかけて延在している。パイプ材8は、突設部8b側の各角部をそれぞれラチェット7cに一体化されている。
紐材9は、突設部8bの先端部分と、本体部8aの折り畳み部3側の端部部分との間にも巻き掛けられ、突設部8bと本体部8aの突設部8b側の端部部分とによって囲まれた領域においても、スポンジの形状が維持されるとともにクッション性が向上している。
背もたれ骨格7bは、両端部をラチェット7cに一体化されたコ字状をなす鉄製のパイプ材10と、パイプ材10に対し左右方向に巻き掛けられ、パイプ材10とともに背もたれ部2内のスポンジの形状を維持し、またかかるスポンジとともに背もたれ部2のクッションを構成する可撓性の紐材11とを有している。
ラチェット7cは、座板骨格7aと背もたれ骨格7bとがほぼ同一平面上に位置して平面状をなし、これらの挟角がほぼ180度となる状態と、同挟角がほぼ80度となる状態との間で、同挟角を広げる向きの力を加えたときには同挟角が所定の角度となった状態を保つように構成されている。
図1、図3はかかる挟角がほぼ80度となった状態を示し、図2、図4は同挟角がほぼ180度となった状態を示しており、図5は同挟角が図1、図3に示した状態と図2、図4に示した状態との間となった状態を示している。これらの状態はいずれも、同挟角を広げる向きの力を加えたときに、ラチェット7cによって維持される。
図1に示した状態並びに図6ないし図10に示した状態は、かかる挟角がほぼ80度となり、かつ折り畳み部3を折り畳んで凸部3aを凹部2aに進入させ突出部1aに重ねた状態である、多機能座椅子100の第1の状態を示している。第1の状態では、多機能座椅子100は主に座椅子として使用される。折り畳み部3が折り畳んであり、この上に座ると、スポンジがその内部に入っているため、折り畳み部3がクッションとして機能し、座り心地がよい。
図2、図4に示した状態並びに図11ないし図15に示した状態は、かかる挟角がほぼ180度となり、かつ折り畳み部3を拡げた状態である、第2の状態を示している。ただし、図2、図4に示した状態では、同挟角は、枕4の、背もたれ部2の裏面側の厚みに応じて、180度よりも小さい角度になっている。第2の状態では、多機能座椅子100は主にベッドとして使用される。
図3に示した状態並びに図16ないし図20に示した状態は、かかる挟角がほぼ80度となり、かつ折り畳み部3を拡げた状態である、多機能座椅子100の第3の状態を示している。第3の状態では、多機能座椅子100は主に足を伸ばしリラックスした状態で座ることができる座椅子として使用される。
なお、すでに述べたように、多機能座椅子100は左右対称の形状であるため、第1の状態の右側面図はその左側面図である図8に示した多機能座椅子100を左右対称に表したものとなり、第2の状態の右側面図はその左側面図である図13に示した多機能座椅子100を左右対称に表したものとなり、第3の状態の右側面図はその左側面図である図18に示した多機能座椅子100を左右対称に表したものとなる。
図15等に示されているように、カバー5の、座板部1及び背もたれ部2の裏面側には、ファスナー5aが、大きく突出部1a及び凹部2aを囲繞するようにして、無端状に配設されている。よって、ファスナー5aを開くことにより、カバー5の、座板部1及び背もたれ部2の裏面側は、ほぼ全面が開放される。
なお、第1の状態、第3の状態におけるかかる挟角は80度に限らない。第1の状態は、ラチェット7cが保持すべきかかる挟角が180度以外のときであって折り畳み部3が折り畳まれた状態ということができ、第3の状態は、ラチェット7cが保持すべきかかる挟角が180度以外のときであって折り畳み部3が拡げられた状態ということができる。たとえば、図5に示した状態は第3の状態に含めることができる。
枕4は、ファスナー4aを閉じ合わせて多機能座椅子100の本体に取り付けられた状態において、背もたれ部2の、先端側の縁部と、凹部2aの底部すなわち背もたれ部2の先端側の縁部に近い縁部との間の部分に回転自在に支持された筒状をなしている。枕4の厚さは周方向において異なっており、回転させることでその高さが可変である。したがって、使用者が好みに応じて枕4の高さを変えることができる。なお、枕4の、背もたれ部2の裏面側の厚さが最大となるときにおいても、ラチェット7cが保持すべき座板部1と背もたれ部2との挟角は、ほぼ180度である。
以上のような構成の多機能座椅子100にあっては、座板骨格7a、特にパイプ材8が、座板部1の本体から突出部1aの中途部分にかけて延在しているので、第1の状態、第3の状態すなわち、枕4が床面から離れた状態で、主に座る態様で使用している際に、頭側に体重をかけたときであっても、パイプ材8が支えになり、枕4が床面に当接するように倒れることが抑制され、このような転倒によって怪我をすることが防止され、多機能座椅子100の後方に物を置いてある場合にその物が破損することも防止される。なおかつ、多機能座椅子100の後方を通過するときなどに、背面に突き出た形状となっている突出部1aに足などをぶつけても、パイプ材8に当接することが抑制され、怪我をすることが防止される。
また、背もたれ部2を少しだけ起こして使用する場合にもシーソーのようにバタ付くことが抑制されるうえ、枕4を備えているために背もたれ部2を少しだけ起こして使用すること自体が少ないことも、かかるばたつきの抑制に効果的である。さらに、枕4が筒状であり背もたれ部2の背面側の位置も占めるので、バタつきや倒れが生じても、枕4によって、床面に当接したときの衝撃が緩和される。
第2の状態においては、枕4の、背もたれ部2の裏面側の厚さが最大となるときにおいても、ラチェット7cが保持すべき座板部1と背もたれ部2との挟角は、ほぼ180度であるため、枕4は常に接地していることとなり、パイプ材8が支えになることとも相俟って、やはりバタつきが防止される。
座板骨格7a、特にパイプ材8が、座板部1の本体から突出部1aの中途部分にかけて延在していることは、多機能座椅子100をベッドとして使用するときの寝心地を損なわず、重量増、高価格化の抑制にも寄与している。
枕4は多機能座椅子100のベッドとしての機能を向上している。枕4を回転させることにより使用者の好みに応じて背もたれ部2の表面からの高さを変えられるためベッドとしての使用感を向上している。枕4の高さを容易に変えられるため、多機能座椅子100を椅子として使用するときには枕4を低くし、ベッドとして使用するときには枕4を高くするなど、臨機応変に、必要に応じて枕4を使うことができ、使用感が極めて高い。
このように、多機能座椅子100は、使用感が極めて高いなど、使用者にとって非常に魅力的である。
座板部1と折り畳み部3とはカバー6によって一体化され、折り畳み部3の折り畳みは容易に行われる。凸部3aには骨格となる部材がないので、第3の状態から第1の状態にする際に、凸部3aを凹部2aに容易に進入させることができ、かかる状態の変化を容易に行うことができ、使用者の操作性が高い。
第3の状態にあっては、座板部1と折り畳み部3とはほぼ同一の大きさ、形状をなしているため、座板部1と折り畳み部3とがほぼ完全に重なった状態となり、美観に優れている。
座板部1、背もたれ部2の各スポンジと骨格部材7とは、接着剤によって一体化され固定されているので、互いの位置ずれが起こることがなく、座板部1、背もたれ部2の形状が保たれる。
ファスナー5aを開いたときには、カバー5の、座板部1及び背もたれ部2の裏面側がほぼ全面にわたって開放され、座板部1、背もたれ部2の各スポンジと骨格部材7とが一体で容易に取り出され、これに続いて折り畳み部3内のスポンジが容易に取り出される。これらの取り付けもまた同様にして容易に行われる。したがって、カバー5の着脱が容易であって、カバーが汚れたときに容易に洗うことができる。
前述の〔特許文献1〕に記載の座椅子と異なり、100には肘掛などが備えられておらず、座板部1の側方が開放されているので、座ったり立ったりすることが自由にでき、またベッドとして使用しているときに、床面に容易に手を付くことができることもあり、寝返りが容易にできるなどの使用感に優れた特性を備えている。
以上本考案を説明したが、本考案にかかる多機能座椅子を構成する、座板部、背もたれ部、折り畳み部、枕等については前述した形態の各要素に限らず任意に変更可能である。
本考案の実施の形態に記載された効果は、本考案から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本考案による効果は、本考案の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本考案を適用した多機能座椅子の第1の状態の斜視図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の斜視図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の斜視図である。 本考案を適用した多機能座椅子の内部構造を示す平面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の内部構造を示す斜視図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第1の状態の正面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第1の状態の背面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第1の状態の左側面図である。 本考案適用した多機能座椅子の第1の状態の平面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第1の状態の底面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の正面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の背面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の左側面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の平面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第2の状態の底面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の正面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の背面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の左側面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の平面図である。 本考案を適用した多機能座椅子の第3の状態の底面図である。
符号の説明
1 座板
1a 突出部
2 背もたれ部
2a 凹部
3 折り畳み部
3a 凸部
4 枕
8 保持部材
100 多機能座椅子

Claims (5)

  1. 座板と、前記座板の一端に設けられ、同座板に対する角度を変更可能な背もたれ部と、前記座板の他端に設けられ、同座板に対し折り畳み可能な折り畳み部とを有する多機能座椅子において、
    前記背もたれ部が、前記座板側に凹部を有し、
    前記折り畳み部が、前記凹部に進入する凸部を先端部に有し、
    前記座板が、前記一端において同座板本体から突出し前記凹部に進入する突出部と、前記座板本体と前記突出部とに延在し前記座板本体の底面と前記突出部の底面とがほぼ同一平面上に位置する状態を保持するための保持部材とを有する多機能座椅子。
  2. 請求項1記載の多機能座椅子において、前記保持部材が、前記座板本体から前記突出部の中途部分にかけて延在している多機能座椅子。
  3. 請求項1または2記載の多機能座椅子において、前記背もたれ部の先端側に配設された枕を有する多機能座椅子。
  4. 請求項3記載の多機能座椅子において、前記枕は、前記背もたれ部の、先端側の縁部と前記凹部の底部との間の部分に回転自在に支持された筒状をなし、回転により高さが可変である多機能座椅子。
  5. 請求項1ないし4記載の多機能座椅子において、前記座板の側方を開放した多機能座椅子。
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