JP3117162B2 - 開閉ドームの架設方法 - Google Patents

開閉ドームの架設方法

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JP3117162B2
JP3117162B2 JP04097722A JP9772292A JP3117162B2 JP 3117162 B2 JP3117162 B2 JP 3117162B2 JP 04097722 A JP04097722 A JP 04097722A JP 9772292 A JP9772292 A JP 9772292A JP 3117162 B2 JP3117162 B2 JP 3117162B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周が壁体によって覆
われたフィールドの屋根を構成するドームが複数のドー
ムセクションに分割され、それぞれのドームセクション
が互いに重なるように相対移動して開閉する開閉ドーム
に用いられる開閉ドームの架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】競技場、特に野球場において、雨天の場
合は競技が中止となることがある。このため、近年、野
球場にドーム型の屋根を取付けて全天候型の野球場とし
たものがある。これにより、天候に拘らず野球等の競技
を行うことができる。また、空調も所望の温度及び湿度
等に制御することができるため、季節に関係なく、様々
な競技を行うことができる。
【0003】ところが、雨天の場合に競技ができる点に
おいては、屋根付き(ドーム型)の競技場は優れている
が、気候が良く天気も良い場合には、屋根を開放した方
が空調上もエネルギー消費上からも好ましい。
【0004】このため、屋根は、晴天等の屋外での競技
が可能な場合は開き、雨天等の屋外での競技が不可能な
場合に閉じる所謂開閉型とすることが考えられている。
【0005】一例としてドームをドームセクションに3
分割してそれぞれ略扇型、例えば銀杏型に組付け、ドー
ムセクションの円弧状の外周を競技場のフィールドを覆
う壁体上部に支持するものがある。3分割されたドーム
セクションの内の1個を固定のドームセクションとし、
他の2個は、円弧状の外周を前記壁体上部に形成された
周状のレール部に連結し、このレール部に沿って移動可
能な可動ドームセクションとする。
【0006】各ドームセクションは、同一形状であるた
め、開放時には2個の可動ドームセクションは、互いに
重なり合い、さらに、固定ドームセクションにも重なる
ように移動する。これにより、ドームの2/3が開放さ
れる。また、雨天の場合は、可動ドームセクションがそ
れぞれ同一回転中心で反対方向へ回転移動され、3個の
ドームセクションの一部が重なった状態となる。これに
より、ドームは全閉状態となる。
【0007】このように、ドームを複数のセクションに
分割して可動させることにより、開閉ドームを実現する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドーム
を複数のドームセクションに分割し、かつ各ドームセク
ションが相対移動可能にする場合には、各ドームセクシ
ョンの面積が広く、重量も大きいため、各ドームセクシ
ョンが干渉せず円滑に移動するように短期間で効率良く
建設することは極めて困難である。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、各ドームセク
ションが干渉せず円滑に移動するドームを効率よく建設
することができる開閉ドームの架設方法を得ることが目
的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外周が壁体によって覆われたフィールドの略円形の
屋根を構成するドームが略扇状の複数のドームセクショ
ンに分割され、それぞれのドームセクションが互いに重
なるように壁体に沿って回転移動して開閉する開閉ドー
ムに用いられる開閉ドーム架設方法であって、前記複数
のドームセクションを前記壁体上部から前記屋根の中央
に向けて複数個に分割するとともに外周方向に沿って複
数個に分割したユニットを組み立てるユニット組立工程
と、前記ユニットを支持する屋根脚部を前記壁体の内側
近傍に前記壁体に沿って設ける屋根脚部敷設工程と、前
記壁体と前記屋根脚部とに最下層となるドームセクショ
ンのユニットを架設し組付ける最下層ユニット架設工程
と、この最下層ユニット架設工程よって設けられた最下
層ユニット組付体の上部にジャッキを配設しドーム開状
態で2層目以上となるユニットを順次架設し組付けるユ
ニット積層工程と、によって、複数のユニットの内の最
も前記壁体に近いユニットを積層状態で組み立てた後、
前記ユニットを支持する高さの高い屋根脚部を既に設け
た前記屋根脚部の内側近傍に前記屋根脚部に沿って設け
る屋根脚部敷設工程と、前記屋根脚部と前記高さの高い
屋根脚部とに最下層となるドームセクションのユニット
を架設し組付ける最下層ユニット架設工程と、この最下
層ユニット架設工程よって設けられた最下層ユニット組
付体の上部にジャッキを配設しドーム開状態で2層目以
上となるユニットを順次架設し組付けるユニット積層工
程と、を繰り返しながら、前記屋根の中央に向けて複数
のドームセクションを外周部側から積層状態で順次組み
立てて行くことを特徴としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明の開閉ドームの架設方法
によれば、まず、地上等の作業性の良い所で屋根を構成
する複数のドームセクションを壁体上部となる部位から
屋根の中央となる部位に向けて複数個に分割するととも
に外周方向に沿って複数個に分割したユニットを組み立
てる。次に、これらのユニットを支持する屋根脚部を壁
体の内側近傍に壁体に沿って設ける。次に、壁体と屋根
脚部とに最下層となるドームセクションのユニットを架
設し組付ける。次に、この最下層ユニット組付体の上部
にジャッキを配設しドーム開状態で2層目以上となるユ
ニットを順次架設し組付ける。次に、屋根脚部の内側に
さらに高さの高い屋根脚部を設け、上記作業を繰り返
し、壁体上部から屋根の中央に向けて複数のドームセク
ションを外周部側から積層状態で順次組み立てて行く。
【0015】従って、複数のドームセクションの相対位
置関係、特に、各ドームセクション間の距離を、ユニッ
ト組付体の単位で確実に位置決めしながら、次のユニッ
トを組付けて行くことができる。このため、屋根鉄骨の
自重、雰囲気温度や直射日光等に左右される温度荷重、
風の強さ向きによって左右される風荷重、地震荷重等に
よる各ユニット組付体の撓みをユニット組付体の単位で
管理することができ、完成時の各ドームセクションの相
対位置関係を適正なものとできる。よって、各層のドー
ムセクション全体を地上で組み立てた後にドーム閉状態
で壁上に架設し、その後に各ドームセクション全体の相
対位置関係を適正なものとする架設方法と比較して、各
ドームセクションが干渉せず円滑に移動するドームを効
率よく建設することができる。
【0016】
【実施例】図1には、本実施例に係るドーム球場10が
示されている。このドーム球場10は、周囲が地上に立
設される円筒状の壁体12によって覆われており、その
内周面側には、階段状の観客席14が設けられている。
この観客席14とフィールド16とは、フェンス18に
よって仕切られている。
【0017】図2に示される如く、壁体12は、その上
部内周側が傾斜面とされ、この傾斜面上に2本の溝2
0、22が回転中心CL(図3参照)を中心に円形状に
設けられている。この溝20、22よりも下側には、前
記ドーム球場10の屋根24(以下、ドーム24とい
う)の一部を構成する固定ドームセクション26(判り
易くするために図3に縦方向ハッチングで表示)が支持
されている。
【0018】図3及び図4に示される如く、固定ドーム
セクション26は、その平面形状において、両端部が次
第に離れ、先端が略1/3円弧で連結された銀杏の葉に
酷似した扇型とされており、ドーム球場10の上方空間
の約1/3を占めている。固定ドームセクション26は
トラス構造とされ、扇型の外周円弧部は図2に示される
如く、固定ドームセクション26の一部を構成する略V
字型の支持部28が軸27を介して壁体12の溝20、
22よりも下方へ軸支されている。このため、固定ドー
ムセクション26に加わる荷重が全てこの支持部材28
を介して壁体12を構成する骨組へ伝達される構造とな
っている。
【0019】図2に示される如く、溝20、22は、そ
の開口部奥側が開口部の幅寸法よりも拡大されており、
支持台車30、32の収容部34、36とされている。
【0020】上側及び下側の溝20、22に於ける収容
部34、36の所定の各部にはレール38がその長手方
向をフィールド16の周囲に回転中心CLを中心に円形
状に敷設されている。レール38は1個の収容部内で合
計6本配設されており、それぞれ支持台車30、32に
軸支されたローラ40と対応されている。このため、支
持台車30、32は、ローラ40を介して6本のレール
38に支持されることになる。なお、通常時は3本のレ
ールで支持されており、風、地震等に対して6本以上の
レールで支持する構成としても良い。
【0021】支持台車30、32には、軸31、33を
介して、略V字型の支持部材42、44が軸支され、前
記固定ドームセクション26と共にドーム24を構成す
るトラス構造の可動ドームセクション46、48の骨組
がこれらの支持部材42、44へ組付けられる。このた
め、可動ドームセクション46、48に加わる荷重が全
てこの支持部材42、44及び支持台車30、32を介
して壁体12を構成する骨組へ伝わる構造となってい
る。可動ドームセクション46は図3に右上がりハッチ
ングを付して、稼働ドームセクション48は右下がりハ
ッチングを付して示してある。
【0022】固定ドームセクション26及び可動ドーム
セクション46、48は、上記骨組が外板50によって
被覆され(図2では、上段の可動ドームセクション46
の外板50のみを図示)、ドーム10の内外を遮蔽して
いる。
【0023】固定ドームセクション26と可動ドームセ
クション46、48とは縦断面が同心円上に構成され、
平面的に見て図3の固定ドームセクション26の上側に
可動ドームセクション46、48が重なった状態がドー
ム開放状態とされる。
【0024】可動ドームセクション46、48を支持す
る支持台車30、32は、図示しない駆動手段の駆動力
で、前記レール38に沿って移動可能となっている。上
側の可動ドームセクション46及び下側の可動ドームセ
クション48は重なり合った状態から互いに反対方向
(図3の矢印A、B方向)へ移動し、それぞれ約120
°回転移動した時点で図3のように側縁が重なり合うこ
とになり、この状態がドーム閉止状態とされる。この上
側の可動ドームセクション46と下側の可動ドームセク
ション48との間には、所定の隙間(図2及び図5の寸
法C、一例として約60cm)が生じている。また、下側
の可動ドームセクション48と固定ドームセクション2
6との重なり合う部分にも所定の隙間(約60cm)が生
じている。
【0025】このように、3個のドームセクション2
6、46、48は、平面図で互いに重なり合う部分の上
下隙間が一定(約60cm)となっており、可動ドームセ
クション46、48の摺動時に互いに干渉するようなこ
とがないようになっている。
【0026】図5に示される如く、3個のドームセクシ
ョン26、46、48の回転中心CL付近は可動ドーム
セクション46、48の回転位置に拘らず、平面的に見
て常に重なり合っており、2箇所のそれぞれの隙間C部
分(この回転中心CL付近で可動ドームセクション4
6、48が薄肉とされて広い隙間になっている)は、シ
ョックアブソーバ54、56によって連結されている。
ショックアブソーバ54、56は、周知の如く、ピスト
ンによって分割された2室間を流体が所定の径寸法のオ
リフィスを通過して移動することにより、衝撃を緩和す
る構成となっている。
【0027】このショックアブソーバ54、56は、緊
急時、例えば地震や強風でドームセクション26、4
6、48が揺れた場合に、互いに接触しあうことを防止
する役目を有している。
【0028】このように構成されたドーム24は、晴天
等の天候の良い日には開放させ、雨天等の天候の悪い日
には閉止させることにより、全天候型かつ開放感のある
ドーム球場10とすることができる。
【0029】なお、ドーム閉止状態で互いに重なり合う
部分には、図示を省略したシール部が配設されており、
シール部は、重なり合う2つのドームセクションの下側
に位置するドームセクションに取付けられている。
【0030】以下に本実施例の開閉ドームの架設方法に
ついて、図6及び図7に従って説明する。
【0031】地上等の作業性の良い所でドーム24を構
成する固定ドームセクション26と可動ドームセクショ
ン46、48とを、壁体12の上部となる部位から、ド
ーム24の中央となる部位に向けて複数個に分割すると
ともに、図4に示される如く、ドーム24の外周方向に
沿って複数個に分割したユニット26A、46A、48
A、26C、46C等を各々別個に組み立てる。
【0032】次に、図6(A)に示される如く、固定ド
ームセクション26の壁体12の上部に沿った部位を構
成する複数のユニット26Aをそれぞれ支持する屋根脚
部60を壁体12の内側近傍に、壁体12に沿って設け
る。次に、壁体12の軸27と屋根脚部60の上部に設
けたジャッキ61とに最下層となる固定ドームセクショ
ン26のユニット26Aを架設し、各ユニット26Aを
ドーム24の外周方向に沿って組付け、ユニット組付体
26Bとする。なお、ジャッキ61に予めユニット26
Aの一部を先行して取付けておいても良い。
【0033】次に、図6(B)に示される如く、この最
下層となる固定ドームセクション26のユニット組付体
26Bの上部にジャッキ(図示省略)を配設し、ドーム
24開状態で2層目となる可動ドームセクション48の
ユニット48Aを、このジャッキと支持台車32の軸3
1とにそれぞれ架設し、これらのユニット48Aをドー
ム24の外周方向に沿って組付け、ユニット組付体48
Bとする。なお、ジャッキと支持台車32とに予めユニ
ット48Aの一部を先行して取付けておいても良い。
【0034】次に、図6(C)に示される如く、この可
動ドームセクション48のユニット組付体48Bの上部
にジャッキ(図示省略)を配設し、ドーム24開状態で
3層目となる可動ドームセクション46のユニット46
Aを、このジャッキと支持台車30の軸33とにそれぞ
れ架設し、ドーム24の外周方向に沿って組付け、ユニ
ット組付体46Bとする。なお、ジャッキと支持台車3
0とに予めユニット46Aの一部を先行して取付けてお
いても良い。
【0035】次に、組付けられた各層のユニット組付体
26B、48B、46Bの上下相対位置をジャッキによ
って調節する。なお、ユニット組付体48Bのユニット
組付体26Bに対する調節は、ユニット組付体46Bを
配置する前に行っても良い。
【0036】次に、図6(D)に示される如く、屋根脚
部60の内側にさらに、高さの高い屋根脚部62を設
け、屋根脚部60の上部に設けたジャッキ61と屋根脚
部62の上部に設けたジャッキ61とに最下層となる固
定ドームセクション26のユニット26Cをそれぞれ架
設し、ジャッキ61で位置を調節して外側のユニット組
付体26Bに組付けるとともに、ドーム24の外周方向
に沿って組付け、ユニット組付体26Dとする。
【0037】次に、図6(E)に示される如く、この最
下層となる固定ドームセクション26のユニット組付体
26Bの上部にジャッキ(図示省略)を配設し、ドーム
24開状態で2層目となる可動ドームセクション48の
ユニット48Cをそれぞれ架設し、ジャッキ61で位置
を調節して外側のユニット組付体48Bに組付けるとと
もに、ドーム24の外周方向に沿って組付け、ユニット
組付体48Dとする。
【0038】次に図7(A)〜図7(D)に示される如
く、上記作業を繰り返し、壁体12上部からドーム24
の中央に向けて固定ドームセクション26と可動ドーム
セクション48、46とを外周部側から積層状態で順次
組み立てて行く。
【0039】従って、固定ドームセクション26と可動
ドームセクション48、46との相対位置関係、特に、
各ドームセクション26、48、46間の距離を、ユニ
ット組付体26B、48B、46B、26D、48D等
の単位で確実に位置決めしながら、次のユニット26
C、48C等を組付けて行くことができる。
【0040】このため、ドーム24の鉄骨の自重、雰囲
気温度や直射日光等に左右される温度荷重、風の強さ向
きによって左右される風荷重、地震荷重等による各ドー
ムセクション26、48、46の撓みをドーム24閉状
態で管理することができ、完成時の各ドームセクション
26、48、46の相対位置関係を適正なものとでき
る。さらに、本実施例では、各ドームセクション26、
48、46間の距離を、ユニット組付体26B、48
B、46B、26D、48D等のユニット組付体単位で
確実に位置決めできるため、完成時の各ドームセクショ
ン26、48、46の相対位置関係をさらに適正なもの
とできる。
【0041】よって、各層のドームセクション全体を地
上で組み立てた後にドームが閉じた状態で架設し、その
後に各ドームセクション全体の相対位置関係を適正なも
のとする架設方法と比較して、各ドームセクションが干
渉せず円滑に移動するドームを効率よく建設することが
できる。
【0042】以上説明した如く本発明に係る開閉ドーム
の架設方法は、各ドームセクションのユニットを壁体上
部から屋根の中央に向けて順番に積層状態に組付ける
共に、一つの積層状態が完成する毎に各ユニットの間隔
が所定値をなるように位置決めしていくため、各ドーム
セクションが干渉せず円滑に移動するドームを効率よく
建設することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉ドームの架設方法の一実施例が適
用されたドーム球場を示す斜視図である。
【図2】本発明の開閉ドームの架設方法の一実施例が適
用されたドーム球場のドームセクション間を示す断面図
である。
【図3】本発明の開閉ドームの架設方法の一実施例が適
用されたドーム球場を示す平面図である。
【図4】本発明の開閉ドームの架設方法の一実施例が適
用されたドーム球場を示す開閉ドームの分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の開閉ドームの架設方法の一実施例が適
用されたドーム球場のドームセクションの回転中心部近
傍を示す側面図である。
【図6】(A)〜(E)は本発明の開閉ドームの架設方
法の一実施例の架設手順を示す説明図である。
【図7】(A)〜(D)は本発明の開閉ドームの架設方
法の一実施例の架設手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ドーム球場 12 壁体 24 ドーム 26 固定ドームセクション 26A ユニット 26B ユニット組付体 26C ユニット 26D ユニット組付体 46 可動ドームセクション 46A ユニット 46B ユニット組付体 48 可動ドームセクション 48A ユニット 48B ユニット組付体 48C ユニット 48D ユニット組付体 60 屋根脚部 61 ジャッキ 62 屋根脚部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周が壁体によって覆われたフィールド
    の略円形の屋根を構成するドームが略扇状の複数のドー
    ムセクションに分割され、それぞれのドームセクション
    が互いに重なるように壁体に沿って回転移動して開閉す
    る開閉ドームに用いられる開閉ドーム架設方法であっ
    て、 前記複数のドームセクションを前記壁体上部から前記屋
    根の中央に向けて複数個に分割するとともに外周方向に
    沿って複数個に分割したユニットを組み立てるユニット
    組立工程と、 前記ユニットを支持する屋根脚部を前記壁体の内側近傍
    に前記壁体に沿って設ける屋根脚部敷設工程と、 前記壁体と前記屋根脚部とに最下層となるドームセクシ
    ョンのユニットを架設し組付ける最下層ユニット架設工
    程と、 この最下層ユニット架設工程よって設けられた最下層ユ
    ニット組付体の上部にジャッキを配設しドーム開状態で
    2層目以上となるユニットを順次架設し組付けるユニッ
    ト積層工程と、 によって、複数のユニットの内の最も前記壁体に近いユ
    ニットを積層状態で組み立てた後、前記ユニットを支持する高さの高い屋根脚部を既に設け
    た前記屋根脚部の内側近傍に前記屋根脚部に沿って設け
    る屋根脚部敷設工程と、 前記屋根脚部と前記高さの高い屋根脚部とに最下層とな
    るドームセクションのユニットを架設し組付ける最下層
    ユニット架設工程と、 この最下層ユニット架設工程よって設けられた最下層ユ
    ニット組付体の上部にジャッキを配設しドーム開状態で
    2層目以上となるユニットを順次架設し組付けるユニッ
    ト積層工程と、 を繰り返しながら、前記屋根の中央に向
    けて複数のドームセクションを外周部側から積層状態で
    順次組み立てて行くことを特徴とする開閉ドームの架設
    方法。
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