JP3117005U - 攪拌機の攪拌パドル - Google Patents

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Abstract

【課題】 混合剤に混入する気泡を抑え、効率の良い攪拌が可能な攪拌パドルを提供することを目的とする。
【解決手段】 支柱102により左右に延出する一対の攪拌羽のうち、一方の攪拌羽103は、略三角状で、支柱102の下端から上り斜辺103aが形成され、他方の攪拌羽104は、略L字状で、該略L字状の縦辺部の端部に支柱102の下端に向かって下り斜辺104aが形成され、かつ攪拌羽103の容器側端部の高さよりも高く構成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、コーキング剤を攪拌する攪拌機に用いて好適な攪拌機の攪拌パドルに関する。
主に建築物において、窓廻り、雨押え周辺又は外壁間の隙間に水密、気密の目的で隙間に充填するペースト状のシリコン等から成るコーキング剤が一般的に使用されている。また、前記コーキング剤は主剤、硬化剤とから成り、実際に隙間に充填する前に、色むら無く、また気泡が混入しないように、双方を十分に攪拌し使用する。
攪拌をする際に、従来より専用の攪拌機が使用されている。図4において、攪拌機30及び攪拌の様子を示す。前記主剤、硬化剤から成るコーキング剤31を金属等からなる円筒状の容器32に入れ、攪拌機30を構成するターンテーブル33に容器32を固定する。攪拌機30の所定部位において、基端を支持された支持部材34は、先端において、容器32の中心に垂下される支柱35と連結される。支柱35の下端においては、左右対称に分岐した略L字状の攪拌羽36が形成される。また、支持部材34〜攪拌羽36までの部位を攪拌パドル37とする。この攪拌パドル37を容器32に装入し、ターンテーブル33を一定時間正転及び反転を交互に繰り返すことで攪拌を行う。
コーキング剤は非常に粘性の高いペースト状の流体であるため、攪拌時、コーキング剤内部に気泡が混入されやすい。コーキング剤に気泡が多く入ると、実際にコーキング剤を隙間に充填させ、乾燥させた場合、コーキング剤外観部に窪み等所々陥没した箇所が見られることがあり、外観上見栄えが良くないほか、水密性、気密性の点でも不具合となり得る。
気泡の混入はターンテーブル回転中に攪拌パドルとコーキング剤との間に生ずる溝状の空間に起因しており、溝状の空間の発生箇所は支柱周り及び攪拌羽周りである。特に、一定時間同じ方向に回転させた際、コーキング剤が単調な流れの跡を形成し、液面上に発生する溝状の空間が次第に大きくなり気泡が入りやすくなる。この点を考慮すると、一般的に使用されている断面が円形もしくは楕円形等の支柱と、L字状の攪拌羽を有する攪拌パドルは、気泡の混入を防止するのに適当な形状であるとは言い難い。
また、攪拌の効率を考慮しても、L字状の攪拌羽は適切な形状とは必ずしも言い難い。
本考案では、かかる実情に鑑みコーキング剤の攪拌に使用する攪拌パドルにおいて、コーキング剤に混入する気泡を抑え、効率の良い攪拌が可能な攪拌パドルを提供することを目的とする。
本考案は、基端において攪拌機本体に固定される支持部材と、前記支持部材の先端と結合し、コーキング剤を満たした容器の中心に垂下される支柱と、前記支柱の下端から前記容器の直径方向に延出する一対の薄板の攪拌羽とを備え、前記容器を回転させることで攪拌する攪拌機の攪拌パドルであって、前記一対の攪拌羽の一方は略三角状で、前記支柱の下端から上り斜辺が形成され、他方は略L字状で、該略L字状の縦辺部の上端に前記支柱の下端に向かって下り斜辺が形成され、かつ前記略三角状の攪拌羽の容器側端部の高さよりも高く構成することを特徴とする。
また、攪拌羽の高さをコーキング剤の液面下に埋没するように構成することを特徴とする。
また、本考案は、基端において攪拌機本体に固定される支持部材と、前記支持部材の先端と結合し、コーキング剤を満たした容器の中心に垂下される支柱と、前記支柱の下端から前記容器の直径方向に延出する一対の薄板の攪拌羽とを備え、前記容器を回転させることで攪拌する攪拌機の攪拌パドルであって、前記一対の攪拌羽の一方は略L字状を成し、そのL字状の縦辺部の上端に前記支柱の下端部に向かって下り斜辺が形成され、かつ該略L字状の縦辺部と前記支柱との間に前記支柱に向かって上り斜辺を成す略三角状部を設け、前記三角状部と前記支柱との結合部が前記略L字状の縦辺部の上端よりも低い位置で結合するように構成され、他方の攪拌羽を短冊状とすることを特徴とする。
支柱の下端から延出する一対の攪拌羽の一方の攪拌羽を略三角状で前記支柱の下端から斜め上方に緩やかな斜辺を形成することで、攪拌時、コーキング剤を前記支柱に向かって斜め上方に押し上げ、効率の良い攪拌が可能となり、また、攪拌羽がコーキング剤液面下に埋没されているため液面上での溝状の空間の発生を抑えることができる。
また、他方の攪拌羽を略L字状で、その縦辺部の上端において、前記支柱の下端方向に斜めの斜辺を形成することで、前記支柱と略L字状攪拌羽との間にスペースができ、略三角状攪拌羽の効果により押し上げられたコーキング剤が流動しやすくなる。また、略三角状の攪拌羽によりコーキング剤が押し上げられることによって、相対的に下方に向かうようにコーキング剤が流動するが、略L字状の攪拌羽の縦辺部の上端に斜辺を形成することで、液面の上部付近のコーキング剤を支柱方向に流動させるように作用するため、一層、攪拌の効率を高める。
以下、図面に基づき本考案の好適な実施の形態を説明する。図1は本考案の実施の形態に係る攪拌パドル10の正面図を示す。図2は攪拌パドル10をコーキング剤を満たした容器に装入した様子を示している。なお、図4との共通部分に関しては同符号にて説明する。攪拌パドル10は、基端が攪拌機本体に支持され、丸パイプ等からなる支持部材101と、その先端において、矩形断面を有する支柱102と嵌合され連結される。支柱102の下端において左右に延出する薄板から成る攪拌羽103、104が分岐され一体的に形成される。また、支柱102を矩形断面とすることで、コーキング剤は各辺の稜線方向に流動しようとするため、攪拌中、円形断面等の支柱に比べ単調な流れを形成することなく、支柱102周りの溝状の空間の発生を抑え気泡の混入を防ぐことができる。
一方の攪拌羽103は略三角状の薄板で支柱102の下端から斜め上方に緩やかな斜辺103aを持ち、高さはコーキング剤液面よりも低く形成する。斜面103aを形成することで、コーキング剤を支柱102に向かって斜め上方に押し上げて(図2、矢印a)、効率の良い攪拌が可能となり、攪拌羽103がコーキング剤液面下に埋没されているため液面上での溝状の空間の発生を抑えることができる。
また、他方の攪拌羽104は略L字状の薄板で、その縦辺部の上端において、支柱102の下端方向に斜めの斜辺104aを持ち、高さはコーキング剤液面よりも低く、攪拌羽103の高さよりも高く形成する。攪拌羽104を略L字状としたことで、支柱102と攪拌羽104との間にスペースができ、攪拌羽103の効果により押し上げられたコーキング剤が流動しやすくなる。また、攪拌羽103によりコーキング剤が押し上げられることによって、相対的に下方に向かうようにコーキング剤が流動する(図2、矢印b)が、攪拌羽104の縦辺部の上端に斜面104aを形成することで、液面の上部付近のコーキング剤を支柱102方向に流動させるため、一層、攪拌の効率を高める。
また、攪拌羽103の端部が液面付近に設置された場合、斜面104aによって端部が鋭角になることにより、前述の流れの跡による液面の溝の発生を抑えることができる。
また、攪拌羽103、104の周縁にはゴム105が固着され、容器内縁部との接触の緩衝部材の役割をする。攪拌羽103、104に対するゴム105の固着方法はネジで螺合し、固定する。なお、ゴム105を攪拌羽103,104に固着した状態において、攪拌羽103、104の幅は、容器内周面近傍まで延出するように構成することが好適である。このように容器内周面との隙間を小さく抑えることで、内周面近傍に停滞しがちであるコーキング剤を隈なく攪拌することができる。
また、昨今、この種のコーキング剤を攪拌する際、廃棄処理の問題より、容器にフィルム制の袋を張り、余ったコーキング剤を袋ごと廃棄し、容器を再利用することが主流となっているが、攪拌羽103,104の周縁にゴム105を固着することでフィルムの破損を防ぐこともできる。
ここで、図3において、第2の実施の形態に係る攪拌パドル20の正面図を示す。なお、図1における実施の形態との共通部分に関しては同符号にて説明する。攪拌パドル20は、基端が攪拌機本体に支持され、丸パイプ等からなり、支持部材101と、その先端において、矩形断面を有する支柱102と嵌合され連結される。支柱102の下端において、左右に延出する薄板から成る攪拌羽201と攪拌羽202が分岐され一体的に形成される。
一方の攪拌羽201は、支柱102の下端より延出し、短冊状に形成される。他方の攪拌羽202は、L字状部203と、支柱102とL字状部203の縦辺部との間にできたスペースに設けられた三角状部204とから構成される。なお、L字状部203の縦辺部の上端は、支柱102の下端に向かって斜めの斜辺203aが形成され、また容器に満たされるコーキング剤の液面より低く構成される。また、三角状部204はL字状部203から支柱102に向かって斜め上方に緩やかな斜辺204aが形成され、その支柱102との連結部位はL字状部の縦辺部の上端よりも低く構成される。
このような形状とすることで、図1における攪拌パドル10と同様に、三角状部202によるコーキング剤の押し上げとL字状部203による効率の良い流動が可能となる。
なお、本実施の形態において、支持部材101を丸パイプとしたが、丸パイプに限定されるものではなく、角パイプ等でもよい。また、支持部材101と四角形の支柱102とは嵌合され、固定されているが、一体的に構成されても構わない。また、支柱102の断面形状は矩形断面が好適であるが、形状が限定されるものではなく丸型や楕円型でも構わない。
また、支柱102の下端から分岐する攪拌羽103、104又は201、202の材質は金属、プラスチック等、攪拌時において、剛性不足により変形や破損が起こらないものであれば材質は限定されるものではない。
なお、コーキング剤を使用する量は、適宜変動し、本実施の形態のように常に液面より下に攪拌羽を構成できない場合であっても、少なくともいずれか一方の攪拌羽を比較的低く形成させ、コーキング剤液面下に埋没させれば、溝状の空間の発生による気泡の混入を防ぎ、効率の良い攪拌が可能となる。
本考案の実施の形態に係る攪拌パドルの正面図である。 本考案の実施の形態に係る攪拌機の攪拌の様子を示す図である。 本考案の実施の形態に係る攪拌パドルの正面図である。 従来の攪拌機の攪拌の様子を示す図である。
符号の説明
10 攪拌パドル
20 攪拌パドル
101 支持部材
102 支柱
103 攪拌羽
103a 斜辺
104 攪拌羽
104a 斜辺
105 ゴム

Claims (5)

  1. 基端において攪拌機本体に固定される支持部材と、前記支持部材の先端と結合し、コーキング剤を満たした容器の中心に垂下される支柱と、前記支柱の下端から前記容器の直径方向に延出する一対の薄板の攪拌羽とを備え、前記容器を回転させることで攪拌する攪拌機の攪拌パドルであって、
    前記一対の攪拌羽の一方は略三角状で、前記支柱の下端から上り斜辺が形成され、他方は略L字状で、該略L字状の縦辺部の上端に前記支柱の下端に向かって下り斜辺が形成され、かつ前記略三角状の攪拌羽の容器側端部の高さよりも高く構成することを特徴とする攪拌機の攪拌パドル。
  2. 前記一対の攪拌羽が前記容器に満たしたコーキング剤液面下に埋没するように構成することを特徴とする請求項1に記載の攪拌機の攪拌パドル。
  3. 前記一対の攪拌羽のうち、少なくとも一方は前記容器に満たしたコーキング剤液面下に埋没するように構成することを特徴とする請求項1に記載の攪拌機の攪拌パドル。
  4. 基端において攪拌機本体に固定される支持部材と、前記支持部材の先端と結合し、コーキング剤を満たした容器の中心に垂下される支柱と、前記支柱の下端から前記容器の直径方向に延出する一対の薄板の攪拌羽とを備え、前記容器を回転させることで攪拌する攪拌機の攪拌パドルであって、
    前記一対の攪拌羽の一方は略L字状を成し、そのL字状の縦辺部の上端に前記支柱の下端部に向かって下り斜辺が形成され、かつ該略L字状の縦辺部と前記支柱との間に前記支柱に向かって上り斜辺を成す略三角状部を設け、前記三角状部と前記支柱との結合部が前記略L字状の縦辺部の上端よりも低い位置で結合するように構成され、他方の攪拌羽を短冊状とすることを特徴とする攪拌機の攪拌パドル。
  5. 前記支柱が矩形断面を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の攪拌機の攪拌パドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033660A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 佐竹化学機械工業株式会社 撹拌用回転容器

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