JP3231362U - 建築素材用ミキサー - Google Patents

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JP3231362U JP2021000131U JP2021000131U JP3231362U JP 3231362 U JP3231362 U JP 3231362U JP 2021000131 U JP2021000131 U JP 2021000131U JP 2021000131 U JP2021000131 U JP 2021000131U JP 3231362 U JP3231362 U JP 3231362U
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成幸 山口
成幸 山口
義高 西岡
義高 西岡
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Abstract

【課題】セメント系材料と水との攪拌材料を撹拌してセメントミルクを製造するセメントミルク用ミキサー等の建築素材用ミキサーにおいて、撹拌効率の向上と攪拌材料の撹拌槽外への飛び跳ねの抑制との両立を図る。【解決手段】攪拌槽12の内壁に沿ってプレート状のバッフル11が配置される。バッフル11は下部プレート21と、その上に配置された上部プレート31とを備える。上部プレート31は、下部プレート21により生じる攪拌材料の飛び跳ねを抑制するように、攪拌槽12の水平面に対する傾斜が下部プレート21の傾斜よりも緩やかである。【選択図】図1

Description

本考案は、建築素材用ミキサーに関するものである。
従来、固定された筒状の攪拌槽と、前記攪拌槽内で回転する攪拌体とを備え、セメント系材料と水との攪拌材料を撹拌してセメントミルクを製造するセメントミルク用ミキサーが建築現場などで用いられている。
また特許文献1や2に示すように、攪拌槽の内壁に沿ってプレート状のバッフル(邪魔板)を配置することによって、撹拌効率を高める提案もなされている。
ところがバッフルによって撹拌効率を高めようとすると、攪拌材料の液面が波立ったり飛び跳ねたりして、撹拌槽の上端から外部へこぼれてしまう恐れが高くなってしまう。
特許第4148917号公報 特開2019−111535号公報
本考案は、固定された筒状の攪拌槽と、前記攪拌槽内で回転する攪拌体とを備え、セメント系材料と水との攪拌材料を撹拌してセメントミルクを製造するセメントミルク用ミキサー等の建築素材用ミキサーにおいて、撹拌効率の向上と攪拌材料の撹拌槽外への飛び跳ねの抑制との両立を課題とする。
本考案は、攪拌材料を撹拌して建築素材を製造する建築素材用ミキサー、特に、セメント系材料と水との攪拌材料を撹拌してセメントミルクを製造するセメントミルク用ミキサーを提供する。本ミキサーは、攪拌槽の内壁に沿ってプレート状のバッフルが配置されている。前記バッフルは下部プレートと、前記下部プレートの上に配置された上部プレートとを備える。前記上部プレートは、前記下部プレートにより生じる攪拌材料の飛び跳ねを抑制するように、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜が前記下部プレートの傾斜よりも緩やかであることを特徴とする。
本ミキサーにあっては、回転する撹拌材料は、前記下部プレートの上に配置された前記上部プレート(望ましくは撹拌液面よりも高い位置にその一部が配置される)によって、下向きの力を得ることができる。その結果、前記下部プレートによる撹拌効率を高めることができるとともに、前記下部プレートの存在によって招来されることがある攪拌材料の飛び跳ねを前記上部プレートによって抑制することができる。
本考案の実施に際しては、前記上部プレートと前記下部プレートとの間の少なくとも縦間隔が5〜40mmであることが好ましい。
これによって、前記上部プレートと前記下部プレートとの間に攪拌材料が澱んだり滞留したりすること抑制し、攪拌材料の前記バッフルへの付着を低減させ可能な限り少なくすることができる。
また、下部プレートは、複数の支持部によって前記内壁に固定されており、複数の前記支持部間に空間を備えたものとして実施することができる。これによって、バッフルと前記内壁との間にセメントが付着してしまうことを抑制し、更にケレン作業を容易にすることができる。
前記下部プレートは、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜角度が60〜80度であり、前記攪拌槽の半径方向の幅が50〜100mmであり、
前記上部プレートは、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜角度が10〜30度であり、前記攪拌槽の半径方向の幅が50〜100mmであり、
前記攪拌槽の高さ方向において、前記下部プレートは、その少なくとも一部が、前記撹拌体と重複する位置に配置されたものとして実施することができる。
これによって、前記撹拌体の回転で勢いをつけられた攪拌材料は、上部プレートによって、下方への力が与えられた状態で下部プレートに当たり、若干下方へ勢い付けられることにより、前記攪拌材料が前記撹拌体と供回りしてしまうことを抑制することができると共に、効率的に乱流を発生させ、撹拌作用を向上させることができる。またこの乱流により前記攪拌材料の液面が膨れ上がったり、飛び跳ねたりした場合でも、上部プレートで前記撹拌槽外への飛び跳ねを抑制することができる。
なお、本考案は、セメントミルク用ミキサーのみならず、撹拌材料に骨材を含むコンクリート用ミキサーとして実施することもできるし、撹拌材料として固化材を含まない建築素材を撹拌するミキサーとして実施することもできる。
本考案は、撹拌効率の向上を図ることができると共に攪拌材料の撹拌槽外への飛び跳ねを抑制することができるセメントミルク用ミキサーを提供することができたものである。
本考案の実施の形態に係るセメントミルク用ミキサーの撹拌槽の平面図。 同セメントミルク用ミキサーの撹拌槽の中心から見た要部説明図。 同セメントミルク用ミキサーの撹拌槽の要部平面図。 同セメントミルク用ミキサーの正面図。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
(セメントミルク用ミキサーの全体構成)
この実施の形態に係るセメントミルク用ミキサーは、図1、図4に示すように有底円筒状の攪拌槽12と、攪拌槽12内で回転する攪拌体としての攪拌羽根13を備える。攪拌羽根13は、攪拌槽12の底部15に設けられた回転軸16に取り付けられ、底部15の槽外に設けられた電動機などの回転動力源によって回転する。この回転軸16の伸びる方向は有底円筒状の攪拌槽12の中心軸の伸びる方向とほぼ等しく、攪拌羽根13は攪拌槽12の内壁14に沿って周回する。
内壁14には、プレート状のバッフル11が複数箇所に設けられている。
(バッフルについて)
それぞれのバッフル11は、図1〜図3に示すように、下部プレート21とその上に設けられた上部プレート31とを備える。
下部プレート21と上部プレート31とは、ともに細長いプレート状をなしており、攪拌羽根13との干渉を避けた状態で内壁14に沿って配置されている。
具体的には、下部プレート21の幅LW(攪拌槽12の半径方向の幅)と上部プレート31の幅UW(攪拌槽12の半径方向の幅)とは共に50〜100mmとされている。なお、これらの幅は、均一であっても構わないが、途中で変化するものであっても構わない。
また、下部プレート21の長手方向の長さLLは、200〜500mmとされており、上部プレート31の長手方向の長さULは、200〜500mmとされている。
ただし上記のそれぞれの数値は、本考案の作用効果を発揮することができることを条件に、攪拌槽12の半径や高さなどの大きさや攪拌羽根13の回転速さに応じて変更して実施することができる。
水平面に対する前方への傾斜は、上部プレート31の方が下部プレート21よりも緩やかである。ここで水平面は、回転軸16に対して直交する面を言う。また前方とは、攪拌羽根13の回転進行方向(各図の矢印方向)を言う。
具体的には、下部プレート21は水平面Hに対する傾斜角Lαが60〜80度であり、上部プレート31は水平面Hに対する傾斜角Uαが10〜30度である。なお、図では、下部プレート21と上部プレート31は略直線状に描かれているが、傾斜の角度が途中で変わるもの(言い換えれば途中で屈曲したり湾曲したりしているもの)であっても構わない。
(下部プレート21と上部プレート31の位置)
攪拌羽根13の回転進行方向において、上部プレート31は下部プレート21の手前に配置されている。また攪拌槽12の高さ方向においては、下部プレート21は、その少なくとも下部が、攪拌羽根13と重複する位置に配置されており、上部プレート31は、その少なくとも上端部が、攪拌材料の標準的な静止状態の液面Sよりも高い位置にある。これによって、回転する攪拌羽根13で勢いをつけられた攪拌材料が、手前に配置された上部プレート31によって、下方への力が与えられる。この攪拌材料が下部プレート21に当たることにより攪拌材料の供回りが抑制されると共に攪拌材料に乱流が発生し、撹拌作用が向上する。
この攪拌羽根13と下部プレート21との撹拌作用によって、攪拌材料の一部は下部プレート21より上に乗り越えるが、乗り越えた攪拌材料が当たる位置に、次の上部プレート31を配置することによって、上部プレート31の下面により下向きの力が与えられて、攪拌材料の飛び跳ねや必要以上の液面Sの盛り上がりが抑制される。これにより攪拌材料が攪拌槽12の外へ飛び跳ねてしまうことが抑制される。
また、下部プレート21と上部プレート31とは略くの字状に配置されているが、両者の間に間隔をあけることによって、攪拌材料の澱み、滞留が当該部分に生ずることを抑制することができる。
具体的には、上部プレート31の下端と下部プレート21の上端との間の間隔Iは、5〜40mmが適当である。より詳しくは、上部プレート31の下端を基準として下部プレート21の上端との間の縦間隔IV(内壁14の軸方向への間隔)は、5〜40mmが適当である。横間隔IH(内壁14の周方向における攪拌羽根13の回転進行方向への間隔)については、0〜40mmが適当であるが、負の値(即ち、内壁14の周方向では下部プレート21と上部プレート31とがオーバーラップしている状態)であっても構わない。
勿論、これらの数値は、一例にすぎず、本考案の作用効果が発揮される範囲で適宜変更して実施することができる。
(下部プレート21と上部プレート31の固定)
下部プレート21と上部プレート31は、内壁14に溶接などによって直接固定して実施することができるが、特に下部プレート21はバー材や板材などの細幅の支持部22によって固定することも好ましい。このように支持部22を介して固定することによって、内壁14との間に空間23を設けることができる。
また下部プレート21の内壁14に接する箇所を一部切り取ってコの字構造として、内壁14との間に空間23を設けることもできる。
このように空間23を設けることによって下部プレート21と内壁14との間のセメントの付着を最小限にし、更にケレン作業が容易になる。
なお、図4では、2つの撹拌槽12を備えたものを示したが、1つであっても構わないし、それ以上であってもかまわない。
以上の実施の形態に示したものの他、本考案は、実用新案登録請求の範囲に示された考案の範囲内で適宜変更して実施することができる。
11 バッフル
12 攪拌槽
13 攪拌羽根
14 内壁
15 底部
16 回転軸
21 下部プレート
Lα (下部プレートの)傾斜角
LW (下部プレートの)幅
LL (下部プレートの)長さ
22 支持部
23 空間
31 上部プレート
Uα (上部プレートの)傾斜角
UW (上部プレートの)幅
UL (上部プレートの)長さ
I (両プレート同士の)間隔
IH (両プレート同士の)横間隔
IV (両プレート同士の)縦間隔

Claims (4)

  1. 固定された筒状の攪拌槽と、前記攪拌槽内で回転する攪拌体とを備え、攪拌材料を撹拌して建築素材を製造する建築素材用ミキサーにおいて、
    前記攪拌槽の内壁に沿ってプレート状のバッフルが配置され、
    前記バッフルは下部プレートと、前記下部プレートの上に配置された上部プレートとを備え、
    前記上部プレートは、前記下部プレートにより生じる攪拌材料の飛び跳ねを抑制するように、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜が前記下部プレートの傾斜よりも緩やかであることを特徴とするセメントミルク用ミキサー。
  2. 建築素材用ミキサーは、セメント系材料と水との攪拌材料を撹拌してセメントミルクを製造するセメントミルク用ミキサーであり、
    前記上部プレートと前記下部プレートとの間の少なくとも縦間隔が5〜40mmであることを特徴とする請求項1記載の建築素材用ミキサー。
  3. 前記下部プレートは、複数の支持部によって前記内壁に固定されており、
    複数の前記支持部間に空間を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の建築素材用ミキサー。
  4. 前記下部プレートは、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜角度が60〜80度であり、前記攪拌槽の半径方向の幅が50〜100mmであり、
    前記上部プレートは、前記攪拌槽の水平面に対する傾斜角度が10〜30度であり、前記攪拌槽の半径方向の幅が50〜100mmであり、
    前記攪拌槽の高さ方向において、前記下部プレートは、その少なくとも一部が、前記撹拌体と重複する位置に配置されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の建築素材用ミキサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116160557A (zh) * 2023-04-26 2023-05-26 淄博鲁中水泥有限公司 水泥混合装置

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