JP3614759B2 - 容器中の塗料等の攪拌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器に収納した塗料等を攪拌するための攪拌装置、特に模型などの趣味の工作に用いる小型のビンや缶などの容器に収納した塗料等を、容器内部で攪拌することができる攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工学的な単位操作として知られている混合には攪拌装置が使用され、この攪拌装置は用途によって異なるが、回転軸の周囲に攪拌羽根を取り付けた装置が一般に用いられている。
【0003】
たとえば、業務用塗料缶の中の塗料の攪拌や現場施工におけるコンクリート材料の捏ね混ぜのためには、比較的長尺の回転軸の先端軸周に羽根型又は円盤型の攪拌羽根を取り付けたハンディタイプのミキサーが用いられている。
【0004】
このミキサーは、塗料やコンクリート材料などの流動性の内容物を入れた缶の開口部から回転軸を差し入れて、先端の攪拌羽根を内容物に浸しながらモーターを駆動して、作業者が立ったまゝで内容物を攪拌するもので、回転軸の回転で攪拌羽根が周囲の内容物に横の回転を生じさせ、これによって内容物に縦方向の対流を起して、多量の内容物を迅速かつ効率よく攪拌することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この攪拌羽根付きの攪拌装置は、一方において回転する攪拌羽根の勢いで内容物が周囲に飛び散るおそれが多分にあり、また、回転によって攪拌羽根から空気を取り込んで気泡を含んだ内溶液となり易く、気泡の含有を好まない塗料などの攪拌には必ずしも好適なものということができない。
【0006】
また、回転する攪拌羽根が容器の内壁に接触して容器に傷が付き易く、これに伴って攪拌羽根自体も損傷するという問題がある。
さらに、羽根の形状や構造によっては容器の角部に停滞している内容物までを充分に攪拌することができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、従来の攪拌羽根付き攪拌装置の持つ上述の課題を解決して、塗料等の攪拌装置、特に模型など趣味の工作のための小型ビンや缶などの容器に収納した塗料等の内容物を、容器内部において空気を巻き込まないでまんべんなく攪拌することができる攪拌装置を提供せんとするものである。
【0008】
この目的の達成のために本発明の請求項1は、先端を球状とした所定長さの軸部材の軸周に軸長方向に沿って螺旋状の条溝を刻設してなるミキシングビットと、該ミキシングビットの基端部を回転軸に接続してミキシングビットを回転させるモーターとからなることを特徴とする容器中の塗料等の攪拌装置である。
【0009】
また、請求項2は、前記モーターを攪拌装置を構成する本体ケースに収納して本体ケースの一端より前記ミキシングビットを突出させ、該モーターを電池または充電式電源によって駆動するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の容器中の塗料等の攪拌装置である。
【0010】
さらに、請求項3は、前記ミキシングビットが、少なくとも攪拌の対象とする塗料を収納した容器の口部から内底部に到達するまでの長さを保有したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の容器中の塗料等の攪拌装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の容器中の塗料等の攪拌装置(以下、単に攪拌装置という)は、攪拌のためのモーターと、このモーターの回転軸に接続して回転によって容器中の塗料等を攪拌するためのミキシングビットとからなるものである。
【0012】
モーターは好ましくは電池(乾電池)または充電式電源を駆動源とし、これらモーターと電池とを攪拌装置を構成する本体ケース内に収納し、また、ミキシングビットはその基端部をモーターの回転軸に接続して本体ケースより突出させた形状とする。
この場合モーターの回転軸とミキシングビットとの間に接続用のシャフトを介在させ、このシャフトを介してミキシングビットにスムーズな回転を与えると共に、ミキシングビットをモーターに対して着脱可能とすることが望ましい。
【0013】
ミキシングビットは、先端を球状とした所定の長さの軸部材の軸周に螺旋状の条溝を刻設したもので、この条溝は軸部材の軸長方向に沿って形成され、その条数は1条ないし2条以上とすることができる。
また、刻設する螺旋の方向には特別な制限はなく、左右いずれの螺旋であっても構わない。
【0014】
本発明の攪拌装置におけるミキシングビットの長さは任意であるが、容器の口部からミキシングビットを差し入れて容器中の塗料等を攪拌するためには、少なくとも塗料を収納した容器の口部から内底部に至る長さであることが望ましい。
【0015】
本発明の攪拌装置が適用される塗料等とは、塗装のための水性、油性の塗料や糊剤などの接着性の液体、その他の流動性液体を指称し、特に好ましくは模型に使用するための塗料や液状接着剤がこれに該当する。
【0016】
【作用】
本発明の攪拌装置は、本体ケースと、その内部に設けられたモーター、モーターの回転のための乾電池および本体ケースの一端から外部に突設したミキシングビットで構成されており、本体ケースに設けたスイッチのオン・オフでモーターの起動・停止を行って、ミキシングビットの回転で目的とする液の攪拌作用を行うものである。
【0017】
その際、ミキシングビットの軸周に形成されている螺旋状の条溝が液に横の対流を生じさせ、また、軸周囲に生じた液の対流が空気の取り入れ量を抑えて、液に対する気泡の含有を効率よく抑制しつゝ的確な攪拌を行うことができる。
【0018】
このミキシングビットは、先端が球状部を形成しているため、容器の液を攪拌する場合に容器に傷を付けることなく攪拌することができ、さらに、ミキシングビットが加工された特殊な形状の軸部材のみで形成されているため、容器内の角隅部に沈殿している液の攪拌も確実に行うことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の攪拌装置を実施例によってさらに具体的に説明する。
図1は小型の広口ビンに収納した模型工作用塗料のために用いる本発明の攪拌装置の側面図を示し、図2は図1の攪拌装置の内部構造を示した縦断面図である。
【0020】
攪拌装置1は硬質プラスチック製の本体ケース2と、本体ケース2の内部に設けられたモーター3、このモーター3を回転させるための一対の乾電池4、4、および本体ケース2の一端から外部に突設されたミキシングビット6とからなっている。
【0021】
本体ケース2は、矩形状の一定断面の後端部から、スイッチ5を設けた上面を次第に膨出させてなだらかな山形を形成し、かつ両側面を若干外方に膨出させたのち、全体をミキシングビット6を突設した先端部に向けて緩やかに先細りさせて紡錘状としたもので、その全長は約120mm、幅は約25mm、厚みはほゞ23mmである。乾電池は単4の乾電池2本を使用するようになっている。
【0022】
一方のミキシングビット6は、長さが約70mm、太さが約5mmφの真鍮製の軸部材で形成され、先端には約3.5mmφの球状部7を形成し、図3で明かなようにこの球状部7から約30mmの長さ(a)の部分の軸部材の外周に、軸長方向に向けて1条ねじからなる螺旋状の条溝8を刻設している。
【0023】
さらに、図3に示すように、上記のミキシングビット6の基端部から約20mm長さの(b)の部分を、ほゞ2.5mmφの細い径の嵌入部9とし、モーター3の回転軸端に着脱可能に設けた真鍮製のシャフト10にこの(b)の部分を着脱可能に嵌入して、モーター3の回転でミキシングビット6を回転できるようにするもので、本体ケース2の端部から伸びるミキシングビット6の実質的な長さは約50mm弱である。
【0024】
この攪拌装置1は、本体ケース2に設けたスイッチ5のオン・オフによってモーター3の起動・停止を行い、取り付けたミキシングビット6の回転で攪拌作用を行い、たとえば、図4に示すように、模型工作のための塗料を入れた小型の塗料ビンからなる容器Aの口部から、内部に本発明の攪拌装置1のミキシングビット6を差し入れて容器A内の塗料を攪拌するものである。
この場合、ミキシングビット6の長さを容器Aの深さ以上に保持することにより、容器Aの口部から容器A内の塗料を攪拌することができる。
【0025】
この攪拌装置1は、ミキシングビット6に形成した螺旋状の条溝8によって主として塗料に横の対流を起こし、その対流は容器A内の底部に向かっており、また塗料の軸周囲の対流で攪拌するため空気の取り入れ量が抑えられて、塗料内の気泡の含有を効率よく抑制しつゝ攪拌することができる。
また、ミキシングビット6の先端が球状部7となっているため、容器Aに傷を付けることなく攪拌することができる。
【0026】
さらに、ミキシングビット6が加工された特殊な形状の軸部材のみで形成されているため、図4のように容器A内のコーナー部に沈殿している塗料の攪拌も、確実に行うことができるものである。
【0027】
【発明の効果】
本発明の攪拌装置は、本体ケースと、その内部に設けられたモーター、モーターの回転のための乾電池、および本体ケースの一端から外部に突設したミキシングビットというすこぶる簡単な構成からなるもので、本体ケースに設けたスイッチのオン・オフでモーターの起動・停止を行って、ミキシングビットの回転で目的とする液の攪拌作用を行うものである。
【0028】
その際、ミキシングビットの軸周に形成された螺旋状の条溝が液に横の対流を生じさせ、また、軸周囲に生じた液の対流が空気の取り入れ量を抑えて、液に対する気泡の含有を効率よく抑制しつゝ的確な攪拌を行うことができる。
【0029】
このミキシングビットは、先端が球状部を形成しているため、容器の液を攪拌する場合に容器に傷を付けることなく攪拌することができ、さらに、ミキシングビットが加工された特殊な形状の軸部材のみで形成されているため、容器内の角隅部に沈殿している液の攪拌も確実に行うことができる。
【0030】
本発明の攪拌装置は、その構造上気泡の含有を好まない塗料などの攪拌に特に好適なものであり、特に、模型などの趣味の工作に用いる小型のビンや缶などの容器に収納した塗料等を、容器内部に入れたまゝで攪拌するための攪拌装置として高い有用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の攪拌装置の一例を示す側面図である。
【図2】図1の攪拌装置の内部構造を示した縦断面図である。
【図3】ミキシングビットとシャフトの構造を分解して示した側面図である。
【図4】本発明の攪拌装置の使用例を示した部分断面図である。
【符号の説明】
1 攪拌装置
2 本体ケース
3 モーター
4 乾電池
5 スイッチ
6 ミキシングビット
7 球状部
8 螺旋状の条溝
9 嵌入部
10 シャフト
A 塗料容器

Claims (3)

  1. 先端を球状とした所定長さの軸部材の軸周に軸長方向に沿って螺旋状の条溝を刻設してなるミキシングビットと、該ミキシングビットの基端部を回転軸に接続してミキシングビットを回転させるモーターとからなることを特徴とする容器中の塗料等の攪拌装置。
  2. 前記モーターを、攪拌装置を構成する本体ケースに収納して本体ケースの一端より前記ミキシングビットを突出させ、該モーターを電池または充電式電源によって駆動するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の容器中の塗料等の攪拌装置。
  3. 前記ミキシングビットが、少なくとも攪拌の対象とする塗料を収納した容器の口部から内底部に到達するまでの長さを保有したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の容器中の塗料等の攪拌装置。
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