JP3116892U - 組立式架台 - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立式架台を、組立、移動等における取り扱いが簡単で、コンパクトな状態で保管できるようにする。
【解決手段】 組立式架台80が、前後左右の脚部11,12,21,22と、脚部11,12,21,22の下部間を互いに略平行に前後に結合する下部連結部13,23と、脚部11,12,21,22を各々互いに略平行に左右に結合する上部連結部31,41とから構成されるフレーム部材50,70からなり、フレーム部材50上にフレーム部材70が積み重ねられた状態で、フレーム部材70の下部連結部13,23間の距離が短くなるように脚部11,12,21,22が弾性変形した状態でフレーム部材50によりフレーム部材70が左右方向に挟持され、フレーム部材50の上部連結部31,41間の距離が長くなるように脚部11,12,21,22が弾性変形した状態でフレーム部材50によりフレーム部材70が前後方向に挟持される。
【選択図】 図2
【解決手段】 組立式架台80が、前後左右の脚部11,12,21,22と、脚部11,12,21,22の下部間を互いに略平行に前後に結合する下部連結部13,23と、脚部11,12,21,22を各々互いに略平行に左右に結合する上部連結部31,41とから構成されるフレーム部材50,70からなり、フレーム部材50上にフレーム部材70が積み重ねられた状態で、フレーム部材70の下部連結部13,23間の距離が短くなるように脚部11,12,21,22が弾性変形した状態でフレーム部材50によりフレーム部材70が左右方向に挟持され、フレーム部材50の上部連結部31,41間の距離が長くなるように脚部11,12,21,22が弾性変形した状態でフレーム部材50によりフレーム部材70が前後方向に挟持される。
【選択図】 図2
Description
本考案は、複数の脚部を有するフレーム部材からなり、このフレーム部材を複数積み重ねて組み立てられる組立式架台に関する。
一般によく使用されている組立式パイプラック(組立式架台)は、支柱とする金属やプラスチックからなるパイプ部材に複数の棚部材を組み付けることによって多段式の棚の上に所望の物品を載置可能な構造となっており、一般家庭やオフィスだけでなく、商店などの場所で商品の陳列用としても使用されている。このような組立式パイプラックは、例えば、特許文献1にも記載があるように、棚部材の四隅にスリーブを設け、このスリーブを支柱に通して支柱の任意の位置で棚部材を固定可能になっている。そして、複数の棚部材を支柱に通して固定することによって、多段式の組立式パイプラックが組み上げられる。
登録実用新案第3094754号公報
しかしながら、上記のような方式の従来の組立式パイプラックにおいては、ネジ等を使用して部材を支柱に固定するため組み立てに手間が掛かり、またそれを設置する場所を移動させる際に、段数が多くパイプラック全体の高さが高いときなど場合によっては、棚上に載置されている物品を取り除いてから組み立てられたパイプラックをネジ等の取り外しをすることによって一旦分解し、所望の位置に移動した後に再度組み立てる作業が必要であった。また、保管する場合においても、なるべく嵩張らないようにするために分解する必要があった。このように従来の場合においては、移動、保管等に煩わしい作業が必要であるため、取り扱いに不便であった。
以上のような課題に鑑みて、本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、組立、移動等における取り扱いが簡単で、コンパクトな状態で保管することが可能な組立式架台を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本考案に係る組立式架台は、略上下に延びる前後左右の脚部と、脚部の下部間を互いに略平行に前後に結合する一対の下部連結部(例えば、実施形態における左側下部連結部13および右側下部連結部23)と、脚部の上部間を互いに略平行に左右に結合する一対の上部連結部(例えば、実施形態における前上部連結部31および後上部連結部41)とから構成される弾性を有する複数のフレーム部材からなり、一方のフレーム部材(例えば、実施形態における下段フレーム部材50)の一対の上部連結部上に他方のフレーム部材(例えば、実施形態における上段フレーム部材70)の一対の下部連結部を架け渡して載置することにより複数のフレーム部材が積み重ねられる組立式架台であって、前後左右の脚部の上部に、一方のフレーム部材上に積み重ねられた他方のフレーム部材を挟持する前後左右の挟持部が形成され、一方のフレーム部材上に他方のフレーム部材が積み重ねられた状態で、他方のフレーム部材の一対の下部連結部間の距離が短くなるように他方のフレーム部材の前後左右の脚部が弾性変形した状態で一方のフレーム部材の前後左右の挟持部により他方のフレーム部材が左右方向に挟持され、一方のフレーム部材の一対の上部連結部間の距離が長くなるように一方のフレーム部材の前後左右の脚部が弾性変形した状態で一方のフレーム部材の前後左右の挟持部により他方のフレーム部材が前後方向に挟持されることにより、他方のフレーム部材が一方のフレーム部材に固定される。
また、上記構成の組立式架台において、前後の脚部の上部間の長さが前後の脚部の下部間の長さよりも長くなるように、前後左右の脚部が斜め下方に延びているのが好ましい。
さらに、上記構成の組立式架台において、フレーム部材が、一対の脚部および下部連結部が一体形成された左右一対の脚部材(例えば、実施形態における左側脚部材1および右側脚部材2)と、上部連結部および上部連結部の両端に繋がる一対の挟持部からなる前後一対の連結部材とから構成されるのが好ましい。
また、上記構成の組立式架台において、脚部材の脚部の上端が略L字状に左右に曲げられて脚部材側接合部(例えば、実施形態における左前接合部14、左後接合部15、右前接合部24および右後接合部25)が形成され、連結部材の挟持部が、上部連結部に対して略L字状に前後に曲げられフレーム部材を左右方向に挟持可能な横挟持部(例えば、実施形態における左前横挟持部32、右前横挟持部33、左後横挟持部42および右後横挟持部43)と、横挟持部に対して略L字状に左右に曲げられフレーム部材を前後方向に挟持可能な連結部材側接合部(例えば、実施形態における左前前方挟持部34、右前前方挟持部35、左後後方挟持部44および右後後方挟持部45)とから構成されるのが好ましい。
また、上記構成の組立式架台において、フレーム部材が、互いに他方の脚部材の側に延びる左右一対の脚部材の脚部材側接合部と、互いに他方の横挟持部の側に延びる前後一対の連結部材の連結部材側接合部とが接合されて形成されるのが好ましい。
さらに、上記構成の組立式架台において、横挟持部が連結部材側接合部の側から上部連結部の側に斜め下方に延びた状態で脚部材側接合部と連結部材側接合部とが接合されているのが好ましい。
また、上記構成の組立式架台において、一方の横挟持部が平面視において脚部に対して他方の横挟持部側にオフセットした状態で脚部材側接合部と連結部材側接合部とが接合されているのが好ましい。
本考案に関する組立式架台によれば、いずれも同じ形状、構造を有し、弾性変形可能な複数のフレーム部材で構成され、一方のフレーム部材の上に他方のフレーム部材を載置して積み重ねることによって多段式の組立式架台が組み立てられる。このとき、一方のフレーム部材の脚部および他方のフレーム部材の脚部が弾性変形して、一方のフレーム部材の脚部に形成された挟持部が、上に積み重なった他方のフレーム部材を、その前後および左右方向に挟持することによって、他方のフレーム部材が一方のフレーム部材に対して移動しないように固定される。このように、従来のパイプラックのようなものとは異なり、複数のフレーム部材をネジ等で固定することなく積み重ねることによって、多段の組立式架台を簡単に組み立てることができる。そして、ネジ等の取り外しをすることなく簡単に複数のフレーム部材に分解することができるため、移動、保管等で、分解する必要がある場合に、フレーム部材が嵩張らず取り扱いが便利である。
以下、本考案に係る組立式架台の実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本考案に係る組立式架台の一実施形態を示す斜視図で、この組立式架台80は、いずれも同一の形状、構造を有し、いずれも弾性変形可能な3つのフレーム部材のうち、いずれかを下段フレーム部材50、中段フレーム部材60、上段フレーム部材70とし、床面に置かれる下段フレーム部材50の上に中段フレーム部材60を載置して固定し、さらに中段フレーム部材60の上に上段フレーム部材70を載置して固定することで組み立てられるようになっている。
この組立式架台80は、例えば図1に示すように、商品としての草花等を入れたトレー90等を中段フレーム部材60や上段フレーム部材70の連結部(詳細は後述)上に載置して、店舗内や店頭における陳列用として供される。なお、図1に示す組立式架台80は、床面に置かれるフレーム部材に2つのフレーム部材を積み重ねた状態であるが、このような実施形態に限られず、床面に置かれるフレーム部材に同一の形状、構造を有する複数のフレーム部材を3個、4個、…と積み上げる(3段式、4段式、…)ように構成してもよい。
組立式架台80を構成する各フレーム部材50,60,70は、図2に示すような構造を有している。ここでは、各フレーム部材50,60,70の一例としてフレーム部材50を例に説明する。
フレーム部材50は、例えば、金属、FRPといった弾性変形可能な(脆くない)ものを材質としており、図3に示すような左側脚部材1および右側脚部材2並びに図4に示すような前上部連結部材3および後上部連結部材4からなる複数のパイプ部材が接合されて一体形成される。
フレーム部材50は左前脚部11、左後脚部12、右前脚部21および右後脚部22からなる上下に延びる前後左右の4本の脚部を有している。また、左前脚部11の下端部および左後脚部12の下端部同士は、略水平の左側下部連結部13によって前後に一体結合され、同様に、右前脚部21の下端部および右後脚部22の下端部同士は、略水平の右側下部連結部23によって前後に一体結合される。すなわち、左前脚部11および左後脚部12の下端部は略L字形に曲げられて左側下部連結部13に一体に繋がり、右前脚部21および右後脚部22の下端部は略L字形に曲げられて右側下部連結部23に一体に繋がる。
なお、左前脚部11、左後脚部12、右前脚部21および右後脚部22の高さは、いずれもいずれも430mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。また、左前脚部11右前脚部21間の長さ、および左後脚部12右後脚部22間の長さは、いずれも570mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。
図3に示すように、左側脚部材1は、左前脚部11、左後脚部12、左前脚部11左後脚部12間を連結する左側下部連結部13を有するほか、各脚部11,12の上端部がL字形に曲げられて各々右方に延びる左前接合部14および左後接合部15が形成されている。同様に、右側脚部材2は、右前脚部21、右後脚部22、右前脚部21右後脚部22間を連結する右側下部連結部23を有するほか、各脚部21,22の上端部がL字形に曲げられて各々左方に延びる右前接合部24および右後接合部25が形成されている。
なお、左側脚部材1および右側脚部材2の直径は、いずれも10mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。また、左側下部連結部13の長さおよび右側下部連結部23の長さは、いずれも305mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。さらに、左前接合部14、左後接合部15、右前接合部24および右後接合部25の長さは、いずれも109mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。
左前脚部11および左後脚部12の上端部間の長さは、左前脚部11および左後脚部12の下端部間の長さ(左側下部連結部13の長さに相当する)よりも長くなっている。すなわち、左前脚部11および左後脚部12は、下方に向うにつれて互いの距離が短くなるように斜めに延びている(図3(c)参照)。同様に、右前脚部21および右後脚部22の上端部間の長さは、右前脚部21および右後脚部22の下端部間の長さ(右側下部連結部23の長さに相当する)よりも長くなっている。すなわち、右前脚部21および右後脚部22は、下方に向うにつれて互いの距離が短くなるように斜めに延びている(図3(c)参照)。
このように、各脚部11,12,21,22が斜め下方に延びていることで、フレーム部材を他のフレーム部材に載置した場合に、他のフレーム部材の後述する挟持部により挟持され易く、フレーム部材を他のフレーム部材にしっかりと固定することが可能である。
なお、左前脚部11および左後脚部12の上端部間の長さは、330mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。同様に、右前脚部21および右後脚部22の上端部間の長さは、330mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。
図4(b)に示すように、前上部連結部材3は、左右に延びる前上部連結部31の両端部が各々L字形に曲げられて前方に延びる左前横挟持部32、右前横挟持部33と、左前横挟持部32部がさらにL字形に曲げられて右方に延びる左前前方挟持部34と、右前横挟持部33がさらにL字形に曲げられて左方に延びる右前前方挟持部35とを有している。また、図4(a)に示すように後上部連結部材4は、左右に延びる後上部連結部41の両端部が各々L字形に曲げられて後方に延びる左後横挟持部42、右後横挟持部43と、左後横挟持部42がさらにL字形に曲げられて右方に延びる左後後方挟持部44と、右後横挟持部43がさらにL字形に曲げられて左方に延びる右後後方挟持部45とを有している。
なお、前上部連結部材3および後上部連結部材4の直径は、いずれも8mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。また、前上部連結部31および後上部連結部41の長さは、いずれも545mm程度で、左前横挟持部32、右前横挟持部33、左後横挟持部42、右後横挟持部43の長さは、いずれも103mm程度であり、左前前方挟持部34、右前前方挟持部35、左後後方挟持部44、右後後方挟持部45の長さは、いずれも95mm程度であるが、必ずしもこのような寸法に限定されるわけではない。
一個のフレーム部材50は、上記のような、左側脚部材1、右側脚部材2、前上部連結部材3および後上部連結部材4は接合されてこれらが一体化したもので構成される。フレーム部材50においては、左側脚部材1の左前接合部14および前上部連結部材3の左前前方挟持部34が接合され、左側脚部材1の左後接合部15および後上部連結部材4の左後後方挟持部44が接合されている。また、右側脚部材2の右前接合部24および前上部連結部材3の右前前方挟持部35が接合され、右側脚部材2の右後接合部25および後上部連結部材4の右後後方挟持部45が接合されている。
前上部連結部材3は、その左前横挟持部32および右前横挟持部33が略水平になるように左側脚部材1および右側脚部材2に対して接合されているわけではなく、前上部連結部31が左前前方挟持部34および右前前方挟持部35に対して低くなるように、左前横挟持部32および右前横挟持部33が斜めに傾いている(図2(c)参照)。同様に、後上部連結部材4は後上部連結部41が左後後方挟持部44および右後後方挟持部45に対して低くなるように、左後横挟持部42および右後横挟持部43が斜めに傾いている(図2(c)参照)。
なお、左前脚部11および左前横挟持部32のなす角度並びに右前脚部21および右前横挟持部33のなす角度はいずれも55°程度であるが、必ずしもこの角度に限定されるわけではない。また、左後脚部12および左後横挟持部42のなす角度並びに右後脚部22および右後横挟持部43のなす角度はいずれも55°程度であるが、必ずしもこの角度に限定されるわけではない。
以上のように構成されるフレーム部材50は、左前脚部11右前脚部21間の距離および左後脚部12右後脚部22間の距離が各々短くなる方向に(左側下部連結部13および右側下部連結部23間の距離が短くなる方向に)、すなわち、図2(b)において矢印A方向に、左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を弾性変形させることが可能である。また、フレーム部材50は、前上部連結部31後上部連結部41間の距離が長くなる方向に、すなわち、図2(c)において矢印B方向に、左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を弾性変形させることが可能である。
下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70を積み重ねて1つの組立式架台80とするには、床面上に置かれた下段フレーム部材50の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を矢印B方向に弾性変形させ、上段フレーム部材70を下段フレーム部材50と同じ向きにした状態で、上段フレーム部材70の左側下部連結部13および右側下部連結部23を下段フレーム部材50の前上部連結部31および後上部連結部41の上に架け渡すようにする。
このとき、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を矢印A方向(図2(b)参照)を弾性変形させた状態で、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を、各々下段フレーム部材50の左前横挟持部32、右前横挟持部33、左後横挟持部42および右後横挟持部43の内側に当接させ、上段フレーム部材70の左側下部連結部13を下段フレーム部材50の左前横挟持部32および左後横挟持部42に当接させ、上段フレーム部材70の右側下部連結部23を下段フレーム部材50の右前横挟持部33および右後横挟持部43の内側に当接させるようにする。
また、下段フレーム部材50の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を矢印B方向(図2(c)参照)に弾性変形させた状態で、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を、各々下段フレーム部材50の左前前方挟持部34、右前前方挟持部35、左後後方挟持部44および右後後方挟持部45の内側に当接させるようにする。
下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70が載置された状態では、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22に当接する下段フレーム部材50の左前横挟持部32、右前横挟持部33、左後横挟持部42および右後横挟持部43によって、上段フレーム部材70の左前脚部11右前脚部21間および左後脚部12右後脚部22間が広がらないように上段フレーム部材70が挟持され、上段フレーム部材70が下段フレーム部材50に対し左右方向に移動しないように固定される。
また、下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70が載置された状態では、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22に当接する下段フレーム部材50の左前前方挟持部34、左後後方挟持部44、右前前方挟持部35および右後後方挟持部45によって上段フレーム部材70が前後方向に挟持され、上段フレーム部材70が下段フレーム部材50に対し前後方向に移動しないように固定される。このようにして、下段フレーム部材50の上に積み重ねされた上段フレーム部材70が下段フレーム50から落ちないように固定される。
なお、左前横挟持部32が平面視において左側脚部材1に対して右前横挟持部33の側にオフセットした状態で、左前接合部14および左前前方挟持部34が接合されている(図2(a),(b)参照)。同様に、右前横挟持部33が平面視において右側脚部材2に対して左前横挟持部32の側にオフセットした状態で、右前接合部24および右前前方挟持部35が接合されている(図2(a),(b)参照)。また、左後横挟持部42が平面視において左側脚部材1に対して右後横挟持部43の側にオフセットした状態で、左後接合部15および左後後方挟持部44が接合されている。さらに、右後横挟持部43が平面視において右側脚部材2に対して左後横挟持部42の側にオフセットした状態で、右後接合部25および右後後方挟持部45が接合されている。
このような、左前横挟持部32、右前横挟持部33、左後横挟持部42および右後横挟持部43のオフセット構造により、下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70を載置した場合に、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22の図2(b)における矢印A方向への弾性変形が保持された状態で、下段フレーム部材50が上段フレーム部材70を挟持することができるような構成になっている。オフセットの長さは、各々14mm程度であるが、必ずしもこの長さに限られるわけではない。
なお、上記のようにして下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70を載置することで組み立てられた組立式架台80は、移動、保管等により分解する必要が生じた場合であっても、簡単に下段フレーム部材50および上段フレーム部材70からなる複数の部材に分解することが可能である。すなわち、下段フレーム部材50によって上段フレーム部材70が固定されている状態から、上段フレーム部材70の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を図2(b)における矢印A方向に弾性変形させ、下段フレーム部材50の左前脚部11、右前脚部21、左後脚部12および右後脚部22を図2(c)における矢印B方向に弾性変形させて、上段フレーム部材70を下段フレーム部材50から抜き上げれば、組立式架台80を下段フレーム部材50および上段フレーム部材70からなる2つの部材に簡単に分解することができる。
これまで、下段フレーム部材50の上に上段フレーム部材70を載せた組立式架台80を例に、本考案に係る組立式架台80を説明したが、下段フレーム部材50の上に中段フレーム部材60を載せ、さらに中段フレーム部材60の上に上段フレーム部材70を載せた組立式架台80や、4個以上のフレーム部材を積層させて組み立てた多段式の組立式架台についても、その組立構成は上記の実施例と同様である。
1 左側脚部材(脚部材)
11 左前脚部
12 左後脚部
13 左側下部連結部(下部連結部)
14 左前接合部(脚部材側接合部)
15 左後接合部(脚部材側接合部)
2 右側脚部材(脚部材)
21 右前脚部
22 右後脚部
23 右側下部連結部(下部連結部)
24 右前接合部(脚部材側接合部)
25 右後接合部(脚部材側接合部)
3 前上部連結部材
31 前上部連結部(上部連結部)
32 左前横挟持部(横挟持部)
33 右前横挟持部(横挟持部)
34 左前前方挟持部(連結部材側接合部)
35 右前前方挟持部(連結部材側接合部)
4 後上部連結部材
41 後上部連結部(上部連結部)
42 左後横挟持部(横挟持部)
43 右後横挟持部(横挟持部)
44 左後後方挟持部(連結部材側接合部)
45 右後後方挟持部(連結部材側接合部)
50 下段フレーム部材(一方のフレーム部材)
60 中段フレーム部材
70 上段フレーム部材(他方のフレーム部材)
80 組立式架台
11 左前脚部
12 左後脚部
13 左側下部連結部(下部連結部)
14 左前接合部(脚部材側接合部)
15 左後接合部(脚部材側接合部)
2 右側脚部材(脚部材)
21 右前脚部
22 右後脚部
23 右側下部連結部(下部連結部)
24 右前接合部(脚部材側接合部)
25 右後接合部(脚部材側接合部)
3 前上部連結部材
31 前上部連結部(上部連結部)
32 左前横挟持部(横挟持部)
33 右前横挟持部(横挟持部)
34 左前前方挟持部(連結部材側接合部)
35 右前前方挟持部(連結部材側接合部)
4 後上部連結部材
41 後上部連結部(上部連結部)
42 左後横挟持部(横挟持部)
43 右後横挟持部(横挟持部)
44 左後後方挟持部(連結部材側接合部)
45 右後後方挟持部(連結部材側接合部)
50 下段フレーム部材(一方のフレーム部材)
60 中段フレーム部材
70 上段フレーム部材(他方のフレーム部材)
80 組立式架台
Claims (7)
- 略上下に延びる前後左右の脚部と、前記脚部の下部間を互いに略平行に前後に結合する一対の下部連結部と、前記脚部の上部間を互いに略平行に左右に結合する一対の上部連結部とから構成される弾性を有する複数のフレーム部材からなり、
一方の前記フレーム部材の前記一対の上部連結部上に他方の前記フレーム部材の前記一対の下部連結部を架け渡して載置することにより複数の前記フレーム部材が積み重ねられる組立式架台であって、
前記前後左右の脚部の上部に、前記一方のフレーム部材上に積み重ねられた前記他方のフレーム部材を挟持する前後左右の挟持部が形成され、
前記一方のフレーム部材上に前記他方のフレーム部材が積み重ねられた状態で、
前記他方のフレーム部材の前記一対の下部連結部間の距離が短くなるように前記他方のフレーム部材の前記前後左右の脚部が弾性変形した状態で前記一方のフレーム部材の前記前後左右の挟持部により前記他方のフレーム部材が左右方向に挟持され、
前記一方のフレーム部材の前記一対の上部連結部間の距離が長くなるように前記一方のフレーム部材の前記前後左右の脚部が弾性変形した状態で前記一方のフレーム部材の前記前後左右の挟持部により前記他方のフレーム部材が前後方向に挟持されることにより、
前記他方のフレーム部材が前記一方のフレーム部材に固定されることを特徴とする組立式架台。 - 前記前後の脚部の上部間の長さが前記前後の脚部の下部間の長さよりも長くなるように、前記前後左右の脚部が斜め下方に延びていることを特徴とする請求項1に記載の組立式架台。
- 前記フレーム部材が、一対の前記脚部および前記下部連結部が一体形成された左右一対の脚部材と、前記上部連結部および前記上部連結部の両端に繋がる一対の前記挟持部からなる前後一対の連結部材とから構成されることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の組立式架台。
- 前記脚部材の前記脚部の上端が略L字状に左右に曲げられて脚部材側接合部が形成され、
前記連結部材の前記挟持部が、前記上部連結部に対して略L字状に前後に曲げられ前記フレーム部材を左右方向に挟持可能な横挟持部と、前記横挟持部に対して略L字状に左右に曲げられ前記フレーム部材を前後方向に挟持可能な連結部材側接合部とから構成されることを特徴とする請求項3に記載の組立式架台。 - 前記フレーム部材が、互いに他方の脚部材の側に延びる前記左右一対の脚部材の前記脚部材側接合部と、互いに他方の前記横挟持部の側に延びる前記前後一対の連結部材の前記連結部材側接合部とが接合されて形成されることを特徴とする請求項4に記載の組立式架台。
- 前記横挟持部が前記連結部材側接合部の側から前記上部連結部の側に斜め下方に延びた状態で前記脚部材側接合部と前記連結部材側接合部とが接合されていることを特徴とする請求項5に記載の組立式架台。
- 一方の前記横挟持部が平面視において前記脚部に対して他方の前記横挟持部側にオフセットした状態で前記脚部材側接合部と前記連結部材側接合部とが接合されていることを特徴とする請求項6に記載の組立式架台。
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