JP3116814B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3116814B2
JP3116814B2 JP08089284A JP8928496A JP3116814B2 JP 3116814 B2 JP3116814 B2 JP 3116814B2 JP 08089284 A JP08089284 A JP 08089284A JP 8928496 A JP8928496 A JP 8928496A JP 3116814 B2 JP3116814 B2 JP 3116814B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、或いはレーザプリンタ等、用紙等の被記録媒体に
トナー像を形成し、そのトナー像を加熱定着して記録す
る画像形成装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真式の画像形成装置
は、特開平8−44274号公報等に開示されているよ
うに、本体ケース内の下部に配置したスキャナユニット
から発射され走査されるレーザービームにて感光体ドラ
ムの外周面に静電潜像が形成され、この静電潜像にトナ
ーカートリッジから供給された現像剤(トナー)を静電
気的に付着させて顕在化した後、感光体ドラムの転写部
を通過させた用紙等の被記録媒体の表面に前記トナー像
を転写し、次いで、加熱定着ユニットにおける加熱ロー
ラと押圧ローラとの間に前記被記録媒体を通過させてト
ナー像を被記録媒体に加熱定着して、機外に排紙する形
式のものが一般的である。
【0003】この場合、被記録媒体である用紙に含まれ
る水分(含水)が加熱定着時に蒸発し、蒸気が発生す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記蒸
発した蒸気が定着ユニットケース内に籠もると、後続す
る定着後の用紙に吸収されてその含水率が過度になった
り、定着ユニットケースの内外の温度差により、前記水
蒸気がケースの内面に結露して水滴となり、定着後の用
紙の表面に滴下して濡らしてしまう。その結果、加熱定
着後の被記録媒体である用紙に、ふやけ、そり、皺等が
生じたり、トナー像の定着効果が低下して画像品質が劣
化または悪化するという問題があった。
【0005】また、この種の画像形成装置は、本体ケー
ス内に前記感光体ドラムを含む画像形成ユニットに隣接
して定着ユニットを配置し、その上面側を本体カバーに
て覆うようにしているのが一般的であるから、定着ユニ
ット内にて発生した多量の蒸気を当該定着ユニットケー
スの外に逃がしたとしても、蒸気が本体ケースと本体カ
バーとで囲まれる空間内に漂い、画像形成ユニットの外
面、本体ケース及び本体カバー内面に水滴となって付着
したり、滴下し、各ユニット部の電気的故障の原因とな
ったり、給紙搬送される用紙(被記録媒体)を濡らし、
形成されるべき画像の品質を悪化させる原因ともなると
いう問題があった。
【0006】本発明は、前記の従来の技術的問題を解決
すべくなされたものであって、用紙等の被記録媒体にト
ナー像を加熱定着する場合に発生する蒸気により、給紙
及び排紙される被記録媒体がふやけたり、トナー像の定
着作用を阻害せず、常に一定の安定した画像品質が得ら
れるようにした画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の画像形成装置は、本体ケ
ースと、前記本体ケースの上方を覆う本体カバーと、前
記本体ケースに収容され、被記録媒体にトナー像を形成
するためのトナー像形成手段と、前記本体ケースに収容
され、被記録媒体に形成されたトナー像を加熱定着する
ための定着手段とを備えた画像形成装置において、前記
定着手段は、加熱ローラとその加熱ローラに対向配置さ
れた押圧ローラと、前記加熱ローラ及び押圧ローラを収
容すると共に、加熱定着時に発生する蒸気を逃がすため
の蒸気逃がし孔が複数穿設された定着ユニットケースと
を有し、前記定着ユニットケースから放出される被記録
媒体が前記蒸気逃がし孔より下方にて前記本体ケースか
ら機外に排出されるように構成し、前記本体カバーに
は、前記定着ユニットケースの上方を覆う位置であっ
て、定着ユニットケースに形成された蒸気逃がし孔から
装置外への蒸気流通経路が湾曲する位置に排出孔を形成
し、前記蒸気逃がし孔は、本体カバーにおける排出孔が
形成されていない部分に向かうように開口され、本体カ
バーの下面には、排出孔が形成されていない箇所にガイ
ドリブが設けられ、このガイドリブの下方には、前記定
着ユニットケースの上面側に水滴溜部が設けられている
ものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置において、前記蒸気逃がし孔と排
出孔との配置位置関係を、本体カバーの平面視におい
て、前後方向または/および左右方向にずらせたもので
ある。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記
本体カバーに対して開閉自在な排紙トレイを設け、該排
紙トレイには、該排紙トレイが本体カバー体を覆った状
態にて、前記排出孔からの蒸気を装置外に放出するため
の排気孔を穿設したものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記
本体カバーの被記録媒体搬送方向における前記定着手段
の上流側内面に吸湿部材を装着したものである。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
記本体カバーの内面には、被記録媒体の搬送方向におけ
る前記トナー像形成手段の下流であって、前記定着ユニ
ットケースにおける蒸気逃がし孔より上流に、被記録媒
体の搬送方向に対して直角方向に隔壁を突設したもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明をレーザービーム式
のプリンタに具体化した実施形態を図面に基づいて説明
する。図1は画像形成装置としてのレーザプリンタの主
要構成部品の斜視図、図2はレーザプリンタの概略側断
面図である。
【0013】レーザプリンタにおける合成樹脂製の本体
ケース1は、図1に示すように、上面から露光ユニット
としてのスキャナユニット2と画像形成用のプロセスユ
ニット3と、定着ユニット4と、給紙ユニット5とを装
着できるメインフレーム1aと、該メインフレーム1a
の四周(前後及び左右両側)外面を覆うメインカバー体
1bとからなり、メインフレーム1aとメインカバー体
1bとを、一体的に射出成形等により形成したものであ
る。
【0014】そして、駆動モータとギヤ列を含む駆動系
ユニット6は、メインカバー体1bの図1の左側内面と
それに近接するメインフレーム1aの左側との間の収納
凹所1d内に本体ケース1の下方から挿入して装着固定
する。さらに、前記メインフレーム1a及びメインカバ
ー体1bの上面を覆うための合成樹脂製の本体カバーと
してのトップカバー7には、前記メインフレーム1aの
右側に上向きに突出する操作パネル部1cを貫通させる
孔7aと、前記給紙ユニット5の基部を貫通させるため
の孔7bとが穿設されている。排紙トレイ8の基部は前
記トップカバー7の前端の左右両側に突設したブラケッ
ト9、9(図1で一方のみ示す)に上下回動可能に装着
されており、不使用の場合には、排紙トレイ8をトップ
カバー7の上面側に折り畳んで覆うことができる構成で
ある。
【0015】積層された状態で給紙ユニット5における
フィダー部ケース5a内にセットされた用紙Pの先端側
は、フィダー部ケース5a内の付勢ばね10a付き支持
板10にて給紙ローラ11に向かって押圧され、上記駆
動系ユニット6から動力伝達されて回転する給紙ローラ
11と分離パッド12とによって1枚ずつ分離される。
分離された用紙Pは、上下一対のレジストローラ13,
14にてプロセスユニット3に給送され、このプロセス
ユニット3で表面にトナーにより画像を形成された用紙
Pは、後に詳述する定着ユニット4の加熱ローラ15と
押圧ローラ16とにて画像が固定された後、定着ユニッ
ト4における下流側に配置された排紙ローラ17とピン
チローラ18とからなる排紙部を介して排紙トレイ8に
排出される。
【0016】本体ケース1における上面開放箱体状のメ
インフレーム1aの平面視ほぼ中央部に配置するプロセ
スユニット3の下方の部位には、スキャナユニット2の
上支持板2aが、前記メインフレーム1aの底板部の上
面側に一体的に形成したステー部にビス等にて固定され
る。そして、露光ユニットとしてのスキャナユニット2
には、合成樹脂製の上支持板2aの下面側に、レーザ発
光部、ポリゴンミラー20、レンズ21、反射鏡22等
を配置し、前記上支持板2aに感光体ドラム23の軸線
に沿って延びるように穿設された横長スキャナ孔を覆う
硝子板24を通過してプロセスユニット3における感光
体ドラム23の外周面にレーザービームを照射して露光
するように構成されている。
【0017】図2に示すように、前記プロセスユニット
3は、前記感光体ドラム23とその上面に当接した転写
ローラ25、感光体ドラム23の下方に配置したスコロ
トロン型等の帯電器26、給紙方向において感光体ドラ
ム23よりも上流側に配置した現像ローラ27及び供給
ローラ28を有する現像装置、さらにその上流側に配置
した現像剤(トナー)供給部すなわち着脱可能なトナー
カートリッジ29、また感光体ドラム23よりも下流側
に配置したクリーニングローラ30等から成っている。
感光体ドラム23の外周面は、帯電器26にて形成され
た帯電層に前記スキャナユニット2からレーザービーム
を走査することによって静電潜像が形成される。前記ト
ナーカートリッジ29内の現像剤(トナー)は、攪拌体
31にて攪拌されて放出されたのち、供給ローラ28を
介して現像ローラ27の外周面に担持され、ブレード3
2によってトナー層厚さが規制される。感光体ドラム2
3の静電潜像は、現像ローラ27から現像剤が付着する
ことによって顕像化され、転写ローラ25と感光体ドラ
ム23の間を通る用紙Pに転写される。そして、感光体
ドラム23上に残ったトナーはクリーニングローラ30
で一時的に回収された後、所定のタイミングで感光体ド
ラム23上に戻され、現像ローラ27によりプロセスユ
ニット3内に回収される。
【0018】なお、スキャナユニット2の上支持板2a
には、上向きに突出するトナーセンサ33を設け、発光
部と受光部との対からなるトナーセンサ33がプロセス
ユニット3におけるトナーカートリッジ24の下面凹所
内に臨んで、トナーカートリッジ29内のトナーの有無
を検出できるようになっている。
【0019】プロセスユニット3は、合成樹脂製のケー
ス34に組み込むことにてカートリッジ化されており、
このカートリッジ化したプロセスユニット3は、前記メ
インフレーム1aに着脱可能に装着される。
【0020】メインフレーム1aの前部位とメインカバ
ー体1bの前部位との連設部下面側には、冷却フアン3
5を収納するための収納部36と、用紙Pの通過方向と
直交する左右方向に延びる通風ダクト37とが連通して
形成される。そして、通風ダクト37の上面板部37a
を断面下向きV字状に形成し、この上面板部37aが前
記プロセスユニット3と定着ユニット4との間に位置さ
せて、定着ユニット4における加熱ローラ15から発生
する熱がプロセスユニット3側に直接伝達しないように
遮断される。また、冷却フアン35で発生した冷却風は
通風ダクト37内を通って、メインフレーム1aの一側
下面を伝い後部の電源部39(図2参照)及び前記駆動
系ユニット6の駆動モータ(図示せず)を冷却する一
方、前記上面板部37aのうちプロセスユニット3側に
開口した複数箇所のスリット孔38から吹き出し、該冷
却風は、プロセスユニット3と定着ユニット4の間を通
過して上昇し、トップカバー7に複数穿設した排気孔4
0から装置外に排出される。
【0021】次に、図1〜図3、図5〜図10を参照し
ながら、定着ユニット4の詳細な構造について説明す
る。
【0022】定着ユニット4における耐熱性合成樹脂製
のケースは、上ケース41と下ケース42とに分離さ
れ、この両ケース41,42の左右両側部位の係合爪
(図示せず)の箇所で係脱自在に合わせ装着されてい
る。
【0023】下ケース42には、用紙Pの上流側に、内
径部に細筒状のハロゲンランプ43を内装したアルミニ
ューム等の高熱伝導性の金属筒状の加熱ローラ15が合
成樹脂製のリング状軸受44,44を介して回転自在に
軸支され、下流側に排紙ローラ(上側ローラ)17及び
ピンチローラ(下側ローラ)18とからなる排紙ローラ
対がそれぞれ回転自在に軸支され、前記駆動系ユニット
6の伝動下流側の伝動歯車(図示せず)から、加熱ロー
ラ15の一側に被嵌装着した合成樹脂製の歯車45に動
力伝達され、2つの中間歯車47(図5で一方のみ示
す)を介して前記排紙ローラ17に取付けられた従動歯
車46に伝達され、加熱ローラ15と排紙ローラ17と
は同期して回転駆動される。
【0024】排紙ローラ17はその支軸部17aと一体
的に成形されたものであり、他方、複数のピンチローラ
18はコイルバネ製の軸48にて弾性的に且つ回転自在
に支持されている。また、図8に示すように、ゴム製の
各ピンチローラ18の一側を太径にしてその外周部に多
数形成された切り溝49にて、排紙される用紙Pの後端
縁を引っ掛けて跳ね出すことにより、ピンチローラ18
は排紙ローラ17とによる用紙P後端縁の挟持を解除
し、排紙を円滑にする。
【0025】上ケース41の下面側には、芯金50に軟
質の耐熱性ゴム等の弾性体層51を被覆した押圧ローラ
16の左右両端軸52,52を、それぞれ付勢バネ53
及び上ケース41の左右両側の装着孔55に対して上下
移動可能で且つ落下不能な合成樹脂製の軸受54を介し
て支持され、押圧ローラ16の円周面下側が加熱ローラ
15の円周面上側に常時押圧付勢されている(図7参
照)。
【0026】また、図7、図9及び図10に示すよう
に、下ケース42の左右ほぼ中央部位にネジ止めされた
ソケット60から延びる金属製弾性支持体61に装着さ
れたサーミスタ(温度センサ手段)62を加熱ローラ1
5の外周面に当接させており、他方、下ケース42の一
側部寄りには、電気絶縁性を有する合成樹脂製等のカバ
ー片63を設け、該カバー片63の表面を前記加熱ロー
ラ15の外周面に近接させて配置し、カバー片63の裏
面側には温度ヒューズ64を固定装着し、前記電源部3
9から温度ヒューズ64を介して前記ハロゲンランプ4
3に直列接続させる。
【0027】次に、前記定着ユニット4のケース内で加
熱定着作業時に用紙Pに含有される水分が蒸発して発生
する蒸気の処理構造について説明する。
【0028】第1の実施形態は、上ケース41のうちの
中途部を、図3、図5、図6及び図8に示すように、加
熱ローラ15と押圧ローラ16とからなる定着部と、そ
の下流側の排紙ローラ17とピンチローラ18とからな
る排紙部との間の搬送経路70の上側空間を狭めるよう
に、下向き凸状に湾曲形成する。そして、前記下向き凸
状部のうち、定着部の上側位置の押圧ローラ16の外周
面に接近させたほぼ垂直方向の壁体41aの上部寄り部
位には、前記定着部で発生する蒸気を外に逃がすための
蒸気逃がし孔71を用紙Pの幅方向に沿って複数穿設す
る。
【0029】また、前記プロセスユニット3及び定着ユ
ニット4の上方を覆う開閉自在な本体カバーとしてのト
ップカバー7にも、前記蒸気逃がし孔71から出た蒸気
をプリンタの外(機外)に排出するための排出孔72を
用紙Pの幅方向に沿って複数(多数)穿設する(図1、
図2及び図3を参照)。また、プロセスユニット3の下
流であり、前記定着部蒸気逃がし孔71の上流におい
て、用紙Pの幅方向にわたり、リブ100を下向きに突
設する。
【0030】このように構成すれば、定着ユニット4の
定着部で発生した蒸気は、上昇気流に乗って前記壁体4
1aの蒸気逃がし孔71から定着ユニット4外に直ちに
排気され、次いで排出孔72から機外に排出できるの
で、定着ユニット4のケース内に蒸気が溜まらず、且つ
上ケース41内面の結露を減少させ、定着部から搬送経
路70を通過して排紙部に至る用紙Pに余分の水分を再
吸収させたり、水滴が用紙Pの表面に落ちて濡れる等の
不都合を無くすることができるばかりか、装置内の温度
上昇の防止もすることができる。
【0031】第2の実施形態では、前記第1実施形態に
おける前記上ケース41の中途部の下向き凸状部を水滴
溜部73としたものであり、他方、トップカバー7の下
面のうち前記水滴溜部73のほぼ上方にてガイド部材と
しての左右長手のガイドリブ74,74を下向き突出す
るように設ける(図3参照)。この構成により、たとえ
蒸気がトップカバー7の下面に結露して水滴となり、当
該トップカバー7の下面に沿って流れても、ガイドリブ
74の箇所で遮られて排紙側に垂れ落ちず、水滴溜部7
3の箇所に水滴が確実に落下して溜めるように導くこと
ができる。そして、水滴溜部73の箇所は加熱ローラ1
5の上面に近く、高温であるから水滴溜部73内の水の
蒸発効果を促進させることができる。さらに、トップカ
バー7に多数穿設した排出孔72にて強度が弱化するの
を前記ガイドリブ74,74にて補強することもでき
る。
【0032】第3の実施形態としては、前記下向き凸状
部のうち上側位置の押圧ローラ16の外周面に接近させ
た壁体41aの上部寄り部位に穿設する蒸気逃がし孔7
1の開口向きを排紙方向等、トップカバー7における排
出孔72の開口方向(上向き)と異なるようにする。も
しくは、蒸気逃がし孔71から排出孔72までの蒸気の
流通経路を湾曲させるのである。この構成により、加熱
ローラ15と押圧ローラ16とで用紙Pが挟持搬送され
ながら加熱押圧されるとき発生して蒸気逃がし孔71か
ら出る蒸気が排気孔72に至までに、一旦水平方向等に
向けられる等して通過経路が長くなり、その間に蒸気温
度が低下するから、最短距離を通過して排出孔72から
排出する場合のように、高い温度の蒸気がトップカバー
7の排出孔72から勢い良く出る時に湯気または霧(mi
st) として見えるようなことがない。
【0033】第4実施形態としては、定着ユニット4の
上ケース41に多数穿設した蒸気逃がし孔71の位置
と、トップカバー7に多数穿設した排出孔72の位置と
の関係を、トップカバー7の平面視において、完全に重
ねるのではなく、左右方向(用紙Pの幅方向)及び/又
は前後方向(用紙Pの搬送方向)にずらせるのである。
その1つの実施例としては、前記左右方向に幅寸法が短
く、且つ前後方向に長いスリット状の蒸気逃がし孔71
及び排出孔72の幅方向にずらせたり、前後方向で一部
分重なるが全長にわたっては重ならないようにずらせる
のである。
【0034】他の実施例としては、スリット状の蒸気逃
がし孔71及び排出孔72の長手方向を用紙Pの幅方向
に沿わせ、蒸気逃がし孔71及び排出孔72の狭い幅方
向で食い違い状にずらせ、長手方向では一部重複する程
度にずらせるというものであり、その他の実施例として
は、スリット状の蒸気逃がし孔71及び排出孔72の長
手方向を用紙Pの幅方向に対して傾斜状に配置する場合
についても、スリットの幅方向及び/又は長手方向にず
らせることが考えられる。
【0035】このように、蒸気逃がし孔71と、排出孔
72との位置関係をずらせることにより、高い温度の蒸
気がトップカバー7の排出孔72から出る勢いを弱め、
且つ蒸気通路を長くでき、湯気または霧(mist) として
見えることを防止できるのである。
【0036】また、第5実施形態としては、図3に示す
ように、排紙トレイ8の広幅面に用紙Pの幅方向に沿っ
て長い排気孔75を開口しておく。このように構成すれ
ば、排紙トレイ8をトップカバー7の上方を覆うように
して画像形成して排紙させるときにも、排紙トレイ8と
トップカバー7との空間に蒸気が溜まることを防止でき
るのである。
【0037】第6実施形態は、プロセスユニット3のケ
ース34の上方位置、つまり給紙ユニット5よりも用紙
搬送下流側にて、トップカバー7の下面にスポンジ材等
の吸湿部材76を広い範囲にわたり、もしくは用紙Pの
幅方向に長く、且つ用紙Pの搬送方向に適宜幅寸法にわ
たって配置する。この構成によれば、トップカバー7の
下面を伝って給紙ユニット5方向に向かう蒸気をスポン
ジ材等の吸湿部材76にて捕捉でき、給紙ユニット5か
ら給紙される用紙Pの表面に水滴として落下するの防止
できるのである。
【0038】また、前記通気ダクト37からの冷却風を
プロセスユニット3と定着ユニット4との間で上昇させ
てトップカバー7の排気孔40から装置外に排出するよ
うに導くと、定着ユニットから出る蒸気をプロセスユニ
ット3方向(給紙ユニット5方向)に向かわせないよう
にするエアカーテンの機能も発揮できるのである。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
した発明の画像形成装置は、本体ケースと、前記本体ケ
ースの上方を覆う本体カバーと、前記本体ケースに収容
され、被記録媒体にトナー像を形成するためのトナー像
形成手段と、前記本体ケースに収容され、被記録媒体に
形成されたトナー像を加熱定着するための定着手段とを
備えた画像形成装置において、前記定着手段は、加熱ロ
ーラとその加熱ローラに対向配置された押圧ローラと、
前記加熱ローラ及び押圧ローラを収容すると共に、加熱
定着時に発生する蒸気を逃がすための蒸気逃がし孔が複
数穿設された定着ユニットケースとを有し、前記定着ユ
ニットケースから放出される被記録媒体が前記蒸気逃が
し孔より下方にて前記本体ケースから機外に排出される
ように構成し、前記本体カバーには、前記定着ユニット
ケースの上方を覆う位置であって、定着ユニットケース
に形成された蒸気逃がし孔から装置外への蒸気流通経路
が湾曲する位置に排出孔を形成し、前記蒸気逃がし孔
は、本体カバーにおける排出孔が形成されていない部分
に向かうように開口され、本体カバーの下面には、排出
孔が形成されていない箇所にガイドリブが設けられ、こ
のガイドリブの下方には、前記定着ユニットケースの上
面側に水滴溜部が設けられているものである。
【0040】したがって、定着ユニットケース内を通過
する途次に加熱ローラと押圧ローラとで加熱定着される
とき、用紙等の被記録媒体に含まれる水分が蒸発した蒸
気は、上昇気流に乗って前記定着ユニットケースに穿設
した複数の蒸気逃がし孔から定着ユニットケース外に直
ちに排気され、次いで、湾曲した蒸気流通経路を経由し
て本体カバーに穿設された排出孔から機外に排出できる
ので、定着ユニットケース内や、本体カバーの内面等に
蒸気が溜まらず、結露しないので、定着ユニットケース
内を通過して加熱定着された後の被記録媒体に余分の水
分を再吸収させたり、水滴が被記録媒体の表面に落ちて
濡れる等の不都合を無くし、定着後の被記録媒体の画質
の悪化も無くなるという効果を奏するのである。
【0041】そして、本体カバーに設けられた排出孔の
位置が、前記定着ユニットケースの上方を覆う位置であ
って、定着ユニットケースに形成された蒸気逃がし孔か
ら装置外への蒸気流通経路が湾曲するという位置関係と
なると共に蒸気逃がし孔は、本体カバーにおける排出孔
が形成されていない部分に向かうように開口され、本体
カバーの下面には、排出孔が形成されていない箇所にガ
イドリブが設けられ、このガイドリブの下方には、前記
定着ユニットケースの上面側に水滴溜部が設けられてい
ので、定着ユニットケース内から蒸気逃がし孔を介し
て出る蒸気が本体カバーの排気孔に至までに一旦水平方
向等に向けられる等して通過経路が長くなり、その間に
蒸気温度が低下した蒸気は、たとえ本体カバーの内面に
結露し、その水滴が本体カバー内面に沿って下方に流れ
ても、ガイドリブの箇所で堰き止められ、排紙側に垂れ
落ちず、且つこのガイドリブの最下縁から水滴溜部に滴
下して水滴溜部に溜めるように、水滴を確実に導くこと
ができる。
【0042】また、最短距離を通過して排出孔から排出
する場合のように、高い温度の蒸気が本体カバーの排出
孔から勢い良く出る時に湯気または霧(mist) として見
えるようなことがないという効果を奏するのである。
【0043】さらに、本体カバーに多数穿設した排出孔
にて強度が弱化するのを前記ガイドリブにて補強するこ
ともできる。
【0044】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置において、前記蒸気逃がし孔と排
出孔との配置位置関係を、本体カバーの平面視におい
て、前後方向または/および左右方向にずらせたもので
あり、このようにしても、定着ユニットケースの蒸気逃
がし孔から本体カバーの排気孔に至る蒸気通過経路を長
くできて、請求項1に記載の発明と同じ作用.効果を奏
することができると共に、孔の位置をずらせるという至
極簡単な構成で達成できるという効果も奏するのであ
る。
【0045】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記
本体カバーに対して開閉自在な排紙トレイを設け、該排
紙トレイには、該排紙トレイが本体カバーを覆った状態
にて、前記排出孔からの蒸気を装置外に放出するための
排気孔を穿設したものである。
【0046】このように構成すれば、排紙トレイを本体
カバーの上面に折り畳んだ状態で画像形成作業を実行し
ても、定着ユニットで加熱定着された後の被記録媒体に
余分の水分が再吸収されたり、被記録媒体の表面が濡れ
るという心配がないと共に、排紙トレイや本体ケースの
内面にも結露による水滴の付着を防止できるという効果
を奏する。
【0047】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記
本体カバーの被記録媒体搬送方向における前記定着手段
の上流側内面に吸湿部材を装着したものである。
【0048】この構成によれば、本体カバーの内面を伝
って定着手段より上流方向に流れる蒸気があったとして
も、本体カバーの内面に装着した吸湿部材により水分や
結露した水滴が吸い取られる結果、画像形成前の被記録
媒体が余分な水分を吸収することがなく、乾いた状態の
被記録媒体に良好な画像を形成することができるという
効果を奏するのである
【0049】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
記本体カバーの内面には、被記録媒体の搬送方向におけ
る前記トナー像形成手段の下流であって、前記定着ユニ
ットケースにおける蒸気逃が し孔より上流に、被記録媒
体の搬送方向に対して直角方向に隔壁を突設したもので
あるから、前記蒸気逃がし孔から放出された蒸気は、本
体カバーの内面に沿って流れるとき、前記隔壁で阻止さ
れ、該隔壁は本体カバーの排気孔から装置外へと蒸気を
導くための煙突効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの主要部品の斜視図である。
【図2】レーザプリンタの概略断面図である。
【図3】定着ユニットの要部側断面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】定着ユニットの一部切欠き平面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】図5のVII −VII 矢視断面図である。
【図8】定着ユニットケースの一部切欠き斜視図であ
る。
【図9】図5のIX−IX線矢視拡大断面図である。
【図10】図5のX−X線矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
P 用紙 1 レーザプリンタの本体ケース 2 スキャナユニット 3 プロセスユニット 4 定着ユニット 5 給紙ユニット 6 駆動系ユニット 7 トップカバー 8 排紙トレイ 15 加熱ローラ 16 押圧ローラ 17 排紙ローラ 18 ピンチローラ 23 感光体ドラム 35 冷却フアン 37 通風ダクト 38 スリット孔 40 排気孔 41 上ケース 42 下ケース 43 ハロゲンランプ 70 搬送経路 71 蒸気逃がし孔 72 排気孔 73 水滴溜部74 ガイドリブ 75 排気孔 76 吸湿部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、 前記本体ケースの上方を覆う本体カバーと、 前記本体ケースに収容され、被記録媒体にトナー像を形
    成するためのトナー像形成手段と、 前記本体ケースに収容され、被記録媒体に形成されたト
    ナー像を加熱定着するための定着手段とを備えた画像形
    成装置において、 前記定着手段は、加熱ローラとその加熱ローラに対向配
    置された押圧ローラと、前記加熱ローラ及び押圧ローラ
    を収容すると共に、加熱定着時に発生する蒸気を逃がす
    ための蒸気逃がし孔が複数穿設された定着ユニットケー
    スとを有し、前記定着ユニットケースから放出される被記録媒体が前
    記蒸気逃がし孔より下方にて前記本体ケースから機外に
    排出されるように構成し、 前記本体カバーには、前記定着ユニットケースの上方を
    覆う位置であって、定着ユニットケースに形成された蒸
    気逃がし孔から装置外への蒸気流通経路が湾曲する位置
    に排出孔を形成し、前記蒸気逃がし孔は、本体カバーに
    おける排出孔が形成されていない部分に向かうように開
    口され、本体カバーの下面には、排出孔が形成されてい
    ない箇所にガイドリブが設けられ、このガイドリブの下
    方には、前記定着ユニットケースの上面側に水滴溜部が
    設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸気逃がし孔と排出孔との配置位置
    関係を、本体カバーの平面視において、前後方向または
    /および左右方向にずらせたことを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記本体カバーに対して開閉自在な排紙
    トレイを設け、該排紙トレイには、該排紙トレイが本体
    カバー体を覆った状態にて、前記排出孔からの蒸気を装
    置外に放出するための排気孔を穿設したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記本体カバーの被記録媒体搬送方向に
    おける前記定着手段の 上流側内面に吸湿部材を装着した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記本体カバーの内面には、被記録媒体
    の搬送方向における前記トナー像形成手段の下流であっ
    て、前記定着ユニットケースにおける蒸気逃がし孔より
    上流に、被記録媒体の搬送方向に対して直角方向に隔壁
    を突設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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