JP3116767U - 綴じ込んだ書類から脱落し難いゼムクリップ - Google Patents

Abstract

【課題】ゼムクリップは、綴じた書類等から簡単に離脱してしまうため、離脱し難くなるように改良する。
【解決手段】ゼムクリップは、平坦な形状で巻加工が施されているため、綴じ込む書類等を確りと押さえ込めないため内巻きの末端部を、綴じ込んだ書類等を押さえ込む方向に少し曲げ加工を施してやる事で、綴じ込んだ書類等から離脱し難くなる。
【選択図】図２

Description

本考案は、従来より事務用によく使用しているゼムクリップに関するものである。

従来より長年使用されてきた事務用のゼムクリップは、書類等を整理してゼムクリップを以って綴じ込んでも、綴じ込んだ書類等をかたずけるために整理している時、知らない間に、ゼムクリップが書類等から脱落していて、書類等がばらばらになることをよく経験させられた。特に、綴じ込む書類等の枚数が少ない時等によく発生した。

書類等を整理して、ゼムクリップで綴じ込んだ書類等を、多人数の会議用に作成した時等によく経験する。このような綴じ込んだ書類等を、ゼムクリップの書類等からの脱落によって、書類等がばらばらになる事を、出来る限り無くす事を目的とすることにある。

従来より、多く使用されてきたゼムクリップに於いて、ゼムクリップの加工方法に問題があって、綴じ込んだ書類等から脱落し易いのであり、その原因を取り除けばいいのであるが、線材を平坦に巻き込んであるだけのため、書類等を綴じ込む圧力が乏しいために脱落し易いのである。

線材を平坦に巻き込んだゼムクリップの一部分に、書類等を綴じ込んだ時、書類等が滑り難い形状の変化を加えた加工を設けてやる事で、綴じ込んだ書類等から、ゼムクリップが脱落し難くなり、綴じ込んだ書類等の取り扱いが楽になる。

綴じ込んだ書類から、ゼムクリップが簡単に脱落させないために、線材を平坦に巻き込んだ内側末端部の、末端部から３ミリ前後の位置で、角度にして１５度前後の曲げ押し加工を施すことで、綴じ込んだ書類等を確りと押さえ込むことで、ゼムクリップの脱落は少なくなる。

ゼムクリップの内側末端部の曲げ押し加工で、曲げ押し加工の方向については、書類等を綴じた時に、書類面を確り押さえ込む方向であれば、どちらの方向から曲げ押し加工を施しても構わないが、ゼムクリップを使用する側からすれば、どちらか一方に決めて、曲げ押し加工を行った方が合理的である。

本考案を施したゼムクリップで書類等を綴じ込んだ時、ゼムクリップの曲げ押し加工部先端が、綴じ込んだ書類面を確りと押さえ込んで、簡単に書類から脱落することはない。これはゼムクリップの曲げ押し加工に依って、内側末端部先端が１５度前後の角度で、書類面を押さえ込んでいるからである。

図面を以って説明すると、図１にあるように線材を平坦に巻き込んだ、現在使用しているゼムクリップを、図２での本考案によるゼムクリップの、書類等押さえ込み部１の延長上の曲げ押し部３を設ける事で、書類等を綴じ込んだときに、書類面に書類等押さえ込み部１に、大きな押さえ圧力が加えられる。

以上の如くに加工されたゼムクリップを、図３の如くに書類等２を図２のゼムクリップで綴じ込むことで、ゼムクリップの曲げ押し部３の書類等押さえ込み部１が書類等２を強く押さえ込んで、書類等２から簡単には脱落しない。

又、綴じ込んだ書類等２から、本考案によるゼムクリップを外す場合があるが、その時は図３のゼムクリップの取り外し説明の矢印４のように、下方のアール部分を左右どちらかの方向に、回転させれば楽に外す事ができる。

現在使用中のゼムクリップの平面図と右側面図。 本考案を設けたゼムクリップの平面図と右側面図。 本考案を設けたゼムクリップの使用図の一部で平面図と右側面図。

符号の説明

１ 書類等押さえ込み部。
２ 書類等。
３ 曲げ押し部。
４ ゼムクリップの取り外し説明の矢印。

Claims (1)

1. 従来から数多く使用されてきた事務用のゼムクリップの、内巻側の末端部に綴じ込んだ書類等を、ゼムクリップの端部が押さえ込むように、末端から３ミリ前後の位置に、角度で１５度程度曲げ押し加工を施して、綴じ込んだ書類等を強く押さえ込むことで、簡単に脱落しないようにした、ゼムクリップの構造。

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