JP3116464U - ペットの歩行介助・介護用胴輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のペットの首輪、胴輪等はそれにリードを取付けて犬を繋ぎ、引き廻すためのものであり、よって、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩等の際に、ペットが歩き易いように、その身体を持上げ支持して、体重が脚にかかる負担を軽減するような、ペットの介助・介護用の首輪、胴輪等は全く提供されていない課題があった。
【解決手段】ペット1の胴体に調節自在に装着する胴輪部3と、ペット1の首に調節自在に装着する首輪部5を連結部6で連結して一連に形成し、上記胴輪部3の表面に介助・介護用バンド7を平行に固着すると共にその両端の把部8を背中側に回して備えた、ペットの介助・介護用胴輪Aであり、飼主等が介助・介護用バンド7の把部8を持ってペット1の胴体を持上げるように支持してペット1の歩行を介助・介護するように備えた、ペットの歩行介助・介護用胴輪Aによって課題を解決した。
【選択図】 図4

Description

近時、ペット、主として犬(以下単にペットと記す。)を、家族同様に扱って飼育する人が増え、そして、その飼育年数が長くなるに従って、老齢、病気等の理由で、散歩等の際に、歩行が困難なペットが極めて多くなっており、その他、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットも増えているため、それらを合わせて、その対策がペット飼育者の間で大きな課題になってきている。
本考案は、上記課題の有効な対策として、歩行困難なペットの歩行を飼主等が介助・介護するために開発提供する、ペットの歩行介助・介護用胴輪に係るものである。
従来一般的に使用されている首輪、胴輪等は、飼主等がペットに装着した首輪、胴輪等にリード(引き綱、繋ぎ綱等)を取付けて犬を繋ぎ、引き廻し、犬が勝手に歩き回るのをリードするためだけのものであって、当然、ペットの歩行を助けるためにペットの身体を持上げるようにしたり支えたりすることを目的として作成されていないため、強いてペットの身体を持上げ、或いは支えようとすれば、その首輪、胴輪等がペットの首や胴体に喰い込んで返ってペットに苦痛を与えてしまい、また、該首輪、胴輪等がペットの首や胴体等でずれ動いてしまって、全く役に立たない等の課題があった。
而して、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩等の際に、ペットが楽に歩き易いように、ペットの身体を持上げるように支持してその体重が脚にかかる負担を軽減するような、ペットの介助・介護用具は未だに全く提供されていない課題があった。
特開2002−204629号公報 特開2002−330659号公報
そこで、本考案は、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩等の際に、ペットが楽に歩き易いように、ペットの身体を持上げるように支持してその体重が脚にかかる負担を軽減する、ペットの歩行介助・介護用胴輪を提供して上記従来の課題を有効に解決せんとするものである。
即ち、本考案は、ペットの胴体に中央部内面を腹部から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした展開状態が略長方形の胴輪部と、ペットの首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部を、帯状の連結部で腹側から首の下側で連結して一連に形成し、胴輪部の下面に介助・介護用バンドを平行に固着すると共に両端の把部を背中側に回して備えた、ペットの介助・介護用胴輪であり、
飼主等が胴輪部の介助・介護用バンドの把部を持ってペットの胴体を持上げるよう支持してペットの歩行を介助・介護するように備えたものである、ペットの歩行介助・介護用胴輪によって課題を解決したものである。
本考案は、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩等の際に、飼主等が介助・介護用バンドを持ってペットの身体を持上げるように支持して、その体重が脚にかかる負担を軽減し、もって、ペットが楽に歩き易いようすることができる優れた効果がある。
胴輪部と首輪部が連結部によって一連に連結構成されているため、飼主等が介助用・介護バンドを持ってペットの胴体部分を持上げ支えるようにしたときに、ペットの首に首輪部が装着されているため胴輪部が定位置にあってずれ動くことがなく、よって、ペットを安定的に持上げ支持するなど、飼主が小さな力でペットをコントロールできる優れた特徴がある。
胴輪部、首輪部、及び介助用・介護バンドをそれぞれ調節自在に備えて、ペットの体形に優しくフィットするようにしたので、常に安定した状態に装着できて、ペットの身体的負担を軽減できる。
以下、図面により、本考案の実施例につき説明する。
図1は本考案実施例の側面図、図2は図1を展開した状態の表面図、図3は図2の内面図、図4は図1の実施例をペットに装着した状態の側面図である。
ペット1の胴体に中央部内面を腹部から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー2等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした展開状態が略長方形の胴輪部3と、ペット1の首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー4等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部5を、帯状の連結部6で腹側から首の下側で連結して一連に形成し、
上記胴輪部3の表面に介助・介護用バンド7を平行に固着すると共にその両端の把部8を背中側に回して備えた、ペットの介助・介護用胴輪Aであり、
飼主等が胴輪部3の介助・介護用バンド7の把部8を持ってペット1の胴体を持上げるよう支持してペット1の歩行を介助・介護するように備えたものである、ペットの歩行介助・介護用胴輪Aである。
介助・介護用バンド7を、例えば、図示のように、幅広な長円形ループ状のベルトで設けて、その中央部を胴輪部3の表面に平行状態に縫着すると共に両端のループ状の把部8、8を背中側に回して長さ調節自在に備えたものである。
符号9は2本のループ状の把部8、8を結束して把持するために取付けた布製のホルダーである。
本考案ペットの歩行介助・介護用胴輪は、最も一般的なペットである犬用としてに限らず、四足歩行するペットの歩行介助・介護用具として極めて広い利用可能性がある。
本考案実施例の側面図。 図1を展開した状態の表面図。 図2の内面図。 図1の実施例をペットに装着した状態の側面図。
符号の説明
A 本考案実施例
1 ペット(犬)
2 布テープファスナー(胴輪部)
3 胴輪部
4 布テープファスナー(首輪部)
5 首輪部
6 連結部
7 介助・介護用バンド
8 把部
9 ホルダー

Claims (2)

  1. ペットの胴体に中央部内面を腹部から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした展開状態が略長方形の胴輪部と、ペットの首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部を、帯状の連結部で腹側から首の下側で連結して一連に形成し、
    上記胴輪部の下面に介助・介護用バンドを平行に固着すると共にその両端の把部を背中側に回して備えた、ペットの介助・介護用胴輪であり、
    飼主等が胴輪部の介助・介護用バンドの把部を持ってペットの胴体を持上げるように支持してペットの歩行を介助・介護するように備えたものである、
    ペットの歩行介助・介護用胴輪。
  2. 介助・介護用バンドを幅広な長円形ループ状のベルトで設けて、その中央部を胴輪部の下面に平行状態に縫着すると共にその両端のループ状の把部を背中側に回して長さ調節自在に備えたものである、
    請求項1のペットの歩行介助・介護用胴輪。
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